金時山 - 登山

残念ながら富士山を拝むことはできませんでしたが、仙石原のススキがちょうど見頃でした。

写真:金時山

 1.金時山の概要

金時山の山頂2012年10月31日、紅葉にはまだ早いですが、ハイキングにちょうどよい気候のなか、金時山にハイキングに行ってきました。

金時山(きんときやま)は、箱根山の北西部に位置する標高1,213mの山です。
日本三百名山の一つで、金時山という名の由来は、昔話にある“金太郎さん”が動物たちと遊んだ場所として名付けられたということです。童話に出てくるクマと相撲を取ったという怪力の持ち主の金太郎は、平安時代後期の武将「坂田金時」公の幼名で、この山には金時公を祀る公時神社(金時神社)をはじめ、数々の伝説が残されています。

金時山に登るには、ふもとにある金時神社(公時神社)の駐車場(30台、無料)に車を停めると便利ですが、満車の場合は近くにあるゴルフ練習場の駐車場(500円)に停めることもできます。

金時神社の駐車場の標高は約700mなので、山頂までは約500mある標高差の登山となります。ゆっくりハイキングで、上り約2時間半(9:00~11:30)、山頂で約1時間、下りは金時神社をお参りして約1時間50分(12:40~14:30)ほどでした。

 2.金時山 山行

さいたま市(大宮駅)から金時神社までは、首都高と東名高速道路を利用して136km、車で約2時間弱ほどです。

行程 (2012年10月31日)
6時00分 大宮駅集合、車で御殿場に向けて出発(都内で一人ピックアップ)
  ↓ (移動:1時間45分)
7時45分 箱根街道(国道138号)で乙女峠を越えて金時神社の駐車場に到着
9時00分 箱根街道を1kmほど歩いて戻り、乙女峠バス停横の登山口から入山
  ↓ (登り:2時間30分)
11時30分 金時山山頂 到着
12時40分 下山開始
  ↓ (下り:1時間50分)
14時30分 金時神社駐車場に戻る、仙石原のススキの中を暫しドライブ
15時30分 乙女トンネル脇の「ふじみ茶屋」で蕎麦を食べ、帰路へ
  ↓ (移動:3時間)
18時30分 都内経由で大宮に帰着

往きは朝早く出発したため道は空いていましたが、帰りはラッシュ時間帯に都内で一般道に入り同行者を降ろしたこともあり、夕方の渋滞にはまって3時間以上もかかってしまいました。

日帰りハイキングは、やはり少しでも朝早く出発して、午後の早い時間に帰ってくるのがベストです・・・。

金時山登山・ハイキングルート (約5時間半)

金時山に登るルートは何本かありますが、私たちは金時神社の駐車場から箱根街道を1kmほど歩いて戻り、乙女峠バス停横の登山口から入山、金時山を経て公時神社(金時神社)へ降りてくるコースを歩きました。

山ガールのための山歩きガイド 金時山コースマップ

乙女峠バス停=乙女峠
乙女峠バス停の横にある登山口から入山、しばらくは横の道を通る自動車の音を聞きながら山道を登っていきます。木の根がむき出しになっていたり、大きな石がゴロゴロとある、結構滑りやすく登りにくい登山道です。
約40分で乙女峠に到着します。乙女峠には、見晴らし台やベンチがあるので、しばし休憩。
乙女峠=長尾山=金時山
乙女峠からは所々に丸太階段のあるなだらかな山道が続き、25分ほどで長尾山に到着しますが、広場になっているだけで山頂らしさはありません。
長尾山からしばらく歩くと、いったん急坂を下りて、その後にはロープ伝いに登るような急坂が現れます。少し踏ん張って、茶屋の屋根が見えてきたらもう直ぐ金時山の山頂に到着です。
金時山の山頂はベンチや広場が整備されており、この日は平日でしたが遠足の小学生が大勢いてとても賑わっていました。山頂には金時茶屋(金時娘の茶屋)と金太郎茶屋の2軒の茶屋があり、金時茶屋には14歳から65年以上も毎日登って働いている金時娘さんが居ます。
金時山=公時神社(金時神社)
帰りは、山頂から仙石原・明神ヶ岳方面へ下り、金時神社を目指します。急な下りが続き15分程で仙石・明神ヶ岳方面と金時神社への分岐があり、右手に折れます。
しばらく下ると、金太郎が母親と住んでいたという伝説が残る金時宿り石に到着。もう少しで金時神社に到着です。

登山経験は、小学校の6年で燕岳に登ったのが最初で最後、それから何十年も山には登ったことは無かったのですが、登る前は少し金時山を甘くみていました。実際に登ってみると、結構急坂があり、スニーカーでは辛いような難所?の場所もありました。しかし1mもあるような段差の階段を小学生も登っているわけですから、大の大人がヒーヒー言っていては恰好が付きません・・・。

 3.写真集

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