【卓球】初めてのラケット8選を比較、おすすめはどれ?

初心者のラケット選びは難しい。入門用だからと安物には飛びつかず、上手になるまで長く使える、評判がいい人気のラケットから選びましょう!

※ 卓球ラバーについては、「初中級者向けラバー10選を比較、おすすめはどれ?」のページをご覧ください!

 おすすめのラケット8選

卓球を始めようと、初めて買う卓球のラケット。しかし、用具の知識もなければ、自分の卓球スタイルなんて分からず、どれを選んだらいいのか全く分かりません(汗)。

卓球のラケットの種類には、大きく分けて、「シェークハンド」と「ペンホルダー」の2種類があります。ペンフォルダーには、グリップ形状の違いなどにより、日本式ペンとか中国式ペンの様に、本当はさらに多くの種類があります。ここでは、もっとも多く一般的に使用されている、シェークハンドのラケットについて、卓球を始めたばかりの初心者から初級者、試合や大会にも出場するようになった中級者まで長く使える、扱いやすくて性能も高いと評判がいい人気のラケットを選んで、スペックを比較できる様に、一覧表にまとめてみました!。

シェイクハンドのラケットにも、大きく分けると、「攻撃用」と「守備用」とがあります。細かく分けると、攻撃用でも、前陣速攻タイプとか、中後陣ドライブタイプ、オールラウンドタイプなどがあり、話がややこしくなるため、ここでは話を簡単にすると、守備用とは主にカットマンが使用するタイプのラケットです。ブレード(ラケットの板の部分)の面積が広く(大きく)、重量も重めです。したがって、初心者の方でシェークハンドのラケットを選ぶ場合は、「攻撃用」を選ぶようにしましょう!。

最初に買うおすすめのラケット8選[攻撃用シェーク]比較表
商品名
(メーカーHP)
バタフライ VICTAS/TSP スティガ ニッタク
コルベル
PETR コルベル
メイス
メイス アドバンス
SK7 classic
SK7クラシック
スワット
SWAT
スワット5PW
スワット 5PW
オールラウンド
エボリューション

STIGA オールラウンド エボリューション
ラティカ
ラティカ
ラージスター
ラージスターシェーク
価格 (税込) 6,050円 6,270円 7,480円 6,050円 6,600円 7,590円 7,150円 6,600円
安値目安
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素材 木材5枚合板 木材5枚合板 木材7枚合板 木材7枚合板 木材5枚合板 木材5枚合板 木材5枚合板 5枚合板
打球感 ミドル ソフト ミドル ミッドハード ミドル ソフト ミドル ハード
スピード ミッド ミッド ミッド ミッドファースト ミッド ミッド ミッド ミッドファースト
板サイズ*1
(面積*2
158×152mm
(754m2
157×150
(739)
157×150
(739)
158×150
(744)
158×150
(744)
155×149
(725)
158×152
(754)
156×148
(725)
グリップ*3
FLサイズ
FL
100×24mm
FL
100×24
FL,ST
100×25/23
FL,ST,Slim
102×24
FL,ST
100×23
FL,ST,AN,他
100×29
FL,ST
102×24
FL
102×24
板厚*4 5.9mm 6.7 6.8 6.0 5.6 5.5 5.8 6.5
重量*5 92g 77 89 85 80 80 88 85
原産国 日本 日本 日本 中国 中国 SWEDEN 日本 中国
発売日 1995年12月 2021年3月新製品 2017年4月 2010年12月 2013年11月 (不明 ’05年頃?) 2010年3月 2013年4月

 ニッタクのラージスターシェークは、ラージボール用のラケットです。他はすべて硬式用(40mmボール用)ですが、ラージボール(44mmボール)にも使用できます。
 バタフライの「メイス」は、以前は「メイス パフォーマンス」という商品名でしたが、2021年3月に「メイス アドバンス」としてリニューアルされました。
 以前にTSPブランドで発売されていた「スワット(SWAT)シリーズ」(2020年10月生産終了)は、VICTASブランドに切り替わりデザインが一新されていますが、基本的にTSPブランドのものと同等だと思われます。発売日は旧モデルの発売年月を記しています。

