家庭菜園で気になる用語や単語、その違いは?

似たような用語や単語がありますが、その違いが気になり、恥をかく前に調べてみることに!

 1.類似の用語・単語、その違いは?

農業とは言わないまでも、家庭菜園で野菜栽培を始めると、これまで畑仕事などしたことの無い人には、全く知らない用語や単語が、たくさん登場します。農業関係の専門用語だけでなく、花や樹木などを扱う園芸用語や、気象関係の専門用語の知識も必要です。知らない言葉が出てきたら、その都度、用語集を見て徐々に覚えていくしかありませんが、困るのは、似たような用語や単語が出てきた時の、使い分け。そこまで詳しく解説されている用語集には、まだお目にかかったことがありません。そこで、恥をかく前に、気になった言葉を自分で調べてみることに!。

元肥(もとごえ)も基肥(もとごえ、きひ)も、同じ意味です。作物を育てる際に、種まきや苗を植え付ける前に、前もって田畑に施しておく肥料(堆肥)のことを意味します。稲作では”基肥”、畑作では”元肥”の漢字を使うことが多かったらしいですが、今となっては人それぞれ、好き好きみたいです(笑)。ほかに、原肥(げんぴ)とか、根肥(ねごえ)と言う人もいます。

対義語は、追肥(おいごえ)で、種まきや定植した後、作物の生育途中に施す肥料のことを指します。

その昔、田畑の堆肥といえば屎尿(しにょう)を貯めて発酵させた肥溜め(こえだめ)が当たり前だった時代の名残か、”こやし(肥し)”を意味する「肥(こえ)」の字が用いられていますが、現在は家庭菜園でも営農でも、化成肥料を使うのが一般的となり、「肥(ひ)」と読む人が増えて、今では、元肥や基肥を「もとひ」と読み、追肥を「ついひ」と読む人の方が多いかもしれません(汗)。もちろん、どちらも間違いとは言えませんし、時代が変われば言葉(日本語)も変化しますしね…(笑)。

例えば、エンドウ栽培では、一般に秋に種を蒔き、苗の状態で越冬させることで、翌春に大きく成長させて、多収穫を図ります。しかし、冬の間の最低気温が、マイナス10度を下回る地域だと、苗が寒さに耐えきれず、枯れてしまうことがあります。そのことを、多くの場合、『”寒害”に合う』と言いますが、似たような言葉に、「冷害」や「凍害」があります。その違いは何なんでしょう?

大辞林には、「寒害」(かんがい)とは『不時の気温の低下によって、農作物などが受ける被害。冷害。』と記され、デジタル大辞泉には、『季節外れの寒さによって受ける農作物などの被害。冷害。』と記されています。すると、【寒害=冷害】なのでしょうか?

一方、世界大百科事典には、「寒害」とは『広義には凍害、凍上害(凍上)も含むが、一般には冬季の異常低温のために農作物が受ける被害をいう。(後略)』と記され、日本大百科全書(ニッポニカ)には、『冬から早春にかけて、異常な低温により、主として果樹や越冬する農作物が受ける被害をいう。凍害と同じである。短期間に異常低温が来襲して、農作物が部分的に枯死する場合が多いが、比較的長期間低温が続き、農作物の生育が遅延する場合も寒害といえる。(後略)』と記されています。

また、気象庁が天気予報等で用いる気象災害に関する用語では、「寒害」とは『冬期、低温によってひき起こされる災害の総称。』(農作物に限らない?)で、「冷害」とは『7~8月を中心とした暖候期の低温によって農作物に起こる災害。』と、記されています。

以上をまとめると、どうやら厳密には、寒害と冷害は、違う意味の言葉の様です。ただ、「寒害」は”冬期”の異常寒波により被る被害を指し、「冷害」は冬期以外の”暖かい時期”において異常気象による低温で被る被害を指しており、『不測の寒さにより被る被害』という点においては、同じということの様です。

この他、気象災害に関する用語によると、「凍害」とは『冬期の低温によって、水が凍ることに伴い起こる災害。』(農作物に限らない?)と記されています。また、関連する言葉に「霜害」(そうがい)があり、『主に、春秋期の降霜(こうそう)によって農作物などに起こる災害。』と記されています。

