与那国ダイビングと西表島観光

マイレージをためて海底遺跡の与那国へダイビングに、ついでに西表島を観光してきました。

与那国島のコブシメ

 1.マイレージを使った旅行計画

ようやくJALのマイレージが貯まったので、初めて特典航空券(国内)をゲットしてダイビングに出かけることにしました。

年内に消滅してしまう分が相当あったので何とか年内に消化したかったのですが、せっかく貯まったマイレージ、少しでも遠くへ行きたいと石垣以遠を狙たら、これがなかなか羽田?石垣間の飛行機の予約を確保することができません。2ヶ月前から予約可能ですが、一日2便ある羽田→石垣が何とか確保できたとしても一日1便しかない(何故?)帰りの石垣→羽田が確保できなかったりで、年末はどんどん迫ってきます。10月初め、日数が予定より長い6日間となってしまいましたが、ようやくのこと11月末から12月頭にかけての羽田?石垣間の往復の飛行機を予約することができました。来年はなるべく早め早めに予定を立てたいと思います。しかしJALも特典を謳っている以上は、設定席数を増やしたり便数を増やしたりと、もう少しマイレージが使える機会を高めるよう配慮して欲しいものです。。。

今回のダイビング先は与那国島として、羽田?石垣間に加えて石垣?与那国間の飛行機も予約、合計20,000マイルを使って与那国までの無料航空券をゲットすることができました(国内の任意の2区間が一律15,000マイル、JTA/RAC離島路線を同時に予約する場合はJTA/RAC離島路線の任意の2区間に限り5,000マイルの追加で利用可能)。

ただし、行きは羽田を6時35分に出ると与那国には11時に着いて当日の2ダイブも可能なのですが、帰りは一日一便しかない与那国11時55分発に乗ると石垣には12時30分に着いて、これまた一日一便しかない石垣12時05分発の羽田行きに乗り継ぐことが出来ません・・・。仕方なく与那国島には4泊のみ、離島(西表島)での観光に1泊を使うこととし、合わせて5泊6日の与那国へのダイビング旅行となりました(2006年12月現在)。

1日目羽田6:30発→(石垣経由)→与那国11:00着、
2ダイビング、与那国泊
2~4日目各日最大3ダイビング、与那国泊
5日目与那国11:55発→石垣12:25着、空港からバスで離島桟橋へ、
石垣港13:00発→西表島(大原港)13:40着、西表島観光・西表島泊
6日目西表島(大原港)9:15発→石垣港10:05着、バスで石垣空港へ、
石垣12:05発→(宮古経由)→羽田15:40着

Point

マイレージ・チケット予約の際には座席も指定しておきましょう。それも前方の席を!。なぜなら、今回たまたまですが石垣→羽田便の機材が変更になり、なんと通常設定がないクラスJの席にタダで座ることができました。長時間のフライトなので、とっても快適に帰ってくることができてラッキーでした。

石垣から羽田までの帰路便(JTA 074便)は宮古島経由となっています。宮古島空港に着陸し給油も行うのですが、その間は宮古島での搭降客以外の全ての乗客も手荷物を持って飛行機を降りなければなりません(航空法で定められているとのこと、面倒だぁ~)。荷物はなるべく先に預けてしまいましょう。


 2.与那国島ダイビング

八重山列島の地図2006年11月27日から12月2日までの5泊6日で、日本最西端の島「与那国」へダイビングに行ってきました。気象がよければ台湾が海の向こうに見える位置です。

ダイビングは、到着1日目の午後に2本、2・3日目は3本ずつ、4日目は午前中強風のため午後2本、合計で10本潜ってきました(5日目は西表島に移動して観光、最終の6日目は帰京の移動)。
最終日は強風に加えフィリピン沖に発生した台風の影響でウネリが入り、浅場の遺跡ポイントでは散々のダイビングとなってしまいました。
この時期の八重山は天候が不安定で、終日晴れる日は少ないようです(時折日がさすも曇り、時には小雨まじり)。台風を避けるとすると、来年は10月から11月中旬あたりまでに行きたいですねー。

