鶴瓶の家族に乾杯 | 新潟県阿賀野市(要潤さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年1月22日放送 要潤と新潟県阿賀野市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の要 潤(かなめ じゅん)さん。香川県出身の36歳。俳優を目指して、高校卒業後に夜行バスで上京。しかし、アルバイトをしながらの苦労生活が続き、ようやく2001年、20歳の頃に『仮面ライダーアギト』の仮面ライダーG3役でデビュー。その後は、ドラマや映画、CM、バラエティなど、多方面で活躍しています。私的に馴染み深いのは、香川県をPRする「うどん県」のTVコマーシャルで、命名を発表する副知事役の要さん。最近では、渡辺直美さんが主演して人気化したテレビドラマ『カンナさーん!』で、カンナの元夫役を演じていました。

うどん県旅の舞台は、新潟県阿賀野市(あがのし)。新潟市の西、内陸側に位置し、南の五泉市との市境を阿賀野川が流れています。平成16年に、旧 安田町・京ヶ瀬村・水原町・笹神村の2町2村が合併し、その川の名前を取って、新しく阿賀野市が誕生しました。米どころ新潟県・新潟平野のど真ん中にあって、主な産業は「米農業」。水田が広がる一大穀倉地帯です。要さんは大食漢で、朝食ではご飯を2合も食べるそうです(汗)。すると、旅のテーマは「お米」でしょうか?。ロケは、ちょうど新米のとれる時期。

先日、ムロツヨシさんに言われて鶴瓶さんが始めたインスタグラムに、ハクチョウの飛来地として知られる「瓢湖」の畔で、要さんが撮影してくれたと、鶴瓶さんが白鳥に近寄ろうとしている写真が投稿されています。これはまさに、『鶴と白鳥』の共演!。でも確か、白鳥よりツルの方がスマートでしたよねぇ(笑)。


ロケが行われたのは、平成29年10月11日(水)。カモと白鳥が泳ぐ「瓢湖」のほとりで待ち合わせた、鶴瓶さんと要さん。瀬戸内育ちの要さんは、これまで訪れたことが無い新潟県で、それも山手の場所に行ってみたいと、阿賀野市を旅先に選んだそうです。また、香川であればうどんの職人さんが沢山いて、その人たちの話を聞くのがとても面白いから、ここでは阿賀野市ならではの職人さんに会ってみたいと、旅の目的を語ってくれました。

その話を聞いた鶴瓶さん、近くにカメラと双眼鏡を持った人を見つけ、『職人さんっぽい』からと、いきなり声を掛けてみます。すると偶然にも、NHKが呼んだのかの如く、まるで「ブラタモリ」のようなタイミングで登場したのは、「瓢湖の白鳥を守る会」の事務局をしている佐藤さんでした(笑)。鶴瓶さんが『白鳥はどっから来るんですか?』と尋ねると、佐藤さんは、『瓢湖の白鳥は95%がコハクチョウで、北極海の沿岸から約4千キロの距離を飛んでくる』ことや、『10月中旬から下旬にかけて、白鳥は5,000羽にも増える』こと、『瓢湖は江戸時代に用水池として造られましたが、今ではその役目は終え、鳥の楽園になっている』ことなどを教えてくれました。「鶴瓶の家族に乾杯」というバラエティ番組のはずが、まるで「ブラツルベ」の様な番組の展開に・・・(笑)。『ちなみに、この鴨は食べられますか?』と鶴瓶さんが尋ねると、『食べられますが、ここで捕まえたら御用になります。それを見張っているのが私ですから』と佐藤さん(汗)。

鶴瓶さんと要さんは、湖畔に建つ丸い窓の建物が気になり、訪ねてみることに。そこは、瓢湖を眺めながら食事が頂けると評判の料理屋さん「湖四季」(こしき)でしたが、生憎とこの日は定休日(水曜日)。すると、通りの向かい側にあった、割烹・仕出しの店「水上屋」(みずかみや)の看板を見つけ、訪ねてみることに。お昼時ですが、暖簾は出ていません。鶴瓶さんが店の奥に声を掛けると、出て来てくれたのは先代のご夫婦。この日は午前中で営業を終えたそうですが、『お茶でもどうぞ』と家に招き入れてくれました。ちょうど作った甘酒があったと、スタッフの分まで振る舞ってくれたそれは、鶴瓶さんが知っている甘酒とは違い、まるで米粒を食べているような食感で、とても美味しかったそうです。ご家族の話を聞いていると、店を継いだ長男の所にお嫁に来てくれた”さっちゃん”が、カワイイうえに几帳面で、以前は店のお客さんで料理などしたことが無かったのに、今では包丁一本で何の料理でも作ると、べた褒めします(汗)。あまりにご夫婦が、『カワイイ、カワイイ』と連呼するので、そのお嫁さんに会ってみたいと思った鶴瓶さんと要さんですが、この日は胎内市へ遊びに行ってしまっていて、会えませんでした。