すると、冬には「寒害」あるいは「凍害」という言葉を用い、一般に異常な寒さによる被害全般には「寒害」と表現し、特に凍ることで被る被害のことを指して「凍害」と言うようです。一方、夏季の低温による被害は「冷害」と表現し、春や秋の時期外れの霜による被害を「霜害」と言うようです。

連作(れんさく)とは、同じ圃場や、畑の中の同じ場所で、同じ種類や同じ科の野菜を連続して作ることです。野菜によっては、同じ種類や同じ科の野菜を連作していると、病気が害虫が発生しやすくなって、次第に育ちが悪くなることがあります。これを、「連作障害」と言います。連作し続けると、その野菜に必要な養分だけが欠乏して、土中の養分バランスが崩れたり、その作物を好む病原菌や害虫が繁殖しやすくなるためです。

連作障害が発生しやすい野菜は、ナス科の野菜(ナス、トマト、ピーマン、ジャガイモ、etc)、ウリ科の野菜(スイカ、メロン、etc)、マメ科の野菜(エンドウ、インゲン、大豆・枝豆、etc)、サトイモなどが代表的です。また、前作と後作で相性が悪いという組み合わせの野菜もあります。ウリ科の中では比較的連作障害が出難いキュウリですが、その後作にニンジン(セリ科)を育てると岐根になり易いとか、ダイコン(アブラナ科)の後にピーマン(ナス科)を栽培すると立枯れ病が発生しやすくなるとか…(汗)。こうした野菜は、一度栽培したら、出来れば3~4年間は別の場所で栽培した方が良いとされています。しかし、狭い家庭菜園の畑では、そんなにスペースに余力がありません(汗)。そこで、最低でも1年は開けて、相性の良い野菜を輪作するか、休耕(何も作らず畑を休ませること)にしましょう!。

なお、連作障害は必ず発生するとは限りません。しかし、連作障害が発生してしまったら、後の祭り…。手の施しようがありません(汗)。連作障害の発生を抑えるためには、栽培を休んでいる冬の間に、堆肥や腐葉土などの有機肥料を多く投入し、深く土を耕して上下の土を入れ替える天地返しを行います。また、接ぎ木苗を使うのも効果的ですが、毎年同じ野菜を栽培する専業農家では、発生しやすい病害虫を抑える高価な農薬を使用しています。

一方、輪作(りんさく)とは、前作と後作の相性が良い野菜を組み合わせて、交互に栽培したり、何年かに1回栽培することで、連作障害の発生を抑える農法のことです。特に家庭菜園での輪作に向いている代表的な作物は、トウモロコシや小麦など、イネ科の野菜です。夏に栽培したトウモロコシは、収穫後にその茎を切り刻んで土に鋤き込めば土壌環境の改善に繋がりますし、冬に栽培した小麦は春に青刈りして耕してしまうことで、堆肥にもなります!。

F1とは、雑種第一代(First Filial generation)を意味する記号です。自動車レースのF1(Formula One)とは違いますよ(笑)。作物の新品種は交配によって作り出されますが、ある品種とある品種を掛け合わせて誕生した新品種は、その一代目(F1)は期待どおり優性の性質(形質)が確保されたとしても、二代目(F2)以降は、一代目の良い優性の性質を必ずしも受け継いでくれないのが、人間界でもよくある世の常です…(汗)。これが所謂、「メンデルの法則の一、優劣の法則」ですね!。品種改良によって誕生した、F1の新品種のことを「F1品種」と呼び、その種(タネ)のことを「F1種(F1種子)」とか「一代交配種」と呼びます。

F1品種の代表格は、トウモロコシです!。トウモロコシは、世界中で最も多く生産されている穀物で、小麦・米と一緒に世界三大穀物のひとつとされていますが、現在生産されているほぼ全てがF1種から育てられたF1品種です。そもそもトウモロコシは、雑種強勢(両親から生まれた子が何れの親より良質な雑種として生まれること)の性質があり、その性質を利用した種苗メーカーによるハイブリッド種の開発によって、収穫量を増やしてきた経緯があります。したがって、今年栽培したトウモロコシから種を自家採種して来年蒔いても、美味しいトウモロコシはまず採れませんので、ご注意あれ(汗)。

