鶴瓶の家族に乾杯 | 長野県下諏訪町(永山絢斗さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年8月24日放送 「長野県下諏訪町(前編)」(ゲスト:永山絢斗さん)

今回の旅のゲストは、俳優の永山絢斗(ながやま けんと)さんです。永山さんは、先にゲスト出演した菅田将暉さん主演のNHK土曜ドラマ「ちゃんぽん食べたか」の前作、「64(ロクヨン)」に”秋川修次”役で出演していました。また、7月31日から始まったBS時代劇「一路」(毎週金曜の夜8時、連続9回放送)では、主役を演じています。その永山さんが、鶴瓶さんと一緒に、一路の舞台となっている中山道の宿場町を旅したいと、長野県下諏訪町を訪れました。

まず前編。 諏訪湖のほとりで待ち合わせた永山さんと鶴瓶さん。晴れていれば、湖越しに大きな富士山も見えるはずなのですが、撮影日(7月6日)はあいにくの曇り空で、見ることはできませんでした。。

ここで小野アナウンサーが、旅の舞台である「下諏訪町」を紹介。長野県の中部にあり、人口は約2万人。新宿から特急で2時間半、全国に1万ある諏訪神社の総本社「諏訪大社」があります。江戸と京都を結ぶ「中山道」(”中仙道”とも表記)の、江戸から数えて29番目の宿場町、「下諏訪宿」があった場所です。

鶴瓶さんと永山さんは、中山道の宿場町のあった、「旧甲州街道中・中山道合流之地」に移動すると、昨年に埼玉から奥さんの故郷に引っ越してきたご夫婦や、近所の床屋さんのご主人らと出会い、交流を楽しみました。

ここでスタジオから、ビデオで下諏訪町を紹介。キーワードは、「まわる」魅力です。
諏訪湖では、100年前からボート競技が盛んです。諏訪湖上にあった大きな看板は、コースの番号。ボートを漕ぐには、オールをスムーズに回すのがコツ。
続いて、世界シェアの約3割を生産する「オルゴール」や、時計回りに3周すると願いが叶うとされる「万次の石仏」が紹介されました。

二人は、理髪店をご主人ながら自分の頭は散らかしたままの桜井さんに案内されて、「ヘアーサロン桜井」を訪ねると、鶴瓶さんは、向かいの玄関先からこちらを覗く、桜井さんよりもっとびっくりするようなヘアースタイルの女性を見つけ、家の外へと引っ張り出します。家から5分も歩けば、3つか4つもあるという、朝5時半から開いている温泉に行って来て、頭に沢山カーラーを巻いてるところでした。その頭を見て、鶴瓶さんは、『俺もそんな頭、巻きたいわ』と(笑)。
鶴瓶さんは、ヘアーサロン桜井におじゃまして、東京から戻って床屋を継いでくれている息子さん夫婦ととも出会い、「御柱祭」の写真を見せてもらって、来年開かれる祭り話などを聞きました。
続いて、先ほどの向かいのお宅にもおじゃまして、漬物やスイカを頂きながら、ご夫婦の馴れ初めや生活ぶりについて話を聞きました。
ちなみに、長野県では、お茶の席には、漬物などの”おこびれ”を、皿に山の様に盛って出し、茶碗のお茶が少しでも減ると、取り止めなく注ぎ足すのが、”信州流のおもてなし”です・・・。

その後二人は分かれ、一人旅になった永山さんは、ぜんぜん人と出会えず、早速ぶっつけ本番旅の難しさを実感させられ、「まいったな~」と(笑)。
ようやく意を決して、「茶房 まどか」の暖簾をくぐって話を聞こうとしますが、皇女・和宮さまが訪れたという話の段になると、和宮さまがお泊りになられたであろう「本陣」に行って話を聞くようにと、早々にあしらわれてしまいました・・・(汗)。