そこでスタジオの小野アナウンサー、『あれだけカワイイ・カワイイと言われたら、気になりますよね~。ちょっとこちらをご覧ください!』と、さっちゃんをビデオ紹介?もとい、さっちゃんに阿賀野市の魅力を紹介してもらうことに(笑)。

まず紹介してくれたのは、旅のスタート地点ともなった「瓢湖」。白鳥の飛来地として知られ、国の天然記念物にも指定されています。毎年、10月中旬から3月下旬まで、5千羽を超える白鳥がやってきます。日本で初めて白鳥の餌付けに成功した場所とも言われ、今でも一日3回、その餌やりを見ることができます。
 次は、要さんと同じくらい人気だという、阿賀野市のご当地キャラクターの「ごずっちょ」。町の東側に位置する「五頭山」(ごずさん)をイメージしてデザインされているそうです。その五頭山から流れ出る清らかな水で作られるのが「お米」。阿賀野市では、瓢湖米と名付けられたコシヒカリのほか、毎年沢山のお米が獲れます。
 最後に紹介してくれたのは、そのお米を使った麺(うどん)の、「白鳥美人」。阿賀野市では、白鳥美人に豆乳を合せたご当地グルメで、店ごとに味を競い合っています。

初登場ながら、初対面の人とも飄飄と接する要さんの様子を見た鶴瓶さん、早々と分かれ、ひとり立ちさせることに(笑)。

要さんと分かれた鶴瓶さんは、ひとり住宅街を歩いていると、道の向こう側から一人の女性が鶴瓶さんに手を振ってくれています。話を聞くと、小島さんは十日町に住んでいるそうですが、水泳のインストラクターをしていて、水原のプールにレッスンに来たついでに、実家に立ち寄った所だそうです。実家のお母さんも出て来てくれて、二人に話を聞いていると、偶然にも鶴瓶さんにプレゼントがあると。何かと思ったら、小島さんはお母さんに頼まれていた、魚沼産コシヒカリの特別米を届けに来たそうですが、何を間違えたか、自分の家の分も持ってきてしまったので、鶴瓶さんにプレゼントしてくれるそうです(驚)。『そんな訳にはいかない』と、一応は断る鶴瓶さんですが、お米をギュッと抱きしめて、もう貰う気満々です(笑)。

一方の要さんは、湖の近くの外城町を歩いていると、「代官所P→」と書かれた看板を見つけ、訪ねてみることに。「水原代官所」は、江戸時代に幕府の直轄領として置かれた代官所を復元した施設で、隣接する「水原ふるさと農業歴史資料館」には、観光案内所や特産品の販売コーナーなども設置されています。突然の要さんの来訪に、案内役を任された若い女性職員の田中さんは、緊張であっぷあっぷ(汗)。ついに田中さんに逃げられ、ひとり代官所を見学した要さんですが、他の観光客には一人も会えず終い・・・。観光案内所に戻った要さんを、今度はベテラン女性職員の小林さんが案内してくれました(笑)。「三角だるま」は、旧・水原町(現・阿賀野市水原地区)に伝わる郷土玩具だそうです。ほかに阿賀野市の名物といえば、お米やお酒が有名ですが、地元の旧・安田町の特産の「安田瓦」を素材にしたおみやげ物も人気だそうです。要さんは、安田地区の「瓦ロード」に行けば、旅の目的の、安田瓦の職人さんにも会えると教えてもらいました。

