鶴瓶の家族に乾杯 | 宮城県南三陸町(小平奈緒さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和5年3月6日(月)放送 小平奈緒が宮城県南三陸町で初のぶっつけ本番旅へ!(前編)

旅のゲストは、スピードスケート選手で2018年平昌オリンピック金メダリストの 小平奈緒(こだいら なお)さん。長野県茅野市出身の36歳。3歳からスケートを始め、中学2年時に500mの中学記録を更新して全日本ジュニア(スプリント部門)で史上初の中学生王者に!。信州大学卒業後、長野県松本市にある相澤病院に所属し世界中を転戦、2010年バンクーバーオリンピック女子チームパシュートで銀メダルを獲得。2014年ソチ五輪後はオランダに2年間武者留学。2018年の平昌オリンピック女子500mにおいて、オリンピック日本女子スピードスケート史上初となる金メダルを獲得、1000mでも銀メダルに輝きました。その後も国内外の大会で37連勝を記録するなど第一線で活躍を続けますが、2022年4月に現役引退を表明。最終レースに選んだのは、2022年10月に地元長野県長野市にあるエムウェーブで開催の全日本距離別選手権大会。みごと女子500mで優勝し、現役最後のレースを終えました。

旅の舞台は、宮城県 南三陸町(みなみさんりくちょう)。県北東部の太平洋岸、気仙沼と女川・石巻の間に位置します。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では大津波により甚大な被害を受け(東日本大震災)、震災前に1万8千人ほどあった人口は2023年1月現在1万2千人と、3割以上も減ってしまいました。当番組では、震災直後からコロナ前の2019年まで毎年この時期に被災地を訪れ、鶴瓶さんとゲストで復興の足取りを追ってきました。2011年5月には宮城県石巻市をさだまさしさんが、8月には塩釜市を佐々木主浩さんが、9月には福島県相馬市を間寛平さんが、翌2012年1月には岩手県大船渡市・大槌町・陸前高田市を高橋尚子さんが訪れています。その後も、大竹しのぶさんや北島康介さん、伊達公子さん、五郎丸歩さん、吉岡聖恵さん等々、多くのゲストが被災地を訪問し、被災者の方々から震災の悲しみと共に前向きに生きる元気を分けて頂きました。今回は、現役引退の決意に至ったであろう2022年北京冬季五輪の17位(500m)と10位(1000m)という結果を受けてインスタグラムで苦しかった胸中を吐露した小平さんに、『与えられるものは有限、求めるものは無限、感動しました。鶴瓶拝』と賛辞とエールのコメントを送った鶴瓶さん。二人はこの旅でもきっと感動を届けてくれることでしょう、楽しみですね!(笑)。


番組の概要(前編)

スピードスケート金メダリスト、小平奈緒さんが初のぶっつけ本番旅で宮城県南三陸町へ。海岸で待ち合わせた二人は、モアイ像を見つけます。近くの商店街にモアイ像があると聞き、行ってみることに。そこで、ある有名な人物とばったり遭遇して、びっくり。さらに、道中、気になる建物を見つけた二人が訪ねると、震災後に建てられた幼稚園だと分かります。先生のひとりは、震災当時は小学生だったそうですが、地元で仕事がしたいと園に入ったそうです。

放送内容(前編)

【二人旅】 待ち合わせ場所からロケがスタート

ロケが行われたのは、2023年2月7日(火)。宮城県南三陸町にある「サンオーレそではま海水浴場」で待ち合わせた鶴瓶さんと小平奈緒さん。長野県出身の小平さんは、『海になじみがなくて、(砂浜での)歩き方がおかしいかもしれない。いつも氷の上を滑っていたので、海の歩き方が分からない…』と不安そう。長野県人は雪道の歩き方は上手いんですけどね(笑)。小平さんは、東日本大震災から12年が経って、なお地元を愛して豊かに生きている人たちに会いに行きたいと、南三陸町を旅先に選んだそうです。

【二人旅】 道端にモアイ像が?

