鶴瓶の家族に乾杯 | 富山県高岡市(八嶋智人さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

高岡大仏

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年5月7日放送 最高の思い出SP!八嶋智人と富山県高岡市でぶっつけ本番

旅のゲストは、俳優の八嶋智人(やしま のりと)さん。奈良県奈良市出身の47歳。20歳の頃に、松村武氏とともに「劇団カムカムミニキーナ」を旗揚げ。当初はもっぱら、舞台やテレビドラマでの活動が中心でしたが、2002年から10年間放送されたフジテレビ『トリビアの泉』では、先輩の高橋克実さんとともに司会を担当し、バラエティ番組でも活躍するようになりました。私的には、木村拓哉さん主演の正義の検察官ドラマ、フジテレビ「HERO」で、阿部寛さん演じる芝山検事の事務官をしていた”遠藤賢司”役の八嶋さんが印象に残っています。メガネ収集が趣味で、メガネがトレードマークですね。

八嶋さんが「家族に乾杯」に出演するのは、2009年11月の放送で岐阜県羽島市を旅して以来、今回が2回目。前回は、仕事で京都に行く途中に、うっかり間違えて岐阜羽島駅で新幹線を降りてしまい、大変な目にあったという思い出から、羽島市を旅先に選びました。今回の旅の舞台は、富山県高岡市。前回の思い出とは逆に、以前に富山県で舞台公演をした際に、食べ物もお酒もおいしくて、人がよくて、とてもいいイメージがあり、もう一度富山を訪ねてみたいと思ったそうです。


ロケが行われたのは、平成30年3月29日(木)。鶴瓶さんと八嶋さんが待ち合わせたのは、高岡市中央町。向こうに足が短い人がいると、先に八嶋さんを見つけた鶴瓶さん(笑)。八嶋さんと立ち話をしながら、ふと横を向くと、目に飛び込んできたのは、想像を遥かに超える大きさの、「高岡大仏」。話には聞いていた鶴瓶さんですが、町中に突如出現した大仏さまに、とてもビックリ(汗)。高岡大仏は、総高15.85mで、鎌倉時代からあったとされますが、2度の焼失を経て、現在の大仏が建立されたのは昭和8年です。

鶴瓶さんと八嶋さんがお参りをしていると、観光に来ていた大勢の年配女性客に取り囲まれ、二人はいつの間にか離れ離れに(汗)。八嶋さんが「家族に乾杯」の二代目司会者の座を狙っていると聞かされていた鶴瓶さん、オーディションの一次審査にこれ幸いと、早々に別れることに!。しかし、あまりのなし崩し的な別れ方に焦った八嶋さん、鶴瓶さんを慌てて追いかけると、『うちでお茶飲んでください』と声を掛けられ店に入った鶴瓶さんに、ようやく追いつくことが出来ました(笑)。ご主人に誘われて入った店は、150年続く老舗の「角久旅館」。窓から大仏が正面に見える旅館のお食事処では、昼間はランチやお茶が頂けるそうです。先代のお父さんと店を継いだ長女夫婦に加え、たまたま孫たちが春休みで、横浜と東京から帰郷していた次女・三女の美人三姉妹とその子供たちが集まり、さっそく賑やかで楽しい家族に乾杯らしい時間を過ごすことができました。八嶋さんが、古く趣のある館内を案内してもらっていると、これ幸いと鶴瓶さんは玄関から早々にお暇し、ついに別行動に!(笑)。

ここでスタジオから、八嶋さんのために”トリビアの泉”よろしく、明日にも誰かに言いたくなる雑学、「高岡の秘密!?」を紹介。
 まずは、『高岡には、ドラえもんの消印が貰えるドラえもんポストがある』そうです!。ドラえもん型のポストから手紙を出すと、ドラえもんの消印が打たれて届きます。高岡は、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄さんの出身地。そのため、街中の至るところにドラえもんのオブジェがたくさん飾られています。
 ドラえもんだけでなく、市内には様々な銅像が溢れています。高岡は、400年ほど前から銅製品(高岡銅器)の生産で栄えてきた「銅の町」。鶴瓶さんも一体、500万円~という等身大の銅像を作ってみては如何でしょう?(笑)。
 最後、ステキな万葉衣装を身にまとった美人、高岡万葉大使の津田さんが紹介してくれたのは、全国各地から集まった万葉集愛好家たちが、思い思いのスタイルで3日3晩、万葉集を途切れることなく読み続けるお祭り「高岡万葉まつり」(万葉集全20巻朗唱の会)。このお祭りは、奈良時代に万葉集を編さんした歌人・大伴家持が、高岡に国司として赴任したことに由来します。

鶴瓶さんに置き去りにされた八嶋さん、角久旅館で観光するならと教えてもらった「土蔵造りの町」(山町筋)を目指して歩いていると、”昆布”の看板が目に留まり、その古そうなお店「塩谷昆布店」に入ってみます。昆布は高岡の特産品だそうで、店では様々な昆布が売られていました。富山県では、黒は主におにぎりなどに使い、白はおすましやおつゆに使うと教えてくれたご主人に、八嶋さんが黒と白の違いを尋ねると、店の奥で実際に昆布を削りながら、削り方の違いであることを教えてくれました。高岡でも、手で昆布を削っている店は、2軒しかないそうです。ご主人がまだ独身と聞いた八嶋さん、早く店の後継ぎを育てて欲しいと、急きょ番組で『昆布大好き女子、まってます~』と、”恋人募集”をアナウンス(笑)。