一方、固定品種とは、味が良かったり実が大きいなどの理由から好まれて、長い期間に亘って栽培され続けて来たことにより、環境に適合しながら親から子へ、子から孫へと、自然に代々同じ性質が受け継がる様になった品種のことです。固定品種の種(タネ)のことを、「固定種」と言います。一方、在来品種(在来種)とは、特定の土地において長い期間に亘って栽培され続けて来たことにより、その土地の気候風土や環境に適応した、その生産地ならではの野菜植物のことを指して在来種と呼びます。したがって、厳密には固定種と在来種とで意味や用法は異なりますが、ほぼ同義として扱われることも多いです。

当然ながら、F1品種の方が固定品種より、味や形、耐病性や収量などの面で優れているからこそ、F1種の価格が高くても売れるわけですが、固定種にもF1種に無い良さがあります。その一番のメリットが、種の自家採取が可能なこと!。種が自家採種できれば、来年タネを買う必要がなくなり、安上りに家庭菜園を楽しむことができます(笑)。なお、固定品種だからといって、必ず毎年同じ形質の作物が収穫できるかと言うと、必ずしもそうとは言い切れません…(汗)。自然界では、突然変異も起こり得ますし、地球温暖化など、長年の環境変化による影響を受ける可能性もあります。

 


 2.家庭菜園の専門用語、その使い方は?

(うね)とは、畑で作物を作るために、土を盛り上げた場所のことです。栽培する作物の違いや、畑の形・広さによって、細くて長い一直線状の畝もあれば、幅1~2メートルほどの畝、畳の様に長方形や四角形の畝など、形は様々です。

種まきや苗を植え付ける前に、石灰や元肥を入れて土を耕してから、畝を作りますが、この作業のことを、「畝立て」あるいは「畝を立てる」といいます。家庭菜園では、たいていは鍬(くわ)を使い人力で畝を立てますが、農家ではトラクターなどの機械を使います。家庭菜園で使う耕運機にも、畝立て用のアタッチメントがありますよ!。

畝を立てる一番の目的は、水はけを良くすることです。したがって、多湿に弱い作物を栽培する場合や、水はけが悪い圃場では、畝の高さを高くします。逆に、いくら水はけのよい畑でも、昨今頻発するゲリラ豪雨などに見舞われると、作物が水溜りの中に沈んでしまい兼ねないので、ある程度の高さの畝は立てた方が賢明ですね(汗)。畝を立てることで、水はけが良くなるほか、通気性や日照性が高まり、種まきや定植、草取りをするにも屈む角度が浅くなるので、作業も楽になります(笑)。

なお、畝を立てる向きは、一般的に、「南北方向」が適しています。日本では、強い風が吹くのは、南風や北風が多いためで、風に逆らわない様に畝を立てると、風による被害が少なくて済みます!。ただし、畑の形に制約されることもあるでしょうし、地形や場所によっては風向きも変わりますので、近隣に住むベテランの先達が立てている畝の向きを、参考にしてください(笑)。

マルチとは、畑の畝あるいは土を、薄いポリエチレン製のフィルムや、ビニールや紙のシート、稲藁(わら)などで覆うことで、英語の Mulching(マルチング)を略して、”マルチ”と言うようになりました。転じて、マルチングで土を覆うシートや藁(わら)のことを、マルチとも呼び、『マルチを掛ける』とか、『マルチをする』といった使い方をします。

マルチをする目的は、雑草対策や乾燥防止、地温上昇、雨による土の跳ね返りを防ぎ病害虫対策など、様々あります。また、マルチには、一般的に黒マルチが多く使われていますが、銀マルチや白マルチ、透明マルチ、土に還る紙マルチ、わらマルチなど、効果の違う様々なマルチ素材があります。

初春の地温上昇には、透明マルチが最も効果的です!。しかし、そのまま夏まで透明マルチを掛けたままにしておくと、野菜の根が蒸し焼きにされてしまいますよ…(笑)。防草効果は、黒マルチが最も効果的です!。また黒マルチは、透明マルチほどでは無いですが、春や秋には地温上昇効果が期待でき、逆に夏には、日光を遮断して地温の上昇を抑えてくれる効果があります。夏には、地温の上昇を防止しつつ、雑草防止と、害虫の飛来を防止する目的で、銀マルチや白マルチが使われることがあります。色々な種類のマルチを買うと高く付くので、まずは最も汎用的で安価な黒マルチを買って、使ってみましょう!(笑)。

