カブの育て方

都会からリタイアして地元の田舎に戻り始めた家庭菜園、少しずつ学んだ野菜の育て方のコツをまとめてみました。

 1.カブ栽培のキモとコツ

カブとは

カブ(蕪)は、アブラナ科アブラナ属の越年草で、同属のダイコンと並び、日本の食卓には欠かせない根菜の一つです。別名は、カブラ、カブナ、カブラナ、スズナ(鈴菜、菘)、ホウサイ(豊菜)、ダイトウナ(大頭菜)、等々、数多くあります。

じゃぁ、細長いダイコンが丸くなったのがカブかと思いきや、これが全く違うそうです…(汗)。ジャガイモでも紹介しましたが、似たもの同士なのに、ジャガイモは茎(地下茎)の一部(塊茎)ですが、サツマイモは根(塊根)です。同様に、ダイコンの代表格である青首大根で言えば、地上に出た青首の部分は胚軸(正確には胚軸と茎の中間的な性質)で、地下に残る白い部分が根なんだそうです!。一方、カブの食用の丸い部分は、根ではなく発生学上は「胚軸」、つまり青首大根の”青首”の部分で、青首大根の白い部分に当たる根は、カブの先っぽに生えた細い部分なんだそうです!。カブは、ダイコンよりは、むしろ野沢菜のに近い野菜なんだとか!?。そういえば、野沢も、食べませんが、大きく赤い根(蕪)を成らせますね(笑)。

【品種】
カブの品種は非常に多いとされ、大きくは、大きさで小カブ(直径5~6cm)と大カブ(直径15cm程度)、場合によっては中カブ(直径12cm程度)、赤色などをした色カブ、そして細長い形の日野菜(=あかな)や赤根蕪などに大別されます。
大かぶでは、直径が15㎝前後にもなる「聖護院かぶ」がよく知られていますが、ここでは主に、スーパーで売られている小かぶ(コカブ)を対象とします。
育てやすいコカブでは、根こぶ病抵抗性(CR)品種の「CRゆきばな」などは、根こぶ病に強いうえに、肌ツヤもよく美味しいと評判です。また、育て方によっては、小カブ~中カブ、さらには大カブにもなる「耐病ひかり」も、家庭菜園では根強い人気があります。
【連作障害】
カブ(コカブ)は病気が発生しやすいので、2~4年はアブラナ科以外の野菜を栽培した場所が望ましいとされます。しかしアブラナ科には、キャベツや白菜、ブロッコリーやカリフラワー、小松菜やチンゲン菜など、家庭菜園で作る多くの野菜が含まれるため、実際には無理があります…(汗)。せめて、前作ではアブラナ科以外の野菜を育てた場所を選びましょう。
【病害虫】
連作により、根こぶ病やキスジノミハムシなどの発生が多くなります。また高温になり湿度が高いと、黒腐病やべと病なども発生しやすくなります。高温期の栽培は避けるとともに、酸性土壌で病気が発生しやすいので、石灰資材を多めに撒いて深めに耕すようにしましょう。
害虫で最も注意したいのは、葉に穴を開けられる「キスジノハムシ」による被害です。幼苗のうちに葉に小さな穴を沢山あけられると生育が滞り、被害がひどくなると、苗が枯れてしまうこともあります。体長は2ミリ程度と小さく、黒色で2本の黄色い筋があるのが特徴で、触るとノミの様に飛び跳ねるため、手で捕まえるのは困難です(汗)。さらに迷惑なことに、株元に卵を産み付け、ふ化した幼虫が根を食害し、カブの表面が傷だらけになってしまいます…(泣)。
基本的には、殺虫剤の撒布をおすすめしますが、カブのタネを蒔いたら、すぐに防虫ネットを掛けるのが得策です!。わざわざトンネルにしなくても、穴があいたり破れた不織布などを、「べた掛け」しただけでも効果が期待できます。株が大きくなったら、ネットを剥いでも、後は葉に多少穴を開けられたところで、株が枯れるようなことにはなりません。キスジノミハムシ駆除に効果があるのは、「アタブロン乳剤」。100ml入りなら1千円くらいで、カブやダイコンをはじめ、キャベツなどアブラナ科の野菜につくアオムシやヨトウムシ、コナガなどにも効果があるので、家庭菜園では一本あると便利な薬剤です!。

 2.種まき

【気象環境】
原産地は、アフガニスタン辺りの西アジアとされ、生育適温は15度~20度と、冷涼な気候を好みます。
【播種の適期】
高温期の栽培では病気が発生しやすいため、春まきも可能ですが、作り易いのは9月頃の秋まき栽培です。
長野辺りで春まきしようとすると、4月頃の種まきになり、収穫期の6月ともなると夏日も珍しく無くなるため、病害虫の被害も多く、あまり栽培したくありません…(汗)。春まきでは、ビニールトンネルで覆って早春まき栽培すれば、5月上旬には収穫可能になりますが、結局面倒になって、『代わりに、二十日大根(ラディッシュ)でも蒔いておくか・・・』となりがちです(笑)。暖かい地域であれば、晩秋に種を蒔いて。越年して収穫することも可能です。
種まきと収穫時期
 
【土壌・施肥】
【種まき】

 3.管理と収穫

管理

 

 

収穫

 

 


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