鶴瓶の家族に乾杯 | フィンランド(松下奈緒さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年8月17日放送 「フィンランド・ヘルシンキ」(ゲスト:松下奈緒さん) ~海外スペシャル~

毎年、夏恒例の「海外スペシャル」ですが、今年は初めてのヨーロッパ、フィンランドへ。そして、首都ヘルシンキへの旅のゲストは、女優で音楽家の松下奈緒さんです。 松下さんは、「ゲゲゲの女房」(2010年)や、「芙蓉の人~富士山頂の妻」(2014年)など、NHKのドラマにも多数出演されています。松下さんは、北欧を訪れたのは初めてだそうですが、鶴瓶さんは“顔に似合わず”、2回目だそうです(笑)。

最初にスタジオから、小野アナウンサーがフィンランドを紹介。 フィンランドへは、成田空港から直行便が出ていて、ヘルシンキのヴァンター空港まで、約10時間。「森と湖の国」として知られ、今年出版70周年を迎える「ムーミン」の国としても有名です。首都ヘルシンキは、フィンランドの南端にあり、緑あふれる海岸線と、歴史ある建物が数多く残る、美しい街並みから、「バルト海の乙女」と呼ばれています。北欧デザインの最新ファッション、家具、雑貨が集まる町。お二人が訪れた6月は現地の夏休み、爽やかな気候の中、街も人も活気に溢れる旅のベストシーズンです。

フィンランド・ヘルシンキの「聖ヨハネ教会」(Johannes Church)で待ち合わせた、鶴瓶さんと松下さん。この日は、フィンランドでは夏真っ盛りの6月24日ですが、あいにくと雨模様のとても寒い日で、鶴瓶さんはシャツの上にトレーナーとパーカーを、松下さんはトレンチコートを着ています。通訳の萩原カイヤレーナさんも、『今日は寒いです』と。
聖ヨハネ教会は、1891年に完成したネオゴシック様式の教会で、ヘルシンキ最大の座席数を持ちます。二人が教会の中に入ってみると、とても厳かな雰囲気に圧倒させられました。

教会を出ると、ラブラブなカップルと出会います。近所に住むご夫婦で、散歩中とのこと。鶴瓶さんがお宅を拝見したいとお願いすると、快く迎えてくれました。1928年に建てられたというアパートメントは、ご主人自らリフォームをして、全く古さを感じさせない、素敵なお宅です。シャワールームには、サウナもあります。

カンピ礼拝堂その後二人は、松下さんが行きたいという“木に囲まれた教会”を訪れようと、町の中心部へ向かうと、広場に列をなして座っている若者たちを見つけ、鶴瓶さんは一緒になって座り込みます。彼女たちは、夜8時から開催される、「ALL TIME LOW」のライブ待ちをしているそうで、昨夜から並んでいる子も。何処の国も、同じですね(笑)。
路地を曲がったところで、目に飛び込んできた「カンピ礼拝堂」(kamppi Chapel)の建物を見た鶴瓶さんは、その外観にとても驚かされます。この礼拝堂は、K2S設計事務所が設計し、2012年に完成しました。斬新な木造建築として、国際的にも注目されており、2010年にシカゴアテナエウム国際建築賞(the Chicago Athenaeum International Architecture Award)を受賞しました。

続いて二人は、カンピ礼拝堂の館長さんに紹介された“石に囲まれた教会”を見に行こうと、「テンペリアウキオ教会」(Temppeliaukion kirkko)を訪れます。この教会は、自然の大岩をダイナマイトで砕いて作られており、1969年の完成です。
途中の街頭で、二人はフィンランドに来てから盛んに見かける老人のポスターを見つけ、これは誰かと通訳の人に尋ねました。彼は、第2の国歌「フィンランディア」を作曲した「シベリウス」で、今年生誕150周年を迎えるそうで、国を挙げてキャンペーンが行われているようです。鶴瓶さんは、2年前にフィンランドに来た時もよく見かけて、そのたびに「あれ誰や?」と、気になっていたそうです。ようやく『この人がシベリウスか!』と、腑に落ちた鶴瓶さんでした。