砂浜から出て道を歩き出した鶴瓶さんと小平さん、すると道端には木のモアイ像がズラーっと並んでいます。手で彫ったものらしく全部顔が違うので、小平さんは鶴瓶さんに似たモアイ像があるかもと探しますが、どれもホリが深い顔なので、『じゃぁ俺に似てるの無いわ』と鶴瓶さん(笑)。何時誰が何のために置いたものかと気になった二人、町の人に聞いてみようと歩いていると、駐車場の隅で仙台から来たという滝沢さんと出会います。あのモアイ像について知っているかと訊ねると、“海を見ているモアイ像”があるとは聞いたことがあるが詳しくは知らないそうです。でも、この先の「さんさん商店街」にある大きな石の“目が入っているモアイ像”が有名と教えて貰いました。1960年に起きたチリ地震によって発生した津波が南三陸を襲ったことが縁で、チリとの友好関係に発展し、モアイ像が贈られたんだそうです。さらに眼が入ったモアイは特別なものらしく、世界に何体しかないんだとか。

【二人旅】 「南三陸さんさん商店街」で出会ったのは?

さっそくモアイ像を探しに、「南三陸さんさん商店街」へとやって来た鶴瓶さんと小平さん。観光客で賑わう商店街でまず出会ったのは、年配の畠山さんと工藤さんの姉妹。鶴瓶さんらに出会い喜んだ工藤さんは、お兄さんを連れてくると言って何処かに行ってしまいました。お兄さんとは誰かと畠山さんに尋ねると、『“森は海の恋人”の私の亭主です』と…。何のことか意味が分からず聞き直すと、ご主人は森の植林をしているんだとか。駐車場でその畠山重篤さんに会って話を聞くと、植林を始めて今年で34年目になるそうです。震災の津波で殆ど死んだようになった海が、あっという間に蘇り、今ではこの商店街でも前に広がる志津川湾で捕れた豊富な海の幸が沢山売られていると畠山さん。それは、森をちゃんとしていたことが海の復活に繋がったのであり、そのことを象徴して『森は海の恋人』と呼んでいるんだそうです。

NHKの人たちをよく知っているという畠山さん、もともとはカキ養殖をしている漁師で、漁師が山に木を植えているのでNHKが来るのであって、山の人が山に木を植えてもNHKは取材に来ないと(笑)。ここでスタジオの小野アナウンサー、畠山さんはNHKでも大変お世話になっている方で、過去には『プロフェッショナル 仕事の流儀』(第170回 それでも海を信じている カキ養殖・畠山重篤)にもご出演頂いたそうです。スタジオで当時の映像を見てビックリする鶴瓶さん、『えらい人に会うてる、また言われるでぇ“やらせや”って』と(笑)。2千キロの日本列島に3万5千もの川が流れているスゴイ国なのに、今まで海は水産学、川は河川生態学、農地は農学、山は林学と全部別々に研究していて、これをトータル的に見る発想が無かったと語る畠山さんは、2011国際森林年に際して国連が実施した森を守る活動をしている功労者を顕彰する事業「フォレスト・ヒーローズ」で、世界中の8人のうちの一人に選ばれたそうです!。

