鶴瓶の家族に乾杯 | 愛媛県内子町(神木隆之介さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成31年2月4日(月)放送 神木隆之介が初登場!愛媛県内子町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の神木隆之介(かみき りゅうのすけ)さん。埼玉県出身の25歳。幼少の頃、お母さんが芸能事務所の募集に応募して、2歳にして芸能界デビュー。CMやテレビドラマへの出演のほか、10歳の時には映画『お父さんのバックドロップ』でプロレスラーの父親と距離をおく息子役を演じ、鶴瓶さんとも共演を果たしました!(笑)。NHK大河ドラマには、7歳の頃から子役で出演するも、2012年の大河ドラマ『平清盛』では、源義経役を演じました。最近だと、auのCM『意識高すぎ!』の高杉くん役の彼です(笑)。1月6日にスタートした2019年のNHK大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』では、ビートたけしさん演じる古今亭志ん生の弟子の、「五りん」役を演じています(弟子入りした当時は、森山未來さん演じる若かりし頃の志ん生・美濃部孝蔵)。生田斗真さんに続いて、いだてんの番宣役を担っての出演ですね(笑)。

旅の舞台は、四国は愛媛県の中央部に位置する、喜多郡内子町(うちこちょう)。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される、商家が建ち並ぶ「八日市護国」の歴史的町並みが観光名所となっています。また内子町には、大正5年(1916年)に大正天皇の即位を祝い創建された、「内子座」があります。当時の建築技術の粋が集められた建造物でしたが、老朽化のため取り壊されるところを、地元住民の熱意により改修し存続されることとなり、昭和60年(1985年)に芝居小屋として再出発を果たしました。鶴瓶さんも、過去には内子座で落語会を開いたことがあります。

実は、神木さん演じる五りんが弟子入りした、美濃部孝蔵(後の志ん生)を演じる森山未來さん(34)は、2015年に1か月間に渡って内子座に籠り、レジデンス(滞在型制作)によって舞台『Judas, Christ with Soy(ユダ、キリスト ウィズ ソイ)~太宰治『駆込み訴え』より~』を仕上げ、内子座でも2日間の公演を行っています。今回、神木さんがわざわざ愛媛県の内子町まで出かけたのは、こんな理由があったからではないでしょうか?(汗)。もう一つの腹案は、内子町は伝統工芸「大洲(おおず)和紙」の産地で、先日の小川町と同じく『和紙の里』と呼ばれ、なんと町内には「折り紙の自動販売機」(1個10円~50円)があるそうです!(驚)。昨年公開された映画『3月のライオン』で主人公の高校生棋士・桐山零を演じた神木さん、 三女のモモちゃんと一緒に、コタツで折り紙をして遊んでいましたね(笑)。そこで、旅のテーマが「折り紙」ってことは・・・・(汗)。


ロケが行われたのは、平成30年12月3日(月)。『今回はなぜ内子町に?』と問われた神木さん、『みかんが大好きなので、みかんがある場所ということで。すみません単純で・・・』と、私の予想はことごとくハズレ(汗)。また、仕事以外で訪れたことがない四国で、今回はゆっくり景色を眺めたり、子どもの頃にやっていた”竹とんぼ”等の遊びを全力でやってみたいそうです。

内子町のはずれ、柿原地区を流れる小川の土手にある「柿原地蔵堂」の前で待ち合わせた、鶴瓶さんと神木さん。こんな場所でボーっとしていたら、誰にも会えず、チコちゃんに叱られそう(笑)。そこで鶴瓶さん、見付けた人に片っ端から声を掛けて回ります(汗)。すると、元教習所の教官をしていたという六角さんから、”飛ばせば30分”の八幡浜市のミカンが最高と教えられます(笑)。すると六角さん、後から鶴瓶さんらを追いかけ、その八幡浜のみかんをお土産に届けてくれました。さっそく、その大きな八幡浜のみかんを頂いた鶴瓶さんと神木さん、とっても美味しいそうです!。

