鶴瓶の家族に乾杯 | 山口県美祢市(三浦大知さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和4年7月4日(月)放送 三浦大知が山口県美祢市へ!秋芳洞&秋吉台で大自然に感動!(前編)

旅のゲストは、ダンサーで歌手の三浦大知(みうら だいち)さん。沖縄県出身の34歳。マイケル・ジャクソンに憧れ、6歳の頃から安室奈美恵さんを輩出した沖縄アクターズスクールに通いダンスと歌を学び、9歳にして歌手デビューし『ポンキッキーズ』にレギュラー出演。変声期にはダンスレッスンに集中し、2005年にソロデビュー。2017年から4年連続で日本レコード大賞・優秀作品賞を受賞、3年連続でNHK紅白歌合戦にも出場しました。その才能を鶴瓶さんも高く評価していて、『三浦大知がグラミー賞を獲るいちばん近い人』と語るほど!。現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の主題歌、「燦燦(さんさん)」(作詞・作曲)も歌っています。今回は、“ちむどんどん”の番宣役を背負っての出演でしょう!(笑)。

旅の舞台は、山口県 美祢市(みねし)。県庁所在地である山口市と、県最大都市の下関市に挟まれる山口県の中央部に位置し、人口は2万2千人ほど。秋吉台秋芳洞のある市域全体が「Mine秋吉台ジオパーク」に認定されています。観光業が盛んですが、無煙炭や石灰石が産出されることから工業誘致にも注力、農業も盛んで、梨やゴボウ、ホウレンソウが特産です。

三浦大知さんが“家族に乾杯”に登場するのは、今回が3回目。最初は、2018年8月の放送で『秋田県羽後町』を旅しましたが、2回目はコロナ禍での2020年11月に放送された特別編、『秋田スペシャル』でのスタジオゲストでした。今回、なぜ三浦さんが美祢市を旅先に選んだのか、正直まったく想像が付きません…(汗)。前回の旅先である羽後町は、三浦さんが『縁もゆかりもない知らない場所に、情報ゼロでぶっつけ旅をしてみよう』と思っていた所、スタッフがダンスに伝統の西馬音内盆踊りを絡ませて旅先を選定した様なので、ひょっとして今回も、実は三浦さんとは全く縁もゆかりも無い場所だったりして?(笑)。美祢市でも、毎年9月8日に別府弁天池(別府厳島神社)で行われる「別府弁天まつり」において、山口県無形民俗文化財「別府念仏踊り」が、地元の別府念仏踊保存会によって奉納されています。もう一つの腹案は、名前の“大知”から、ジオ(地球・大地)パークの“大地”、あるいは秋吉台カルスト台地の“台地”繋がりとか…(笑)。


番組の概要(前編)

三浦大知さんが山口県美祢市を旅する前編。田畑が広がるのどかな風景の中、旅を始めたふたりは、茶色の瓦屋根が気になります。出会った男性にその理由を聞いてみると…。さらに、近くのお寺へ向かい、一同でラジオ体操をすることに。その後、出会った方に案内してもらい、国内屈指の鍾乳洞、秋芳洞へ。大自然が作った壮大な風景に感動する三浦さん。一方、鶴瓶さんは、そそくさと出口を目指し…。さらに、三浦さんは、カルスト台地の秋吉台へと向かいます。

放送内容(前編)

石のまち秋吉町碑

ロケが行われたのは、令和4年5月26日(木)。名勝「秋芳洞」にほど近い、山口県美祢市秋吉町秋吉地区の田んぼに囲まれた川沿いの土手で待ち合わせた、笑福亭鶴瓶さんと三浦大知さん。三浦さんは4年ぶり2回目の旅ですが、前回出演した際はまだ子供が1人でしたが、今は3人に増えたそうです!。今回の旅では、三浦さんが『職人さんなど物作りに携わる人に会って刺激をもらいたい』と希望し、番組スタッフの計らいで、石や水を活かした産業や農業が盛んな美祢市が旅先として選ばれた様です。もちろん、美祢市がその候補に挙がった背景には、美祢市には無数の岩がひしめく広大な大地「秋吉台」があることから、名前の“大知”と“だいち”繋がりでスタッフが思い付いたとか、つかなかったとか…(笑)。