【二人旅】 日本にある“本物”のモアイ像

モアイ像

その後、ようやく高さ3メートル、重さが2トンもある大きな「モアイ像」を見つけた鶴瓶さんと小平さん。このモアイは、イースター島のトゥキー族が島内の石から創った本物で、それまでイースター島の石のモアイ像が島外に出たことは無く門外不出と言われていましたが、2013年に始めて海を渡ってチリ共和国から南三陸町に贈られました。目は白サンゴと黒曜石で作られており、プカオと呼ばれる帽子のようなものが乗っています。目が入るとモアイにマナ(霊力)が宿ると言われているそうです。ならば、もしかしたらチリの方角を向いて立っているのかもと考えた小平さんですが、鶴瓶さんから『チリは向こうでしょ、オレ大学で“地理”には詳しいねん』と指摘され、『“チリ”だけに、座布団×30枚』と突っ込みます(笑)。そういえば、畠山さんが20人前もある大きなタラがたった2500円で買えたと話すのを聞いて、『タラ(タダ)みたいなもんや!』と返す鶴瓶さんを、『うまいです、座布団×10枚』と褒めたり、白髪ながらフサフサの79歳の畠山さんの頭を見て『鶴瓶さんも“植林”した方が…』と呟いたりと、ちょくちょくお茶目な一面をみせる小平さんでした(笑)。

【二人旅】 「南三陸さんさん商店街」で名物を堪能!

お腹が空いた鶴瓶さんと小平さん、何か食べようと商店街を歩いていると、「丼専門店 海たろう」の前で地元のお客さんらしき女性から、この店のステーキがとても美味しいからと勧められます。海の丼専門店で何でステーキかと気になって店に入ってみると、確かに肉も売られています。実はこの店を出店しているのは「フレッシュミート佐利」という会社で、震災前は志津川サンポート内で精肉店や軽食、スーパーを運営していたんだそうです。多くのメニューの中から、小平さんは南三陸志津川三色丼(1408円)を、鶴瓶さんは仙台牛炙り丼(1958円)を注文して向かいのフードコートでテーブルに座って出来るのを待っていると、入口の外でこちらに手を振ってくれている車椅子の女性に気が付いた小平さん、『(入口に)段差があって乗り越えられないので、外に行きますか』と気遣います。そこで二人は外に出て、一緒に写真を撮りましょうと声を掛けると女性は遠慮しますが、『撮ったらえぇやん、こんな機会滅多にないよぉ、小平奈緒さん』と鶴瓶さんが言うを聞いて、『あの~、アナウンサーの方ですか?』と…。鶴瓶さんからオリンピックの金メダリストと知らされビックリした小沼さん、再度小平さんに握手を求めます(笑)。話を聞くと、車いすを押してくれているのは11人兄弟の5番目のお兄さんで、女性は10番目の妹だとか。歳は一回りも違うそうです。震災当時、お母さんの介護を一人で担っていたという小沼さん、とても大変な思いをしたそうですが、震災の9か月後にお母さんが亡くなり、その反動からか急に自分が歩けなくなってしまったと明るく話してくれました。

小野アナウンサーによると、「南三陸さんさん商店街」は、2011年3月11日に起こった東日本大震災で被害を受けた業者の人たちが集まって、2012年に仮設商店街として誕生。その後、2017年に現在の商店街に生まれ変わって、新鮮な海の幸から山の幸、南三陸の魅力をぎゅっと集めた場所だそうです。出来上がった海鮮丼を食べながら、食レポがうまく出来ずに申し訳ないと小平さん、『美味しいですとしか言えないんですけど、美味しいです、海の香りがしますね』と(笑)。めかぶとイクラとタコが入った三色丼で、特に有名な志津川マダコが肉厚で美味しかったそうです。

【兵庫県淡路市の魅力紹介】

ここでスタジオから、南三陸町の魅力をビデオ紹介。小平さんが去年、現役生活にピリオドを打った時の引退試合の記録が37秒49。その記念すべきタイムで町の名物をどれだけ伝えられるか、町の人たちに挑戦してもらったそうです(笑)。

