鶴瓶の家族に乾杯 | 岡山県井原市(近藤春菜さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和元年5月20日(月)放送 ハリセンボン近藤春菜と岡山県井原市ぶっつけ本番旅!

旅のゲストは、お笑いコンビ「ハリセンボン」のツッコミ担当、近藤春菜(こんどう はるな)さん。相方(ボケ担当)は、箕輪はるかさん。共に東京都狛江市の出身で、春菜さんは箕輪さんより3つ若い36歳。写真は、本人のいい画像が見つからず、似ていることでお馴染みの、角野卓造さんの写真を拝借(汗)。『角野卓造じゃねーよ、マイケル・ムーアでもシュレックでもねーわ!』との声が聞こえてきそうです(笑)。昨年の大河ドラマ『西郷どん』では、京都にある薩摩藩の定宿・鍵屋の仲居で、吉之助(後の西郷隆盛)に想いを寄せる”虎”(とら)役を演じていました。

今回の旅の舞台は、岡山県の南西部、広島県との県境に位置する井原市(いばらし)。昭和28年の合併で誕生した旧・井原市に、旧・芳井町と旧・美星町が平成17年に編入され、今の井原市になりました。県境に位置することから、井原・芳井地区は広島県福山市との結びつきが強く、一方で美星地区は岡山県倉敷市との結びつきが強い土地柄だそうです。とは言え、井原は倉敷と並んで、「岡山デニム」の主要産地。かつて、井原のデニム生産量は全国の7割を占めていたそうです。一方、美星町(びせいちょう)は、町名にちなんで「天文の町」として町おこしを推進、天文家の間ではとても有名なんだそうです!。地域一丸となって星空を守ろうと、1989年には全国に先駆けて「光害防止条例」を制定、1993年には美星天文台が開設され、また2000年より美星スペースガードセンターが併設されています。

そこで、今回の旅のテーマは、「デニム」か「星」と、勝手に予想!(汗)。日テレ「スッキリ」に、加藤浩次さんらとMC出演している近藤さん。2016年11月の放送では、岡山県倉敷市児島地区のデニムを特集し、以降、デニムを着る機会も多くなったようです。また、今4月からNHK『土曜スタジオパーク』のMCに抜擢された春菜さん、4月には新・朝ドラ『なつぞら』特集が組まれることから、”夏空→星空”繋がりとか?これは苦しい~(汗)。


ロケが行われたのは、平成31年3月16日(土)。旅のゲストは、ハリセンボンの近藤春菜さん。体型的に、自分に合うジージャンやジーパンが見つからず、有名な産地に行けば見つかるだろうと、デニムの生産が盛んな井原市を旅先に選んだそうです(笑)。小野アナウンサーによると、もともと井原市は織物産業で栄えた町で、たまたま井原の藍染め綿布がアメリカのデニムに似ていたため、戦後からデニム生地が盛んに作られるようになり、最盛期には国産デニムの7割が井原産だったとか。「デニムの聖地」と呼ばれるだけあって、市の職員の制服も、なんとデニムで作られています!。

桜の名所として知られる「桜橋公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと春菜さん。少し手前で車を降りた春菜さん、景色のよい小田川沿いの「井原堤」を歩いていると、隣に建つ「いばらサンサン交流館」の裏手に集まっていた子供たちから手を振られ、話し掛けてみます。バドミントンの練習に来ていて、たまたま外に出て休憩をしていたら、春菜さんを見つけたようです。一方の鶴瓶さんは、春菜さんがなかなか現れず、方々を探し回ることに(汗)。コーチの三宅さんから、桜橋の上にもテレビカメラの一行がいたと聞いた春菜さんは、子供たちに案内してもらい、ようやく鶴瓶さんと合流することが出来ました(笑)。鶴瓶さんは、デニムの町を訪れるにあたり、一番お気に入りのジーンズを履いてきたそうですが、股の部分のツギハギが”おむつ”みたいと、子供たちにからかわれてしまいます(笑)。自分も体型に合うジーンズが欲しいと春菜さん、すると子供たちが、井原駅に行けばデニムストアがあると教えてくれました!。その後、子供たちを体育館に送り届けた鶴瓶さんと春菜さんは、形から入るタイプと桃田賢斗選手着用モデルのシューズを履いたコーチに教わりながら、しばし子供たちと一緒にバドミントンを楽しみました(笑)。