鶴瓶さんは、道で出会った年配のご夫婦から、この先には「五頭温泉郷」があると教えられ、その温泉地を訪ねることに。温泉街を歩いていると、「茶処 和(なごみ)」の前で、店のご主人と出会いますが、生憎と定休日とのこと。次に、その向かいのお宅の奥さんから声を掛けられ、温泉街について教えてもらいました。すると次は、はす向かいのお宅から、ペアルックの若いご夫婦に声をかけられ、話を聞くことに。すると、若奥さんは「和」のご主人の娘さん(次女)で、その前に会ったのは、ご主人の奥さんだそうです(笑)。定休日の店を開けてもらい、中で皆さんに話を聞くと、次女夫婦がご主人のお宅に同居していて、2軒両隣に3世帯11人が暮らしており、中学生ら子供4人を含むその食事を全てお婆ちゃんに当る奥さんが賄っているので、とても大変なんだとか(汗)。

代官所を後にして、瓦ロードへ向かおうとした要さんですが、代官所の先で商店街(中央町)を見つけ、ぶらぶら歩いてみることに。そこで覗いたのが、一軒の美容室「CALL(コール)」。接客中で忙しそうなので、諦めて店を後にしかけた時、要さんに気付いて通りに出て来てくれた店員さんが、後ろから呼び止めてくれました。店内では、カラー途中のお客さんも、要さんを見て『カッコイイー』と悲鳴が・・・(笑)。話を聞くと、美容室の常連客の小林さんは、居酒屋「ゆみちゃん」のママだそうですが、5時になるまで絶対に顔は見せられないとか(笑)。

次に商店街で要さんが見つけたのは、閉店した店のシャッターの前に立てられた、「算数のまち・阿賀野市すいばら」と書かれた看板。そこに記された問題(小学校低学年向け)は、『ひびきさんはバスケットボールの試合で、2ポイントシュートを4本、3ポイントシュートを3本入れました。ひびきさんはぜんぶで何ポイントとったでしょうか?』という問題。すぐに「17本」と答えを出した要さんは、『回答用紙と答えは、”おんこ茶屋”にあります』と記されていたので、正解したら何か貰えるのかと、通りの向かい側に見つけたその店を訪ねることに。「おんこ茶屋」は、NPO市民ネットあがのが、市民の憩いの場として開設している多目的交流施設だそうです。コーヒーを頂きながら、店員さんに『看板の問題を解いた』と訴える要さんですが、大人が”小学校低学年”の問題を解いても粗品は貰えないと知らされ、とても残念そう(笑)。水原では、旧・水原町出身の数学者で、江戸時代に和算の大家として活躍した「坎山(かんざん)」(山口和の号)を偲び敬って、「数学のまち」として町興しに取り組んでいるそうです。

ここでちょっと一息、阿賀野市の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、一面に田んぼが広がる笹神地区(旧・笹神村)。一軒の稲作農家のお宅にお邪魔してみると、台所に立つ奥さんと若奥さんの二人が作っているのは、今晩のお味噌汁。このお宅の味噌汁には、必ず豆腐と油揚げが入るんだそうです。今日の一杯は、この「豆腐と油揚げのお味噌汁」。豆腐に油揚げ、自家製の味噌・・・、全部大豆から出来ているものばかりです。米どころ阿賀野では、減反政策で大豆が大量に作られる様になったことで、豆腐と油揚げが地域の特産になったんだそうです。地の物を食べるというのが最高のご馳走で、必ず一日一杯はこの味噌汁を頂くことで、ホッとするとご主人。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Dixie」(Goldmund)でした。


要さんは、おんこ茶屋を出たところで、二人の若くて可愛いい大学生の黄色い歓声を聞き、『久々に若い人だ!』と、思わず声を掛けます(笑)。先ほど訪ねた美容室の人が母親の友達で、”要潤が商店街に居る”との噂を聞きつけて、隣町から駆けつけたそうです。要さんが、阿賀野で何処かおすすめの場所があるかと尋ねると、『うち!』と(驚)。ご自宅は、有名じゃないけど、地元ではめっちゃおいしいと評判のパン屋さんだそうで、要さんは大学生の軽自動車に乗せてもらい、そのパン屋さんを訪ねることに。背の高い要さんが、軽自動車に乗ろうと近づいたシーンをスタジオで見ていた鶴瓶さん、『これ、乗れるの!?』と(笑)。