最初の挑戦者は、4か月前に町の名物を開発した志津川高校の生徒たち。南三陸は今、新ワカメ収穫の最盛期。『このワカメ、らずもねぇ(すごい)なー?』と声を掛けられた隣の須藤君、いきなり熱々鍋でワカメしゃぶしゃぶを作って食べると、『らずもねぇー』と。彼らは南三陸町が好きすぎて、ワカメを使ったペヤング たっぷりわかめやきそばまで作っちゃたとか。すると三浦君、らずもねぇ量のワカメが載ったカップ焼きそばを食べると、『シャッキシャキで、らずもねぇー』と(笑)。
 次の挑戦者は、南三陸イチオシのタコを使った名物を生み出した大森さん。大森さんがおすすめしてくれたのは、名産のタコをモチーフにした、頑張る人をゆるく応援する「オクトパス君」。オクトパス君の文鎮は、“置くと”試験に“パス”する合格祈願の縁起物として受験生に大人気なんだとか。なんと、東京大学に合格しましたと工房を訪ねてくれた方もいたそうです。2011年に発生の東日本大震災後、地域住民の交流の場づくりを目的にはじまった「南三陸YES工房」では、地域愛溢れるスタッフが…(ここでタイムアップ)。
 次は漁師の高橋さん、世界で初めて南三陸で発見されたモノを紹介してくれるそうです。『南三陸の歌津地区には、硬くてでっけー名産品がある』と高橋さん。それは「化石」、約2億5千万年前の魚竜化石も見つかり“ウタツ魚竜”と命名されたとか。今は化石発掘体験もやっていて、古代のロマンに浸れると、残り12秒で化石探しを始めた高橋さん。すると石を割ること3回目にして、なんと魚竜化石を発見!。もちろん準備していたとしか思えませんが、とにかく時間内に成功です(笑)。

【二人旅】 「あさひ幼稚園」を訪問

あさひ幼稚園

今回は、まだ二人旅が続く様です…。幼少期、両親が共働きだったという小平さん、祖父母にスケートを応援してもらっていたことから町のおじいちゃんとおばあちゃんに会いたいと、震災後に新しく作られた高台の町へと向かいます。すると車窓から見つけたのは、高台の上に造られた、広いガラス窓の大きな木造建築物。なんの建物かと気になった二人は、車を降りて裏に回ってみると、そこは「あさひ幼稚園」でした。すると二人を見つけた子供たちが表に出て来て、『こんにちわ~!』と錦鯉の長谷川さんばりに元気で大きな声を掛けてくれました(笑)。そこで鶴瓶さん、『グルーだよー。お~いミニオン、アグネス、何してんねん、こっち来い!』と声を返すと、子供たちも分かってくれたようで、『あははははー』と大喜び(笑)。一緒に出て来てくれた山内先生に話を聞くと、震災直後、小学校の空き教室や公民館などを使って活動を再開したあさひ幼稚園は、ユニセフの支援によって2012年に木造平屋建ての園舎が完成したそうです。しかしその後、復興事業で幼稚園周辺の山林で大規模な宅地造成工事が始まったことから、2013年夏から再びお寺の駐車場に建てられたプレハブ園舎に移転し、その間に2012年に完成した園舎に隣接する土地に建物3棟を増築、ふたつの保育室と職員室、遊戯室(ホール)、図書室の4棟からなる新生「あさひ幼稚園」が2016年11月に誕生しました。

教頭先生に案内されて二人が幼稚園へと入っていくと、子供たちの間にも錦鯉の『こんにちは~』が大流行している様で、掛け声が止まりません(笑)。山内先生によると、園長先生が住職しているお寺の参道の木が震災で倒れ、その倒れた木を使ってこの園舎が造られたそうです。西城先生に2階の食堂に案内してもらうと、二人はカフェかと見間違えるほどオシャレな造りにビックリします。太い柱にはキツツキが突っついて作った巣がそのまま残されていて、小平さんに中を見るよう促された鶴瓶さん、穴の中を覗くと『(キツツキが)寝てる』そうです(笑)。震災当時の話を聞くと、山内先生は海の方へ向かう送迎バスの中にいたそうで、急いで決められた避難場所に引き返し、幼稚園にいた子供や先生もそこに向かったことで、全員が合流できたそうです。震災当時、被災した小学校で親と離れ一晩辛い時間を過ごした当時小学5年生だった子供が、いまこの幼稚園で先生をしていると聞いた鶴瓶さん、ぜひ話を聞きたいと小畑先生を呼んでもらうことに。翌日の朝に親が迎えに来てくれるまで不安でいっぱいだったと話す小畑さん、当時の記憶は鮮明に覚えているそうです。高校生の時に保育士になろうと思い、縁あって自分が卒園した母園に就職できたという小畑さん、なんとその幼稚園生だった時の先生が隣にいる西城さんだそうです(笑)。小畑さんのお祖父ちゃんとお祖母ちゃんはまだ71歳で、西城さんのお母さんと元気に卓球をしているそうです。さらに小畑さんの両親は48歳で、なんと西城さんと同級生なんだとか。いくら小さい町とはいえ、お二人の繋がりに驚かされる鶴瓶さんと小平さん、そのご家族が住む小畑さんの自宅を訪ねることに。