12月になろうというのに今年は水温がとても高く、ハンマーの影も形も見当たりませんでした。他の大物はというと、2-3回遠くにイソマグロが、小ぶりのナポレオンがサッと、これまた2-3回カスミアジが、西崎の水深50mくらいの底に一匹のサメの黒い影が・・・といったところで、大物期待が大きかっただけにちょっと残念。満足面では、捕食中のカメに遭遇し逃げずにずいぶんと接近できたこと、季節外れのコブシメの産卵を間近でじっくり見れたこと。

気象条件等
  • 天気:曇り時々晴れ後に小雨、気温:22~26度、水温:26~27度
  • 風:2~5メートル、波:1.5~2.5メートル
潜ったポイント海上から見た西崎灯台の写真
  • ヌルガンアーチ
  • 海底遺跡(遺跡ポイント)
  • ダイヤティ
  • Wアーチ
  • アンカーズ・クレイブス
  • ヌルガン・ドロップオフ
  • 西崎(イリザキ)
  • 蒼穴
  • ダイヤティ
  • 海底遺跡(遺跡ポイント)

ふじみ旅館の写真お世話になったダイビングサービスは「ダイビングサービス・マーリン」(直アポ取りましたがその対応に行く前からちと不安が・・・)、宿はマーリンに紹介してもらった「ふじみ旅館」です(マーリン経由だと1泊2食¥5,000円と割安で泊まれます)。
私の行った前の週末は、木曜が勤労感謝の日で飛び石連休となり、なんと30名以上のダイビング客でマーリンもふじみ旅館もパンク状態だったらしいのですが、明けた平日は3~6名ほどでのダイビングでした。

ダイビングスタイルは、9時過ぎに旅館に迎えに来てもらい、車に乗って10分ほどで港へ。ポイントへは、クルーザーで10分から20分ほどで到着します。一本潜る度に船は港に戻り、更には車で旅館まで送ってもらい、旅館で休むことになっています。
1本目の後は宿に戻って早めの昼食(仕出弁当)を食べますが、2本目の後の休憩は、私は不快適なオンボロバンで往復20分も揺られ、たった30分ほど旅館でくつろぐよりは、港に残ってそこら辺を散策することにしていました。なおスタッフは全員てんでに休憩に雲集霧散してしまいますので、港には自分のみ取り残されることになります。。。

ログ付けは、夕食後に宿に迎えに来てもらい近くのショップに行ってログ付けになりますが、チーフ・インストラクターさんはいらっしゃらないことが多いようです・・・。

ダイビング中に撮影した写真をご覧ください。


 3.与那国島観光

与那国島は外周28.6km、人口約1,700名の島で、台湾まで111kmと石垣島より台湾の方が近い日本最西端の島です。与那国島の地図

島内には3つの集落があり、マーリンやふじみ旅館は最も大きな祖納(そない)にあります。祖納には5‐6軒もの商店(日曜雑貨店)があり、結構遅くまで開いているのでほとんど不自由はありません。郵便局は祖納と久部良(くぶら)の両方にありますが、銀行はありません。

ダイビング船は久部良漁港から出港します。Dr.コトー診療所のロケで使われた志木那島診療所は比川(ひがわ)にあります。


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与那国島での4日目、朝から風が強いうえに午前中のダイビング客は私一人ということもあって、午前中のダイビングはお休み。そこで11時55分の便で羽田に帰る先客の”おばさま”二人と、急遽レンタカーを借りて与那国島観光に出かけることにしました。