宝林寺

田んぼの周りに建っている殆どの家の屋根瓦が、同じ赤茶色であることに気が付いた鶴瓶さんと三浦さん、理由を尋ねようと人を探していると、「宝林寺」の前で、一人の年配の男性と出会いました。お寺の責任総代をしているという前田さん、ご院家(住職)と話を済ませて帰るところだそうです。鶴瓶さんが、茶色い屋根瓦について訊ねると、「石州瓦」だと教えてくれました。石州瓦とは、三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つで、島根県石見(いわみ)地方が発祥の赤茶色や黒色の瓦です。水を吸いにくく寒さに強いのが特徴で、冬には気温が下がる山陰の山間の地域では、濡れた瓦が凍って割れない様に、石州瓦が多く使われているんだとか。石州瓦といえば、元々は出雲地方で産出される鉄を含んだ土を釉薬に使った赤褐色が特徴的でしたが、最近は黒色の石州瓦も開発されて、新しい家や屋根を葺き替えた家では、黒い瓦屋根の家もポツポツと増えてきたそうです。そして、この宝林寺の横には、萩から下関(赤間関)まで通じる「赤間関(あかませき)街道」(中道筋)が通っていて、吉田松陰先生も通られた道だとか!。何でもよくご存じの前田さん、この辺りは高齢者の二人あるいは単身世帯ばかりになってしまい、一番家族が多いのは、宝林寺ご住職の4人世帯だそうです。そこで鶴瓶さん、前田さんに宝林寺のご住職を紹介してもらうことに!。

すると前田さん、走ってお寺に戻ると、住職の津立さんを呼んで来てくれました。15年ほど前に、先代の住職をしていた奥さんのお父さんの後を継いで、広島の呉市から移り住んだそうで、47歳と若い住職に驚く鶴瓶さんですが、なんと元気な前田さんは83歳と知り、さらにビックリします…。冬に雪が降っても毎日外でラジオ体操をするのが日課という前田さん、鶴瓶さんと三浦さんも前田さん倣って、皆で一緒にラジオ体操第一を“踊る”ことに!(笑)。

ここでスタジオの小野アナウンサー、『三浦さんといえばキレッキレのダンスで日本中をとりこにしていますが、ここ美祢市にも、地元の人に長く愛され親しまれている踊りがあるんです』と、毎年9月8日に堅田厳島神社で水の恵みに感謝して奉納されている「別府念仏踊り」を紹介してくれました。特徴的な動きは、鶏を戦わせる闘鶏をイメージしているそうで、山口県の無形民俗文化財に指定されています。そこで、踊りを愛する美祢市の皆さんに協力してもらい、街の元気をアピールするVTRを作ったんだとか。題して、三浦大知さんの楽曲『EXCITE』のミュージックビデオ、“美祢ダンスバージョン”!(笑)。出演してくれたのは、大嶺中学校男子バレーボール部の皆さんに、大嶺小学校の皆さん、真名田地区の皆さん、前田さんご夫婦、高校3年生の阿武さん、農家の篠田さん家族、美祢市観光協会の皆さん、古民家ゲストハウス ひまわりの皆さん、美祢市化石館の皆さん、別府念仏踊り保存会の皆さん、宝林寺住職の津立さん達でした。

