鶴瓶の家族に乾杯 | オーストラリア・メルボルン(田中麗奈さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年8月7日放送 海外スペシャル!田中麗奈さんとオーストラリア・メルボルンぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の田中麗奈(たなか れな)さん。福岡県久留米市出身の37歳。15歳の頃から芸能活動を始め、高校を卒業して上京。そして1998年公開の映画、『がんばっていきまっしょい』(原作:敷村良子)で初主演し、キネマ旬報日本映画新人女優賞を受賞。この映画、四国・松山を舞台に、ボートに青春をかけた女子高生たちの姿を瑞々しく描いた青春ドラマで、私も当時、とても楽しく拝見させてもらいました。懐かしいなぁ~。

メルボルンでの鶴瓶の家族に乾杯「家族に乾杯」に田中麗奈さんが出演するのは、2009年(平成21年)10月の放送で宮崎県高原町(たかはるちょう)を旅して以来で、8年ぶり2回目の登場です。今回は夏の恒例”海外スペシャル”で、その旅の舞台は、オーストラリア・ビクトリア州・メルボルンCity of Melbourne)。ゴールドコーストやシドニーから更に下って、ほぼ豪州本土の最南端、タスマニア島と面する地にあります。緑豊かな美しい街並み、おしゃれなカフェ文化、少し足を延ばせば出会えるコアラなどのかわいい動物たちと、6年連続で『世界一住みやすい街』に選ばれています。田中さんは1年半ほど前に結婚して、理想的な家族とはどんな家庭なのかを考えるようになり、今回の旅では『メルボルンの理想の家族を探したい』と、旅の目的を語ってくれました。


ウイリアムズタウン鶴瓶の家族に乾杯ロケが行われたのは、平成29年6月7日(水)。午前10時に、メルボルンの「ウィリアムズタウン」にある海辺の公園で待ち合わせた、鶴瓶さんと田中麗奈さん。日本では夏の初めですが、南半球のオーストラリアでは冬の初めで、田中さんはモコモコした厚手のコートを羽織っています。しかし、前日の雨模様から一転し天気は快晴、何か幸運な旅を期待する田中さんでした。道路沿いには石造りのステキなお店が並び、とても良い雰囲気の街です。『世界一住みやすい街』として知られるメルボルンですが、鶴瓶さんは『世界一住みたい街』と間違えて紹介。その上、『たいがい、西宮もええとこやでぇ』と、いちゃもんまで付けて旅をスタート(笑)。通訳に付いてくれたのは、古川暢美さんです。

さっそく公園で出会った男性に話を聞くと、連れている柴犬の名前は、日本のプリンセスから名前をもらったと「アイコ」というそうです。次に出会ったのは、道端でフェリーのチケットを売っている人。日本のテレビ番組の撮影であることを伝える鶴瓶さんですが、『ドキュメンタリーなの?』と聞かれると、思いっ切りトーク”バラエティ番組”なのに、そうそうと頷きながら『ドキュメンタリーやね』と、いけしゃあしゃあと言ってのける鶴瓶さんでした(笑)。次に鶴瓶さんが見つけ追いかけたのは、8歳の長男から1歳の長女まで可愛らしい5人の子供を連れたお父さん。3歳の双子の男の子は、まるで子犬の様に目がクリックリ。偶然にも、早々とステキな一家に出会えた鶴瓶さんは、スタッフがキューを出して登場させたのかと疑うほどでした(笑)。

通りに出た鶴瓶さんと田中さんは、カフェ「The Groove Lounge」の店先で明るいスタッフに声を掛けられ、テラス席でお茶をすることに。そこに居合わせた二人の男性に話しかけた鶴瓶さん、ここでもまた、自分は女優をゲストに”世界中”を旅して回っていると大ボラ(笑)。確かに、”日本中”の田舎を旅していますが、世界中は広げ過ぎでしょ・・・(汗)。次に、鶴瓶さんが通りで見かけて声を掛けたのは、素敵な年配のご夫婦。話を聞くと、なんと日本に留学経験のある息子さんの奥さんは、日本人だそうです。田中さんが、長年二人仲良く過ごせる秘訣を尋ねると、二人揃って同時に、『忍耐です』と(笑)。そしてご主人から、『Happy Wife, Happy Life』(奥さんがハッピーだったら人生がハッピーになれる、だから妻をハッピーにさせることは大事なんだよ!)というオーストラリアの格言を教えてもらった田中さん、拍手しながら、『これ夫に見せたい』と(笑)。

ここでスタジオから、メルボルンの街の魅力をビデオ紹介。『日本では信じら”レナ”い光景』が沢山あると、田中レナさんのためにメルボルンを案内してくれるのは、ダジャレが大好きだけど日本語がたどたどしくて上手く伝わらない、ツアーガイドのMr.ジョンです(笑)。