ここでスタジオから、デニムだけじゃない、井原市の魅力をビデオ紹介。
 まずは、『願いがかなう!?美しい○○』。井原市美星町は、その名のとおり美しい星空を見ることができます。この星空を守るために井原市では、上空へ向かう街灯の光の遮断や夜10時以降の消灯奨励などを盛り込んだ、「光害(ひかりがい)防止条例」を全国に先駆けて制定。さらに、お星さまに願い事ができるようにと、町中には「願いかなうポスト」が設置されています!。
 続いては、『日本の近代彫刻界の○○』。日本の近代彫刻界の巨匠・平櫛田中(ひらくし でんちゅう、1872-1979)は、井原市の出身。「田中(でんちゅう)美術館」には、彼が107歳で亡くなるまで作り続けた多くの作品が展示されています。中でも”試作鏡獅子”は、田中が22年かけて作った鏡獅子の完成に繋がる貴重な作品です。
 最後は、『名産品・○○○のグルメ』。「いばらーめん」の特徴は、たっぷり入った井原市名産品のごぼう。地元では”ごんぼう”と言います。昔ながらのシンプルな醤油スープと、ゴボウの組み合わせがマッチして、とても美味しいそうです。幸楽のラーメンも顔負けですね、春菜さん?って、角野卓造じゃねえーよ!(笑)。

鶴瓶さんと春菜さんは、子供たちに紹介された、井原鉄道井原駅の駅ナカにあるデニム店「井原デニムストア」を訪ねます。店員をしていたのは、自らも「おのはなこ商店」というデニムの服飾雑貨のブランドを営んでいる小野さん。井原はもともとはデニム生地の生産地で、市内にはショップが無かったことから、井原デニムをPRしようと、小野さんも加盟する「井原被服協同組合」が共同で出店したアンテナショップが、このデニムストアなんだそうです。小野さんにすすめられたジャケットを試着した春菜さん、『すごくイイ~!』と、とても気に入ったようです。『丈感もちょうどいいし、袖が長いのは折り曲げて着たらいい』と、小野さん。後ろから、春菜さんの手の短さを指摘する鶴瓶さんですが、実は『俺もめっちゃ短い』と訴えると、私もですと応える小野さん。その後はずっと、その手の短さをネタにボケ合う三人でした(笑)。春菜さんお気に入りのジージャン(25,000円+税)は、『ショートカットにしてからずうっとお前のこと想ってた』と、鶴瓶さんが買ってあげることに。すると横から小野さん、『前からずっとショートカットですよね?』と(笑)。次に小野さんが勧めてくれたのは、麺の太さや色が糸と似ていることから、食用の藍を練り込んで作ったという「井原デニム素麺」。こちらも鶴瓶さんが買って、春菜さんにプレゼントしました。後日スタジオには、小野さんから鶴瓶さんと春菜さんの二人に、デニムのネクタイと帽子のプレゼントが届きました!。

井原駅前の住宅街を歩き出した、鶴瓶さんと春菜さん。子供たちの大きな声を聞きつけて訪ねたのは、大きな3階建ての船倉さんの家。子供たちと一緒に、勝手に家に上がり込んだ鶴瓶さんですが、そこは大阪の出身という奥さん、散らかっているし化粧もしていないと言いながら、二人を歓待してくれました(笑)。子供たちは、一緒に住んでいる長男夫婦の子供や、近所に住む孫らで、大そう賑やかです。この2世帯住宅を建てたご主人は、3年前に亡くなってしまったそうですが、幸せそうな大家族の暮らしぶりを見て、心和む鶴瓶さんと春菜さんでした。

