鶴瓶の家族に乾杯 | 茨城県水戸市(沢村一樹さん)~20周年&朝ドラSP~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年4月3日放送 20周年&朝ドラSP 沢村一樹と茨城県水戸市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の沢村一樹(さわむら いっき)さん。4月3日(月)からスタートする新しいNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」に出演しています。

今回のヒロインは、昨年暮れの紅白歌合戦の司会も務めた、有村架純さんです。ドラマの内容は、1964年の東京オリンピック前後、茨城県北西部の奥茨城村に育ったヒロイン・谷田部みね子(有村架純さん)が、出稼ぎのために東京へ行った父が正月に帰宅しなかったことをきっかけとして、父を探すべく集団就職で上京し、下町の工場で働きながら父を探します。しかし、オリンピック後の不況で工場が倒産、行くあてないヒロインを拾ってくれたのは、東京で父が常連となっていた洋食屋。そこで働きながら、様々な試練を乗り越えて成長していくみね子の姿を描いた物語です。

その父親・谷田部実役を演じるのが、沢村一樹さんです。沢村さんと言えば、イケメンなのに”下ネタ”好きが講じて、「エロ男爵」なる称号もある方ですが(笑)、NHKの朝ドラや家族に乾杯では、ほぼ?、下ネタは封印です!。

今回の旅の舞台は、朝ドラの「ひよっこ」で、主人公の出生地として設定されている、茨城県北西部にある架空の”奥茨城村”に見たてた、茨城県水戸市。実際、2月11日(土・祝)には、水戸市内で56名のエキストラを募集して、「ひよっこ」の撮影も行われたようです。沢村さんは、ドラマで演じる茨城弁の訛りがとても難しいので、地元で生まれ育った人の日常の会話から方言を学べたらと、旅の目的を語ってくれました。


ロケが行われたのは、平成29年2月15日(水)。茨城県水戸市裡1丁目にある児童公園で待ち合わせた、鶴瓶さんと沢村さん。この二人が近所の公園に居たら、そりゃぁ人が寄ってきますって(笑)。近所のだんご屋さんの女将さんに、公園の隣にある歯医者の順番待ちの患者さんたち。その歯医者さんは女医さんと聞くと、沢村さんのエロスのアンテナがピクリ(笑)。続いて、近所のちりめん教室のスタッフの方からは、プレゼントに「勝ち虫」のお守りを頂きました。この辺りではトンボのことを、真っ直ぐ前に進み決して後ろに退かないことから、縁起がよいと”勝ち虫”と呼ぶそうです。

鶴瓶さんと沢村さんは、”女医”という名前に惹かれて、「檜山歯科」を訪ねることに。すると、患者さんが沢山いて忙しい中、とてもキレイな女医先生が挨拶に出て来てくれました。

二人は次に、”トンボ”のお守りをくれた方達を尋ね、ちりめん教室をやっているという「きものの形富」さんを訪れます。社長の奥さんや店員さんが応対しくれますが、あまり栃木弁らしい訛りが感じられません。どうやら水戸市内と、大洗町など海辺の方とでは、だいぶ訛りも違っているようです。沢村さんは、店の近くにある、水戸から江戸への街道の起点となった「銷魂橋」(たまげ橋)を紹介されると、『すごい名前ですね~。字によっては放送禁止に・・』と(笑)

ここでスタジオから、水戸市の魅力をビデオ紹介。紹介してくれるのは、今年2月の梅まつりでデビューしたばかりという、「水戸の梅大使」の”ひよっこ”のお二人です。
まず紹介するのは、彼女たちのメインステージでもある「偕楽園」。1842年に水戸藩主・徳川斉昭によって造られ、『民(たみ)と偕(とも)に楽しむ場所にしたい』と、その名が付けられました。園内にはおよそ100種類、3千本の梅の木が植えられ、今も無料で開放されています。
次は、江戸時代の剣豪・千葉周作によって創始された「北辰一刀流」。坂本龍馬も学んだという剣術は、千葉周作から水戸藩に伝えられ、現代でも水戸東武館で剣道を学ぶ”ひよっこ”達に受け継がれています。
最後は、「水府提燈」(すいふちょうちん)。水戸は、江戸時代から続く提灯の産地です。提灯作りを全て一人で熟すには、10年はかかると言われ、高校を卒業してから提灯づくりの修業を始めて3年になる岡崎さんも、まだまだ”ひよっこ”だそうです。

