鶴瓶の家族に乾杯 | 大阪府泉佐野市(岡部たかしさん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和6年4月1日(月)放送 「虎に翼」岡部たかしが大阪泉佐野で青春思い出探しの旅!(前編)

旅の舞台は、大阪府 泉佐野市(いずみさのし)。大阪府の南部、関西国際空港の対岸に位置する、人口約10万人の我が国を代表する国際的玄関口のひとつとなっている都市です。一方で、特産品でもある「水なす」の生産が盛んで、「泉州タオル」の名で知られるタオルの生産も盛んです。岡部さんがなぜ泉佐野市を旅先に選んだのかは不明ですが、出身地の和歌山に近いですし、朝ドラで演じる猪爪直言は、丸亀中学から一高を経て東京帝大を卒業、台湾銀行に勤務し世界を飛び回った人物。そんな関係で、世界への玄関口である泉佐野市を訪れたとか…?。


番組の概要(前編)

連続テレビ小説「虎に翼」に出演する岡部たかしさんが、大阪府泉佐野市を旅します。高校卒業後、就職して初めて1人暮らしをしたのが泉佐野だという岡部さんは、いい思い出がないため、その記憶を払拭したいと泉佐野を旅先に選んだそうです。2人はまず、岡部さんが当時、仕事をしていた駅前へ向かいますが、あまりの変わりように、岡部さんは驚かされます。さらに、当時住んでいた会社の寮を探しますが、手がかりが見つかりません。あきれた鶴瓶さんは、岡部さんを置いて、別れることに。

放送内容(前編)

【二人旅】 待ち合わせ場所からロケがスタート

ロケが行われたのは、2024年2月6日(火)。鶴瓶さんと岡部たかしさんが待ち合わせたのは、大阪府泉佐野市にある「りんくう公園」。沖に関西国際空港が見渡せる大阪湾に面し、すぐ脇には関西空港へ渡るための関西国際空港連絡橋が通っています。二人は今回が初対面ということもあり、海辺のベンチに並んで座わり、人となりの話を聞くことに。51歳になる岡部さん、バイト生活から抜け出てようやく俳優業で食べられる様になったのは10年ほど前、未だにバイト先のタイムカードを打ち忘れたかもと気になるほどだそうです。今日の衣装は、行きつけの焼き鳥屋で知り合った常連のヤマダさんから、『そんなダッサイ服で家族に乾杯できへん』と言われ、上から下まで靴もヤマダさんに借りて着てきたんだとか…。すると後日行われたスタジオ収録でも、またヤマダさんに衣装一式を借りて着てきた岡部さんでした(笑)。

なぜ泉佐野を旅先に選んだのかと尋ねると、学校を卒業して就職し最初に一人暮らしを始めたのが泉佐野市にある日根野駅の近くだったという岡部さん、就いた仕事がどうしても肌に合わず、人生で一番苦い思い出だけが残っている泉佐野市を再び訪れ、楽しい思い出を作ることで古い記憶を消したいんだそうです(笑)。

ベンチで話していた二人を見つけ声を掛けてくれたのは、ランニング中の村生さん。御年80歳になるのに、既に10キロも走ってきたんだとか…(汗)。この辺りのことを聞こうとしますが、村生さんから『鶴瓶さんとは大阪駅で一杯呑んだことがあんねんで』と言い出され、余計な事を喋られたら大変と、『はよう行きなされ』と追い払う鶴瓶さんでした。

【二人旅】 日根野駅近くで30年前に住んでいた社員寮を探す二人

岡部さんが30年ほど前に一人暮らしを始めたのは、勤め先の奥村組土木興業の社員寮。しかし、記憶から抹殺したという当時の様子は、ほとんど思い出せないんだとか…。そんな岡部さんの話を聞いて呆れ返る鶴瓶さんですが、仕方なく会社の寮があったという日根野駅の近くへと移動することに(笑)。