一方の鶴瓶さん、古い町並みの川原町で車を降りて歩いていると、クリーニング店の店先にいた年配の女性、石王丸さんに声を掛けられます。鶴瓶さんの来訪に喜びを隠せない石王丸さん、向かいのケイコさんを呼び、ケイコさん家の99歳のお爺ちゃんに会わせたいと。鶴瓶さんがもうすぐ百歳になるというお爺ちゃんと窓越しに話をしていると、石王丸さんは、今度はたまたま車で通りかかった前々代の町内会長を呼び止め、鶴瓶さんに引き合わせます(笑)。町内会長が乗った車を運転していたのは、孫の美世子ちゃん。建築の専門学校に行っているという彼女が、この先にある古い町並みが好きだと言うので、鶴瓶さんは美世子ちゃんに、そこに連れて行ってもらうことに。

高岡信用金庫 本店昆布店を出た八嶋さんは、すぐ先の「高岡信用金庫(たかしん)」(東部支店)の前で、店員さんと目が合い、また声を掛けます。すると、高岡の事に詳しいからと、地元出身の粟田さんを店内から呼んできてくれました。粟田さんのオススメは、国宝の「瑞龍寺」のほか、土蔵造りの町なら最近建て替えられたばかりの「高岡信用金庫の本店」だそうです。粟田さんを呼んできてくれた女性が、実は粟田さんの上司だそうで、すんなり上司の許しをもらった八嶋さん、粟田さんに案内してもらい、その本店を見学させてもらうことに。道すがら、食事をする場所を尋ねると、山町ヴァレーに入っている昆布料理の店が彼女のオススメだそうです。たかしん本店では、執行役員さんに出迎えてもらった八嶋さん、話を聞くと、町の景観に合うように去年建て替えられたたかしん本店のある辺りから先が、角久旅館で教えてもらった「土蔵造りの町」として人気の、「山町筋」だそうです。

一方の鶴瓶さんも、美世子ちゃんに連れられてやってきたのが、その山町筋の反対側(笑)。早々と袂を分かった二人でしたが、知らず知らずのうちに、再び数百メートルの距離まで大接近!。鶴瓶さんが先に気になった建物は、土蔵造りの商家を保存している重要文化財の「菅野家住宅」。ところが、この町並みが好きと案内してくれた、建築の専門学校に通い近所に住んでいる美世子ちゃんは、その存在をまったく知りませんでした(汗)。次に訪ねたのは、斜め向かいにあった「山町ヴァレー」。文具の卸をしていた商家の建物や蔵を、「末広開発」がリノベーションして、観光や交流の場として再開発した施設だそうです。鶴瓶さんが、美世子ちゃんの就職先に末広開発はどうよと尋ねると、『検討してみます』と、まさかの上から目線(笑)。山町ヴァレーには8軒のテナントも入っていて、鶴瓶さんはそのうちの一軒、「Craftan(クラフタン)」という昆布締め料理のお店で食事を頂くことに。昆布締めの盛り合わせ定食を頂いた鶴瓶さん、あっさりした薄味で、後から昆布の味が口に広がるそうです。

鶴瓶さんが先に訪ねているとは露知らず、山町ヴァレーを目指して山町筋を歩いていた八嶋さんが出会ったのは、なんと先の石王丸さん(驚)。石王丸さんから、鶴瓶さんは山町ヴァレーで食事中だと教えられた八嶋さん、鶴瓶さんと同じ所には行くまいと、道で出会った若い女性に、この辺りでオススメの食事場所を尋ねると、山町ヴァレーの目と鼻の先にある町家カフェ、「山町茶屋」を教えてくれました。さっそくその店を訪れた八嶋さん、他にお客さんが居ないことをイイ事に、美人な店長の宮田さんおすすめの、氷見うどんと昆布おにぎりがセットになった「町家ごはん」(850円)を、宮田さんと女性スタッフの茶山さんと一緒に、三人で頂くことに。スタッフの”山町茶屋の茶山さん”は(笑)、以前は横浜に住んでいたそうですが、ご主人のお爺ちゃんお婆ちゃんが住んでいる高岡の隣町の氷見市を訪れているうちに、その魅力に惹かれ、氷見に移住して来たんだそうです。氷見(ひみ)の魅力を尋ねると、空が広くて、海越しに見る立山連峰の景色が絶景だそうです。なんと、標高3,000m級の山並みを海越しに見ることができるのは、世界中でも3ヶ所しかないとか。さらに話を聞くと、ご主人は、氷見の酒蔵で杜氏(見習い中)の仕事をしているそうです。以前に舞台公演で富山を訪れた際に、日本酒の美味しさに惹かれた八嶋さん、これは氷見に行くしかないと、宮田店長にお願いし、仕事中の茶山さんを連れ出して、氷見市に向かうことに!。