※1 ブレード(板)サイズは、縦×横の長さ(mm)。

※2 面積は比較用に試算した、ブレードの縦横長さの楕円の面積(cm2)で、実際のラケット面積ではありません。ラバーの重さは、商品や厚さにより異なりますが、目安としては0.3~0.4g/cm2くらい。中間を取って0.35g/cm2とすると、ブレードの面積が20cm2変われば、表と裏のラバーで重量が約14g違うことになります。

※3 グリップの形状は、FL(フレア),ST(ストレート),AN(アナトミック)など、詳しくは次項をご覧ください。スティガのグリップの詳細は、こちらへ。サイズはFLグリップのサイズを掲載、長さ×厚さ(mm)。

※4 板厚はブレード厚(mm)。

※5 重量の数値(g)は、カタログに掲載されている基準値(平均重量)です。ラケットの重量には個体差があり、基準値に対して±3~5gは前後します。拘る人は、お店で計って買いましょう!

シェイクハンドのグリップ形状について

なお、シェークハンドのラケットにも、いろいろなタイプのグリップがあります。オーソドックスなのは、フレア(FL)か、ストレート(ST)です。他にも、アナトミック(AN)や、コニック(CO)というタイプのグリップもあります。

グリップの種類
FL
フレアは、グリップの裾が広がっていて、握りやすくフルスイングがし易いのが特徴。手のひらにフィットするので、もっとも多く使われているグリップ形状です。
ST
ストレートは、グリップの幅は直線的ですが、厚みは若干ですがグリップの裾に向かって厚くなっています。フレアに比べて握り変えが容易なので、サーブからの3球目攻撃や、台上プレーやカットがし易いのが特徴。特に手の大きな男性は、ストレート形状を好むようですが、手が小さい人向けの細いストレートグリップもあります。
AN
アナトミックは、グリップの中央部分と裾が膨らむ波形になっています。手にフィットしやすく、初心者でも握りやすいと評判です。
CO
コニックは、フレアの様に反らずに、グリップの裾に向かって直線的に広がっているグリップです。グリップを深く握るようになるため、手打ちになり難いメリットもありそうです。

 バタフライ BUTTERFLY

コルベル

木材5枚合板の代名詞。バタフライを代表する5枚合板ラケットのロングセラーモデルです。攻守のバランスに優れており、レベルを問わずあらゆる選手にお勧めできるラケットです。(メーカーHPより)

今や、張本選手の代名詞として広く一般にも知られるようになった”チキータ”技術を考案したのが、チェコ出身の Petr Korbel 選手と言われています。そのトップ選手の名を冠したラケットですが、決して難しいラケットではなく、入門用からずっと長く使える万能的なラケットとして、大人気です。木材5枚合板らしい包み込む様な打球感でコントロール性能が高く、スピンもかけやすいので初心者がドライブやスマッシュなどの技術を覚えるのに最適ですし、その安定感と扱いやすさから、中級者から上級者まで、幅広い層に支持され続けています。

メイス アドバンス

軽くて使いやすく、威力も十分。メイス選手のパフォーマンスを思わせるような独創的かつ攻撃的なオールラウンドプレーに最適な「メイス パフォーマンス」のリニューアルモデルです。軽量で適度な弾みがあるため扱いやすく、攻守のバランスが良い純木材ラケットを求める選手におすすめです。(メーカーHPより)

こちらも、デンマーク出身の世界で活躍し続けている Michael Maze 選手の名を冠したモデルです。彼は、鋭く切れたサービスに加え、前・中・後陣のどこでもプレーできるオールラウンドなプレーが持ち味です。厚めの6.7mmのブレード厚ながら、ラケット重量は77gと非常に軽く、ソフトな打感からのコントロール性能の高さと、操作性のよいハイ・パフォーマンスを両立させた、誰にでも扱いやすいラケットです。