ふじみ旅館の直ぐ近くにある与那国ホンダでフィット(3時間まで¥4,000円)を借りて祖納を出発、島を時計回りに1周とプラス半週といった感じでドライブしました。

私たちが訪れた与那国の主な観光スポット?
  • Dr.コトー(第2話)で、内さんが診療所を抜け出し亡くなったじいちゃんのお墓でコトー先生に早くじいちゃんの処へ行かせてくれとせがむ「浦野墓地」
  • 東崎(あがりざき)に立つ2基の「風力発電」の風車
  • 「東崎灯台」
  • 「立神岩」(たちがみいわ)、神様が立ち上がった姿をした岩というけれど私には男性のシンボルに見えました。
  • 比川集落。Dr.コトーの診療所としてロケ地となった「志木那島診療所」のほか、「志木那島小学校」(1クラス6人の比川小学校が実在)、スイカ作りとわらぞうり作りの名人として登場した「あきおじの家」がある。診療所のすぐそばには「与那国の塩」工場で直売も(空港等で買うより安く買える)。
  • 美しい海沿いに走る海岸線道路「南牧場線」。両側の牧草地には放牧牛と半野生化した馬がたくさんいて、景色はきれいなんだけど道路には大きなババがいっぱい。
  • 「西崎(いりざき)灯台」
  • 「久部良漁港」でちょうど開催されていた航海安全と豊漁を祈願する「金刀比羅祭」(平成18年11月30日)。午前中は神社の前で子どもたちによる奉納相撲が、午後は「多目的集会施設」(Dr.コトーで芦田代議士がゴミ処理場を建設するため村民説明会を開いた所)で民芸祝賀会が開かれていました。私は午後のダイビングの休憩間に民芸を堪能することができてラッキーでした。

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Point

与那国で観光に出かける際には、与那国町役場(祖納)に立ち寄って財団法人沖縄観光コンベンションビューロー発行の「与那国島 Dr.コトー診療所ロケ地マップ」を是非入手しましょう!。

与那国ホンダで借りたレンタカーは直ぐ前にあるガソリンスタンド(ENEOS)で満タン返しをするのですが、1.3リッターのフィットで約40km走っただけなのに、これでもかというまで給油され、ガソリン代としてきっちり¥1,000円も払わされてしまいました。。。(その場で文句を言えなかった自分が情けない・・・)

 4.西表島観光

与那国島から西表島へ

与那国島から西表島へ移動するには、与那国から飛行機で石垣へ飛び、石垣から船で西表島へ渡ります。

5日目の朝はパッキングを済ませて郵便局で荷物を発送し、近所をぶらぶらしてから空港までマーリンの車で送ってもらいました。与那国空港11時55分発で、石垣空港には12時25分に到着です。

石垣空港のターミナルビルを出るとすぐ前のロータリーにバス・ターミナル行きのバスが止まっていたので直ぐに乗車、離島桟橋までは約15分、¥200円です。
タクシーだと¥870円ほどかかるので、一人だとバスがお得。一番前の席が荷物置き場になっているので、大きな荷物を持っていても問題ありません。全日空ホテルを経由する便とホテル日航を経由する便の二通りがありますが、20分おきに空港=バスターミナル間のバスが運行しています。
離島桟橋の様子西表島や小浜島・竹島・黒島等へ渡る船が出ている離島桟橋の最寄のバス停は「離島桟橋前」になりますが、路線によってバス停の場所が違うようなので、分からなければ終点のバスターミナルまで行ってしまいましょう。バスターミナルは離島桟橋の直ぐ脇にあります。逆に空港へ向かう際は、バスターミナルから乗車した方が路線を気にせず便利です。

離島桟橋では、まず向かいに建つ船会社ごとの店へ行き、乗船券を購入します。西表島へは安永観光八重山観光の二社の船が頻繁に出ていますが、出航時間が微妙に違うので、行き帰りの都合を考慮してどちらの船にするか決めましょう。往復チケットを買った方が多少お得です。なお、西表島には大原港と上原港の二つがあり、どちらに向かうかで料金も異なります。海が時化ると上原港便は欠航することがありますが、大原港便は滅多に欠航しません。ただし上原港への乗船券を持っていると、上原港便が欠航した場合は大原港便に乗船し、大原港からは各船会社のバスで上原港まで無料で送迎してもらえます。