一方、鶴瓶さんは、あちこちで看板を見かけた「川上とうふ」を訪ねることに。店にいた奥さんとお嫁さんに試食を勧められ、それを頂きながら二人に話を聞いていると、社長が登場!。ご主人は、婿入りでは無いそうですが、『元はタクシードライバーで、お客だった豆腐屋の娘を嫁に貰ったら、気が付いたら豆腐屋になっていた』と、方言まる出しで喋るご主人に、鶴瓶さんも圧倒させられます。鶴瓶さんは、『こんなキツイ人ないで』と呆れつつも、手と口の方は、試食の豆腐では飽き足らず、一丁丸ごとの豆腐を出してもらい、それに醤油をかけて、パクパク。とても美味しい豆腐だった様です。鶴瓶さん曰く、『とうふはクセないけど、作っている人間はすごくニガリが多いよね』と(笑)。

大学生のるみちゃんに案内されて、自宅のパン屋、「木村屋」を訪ねた要さん。お父さんもお母さんも若くてビックリです。店の看板商品と勧められたのが、「幻のサンドパン」(税込135円)。東京で店を出していた先代が、空襲で新潟に逃げてきた時に、贅沢なバターの代わりに、コッペパンにショートニングに砂糖を混ぜて塗って作ったパンで、挟む”サンド”ではなく、食べた時にジャリジャリする感じから”サンド(砂)パン”と名付けられたそうです。そこに登場したのは、80歳のお婆ちゃん。目が悪く、要さんのイイ男ぶりは見えないそうですが、口はとても達者。要さんが、『瓢湖で白鳥を4匹見た』と話すと、『4羽でしょ』と(笑)。

いよいよ鶴瓶さんは、温泉に入ることに(汗)。伺ったのは、5つある五頭温泉郷・外湯のひとつ、共同浴場「村杉温泉 薬師乃湯」。お風呂には、先客の地元の方達が7-8人入っていて、案の定、湯船に浸かった鶴瓶さんの周りには、金隠しのイラストが右往左往・・・(汗)。すると壁の向こう側から、黄色い音色の、『つるべ~さ~ん、どうぞこっちにいらっしゃいませんか?』という声が(笑)。そこで鶴瓶さん、『お幾つですか?』と尋ねると、『20代の女性4人です!』と。それを聞いた鶴瓶さん、『絶対ウソや!』と(笑)。鶴瓶さんが、『今日の相方は要潤さんです』と伝えると、女性客は慌てて風呂を出て、表で鶴瓶さんを待ち構えますが、要さんはここには居ないと分かると、急にテンションが急降下(笑)。一方の鶴瓶さんは、会った女性客が本当に若い人達でビックリ(汗)。声を掛けられ、女湯を訪ねなかったことを本当に後悔している様子でした(笑)。

職人に会いたい要さんは、瓦で有名な安田地区へと向かいます。まず見つけて訪ねたのは、「安田瓦協同組合」の事務所。この辺りは「庵地」と呼ばれ、昭和50年代には二十何軒もの瓦屋が軒を連ねていたそうですが、今ではたった2軒となり、その他に手作りの鬼瓦を作っている所が3軒あるそうです。そこで紹介されたのが、30歳前と若い職人の長場さん。事務所の女性に案内してもらい、「長場鬼瓦工場」を訪ねると、玄関先には鬼瓦の他に、瓦と同じ粘土と製法で作られた、犬や灯篭の置物が飾ってあります。工場では、まだ現役のお父さんと二人で作業されていて、二人から、職人技の伝承やご家族について、いろいろ話を聞いた要さんでした。

そしてスタジオには、長場さんから、要さんと鶴瓶さんの顔を模した、鬼瓦ならぬ”要瓦”と”鶴瓶瓦”が届けられました。床の間に置いたり、壁に掛けてもいいですが、玄関の表札代わりに最適な逸品です!(笑)

ここで旅番組としての内容は終了なのですが、最後に、要さんがどうしても訪れたかったと、オマケが!?。要さんが、辺りが暗くなってから訪ねたのは、美容室でずっと顔を隠していたママのいる居酒屋、「ゆみちゃん」。もう、ばっちりメイクも済み、見せられる顔に『へーんし~ん』して、要さんを迎えてくれました(笑)。こじんまりとした店ですが、ママと向かい合って、カウンターでお手製のおでんと日本酒を頂く要さんの様子は、さながら「要のちょっと一杯」的な番組のラストシーンでした(笑)。

再放送の予定は、今のところ未定です。

 


二人旅

阿賀野市の紹介ビデオ

鶴瓶さん

要さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 阿賀野市の名物など

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