ここでちょっと一息、富山県高岡市の「家族に一杯」の時間です。
伏木ちゃんこ やって来たのは、伏木地区。伏木では、年に一度、相撲の大会が開催されるほど、相撲が盛んな地域です。そういえば、相撲が盛んな富山県にあって、高岡は大正時代に活躍した射水川健太郎(8代若松)など、大勢の力士を輩出してきました。本日の一杯は、稽古の後に頂く「伏木ちゃんこ」。味の”決まり手”は、最後にちゃんこの上にたっぷり載せた、昆布!。稽古の後に、この伏木ちゃんこ(と、ビール?)があるから、相撲がやめられないとか(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Tengoku Kara Kaminari (Thunder from Heaven)」(Israel Kamakawiwo'ole)でした。

越田さん姉妹が乗った軽自動車が、後ろから近付いてきたことに気が付いた鶴瓶さん、車を停めて話を聞くと、鶴瓶さんがいるとの噂を聞きつけ、探していたところだそうです。それを聞いた鶴瓶さん、車の後部座席に乗り込むと、焦る姉妹を説き伏せて、両親がやっているという「越田弥吉商店」に連れて行ってもらうことに(笑)。弥吉商店では、荒物雑貨の卸をしているそうで、店にいたお母さんと姉妹に、ご家族の暮らしぶりや、ご夫婦の馴初め話などを聞きました。

茶山さんの車に乗せて貰い、氷見市に向かった八嶋さん。この日は生憎の曇り空で、海越しに立山連峰を望むことは適いませんが、海なし県(奈良県)出身の八嶋さんは、海岸沿いをドライブしているだけで、ワクワク(笑)。海が見たいと、柳田地区の砂浜に降り立つと、晴れていれば、海の向こうには雪を頂いた立山連峰が広がるそうです。

弥吉商店を後にした鶴瓶さんは、京町の住宅街の路地を歩いていると、縄跳びをしていた小さな姉妹と出会い、しばし戯れます。そこに、玄関のドアを少しだけ開けて、恥ずかしそうに外の様子を窺う女性が・・・。てっきり子供たちのお母さんと思い込んだ鶴瓶さんですが、子供がハルちゃんは29歳だと言うのを聞いた鶴瓶さん、じゃぁこの女性は何歳?と子供に聞くと、女性が口に指をあてて『シー』と言うも、『56歳!』と・・・。少しだけ開けた玄関のドア越しに、笑いをこらえて突っつき合う、鶴瓶さんと、若いお婆ちゃんでした(笑)。

海岸で、茶山さんの肩を抱き寄せて海を眺めた八嶋さん。図々しくもその足で、彼女の夫が勤めている、「高澤酒造場」に案内してもらいます(汗)。茶山さんのご主人は、まだ酒蔵に勤めて2ケ月ということで、高澤社長と先輩の坂本さんの3人に案内してもらい、酒蔵を見学した八嶋さん。巧みに話を、新酒の試飲へと誘います(笑)。坂本さんも、以前は神奈川県に住んでいて、なんと八嶋さんの舞台、「カムカムミニキーナ」を観に行ったことがあるそうで、偶然にも高岡で貴重な観客の一人に出会った八嶋さん、感動ものです。

再び京町の路地を歩き出した鶴瓶さんが、高岡市立成美小学校の脇に出ると、校庭では子供とそのお母さん達が、草野球を楽しんでいます。フェンス越しに、その様子を見ていた鶴瓶さんですが、次にバッターボックスに立ったお母さんの、みごとな”神スイング”とその打球の飛距離にビックリ!(驚)。思わず野球がしたくなった鶴瓶さん、グランドに入ってキャッチャーを務めると、次はバッターです。2球、へっぴり腰のスイングで空振りするも、3球目は意外にもヒットを打ちます!。ただし、2塁に向かって走る鶴瓶さんの姿は、まるで坂田利夫師匠・・・(笑)。次のバッターのヒットで、ホームベースに走り込んだ鶴瓶さんですが、ナイス返球で、タッチアウト!。その後、大勢の子供たちに囲まれ、サイン攻めにあった鶴瓶さんでした(笑)。

鱈の子付けもっと日本酒が飲みたいと、茶山さんのご自宅に伺うことにした八嶋さん。茶山さんの家は、とても立派な古い町家で、座敷には富山県らしく大きな金箔の仏壇があり、座敷の欄間には富山県南砺市の伝統工芸「井波彫刻」が嵌められています。ちょうどそこに帰宅した、茶山さんの子供とその友達も交えて、宴席を設けて頂いた八嶋さん。自ら乾杯の音頭を取ると、子供たちにお母さんとの海辺のデートの自慢話(笑)。茶山さんと一緒に住んでいるという親戚のおばさんに、「タラの子付け」など珍しい郷土料理を出して頂き、美味しいお酒と料理にありついて、最高の思い出の地で、再び最高な思いを堪能した八嶋さんでした!。

再放送は、5月11日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

誰かに言いたくなる雑学、「高岡の秘密!?」

鶴瓶さん

八嶋さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 高岡市・氷見市の名物など

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