【二人旅】 小畑さんのお宅を訪ねると

幼稚園から車で5分ほどの場所に震災後に新しく建てられた小畑さん家は、二世帯住宅のステキなお宅。お祖父ちゃんとお祖母ちゃんに会うと、とてもお若くてビックリします。20歳で結婚し、小畑さんの父親も20歳で結婚したので、既に鶴瓶さんにそっくりのひこ孫も生まれたとか。写真を見せて貰うと、本当に鶴瓶さんに似ていること!(笑)。震災当時は気仙沼で消防職員をしていたというお祖父ちゃんは、家族に会ったのは3月末だったそうです。消防署では同僚が消防活動で10人も亡くなり、母親は海抜13メートルの所にあった半壊した家の中で亡くなってしまったとか。そんな辛い思い出があるにも係らず、長男は消防士になって今は気仙沼で勤めていて、次男は隣で床屋を営み、皆がこの町に戻ってきたそうです。小平さんが何故地元に戻ってこようと思ったのかと小畑さんに尋ねると、『地元に何か貢献できたらなと震災を通して思っていて、いざ就職活動をする中で、自分はやっぱ地元に戻ってお仕事がしたいな』と思ったんだとか。その話を聞いて、『私も信州で生まれて信州で育ったというのが、ずっと心のエネルギーになっていて、地元に何かこれからも恩返ししたいなって思いがあるので、小畑さんの思いとリンクする部分がある』と小平さん。番組の最後、小野アナからここまでを振り返っての感想を求められた小平さん、『家族を家族が支えて、町が町を支えているというのを感じた』と語りながら、『思わずいいことを言っちゃいました』と笑うと、鶴瓶さんから座っていたクッションを手渡され、『あ!、座布団を頂きます』と(笑)。そして後半の見所は、『ピーーー』だそうです!。【後編へ つづく】

前編の再放送は、3月13日(月)午後2時05分から、NHK総合で放送予定です。※ 国会中継のため放送中止になりました。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(前編)

二人旅

宮城県南三陸町の紹介

 

 

 令和5年3月13日(月)放送 震災12年...小平奈緒が宮城県南三陸町でワカメ家族と出会い旅(後編)

番組の概要(後編)

スピードスケート金メダリストの小平奈緒さんが、宮城県南三陸町でぶっつけ本番旅へ。ひとり旅となった小平さんは、おじいちゃん、おばあちゃんに会いたいと、海沿いの地域へ向かいますが、なかなか人に出会えません。ようやく、ワカメ漁師の家族に出会った小平さんは、ある料理を一緒に作ってほしいとお願いします。一方、鶴瓶さんは、漁港で話を聞いていると、ワカメが嫌いというワカメ漁師さんに出会います。気になった鶴瓶さんは、そのお宅を訪ねることに。


放送内容(後編)

後編はひとり旅に!。

【鶴瓶さん】 出会ったワカメ漁師さんの頭は?

