海水魚水槽の立ち上げ
淡水魚を飼い始めてから5年ほど経つでしょうか。確か一番最初はグッピーを飼ったような記憶があります。その後に定番のネオンテトラ、以後は他のカラシンの仲間を何種類か飼いました(ってことは死んじゃったのね・・・)。コリドラスやシュリンプ、もちろん水草が充実していたときもあったな?。その中で一番長生きしてくれたのはプラティだったと思います。
最後のプラティが逝ってしまって早1週間ほど経ちます。その間、水槽の中は水だけが循環している状態でした。もとい、バクテリアは飼われていたわけですね(これが後の話に続きます)。もう水槽をしまってアクアリウムを止めようかとも思ったのですが、ダイビングの免許を取った時に見た海水魚がとても可愛かったので、今度は海水魚を飼ってみようと思い立ちました。
しかし、ネットで調べてみると海水魚の情報は熱帯魚に比べ非常に少ないようです。それでも行き着いた情報には、「海水魚は熱帯魚に比べて難しいといわれますが、十分な濾過装置を備え水換えをちゃんとしていれば・・・」といった行が多くて。要は、我が家のようなインテリア水槽で海水魚を飼うのは無理なの? 2?3日ネットで情報を漁りながら悩んだのですが、考えていても始まらないし、海水魚を飼うために水槽一式新しいものを買う気はないし、だったら始めてみるか!ってなもんです。
まずは近くのショップに行って、人工海水の元(50L分で1200円位)とサンゴ砂(底面濾過なのでちょっと粗めの小粒を選択、2袋で2000円位)、比重計(プラスチック製の簡単なものなのに2000円弱)を買ってきました。海水は淡水に比べ魚も高いが用品も高い!
次に、熱帯魚を飼っていた水槽の丸洗い作業を開始です。ふたを外し、水を捨て、底砂利は庭先の花壇の敷石になるかと撒いてみました(実際に撒いてみると敷石にはとても見えなかったので、お勧めしません)。水槽内を洗い、底面フィルターやパイプも洗ったところで、さて上部フィルターはどうしたものかと。
アリーナ・ミニは、底面フィルターと一緒に上部に密閉式のフィルター(直径5cm、長さ10cmほどの筒状)も備えています。その中には、前後にウールを詰め、真ん中には市販の細かい濾過材を入れて使っていました。
手を休めてネットで調べてみると、市販されているバクテリア溶剤は淡水・海水両用じゃないですか。ってことは、淡水で育てた濾過材はそのまま海水に転用できるはず?。
実は水槽を始めてセットした場合、水が落ち着いてバクテリアが増えるまで魚を入れるべきでないのです。その間は最低でも1週間と言われ、魚を飼おうと思い立った人にとって魚のいない水槽を1週間見続けるのはとても苦痛です。その後も、バクテリアが育つように、スタートフィッシュを入れて様子を見つつ・・・と、水を育てるってことはたいへんな作業なんですよ。
それが今まで育てた(?)バクテリアたっぷりの濾過材を転用できるなら、直ぐにでも魚が飼えるかも。とりあえず水槽に底面濾過フィルターをセットした後、サンゴ砂をきれいに洗って底に敷き、水素を台の上に戻してからバケツで海水の元を溶かした水を満たす。それで今まで使っていたままの上部フィルターをセットして、ポンプ運転開始です。セットしたばかりの水は結構濁っています。
水をセットして1日が経ちました。水槽を見ると、なんと既に濁っていた水が透明になっています。これはまさに淡水で育ったバクテリア君のおかげでしょう。もう1週間なんて待てません。さっそくお魚君を買いに行きましょう!
我が家の海水魚水槽のスタートフィッシュとなるお魚君は何にしよう?ネットで何がいいか当たりをつけてショップに行ったのですが、水槽の前でにらめっこ。結局値段と相談して「デバスズメ」君を選びました(5匹で約1000円)。
実は、海水魚水槽には魚だけでなく必ず「ライブロック」が必要です。我が家の水槽は小さいので、とりあえず1kg弱の形の良いものを選びました(1000円)。
デバスズメを買って1日目、朝起きてみると1匹が死んでしまっていました。実はまだ水が出来ていないのか?もしそうだとすると、ほかのデバ君たちも危ないかも・・・。
水慣らしはちゃんとやったし、水温にも問題ないし、、、。買ってきた魚を水槽に入れる際には、水温や水質を合わせるために1時間ほど袋ごと水槽に浸けておいて、その後徐々に水槽の水を袋に足してやりながら慣らす作業をします。
心配だな?。でも他の4匹は元気で、餌もモリモリと食べてくれました。
デバ君たちも我が家に来て早2週間。買ってきてすぐに死んでしまったのは個体に問題があったのでしょう。他の4匹はあいかわらず元気です。
淡水で育てたバクテリア君は、やはり海水でも頑張ってくれているようです。スタートフィッシュのデバ君たちが排泄してくれているはずのアンモニアを食べて、ますます増殖していることで。しょう
あいかわらずライブロックには、生きとし生けるものかも分からない、不思議な生物を時々見かけます。
今日ははじめての水替え。低床クリーナーを使って底砂をきれいにしながらバケツに1杯10L(全体の約3分の1)の水を吸い出して、新しい人工海水を足しました。
デバ君タチだけでは寂しいので、そろそろ新しい魚を足したいところ。しかしそこは我慢、我慢。魚はもう少し腕を磨いてからと、エビ君たちを飼ってみることにしました。
アクアリウムの社会では、それなりにお金のかかる趣味の世界ですから、外国語が多用されます。そのためエビもシュリンプと呼ばれていますね。購入したのは腰の曲がったのが特徴の「キャメルシュリンプ」くん。我が家に来ても元気、元気!