鶴瓶の家族に乾杯 | 熊本県南阿蘇村(佐渡裕さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成26年11月10日放送 「熊本県南阿蘇村(前編)」(ゲスト:佐渡裕さん)

今回の旅のゲストは、指揮者の佐渡裕(さど ゆたか)さんです。 私はその方面に疎くてよく存じ上げないのですが、「題名のない音楽会」(テレビ朝日)の司会者と言われて分かりました(汗)。

佐渡さんの出演は、2011年の宮崎県宮崎市に次ぐ2回目です。前回は、思い出の場所として宮崎市を選んだのですが、実はまったくの勘違いで、行ってみたら見覚えもない場所だったとのこと。今回は、4月に長いツアーがあった際に一日だけ休みが取れて、その時に連れて行ってもらったゴルフ場と温泉が思い出深く、もう一度行ってみたいと、阿蘇のカルデラの中心部に位置する熊本県南阿蘇村を、鶴瓶さんと二人で旅します。

まず前編。 佐渡さんは、南阿蘇鉄道の“長陽駅”から、鶴瓶さんと待ち合わせしている“白水高原駅”へと向かいますが、数人しかいない乗客は誰も目さえ合わしてくれず、スタッフと会話するしかありません。佐渡さんは、先週8ラウンドもプレーして首と腰が痛いという、無類のゴルフ好き。白水高原駅で佐渡さんと出会った鶴瓶さんは、「ゴルフウェアで来ると思ったが、違っててよかったわ~」(笑)と。
ちなみに、白水高原駅の正式名は「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」。茨城県鹿嶋市にある、鹿島臨海鉄道の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」と並んで、日本一長い駅名(読み仮名が22文字)です。

まずは鶴瓶さんと佐渡さんは、観光案内の標識にあった「川地後水源」に行こうとしますが、案内看板の矢印に迷わされ、たった50mを行き着くことができません。商店の奥さんに場所を訪ねると、「水を飲むにはお寺さんの湧水がおいしい」と教えてもらい、その寺に向かうことに。そこに車で通りがかったご夫妻と、鶴瓶さんと佐渡さんの体型や服装の違いで、話が盛り上がります。ご夫婦は、南阿蘇で南フランスの家庭料理の店「ボンジュール・プロヴァンス」というレストランをやっているということで、鶴瓶さんは後で訪ねると約束します。

ここでスタジオから、南阿蘇村の大自然の魅力を紹介。世界有数の規模を誇るカルデラと3haもの草原が広がる阿蘇は、今年9月に「世界ジオパーク」に認定されました。南阿蘇では、“宙に浮かぶ石”とも呼ばれる「免の石」を見に行くトレッキングツアーが大人気とのこと。ガイドさん曰く、「落語家の鶴瓶さんは来ない方がよかとよ、落ちないからたい」(笑)。また、毎分60tも湧き出る白川水源をはじめとする湧水は、冷たくまろやかな口当たりで、心も身体も潤します。そして、南阿蘇の大自然にピッタリの音楽といえば、カントリーミュージック。チャーリー永谷さんをはじめ、全国からミュージシャンが集まる国内最大のカントリー音楽の祭典「カントリーゴールド」が毎年開催されています。

次に二人は、道で出会った奥さん達に、道端に成っている柿がおいしそうだと話しかけると、「隣の柿たい、よかたい」と、幾つももいでくれました。取ってもらった“お彼岸柿”を食べた鶴瓶さんは、おいしいけど黙って取ってお隣に悪いと恐縮しているところに、隣のご主人が帰ってきました。「赤牛」の面倒をみてきたところだと聞き、二人も赤牛を見に連れて行ってもらうことにします。
牛小屋を覗くと、繁殖が主とのことで子牛も沢山います。子牛の名前を聞くと、“あけみ”に“きくちよ”だと教えられ、鶴瓶さんは「芸子さんの名前か!」(笑)と。こっちは“かえで”に“かえで2”(ツー)だと聞くと、「ツーは酷いわ、ちゃんとした名前を付けてやりなはれ!」と。小野アナウンサーによると、名前に数字を付けるのは、可愛がって育てた親牛の名前を残したいからだそうです。
牛が発情期だという話を聞いているところに、通りがかったお婆さんと、20歳のお孫さんが登場。きれいなお孫さんを見て鶴瓶さんは、思わず「俺が発情だわ」(笑)と。彼女が妊娠中との話しを聞くと、「じゃぁ、もうしはったんですか?」と・・・、頭から発情の話が離れない鶴瓶さんでした。

その後、一人旅となった佐渡さんは、案内看板の地図に聞いたことがない“パークゴルフ場”という場所が幾つもあるのを見て、訪ねてみることにします。「長陽パークゴルフ場」に行ってみると、パークゴルフは南阿蘇村ではとても盛んで、道ではほとんど人に出会わないのに、パークゴルフ場は人で大変混み合っています。ロケの2週間後には、「全日本パークゴルフ大会」も開催されるとのこと。そこに、佐渡さんを知っていたペンションのオーナーの方々が、「我々の組は3人なので、一緒にプレーしませんか?」と誘ってくれて、佐渡さんは「私はゴルフはシングルなんですよ」と本気モードでティショット!。実際にプレーしてみると、同伴のおじさんたちが次々にバーディにパーにと簡単に上がるのに、シングルプレーヤーの佐渡さんは、ボギーにダブルボギーにと、散々です。最後の3ホール目は、凸ピンを賭けてチャレンジしますが、ようやくパーで上がって、自分で言い出したペナルティを受けずに済みました。

