鶴瓶の家族に乾杯 | 熊本県上天草市(杉野遥亮さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和5年10月23日(月)放送 杉野遥亮が熊本県上天草市へ!カニ&エビを楽しむ島巡り!(前編)

旅のゲストは、俳優でファッションモデルの 杉野遥亮(すぎの ようすけ)さん。千葉県八千代市出身の28歳。大学2年生だった2015年に男性ファッション雑誌「FINEBOYS」のオーディションでグランプリを獲得し芸能界に入り、翌2016年にテレビドラマで俳優デビュー。以後、ドラマや映画、ミュージックビデオやCMなどに数々出演し、人気を博します。塩顔のさわやかな超イケメンなので、日本の女性ファンが多いのは分かりますが、韓国でも大人気なんだとか。現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、徳川四天王の一人で文武両道に長けた榊原康政(小平太)役を演じています。最近の放送では、山田裕貴さんが演じる槍の名手で戦場でかすり傷一つ負ったことが無いと豪語する同い年の本多忠勝(平八郎)の勇猛ぶりに対して、小牧・長久手の戦いでは廃城であった小牧山城に陣を構えることを家康に進言し徳川勢の勝利に貢献するなど、その才覚ぶりが見事に描かれていました。また、杉野さんは7月から9月までフジテレビ系列の水曜22時枠で放送された『ばらかもん』に、主人公の書道家・半田清舟役で主演していました。人気漫画のドラマ化で、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(杉野さん)が、五島列島を舞台に、小学1年生の琴石なるら島民との交流を通じて成長していくハートフル島コメディーです。

今回の旅の舞台は、熊本県 上天草市(かみあまくさし)。熊本から天草(下島)へと渡る途中、橋で繋がる大矢野島や上島など10の島々からなる人口2万5千人ほどの市ですが、2004年に4町が合併し誕生しました。天草四郎ゆかりの地として「天草四郎ミュージアム」などがあり、観光名所ともなっている「天草五橋」は2015年公開の映画『劇場版 弱虫ペダル』でレースの舞台となったことで令和2年のロケ地ランキング(西日本編)で第1位になったそうですが、映画に出演して貰った自転車は乗り方が分からず家で置物になっているという杉野さんには関係なさそうです…。他に、なぜ杉野さんが天草を旅先に選んだのかと勝手に想像すると、杉野さんは“ばらかもん”のロケ地となった五島列島への再訪を熱望しているそうですが、『でも飛行機少ないから』と行けてない様なので、もう少し行きやすい五島列島と似たような九州の島々に行ってみたいと思ったとか?(どうやら図星だったようです!w)。上天草市までは熊本空港から車で1時間ちょっと、羽田空港から熊本空港までは約2時間です。鶴瓶さんと杉野さんの二人は、釣り船食堂「海鮮 遙(はるか)」で海の幸を堪能したそうですよ!。


番組の概要(前編)

俳優の杉野遥亮さんが熊本県上天草市でぶっつけ本番旅へ!。島の暮らしにあこがれるという杉野さんは、鶴瓶さんと待ち合わせた漁港で偶然出会った男性に、カニが食べたいと話します。すると、近くの店にワタリガニがあると聞き、その店で入手。さらに、男性の奥さんが料理店を営んでいると知り、そのカニを料理してもらうことに!。トントン拍子に話が進み、杉野さんは驚きます。ロケの前日は杉野さんの誕生日。すると、ご夫妻が粋な誕生日プレゼントを用意してくれました!。

放送内容(前編)

