鶴瓶の家族に乾杯 | 沖縄(タモリさん)~新春スペシャル~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和2年1月1日(水)放送 ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 新春!沖縄スペシャル

年の初めは「ブラタモリ」と「鶴瓶の家族に乾杯」、2つの旅番組が夢のコラボ!。タモリさんと鶴瓶さん、NHKの看板番組を持つ2人が、「同じ日」「同じ時間」「同じ町」を旅する新春特別番組も、今年の正月で5回目!。タモリさんは「土地の歴史・地形」をテーマに、鶴瓶さんは「土地柄・人柄」をテーマに、同じ日、同じ場所で旅します。しかし、二人は犬猿のキャラクター(汗)。旅の様相が、全く異なる所が魅力です(笑)。

これまで放送された過去の番組内容は、こちらをご覧ください。

久高島の場所今回は沖縄を舞台に、”神の島”と呼ばれる「久高島」を目指して、タモリさんと鶴瓶さんがそれぞれの流儀で旅をします。二人は、浦添城跡(浦添グスク)で目撃されていますが、果たして、どう久高島へ繋がるんでしょうか?。

久高島(くだかじま)は、沖縄本島の東南端、那覇市から東へ20kmほどの場所にある知念岬の沖合 5kmほどの海に浮かぶ、小さな島です。島の外周は8km、最高地点の標高は17mと平坦で、人口は約180人。島民の結束により今まで観光開発が全くなされず、現代でも琉球王朝時代からの信仰と伝統が守られ続けていることから、”日本最後の聖域”とも言われています。手つかずの豊かな自然が残る島で、のんびりとしたシマ時間を過ごすのが、久高島観光の流儀。果たして、賑やかな二人は、どんなシマ時間を過ごしたのでしょう(笑)。


ロケが行われたのは、令和元年11月6日(水)。今年の二人の旅の舞台は、沖縄!。タモリさんと鶴瓶さんは、那覇空港から出発する「沖縄都市モノレール」(愛称:ゆいレール)の車内で待ち合わせ。案内してくれたのは、職員の前外間さんと安谷屋さん。先にタモリさんが乗り込んだ車両は、番組の貸し切りなので他に乗客はいません。運転席の真後ろの席が空いているので、そこに座りたいタモリさんですが、残念ながら視聴者に背を向けるわけにもいかず、案内された窓側の席に座ることに(笑)。まもなくして鶴瓶さんも登場。モノレールは、昨年(2019年)10月1日に延伸した終点の「てだこ浦西駅」に向けて出発します。そして、そのモノレール内から、早くもタモリさんと鶴瓶さんの爆笑トークが始まります(笑)。タモリさんは、途中の車両基地で見ることができた跨座式モノレールや、最大勾配60‰(パーミル)の急坂に興味津々ですが、鶴瓶さんにはチンプンカンプン(笑)。そして右手には、2019年10月31日未明に発生した火災で、悲惨な姿と化してしまった「首里城」を見ることができました。

終点の「てだこ浦西駅」のホームで二人を待っていたのは、林田理沙アナウンサー。そしてタモリさんの前に差し出された”タモテバコ”の中に入っていた今回の旅のお題(指令)は、「沖縄の神髄は“日の出”にあり!?」。ちなみに「てだこ」とは、浦添が琉球王国の首都であったときに浦添一帯を治めた英祖王の別名。彼の母親のお腹に太陽がドカンと入って身ごもったとされる伝承があり、沖縄の方言で太陽を意味する「てだ」の子「こ」と呼ばれました。ナレーションの草なぎ剛さんによると、てだこ浦西駅がある浦添市は、今回のテーマを解き明かすのにピッタリの場所なんだそうです!。