日根野駅前でロケバスを降りた二人ですが、30年前とはすっかり様子が変わっていて、まったく当時の面影が残っていないと焦る岡部さん…。ただ、目線の先にイオンの看板を見つけた岡部さん、当時としては国内最大のジャスコが開店すると泉佐野は土地開発に湧いていたそうです。二人は近くに実家があるという山本さんと出会いこの辺りのことを訊ねますが、やはり当時とはすっかり変わってしまっているそうです。

イオンの近くに移動した二人は、古くからあったであろう佇まいの店を探すと、見つけたのはカラオケ喫茶「ジョウデン」。喫茶店の前で出会ったのは、ここに住んで50年になるという隣家の田中さんと、表の話声を聞いて店から出て来てくれた店主の上田さん、店を開いて44~5年になるそうです。『もしかしたら第二阪和沿い、国道26号線の所に…』と、会社の寮らしきビルを見たことがあるという上田さんの話を聞いて、『26号線から入った所やったと思います』と少し思い出した様子の岡部さんですが、『だったら全然違います、車であと10分はかかるわ』と言われてしまい、再び呆れる鶴瓶さんでした(笑)。

【大阪府泉佐野市の魅力紹介】

ここでスタジオの小野アナウンサー、多忙な岡部さんのために泉佐野市にはピッタリのものが沢山あるそうです。朝ドラの撮影でお疲れ気味の岡部さん、泉佐野市でリフレッシュして頂きましょう!。

まずは、「犬鳴山 七宝瀧寺」(いぬなきさん しっぽうりゅうじ)。飛鳥時代の開山以来、修験道の霊場として信仰されてきました。実はこのお寺、誰でも修行体験ができます!。まずは険しい山を2時間巡る山修行、その後に待ち受けるのは滝行、険しい岩場を登り水温5度の滝の流れで身を清め、雑念を全て洗い流します。滝に打たれながら願い事を唱えると願うといわれており、岡部さんのお面をつけた番組スタッフが岡部さんに代わって『「虎に翼」大ヒット祈願!』と唱えてくれました(笑)。

泉佐野市の名産品といえば、「泉州タオル」。泉佐野市は日本におけるタオル発祥の地とされ、明治20年に製造を始めて以来130年以上の歴史があります。仕上げに何度も洗うことにより生まれる吸水性の良さと心地よい肌ざわりが泉州タオルの特徴。その特徴を活かした温泉グッズやサウナグッズも人気です。

さぁ身も心もさっぱりしたら、眠くなってきましたね。良質な睡眠に欠かせないのが、やっぱり「枕」。泉佐野市には非常に珍しい枕の神社「日根神社」があります。その昔、女性たちが子宝を祈願して枕を奉納したことに由来すると云われ、今では安眠祈願の神社として知られています。スタジオの岡部さんには、実際に日根神社でご祈祷してもらった枕が番組からプレゼントされました(笑)。

【二人旅】 26号沿いで社員寮を発見!?

車で国道26号を走っていると、岡部さんがここかもと見つけたのは、「関西ホーム(株)」という看板の架かったビル。それを聞いて鶴瓶さんはやっと見つかったと喜びますが、車を降りて辺りを見回した岡部さんはどうも自信なさげ…(汗)。1階にある不動産会社の事務所を訪ねた鶴瓶さん、このビルが何年前に建ったのかと尋ねると、『30年ぐらい前』と事務所にいた加藤さん。ビルが建つ前はガソリンスタンドだったそうです。女性従業員の方から『すぐ近くにある佐野高校は古くからある学校なので、その記憶があれば…』と聞かれますが、一切記憶が無いという岡部さん、『だったらこの辺りではない』と言われてしまい遂に堪忍袋の緒が切れた鶴瓶さん、社員寮を探す岡部さんを捨ておき、ここで別れることに!(笑)。

【岡部さん】 再び国道26号を車で走ると…

一人旅になった岡部さん、『もう少し和歌山寄りだったかも』と、再び国道26号をロケ車で南下しながら社員寮を探すことに。この道を通って和歌山に帰っていたという岡部さん、『そんな向こうに行ってないと思うんだけどなぁ…』と途中で運転手さんに左に曲がってもらいますが、さらに見覚えのない土地に足を踏み入れ、『全く分からんようなってきた…』と呟きます(笑)。