トンネルとは、寒さ対策や害虫除けに、畝に沿って湾曲したポールを設置し、その上から透明のビニールシートや防虫ネット、寒冷紗、不織布などを掛け、トンネル状にして、野菜を覆うことです。『トンネルを作る』とか、『トンネルを掛ける』、『トンネルで覆う』、『トンネルで栽培する』といった言い方をします。

トンネルを設置するのに必要な資材は、支柱(ポール)と被覆材です。覆う野菜の大きさや、畝の幅に応じて、支柱の長さや、被覆材の幅を選ぶ必要があります。汎用的に数多く売れている商品ほど、単価が安いので、その支柱の長さや被覆材の幅で足りるように、畝を作るという考え方も有りです!(笑)。

トンネル用の支柱(ポール)は、以前は「アーチ支柱」と呼ばれるアーチ型に加工された金属製の支柱が一般的でしたが、最近はグラスファイバーや樹脂で出来たフレキシブルに曲げられる、「ダンポール」や「樹脂ポール」が使いやすくて、おすすめです。

被覆資材も、素材や目合いの大きさ、幅など、様々なタイプの商品があります。それぞれに、利点と欠点があり、一概にこれが良いとは言えませんので、使用目的や使用期間に応じて、いろいろ試してみてください!。

コンパニオンプランツとは、「共栄作物」または「共存作物」とも呼ばれ、2種類の野菜や植物を、近くで一緒に栽培することで、病害虫を忌諱し合い、互いの成長によい影響を与え、共栄しあうとされる植物のことです。ちなみに、日本語の”コンパニオン”は、宴会の席で接客を務める女性を指す意味合いが強いですが、英語の companion の本来の意味は、”仲間”や”友”、”連れ”、”話し相手”などを表しています。

コンパニオンプランツの代表例は、ネギやニラなどのネギ類です。特にネギの根に住み着いている微生物は、キュウリを枯れさせる土壌障害を抑えると言われています。また、ニラの根の微生物も、トマトやナス、ピーマンなど、ナス科の野菜の病気を抑える効果があると言われています。他にも、バジルやタイムなどのハーブ類や、独特の香りを発するマリーゴールドは、どの野菜との相性もよく、アブラムシやコナジラミを遠ざける効果があると言われています。

効果のほどは定かでありませんが、畑のあちこちで花が咲いているのもオツなので、我が家の家庭菜園は、マリーゴールドやニラだらけです…(笑)。こぼれ種で、毎年あちこちから芽が出るので、わざわざ種を蒔いたりする必要はありません!。

より詳しくは、「コンパニオンプランツとは?」のページをご覧ください。

 


 3.読み方が難しい漢字

日常会話の中で、「宿根草」のことを『しゅくねそう』と言ったら人に笑われたり、「株間」はずっと『かぶかん』だと疑いもせず使い続けてきたら、ある時『かぶま』と読むと知り、俺の人生はなんだったのか?と落ち込んだりしたこと、ありませんか?(笑)。

笑い話で済めばいいのですが、知らず知らずのうちに自分ではこれが正しい読みだと思い込んでしまっていて、人に注意されても頑として認めず、そのことで変人だと見做されてしまっては残念なことです…。とても一朝一夕には覚えきれませんが、せめてその都度、『ひょっとしたらヨミが間違っているかも?』と思って、辞書や野菜のテキストを見返すことが出来れば、人間的にもひと回り成長できますよね!(笑)。そこで、私の読み方が違っていたと気が付いたり、読みを間違えやすい園芸用語をピックアップして、書き出してみました。

