鶴瓶の家族に乾杯 | 北海道厚沢部町(市原悦子さん)
~レジェンド登場~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年5月30日放送 北海道厚沢部町 ぶっつけ本番旅

今回の旅のゲストは、女優の市原悦子(いちはら えつこ)さんです。テレビ朝日の「家政婦は見た!」では、1983年から25年間もお茶の間ドラマの主役を務めた、御年80歳とは思えない大女優さんです。独特で絶妙な間の喋り方も特徴的で、昭和世代の私は、1975年からスタートした「まんが日本昔ばなし」の、市原さんと常田富士男さんの語りで育ったようなもの。2012年に放送されたNHK「おやすみ日本 眠いいね!」では、”日本眠いい昔ばなし”の朗読もしています。また最近では、東日本大震災から5年が経った今年の3月に放送された、NHKスペシャル「ゼロから町をつくる~陸前高田・空前の巨大プロジェクト~」のナレーションも市原さんでした。そんな市原さんと鶴瓶さんは、テレビ東京「チマタの噺」という番組で、去年(2015年)5月26日に、対談をしています。番組タイトルは、『大御所女優・市原悦子の謎だらけの日常に、鶴瓶が迫る!』でした!(笑)。

※ 市原悦子さんは、2019年1月12日に、年明けから入院していた東京都内の病院で、心不全で亡くなりました。享年82歳。ご冥福をお祈りいたします。

今回、市原さんと鶴瓶さんが訪れたのは 北海道の厚沢部町(あっさぶちょう)。3月26日に開業したばかりの北海道新幹線。その終着駅「新函館北斗駅」から、真西に約40kmほどの位置にあります。高齢化と過疎の進む山間の町ですが、「世界一素敵な過疎の町」をスローガンに、町おこしや移住促進に注力。そこで、じゃがいもの品種「メークイン」発祥の地という地の利を活かし、毎年夏まつりには直径が3mもある巨大なコロッケが作られたり、3月にはコロッケ作りコンテストが開催されています。鶴瓶さんと市原さんは、こうした町おこしの担い手が集まっている、「厚沢部町地域おこし協力隊 ~素敵な過疎づくり協力隊~」を訪ねたようです。

ロケが行われたのは、4月27日(水)。鶴瓶さんと市原さんは、「あっさぶ - 北の道の駅」で待ち合わせ。出会うなり市原さんから、『一人暮らしの人に会いたい』と言われて、困惑する鶴瓶さん(汗)。市原さんは、3年前にご主人を亡くされており、『こんなステキな土地でひとりになってしまった老人は、孤独に耐えて、どんなふうに暮らしているのか?』と、興味があるそうです。しかし、いつも大家族との出会いを求めて、旅をしている鶴瓶さん。市原さんは、そんな鶴瓶さんに一矢を!(笑)。そして市原さんは、その出会いのために、カップヌードル(カップラーメン)とお土産を携えて、ロケに参加していました(笑)。

そこで鶴瓶さんは、まず町の電気屋さん「エーデン社厚沢部」を見つけ、犬を抱いた店長さんに一人暮らしの老人宅を聞き取り調査することに。教えて頂いたお宅を探すも、鶴瓶さんは見つけられず、結局また電気屋さんに戻り、犬を抱いた店長さんに案内してもらうと、ステキなひとり暮らしの女性に出会うことが出来ました。鶴瓶さんは、この女性から、戦争で死んだお父さんが、戦地からお母さんに宛てた手紙を見せてもらい、とても感動します。この後、スタジオで、この女性のお父さんの戦地からの手紙を、市原さんが朗読してくれました。さすがに市原さんの朗読は、涙が込み上げてきます(泣)。

ここでスタジオから、厚沢部町の魅力を、厚沢部町のイメージキャラクター「おらいも君」が、ビデオで紹介。
 『おらいも君が見た!』のは(笑)、メークインを使ったコロッケ。絶品です!。メークインは食べるだけでなく、焼酎にも。札幌酒精のじゃがいも焼酎「喜多里」は、サツマイモの焼酎より癖がなく、特に女性に人気だそうです。

市原さんは、今度は男性の一人暮らしの寂しい男性に会いたいと・・・。鶴瓶さんは再び電気屋さんを訪ね、犬を抱いたご主人にまた紹介してもらおうとしますが、なかなか名前が出てきません。そこで食事のできるところを尋ねると、奥さんから、「椰子乃木」や「前井食堂」といった名前が、スラスラと出てきました(笑)。

そこで二人は、100年続く老舗の「前井食堂」を訪れ、ご主人に、ご夫婦の馴初めや暮らしぶりを聞きながら、市原さんは”天ざる”を、鶴瓶さんは”味噌ラーメン”を頂きました。

二人は、食堂で紹介された二木(ふたつき)さんを訪ねることに。すると、市原さんの同級生の男性が見つかりますが、10年間一人暮らしなのに、蛆が湧くどころか、大きな住まいをとてもきれいにされていて、二人はビックリさせられます。奥さんが居る頃は、家の事を何もしなかった男性が、亡くなられて3年程経ち、それまで『すぐに逝くからな!』と言っていた男性が、今では酒を止め、三食自分でちゃんと作って食べるようになったという話に、鶴瓶さんも市原さんも、目からウロコでした。しかし、スタジオに二木さんからお礼にと贈られた、2対の”鹿の角”には、鶴瓶さんも市原さんも困惑げ・・・。

鶴瓶さんと市原さんは、住民に教えられ、厚沢部町への移住支援など町おこしの活動をしている「地域おこし協力隊」の事務所を訪ねます。すると、東京や埼玉から、独身の若い男性が、何人も厚沢部に移住して、新たな人生を営んでいる若者の生活を目の当たりにします。
狩猟免許を取って、『檻の中の熊を撃たせてもらった』と話す若者に、鶴瓶さんは『檻の中に居たらアカンやんか?』と言いますが、そこは都会と山村の温度差。クマに生活被害を受けている厚沢部町では、被害を未然に防ぐためにも、心が痛みつつも、必要な行動なようです。


ここで、「家族に一杯」の時間です。
 本日の一杯は、茅葺屋根が特徴の「滝野庵」で頂く、「天そば」です。100年以上も前の古民家を改造して、囲炉裏で頂く天蕎麦は、地元の人たちに支えられて、受け継がれてきた優しい味です。

鶴瓶さんにようやく説得され、一人旅となった市原さんは、「地域おこし協力隊」の方に案内してもらい、横浜でのサラリーマン生活から厚沢部に移住して、アスパラ作りを学んでいるという方を、ひとりで訪ねます。市原さんは、アスパラの収穫を体験し、東京に戻って美味しく頂いたそうです。

一方の鶴瓶さんは、移住してきた陶芸家のお宅を訪ねることに。町民に話を聞くと、最近、県外に引っ越してしまったとのことですが、たまたま町長さんに会って話を聞くと、もう一人の陶芸家が居て、彼は廃校となった校舎に住みながら、厚沢部町で陶芸を営んでいるとのこと。鶴瓶さんが訪ねると、沖縄から移住してきたというご主人は留守でしたが、奥さんがドキドキしながら案内してくれました。

再放送は、6月3日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 北海道厚沢部町の名物など

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