【二人旅】 待ち合わせ場所からロケがスタート

ロケが行われたのは、2023年9月19日(火)。鶴瓶さんとの待ち合わせ場所、熊本県上天草市の市役所がある大矢野島(おおやのじま)の「鳩の釜漁港」でロケバスを降りた杉野遥亮さん、衣装をどうするか悩んでいたそうですが、思っていた以上の暑さで半袖で正解だったと安堵します(笑)。このところ島でのロケが多かった杉野さん、島の人たちの温かさや島での暮らしに憧れを抱く様になり、再び島を訪れて自分自身をリセットしたいと上天草市を旅先に選んだそうです。そして前日(9月18日)が28歳の誕生日だったという杉野さん、お祝いも兼ねて、純粋にカニが食べたいんだとか(笑)。

そこで杉野さんが気になったのは、車に寄りかかり、ずっとこっちを見ている一人の男性。まるで話し掛けられるのを待っている様な雰囲気なので、番組が仕込んだ街人じゃないかと勘ぐります(笑)。スタッフが否定するのを受けて杉野さんが話し掛けてみると、明日の漁の準備をしに港に来たと話すのは、遊漁船「幸福丸」の船長の本田さん、この漁港の役員もしつつ建設業も営んでいるんだとか。そこに鶴瓶さんも到着し、二人で本田さんが仕込み人で無いことを再度確認します(笑)。本田さんによると、今この漁港ではタイがよく釣れていて、杉野さんが食べたいカニ(ガザミ)も、近くにある道の駅「上天草さんぱーる」に行けば売られているそうです。カニが食べられる美味しい料理屋があるかと訊ねると、なんと本田さんの奥さんが食堂を営んでいるとか!。ただ、本田さんが釣ってきた魚をメインにお任せ定食を振る舞っているので、店に今日はガザミは無いと聞いた鶴瓶さん、だったら道の駅で仕入れて奥さんに料理してもらおうと、本田さんのベンツで道の駅まで連れて行ってもらうことに(笑)。

【二人旅】 道の駅「上天草さんぱーる」

本田さんに案内してもらい、道の駅「上天草さんぱーる」を訪れた鶴瓶さんと杉野さん。事前に本田さんが電話でガザミがあるか聞いてくれた水産部部長の毛利さんが応対してくれて、売り場の中から一番美味しそうな「ガザミ」(ワタリガニ)を選んでくれました。ガザミの見分け方は、殻が硬くて色が濃い方がいいんだとか。4杯のガザミをゲットした杉野さん、昨日誕生日だったので奢って欲しいと鶴瓶さんにねだると、その話を横で聞いていた毛利さん、売り場にあったタコを一匹選び取り、店からの誕生日プレゼントと奢ってくれました(笑)。

【熊本県上天草市の魅力紹介】

ここでスタジオから、カニだけじゃない魅力たっぷりな上天草市をビデオ紹介。ナレーションは常盤貴子さんです。

 海に囲まれた上天草市、その醍醐味は何といっても「釣り」。お年寄りから子供まで誰もが楽しめる、まさに“釣り天国”。上天草一帯は豊かな漁場、年中水温が安定していて島の多い入組んだ地形が魚の育ちやすい住処になっているそうです。釣り人のクーラーボックスの中を見せてもらうと、キスやカワハギ、タチウオ、カサゴなど、なんと20種類以上もの魚を釣ることが出来るんです!。
 手軽に釣りを楽しみたいなら、「釣り堀」。上天草市には天草釣堀レジャーランドなど3カ所の釣り堀があり、初心者や手ぶらで来た観光客でも大物をゲット出来ちゃいます!。
 寝る間も惜しんで釣りを楽しみたい貴方には、「天草渚亭」がおすすめ!。旅館の客室に入っていくと、なんと部屋から直接釣りができます。これなら寛ぎながら釣りが楽しめちゃいます(笑)。釣った魚は、刺身や煮付け、唐揚げにみそ汁と、宿が無料で調理してくれるそうですよ。モデルを務めてくれたのは、上天草市の公式釣り人・明瀬智博さん、地域おこし協力隊の一人で釣りで町を盛り上げてくれています。

【二人旅】 海鮮「遙」でタコ・カニ料理を堪能!