赤間関街道・中道筋

宝林寺から秋芳洞の入口までは約1km、前田さんの脚だと歩いて15分だそうです(笑)。そこで鶴瓶さんと三浦さん、前田さんに案内してもらい、秋芳洞に向かうことに。ところが、前田さんが案内してくれた道は、旧・赤間関街道…。保存のために定期的に手入れはされている様ですが、幅1間(約1.8m)の落葉や枯枝が積もった山道です(汗)。マムシがいるそうですが、『今の時期は大丈夫』と前田さん…。まさかこんな山道を案内されるとは思っていなかった鶴瓶さん、500mほど歩いた先で幹線道路に合流すると聞くや否や、スタッフに車を回すように指示を出し、前田さんを急かしてロケ車に押し込むと、残り半分の500mは車で移動(笑)。

秋芳洞商店会

車で1分ほど走ると、秋芳洞入口の交差点に到着。そこから秋芳洞案内所までの400mは、土産物屋などが建ち並ぶ石畳の「秋芳洞商店会」で、一般車両は侵入禁止。しかし栄えたのは最近で、前田さんの子供の頃は、辺り一面は田んぼだったそうです。鶴瓶さんと三浦さんが歩いて商店会を進むと、大勢の観光客や修学旅行の中学生らが黄色い歓声をあげます(笑)。秋芳洞に入ると、その先のトンネルを歩いて秋吉台展望台まで上がることが出来るそうですが、それが大変な道のりだと前田さん。エレベーターでも上がれるそうですが、その出口からだと秋吉台を見渡すことは出来ないんだとか。でも、そこに車を待たせておけば、車で展望台まで行けるそうです。すると鶴瓶さん、『それは絶対にエレベーターです。さっきもう運動しましたから』と(笑)。

鍾乳洞の入口へと向かうと、早くも洞の中から流れ出てくる空気が冷たくて心地よく、流れ出た水が横を流れ、心が癒されると、マスクを外して深呼吸する三浦さん。全国ツアーの真っ最中ですが、コロナの感染対策のため、全国各地のコンサート会場を訪れても一切観光をすることが出来ずにいるため、今日はとても嬉しいと、テンションも上がります!。鍾乳洞に入ると、『わぁ、規模が…、思っていた何倍もの迫力で、凄いですね!』と、感嘆の声を張り上げる三浦さんでした(笑)。一方の鶴瓶さん、最初こそ感動した様ですが、しばらくすると歩き疲れ、前田さんから『まだ半分も来ていません』と聞くと、『もう大体分かった』と、入口に引き返そうとします…(汗)。すると前田さんに、少し先にエレベーターがあると教えられ、『それやったら行く気になった』と先を急ぐことに(笑)。前田さんと三浦さんは一緒に歩きながら、三浦さんの両親の出身地である沖永良部島の話で盛り上がりますが、早く地上に出たい鶴瓶さんは、エレベーターに向かって一人先に歩き進みます。しかし、長い階段を上っているうちに疲れ果てて途中に置かれたベンチに座り込み、後から来た二人に追い越されてしまいます(笑)。一方、83歳の前田さんは、サンダル履きのまま二人に付き合ってここまで来たというのに、滑りやすい濡れた石の上でも矍鑠と歩き続けます…。『こんな人に付き合ってたら殺されるわ!』と鶴瓶さん、まだ3分の2程の道のりですが、そそくさとエレベーターに乗り込むと、一気に地上を目指します(笑)。

地上に出た鶴瓶さん、『私はもう別れます!』と、前田さんから脱出して、ひとり旅へと向かうことに(笑)。一方、三浦さんは、前田さんと一緒に、「秋吉台カルスト展望台」を訪ねました。そこは、見渡す限り一面に石灰岩の大きな岩がゴロゴロと転がる、広大なカルスト台地…。その景色を目の当たりにして、『自然のパワーが凄いですね、美祢は…』と、感嘆の声をあげる三浦さん。前田さんによると、大昔に太平洋の真ん中にあったサンゴ礁が、マントル対流で日本の方にやってきて日本列島が出来た、その一部だそうです。