ここでスタジオから、不思議な魅力がいっぱいの内子町をビデオ紹介。紹介してくれるは、元お笑い芸人の松田光博さん。10年前に大阪から地元の内子町に帰ってきました。
 まず最初は、松田さんの不思議な踊り?。これは「凧踊り」と呼ばれる、内子町の最大の行事「いかざき大凧合戦」を盛り上げるための踊りです。毎年5月5日に開催される大凧合戦は、400年以上の歴史があり、凧糸に付いた刃物で相手の糸を切って落す戦いです。
 次の不思議は、「折り紙の自動販売機」?。お店の人が、昔ながらの遊びを広めたいと始めたものが、地域の子供たちに大好評。今では500種類以上の作品があるそうです。
 最後は、ジャムにドレッシング、歯磨き粉といった、不思議な組み合わせ?。実は、どれも「じゃばら」という不思議な名前の柑橘類が使われています。強い酸味と苦みが特徴の、自慢の特産品です。

二人が道端でみかんを食べていると、急に辺りが賑やかに。近くの介護施設の若い女性職員の方々が、鶴瓶さんがいると聞きつけ見学に集まってきました。そのうちの一人、丸山さんのお宅が目の前と聞いた鶴瓶さん、ちょうど雨が降ってきたからと、強引の家に上がらせてもらうことに(汗)。居間に上がり込んだ二人は、ちょうどお昼を食べに家に戻ってきた理学療法士をしているというご主人に、暮らしぶりや仕事の話などを聞きました。農家や自営業でもないのに、昼ごはんが家で食べられる職住近接の生活は、羨ましい限りです。近くに竹材店があり、そこのご主人は版画でポスターの製作をしていると、その作品を絵柄にした「内子座創建100周年記念」の切手シートを見せてもらった鶴瓶さん、その出来栄えに関心し、さっそくその竹材店を訪ねることに。

内子座ポスターの切手シート丸山さんに案内してもらい、「山田竹材店」を訪れた二人。倉庫の中にも外にも、長い青竹が沢山積み重ねられており、ここなら”竹とんぼ”が作れると、神木さんも大喜び。出迎えてくれたのは、ご主人の山田きよ(本名 清昭)さん。版画は30年前に道楽で始めたそうですが、今では生業にもなっているそうです。これまでの作品を見させてもらうと、中にあった一枚は、故・中村勘三郎さんの内子座での襲名披露公演の際のポスター。この襲名公演をきっかけに、鶴瓶さんも内子座で落語会を開いたんだそうです。このロケの2日後が、鶴瓶さんの大親友でもあった勘三郎さんの七回忌で、勘三郎さんに引き合わされたと、不思議な出会いに驚く鶴瓶さんでした。この記念のポスターを差し上げると言う山田さん、そんな貴重な物を頂けないと一度は断る鶴瓶さんですが、まだ枚数有るから言われ、結局ありがたく頂戴する鶴瓶さんでした(笑)。版画は、例えばこの作品で210枚ほど刷ったそうですが、予定枚数を刷り終わった時点で、原版はほかすんだそうです。なぜなら、後で刷り増ししようとしても、もういい色が出ないからだとか。ほかに鶴瓶さんが気に入ったのは、地元の素人による劇団「オーガンス」の旗揚げ公演の際のポスター。ちょうど今月、内子座で定期公演が開かれるそうです。

そんな映像が流れているスタジオに、突然現れたのは、大河ドラマ「いだてん」の撮影でNHK局内にいた中村勘九郎さん。楽屋でモニターを見ていたら、偶然にも親父の話が出てきたので、”家族に乾杯”の収録スタジオを覗きに来たんだそうです(驚)。実は、もう一つ驚きがあると、小野アナウンサー。山田きよさんが、二人のために”家族に乾杯”のポスターも作ってくれていました。鶴と隆の字が隠し絵になった大作、見事です!(汗)。