SK7 クラシック

往年の名作、「SK7」の復刻モデルです。トップ選手の使用実績がある純木材7枚合板ラケットの王道が、新たな装いで登場。7枚合板の威力と、純木材ラケット特有の繊細な感覚を持ち合わせています。ダイナミックかつ繊細なプレーを求める選手にお勧めです。(メーカーHPより)

ラケットの性能比較

ページ移動 ラケットの特性比較(バタフライ)

バタフライのラケット性能比較図

 TSP → VICTAS

株式会社VICTASでは2021年春に、従来の「VICTASブランド」と「TSPブランド」を統合しました。TSPの代名詞とも呼ばれたスワットシリーズのラケットは、ブレードのデザインと名称表記、グリップは変更されたものの、それぞれの性能はそのままにVICTAS製品として引き継がれています。価格は旧モデルの方が断然安く売られているので、在庫があれば旧モデルがお買い得だと思いますよ!。

スワット → SWAT

木を生かすギア、木が生きる打球感! 木材の打球感を最大限に生かし、広いスイートスポットが特徴です。操作性が高く、幅広いスタイルにマッチする高性能な7枚合板ですが、7枚合板にしては軽量なのも嬉しいです。(メーカーHPより)

木材のシェークラケットとしては一般的な5枚合板より、7枚合板の方が様々な材質を組み合わせてることで設計の自由度が高まり、よく弾むラケットが作りやすいメリットがあります。しかし当然ながら、コストが掛かるので価格も高めで、重量が増えて重くなりがちです。しかしSWATは、「SWテック」素材を使用することで、リーズナブルな価格に抑えつつ、重量も5枚合板並みの軽さながら、7枚合板らしいハードな打感と弾みの良さを兼ね備えています。

★卓球★ラケット★ラバー貼り付け無料★スワット

価格:3,932円
(2021/12/12 07:25時点)
感想(1件)

※ SWテックとは、燻製加工で木材の水分含有量を減らすことで、軽量化と硬化を図る技術。木材の質感を生かしながら、重い球質を繰り出せるラケットに仕上がります。

スワット 5PW → SWAT 5PW

手のような繊細な打球感、木材から第二の手へ! 『スワット』の特徴であるボールを掴んで飛ばすような打球感を、5枚合板でさらに追求。絶妙に調整された板厚はスイートスポットを広げ、打球した瞬間のフィーリングを正確に手に伝えます。自分の意思でボールをコントロールする、オールラウドなプレーに最適。グリップを少し細めにすることにより、レディースやジュニア選手もしっかり握ることができます。(メーカーHPより)

スワットの広いスイートスポットを活かしつつ、5枚合板にすることで打感が柔らかくなり、初心者にも扱いやすく、安定感が感じられやすくなりました。グリップが細めなことに加え、ブレード厚が5.6mmと薄く、重量も80gと軽量なので、小柄な人や手の小さい人でも振りやすく、扱いやすいラケットになっています。

ラケットの性能比較

TSPのラケット性能比較一覧図

 スティガ STIGA

オールラウンド エボリューション

打球感とほど良い弾みとコントロール性能のバランスが人気のベストセラーラケット。初級者から上級者まで使える、まさにオールラウンドな万能性が人気の秘密です。(メーカーHPより)

オールラウンドとは、良く言えば万能、しかし裏を返せば、これといった特徴や強みが無いと言う人がいるかもしれません(汗)。しかし、これから卓球を始める人には、いろいろな卓球の技術を覚える上で、そこが重要だと言えるでしょう!。

また、スティガのラケットには、通常のフレア(FLA)やストレート(STR)以外にも、太いフレア(LEG)や細いフレア(MJP)、細いストレート(CJP)など、様々なタイプのグリップが用意されているので、特に手の大きい人や小さい人には有難いですね。

