皆神山 - 登山

松代にある世界最大のピラミッド?、皆神山へ登ってきました。

皆神山

 1.皆神山の概要

皆神山(みなかみやま)は、標高659メートルの溶岩ドームです。山の形が、人工物のように整った三角形を成していることから、何時からか『太古に作られた世界最大のピラミッド』という都市伝説が口伝えに広がりました。今では、毎年5月5日に、地元自治会による『ピラミット祭り』が開催され、町おこしにも一役買っています。

山頂には、熊野出速雄神社(皆神神社)があり、正月には多くの地元民が初詣に訪れます。神社の裏手には、かつて小さなゴルフ場(ショートコース)がありましたが、今は荒れ果てて、使われていません。でも、草に埋もれたグリーンと、バンカーらしき場所は確認できました。記録によると、9ホールあり、全長は889ヤード、パーは27とのことです。神社脇には人家もあります。したがって、当然ながらクルマでも登れる山で、神社まで舗装された道路が続いています。
中腹には古墳があり、古くから岩戸神社として祀られています。皆神山に伝わる「七不思議」では、その古墳の入口は、皆神山ピラミッド内部に通じる通路の入口とか。こうした口コミが広がり、今では皆神山は“パワースポット”としても知られるようになりました。

ページ移動信州とっておき情報-史跡紹介- 『皆神山・松代大本営象山地下壕』 へ


皆神山への登山口は、皆神神社参道入口になります。しばらく舗装された参道(自動車道路)を登ると、右手に岩戸神社があります。その裏手から、山林整備のための林道を登って行くと、約20ほどで皆神神社の鳥居手前で参道に出ます。

皆神山の麓までは、車だと、上信越自動車道の長野ICから約6km、約10分です。麓から山頂の皆神神社までは、車で5分ほどです。参道入口には、駐車場はありません。路肩を利用して路駐をするか(自己責任で)、農家の空地をお借りすることになります。
電車だと、以前は屋代と須坂を結ぶ長野電鉄屋代線の松代駅があったのですが、2012年4月1日で廃線となってしまいました。今は、JR北陸新幹線の長野駅から松代行き路線バスか、しなの鉄道屋代駅または長野電鉄長野線須坂駅からの長野電鉄屋代線代替バスで、松代まで行き、タクシーを使うか、「松代観光物産館」または「松代まち歩きセンター」でレンタサイクルを借りてください。松代の中心部から皆神神社参道入口(登山口)までは、自転車でも15分ほどです。
(↓地図をクリックすると、googleマップが別ウインドウで開きます。)

長野県松代周辺の地図と坂城神社の位置


 2.皆神山 山行

松代の町中を抜け、県道35線を「真田」方面へ右折、2kmほど進むと左手に見えてくる里山が「皆神山」です。

行程 (2015年7月14日)
11時15分 皆神神社参道入口 到着
  ↓ (登り:10分)
11時25分 岩戸神社
  ↓ (登り:20分)
11時45分 皆神神社 到着
11時55分 皆神山山頂 到着
12時20分 皆神山 下山開始
  ↓ (下り:20分)
12時40分 参道入口へ帰着
参道入口へと向かう道
県道35号線から皆神山の案内看板を頼りに、桑根井・豊栄団地方面へ折れ、皆上神社参道入口へと向かいますが、最後は田んぼのあぜ道のような所で、道を間違えたのではと不安になります。
参道入口を見つけたものの、駐車場は無く、周辺を行ったり来たりしますが、車を止められそうな場所が見当たりません。仕方なく、参道の路肩に少しのスペースを見つけ、駐車させてもらいました。幸い軽トラで行ったので、危ぶまれることもないでしょう(汗)。
皆神神社参道入口の案内看板

参道入口
参道の上には、見上げると、「祈りの聖地 皆神山」の幟旗が掲げられていました。
参道入口の幟旗

岩戸神社
参道入口から、舗装された参道を10分ほど登ると、右手に岩戸神社があります。
石段を上ると、祠の裏手に登山道らしき林道整備の山道を見つけ、これを登ることにします。途中、分かれ道が何か所かあり、案内看板も無いので、何回か行ったり来たり・・・。松くい虫の駆除が忙しいらしく、登山道というより作業道で、登山の趣は皆無です。
岩戸神社2 岩戸神社1

皆神神社
参道入口から約30分で、皆上神社に到着します。
神社のすぐ裏が皆神山の山頂で、登山口の看板を頼りに、神社の右手を回って山頂に向かいます。この辺りで、ゴルフ場の跡らしくグリーンや草の生えたバンカーが見え隠れします。
5分ほどで神社の裏手に出て、北西方向に景色が広がります。長野から近い飯綱山と戸隠山はよく見えましたが、少し遠い雪の残った北アルプスは、雲がかかってしまい、あまりよく見えません。
皆神神社
北アルプス方面
飯綱・戸隠方面

▲ページTOPへ