次に二人は、公園で出会った女性が営んでいるだんご屋の「伊勢屋」を訪れます。すると、この団子屋さん、とても繁盛していて店内はお客さんで一杯、二人が座れる席も空いていません(汗)。そこで鶴瓶さんは、女将さんを店の外に呼び、おすすめの”きんぴら団子”を2つ持って来てもらうと、二人は店の前で立ったままそれを頂きました。柔らかく炊いたゴボウの金平を、草餅で包んだ店のオリジナル団子で、とても美味しいそうです。すると、ようやく席が空いたと、二人は店内へ。席に座ると、今度は味噌ラーメンと醤油ラーメンを頂きながら、一家で店を営むという皆さんから、それぞれ話しを聞きました。しかし、実家のお母さんに、夫の妹とその長男の嫁に二男、彼の幼馴染の店員さんと、一族総出で団子屋を営む様子に、鶴瓶さんも感動しきりです。

水戸市内にある変な形をした建物一人旅になった沢村さんは、その外観が気になっていた、「水戸芸術館」に行ってみることに。中に入らなくても、きっと美術系の仕事をしている人と出会えるはずと、エロスの勘が働いたようです(笑)。水戸で一際高くそびえるクネクネと変な形をした建物は、「水戸芸術館タワー」と呼ばれる施設のシンボルとなるアートタワーで、市制100周年を記念して磯崎新氏により設計され、高さが100メートルだそうです。この日は天気もよく、中庭を歩いていると、近くで働いているOLさんが、建物の隅に座って読書をしていました。もっと詳しく話しを聞きたかったのですが、お昼休みは後5分しかないと言うので、急いで職場に戻るよう急かす沢村さんでした。

一方、鶴瓶さんは、水戸市内を車で走っていると、「天狗納豆 製造工場」という看板の掛かった建物を見つけ、立ち寄みことに。よく関西人は納豆が大嫌いだと言いますが、鶴瓶さんは東京に出てきてから食べて、納豆が大好きになったそうです!。この店の奥さんが、とても面白い方で、鶴瓶さんが水戸納豆の謂われを尋ねると、『ふふふ、詳しいこと私 分かんないんですけど』と。次に店の歴史を尋ねると、『百何年かですね』。そぼろ納豆を試食するのに小皿を貰いたいとお願いすると、『あぁ~、このフタでいいですか?』と、とってもアバウト。お金を払おうとすると、店員さんもレジを打っている途中で掛かってきた電話を取りに奥に行ってしまい・・・。その様子に鶴瓶さん、『雑や、ものすごく雑や!』(笑)。

この奥さんに、鶴瓶さんが『水戸黄門のところはどこですか?』と尋ねると、教えてくれたのが近くにある水戸藩の藩校、「弘道館」でした。しかし行ってみると、弘道館は水戸光圀が亡くなってから140年も経ってから開設されたので、黄門さまとは関係ありません。まぁ、奥さんも雑ですが、鶴瓶さんの聞き方も雑ですね~(笑)。弘道館に居た方に、鶴瓶さんが黄門さん縁の地について尋ねると、近所に住む女性が、『黄門さんはこの崖下に住んでいたの、私 その跡に住んでいるの』と教えてくれました。しかしまた、『この崖下』というアバウト(雑)な教えで崖を降りてみた鶴瓶さん、それらしい場所はまったく見つからず、『黄門の”コ”の字もないやん!』と(笑)。

次に沢村さんは、水戸芸術館の中庭で出会った、子供と散歩に来ていた女性から、お爺ちゃんお婆ちゃんが蕎麦屋をやっていると聞き、その「のだて屋」を訪ねることに。このお蕎麦屋さん、張り紙を見ると、なぜか”カレーなべうどん”が名物のようです(笑)。女将さんや、顔見知りのお客さんらに話を聞くと、この辺りの人は標準語を喋り、訛っているのは大洗や那珂湊など海岸べりだそうです。しかし、かく言うお婆さん達も、少しは訛っていると思うのですが・・・(汗)。皆さん、ご高齢にも関わらず、近くの文化交流プラザで毎週水曜日に開かれている体操サークル「さわやか」に行ってきた帰りなんだとか。