海鮮 遙

道の駅でカニ(ガザミ)をゲットした鶴瓶さんと杉野さん、再び本田さんのベンツに乗せてもらい、自宅に併設して建てられた食堂「海鮮 遙」を訪れます。店で迎えてくれたのは、本田さんの奥さんで中国出身の遥さん、お二人とも大型バイクに乗っていて知り合ったんだとか。杉野さんの誕生日のお祝いの宴と聞き、奥さんが調理場で心を込めて料理してくれている間、食堂でご主人からご家族の話を聞くと、お二人は再婚同士で、ご主人には3人の孫が、奥さんには北京で弁護士を目指して働いている娘さんが居るそうです。漁師の家に生まれた本田さん、子供の頃はまだ養殖業が無く天然物の一本釣りの鯛がキロ5-6千円もしていたので、父親からは『学校なんか行かんでいい、漁師になれ!』と毎日漁に連れ出され、サラリーマンの月給が8万円位だった当時、小学生や幼稚園児が1日に8万円分のタイを釣って来るような時代だったんだとか…。また天草諸島の観光名所といえば、「松島町合津のイルカウォッチング」や、200人ほどが住んでいる「野釜島」など、何れも橋で繋がっていて車で行けるそうです。

そんな話をしているうちに、奥さんの作ってくれた料理が出来上がりテーブルに運んで来てくれました。まずは、ガザミの中華風。ご主人が割ってくれたガザミの身に齧り付いた杉野さん、『ヤバッ!』と叫んでしまうほど美味しいそうです(笑)。次は、道の駅で毛利さんが誕生日プレゼントにくれたタコの刺身と、ケーキの代わりにと焼いてくれた本田さんが釣ってきたタコのステーキ。これまた齧り付くと、『うまつ!、ごはん食べたくなる~』と、ご飯を出して貰うことに…。いつの間にか二人の前のテーブルは料理でいっぱい、鶴瓶さんが歌う『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー』を聞きながら、お腹が空いていた杉野さんは本気モードで食事に熱中します(笑)。料理の手際の良さに感心し、その美味しさに大満足の鶴瓶さんと杉野さん、奥さんに話を聞くと料理は素人で、地元の食材を活かして賑わいの場を創りたいとこの店を開いたのが1年ほど前、それから自己流で料理を振る舞っているそうです。ちなみに小野アナウンサーによると、ケーキの代わりにと出して頂いたタコのステーキですが、肉が手に入りくかった天草地方では、古くからお祝いの席でタコのステーキが食べられてきたんだとか。

ここで二人は別れ、ひとり旅に!。

【杉野さん】 車えび養殖場へ

杉野さんは、本田さんに教えてもらったイルカウォッチングが出来るという「松島町合津」を目指すことに。車で移動中に車窓から見つけたのは、天草漁業協同組合の「車えび養殖場」。クルマエビの養殖場は初めて見ると、戻って立ち寄ってみることに。事務所の倉庫で出荷作業をしていた瀧本さんに声を掛けると、『俳優さんですよね!ドキドキする!』と驚かれますが、見学が出来るか訊ねると、生簀に船で出ていたここの責任者で場長の小崎さんを携帯で呼んでくれました。生簀の中には沢山のエビが泳いでいて、その様子を見ることが出来るものと思い込んでいた杉野さんですが、小崎さんによると生簀の中には約150万匹ものクルマエビがいるものの、エビは海底の砂の中に潜っていて見ることは出来ないんだとか…。今日収穫したエビの出荷も終わってしまいエビを見ることは出来ないと聞き、『エビ どうせなら見たかったなぁ~』と残念がる杉野さんを見て、『舟の上で30分ほど待っとけば、私が潜って獲ってくるけど?』と小崎さん。それを聞いて、『えぇぇ嘘でしょ? ホントに?、舟に乗りたい!』と、遠慮なくご厚意に甘える杉野さんでした(笑)。

