鶴瓶の家族に乾杯 | 愛知県西尾市(ベッキーさん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

アートの島・佐久島

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成26年10月27日放送 「愛知県西尾市(前編)」(ゲスト:ベッキーさん)

今回の旅のゲストは、タレントのベッキーさんです。イカ、もとい以下、今回は“さん付け”せずに、敢えて「ベッキー」と呼ばせてもらいます(笑)。

ベッキーの出演は、2005年の兵庫県明石市に次ぐ2回目です。前回は無類の“タコ好き”ということで明石市を訪ねましたが、今回は、「これまで好きな食べ物の第1位はタコだったけど、今年の春くらいにイカに浮気をしてしまい、今回はおいしい旬のイカが食べたい」と、ちょうどイカ漁の解禁を迎えたばかりの愛知県西尾市を、鶴瓶さんと二人で旅します。

まず前編。 ベッキーは、西尾市の一色漁港で鶴瓶さんと待ち合わせしていると、人と遭う前に人懐こい野良猫を見つけて、後から登場した鶴瓶さんと一緒にじゃれ合います。2匹の子猫にベッキーが付けた名前は、「ツルちゃん」と「ベーちゃん」。

二人は子猫に別れを告げて、近くの市場「一色さかな広場」に向かうと、入口の脇にあった「寿司 むさし」では行列ができて、市場は大そう賑わっています。そこで二人は、生後まもない赤ちゃんを抱えたご夫婦に出会います。ご主人は“16年目にようやく出来た子”が可愛くて仕方ない様子ですが、よくよく話を聞くと「今の奥さんとは2年目で、前の奥さんから数えて16年目」という話に、ベッキーは「そんなの数えなくていい!」と突っ込み、さらに「髪の毛が生えてる~、今の時点で師匠より濃いぃ~!」と。鶴瓶さんは「髪のことは言うな!」(笑)。

その後二人は市場内を見て歩きますが、美味しいと紹介された「いか姿焼き」は、「今日はまだ食べない!」と断ります。次に、生のスルメイカを売っていた店主に話を聞くと、この辺りの特産はヤリイカで、昼の3時以降に“競り場”の前に船が着くと教えてもらいました。まだ昼前でしたが、二人が港に出てみると、沖からイカ漁の船がちょうど港に戻ってきて、近くの岸壁に停船しました。ベッキーが思わず大声で「まだイカないでくださ~い!」と駆け寄ると、「あれ、ベッキー!?、あぁツルベー!」と二人を呼び捨てにする漁師さんが船から降りてきました。後の二人は、お父さん(祖父)と息子(孫)で、親子三代でのイカ漁から、大漁で早めに港に帰ってきたところでした。
早くも期待のヤリイカにありつけそうな二人は、さっそく食べてみたいとお願いすると、漁師さんはイカを手渡してくれて「そのままカジりゃいい」と。二人は躊躇しつつも、まず鶴瓶さんが丸かじりしてみると、口の周りを墨で真っ黒にしながら「うまい!」と。それを見てからベッキーもかぶりつきます。続いて手渡された30cm以上ありそうな大きなヤリイカも、ベッキーは両手で持ってかぶりつきますが、「ちょっと思っていたのと違うな~、原始人になったみたい・・・」と。

二人はそこで別れ、ベッキーは看板が目に付いた近くの島、佐久島に行くことにします。鶴瓶さんは、どこに行くかは考えることにして、その前に「猫のエサを買おう」と。

ここでスタジオから、西尾市を詳しく紹介。西尾市は“三河の小京都”と呼ばれるほど、歴史と文化に彩られた街で、西尾キャンペーンレディのお二人が、名物の「抹茶」、「三河一色大提灯まつり」、「えびせんべい」をビデオで紹介してくれました。

ベッキーが佐久島に渡る船のりばに向かう途中、ベッキーの大ファンだという港で会った漁師さんの娘さんが、ベッキーの本を携えてサインをもらいに現れます。またそこには、ベッキーのことを「ペンキーちゃん」と呼ぶおちゃめなお爺さんも登場。ベッキーは、高速船の出航時間まで1時間あると聞き、再度市場に戻ることにします。そこでまた、赤ちゃんや小さな子供を連れた若いご夫婦と出会い、会話を楽しみました。今回出会った子供たちの名前が、美優子(みゆこ)ちゃんに、こころちゃん、麗波(うるは)くんに紅麗葉(くれは)ちゃんと、まぁ読めなくはないレベルですが、キラキラネームがここまで浸透しているとは、ちょっとビックリです・・・。

鶴瓶さんは、地元で盛んなウナギ養殖場を探していると、うなぎの養殖に使う“ドウマン”置き場を見つけ、その家を訪ねてみることに。そこで、また三世代が揃ったうなぎの養殖農家の高須さんと出会い、話を聞くことができました。近くで美味しい鰻を食べさせてくれる店を尋ねると、一月半ほど前に従兄弟が店を開いたと聞き、行ってみることにします。