まず最初は、メルボルンの東部を走る「パッフィンビリー鉄道」(Puffing Billy Steam Railway)。20世紀初期の蒸気機関車で行く鉄道の旅は、観光客に大人気。この汽車では、日本では信じられ”レナ”いことに、車窓から脚を投げ出して景色を楽しむことができます。おもし”レ~ナ~”(汗)。
 続いては、アート。芸術の街・メルボルンでは、至るところでアートやパフォーマンスを見ることができます。特に信じられ”レナ”い光景が、Hosier lanesなどの通り一面に広がる「落書き」、壁にスプレーなどで絵を描くストリートアートです。メルボルンでは、こうした落書きもアートとして守っており、街が指定した場所では、壁に自由にストリートアートを描くことが出来るんだそうです。
 最後は、「フィリップ島」。街の中心部から車で2時間ほどの場所にある、ワラビーやコアラなどに出会える動物たちの楽園です。この島で見られる信じら”レナ”い光景が、餌を取りに海に出ていたリトルペンギンが、夜になって一斉に島に戻ってくる「ペンギンパレード」です。こんな光景、日本じゃ見ら”レナ”い!(笑)。

ここからは、一人旅。絵を見ることが好きな田中さんは、通訳の古川さんと一緒に、ギャラリーが多く集まるというArmadale(アーマデル)地区へ。商談中のお客さんで賑わう一軒のギャラリーらしき店を訪ねると、そこはオークションハウスの「Mossgreen」でした。この日は査定の日で、多くのコレクターが作品を持ち込みに訪れていて、とても忙しそう(汗)。そこで田中さんは、おすすめのギャラリー「Metro Gallery」を教えてもらい、訪ねてみることに。そのギャラリーで田中さんが興味を持ったのが、感情の瞬間を色を使って表現し、また見る人には作品に触って参加してもらいたいという絵を描いている、ラーニ・ミッチェルさん(26)の作品。小野アナウンサーの後日調べた情報によると、なんと彼女、日本が大好きなアーティストで、作品を描く前には必ず緑茶を飲んで瞑想してから取り掛かるんだとか。そしてこの時、田中さんが見た作品は、日本酒の美味しさに感動して、その感動を描いた作品だそうです。

一方の鶴瓶さんは、Footscray(フッツクレイ)地区へと移動。鶴瓶さんに付いてくれた通訳は、木佐貫佳那さん。住宅街を歩いていると、大きな家具を車に運び込んでいる男性と出会います。話を聞くと、彼の彼女がこの家の住人から買ったタンスを、彼女の家まで運んであげるところだとか。親切にも鶴瓶さんは手伝ってあげることにしますが、なんとそこで招集し手伝わせたのは、後日開催する落語会のためにメルボルンに来てロケに付いて回っていた、鉄瓶さん、瓶二さん、乾瓶さんという3人の鶴瓶さんのお弟子さん。4人かかりで、何とかタンスを車に積み込むことが出来た鶴瓶一家でした(笑)。

ギャラリーを出た田中さんは、先ほどのオークションハウスに戻り、店から出てきたコレクターを捉まえて話を聞いてみることに。田中さんが店の前で”張り込み”を続けていると、一人の女性が出てきて、車に乗り込むところを突撃インタビュー!(笑)。親切にインタビューに応じてもらい、車に積んであった絵画を見せてもらうことは出来ましたが、自宅に訪ねたいとお願いしたところ、それは断られてしまいました(汗)。

次に、高級住宅街のMiddle Park(ミドル・パーク)地区に移動した鶴瓶さん。孫と連れ立って歩く年配の女性を見つけ、声を掛けます。13歳の時にイスラエルから移り住んだという彼女には、なぜか鶴瓶さんの話す関西弁や、たどたどしく話す英語の単語が美しく聞こえるらしく、家に招いてくれることに。彼女の自宅は、海岸沿いに建つ1938年に建てられた立派なヘリテージハウス(市に保護が義務付けられた建造物で、外装・内装の工事には許可が必要)で、とてもステキ!。道路沿いの窓からは、その向こう広がる海が一望でき、裏手からは住宅街の先にそびえるメルボルンの摩天楼が眺められます。綺麗に刈られた芝生の庭には、ご主人が栽培している野菜の鉢や果物の木も。木から採って食べさせてくれたオレンジは、とても美味しかったそうです。73歳になるという彼女は、今でも1階の倉庫で中国人のスタッフを雇ってエプロンなどを作って販売しているそうで、とてもイキイキとしています。

ここでちょっと一息、スタジオから、「家族に一杯」の時間です。
 この街で生活する人たちに欠かせないのが、コーヒー。メルボルンは、”カフェの街”とも言われています。やって来たのは、地元の人がオススメするカフェ、「Mart 130」。駅舎を改築して作ったというこのカフェで頂く本日の一杯は、「ラテ」(Caffè Latte)。温かいミルクと泡立てたミルクが載ったコーヒーで、メルボルンの人達が大好きな一杯です。他にも、日本ではあまり馴染みのない拘りの飲み方があり、ダブルのエスプレッソに少しのミルクを入れた「Long Macchiato」、ラテより泡立てたミルクを減らした「Flat White」など、さすがにカフェの街ならではです!。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Come to Me」(by Koop)でした。