【鶴瓶さん】 野釜島へ

野釜漁港

一方の鶴瓶さんは、やはり本田さんから聞いた「野釜島」(のがまじま)へ渡ることに。島を渡るとはいえ橋で繋がっているので、大矢野島の「海鮮 遥」から野釜島の「野釜漁港」までは車で3分ほど…。野釜漁港沿いの道を歩き出すと、家の中から鶴瓶さんを見つけた磯部さんが『何時も観てます~』と慌てて飛び出してきてくれました(笑)。二人とも野釜島の出身という磯部さんご夫婦、結婚したのは昭和52年で、大矢野島に渡る野釜大橋が開通したのは昭和55年。磯部さんの子供の頃は、小学4年生まで漁港の端に建てられ分校に通い、5年生から船で大矢野島に渡って歩いて15分ほどの本校に通っていたそうです。しかし野釜大橋が開通してもバスが無かった磯部さんの子供達の時代は、本校まで1時間も歩いて通わなければならなかったんだとか…。それでも橋が架かったことで、野釜島での暮らしぶりは大きく変わったそうです。

【杉野さん】 車えびをゲット!

杉野さんのために、ウェットスーツに着替えエアータンクを担いでくれた小崎さん、ダイビングマスクを着けレギュレーターを口に咥えると、岸に繋いだ舟の縁から生簀にエントリー!。救命具を着けて舟の上に残った杉野さん、一緒に舟まで付き合ってくれた瀧本さんにご主人の仕事を訊ねると、大型船の船乗りで2か月に1度しか家に帰って来ないんだとか…。寂しく無いか?、毎日連絡を取るのか?と根掘り葉掘り聞く杉野さんですが、『全然寂しくないです、独りが楽です』とあっけらかんと答える瀧本さんでした(笑)。ほどなくして、何匹かのクルマエビを網に入れて浮いてきた小崎さん、大きい物だと15センチ近くもありそうです!。舟の上でピチピチと跳ねるクルマエビを見て、『エビって陸でも息できるんですか?』と訊ねる杉野さん…。訊ねられた瀧本さんは、『陸では苦しんじゃないですか?、(苦しませないためには)食べちゃった方が…』と、事務所で湯がいてくれることに(笑)。

【鶴瓶さん】 野釜島で女性陣に囲まれて!

磯部さん家の玄関先で鶴瓶さんが立ち話をしていると、何事かと様子を見に、ご近所の若い女性たちが集まり出します…。その女性陣に『若いだってよ!』と声を掛けて磯部さんが呼んでくれたのは、70歳の小林さんや83歳の高島さん。昨日の敬老会に集まったメンバーだと聞き、『昨日でなかって良かった』と鶴瓶さん…(笑)。79歳の高嶋さんや森内さんなど、どんどんと敬老会の参加者が集まってきてくれて、『俺が動かんでも集まってきてくれる、こんな楽なことないわ!』と喜ぶ鶴瓶さんでした(笑)。小林さんにご主人の事を訊ねると、タンカー船に乗っているそうです。しばらく帰って来ないんじゃ無いかと聞くと、『もう2~3年帰らなくても大丈夫』だそうです…。寂しくないかと聞くと、小林さんは『正直すこし寂しいね。でも愛は乗り越えたの、お金に替えたのよ!』と(笑)。

【杉野さん】 車えびを堪能!