鶴瓶さんが向かったのは、南三陸町の寄木漁港。そこで出会ったのは、漁師の畠山さんと、地元の鉄工場の三浦さん親子。これから始まるワカメ漁の準備で、港にある船を見に来たそうです。そこに軽トラックで通り掛かったのは、やはりワカメ漁師の畠山さん。鶴瓶さんと似た頭をしていると皆に指摘され、ワカメを食べてたらもっと髪の毛がありそうなものだと話す鶴瓶さんに対して、『俺、ワカメ大っ嫌いなんだ』と答える畠山さんでした(笑)。

【小平さん】 地元のおじいちゃん・おばあちゃんを探しに…

一方の小平さんは、自身のスケート人生の支えになってくれていた祖父母の思い出から、地元のおじいちゃん・おばあちゃんに会って、よくお祖母ちゃんが作ってくれていたオムライスを一緒に作れたらいいなぁとの希望を胸に、海沿いの集落で人探しを始めますが、人がいないどころか人の気配すら感じません…。ようやく人を見つけたのは、道沿いにあったワカメ工場で働いていた方々。皆さんに大家族に会いたいと相談すると、髙橋さんがこの先の防潮堤近くでワカメの芯抜きをやっている加工場を訪ねてみたらと教えてくれました。

【鶴瓶さん】 漁家民宿「やすらぎ」を訪ねると

漁家民宿やすらぎ

鶴瓶さんは、港から見つけた高台にある漁家民宿「やすらぎ」を訪ねることに。ちょうど家から出てきた三浦さんに話を聞くと、津波が直ぐ目の前まで押し寄せたそうですがギリギリ被害を逃れ、その後しばらくは地域の避難所として宿を提供したそうです。民宿の前の土手に出てみると、目の前には志津川湾の小さな入り江が望め、津波が押し寄せた時には土手の斜面で海からずぶぬれになった人たちを引き上げる様子があちこちで繰り広げられたとか。奥さんから、当時ちょうど子供が生まれたばかりで、お乳が出なかったので僅かな粉ミルクを手に入れるためにガレキの山を乗り越えて支援物資が届いた小学校に毎日通ったと聞いた鶴瓶さん、隣にいた既に11歳になった子供に『そんな親の苦労を覚えてないのか』と問い質しますが、そりゃあ覚えているはずがありません(笑)。

【小平さん】 ワカメ工場を訪ねると

小平さんは、ワカメの加工場にいた及川さんに案内してもらい、近所にある別のワカメ工場を訪ねると、工場の中に作られたブランコに乗って遊ぶ3人の小さな兄妹たちに出会います。奥の作業場でワカメの“芯抜き”作業をしていたのは、お祖母ちゃんとお父さんと、阿部さんら従業員の方々。お父さんに震災当時の話を聞くと、この場所にあった家と工場は津波に流されてしまったそうですが、ワカメ工場はいち早く当地で再開させることが出来たんだとか。皆さんが行っていた芯抜きとは、採れたワカメを芯(茎)と葉の部分に分ける作業のこと。そこで、皆さんに教えて貰ってワカメの芯抜きにチャレンジすることにした小平さん、苦労しながらようやく1本のワカメの芯を抜くことが出来ました(笑)。

【鶴瓶さん】 言語障害の一番のリハビリは歌うこと?

鶴瓶さんは、港で出会ったワカメ嫌いなワカメ漁師の畠山さんの家を訪ねることに。すると、同じく港で出会ったワカメ漁師の畠山さんのお宅が2件隣りで、その間に建つ別の畠山さんの家の前で、この家のご主人が鶴瓶さんと写真を撮りたがっていると教えてくれました。そこで鶴瓶さん、車椅子生活で身体が不自由な畠山さんを気遣いベランダで一緒に写真撮影に応じることに。脳梗塞になって25年になると畠山さん、87歳だそうですがリハビリの甲斐もあってか握力や言葉もだいぶ回復した様子。大学病院で言語障害のリハビリには歌がいいと教えられたと、昔よく船の上で歌っていたという田端義夫の「かえり船」を披露してくれました。

【小平さん】 料理上手なおばあちゃんに会いに!