しかたなく永山さんは、次に「本陣 岩波家」を訪ねてみます。しかし、ここでも出てきてくれた女性に、アポもなく訪ねてきた永山さんは、怪しまれてしまいます。そこで、丁寧にお話が聞きたいとお願いすると、『この前の通りが中山道で、ここは参勤交代の大名が泊まった建物で”本陣”と言いまして・・・』と、流暢に説明してくれて、「関札」も見せてくれました。このお婆さんは、27代のお嫁さんで、今はご主人が無くなり、彼女がここを管理しているそうです。

一方、鶴瓶さんは、先ほどお母さんが『写真を撮らせてもらいたい』と引っ張ってきた時に、恥ずかしくて泣きながら逃げてしまった女の子が、本当は撮ってもらいたかったと、再び合いに来てくれたので、一緒に写真に写りました。ご家族に話を聞くと、近所でオルゴールや時計づくりを体験してきとのこと。小学2年生の女の子が作った、木村カエラの「Butterfly」の曲のオルゴールを見せてもらい、鶴瓶さんは、自分も孫のためにこんなのが作りたいと、女の子に案内してもらい、「諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館」を訪れました。

オルゴールは、第二次世界大戦後に、下諏訪町で本格的に生産されるようになったことで、下諏訪がオルゴールの日本の発祥地とされています。奏鳴館には、670曲ものオルゴール(楽曲)があり、必ず鶴瓶さんの好きな曲も『ございます!』と(笑)。鶴瓶さんは、膨大な楽曲リストの中から、福山雅治の「家族になろうよ」を選びました。
オルゴールの組立では、ドラムに当たる”櫛歯”(くしば)の位置決めが、音色を左右する重要なポイントだそうで、鶴瓶さんはメガネをはずした”小さな目”で、不器用にドライバーの小さなネジを回します。
最後は、ようやく出来上がったオルゴールを、女の子たちに見せびらかして、『パチパチは?』と、拍手を催促して満足気な鶴瓶さんでした(笑)。

 平成27年8月31日放送 「長野県下諏訪町(後編)」(ゲスト:永山絢斗さん)

後編では、 鶴瓶さんは、「御柱」に乗ったことがある方に会いたいと、ロケバスの運転手さんに尋ねると、運転手さんの地元の岡谷市でもよければ、長地地区の公民館「柴宮館」に行って聞けば、誰か紹介してもらえるだろうとのこと。そこで鶴瓶さんは、隣の岡谷市まで足を延ばします。

永山さんは、かつて本陣だった「岩波家」に上がらせてもらい、名石を集めて作られたという庭や、昔の温度計、孫悟空が持っていた如意棒(?)などを、拝見しました。すると、2階には「隠れ部屋」があるとのこと。そこで、ぜひ見たいとお願いすると、普段は公開していないその部屋に、特別に入らせてもらえました。

鶴瓶さんは、岡谷市長地(おさち)地区に向かう途中、長地に住む帰宅途中の女子中学生3人と出会い、案内してもらうことに。すると、前を歩いていた小学3年生の幸歩(ゆきほ)ちゃんが、鶴瓶さんを見つけ駆け寄ってきました。鶴瓶さんが、『御柱に乗った人知らない?』と幸歩ちゃんに尋ねると、『幸歩 乗ったことある』と。鶴瓶さんがビックリすると、その話を横で聞いていた中学生達は笑い出し、『(子供用の)小さいやつだよね~』と(笑)。でも、『おじいさんは御柱を運ぶ人』だとも話し、鶴瓶さんは彼女の家を訪ねることに。

ここでスタジオから、小野アナウンサーがビデオで、「御柱」を紹介してくれました。 諏訪大社秋宮の、神様に捧げられる樹齢200年近いモミの大木「御柱」。社殿を取り囲むように、4本建てられています。この御柱を、数えで7年に一度建て替える祭りが、「御柱祭」です。およそ10トンもある御柱を、山から境内まで人の手だけで運び、途中急斜面を滑り落す「木落し」は、緊迫感あふれる見せ場として有名です。次回の御柱祭は、来年の4月2日~6月15日です。どうぞ、お越しください。