二人と別れた鶴瓶さんは、人と出会えそうな美祢の駅を目指すことにします。しかし、駅はだいぶ遠いようで、車に乗っていて飽きてきた鶴瓶さん、車窓から「阿川果樹園」の看板を見つけると、あそこに行きたいと急遽行き先を変更…。すると今度は、道沿いにあったうどん屋「大黒屋」を見つけると、『あ、そこのうどん屋へ寄ろう!』と(笑)。そこで、スタッフから『どっちに寄りますか?』と問われ、『いや、果樹園や!』と…。すると、今度は「梶岡牧場」の看板を見つけた鶴瓶さん、これで番組の尺は十分足りると思ったのか、何やら満足げ(笑)。しかし、鶴瓶さんが阿川果樹園の小屋を訪ねると、ぶどうのシーズンにはまだ早く、小屋の中はテーブルやイスが乱雑に積み重ねられた状態で、誰もいません…(汗)。小野アナウンサーによると、営業は8月からだとか。すると鶴瓶さん、『大黒屋や、大黒屋でうどん食う!』と言い出しますが、スタッフは牧場へ行かせたいらしく『牧場はいいんですか?』と話を振ると、『遠いんちゃう?、遠かったら怒るよオレ』と言いつつも、梶岡牧場へ向かうことに。しかし、梶岡牧場に着くと、今度は定休日の看板が出ていて、誰もいません…。前田さんをほっぽり出してきたバチが当たったと、スタッフに嫌みを言われる鶴瓶さんでした(笑)。

一方、三浦さんは、前田さんに聞いた石の職人さんの情報を頼りに、それらしき工場を訪ねます。三浦さんの呼び掛けに応えてくれた、「(有)美祢環境クリーン 秋吉リサイクルセンター」の大田さんによると、確かに以前は大理石工場だったそうですが、今は段ボールのリサイクル工場だとか…(汗)。大きな倉庫で動いている天井クレーンは、その当時に石を運んでいた物をそのまま使っているそうです。すると大田さん、これから出掛ける於福町の方に行けば知り合いの石材屋さんがあると、案内してくれることに!。

うどんの「大黒屋」に戻った鶴瓶さん、カレーライスの小(350円)と肉うどん(550円)を注文!。70歳にしては、旺盛な食欲でうらやましい(笑)。ご主人によると、親の代から50年続く店だそうですが、鶴瓶さん曰く、『カウンターのガラス窓越しにうどんを提供するスタイルは、まさにコロナを見越した店づくり』と(笑)。店を切り盛りしていたご夫婦に美祢市の見所を尋ねると、一番の繁華街と言えば美祢駅前ですが、『行っても何もない』とご主人…(汗)。遊びに行くのは広島か福岡だそうです。奥さんが、『化石博物館がある』と勧めてくれましたが、『そんなんは行かないです』と鶴瓶さん(笑)。一方ご主人は、『(行くなら)パン屋さんじゃないですか?』と勧めてくれますが、『こないだパン屋に行ったところやからなぁ』と、我儘な鶴瓶さん…。仕方なく、阿川果樹園に向かう途中で『チビチビって食べるのが好きじゃない』と話していた、ブルーベリーを探しに行ってみることにします(笑)。【後編へ つづく】

前編の再放送は、7月11日(月)と7月25日(月)の午後2時05分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(前編)

二人旅

美祢市の紹介

鶴瓶さん

三浦大知さん

 

 令和4年7月11日(月)放送 三浦大知が山口県美祢市で石の職人に出会う旅!(後編)

番組の概要(後編)

三浦大知さんが山口県美祢市を旅する後編。石を扱う職人さんを探して、三浦さんは石材店へ案内してもらいます。石を切る大きなカッターを目にしてびっくり!。店を営む親子に話を聞くことに。さらに、大理石を加工する職人さんがいると聞き、訪ねます。音楽好きと聞き、意気投合した三浦さんは、小物作りに挑戦させてもらこうことに。一方、鶴瓶さんは、ブルーベリー農園へ向かいます。ユニークな従業員の面々と話していると、話題になっていた名物社長が現れます。