ベッキーは、佐久島行きの船の中で、何やら船の壁に向かって立っている不思議な若い女性を見つけ、話しかけてみることに。彼女は、佐久島にある小中学校の先生で、大きなエンジン音を響かせて揺れる船が怖くて、外を見ることができないそうです。しかし、住んでいる本土と学校のある佐久島との間を、自分の通勤や、本土から島の学校に通う生徒の付き添いで、日に何回も往復する必要があるとのことです。20分ほどで佐久島に着くと、あいにく強い雨が降り出していました。

鶴瓶さんは、高須さん親子と「うなぎ横丁 うなぎの兼光」のカウンターに座り、養殖農家の跡継ぎの話や片道2時間かけて大学に通っているという息子さんの話を聞いていると、そこへ出来上がった“うな丼の松”が出され、それを美味しくいただきました。その後、店の裏手にうなぎの選別場があると教えられ、行ってみることにします。そこでは、手で触った感じだけで20~30gの差を見極め選別するという、15歳から始めて30歳にして既にベテランという若者に、鶴瓶さんはうなぎの掴み方を教えてもらいますが、つるつる滑って鶴瓶さんにはうなぎを掴むことができません。

 平成26年11月3日放送 「愛知県西尾市(後編)」(ゲスト:ベッキーさん)

後編では、 鶴瓶さんは降り出した雨の中を、吉良上野介の菩提寺「華蔵寺」へと向かいます。墓前に手を合わせてから、寺に上がらせてもらうと、雨が糸を引く庭の景色に感激します。住職のお母さんや奥さんに、12月14日に行われるという吉良家の法要の話を聞いたり、スタッフ全員にお茶とお菓子を振る舞っていただきました。地元の銘菓の名にもなっている郷土玩具「吉良の赤馬」を見せてもらい、鶴瓶さんは作っているところに行きたいと話しますが、「突然行ってもダメだ」と叱られます。

ベッキーは、“アートの島”と呼ばれる佐久島に到着すると、若者の社員研修の一行に出会います。何か美味しい物を食べたか尋ねると、東港の“なぎさ”という店で「大あさり丼」を食べたと教えてもらいます。小学生が一生懸命手伝っていたと聞き、ぜひ食べに行きたいとベッキーも向かうことに。
「道なりに・・・」と聞いたのですが、島には細い路が入り組んでいて、どっちが道なりか分からなくなっていると、さっき被り物を見つけた“佐久島の観音様”の作品「大和屋観音」が飾ってある出窓を見つけます。
観音様を拝むと「何かありそうな予感がした」とベッキー、道を曲がると、「作島 茜」と書かれた看板が出ている居酒屋を見つけ、準備中ですが訪ねてみることに。中には、船で一緒だったというダンディーな大将と、茜さんという22歳もの年の差婚の若くて可愛い奥さんが居て、ベッキーを歓迎してくれました。馴れ初めの話などを聞いていると、ダチョウを飼っていると聞き、そのオーストリッチの“りっちゃん”に会いに、庭に出てみます。オーストリッチの財布を持っている大将のことは大嫌いらしいですが、他のお客さんには大変人懐っこくて背中にも乗せてくれる、店の看板娘とのことです。

鶴瓶さんは、吉良の赤馬を作っているお菓子屋さん「東角園」を訪ねます。そこでは、偶然居合わせた観光客のおばさん二人に邪魔されながらも、店主と菓子職人の息子さん、店を手伝う娘さんと孫の丈司くん・元司くんの三世代に話を聞くことができました。次は、店主に紹介された「きらら鈴」を作っているお宅を訪ねてみることに。

ベッキーは、ようやく大浦海水浴場にある海の家「なぎさ」を見つけました。テラスでトランプをして遊んでいた店主のお婆さんと店を手伝う孫の暖ちゃんと嵐太くんに出会い、息子さんが捕ってきたという特産“大あさり”で、名物「大あさり丼」を作ってもらいます。お孫さん二人が甲斐甲斐しく手伝って作ってもらった大あさり丼を、ベッキーは美味しいと食べながら、家族経営の海の家の話や、お孫さんの将来の夢、二年前に亡くなったお母さんの話などを聞きました。ちょうどそこに、雨の中でタコの籠を掃除してきたというお爺さんが、合羽を着てびしょ濡れで帰ってきました。

鶴瓶さんは、「きらら鈴」を作っている松田さんのお宅に上がり込み、勧められるままに手作りにチャレンジします。地名・吉良荘の名の由来とも言われる名産「きらら」(雲母)を振りかけて出来上がった鶴瓶さんの作った鈴は、だいぶ潰れて不格好ですが、一応は鈴の音がします(汗)。スタジオでは、後日に焼かれて出来上がった鶴瓶さん作の鈴が鶴瓶さんに届けられ、松田さんが作った鈴がベッキーにプレゼントされました。

 


番組内で紹介された 西尾市の名物など

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