【鶴瓶さん】 市中心部の住宅街で出会ったご夫婦

泉佐野を満喫したいと鶴瓶さん、市の中心部にある住宅街でロケ車を降りて歩き出します。すると声を掛けてくれたのは、野村さんの奥さん。いい雰囲気の町並みと関心する鶴瓶さんですが、元々は隣町に住んでいて台風で家が壊れたので、ここは借家住まいだそうです。

玄関先で出会ったのは、38年前に脳梗塞で倒れて半身不随で失語症というご主人。鶴瓶さんの話すことは分かるそうで、話し掛けると頷いてくれました。ちょうどそこにデイサービスの迎えが来たので、奥さんと一緒に見送る鶴瓶さん。30代から38年間も介護を続けてきた奥さんに、心底頭が下がります。

【岡部さん】 ロケ車を降りて歩いて探すも…

寮を探すのを諦めずにまだ車を走らせる岡部さんですが、さすがに番組の撮れ高が気になり出したらしく、『もう一組だけ聞き込みして…』とスタッフに相談します。もう一度国道26号を左に曲がったところでロケ車を降り、住宅街を歩き回りますが、まったく記憶を呼び起こすことが出来ない岡部さん。1キロほど歩いても見つけられない岡部さん、『さみしい画も撮ってもらおうかな…』と小さな俵屋第1児童公園にあったブランコに座ると、『多分もう無いんかもしれませんね、でもウソついてると思われたらアレなんで…』と独り呟く岡部さんでした…(笑)。

【鶴瓶さん】 たこ焼き「下方」に立ち寄ると…

一方、順調に旅を進める鶴瓶さん、住宅街で人だかりのあるたこ焼き屋「下方」を見つけ立ち寄ります。たこ焼を買っていた二人連れの女性に聞くと、人気はタコマヨ(12個入り360円)だそうです。店を切り盛りしているのは、下方(げほう)さん母娘。お母さんが40年前に開いた店で、店を手伝っているのは5人姉妹の二女の黒野さんと四女の田中さん姉妹だそうです。娘さんに、店の前の冷蔵ケースに入っている手づくりのおにぎりやパンをスタッフの分も好きなだけ取ってくださいと言われ、頂戴することにした鶴瓶さん。すると、お母さんはたこ焼を焼きながら、だいぶ昔に大阪駅近くを鶴瓶さんと奥さんと一緒に歩いたことがあると言い出します。五女と一緒だったと思い出しますが、何をしに鶴瓶さん夫妻と歩いたのかは思い出せません…(笑)。すると黒田さん、五女と連絡を取り合い、お母さんが一緒に歩いたというのは難波のモーツァルトことキダ・タローさんであったことが判明!。それを聞いて、『頭、全然ちがうやん!』と叫ぶ鶴瓶さんでした(笑)。店の前に置かれたイスに座って焼き立てのたこ焼きを頂いた鶴瓶さん、食べ終わってからお母さんを横に座らせると、ご主人との馴れ初めや暮らしぶりについて話を聞きました。

【岡部さん】 再び日野駅前に戻って聞き込みをすると…

再び日根野駅前に戻って地元の人に聞いてみようと岡部さん、駅前を歩いているとカラオケ喫茶「はるか」のママ・新藤さんが、『なんの番組ですの?、さっき鶴瓶さんにおうた!』と大きな声を掛けてくれました。隣の「セブン-イレブン 泉佐野日根野駅前店」の大工さんに、奥村組土木興業の寮を探していると相談すると、だったらはるかママの方が詳しいと呼んで尋ねてみると、お店の客で建築関係の社長をしているサカグチさんに電話して聞いてくれることに!。しかし、結局分かりませんでした…。