放送内容(後編)

赤間関街道・中道筋

三浦さんは、これから於福方面に行くという秋吉リサイクルセンターで出会った大田さんの車に乗せてもらい、知り合いの石材店まで連れて行って貰うことに!。途中、国道31号を跨いで架けられていた橋の様な構造物は、秋吉台の一角にある住友大阪セメントの秋芳(しゅうほう)鉱山で採掘された石灰岩を、日本海岸の仙崎港(山口県長門市)まで運ぶための、延長16.5kmに及ぶ専用のベルトコンベヤだそうです。また、道路沿いには大理石の加工場が残っていますが、ロープが張られ、今は営業していない様です。現在美祢では、石材屋は何軒か残っていますが、大理石の工場は殆ど廃業に追い込まれてしまったんだとか。

石切り用の大型カッター

大田さんが案内してくれたのは、今でも大理石の加工を続けている「徳並石材店」で、迎えてくれたのは店主の徳並さん。今から石を切るところと聞いた三浦さん、その作業を見学させて貰うと、墓石用の大きな大理石の岩塊を、直径2m以上もありそうな大きな円盤カッターを使い、高熱でダイヤモンドの刃が焼付かない様に水を掛けながら切っていきます。ひとつの面を切り出すのに、1時間近くも掛かるんだとか…(汗)。徳並さんにご家族のことを訊ねると、奥さんに息子夫婦と孫二人の6人家族だそうです。ちょうどそこに外出先から帰って来た息子さん、以前は実家を離れていたそうですが、一度お父さんが倒れたのを機に実家に戻ったところ、半年後には『(石の修行をしに)中国に行け』と飛行機のチケットを渡されたとか…。そして中国での4年間、石の勉強をしている間に、今の奥さんと知り合い結婚し、連れて日本に戻って来たんだそうです(笑)。

一方の鶴瓶さんは、うどんの大黒屋で教えて貰ったブルーベリー農園、「美祢ブルーベリーガーデン」を訪ねました。事務所に入って声を掛けると、奥から出て来てくれたのは従業員の松原さん。鶴瓶さんだと分かると、『あ!、は?、え?…、なんでしょう?』と答えてくれたまま、壁の後ろに隠れてしまいました…。『ちょっと ちょっと』と追いかける鶴瓶さん、松原さんを捕まえてテラスに置かれていたイスに座らせると、『いきなり来られても、責任者の方も出払っていて困ります…』と戸惑う松原さんに向かって、『ぶっちゃけた話、ブルーベリーはどうでもえぇねん』と、松原さんの個人情報を根掘り葉掘り聞き出そうと試みます(笑)。ここは家から近いからという理由で勤め始めて1年ほど、3人兄弟で、結婚はしておらず、“ワケあり”の独身だとか…。また、社長がとても面白い人で、午前中はここに居たのに遊び疲れたから『寝る』と言って本社に戻ってしまったそうです。その社長も“ワケあり”なんだとか(笑)。『そうだ、ブルーベリーを採って行ってください』と、なんとか鶴瓶さんの突撃取材を交そうと試みる松原さんですが、そうはさせじと、さらにしつこく食い下がる鶴瓶さんでした(笑)。