きれいなピンク色に茹で上がったクルマエビ、杉野さんは自分でも殻を剥こうとエビを手に取りますが、熱くて手に負えません…。小崎さんが殻を剥いてくれた熱々のエビに齧りついた杉野さん、目を丸くして『うま~い、めっちゃ美味い!』と“旨い”を連呼し、これは何エビかと手に取ったエビを見つめ直します(笑)。『普通はOKしませんよ、せっかく東京から来らしたので…』と、杉野さんの我儘に付き合ってくれた小崎さん、半年ほど自動車整備の仕事に就いた後は20数年ずっとこの仕事を続け、43歳になるそうです。杉野さんが何故この仕事をやろうと思ったのかと訊ねると、『元の仕事を辞めて家へ帰ったら、次の日に親父が「漁協の仕事があるぞ」って言って、そのまま行ってそれからずっとですね』と小崎さん。その話を聞いた杉野さん、『いいですね~そういう紹介のされ方、東京だとハローワーク行かないといけないですもんね…』と羨ましがります(笑)。獲って来たばかりのエビをその場で湯がいて食べさせてくれたお二人に感謝する杉野さんでした。【後編へ つづく】

前編の再放送は、10月30日(月)午後4時15分から、NHK総合で放送予定です 国会中継のため中止となり、11月27日(月)午後4時15分から放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(前編)

二人旅

熊本県上天草市の紹介

鶴瓶さん

杉野遥亮さん

 

 令和5年10月30日(月)放送 杉野遥亮が熊本上天草へ!イルカふれあい&猫の島で出会い旅!(後編)

番組の概要(後編)

俳優の杉野遥亮さんが、熊本県上天草市を旅する後編。イルカに会いたいという杉野さんは、イルカウオッチングの船がまもなく出ると聞きますが…。その後、水族館でイルカと対面した杉野さんは、イルカと触れ合うことを勧められ…。さらに、猫がたくさんいるという島へ船で向かうことに。一方、鶴瓶さんは、さまざまな島々を車で巡る旅へ。そこで、ある商店を見つけ中に入ってみると、店番をしていた女性と出会います。さらに、商店街を訪ね、気になる店を見つけます。

放送内容(後編)

【鶴瓶さん】 野釜島へ

野釜島(のがまじま)に渡り漁港沿いの道を歩き出した鶴瓶さん、たまたま通り掛かった家の中から磯部さんが声を掛けてくれて玄関先で立ち話を始めると、ぞくぞくと近所の敬老会仲間の女性陣が鶴瓶さんに会いに集まってきてくれました(笑)。さらに磯部さんは携帯電話で、『うちの前にね 鶴瓶さんが来ておらすよ~、おいでおいで!』と知り合い電話をかけて回ります。『もう集めな、もう!』と制止する鶴瓶さんですが、『もう集めなくていいんですか?』と磯部さんに聞かれると、『まぁそう言わたら…、集めて欲しいけども…』と(笑)。次に訪ねて来てくれたのは、2年程前に福岡から越して来たという宮原さんと吉野満昭さん。著書「邪馬台国女王の都遂に解明!!それは紛れも無く熊本県旧玉名郡付近に在った」の宣伝のために野釜島に来て釣船と一緒に暮らしているという吉野さん、現在2冊目を執筆中で、身の回りの世話は全部宮原さんがしてくれるんだとか…。

【杉野さん】 イルカウォッチングがしたいと「ミオ・カミーノ天草」へ

イルカウォッチングがしたいという杉野さんは、前島(まえじま)に渡り、観光客が大勢集まる観光複合施設「mio camino AMAKUSA」(ミオ・カミーノ天草)に入ってみました。施設内をキョロキョロと物色する杉野さんですが、後ろにいた番組スタッフから『撮影許可を取って』と声を掛けられると、『最悪だ~』と言いながら入って来た玄関から表へと施設を出てしまいました…。片っ端から自分で許可を取るのは嫌なので、『1個1個 慎重に、どこか狙い撃ちしないと…』と、大きな施設の外で熟考を重ねる杉野さん(笑)。すると、イルカウォッチング・クルージングの幟を見つけた杉野さん、これがいいと再び施設を訪ねることに!。施設の入口近くにいたスタッフの上村さんと新村さんにイルカウォッチングについて訊ねると、もうすぐ最終の3時の便が出港するそうです。イルカ遭遇率90%以上と聞き、ぜひ乗りたいと熱望する杉野さんですが、戻ってくるのは2時間後の5時だと分かるとその場にいた番組スタッフ全員からダメだと言われてしまい、泣く泣く諦めざるを得ない杉野さんでした…(笑)。

