鶴瓶の家族に乾杯 | 千葉県いすみ市(さだまさしさん)パート2

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和3年6月7日(月) ゴールデンコンビ復活SPパート2 さだまさしと千葉で対決!?

ここをクリックパート1(5月24日放送)はこちら


『家族に乾杯』誕生のきっかけとなった、1995年の伝説の番組『さだ・鶴瓶のぶっつけ本番ふたり旅』の名コンビが復活!。10年ぶりのゲスト出演となる番組レジェンド・さだまさしさんと鶴瓶さんが、桜と菜の花が咲き誇る千葉県いすみ市を、ぶっつけ本番旅。ゴールデンコンビの珍道中を、特別に2週にわたってお届けします。先々週(2021/5/24放送)の前編に続き、今週は後編をお送りします。

旅のゲストは、引き続き、シンガーソングライターの さだまさしさん。旅の舞台は、千葉県いすみ市。さださんの目的は、葛飾北斎にも影響を与えたといわれる彫刻家・波の伊八の作品を、その目で確かめること。さらに、旅好きのさださん、念願だった鉄道ファンに大人気のローカル線・いすみ鉄道に初乗車、春の房総の風景を満喫します。


さださんは、葛飾北斎にも影響を与えたといわれる彫刻師・波の伊八が手がけた欄間が市内にいくつも残されていると聞き、一目見ようと大移動!。お昼ご飯を食べる間もなく、欄間を求めて西へ東へ…(汗)。一方の鶴瓶さんは、漁師さん一家が営む食堂に辿(たど)り着きます。ご家族の苦労話を聞きながら、てんこ盛りの海の幸を堪能!。さらに、公園で遊ぶ少女たちに出会った鶴瓶さんは、その無邪気な言動に衝撃を受けます。少女が一番好きだという人物は、一体誰!?(笑)。

行元寺にある伊八の欄間ロケが行われたのは、3月31日(水)。さださんは、葛飾北斎にも影響を与えたといわれる彫刻師・波の伊八が手がけた欄間があるという「行元寺」(ぎょうがんじ)を目指して、いすみ鉄道に乗って国吉駅まで移動します。しかし、行元寺へは駅から徒歩65分も掛かると聞いて、スタッフに泣きを入れ、ロケバスで移動できることに(笑)。行元寺に到着したさださんが訪ねたのは、「天台宗南総教区宗務所」。行元寺とは全く別の施設だそうですが、たまたま行元寺の住職が会議のためにこの宗務所に来ていて、偶然にも出会うことができました!。会議を抜け出してくれた市原ご住職、現在コロナ禍で公開を中止しているそうですが、さださんのために特別にお寺を案内してくれることに。行元寺は、849年の創建と伝えられ、1586年に現在地に再建された、とても立派なお寺です。まず拝見したのは、日の出と鶴を波間に彫った欄間、一枚板から彫られた作品だそうです。奥には、波だけを主役に彫った作品も。隣りの部屋からも両面見られる欄間ですが、やはり上座から見る横波の荒々しさが見事です!。伊八にとって波は主役に成り得るものでは無かったそうですが、200年前の当時の住職が、仏教の教えに沿う波だけを彫って欲しいと望み、伊八は9年を掛けて仕上げたんだとか。また、伊八より更に100年前に彫られたという、本堂の彩鮮やかな欄間も見事で、感動しきりのさださんでした。

一方、いちご大福ではお腹が満たされない鶴瓶さん、近所に漁師さんがやっている食堂「船頭の台所」があると聞き、訪ねることに。先客の大家族の皆さんが揃って食べていたのは名物・伊勢海老の釜飯ですが、鶴瓶さんは女将さんのオススメで、ヒラメとキンメとサワラの刺身三点盛り(1600円)に加えて別にイセエビの刺身(時価)と、あぶらぼうず西京焼き(900円)をチョイス(笑)。刺身盛りに添えられた大きな伊勢海老の頭は、お味噌汁にしてもらえるそうです。刺身を順番に、パクパクと口に運ぶ鶴瓶さん、よっぽど美味しかったらしく、カメラを前にしながらも、食レポどころか旨いの一言すら発せず、ただモクモクと刺身を口に運ぶ鶴瓶さんでした…(笑)。