ここでスタジオでは、鶴瓶さんと三浦さんの前に食卓を用意。美祢市の食材を使ったとっておきの料理でおもてなしするレストラン、「Bistro MINE(ビストロ・ミネ)」へようこそ!。
① まず一品目は、山口県のソウルフード、「チキンチキンごぼう」。甘辛い味付けは、家庭でも給食でも大人気!。今回は上質な香りで名高い、美祢産の「美東(みとう)ごぼう」をご用意しました。秋吉台の石灰岩が変化した土壌で栽培されている美東ごぼうは、ものすごく柔らかくて香りのよいゴボウに育つそうです。
② 続いての一皿は、彩り鮮やかな「長寿サンド」。美祢が誇る名水で育ったニジマスの天ぷらと、美祢特産「秋芳梨」をソースに使った、これまた贅沢な逸品です。通常の梨の木の寿命は50~60年ですが、これは樹齢およそ120年の木から採れる“長寿梨”を使用しています。この料理は、美祢市別府地区の主婦の皆さんが開発した料理だとか!。
③ そして本日のメインディッシュは、「美祢産ビーフステーキ,“ワケあり”ブルーベリーソースで」(笑)。鶴瓶さんが訪ねた梶岡牧場で大切に育てられたブランド牛「梶岡牛」を、甘みと酸味のバランスが絶妙なブルーベリーソースでお召し上がりください!。ちなみに、ワケありと言っても、ブルーベリーに何か訳があるのではなく、“ワケあり”の皆さんがいる美祢ブルーベリーガーデンで育てられた「ブルーベリー」です(笑)。

大理石キャンドルホルダー

三浦さんが次に訪ねたのは、徳並さんに紹介してもらった大理石でお土産品などを作っている職人さんがいるという、美祢市大嶺町北分にある工房、「峰北舎」。迎えてくれたのは、石でキャンドルフォルダーなどを作っているという上村さん。2000年代の頃には、Usher(アッシャー)とかR&Bなどの洋楽をよく聴いていたそうで、69歳というお歳なのに、三浦さんに会えてドキドキが止まらないそうです(笑)。ただ、今の音楽にも感性やノリは感じますが世代も流れも全然違うと話す上村さん、作る商品も、自分がいいなぁと思っても全然ウケないんだとか。逆に、こんなものと思って作った“カトラリーレスト”(=ナイフレスト、ナイフやフォーク等の言わば“箸置き”)は、ネットショップで売り出したら、とてもよく売れているんだそうです…。『バブルの頃は何を作っても売れたけど、今の時代はちゃんと考えて作らないと、偶然のヒットに頼っていたのでは音楽も物作りも続かない。じゃけぇ(=だから)、自分とは違う感性の人 つまり経験が感性に繋がるので自分の生活とは全然違う人の考えとか感覚とかを参考にしながら、一生懸命情報を集めて考えて作らないと残れない』と、語ってくれました。

松原さんから、鶴瓶さんと同じ70歳ながら再婚を考え中という“ワケあり”社長が、元は建設会社だったのに趣味で植えたブルーベリーがあれよあれよと言う間に本業のブルーベリー農園になったと聞いた鶴瓶さん、ぜひその社長に会ってみたいと、呼んで貰うことに。そこに畑から戻って来たのは、従業員の滝口さんと、松原さんが呼びに行ってくれた責任者の縄田さん。ちょうど社長の有道さんも本社から駆け付けてくれて、皆さんから農園のことについて話を聞きました。有田社長によると、『建設業は飽きたから農業をしてみたいと思った時に、“ブルーベリー”という名前がカッコイイからという理由だけで始めたのが間違いの元、ぜんぜん儲かりませんわ』と…(笑)。本当はチビチビ食べるブルーベリーは好きじゃないと言いながら、ブルーベリーの味には煩いと鶴瓶さんが頂いたのは、特産の「みね紫」という商品。なかでも、サザンハイブッシュ系のニューハノーバーという品種の大粒のブルーベリーは、味が濃くて殊のほか美味しいそうです!。次は、松原さんの自宅に行こうと言い出す鶴瓶さんを、必死で止めようとする松原さん(笑)。すると、『本社に行けば、社長より偉い事務の女の人など面白い者がいっぱいおるから、その方がええやん』と縄田さん。そこで、有田社長に案内してもらい本社に向かうことにした鶴瓶さんですが、その話を家に帰って小3のさくらちゃんに話した松原さん、『なんで鶴瓶さんを連れて来てくれなかったの!将来テレビの仕事がしたかったのに~』と、娘から泣いて責められたんだとか…(笑)。