ところが小野アナウンサーによると、岡部さんが立ち去った15分後、はるかにやって来た常連さんが新藤ママに『そういえば昔、田んぼの中にポツンと奥村組土木興業の寮があったよ』と教えてくれたそうです。後日、番組スタッフが教えてもらった場所を訪ねると、そこに建っていたのは「住宅型有料老人ホーム マイス」。しかし古い住宅地図を見ると、確かに以前は奥村組土木興業の建物でした!。建物の外観は当時のままだそうですが、改めて建物を見た岡部さん、『まったく懐かしさは感じないですね』と…(笑)。【後編へ つづく】

前編の再放送は、4月6日(土)午前10時40分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(前編)

二人旅

大阪府泉佐野市

朝ドラの撮影でお疲れ気味の岡部さん、泉佐野市でリフレッシュして頂きましょう!。

鶴瓶さん

岡部たかしさん

 

 令和6年4月8日(月)放送 岡部たかしが大阪泉佐野市へ!商店街で出会い旅!地元グルメも!(後編)

番組の概要(後編)

「虎に翼」出演の岡部たかしさんが、大阪府泉佐野市の旅へ!。おなかがすいたと遅い昼ごはんを探す岡部さんですが、なかなか見つかりません。すると、旅の途中で出会った男性に再会、男性が営む美容室へ。髪をセットしてもらうことに。おすすめの店を紹介され、訪ねると…。一方、鶴瓶さんは、通りで声をかけられ、元気な百歳の女性がいると聞いて会いに行くことに。さらに、鶴瓶さんからハガキをもらったことがあるという男性と出会います。漁港の市場で地元グルメも!。


放送内容(後編)

【岡部さん】 お腹が減ったと昼食を食べに

スタジオで後編の見所を紹介する岡部さん、『後半はもっと人と触れ合ってですね…』と話すと鶴瓶さんに『あったりまえや』と突っ込まれ、『で、お腹減ったなってこともありまして…』と言えば、『えぇ?まだ撮り高も上がってないのに腹ごしらえ?すごいわこの男!贅沢や!』と呆れ返られます(笑)。

日根野駅近くを歩いていた岡部さんが見つけたのは、美味彩菜「十色」というお店。撮影許可を貰おうと訪ねますが、生憎と食材が全部終わってしまったと断られる不運な岡部さん…。

【鶴瓶さん】 「泉佐野クリーニングセンター」の前で呼び止められ…

泉佐野駅前の商店街へ向かって孝子越(きょうしごえ)街道を歩いていると、「泉佐野クリーニングセンター」から出てきた濱本さんの奥さんに、『会いたかった~、だーいすき、ラジオもずっと聴いてる~』と握手を求められます。2階にいた美代子さんが見つけて教えてくれたというので、『美代子さんは何してんの?』と尋ねると、『知らんけどぉ』と大阪のおばちゃんの見本的な回答が…(笑)。『鶴瓶さん来てくれたでぇ』と何度呼んでも出てこない美代子さん、しばらくして漸く奥から出てきた美代子さんに向かって『あんたお化粧してたんちゃうん?』と言うと、『そうそうそう』と(笑)。濱本さんの兄嫁という美代子さん、大喜びで鶴瓶さんにしがみつくと、『美代子さんの“み”は、美しいの「美」です』と…。一方、窓の外に歩いている人を見つけて『鶴瓶さんやで、鶴瓶さん!』と必死で手招きする濱本さん、鶴瓶さんが『知り合い?』と聞くと『知らん!』と…。まるで大阪の姉妹漫才を見せられているようです(笑)。濱本さんから百歳になる母親がいると聞いた鶴瓶さん、見ず知らずの通行人を呼び込む前に、『それを先に言いな!』と(笑)。近所の濱本さんの実家を訪ねた鶴瓶さん、百歳になるお母さんと美代子さんのご主人に会い、皆さんの暮らしぶりについて話を聞きました。