ここでスタジオの小野アナウンサー、ダメと言ったスタッフも杉野さんに申し訳ないと思ったので、後日杉野さんのために、代わりにイルカウォッチングの船に乗って来たそうです(笑)。
 再び「ミオ・カミーノ天草」を訪れた番組ディレクターの関さん、看板に書かれていた「遭遇率90%以上!」という謳い文句が本当かどうか確かめたいと、ハンディカメラを手にイルカウォッチング船の「シークルーズ」に乗り込むことに!。船内ガイドの那木さんに本当に90%以上なのかと訊ねると、呼んでくれたのは船長の八巻さん、長年の経験と毎日地元の漁師さん等と情報交換をしながら、その日イルカに遭える最適な場所に案内するので非常に高い確率でイルカに遭えるんだとか。すると船で進むこと40分、突如その瞬間が訪れました!、めっちゃ沢山のイルカたち!。上天草近海には200頭以上のイルカが生息していて、一年を通してイルカを見ることが出来るんだそうです。

【鶴瓶さん】 維和島へ

鶴瓶さんは、野釜島から大矢野島を挟んで反対の東側に位置する「維和島」(いわじま)に行ってみることに。この島も、大矢野島から無人の野牛島(やぎゅうじま)を経由して2本の西大維橋と東大維橋で結ばれており、車で渡ることが出来ます。ロケ車を降りて歩き出した鶴瓶さんが見つけたのは、昔ながらの万屋らしき「元梅商店」。鶴瓶さんが店内を覗くと、店主の奥さんの元梅さんがビックリしつつ迎えてくれました(笑)。ご主人はハウスでスターチスの花き栽培をしているそうです。ご主人との馴れ初めを訊ねると、JAに務めていた時に声を掛けられたんだそうですが、誰にも話していないのでテレビで放送されたら大変なことになると心配します。しかし、可愛らしい奥さんに一目惚れした鶴瓶さんから『独身やったら 私でも声をかけますから』と言われ、『ありがとうございます、もうちょっと早ければ…』と照れる奥さんでした(笑)。

【杉野さん】 「海中水族館シードーナツ」へ

イルカウォッチングのクルーズは諦めざるを得ない杉野さんですが、何とかしてイルカが見たいと上村さんに相談すると、この施設の北側にある水族館に行けばイルカと触れ合うことが出来るそうです。そこで杉野さんが海沿いを歩いて向かったのは、「天草パールガーデン&海中水族館シードーナツ」。このうち、“旅する水族館”をテーマに掲げる「海中水族館シードーナツ」は、全国でも数少ない海に浮かぶ水族館で、水槽見学だけでなくイルカのショーが観れたり、イルカとのハイタッチやトレーナー体験など様々なイベントも行われています。まず入口で、券売機でのチケットの買い方が分からずに杉野さんが相談したのは、カウンターにいた若いながら水族館の館長をしている河野さん。親切に教えて貰ったついでに、地元の出身ではないこと、なぜここに勤めたのか、マンションではなくアパートを借りて住んでいることなど、根掘り葉掘り聞き出します(笑)。海上に建てられた水族館へ渡る桟橋の上にあったのは、「タッチングプール」と名付けられた海の生き物に触ることが出来るコーナー。毒があるかもと心配する杉野さんですが、近くにいたスタッフから『毒がある生き物はいるにはいるんですがー、食べない限りは大丈夫です。口に入れなければ触ってもらって大丈夫です!』と声を掛けられ、『言い方なんか嫌でしたねぇ~』と…。なんとか水槽に手を入れようとした杉野さんですが、ナマコを見つけた瞬間に『ナマコいるじゃん、無理無理無理!』と拒絶反応。スタッフが小さいナマコならと手に乗せて差し出してくれますが、『そっちの方がムリだわ!』と、ナマコに怯える杉野さんでした(笑)。