伊八の作品がある代表的な寺社(千葉県内に45寺社)行元寺を後にしたさださんは、ここまで来たからには、もう一ヶ所紹介された「飯縄寺」(いづなでら)にも行ってみようと、ロケバスを走らせることに!。ようやく到着した飯縄寺、こちらも立派なお寺ですが、生憎と住職は留守の様で、きっとさっきの宗務所で行われていた天台宗の会議に出ているのだろうと諦めるさださんでした。後日、番組のスタッフがお寺を訪ねると、『あの日は歯槽膿漏で歯医者に…』と、さだまさしさんの大ファンなのに会えなくてとても残念がる村田ご住職(笑)。せっかくなので、伊八の彫った欄間を見せて頂くことに。飯縄寺の作品は、伊八が40代半ばに彫ったもので、行元寺のは50台後半の作品だそうで、並べて見てみると、その波の表情が全く違っていることが分かります。いすみ市郷土資料館の調べによると、伊八の作品がある代表的な寺社は、千葉県内だけで45もあるそうです!。

食レポもせず、ひたすら魚を口に運び続ける鶴瓶さんの所に、90kgのあぶらぼうずを釣った時の写真を見せに来てくれたのは、店主の齋藤さん。代々漁師の家に生まれ、若い時はスポンサーも付くほどのサーファーだったそうですが、沖で魚を釣った時の快感を経験したら漁師以外の仕事には就けないと、朝1時半に起きて漁に出掛け、漁から帰って11時から2時まで店を開き、寝る間も無いとか…(汗)。息子2人も親に習いサーフィンをするそうですが、やはり漁師になって、店も手伝ってくれているそうです。ただ、3年前に店を建て替え、船を買い、自宅も建て替え借金まみれの齋藤家の財布をやり繰りして、店を切り盛りしてくれているのは、この辺りで一番働き者という女将の奥さんだとか。先代の大女将もまだ現役で店に出ているそうで、帰り際の鶴瓶さんに会いに、出てきてくれました。

お昼ご飯を食べる間もなく、波の伊八の欄間を求めて、西へ東へと大移動して来たさださん。さすがにお腹が空いたし、スタッフにもお昼を食べさせたいと、食事が出来る場所が無いか地元の人に聞いてみることに。散歩途中の渡辺さんをつかまえて聞いてみますが、『この辺には無いよぉ~』と…。次に出会ったのは、犬を散歩させていた中山さん。サーフィンが講じて東京から移住してきたとか。小野アナウンサーによると、いすみ市は1年を通して波に恵まれている日本屈指のサーフスポットとして有名なんだそうです。中山さんは、大原に行けばタコとかが名物ですが、この辺りでは古民家を改築したアメリカンスタイルの定食屋さん「おっとっと」があると教えてくれました。

刺身でお腹が満たされた鶴瓶さん、車で少し移動して、お腹ごなしに次に訪れたのは、大原海水浴場沿いに広がる「日在浦海浜公園広場」。子供を遊ばせに、若いお母さんたちが大勢いますが、突然の鶴瓶さんの来訪に、ちょっと引き気味…(汗)。そんな中、鶴瓶さんに向かって『芸能人ですか?』と声を掛けてくれたのは、小学3年生の吉崎さん、松崎さん、石井さん、渡邉さんの女の子4人組。鶴瓶さんが、マスクを外して『わたくし、鶴瓶です』と自己紹介しますが、女の子たちはキョトンと…。しかし、鶴瓶さんが『YouTuberです』と言うと、女の子たちは『えぇっ!?』と、一気にテンションが上がります(笑)。今時の小学生、鶴瓶さんやSMAPの中居さんを知らなくても、ユーチューバーは大人気の様です。YouTubeで、ゲーム実況を見たり、YOASOBIの『夜に駆ける』やAdoの『うっせぇわ』など音楽をよく聞いているとか。そこで鶴瓶さん、”うっせぇわ”を歌って欲しいとお願いすると、歌詞を丸覚えしている石井さんが見事にアカペラを披露してくれました。彼女に将来の夢を尋ねると、お父さんが働いている「石井青果」で働くことだそうです(笑)。

教えてもらった古民家カフェ「おっとっと」に車で向かうさださんですが、途中で田んぼの中に黄水仙が両脇に咲き並ぶ細い道を見つけ、車を降りて歩いてみることに。途中にはポツンと鳥居のある祠が立ち、長閑でいい雰囲気ですが、お腹が空いたとさださん、先を急ぐことに。ところが、今度は大きくて立派なこいのぼりが11匹も揚がっている家を見つけ、訪ねてみます…(汗)。出迎えてくれたのは、久我さんの奥さんとお祖母ちゃん。子供は一人だそうですが、頂いたこいのぼりは全部揚げないと悪いと思い、こうなったとか(笑)。そこに訪ねて来てくれたのは、隣に住む分家の久我さんご夫婦。元は建設関係の仕事をされていたそうで、この叔父さんにクレーン車を呼んでもらい、毎年3月末に巨大な柱を建てて、5月5日が過ぎたら倒したもらっているそうです。話を聞くと、奥さんは長崎の出身だそうで、『長崎の人に会うと思わんやった』と、長崎弁が出るさださんでした。この辺りの観光スポットを訊ねると、近くに「高秀牧場」があるそうです。牧場に行けばステーキが食べられると生々しい発想をするさださん、おっとっとは止めて高秀牧場に向かうことに!(笑)。