【岡部さん】 ヘアサロン「TWINCOME Index」へ

お昼が食べたいと岡部さん、イオンの前で道行く女性に声を掛けおすすめの食事処を尋ねますが、なかなかパッとは思いつきません。するとそこですれ違ったのは、旅の前半で鶴瓶さんと一緒の時に出会った美容師のお二人、向かいにあったヘアサロン「TWINCOME Index」に入って行ったので、二人を追って美容室を訪ねてみることに。応対してくれたのはオーナーの中西さん59歳、岡部さんが『どっちが俳優か分からん感じで』と話すほど、ステキな男性です。自分の髪型について中西さんから『もっとさっぱりしたいですね』と言われもっともと感じた岡部さん、溝部さんに髪をセットしてもらうことに!。少し奇抜な感じも出してほしいと溝口さんにお願いする岡部さん、髪をセットしてもらいながらインタビューをしていると、中西さんが芋焼酎好きと知り行きつけの店を尋ねると、泉佐野駅の裏手にあって昼から夜までずっと開いているので昼間でも酒が飲めるという うどん屋「うえだ」を教えてもらいました。

【鶴瓶さん】 無添加石けんの店「オラン・ク・オラン」へ

鶴瓶さんは旅の前半で訪ねたたこ焼き「下方」でおすすめされた石けん屋を訪ねようと、「つばさ通り商店街」へ。下方さんの娘さんによると、『石けんが凄いねん、イボも取れる』とのことです。『きょう閉まってるけど電話しとくわ』との話どおり、鶴瓶さんが行ってみると店を開け店主の橋本さんご夫婦が待っていてくれました。どんなスゴイ石鹸かと尋ねると、手作りの無添加石鹸のお店だそうです。足の裏がカサカサという鶴瓶さんにご主人が勧めてくれたのは、はちみつ入りの「ハニー」(80g、770円)。学生時代からアトピーで悩んでいたという橋本さん、石鹸が肌に優しいと知り自分に合う石鹸を自分で作る様になったんだとか。そして橋本さん、実は鶴瓶さんの大ファンで、30年位前にファンレターを書いたお礼にと鶴瓶さんから届いた暑中見舞いのハガキを今でも持っていて見せてくれました(笑)。

ご夫婦から馴初めや石鹸屋を始めた経緯など話を聞いていると、今は衰退する商店街を盛り上げようと、水なす屋をしている中学生の同級生で元やんちゃしていた袋谷くんらと一緒に、築200年の古民家でイベントを開いたりしていると聞いた鶴瓶さん、橋本さんに案内してもらうことに。

【岡部さん】 お食事処「うえだ」へ

ヘアサロン「TWINCOME Index」の中西さんに教えてもらった、泉佐野駅の裏手にあるといううどん屋「植田(うえだ)」を訪ねた岡部さん。撮影許可をお願いすると、家族に乾杯は見てくれているそうですが『そういう面白い話 あんまりないで』と女将の植田さん…。『朝ドラ「ブギウギ」のアホのおっちゃんをやっていた岡部です』と自己紹介すると、『あ!ほんまや、ゴメン、結構出てはるやんか』と、ようやくOKを貰うことが出来ました(笑)。

ちぬうみ丼

植田さんによると、この店は昼から通しで夜までやっている食事処で、昼間はうどんとか定食がメインですが、泉佐野には関空などでシフト制で働いている人も多いので、昼飲みのお客さんも結構いるそうです。今も2階では、朝10時に仕事を終わった人たちが宴会をしているとか。そこで岡部さん、酒のつまみになるようなメニューを尋ねると、女将さんがおすすめしてくれたのは、現在泉佐野市では市内の15店舗がそれぞれ泉州エリア特産の食材を使った「ちぬうみ丼」を考案し売り出すキャンペーンを行っていて、この店では泉州特産のアナゴを使ったあなご一本揚げ丼が名物なんだそうですが、丼ぶりではなくあなごの天ぷら(880円)だけのメニューもあるとか。すると岡部さん、その穴子の天ぷらと一緒に、珍しい焼酎「姶良 原酒36度」をロックで頂くことに!(笑)。