永山さんは、美味しいものが食べたいと、聞き込みに下諏訪駅前に行きます。しかし、誰にも話を聞けずさまよっていると、”うなぎ”の看板を見つけます。すると、裏の方から美味しそうなニオイが!。匂いにつられて中を尋ねると、何やら面白そうなご主人が、うなぎをせっせと焼いているところでした。諏訪湖畔の下諏訪周辺には、鰻屋や川魚屋が多いそうです。
永山さんは、工場の表にまわり、「丸六 本山川魚店」の店内に入って、ウナギが食べたいとお願いすると、お持ち帰り専門ですが、店先に置いてある案内用のテーブルで、電車の待ち時間に買った商品を食べて行く人が居ると聞き、永山さんは『逆に、それもいいですね~』と、ウナ弁を注文します。
店内では、大勢のお客さんが買い物をしていて、「鯉のあらい」や「鯉の旨煮」を沢山買っていきます。話を聞くと、特に旨煮が美味しいと聞き、永山さんは旨煮も追加で温めてもらうことに。

鶴瓶さんが、幸歩ちゃんの家を訪ねると、彼女は庭で育てている「スイスチャービル」とか、お母さんが開いている「ボディ・ジュエリー」のお店や、絵などを描いて売っているインターネットのブログ「ココロノデトックス」の看板、「オパビニア」という古代生物の人形、等々、いろいろなものを見せてくれて、”紹介”が止まりません(笑)。スタッフが後日数えてみたら、1時間弱の間に幸歩ちゃんが紹介してくれたものは、31点にも上ったそうです(笑)。

永山さんは、店先の簡易テーブルで、用意されたウナギ弁当と、鯉の旨煮を目の前に置き、ようやくテンションが上がってきました。それぞれ食べてみると、『ぜんぜん臭みもなく、美味しい~』と、ご満悦。そこでようやく、ご主人と女将さんに、店の歴史やら、ご夫婦の馴れ初めなど、家族にまつわる話を聞くことができました。番組の映像を見ると、ウナ弁と旨煮だけでなく、注文していない「鯉のあらい」もテーブルにありましたね。お店のサービスでしょうか?(涎)。
永山さんは、ご主人に連れられて再度店の裏に回り、生簀の鯉を見せてもらいました。すくった鯉を手づかみした永山さんは、本当にイヤそ~な顔をしながら、『すっごいヌルヌルしている、夢に出てきそう・・・』と(笑)。

永山さんは、魚屋さんのご主人に、『何かに打ち込んでいる同世代の人に会いたい』と相談すると、バックパッカーを泊めたりしている「マスヤゲストハウス」には若い人たちがいると、案内してくれました。あいにく、オーナーは夏休みで沖縄に行っていて留守でしたが、若いスタッフの方たちが、施設を案内してくれました。”ゲストハウス”は、素泊まりの簡易宿泊施設で、相部屋が基本です。昨年オープンしたばかりのマヤゲストハウスには、お酒を提供する”バー”が併設されていて、旅人と地元の人がバーで交流できるようになった、素敵なゲストハウスです。

鶴瓶さんは、ようやく畑から戻った幸歩ちゃんのお祖父さんのお宅を訪ね、木遣りの名人に出会うことができました。しかし、お祖父さんの「木遣り唄」を聞く段になっても、この家族のお宅では、お祖母ちゃんは友達を、お父さんは社長を、社長は娘を連れてきて、次から次へと”紹介”が止まりません。鶴瓶さん、『紹介しすぎや~』と(笑)。

永山さんは、マヤゲストハウスのリビングに座って、スタッフの女性や近所の青年らの生活ぶりや、将来の夢など、話を聞きました。明日が七夕(6月7日)ということで、近所の人が持って来てくれた笹に願い事を書いてくださいと頼まれると、永山さんは、『おじいちゃんとおばあちゃんがまだまだ長生きしますように』と書きました。
最後にスタジオでは、後日スタッフが撮影したビデオで、オーナーの”キョンちゃん”が「永山さんと4時間くらい語り合いたかった」と、挨拶してくれました。

後編の再放送は、9月7日(月)、NHK総合第一で、午後2時05分からの放送予定です。

 


番組内で紹介された 下諏訪町の名物など

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