【鶴瓶さん】 元梅商店にて

鶴瓶さんが元梅商店の店先に座り込んで奥さんと話をしていると、島民の元梅さんに吉坂さんにと、次々にお客さんが来店。皆さん暑いので、アイスクリームを買いに来たんだとか(笑)。大矢野島から嫁いできたという元梅さんのご主人は、仕事が暇なときは釣三昧で、趣味が高じて釣りの道具も自分で手づくりしていると、大きな鯛を釣り上げた時の写真を見せてくれました。おかげで、毎日タイにカニにハモにと美味しい魚が沢山食べられて、この島に嫁に来てよかったそうです(笑)。

【杉野さん】 イルカとの触れ合い!

杉野さんが海上の水族館へとやってくると、海の中に設えられた四角いイルカの生簀プールでは、ちょうどイルカの“陽(はる)ちゃん”による立ち泳ぎの挨拶やお歌、ハイジャンプ等の芸が披露されている最中でした。杉野さんが生簀へと降りていくと、スタッフの鶴田さんや藤崎さん、倉橋さんが迎えてくれて、イルカに触らせてくれるそうです。イルカの背中をなでなでする杉野さん、その感触はまさに『濡れたなすび』の様なんだとか(笑)。スタッフの皆さんは、全員二十歳そこそこの若い人ばかり。ドルフィントレーナーを目指す人を分類すると、イルカ―ショーと触れ合いのどっちをやりたいかに別れ、倉橋さんはお客さんと近い距離でお喋りがしたかったので、この触れ合い施設を選んだそうです。上天草で行って良かった場所があるかと尋ねると、猫がいっぱいいる「湯島」が良かったと鶴田さん。雰囲気もよく、ゆっくりしている所だとか。

イルちゃん号

駐車場があるパールガーデンから水族館の入口までは少し離れているので、帰りは送迎バス「イルちゃん号」で、館長の河野さんが杉野さんとスタッフらを送ってくれるそうです(通常は片道100円、3歳以下は無料)。大音量の楽し気な音楽が流れ、かわいくデフォルメされた送迎バスに揺られて、海風にあたりながらしばし海沿いのゆっくりしたドライブを楽しむ杉野さんでした(笑)。

【鶴瓶さん】 大矢野島の商店街へ

ミスターバーガー

大矢野島に戻った鶴瓶さんは、上天草市の中心部にある商店街へとやって来ました。商店街とはいえ、今や開いている店は殆ど見当たらず、『何もあらへん…』と嘆く鶴瓶さんが少し歩いた先で見つけたのは、今風なハンバーガー店「ミスターバーガー」。店内に入ってみると、カウンターの中で迎えてくれたのは店主の山口さん。自分で何か商売をしてみたいが大人相手は無理だろうと、子供相手のバーガー屋をやろうと思い立ち店を開いたのが43年前、すると学生さん達が大勢来てくれたそうです。パティ(パテ)は全部手づくりで、エビや照り焼が人気と聞き、鶴瓶さんはテリヤキバーガーを注文します。