ここで二人は別れ、それぞれ一人旅に。

デニム素麺離れていく鶴瓶さんの後ろ姿を見送る春菜さん。するとそこに、自転車で通りがかった女子中学生たちが、春菜さんを見つけ大騒ぎに。なんと彼女達も、バドミントン部だそうです!。そこで春菜さん、先ほどデニムストアで頂いた「井原デニム素麺」を、茹でて食べさせてくれる家は無いかと相談すると、急に静かになる女子中学生たち(笑)。すると、唐木さんの周りにいた子たちが、『のんちゃん家なら、すぐそこだからいける行ける!』と囃し立てると、『みんな一緒になら』と、家に案内してくれることに。鶴瓶さんを見習って、強引に家に上がり込む春菜さんですが、井原市役所勤めのお父さん、さすがに断ることも出来ず、麺つゆが無いと分かると、すぐに買いに走ってくれました(笑)。生憎お母さんが留守で、料理は滅多に作ったことが無いというお父さんですが、春菜さんの求めに応じて、そうめんを茹でて、春菜さんと子供たちに振る舞ってくれました。キレイな色に茹で上がったデニム素麺を頂いた春菜さん、さすがにデニムの味はしないそうですが、美味しいそうです。皆にも食べる様に勧めますが、料理ベタなお父さんが茹でた素麺は、全部ひとっ塊に!(笑)。

一方の鶴瓶さんは、出会いを求めて「サンロード中町」の商店街へ。車の中でおにぎりを食べ、腹ごしらえしてから街を歩き出すと、酒蔵らしき古い煙突をみつけ、訪ねてみることに。そこは鶴瓶さんの読み通り、銘酒一品(いっぴん)印醸造元の「瀧本酒造」でした。事務所で熱心に机に向かっていた先代に話を聞くと、半年前に奥さんに先立たれそうですが、87歳にして矍鑠とされています。鶴瓶さんが若さの秘訣を尋ねると、いつまでも働くことだそうですが、仕事を辞めてからは好きな音楽に熱中し、バイオリンを弾いたり、今年からはピアノも習い始めたとか。90歳の手習いをする人に初めて出会ったと驚く鶴瓶さん、ぜひバイオリンの演奏を聞きたいとお願いしますが、下手で烏滸がましいからと、頑として断る瀧本さんでした(笑)。

あの手この手で瀧本さんにバイオリンを弾かそうと試みた鶴瓶さんですが、ついにその演奏を聞くことは出来ませんでした(汗)。そこでスタッフが、後日再び瀧本さんを訪ね、しつこく交渉すると、ついに瀧本さんがバイオリンを弾いてくれることに。奥さん以外の人に聞かせたことが無いと話す瀧本さんのバイオリンは、確かにお世辞にも上手いとは言えませんが、87歳にしてバイオリンの練習を続ける姿勢には、たいそう感銘を受けました。最後に瀧本さん、『頑張って練習して、聞いて貰えるようになりたいので、それまで鶴瓶さんもお元気で』と、メッセージを届けてくれました。

女子中学生たちから、「星の郷青空市」の手前にあるジェラート屋さんが美味しいと教えられた春菜さん、その美星町にある道の駅を目指すことに。道の駅でバスを待っていた親子に話を聞くと、なんとこの子もバドミントン部!。すると後ろから、『本物の春菜さんですか?』と声を掛けてくれたのは、逆に『偽物の春菜さんですか?』と聞き返えすほど、春菜さんによく似た「徳山牧場 アイス工房」の奥さん(笑)。ご主人と息子さんが酪農をし、その牛乳を使って奥さんとお嫁さんとでジェラートを作っているそうです。奥さんおすすめのミルクと、店を手伝ってくれているお嫁さんの妹さんおすすめのイチゴのジェラートを頂いた春菜さん、とっても美味しいとパクパク食べながら、お二人にいろいろな話を聞きました。