ここからブラタモリ一行+鶴瓶さんを案内してくれたのは、沖縄の歴史を自身で書いたイラストを使って分かりやすく伝えている研究者、上里隆史さん。上里さんがまず向かったのは、13世紀に英祖王が築いたといわれているお墓「浦添ようどれ」。お墓に通じる通路は、”暗い門”という意味の「暗しん御門(くらしんうじょう)」と呼ばれています。沖縄戦で崩れてしまったのですが、それ以前には塀の上に大きな岩盤が乗っていました。その暗い通路を抜け、石積みの中御門(なかうじょう)をくぐった先には、琉球石灰岩(沖縄に広く分布し石垣などに使用されるサンゴや貝殻が堆積してできた岩)を使った明るい色調の、英祖王の前庭(一番庭)があります。前庭から中御門を振り返ると、ちょうどそのアーチ門の真ん中に、冬至の日の太陽の日の出が見える位置に作られているそうです。冬至は一年で一番日が短かく、以降は日が延びていくことから、再生の象徴として設計されたものとされています。 沖縄の人々が考えた世界観 昔の沖縄の人々が考えた世界観は、この世界は平板で、東にある”てだが穴”から登った太陽は、西にある”てだばんた”(太陽の崖)に沈み、崖に開いた穴から地中の世界に入るというもの。浦添ようどれから、その”てだが穴”があるとされる東の方向に見えるのは、海の上に浮かぶ平たい島、「久高島」(くだかじま)です。当時、浦添に暮らした人々は、久高島こそが”てだが穴”だと考えたことから、今でも久高島は「神の島」とも呼ばれています。そして、神の島の東に広がるのが、東の彼方にあるとされる理想郷、「ニライカナイ」であると考えられていました。そろそろ歴史話に飽きてきた鶴瓶さん、上里さんに勧められ、ニライカナイのある東へと一人旅を始めることに!。ブラタモリ一行を残し、浦添ようどれを後にする鶴瓶さんは、『案外 はよう逃げられたなぁ』と、嬉しそう(笑)。

タモリさんは、引き続き上里さんに案内され、ありがたい場所を目指して東へと進むことに。次にやって来たのは、南城市にある「斎場御嶽」(せーふぁうたき)。沖縄の各地にある御嶽の中でも特に格式の高い、最高の聖地と崇められ、世界遺産にも指定されています。上里さんによると、御嶽の入り口に積まれていた石は香炉で、御嶽への立ち入りが禁じられていた男子は、この場所で祈りを捧げたそうです。沖縄では古来、女性に霊力が備わっているとされる信仰があり、女性が宗教行事を司っていました。もちろん今は、男性も中まで入ることができます。大庫理(うふぐーい)は、聞得大君(きこえおぎみ)とおいう琉球王国で最高の神職の女性が就任式を行った場所です。そこで待っていたのは、琉球大学で地球科学を研究している緒方隆幸さん、ブラタモリには3回目の登場です。緒方さんに案内され進んだ先にあったのは、祈りの場所のひとつ、寄満(ゆいんち)。そこにあったのは鍾乳石です。斎場御嶽は、もともとは地下の鍾乳洞でしたが、鍾乳洞の天井にあった山は風化と浸食により徐々に薄くなり、最後は崩れ落ちて今の様な神秘的な岩場の空間が生まれました。次に向かったのは、斎場御嶽のシンボルともなっている三角岩。この三角形の空間は、琉球石灰岩の下にあった泥岩層が地滑りを起こし、その上の琉球石灰岩の層が割れて横ずれしながら落ちたことで生まれたものです。しかしこの神秘的な空間を、昔の人は”てだが穴”に重ね合わせ、この先の空間を神聖な場所として崇めました。三角岩をくぐった先の拝場から東に見えたのは、神の島と呼ばれる久高島。その昔は岩に塞がれ久高島は見えなかったらしいのですが、東のニライカナイからやってくる霊力は、広場の後ろに聳える岩にぶつかり、この場所に聖なる力がストックされると考えられた様です。