ここでちょっと一息、千葉県いすみ市の「家族に一杯 パート2」の時間です。
 大型のアメリカンバイクに乗って登場したお二人が、当初さださんが行こうとしていた古民家カフェ「おっとっと」、もとい、「Caffe&Diner 古民家66 とっとっと」を営む進藤さん夫妻。古民家を改築した店の中に入ると、そこはアメリカン!(笑)。2年前にご主人が定年退職したのを機に、大好きなアメリカ雑貨を置いたお店を開いたとか。ならば、ビックなステーキが出てくるのかと思いきや、作ってくれたのは「長崎ちゃんぽん」…。九州出身のご主人、ちゃんぽんはお袋の味と、どうしてもメニューに入れたかったんだそうです。実は、元は刑事だったというご主人、過酷な仕事の疲れを癒してくれたのも、このちゃんぽんだったとか。また、夫婦喧嘩をしていても、このちゃんぽんを出されたら、ケンカはストップだそうです(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『チャンポン・ルンバ』(Teruko Akatsuki/暁テル子)でした。

石井さんが、お母さんに鶴瓶さんのことを連絡すると、『(鶴瓶さんに)会いたくて、急いで来ました』と、お兄ちゃんと二人で公園に駆け付けてくれました。しかし、『この子らは、オレのこと全然知らないねんもん』と鶴瓶さんが愚痴をこぼすと、『あぁそうですよねぇ』と、当たり前の如くあしらわれてしまいます…。でも、お笑い好きだという今度中学生になるお兄ちゃんは鶴瓶さんのことを知っていてくれて、女の子たちに向かって『みてみぃ!』と勝ち誇る鶴瓶さんでした(笑)。

高秀牧場に到着したさださんですが、「ミルク工房」の看板を見つけると、『どうもステーキはねぇなぁ』と諦めムード(笑)。ミルク工房を訪ねると、出迎えてくれたのは牧場の娘さんで、乳製品の加工部門と店を任されているそうです。150頭いるという牛の飼育は、お父さんとお母さんと弟がやっているとか。ここでしか飲むことが出来ないという牛乳を頂きながら、ご家族の話を聞くことにしたさださん。弟は、農業高校から酪農の大学に進学、それからカナダに酪農留学をして、帰って来てから家を手伝っているそうです。実はお父さんも30年前にカナダに酪農留学をしていて、その時に同じくカナダに留学していたお母さんと出会ったとか。さらに、お母さんのカナダ留学の目的が、『カナダ人になりたかったから』だと娘さんから聞いたさださん、がぜんご両親にも会いたくなり、朝5時から働き始めて今は休憩しているであろうご家族を呼んでもらうことに(笑)。娘さんによると、『テレビに映りたくなぁ~い』と言いながら髪をとかし出したというお母さん、ご主人と一緒に店に出てきてくれました。実に個性的で明るいお母さんで、出会った当初は『この人と結婚したら大変なことになる』と感じたというご主人ですが、次第にその個性に惹かれてしまった様で、気が付いたら結婚していたとか(笑)。一方のお母さんも、帰国後にちょっとだけ酪農実習に行って、酪農農家には嫁げないと実感したそうですが、気が付けば子牛を育てる担当になっていて、今では牧場に近づけば、可愛い子牛たちが遠くからでも一斉にお母さんの元に駆け寄ってきます!。後日、番組スタッフが朝の酪農作業を撮影しに高秀牧場を訪ねると、一緒に働く息子さんにも会えました。すると、さださんに伝え忘れたことがあるというお父さん。話を聞くと、高校を卒業して初めて行ったコンサートがさだまさしさんだったとか!。一番好きな曲は『案山子』と話すと、実はお母さんも大好きで、海外にいる時に案山子を聞くと泣けたねと、当時を振り返ってくれました。

石井さんが『宇宙一かっこいいパパと働きたい』と話すそのパパに会いに、石井さんの自宅を訪ねた鶴瓶さん。普段は東京の大田市場に店を構える「石井青果」で夜まで働いているそうですが、急きょ自宅に戻ってくれた様です。遅れて、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんも、鶴瓶さんに会いたいと 急きょ駆け付けてくれました。小学生には知名度が低い鶴瓶さんですが、この世代には絶大な人気です!(笑)。

再放送は、6月10日(木)の午後11:40から、NHK総合1で放送予定です。


鶴瓶さん

さださん

家族に一杯


 

番組内で紹介された いすみ市の名物など

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