小平さんが、高橋さんにお料理上手なおばあちゃんがいる家を教えて欲しいとお願いすると、お父さんが近所にある別の高橋さん家のワカメ工場に案内してくれました。そこで作業をしていたのは、お父さんとお母さんたち。小平さんがおばあちゃんに会いたいとお願いすると、こころよくお母さんが高台に建てられた自宅まで案内してくれました。家にいたのは、92歳のお祖父ちゃんと88歳のお祖母ちゃん。長生きの秘訣を訊ねると、『何でも食べるし、よく寝るす』とお祖母ちゃん。お祖母ちゃんは全部自分の歯で、アワビ採りの時にはまだ現役で櫂を漕いで海に出るそうです。作業の手を休め家に帰ってきてくれたお父さんによると、この辺りでも櫂を漕げるのは今ではお祖母ちゃんくらいなんだとか。しかし、『ズーズー弁丸出しだから恥ずかすい』と話すお祖母ちゃんの話しを、小平さんは半分くらいしか理解できない様です(笑)。

【鶴瓶さん】 ワカメ漁師でワカメ嫌いの畠山さん家へ

鶴瓶さん再びワカメ嫌いの畠山さんのお宅を訪ねると、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんが帰ってきていました。息子さんが2年前にくも膜下出血で急逝したと聞き、仏壇を拝ませてもらうことにした鶴瓶さん、息子が俺を呼び寄せてくれたんだと両親を慰めます。畠山さんのお宅は、孫3人とお母さん、お祖母ちゃん・お祖父ちゃんの6人家族で、お祖父ちゃん以外は全員ワカメが大好きだとか(笑)。間もなくして帰って来た娘さんが、鶴瓶さんのために持ってきてくれたのは、ワカメの他に、じいちゃんが獲ったというタコやつぶ貝など。さっそく孫が切ってくれたワカメを頂くことにした鶴瓶さん、ポン酢に浸けて食べるより、そのまま食べた方が味がしっかり分かって美味しいそうです。そこに戻って来た3人目の孫の顔を見た鶴瓶さん、3人の兄弟がまるでハンコを押した様にそっくりなのでビックリします(笑)。

【小平さん】 オムライス作りを披露!

小平さんがお祖母ちゃんにオムライスを作れるかと尋ねると、『そんな料理、全然わかんねぇ』と(笑)。得意料理はひじき炒めなどの田舎料理で、まさかオムライスを知らないとは予想だにしていなかった小平さん、お祖母ちゃんと一緒に台所に立つと、横で作り方を教えながらお祖母ちゃんに初のオムライス作りにチャレンジしてもらうことに!。まずは、焦がし醤油の香りを隠し味にしたケチャップライスをお祖母ちゃんに作って貰ってから、上に乗せるためのふわふわの卵焼きを自分で焼くことにした小平さんですが、なんとバターを引くのを忘れてしまい、卵がフライパンにくっ付いて、オムライスの形にまとめる際に崩れてしまいました…。でも、『ケチャップで隠すから大丈夫』と小平さん、オムライスの上にお祖母ちゃんの名前の頭文字「M」をトマトケチャップで書いて、卵の崩れを誤魔化します(笑)。失敗とは言いながらも、なんとか完成したオムライス。皆さんに食べて貰うと、卵もふわふわで美味しいそうです。孫がようやく言葉が話せるようになり、『ぴーちゃん、ぴーちゃん』と呼ばれて幸せと語るお祖母ちゃん、お父さんによるとこの辺りでは、ひい婆さんやひい爺さんを“ぴー”と呼ぶんだとか。

後編の再放送は、4月3日(月)午後4時15分から、NHK総合で放送予定です。※ 国会中継のため放送中止になりました。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(後編)

鶴瓶さん

小平奈緒さん

 

番組内で紹介された 南三陸町の名物など


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