ステキな家族を探して、Malvern(モルバーン)地区にある夕暮れの公園を訪れた田中さん。隣家の奥さんと一緒に犬の散歩に来ていた可愛らしい少女、タラちゃんと出会います。彼女は、2年生の時に日本でホームスティした経験があり、『家はとっても小さかったけど、みんな親切だった』とのこと(笑)。そこで、タラちゃんのお宅を訪ねたいと、隣家の奥さんに頼んで、タラちゃんのお母さんに連絡を取ってもらうことに。連絡を貰えるまで、だいぶ時間がかかり、辺りはすっかり暗くなってしまいました。ようやく電話がかかってくると、お母さんは外出中で連絡が付かず、お父さんに相談したところ、快くご自宅に招いてくれるとのことで、ダメかと心配していた田中さんは大感激。

一方の鶴瓶さんは、メルボルンで暮らす落語家に会いに、Elsternwick(エルスタンウィック)地区へ。訪ねたのは、鶴瓶さんの弟弟子になる鶴笑さんの弟子の「笑福亭笑子」さんの自宅。笑子さんは、腹話術で行うパペット落語がメルボルンで注目されているパフォーマーです。息子さんも一緒に、お母さんのパフォーマンスのことや、オーストラリアでの暮らしぶりについて話を聞きました。

タラちゃんの家を訪ねた田中さん。タラちゃんのお父さんが、タラちゃんのお兄さんや妹と一緒に、ご自宅に招き入れてくれました。今日はお母さんが出かけていて、晩御飯はお父さんの手作りのピザ。ちょうど生地が出来て、これからトッピングを載せていくところだそうです。そこに、ちょうどお母さんが帰宅。何も聞かされていなかったお母さんは、日本人のテレビ撮影クルーの一団が自宅に居るのを見て、少しびっくり(笑)。でも直ぐに、お母さんも快く田中さんを歓迎してくれました。子供たちは、学校で日本語の勉強をしているそうで、日本にはとても親しみを感じているそうです。子供達は、子供部屋だけでなく、両親のベッドルームまで家中を案内してくれて、お母さん手作りの”刺し子”のクッションも見せてもらった田中さんは、とても嬉しそうです。この自宅の建物は、柱から壁まで全部、ご主人が手作りで建てたそうです。今は庭の倉庫で、日本のホンダとヤマハのオートバイを、フレームやタンク等の部品を取り寄せて、一から自分で組み立てている途中と、その様子も見せてくれました。子供たちは、お父さんがバイクのレースで獲った優勝トロフィーを、自慢そうに田中さんに見せてくれました。

鶴瓶さんは、メルボルンには銭湯が2軒もあるという噂を聞いて、訪ねてみることに。探し当てたのは、「お風呂屋-ofuroya」(The Japanese Bath House)。スタッフはみな日本人で、日本語で撮影交渉をすることは出来たのですが、生憎とオーナーがヨーロッパへ旅行中で、中を見せてもらうことは出来ませんでした。落語会のためにメルボルンに滞在していた鶴瓶さん、後日オーナーが戻ったと連絡を貰い、再度お風呂屋を訪ねてみます。中は、銭湯というより、ホテルの大浴場といった雰囲気で、とてもキレイ。畳を敷いたマッサージルームもあって、そこに座って若い女性オーナーに話を聞きました。この銭湯は、オーストラリアに移住したかった彼女の母親が、オーストラリア人と結婚せずにビザを取るには、オーストラリアと日本の架け橋になるようなビジネスをするしかないと、10年がかりで続けてきた商売だそうです。娘さんは、ここで指圧師をしている日本人のご主人と1年ほど前に結婚したそうですが、そのご主人もまた、ビザを取得するのに時間が掛かり、結婚が延び延びになったとか(汗)。

田中さんが、ダイニングキッチンに戻ると、奥さんから食事を一緒にとのお誘いが!。家族と一緒にテーブルについた田中さん、ご主人手作りの美味しいピザを頂きながら、ご夫婦の馴初めや、夫婦円満の秘訣などについて話を聞くことが出来ました。

ロケの2日後、鶴瓶さんは、海外スペシャルのロケで恒例となった無料の「落語会」を、ソフィテル・メルボルンホテルで開催し、今回もまた満員御礼の大盛況だったそうです。

海外スペシャルの再放送の予定が決まりました!。再放送は、8月25日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

メルボルンの紹介ビデオ

鶴瓶さん

田中さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された オーストラリア・メルボルンの名物など

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