この日もたまたま上原港便は欠航していたので、私は大原港へ向かうことにしました(往復で¥2,930円)。石垣の離島桟橋を13時ちょうど発、西表島大原港には13時40分の到着です。

西表島観光

西表島の地図大原港に到着後、歩いて大原の町中に入り、「食堂満八」で八重山そばを食べてからぶらぶらとしながら地図とにらめっこ、現地に入るまではレンタル自転車で廻ろうかとも考えていたのですが、想像していた以上に西表島は大きそうです。
そこで自転車はあきらめて「やまねこレンタカー」で軽自動車を借りることにました。スクーターも考えましたが、雨が心配なことと、スクーターは時間制料金ですが軽自動車なら24時間まで一律¥4,000円とお得感があります。後から振り返っても、自転車はもとよりスクーターでも西表を廻るのはとても大変だったろうと思います。

大原を午後2時半ころ出発し、途中で「由布島」や日本最西端の温泉である「西表島温泉」(2012年10月31日に閉鎖)などに立ち寄り(実のところ牛車に乗っていないし、温泉にも入っていませんが・・・)、上原の町並み、「浦内川」、東経123度45分6.789秒に立つ「竹富町子午線モニュメント 子午線ふれあい館」、などを横目に見ながら白浜の集落まで、西表島の外周道路の西の端、つまり道路の終点までドライブをしてきました。白浜に着いたのは4時半ころ、結構急いで来たつもりでしたが、ここまで約2時間もかかってしまいました。なお、白浜集落の先にも実は「舟浮」という住民40名ほどの集落があるそうですが、道路はなく白浜から船で渡るしか交通手段はありません。まさに陸の孤島、西表島は奥が深い。。。

※↓【写真にマウスを重ねてみてね!】

実は、この時点でまだ今夜の宿が決まっていませんでした。

無料の観光ガイドなどを見ると上原の集落の方が栄えていそうだったので、レンタカーを借りた際には上原で宿を探せばいいやと思っていたのですが、実際に来てみると上原は家々があまり密集しておらず、大原に宿を取った方が便利そうです。
そこで急遽、大原まで取って返すことに。しかし既に日は傾いており、暗になってから宿を探すことに一抹の不安がよぎります。

民宿やまねこの玄関の写真車を飛ばして大原に着いたのは午後5時半、だいぶ暗くなりかけていましたが、行きがけに見かけた”素泊まり歓迎”の看板のかかった「民宿やまねこ」を尋ねてみると、遅い時間にもかかわらず快く泊めてもらうことができました(一泊¥2,000円)。

民宿やまねこは2階建てのプレハブ造りで、私の泊めていただいた部屋は一階にある畳の6畳間、閑散期で相部屋にはなりませんでした。クーラーはコイン式、テレビは共同の台所にあります。また台所にあるポットや電子レンジ、冷蔵庫等は自由に使うことができます。また共同のシャワールームとコイン式洗濯機などもあり、長居をするにはとても便利そうです。私が泊まった際には、ロングスティしているおばさんと年配のご夫婦がいらっしゃいました。

夕食は、昼と同じく満八さんで「てびちの煮付け」(野菜もたくさん入っていて満足)と生ビール2杯で軽くすませた後、近くの「玉盛スーパー」で買い出しをして民宿で晩酌としました。朝ご飯も玉盛スーパーご用達です(朝7時から夜9時まで開いていてとても便利)。

明朝は朝からどしゃ降りの雨。車で昨日行っていない大原の南側、「南風見田の浜」まで出かけてみるも何があるわけでもなく、大原に引き返しレンタカーを返して(満タン返しでガソリン代は¥600円ほど)、予定より早い9時15分の船で石垣島に渡ることにしました。

石垣島では、離島桟橋周辺の市街地でウィンドウショッピングで時間を潰し、ターミナルからバスで空港に行き、今回の旅は終了です。ちなみに、石垣の離島桟橋周辺で食事(飲食)をするには、市役所の向かいにある居酒屋「豊年満作」が安くてお薦めですよ!。

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