神木さんが、山田さんに”竹とんぼ”を作ってみたいと相談すると、20分くらいあれば作れるとのこと。すると鶴瓶さん、『俺はイヤじゃ。20分後に帰ったら・・・』とムニャムニャ言い残して、一人どこかに行ってしまいました。すると神木さん、20分経ったら鶴瓶さんが戻ってくるものだと思い込み、竹とんぼを作る山田さんも、20分以内に仕上げなければと焦ります(汗)。ようやく出来上がった竹とんぼを、童心に返って飛ばし合う、神木さんと山田さん。しかし、鶴瓶さんが再びそこに戻ってくることはありませんでした(笑)。

一方、ひとり旅となった鶴瓶さんは、町の中心部にやってくると、何やら人形が置かれた建物が気になり、車を降ります。そこは、「商いと暮らし博物館」(内子町歴史民俗資料館)。昔の薬屋を再現した店内で、鶴瓶さんを出迎えてくれた2体の蝋人形のマネキンは、『おいでなはい!』『おいでなさい!』『みていかれんですか?きのう大阪から荷が着いたばっかりなんで』『これが大阪で人気のケチャップというもんですらい。ソースの親戚みたいなもんで』と、繰り返し繰り返し語りかけてくれます(汗)。

再び、内子座を目指して雨の中を歩き出した鶴瓶さん。内子高等学校の前で出会ったののは、ソフトボール部に所属しているという可愛らしい高校一年生の西さん。彼女も内子座に行ったことがあるというので話を聞くと、なんとお母さんが劇団オーガンスに所属していると!。そこで鶴瓶さん、西さんのお母さんに会いたいと、勤め先の内子小学校まで案内してもらうことに。ちょうど休憩中で会うことが出来た西さんのお母さん、今月の公演には”怪しい占い師”役で出演するそうです(笑)。

一方の神木さん、鶴瓶さんはもう来ないと知り、だったら版画の和紙を作っているという工房が見たいと、再度山田さんにお願いして、「和紙工房ニシオカ」まで案内してもらうことに。出迎えてくれたのは、山田さんとは30年来の付き合いという、紙すき職人の西岡芳則さん。ニシオカさんの所で漉いた和紙に、神木さんが校章等を刷って卒業証書を作ったりしているそうです。さっそく紙すき体験をさせてもらうことになった神木さん、一回目は上手くいかず失敗してしまいますが、『竹のしなりを利用して』とアドバイスを貰ってチャレンジした2回目は、『才能あり!』と褒められるほどの出来栄えでした(笑)。記念に、裁断を失敗したという和紙を数枚頂いた神木さん。素晴らしい触り心地に感動し、何を書こうかと頭の中でイメージしながら、何も書かずにただ触っているだけで、小一時間は楽しめるらしいです(汗)。

小田のたらいうどんここでちょっと一息、愛媛県内子町の「家族に一杯」の時間です(笑)。
 今日お邪魔したのは、静かな山間にある小田地区で、親子で営むうどん屋さん。「なみへいうどん」で頂く本日の一杯は、小田名物の郷土料理、「たらいうどん」(350円)。本当にタライに入った、釜揚げうどん。つけ汁のツユに入っているのは、シイタケといりこと大豆。シイタケといりこのダシに、大豆の甘みがバランスよく合うんだそうです。お祖母ちゃんからお母さんに、そして娘さんへと、代々受け継がれている伝統の味。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Afterglow」(Ásgeir)でした。

鶴瓶さんは、家の前で出会い『寄って行って』と声を掛けられた、亀岡さんのお宅にお邪魔することに。亀岡さんの話し方から、関西出身と分かった鶴瓶さん、気が置けないと話が弾みます(笑)。間もなくして、ご主人も帰宅。奥さんの趣味というパッチワークやレースの作品を見せて貰いながら、お二人の暮らしぶりについて話を聞きました。