ここでちょっと一息、岡山県井原市の「家族に一杯」の時間です。
 やってきたのは、山間にある美星地区。ここに名物料理があるそうです。お客さんで賑わう「夢味庵」(ゆめみあん)を訪ねると、常連さんが『何時もの』と注文して出された料理は、本日の一杯、「角煮そば」(900円)。味がぎゅうっと染み込んだ、分厚い角煮は、とても食べ応えがありそうです!。でも、『お箸で切れるくらい柔らかいので、すごく食べやすくて美味しいです』と、男性のお客さん。『こってりしているようで、あっさりしているので、このお蕎麦のダシとよく合っていると思います』と、女性のお客さん。使っているお肉は、お客さんの健康を第一に、地産地消で美味しい「美星豚」を使っているそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『 26』(Paramore)でした。

鶴瓶さんが引き続き商店街を歩いていると、『角野卓造さんに会えました?』と声を掛けてくれたのは、旅の冒頭で鶴瓶さんが春菜さんを見ていないかと尋ねた藤井さん(笑)。すると藤井さん、たまたま通りがかった「天満屋金物店」を指さし、『ここも古いんですよ』と教えてくれました。暖簾には、”創業 宝暦元年(1751年)”と書かれています。それを見てビックリした鶴瓶さん、店を訪ね、店番をしていた熊谷さんの奥さんに話を聞くと、建物も100年くらいになるそうです。ただし暖簾は、デニムの生地で谷本さんに作ってもらった、今風のお洒落なもの。たまたま人から、暖簾を頼まれていたという鶴瓶さん、谷本さんの住所を教わり、訪ねてみることに。

ジェラート屋で出会った徳山さんのお宅を訪ねることにした春菜さん。隣に建てられた長男夫婦の家を訪ねると、出迎えてくれたのは、お嫁さんと3人のお孫さん。ほどなくして、長男とご主人、さらにはお婆ちゃんも会いに来てくれて、4世代の賑やかな家族に乾杯となりました!。春菜さんが、ぜひロボット搾乳を見せて欲しいとお願いすると、息子さんが牛舎に案内してくれることに。徳山牧場では、現在100頭ほどの牛がいるそうです。そして牛たちは、乳を搾って欲しくて、自ら搾乳機に入って行くんだとか(驚)。牧場から家に戻る途中、孫たちが『クライミングを見せてあげるね』と言うので倉庫に立ち寄ると、なんとそこには、自家用のボルダリングの壁が作られていました!。子供たちが、ヒョイヒョイと登る姿をみて、春菜さんもチャレンジしてみますが、ようやく登ったはいいものの、今度は降りることが出来ません(汗)。

天満屋のデニムの暖簾を作ってくれた、「モードプランニング タニモト」(MPT)の谷本さんのお宅を訪ねた鶴瓶さん。MPTはジーンズのメーカーで、企画したものを協力工場で縫製してもらって作っているそうです。デニム生地で作られた、前掛けや風呂敷を見せてもらった鶴瓶さん、大そう気に入り何処で買えるのかと尋ねると、井原駅の「井原デニムストア」で売っているそうです(驚)。鶴瓶さんが、さっきそこに行って2万5千円のジージャンを買ったと伝えると、なんと谷本さん、『うちのジージャンですね』と、同じ商品を家から出してきてくれました(笑)。『回り回って、物に結び付いたよ』と、大喜びの鶴瓶さん、小野さんに是非このことを知らせたいと、デニムストアに戻ることに!。谷本さんに貰ったデニムの前掛けを着けた鶴瓶さん、再びデニムストアを訪ねると、『今回の旅はここでスタートして、ここで終わったわ』と、小野さんにお礼を伝えました。

再放送は、5月24日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

井原市の魅力紹介

鶴瓶さん

春菜さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 井原市の名物など

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