宿根草(しゅっこんそう)
宿根草とは、冬になって地上の茎葉が枯れても根まで枯れずに越冬し、翌年もまた翌々年も毎年花を咲かせる草本植物の慣用語。多数年に渡って枯れず毎年花を咲かせる植物のことを総称して「多年草」と言い、宿根草は多年草の一種として扱われますが、宿根草の対義語として冬でも地上葉が枯れない植物のことを多年草と呼ぶ人もいます。
株間(かぶま)
条間(じょうかん)
「株間」とは、株を並べて植えたときの株と株の間の距離、つまり間隔こと。一方「条間」とは、(ひと畝の中で)タネのまき条とまき条、または苗の植え条と植え条の間の間隔のこと。
畝幅(うねはば)
畝間(うねま)
「畝幅」とは、タネを蒔いたり苗を植えるために土を盛った畝(うね)の幅のこと。一方「畝間」とは、畝(うね)が何本かある場合の隣り合う畝同士の中心間の距離。つまり、ひとつの畝の畝幅と、隣にある畝との間の一つの通路の幅を合わせた幅と同じです。

同じ漢字なのに、用語によって訓読みするか音読みするか違う場合は、特に厄介です…(汗)。その代表格が、肥料の「肥」の字と、土壌の「土」です。

元肥(もとごえ)
基肥(きひ、もとごえ)
「元肥」と「基肥」は基本的に同義で、園芸作物では「元肥」が、水稲栽培では「基肥」の字を使うことが多い様です。また、「元肥」は『もとごえ』と読みますが、「基肥」であれば『きひ』とも『もとごえ』とも読みます。「元肥」(=基肥)とは、タネを蒔いたり苗を植える前に、あらかじめ施しておく肥料のこと。土に混ぜる場合と、畝の底あるいは株と株の間にまとめて置く場合等があります。
「肥」の字を『ひ』とも『こえ(ごえ)』とも読める用語では、以下の様なものがあります。
置き肥(おきひ、おきごえ)
追肥(ついひ、おいごえ)
一方、「肥」の字を『ひ(ぴ)』と読むのは、以下の用語です。
堆肥(たいひ)
つぼ肥(つぼひ)
溝肥(みぞひ)
輪肥(りんぴ)
一方、「肥」の字を『こえ(ごえ)』と読むのは、以下の用語です。
お礼肥(おれいごえ)
芽出し肥(めだしごえ)
止め肥(とめごえ)
寒肥(かんごえ)
実肥(みごえ)

続いて「土」の字が付いた用語。

赤玉土(あかだまつち)
鹿沼土(かぬまつち)
黒土(くろつち)
日向土(ひゅうがつち)
真砂土(まさつち)
ゴロ土(ゴロつち)
土寄せ(つちよせ)
以上の用語では『つち』(訓読み)と読みますが、以下の用語では『ど』あるいは『と』(音読み)と読みます。
用土(ようど)
客土(きゃくど)
培養土(ばいようど)
腐葉土(ふようど)
覆土(ふくど)

他にも、読み方がややこしい、間違えやすい園芸用語は沢山あります!。

木酢液(もくさくえき)
「木酢液」とは、木炭をつくるときに出る煙を精製した液体のこと。薄めて散布することで、植物の病気や害虫の防除に役立つとされています。私はずっと、『もくずえき』と読んでいました…(汗)。
中耕(ちゅうこう)
除草を兼ねて、株間や条間の固まった土を時々耕して、通気性や排水性を高め、野菜や植物の育ちを促すために行う作業のこと。私はずっと、『なかたがやし』と読んでいました…(汗)。
早晩性(そうばんせい)
早生(わせ、そうせい)
中生(なかて、ちゅうせい)
晩生(おくて、ばんせい)
「早晩性」とは、作物の品種ごとによる収穫期までの栽培期間についての特性のこと。相対的に早く収穫期を迎えるものを早生(わせ)や早生種(わせしゅ)、遅いものを晩生(おくて)や晩生種(おくてしゅ)、その中間のものを中生(なかて)や中生種(なかてしゅ)と呼びますが、更に特徴を強調したい品種では、極早生(ごくわせ)や超極早生(ちょうごくわせ)、極晩生(ごくおくて)と称することもあります。それぞれ、『そうせい』『ちゅうせい』『ばんせい』と読んでも間違いでは無いのですが、『わせ』『なかて』『おくて』と読む方が専門的ですし、通(ツウ)な感じがします(笑)。

音読みか訓読みかに加えて、発音が濁る場合もあって、日本語は更にややこしさが増します…(汗)。

側枝(そくし)
台木(だいぎ)
根張り(ねばり)
苗床(なえどこ)
などなど…。

 


▲ページTOPへ