町に戻った神木さん、車で移動していると、カメラ屋の看板の軒下で、なぜか調理をしている人たちを見つけ、何事かと気になり訪ねてみることに。応対してくれたのは、「グッドモーニングファーム」の齊藤さん。元はカメラ屋の店舗だった場所を、先月からジャムやピクルスを作る加工場として使い始めたそうです。以前は東京に出ていた齊藤さん、地元に戻って美味しい野菜を友人に送るようになったのですが、直ぐに鮮度が落ちてしまうので勿体ないと、趣味で瓶詰野菜を作るようになり、それが高じて店を開くことになったとか。お弁当のフライに付いているタルタルソースを、ご飯にかけて食べるというタルタル好きの神木さん。試しに一瓶、マヨネーズを和えてタルタルソースにしたものを試食させてもらうと、『本当においしいです!』と、とても幸せそう(笑)。神木さんと同世代と紹介されたのは、調理場で働いていた杏月(あづき)ちゃん。彼女の両親は農園を経営していて、農園で採れた野菜や果物でお菓子を作って日曜市で売ったりしていると聞いた神木さんは、その農園を訪ねさせてもらうことに。

ようやく、念願の「内子座」に辿り着いた鶴瓶さん。係員の方に、劇団オーガンスの主宰の徳田さんに会いたいと相談すると、電話してくれることに。生憎と留守電になっていましたが、しばらくして徳田さんが内子座に来てくれました。素人劇団が20年も続いてきたことが不思議と鶴瓶さん、その秘訣を尋ねると、年一回の公演なので、毎年なんとか満員に近いお客さんに入って貰えていることと、台本は劇団員が書いた物の中から団員全員で選考会を開いて決めている事ですかねぇと、徳田さん。なので、オーガンスの演劇は、コメディもあれば時代劇もあるそうです。今年の演目「スプラッシュ」を書いたのは、劇団員でもあり内子座に勤めている稲月さん。夜な夜な泣きながら、何とか絞り出して書き上げたそうです(笑)。でも、自分の書いた作品が選ばれ、形になるというのは嬉しいと稲月さん。しかし劇団の活動が忙しすぎて、徳田さんも稲月さんも、家族からは怒られっぱなしだとか。徳田さんに至っては、仕事が休みの日には内子座に来て観光客を案内する「闇ボランティア」をしているそうで、奥さんから『仕事しなさい』と怒られているそうです。稲月さんは、嫁から『うちにはお父さんは居ないと子供に言ってある』と言われると(笑)。それを聞いた鶴瓶さん、『俺らの仕事って、家族がやっぱ犠牲になるよね。”家族に乾杯”っていうてるけど、ほとんど乾杯してないよ・・・』と(汗)。

和田農園を訪ねた神木さん。杏月ちゃんのお父さんに話を聞くと、脱サラをして20年、手探りで自然農法を実践で学びながら、今では野球のグラウンドほどの広さの農園を経営しているそうです。自宅も、土台と骨組みは大工さんに作ってもらい、土壁などは自分で手作りしつつ、8年かけて未だに完成しない、サクラダファミリアならぬ”和田ファミリア”なんだそうです(笑)。遊びも自給と、家の中でミラーボールを回してディスコにするなど、生活そのものを楽しんでいる様子の和田さん。神木さんが何か収穫したものを頂きたいとお願いすると、キウイを出してきてくれました。自然農法では、「一物全体」と言い、皮を剥いたりせずそのまま頂くんだそうです。試しに、皮ごとまるまるキウイに噛り付いた神木さん、『皮じゃない、皮が甘い・・・』と、目からうろこ。

夜の内子座鶴瓶さんから、『神木もやっぱり内子座には行っておいた方がいいよ』と連絡が入ったのか、鶴瓶さんが内子座を後にしてから1時間半、既に辺りは真っ暗になり閉まってしまった内子座ですが、その様子を外から見学しに、神木さんも内子座を訪ねました。暗がりの中に、ライトに映し出された看板がとても幻想的で、違う時代にタイムトリップしたような不思議な感覚を覚えた神木さんでした。

再放送は、2月8日(金)午前1時00分~午前2時15分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。


二人旅

不思議な魅力がいっぱいの内子町を紹介

紹介してくれたのは、元お笑い芸人の松田光博さん。

鶴瓶さん

神木さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 内子町の名物など

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