今回は早々とブラタモリ一行と別れることができて、大喜びの鶴瓶さん(笑)。上里さんから『東へ向かわれたらいかがですか』と言われ、人に指示されるのが大っ嫌いな鶴瓶さんは、別のところに向かおうとしますが、気が付けば、着いた先は東にある安座真港。そこで待っていたのは、ブラタモリ一行が久高島へ向かうためにチャーターしていた船で、鶴瓶さんは先に勝手に乗り込み、久高島へ渡ることに。目指す久高島は、安座間港から船で20分ほど。鶴瓶さんは、ブラタモリ用にチャーターされた船を勝手に使った罰か、珍しく船酔いしてしまいます(笑)。久高島に上陸すると、鶴瓶さんがまず出会ったのは、”鶴瓶の家族に乾杯”では名物の様に登場する、歯が無い糸数さん(笑)。続いて、「久高島船待合所」に居た女の子から声を掛けられた鶴瓶さん、何とさっき乗せてもらった海上タクシー船の船長、内間さんの娘さんだそうです。そこで鶴瓶さんは、チケット売り場で働いていた平木場さんや、島に観光に来ていたフェドッジさん、待合所の売店で働いていた外間さんらに話を聞きました。鶴瓶さんは、久高島の豆や塩、沖縄黒糖などで作られた名物の「氷ぜんざい」(570円)を頂きながら、海ぶどうを養殖している内間さん夫婦や、「ふがにまぁす」という塩(マース)を作っている西銘さんのことを知ることができました。

ここでスタジオの小野アナウンサーが、久高島を紹介。神の島として、昔から様々な祭事が行われてきた島なので、訪れた人々には「久高島で守ってほしいこと 7か条」があるそうです。

  1. まずは、「あいさつ」をしましょう
  2. 島におじゃまするという気持ちで、地域の決まりを理解しましょう
  3. 久高島には御嶽や拝所等、立ち入れない場所があります
  4. 久高島の自然物(石や砂、樹木等)の持ち出しはご遠慮ください
  5. 島は生活の場です。当たり前のマナーを守り、島の暮らしを感じてください
  6. 久高島のヤシガニを獲らないでください
  7. 来島者のみなさんもぜひ一緒に心地よい久高島づくりにご協力ください

鶴瓶さんが次に向かったのは、外間さんから教えてもらった、内間さんの海ぶどうの養殖場。しかし訪ねあてた先は、福治さんが経営している海ぶどうの養殖場「福YOU」でした(汗)。収穫作業をしていた奥さんの隣に座りこんだ鶴瓶さん、手のひらを出すと奥さんが次から次へと海ぶどうを取って乗せてくれるのをいいことに、『美味しい』とパクパク食べてしまう鶴瓶さんでした(笑)。新鮮な海ぶどうは、酢などを付けずにそのままで頂くか、海ぶどう丼にして食べるのがおすすめだそうです。

一方、タモリさんが次に訪れたのは、斎場御嶽から南へ車で15分ほど、東の海が望める「百名ビーチ」。ビーチでの移動手段は、なんと「与那国馬」(笑)。馬に跨り少し進んだ先には、海の中に「ヤハラヅカサ」と記された石碑が建てられていました。満潮時には水没しますが、干潮時には石碑全体が海面上に現れます。ここは、沖縄を作ったとされる女神の”アマミキヨ”が、沖縄本島で最初に上陸した地点とされている場所です。アマミキヨは、あらゆる恵みを沖縄にもたらしたとされますが、その一つが稲作で、稲作発祥の地がこの場所であったとか。タモリさんが振り返ると、そこには小さな川が流れており、その水源を辿ると、その水は琉球石灰岩と泥岩の地層の境目から湧き出していました。崖の下からはあちらこちらで水が湧き出しており、そうした自然環境もあって、この地で稲作が可能になったようです。