頼んだ品物を待つ間、隣の席で鍋を囲み日本酒やビールを飲んでいた男女に声を掛けた岡部さん、年の離れたご夫婦と聞き、『若い人もろうて』とご主人を羨みます(笑)。出された「姶良 原酒36度」を別のグラスに少し分け試飲を勧めると、奥さんが『先おとうさん飲み』とご主人に差し出すのを見てご夫婦の仲をうらやむ岡部さんでした(笑)。このご夫婦、先に近所の瀬戸物屋で女将の植田さんと出会い、店を紹介されたので今日訪ねて来たんだとか。すると植田さんも思い出し、岡部さんに『歩いて5分位の所に、古い昔からの“かぎの”という瀬戸物屋さんがあるから、行きはったらいいわ』と勧めてくれました。

おすすめの穴子の天ぷらを頂いたのち隣のご夫婦の席へと移動した岡部さん、改めてビールで乾杯し三人での宴会が始まることに!(笑)。女将さんから『昔からの素朴な昭和の味』と勧められたオムライス(700円)を注文し、三等分して仲よく頂きながら、すっかりご夫婦とうちとけた岡部さん、お二人から暮らしぶりなどについて話を聞きました。

【鶴瓶さん】 水なす屋「マコト商店」へ

鶴瓶さんは、石鹸屋の橋本さんご夫婦に案内してもらい、泉州特産水なす漬け本舗「マコト商店」を訪ねます。店は商店街にあるのかと思いきや、連れて来られたのは住宅街の一角。下ろしていたシャッターを上げて迎えてくれたのは、店主の袋谷さんご夫婦とお母さん。“家族に乾杯”を毎回観ているというお母さんは、鶴瓶さんに会うと嬉しさと緊張で言葉が出てきません(笑)。マコト商店の本業は水なすの漬物屋ですが、水なすが採れる夏場以外は、無添加の総菜やお弁当を作って売っているそうです。

【鶴瓶さん】 レンタルスペース古民家「くらふとや」へ

橋本さんご夫婦と袋谷さんご夫婦に案内してもらい鶴瓶さんが訪ねたのは、商店街を盛り上げようと集まった地域活動グループである さの町場家守舎「まちばの芽」の皆さんが毎月マルシェを開催しているという、レンタルスペース古民家「くらふとや」。聞くと、橋本さんの奥さんのお祖母ちゃんが以前一人暮らししていた家だそうですが、年取ったお婆ちゃん一人で住むには広過ぎるしお風呂も外にあったりと不便なので、まちばの芽の皆さんが古い蔵や町屋が残る泉佐野の旧市街「さの町場」の家守として立上り、その価値を活かしながら時代に合わせた新しい使い方を考え、地域の活性化を目指すまちづくり活動を行っているそうです。「まちば日和 月いちマーケット」には、オラン・ク・オランマコト商店をはじめ約30店舗が出店し、300人もの大勢のお客さんで賑わうそうです。こんな広い屋敷で昔は何を営んでいたのかと尋ねると、昔はすぐ先が浜で、獲れた魚を砂浜で干して“干鰯(ほしか)”という肥料を作っていたそうです。今は埋め立てられてしまいましたが、袋谷さんらが子供の頃は直ぐ目の前が海で、毎日友だちを誘って釣りに行っていたんだとか。

【鶴瓶さん】 港へ向かうと「青空市場」を見つけます

海が近いと聞いた鶴瓶さん、歩いて港へと向かってみると、お客さんでとても賑わっている泉佐野漁協の「青空市場」を見つけます。撮影許可を貰おうと扉を開けると、そこに居た威勢のいい店員の塩路さん、『ええで、いけるで、いけますよたぶん…』と、勝手に鶴瓶さんを招き入れようとします。そうはいかないと許可を貰いに事務所へ向かう鶴瓶さん、生憎と事務所の前に「休憩中」との看板を見つけますが、塩路さんは『いけるよ!』と全く意に介せず事務所に入っていくと、『お客さんです~』と鶴瓶さんに代わって声を掛けてくれました(笑)。事務所の女性に撮影許可を貰って欲しいと頼んでから鶴瓶さんが表で待っていると、そこに現れた中田さんが『入ってください、許可いけますよ』と…。なぜここの人たちは皆勝手に仕切るのか、勝手に入って怒られたら大変と心配する鶴瓶さんですが、『違います、ぼく組合の理事長です』と中田さん。ちょうどその時、中田さんの携帯が鳴り、さっきお願いした事務所の女性からの電話でした(笑)。