有田社長に連れられ、「有限会社アグリプラン」の本社を訪ねた鶴瓶さん。事務所にいたのは、社長より偉いという千々松さんと前田さんですが、テレビカメラの前では二人とも遠慮深そうな女性でした(笑)。鶴瓶さんが、『写真を撮りましょう』と言って表に出たところで出会ったのは、隣に住む社長のお姉さんの平木さん。やはり“ワケあり”で、家が隣だからと“ワケあり”弟の食事も作っているんだとか(笑)。社長は3人姉弟の末っ子の甘えん坊で、『好かれている人もいっぱいおるけど、嫌われている人もいっぱいおる』と、お姉さんらしく厳しくもありながら、社長が美祢市コロナ1号に罹って病院で死の淵をさまよっていた時には、毎朝5時からお墓参りをしてご先祖様に助けをお願いしたという、優しいお姉さんでした!。

上村さんの作業場に入らせて貰った三浦さん、グラインダーで断面が四角い石の棒を削って、山型のカトラリーレストを作らせて貰うことに。手作業で一定の圧力をかけながら、同じ量だけ石を削って面を平らに仕上げるのが難しいらしく、『絶対できん』と言う上村さんを押しのけて、削りカスで服が汚れるのも気にせず、喜々としてグライダーに向かう三浦さんでした(笑)。ある程度削ったところで上村さんに見せると、『うわぁ、最高!』と褒められますが、真ん中がちょっとズレたと上村さん、ターンテーブルの様な平面研磨機を使って手直ししてくれました。すると、見違えるほどキレイに仕上がったのですが、この作業にもチャレンジした三浦さん、圧力を掛け過ぎて角が欠けてしまいました…(汗)。『あー、でも、なー、いやー、これ難しいです…』と言いつつ、夢中になって研磨機に向かう三浦さん。その作業がよっぽど楽しかったらしく、自分が手がけた作りかけのカトラリーレストを貰って帰ると、大喜びでスタジオの鶴瓶さんに見せてくれました(笑)。小野アナウンサーによると、上村さんはロケの翌日、さっそく三浦さんのアルバムを買いに出かけたそうです!。ただ、ベストアルバムを2枚買ったつもりだったのに、家に帰って開けてみたら、一枚はピアノの楽譜だったとか…(笑)。

旅の最後に鶴瓶さんは、道で出会った小さな伊藤くんに、『セミの幼虫の穴があるから案内してあげる』と言われ後に付いて行くと、案内されたのは樹液がいっぱい出ていそうな木の下。『なんでこんなことよう知ってんの?もう完全に香川照之やん』と…(笑)。

秋芳洞商店会-志ら菊

一方、「秋芳洞商店会」に戻った三浦さん。「安富酒店」で出会ったのは、昭和二十何年にこの店を開いて未だに店頭に立つ、89歳になるという安富さん。30歳を機にお酒を止めたという三浦さんですが、息子さんに勧められ、日本酒「秋吉台」を試飲させて貰いました(笑)。次に出会ったのは、夕方になって店仕舞いをしていた土産物店「志ら菊」の奥川さん。やはり相当に年配そうな女将さんですが、『お客さんとお話したり出来るからねぇ、この歳まで生きることができたですねぇ』と話すのを聞いた三浦さん、『土地で生まれた物や文化だとかを受け継いで、さらに発展させていくために皆さんがずうっと続けられている。その継続していくってのは自分のテーマでもあるので、物づくりを続けることの凄さをとても感じ、人からパワーを貰いました』と、旅の感想で番組を締めくくってくれました!。

後編の再放送は、8月1日(月)午後2時05分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(後編)

鶴瓶さん

三浦大知さん

美祢の食材でおもてなし「ビストロ・ミネ」


 

番組内で紹介された 美祢市の名物など

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