鶴瓶さんは福治さんから、フィリピン人のお嫁さんの舅さんがやっている島内に一軒しかない「内間商店」に、先日「カジマヤー(風車祭)」という97歳の長寿のお祝いをしたお婆ちゃんがいると教えられ、訪ねることに。店に出てきてくれたお婆ちゃんは、耳は遠くなりましたがお元気で、電卓をたたいて計算もしているそうです。そこに買い物に来たのは、那覇から来たという観光客の女性。160円の”さんぴん茶”を4本買うと料金は640円で、1千円のおつりは360円と、このくらいの計算は電卓を使わずとも暗算で済ますお婆ちゃんでした(驚)。小野アナウンサーによると、沖縄では数え年で97歳になると人間は子供にかえるとされ、子供が喜ぶ風車(カジマヤー)を持ってお祝いするんだそうです。

店を出た鶴瓶さんが道で出会ったのは、若い男性が運転する車。助手席で赤ちゃんを抱いていた奥さんから、島で最年少の子と知らされ、今しがた島で最年長のお婆ちゃんに会ってきた鶴瓶さんはビックリしますが、さらに驚いたことに、その赤ちゃんがカジマヤーのお婆ちゃんのひ孫なんだそうです!。鶴瓶さんは、島の最年少の赤ちゃんを抱きながら、内間さんご夫婦に、島での暮らしぶりなどについて話を聞きました。最後に鶴瓶さん、「ふがにまぁす」という塩を作っている場所を内間さんに訊ねると、なんとさっき内間商店にいた伯父さんが作っているんだそうです(汗)。『えぇぇ!?』と驚いた鶴瓶さん、再び商店に戻り内間さんに訊ねると、内間さんが作っている塩は、「太陽(ティダ)ぬ真塩」と「月(ティキ)ぬ真塩」というんだそうです(笑)。内間さんからタダで塩を貰いお土産もゲットできた鶴瓶さん、『よし これで終わりや、帰りま~す』と帰路に就きました(笑)。

一方のタモリさんは、ちょうどその頃、ようやく久高島に上陸。先に鶴瓶さんが歩き回った島ですが、再びブラタモリ風に歩いてみると、平らな島とはいえ港から離れると徐々に起伏があり、琉球石灰岩の昔ながらの石積みが続いていることに気が付かされます(笑)。タモリさんが久高島で最初に訪れたのは、実は鶴瓶さんも偶然先に参拝していた、「久高殿(御殿庭・ウドゥンミャー)」。久高殿は、前後が吹き抜けになっている門の様な造りで、後ろに広がる森は神様が住む世界、こちら側は我々が住む現世で、神殿はその2つの世界を繋ぐトンネルの様な役割と考えられていた様です。この神殿では、12年に1度催される「イザイホー」という神事に使われていました。イザイホーとは、久高島の女性が神職者になるための神事で、後継者不足により1978年を最後に行われていませんが、昔は久高島の女性は全員が神に仕えて神職になるのが、島の習わしだったそうです。神殿の左側の建物は、イラブー(ウミヘビ)の燻製を作る場所だそうです。イラブーは、昔はニライカナイの神様からの贈り物と考えられていて、神職に関わる人しか獲ってはいけなかったとか。その神様からの有り難い贈り物を、神殿の隣で燻製にしたんですね。今でも沖縄では、昔と変わらない方法で、イラブーの燻製が作られています。見た目はともかく、味はカツオに似ていて美味しいそうで、久高島の最年長の内間さんの長寿の秘訣も、実はイラブーにあるらしいです!?。

イラブーの燻製タモリさんは、ありがたい東を目指して、ついに久米島でも最も東に位置する「カベール岬」にやってきました。久高島でも、一番ニライカナイに近い場所ですね。周りの海を見渡すと、白波が立っています。つまり久高島の周囲は、サンゴ礁の浅瀬が広がる場所。その昔、海面が低かった時代には、沖縄本島に繋がっていたとか。今では、標高17.5mの久高島が、ギリギリ海の上に残っている状態だそうです(汗)。

再放送は、1月4日(土)午後4時30分~午後5時58分に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

タモリさん

鶴瓶さん

 


番組内で紹介された 沖縄の名物など

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