中田さんに案内してもらい青空市場の中に入ってみると、そこは大勢のお客さんで賑わい、とても活気のある市場でした。入口近くで店を開いていた加渡さんに気になった魚の名前を聞くと、「がっちょ」だと教えてくれました。がっちょとは、大阪湾でよくとれる体長10~20cmほどの魚で、大阪の泉州地域ではよく天ぷらや唐揚げにして食べられているそうです。

中田さんから『僕の店があるから、がっちょの天ぷらを食べに行きましょ』と誘われた鶴瓶さん、案内されたのは青空市場内にある中田さんが営む裕太朗水産の直営店「裕太朗寿し」。さっそく揚げたてのがっちょの天ぷらを塩とポン酢で頂いた鶴瓶さん、めちゃくちゃ美味いそうです(笑)。中田さんによると、「がっちょ」って言うのは泉州地域だけで、大阪では「テンコチ」と呼ばれているそうです。魚図鑑によると、分類名は「ネズミゴチ」と言い、関東では「メゴチ」と呼ばれ、関西では「コチ」とか「テンコチ」、「ガッチョ」と呼ばれているそうです。ガッチョにも何種類かあり、泉州で食べられているがっちょは小ぶりのメゴチらしく、キスの様に白身魚で天ぷらのネタに合うので、大阪では「天コチ」と呼ばれるようになったとか。

【岡部さん】 瀬戸物屋「かぎの」へ

うどん屋の植田さんに教えられた瀬戸物屋「かぎの商店」を訪ねようとつばさ通り商店街へとやって来た岡部さん、向かいの店に大行列が出来ていて何事かと注視していると、何人かのお客さんに気づいて貰い挨拶を交します。小野アナウンサーによると「学生服のノグチ」には、新学期に向けてこの春に入学する親子連れが制服を買いに集まっていたそうです。

かぎの商店の店先で出会ったのは店主の鍵野さん、植田には食器を下ろしているからよく知っていると、店内に招き入れてくれました。広い店内でまず手に取って見せてくれたのは、九谷焼の入れ物。青粒(あおちぶ)と言うそうで、入れ物の中側には小さな文字で百人一首が手書きされています。今はもう手書きできる人がいないので、この小さな器が何十万円もするんだとか…(汗)。安いのもあると出してきてくれたのは、同じ九谷焼の青粒の茶碗ですが、これは1千円くらいだそうです。岡部さんには、その違いが全く分かりません(笑)。次に見せてくれたのは一抱えもある巨大な徳利、昭和の初めに有田の釜やで作られた丸大というものだそうです。

お酒を飲むのでお銚子かお猪口を買って帰ろうと岡部さん、鍵野さんにおすすめを尋ねますが、『陶器だけは好みやから…』と鍵野さん、『こんなん面白いでしょ』と幾つか選んで紹介してくれました。そんな中から岡部さんが選んだのは、昔懐かしいアンティークな形をした小さなお猪口。鍵野さんによると、鍋島様式の有田焼で、唐子(からこ)と言うんだそうです。中に溜まったホコリはサービスと、たった千円でお銚子とお猪口のセットをお土産に買うことが出来た岡部さんでした。小野アナウンサーによると、実はこの徳利とお猪口は、『唐子模様の良い物はもう作られなくなるから』と2年前に他界した鍵野さんのご主人が大事に取って置いた最後の一つだそうで、それを岡部さんが選んで買ってくれたのでとても嬉しかったと、後日鍵野さんが話してくれたそうです。

後編の再放送は、4月15日(月)午後4時15分から、NHK総合で放送予定です。


 

番組内で紹介されたお店や訪問先など(後編)

鶴瓶さん

岡部たかしさん

 

番組内で紹介された 泉佐野市の名物など


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