卓球用品の主なメーカー・ブランド

卓球を始めたばかりだと、STIGA(スティガ)なんてブランド名は聞いたことがないと、不安になるかもしれませんね(汗)。ここで、国内で流通している主な卓球用品のブランド(メーカー)名を紹介しておきましょう!。

日本国内において卓球用具のブランドで有名処と言えば、国内メーカーだと、筆頭はバタフライ(会社名は 株式会社タマス)、契約選手には水谷隼や張本智和くんなど有名な男子選手が沢山います。次点は、ニッタク日本卓球株式会社)、契約選手には石川佳純や伊藤美誠ちゃんがいます。大会等で使われている試合球(ボール)の殆どがニッタクブランド!。他にも、永遠のロングセラーラバー「マークV」を擁するヤサカ株式会社ヤサカ)や、TSP/VICTAS株式会社VICTAS)、JUIC株式会社ジュウイック)、卓球では後発組ですが卓球シューズに関してはトップシェアを誇るミズノ美津濃株式会社)などがあります。

そして海外からは、中国の紅双喜(こうそうき)、ドイツの JOOLA(ヨーラ)、スウェーデンの STIGA(スティガ)、韓国の XIOM(エクシオン)、ドイツの andro(アンドロ)などの製品が、日本にも沢山入って来ています。
中でもSTIGAは、中国ナショナルチームのご用達ブランドだそうで、契約選手には平野美宇ちゃんもいて、世界的にはとても有名なブランドなんですよ!(笑)。そして、平野美宇ちゃんが小学生から中学生時代まで使っていたラケットが、先の「オールランドエボリューション」でした。


 ニッタク Nittaku

ラティカ

攻守バランスの良い、5枚合板をベースにしたコントロール性能の高いラケット! レベルアップを目指す選手やバランスのとれた攻守を目指す選手にオススメです。「佳純ベーシック」をベースに、ブレードを少し大きくすることで、ブロックと攻撃の安定性を強化。ブレードには、「為せば成る」という言葉を添えました。(メーカーHPより)

ブレードが大きくなると、スイートスポットが広がりますし、重くなることで相手のボールに押され負けすることなくブロックしやすくなる利点があります。体格的な理由などから、コンパクトな軽さを求めるなら、「佳純ベーシック」もオススメ。ラケット自体の重さは85gと、ラティカと3gしか変わりませんが、ブレード長が2mm短いことで、ラバーの重量が軽減されます。値段は1千円ほど高くなります。

ニッタク(Nittaku)卓球ラティカ_FLNE6857

価格:4,581円
(2020/7/15 06:58時点)

ラージスターシェーク

卓球人気の高まりから、最近はシニアになってから卓球を始める人がとても多くなってきました。そこで、ラージボールから卓球を始める人向けに、リーズナブルなラージボール用のラケットを一本、紹介しておきます!。

ラージボール向けの道具は、硬式に比べて数が売れないので、総じて価格が高いです。そこでラケットに関しては、ルール上問題が無いので、硬式用のラケットをそのままラージボールで使う人も多いですが、ラージボール(44mm)は硬式球(40mm)に比べて弾まないため、スピードが物足りなく感じられる場合があります。そこで、最初からラージボールしかしない人には、値段が許すなら、ラージボール用として売られているラケットをおすすめします。その中でもニッタクのラージスターは、5千円前後で買えるので、これからラージボールを始める人には最適なラケットです!。

弾みの良い木材を使用し、ラージボール入門者に最適! ウッドエッジガード効果により、スイートエリアが広くなり、少々台にぶつけても安心です。(メーカーHPより)

ウッドエッジガードとは、サイドテープの様にブレードの外縁に丈夫な木材を被せることで、合板を衝撃から守ると同時に、スイートエリアを広げる効果もあると言われています。

ラケットの性能比較

ページ移動 ラケット性能相対表 [pdf](ニッタク)

ニッタクのラケット性能相対表

 

ここをクリック卓球ラバーについては、「初中級者向けラバー10選を比較、おすすめはどれ?」のページをご覧ください!。

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