一方の鶴瓶さんは、約束していたご夫婦の山の一番奥にある「ボンジュール・プロヴァンス」を訪ね、昔の写真を見せてもらいながら、原野の開拓から始まり、酒を飲ませてご主人を説得して、ようやく店の開店にこぎ着けたという、ここに店を構えた経緯を聞きました。

 平成26年11月17日放送 「熊本県南阿蘇村(後編)」(ゲスト:佐渡裕さん)

後編では、 鶴瓶さんは森の中でレストランを営むご夫婦に、娘の夫が作ったという自慢の建物を見せていただき、感激します。そこで、その娘さんに会いに、ご夫婦に案内してもらって、娘さんが営むカフェ「のほほんcafe ボワ・ジョリ」を訪ねます。娘さんから、夫は半年間かけて壁から天井から漆喰を塗った疲れで、その後の一年間はなにも出来ずに過ごし、夫婦間も怪しくなるほどだったという話や、兄弟の近況、夫の実家に世話になった話などを聞きました。

佐渡さんは、お昼も食べずにパークゴルフに夢中になってしまい、食事ができる場所を探します。定休日の店が多く、ようやくOPENの看板が出ているカフェ風の建物を見つけ訪ねてみると、そこは薪ストーブ専門店「くぬぎの森」でした。せっかくなので薪ストーブに火をつけてもらうと、その雰囲気に心が和みます。ご主人は、長い期間薪ストーブが使えると、熊本市内から寒い阿蘇にわざわざ引っ越してきて、薪が焚けなくなる春が一番憂鬱という筋金入り。薪ストーブの話をし出したら止まらないと評判で、佐渡さんも1時間は聞かされたそうですが、ご主人はビデオメッセージで「あと3時間は話したかった」と(笑)。

薪ストーブの話で1時間が過ぎ、時計は既に4時頃。佐渡さんはようやく一軒のそば屋「明神そば」を見つけ、上がらせてもらいます。佐野先生?が来たと喜ぶご主人が、自慢の手打ちそばを奮って作っている様子を佐渡さんが見せてもらっていると、「話しに夢中で、茹ですぎてしまった」と、作り直しに…(笑)。盛った蕎麦の上に、地元の自然薯をたっぷりとかけて、ご主人おすすめの「とろろそば」(1,000円)を頂きます。佐渡さんが「とって美味しい」と伝えると、ご主人は「良かった~、さっきのだったらイケなかった~」と心底ほっとした様子に、会場は爆笑!。

鶴瓶さんは、赤牛の放牧場に行って、先に赤牛を見せてもらった住吉さんの牛を探します。沢山いる牛の中から、肩の所に”住”と書かれた2頭しかいない住吉さんの牛を、偶然にも直ぐに見つけ出した鶴瓶さんは、嬉しくなって住吉さんに電話で報告します。「”ボシボシ・ボシボシ”と言うと、うちの牛が寄ってきて”モー”と鳴く」と聞き、鶴瓶さんが広い牧場に向かって「ボシボシ・ボシボシ」と叫び続けると、他の牛まで沢山近寄ってきてしまい、ビックリします。

佐渡さんは、パークゴルフ場でお世話になった小山さんに、「この旅でお世話になった方々を呼んで、お酒でも飲みながらミニコンサートを開きたい」と相談したところ、会場としてご自分がやっているカフェを貸して下さることになり、楽器を手に、そのカフェ「ティッペル」を訪ねます。カフェには、たくさんの木製のおもちゃが飾ってあったことから、ティッペルはドイツ・ザイフェンにある村の名から付けたという話になり、それを聞いた佐渡さんは「おもちゃで有名な村ですよね?」と驚きます。小山さんに「おもちゃ作家の故・西田明夫さんは、私の親しい知人だった」と伝えると、小山さんも西田さんのことを知っていて、佐渡さんは偶然の出会いに感動します。

鶴瓶さんは、道で出会った帰宅途中の小学生と戯れながら歩いていると、小屋から顔を覗かせた牛を見つけ、その家を訪ねてみます。奥さんから、うちでは「びゃーびゃー・びゃーびゃー」と言うと、放牧中の牛が寄ってくると聞き、たまたま帰宅したお婆ちゃんに向かって「びゃーびゃー」と叫びます。

佐渡さんが今回の旅で出会った20人ほどの村人が、カフェに続々と集まってきました。佐渡さんは、京都芸大で専攻だったフルートで、故・西田さんを偲びながら”アメイジング・グレイス”を演奏しました。続いて佐渡さんは、小学生のころから縦笛が得意で、自分がヒーロー番組の主題歌を笛で吹くと同級生全員が合唱をしたという思い出を語り、その時に「クラスが明るくなって、元気になって、仲よくなる、音楽って凄いな!」と感じたのが、”音楽家になろうと思ったきっかけ”だったと、思い出の「タイガーマスク」をリコーダーで演奏しました。演奏途中に、笛から口を離して自分で入れた合いの手「タイガー♪」に、会場は爆笑。最後は、ドビュッシーの”シリンクス”を演奏し、リサイタル終了後は皆でビールで乾杯をしました。

 


番組内で紹介された 南阿蘇村の名物など

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