【杉野さん】 猫の島「湯島(談合島)」へ

杉野さんは、水族館で鶴田さんに教えてもらった“猫の島”、「湯島(談合島)」を訪れます。湯島までは、大矢野島の江樋戸(えびと)港から1日5往復している定期連絡船で約25分、杉野さんは番組が手配したチャーター船に乗って湯島に渡った様です。島に上陸すると、さっそく沢山の猫がお出迎え(笑)。港にいた松尾さんに声を掛けると、ちょうどそこにタチウオ漁に出ていたご主人が帰ってきて話を聞くことができました。桟橋に船が着くと猫が寄ってきて、松尾さんが獲ってきたタチウオを桟橋の上に放り投げると、猫は頭から魚に齧り付きます!。湯島出身の松尾さんと大矢野島出身の奥さんは高校の同級生だそうで、卒業して直ぐに結婚、25歳になる息子さんとピンクの髪の女の子の二人兄妹で、お兄ちゃんはお父さんと一緒に漁に出ていて、親子で主に潜り漁でウニなどを獲っているそうです。“猫の島”として人気の湯島は、週末には大勢の観光客が訪れ、「日の出荘」や「乙姫邸」といった旅館も複数あるそうです。さらに、「恋する灯台」もあるので湯島を訪れるカップルも多いと松尾さん、その灯台まで軽トラで連れて行ってくれるそうです!。

【鶴瓶さん】 「ミスターバーガー」にて

手づくりパティが人気の秘訣とミスターバーガーの山口さん、鶴瓶さんにはテリヤキバーガー(340円)を、スタッフにはエビカツバーガー(350)を作って振る舞ってくれました。大きく口を開け齧り付くと、『さすが40年の味やな』と鶴瓶さん、めっちゃ美味しかったそうです(笑)。すると、そこに店を訪ねて来たのは常連客という直江さん親子。ハンバーガーを食べに来たのかと思ったら、これから歯医者に行く途中で鶴瓶さんが来ていると聞いて、今日は覗きに来ただけなんだとか…。『ジュース買って』とねだる子供に、『歯医者終わって歯きれいになったらこっち来なさい』と諭す鶴瓶さんでした(笑)。

【杉野さん】 恋する灯台「湯島灯台」にて

湯島灯台-海上保安庁・熊本海上保安部

松尾さんの軽トラに乗せてもらい、恋する灯台に認定されている「湯島灯台」にやって来た杉野さん。車を停めた場所から5分ほど山道を登りますが、ここにも猫がいました。そして灯台から見た海の景色は、太陽も傾きかけていて絶景です。夕日が沈むタイミングなら最高にステキだろうと、さすが恋する灯台プロジェクトに認定された灯台だと納得する杉野さん。島のいいところを尋ねると、『じいちゃんばあちゃんから1-2歳の子供達までみんなが知り合いで、いいことすれば褒めてやるし、悪いことすればどこの子だって怒ってくれる、島全体が家族みたいなもの』と松尾さん。ついでに奥さんのいいところを尋ねると、照れながら『全部が好きです』と答えてくれました(笑)。港に帰り再び奥さんに会った杉野さん、奥さんにも島のいいところを尋ねると『海がきれいなところ』だそうです。そしてお父さんの好きなところはと尋ねると、『(お父さんが全部というなら)じゃぁ私も全部で…』と(笑)。ステキなご夫婦でしたが、松尾さん夫妻にとっても恋する灯台は特別な場所だと小野アナウンサー。なんと高校を卒業したばかりで結婚式が挙げられなかった松尾さんは、奥さんに一度はウエディングドレスを着させてあげたいと、5年ほど前にサプライズで灯台でウエディングドレスを着て写真撮影をしたんだそうです!。

【エンディング】

ステキなお二人と話していると心がポカポカしてくると杉野さん、島を離れる際には島の人たちが岸壁から手を振って見送ってくれました。帰りの船の上から湯島を眺め、『家がババババーとあって、それが全部家族みたいな、それは羨ましいし、こういうところが地元だったらいいなぁ~』と振り返る杉野さん。奇跡の出会いにあふれたステキな旅を締めくくったBGMの曲は、『明日 今日よりもスキになれる あふれる想いが止まらない、今もこんなにスキでいるのに 言葉にできなーい…』と、杉野さんも参加するグリーンボーイズの「キセキ」でした!。

後編の再放送は、11月6日(月)午後4時15分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(後編)

鶴瓶さん

杉野遥亮さん


 

番組内で紹介された 上天草市の名物など


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