ここで再びスタジオから、フィンランドで若者たちの間で、日本と繋がりがある物が流行っているそうで、『遠くて意外に近い国!?、フィランドと日本』と題したビデオで、ヘルシンキの乙女たちが、それらを紹介してくれました。
最初は、「すし」(SUSHI)。フィンランドの若者たちに、ヘルシーな日本のお寿司が大人気で、ヘルシンキにはいたるところに寿司屋が出来ています。
食べ物だけでなく、日本生まれの遊びも大人気で、それが「カラオケ」(KARAOKE)。
最後は、日本人も大好きで、フィンランドが発祥の「サウナ」。サウナ×湖や、ボートの上でサウナ×日光浴など、様々なサウナが楽しめます。

その後、一人旅になった鶴瓶さんは、港へ行ってみました。港近くの朝市では、トナカイのソーセージや、日本の物とは全く形が違うキャベツや玉葱が売られています。一番ビックリしたのは、毒キノコ(シャグマアミガサタケ)が売られていたこと。そのまま食べたら死んでしまいますが、3回茹でると、とても美味しく食べられるそうです。日本人の観光客も多いらしく、『マツタケNo.2、コレイチバンオイシイ!』と、市場の人達は、みな日本語がお上手(笑)。
その後、ヨットハーバーに行きますが、メンバーオンリーのプライベートエリアで、鶴瓶さんは中に入れてもらえません。そこへ、ヨットに荷物を積み込みに来た、ご夫婦と出会います。これから4週間かけて、スウェーデンやデンマーク、ポーランド、ドイツなどへヨットで旅をするのが、毎年ご夫婦の夏休みの過ごし方だそうです。鶴瓶さんは、ヨットの中へ入らせてもらい、広くて素敵なキャビンと、優雅な夏休みを、たいへん羨ましく感じました。

一方の松下さんは、ヘルシンキから西へ車で1時間、アーティストが集まる村「フィスカルス」(Fiskars)に向かいました。街角や、アーティスティックな遊具がいっぱいある公園で、ヘルシンキから旅行に来ているご家族と、出会うことが出来ました。
その後、一軒の小さなショップを訪れると、店先で紙のアート作品を制作中の女性に出会います。彼女は、エリヤ・フォヴィラさんと言い、フィンランドでは有名な紙のアーティストだそうです。松下さんが、千代紙にも似たデザインの作品を見て、『とても日本ぽい』と話すと、彼女は1998年に来日して、9か月間も大津市の紙工房で和紙作りを学び、それ以降何度も日本を訪れているそうです。
次に松下さんは、エリヤさんから紹介され、向かい側にあるガラス工房「SIRIUS」を訪れました。展示されているガラス作品は、工房主のカミッラ・ムーベリさんがデザインして、彼女のガラス吹きの師匠が作った作品とのこと。

鶴瓶さんは、通訳の人から教えられ “あんこ”が美味しいという、ヘルシンキでがんばる日本人のお店「水(MIZU)」を訪れました。鶴瓶さんは、「あんデニッシュ」を頂きながら、店主のミヨちゃんに、フィンランド人のご主人との馴れ初めや、フィンランドへ来た経緯、ご家族の話などを聞きました。25年前にフィンランドへ来て、『最初は言葉が通じなかったので、彼の両親ともうまくいっていました。』と話すミヨちゃんに、鶴瓶さんは『それ以上言うな!』と(笑)。まさに、映画「カモメ食堂」そのもの、といった雰囲気でした!。

松下さんは雨の中、誰とも出会えず30分も歩き続けると、雨があたる店の前の軒下で、雨などお構いなしにビールを飲みながら談笑している、3人の若い女性と出会います。彼女たちはみなアーティストの卵で、ヘルシンキから夏休み中の友達を訪ねて、遊びに来ているとのこと。話を聞くと、一人の彼女は半年前に日本に行ったことがあり、彼女の先生は、松下さんが先に出会ったエリヤさんだと分かり、不思議な出会いに驚かされました。

最後にスタジオでは、エリヤさんが松下さんのために作ってくれた「白紙の本」が、松下さんにプレゼントされました。
『フィンランドの皆さん、お世話になりました。せ~の、Moimoi(またね~!)』。

 


番組内で紹介された フィンランドの名物など

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