崖を降りた鶴瓶さんが出たところは、立派な白壁や門に囲まれた学校や幼稚園が建ち並ぶ「三の丸」地区でした。すると、自転車に乗った大学生と父親の二人連れに出会います。ダンスをやりたいと話す大学生に、『そんなんじゃメシ食ってけねぇよ』と突っ込むお父さん、『若いころバイク乗り回していたオヤジに比べたら、自分 まじめっすよ』と返す子供。とても楽しそうな親子です。スマホに貼られた彼女の写真を見つけた鶴瓶さんが、カワイイやんかと茶化すと、目の前にあった女子高(水戸三高)に行ったらいいとやり返されてしまいました(笑)。するとそこに、待ってましたとばかり、『本丸の水戸一高に行きませんか?』と、シャキシャキした女性が急に声を掛けてきました。

そば屋を出たところで沢村さんは、婦人服の「FASHION GALLERY Makes」(メイクス)の店先で、女性店主から声を掛けられ、立ち寄ることに。とてもオシャレな店内で、これまたとても71歳には見えない女性店主と息子さん、24歳になる手伝いの孫と、3世代で応対してくれましたが、さすがに皆さんの服装もオシャレです。

鶴瓶さんは、『直木賞を受賞した恩田陸さんの母校です』と話す女性に連れられて、茨城県立水戸第一高等学校を訪れることに。この女性、水戸一高のOB会「知道会」の親睦委員長をしているそうですが、本業は会社の社長さんで、どうりでとても積極的!。連れて行かれたのは、「知道会館」という水戸一高の同窓会の事務局のある建物。さすが歴史ある学校だけに、同窓会の事務局まで立派です。そして、事務局の女性陣は、とても知的な感じで美人揃い。『このくらいの齢の頭のいい人はキレイや』と、女性の魅力にハマった鶴瓶さん、59年卒と話す女性に向かって、『いっぺん お尻たたいて頂けますか? このオス豚めと』と、上着をまくってお尻を突き出しました。これ、十分にセクハラです。BPO的に大丈夫?と、ちと心配(汗)

大興飯店のスタミナ丼ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 本日訪ねたのは、茨城大学の目の前にある中華料理店、「大興飯店」(たいこうはんてん)。店先には、”茨城大生御用達”と書かれた大きな看板が掛けられており、店内は若い人たちでごった返しています。そして本日の一杯は、「スタミナ丼」(650円)。大きな丼の大盛りのご飯の上に、豚肉とニラ玉が載せられ、ニンニクの香りが食欲をそそる、まさに体育会系丼ぶりです。その上、大盛り無料って、どれだけ食べるねん!?(汗)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、David Bowieの「Volare(Nel Blu Dipinto Di Blu)」かと。

ようやく鶴瓶さんは、目的の「水戸黄門神社」(義公生誕の地)に辿り着くことができました。すると、向かいにある美容室「CUT BANK CORE」(カット バンク コア)の美容師さん達が、鶴瓶さんと一緒に写真を撮ってもらいたいと集まってきました。話を聞くと、この店は彼女らの父親の経営する美容室で、息子一人・娘二人とも別の職業から美容師に転身。母親も、別の場所にある本店の方を営んでいる、美容師一家だそうです。そこで鶴瓶さんは、奥さんにも会いたいと、カットバンク本店を訪れます。すると鶴瓶さん、このお店のサービスで、オイルで頭皮マッサージをしてくれる”ヘッドスパ”を体験したいと、若い女の子をご指名(笑)。このヘッドスパ、とても気持ちがイイらしく、鶴瓶さんはあっという間にウトウトと。シャンプーの頃になると、『ンガッ!』と大きな鼾まで出て、シャンプーをしてくれている女の子も笑いを堪えきれません(笑)。

生の”茨城弁”が聞きたい沢村さんは、訛りなら大洗だと教えられ、大洗町へ向かうことに。大洗漁港で車を降りると、さっそく白魚漁をしているという漁師さん達に出会いますが、皆さん恥ずかしがって、あまり方言で喋ってくれません。ようやく84歳という高齢の漁師さんから、『知らねっぺ』という方言を聞き出した沢村さんは、なんとか口説いて、お宅を訪問させてもらうことに。ご自宅は、以前に民宿を営んでいたそうで、大きくオシャレな外観に沢村さんもビックリ。家には奥さんが居て、ご夫婦の馴初めから暮らしぶりについて、話を聞くことができました。

二人旅

水戸の紹介ビデオ

鶴瓶さん

沢村さん

家族に一杯

 

再放送は、4月7日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 水戸市の名物など

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