鶴瓶の家族に乾杯 | 福岡県うきは市(佐藤隆太さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

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「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年10月19日放送 「福岡県うきは市(前編)」(ゲスト:佐藤隆太さん)

今回の旅のゲストは、俳優の佐藤隆太(さとう りゅうた)さんです。 佐藤隆太さんは、現在放送中のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、維新十傑の一人に数えられる志士”前原一誠”役で出演しています。また、「芙蓉の人~富士山頂の妻」(2014年)では、先の海外スペシャル「フィンランド・ヘルシンキへの旅」のゲストだった松下奈緒さんが演じた主人公”野中千代子”のご主人、”野中到”役で出演していました。

まず前編。 「長野水神社」(水道の守護神、“すいじんじゃ”)で待ち合わせた、鶴瓶さんと佐藤さん。ロケが行われた8月31日は、生憎の雨降りでした。佐藤隆太さんが福岡県を旅の目的地に選んだ理由は、『とにかく福岡が好き』だからそうです。食事が美味しく、大好きな美味しいお米が「うきは市」で採れると聞いて、訪れることにしました。それを聞いた鶴瓶さんも、『俺も福岡が大好き、女の人もきれいよ!』と(笑)。二人は、神社から町の方に歩き出しますが、なぜか「営業中」と表札が出た床屋も閉まっていて、人っ子一人出会えません。

ここでスタジオから、小野アナウンサーがうきは市を紹介。“うきは市”は福岡県の南東部、大分県と接する位置にあり、北に筑後川が流れ、久留米と日田を結ぶ宿場町として栄えました。白壁の街並みが今も大切に保存されています。お米も棚田が有名です。人口は3万1千いるはずですが、今のところ一人もお姿が無い!(笑)。

二人は、結構な時間歩き回りますが、まったく人に出会えません。鶴瓶さんは、いよいよ通りがかった車を止めて話を聞こうとしますが、車は鶴瓶さんを大きく避けて、行ってしまいました・・・。しばらくすると、ちょうど自宅に車で戻った奥さんと子供二人に出会い、声をかけます。
この奥さん、「家族に乾杯」という番組を知らなかったようですが、二人を新築のお宅に迎え入れてくれました。モミの木を使った家は、とてもいい木の香りがする、モダンなお宅でした。しばらくすると、向かいに住むお義母から電話がかかってきます。娘さんは電話口で、『違いますよ~』と応えていますが、実はこの時お義母さんは、『何かの勧誘の人達が長いこと居座って、大変なことになっているのでは?』と、心配して電話をしてきたそうです(笑)。しばらくすると、お義母さんも訪ねてきてくれて、お二人にご家族の話などを聞きました。


 
ななつ星に手を振る山春保育所の子供たち

ここでスタジオから、“熱い男”=佐藤隆太さんにちなんで、“熱い”をテーマにうきは市をビデオ紹介。紹介してくれるのは、ブドウ、柿、トマト、イチゴなどを生産する農家の若者が集まって結成された「うきは百姓組」。
まず、養豚場のオーナーの杉さんは、自分で育てた豚を食べてもらうために、ロックなカフェ「リバーワイルド」も経営。育てている豚は、デュロック種を改良した地元ブランドの「耳納赤豚」(みのうあかぶた)という、これも熱い“ロック”魂(ダジャレ)。デュロック種は飼育が難しく、国内では希少な豚ですが、苦労の甲斐もあって、杉畜産のベーコンは、本場ドイツの世界的なコンテストで金賞を受賞したそうです。
続いては、“お寺でキャビア”?。うきは市では、町の特産物を作りたいという“熱い”思いから、山の麓にある清水寺から流れる湧水で、8年前からチョウザメを養殖しています。今では、そのチョウザメのキャビアを使った料理が、町の名産にもなっています。
極めつけは、九州を走る豪華寝台列車「ななつ星」。列車が大好きな“山春保育所”の子供たちは、2年前の運行開始から、雨の日も風の日も、線路脇からななつ星に手を振り続けました。すると、子供たちの“熱い”思いが伝わって奇跡が!。これまで通り過ぎるだけだった「ななつ星」が、今年3月から、うきはの駅に停車するようになりました(驚)。

鶴瓶さんと佐藤さんは、娘さんにそっくりというご主人に会いに、勤め先の市内のドコモショップを訪ねます。店に入り、佐藤さんが『機種変更を』と店員に声をかけると、彼女はびっくりしながらも、順番待ちの番号札を渡してくれました(笑)。登場した副店長のご主人は、確かに娘さんとソックリ。三人はショップ裏の軒下に移動し、奥さん曰く『変』という服装の話などを聞きました。スタジオでは、後日撮影されたご主人のファッションショーと共に、娘さんの『カッコ悪い~』という叫びのビデオが流されました(笑)。

ここで鶴瓶さんと分かれ、一人旅になった佐藤さんは、ご主人に教えてもらった「調音の滝」に向かいます。佐藤さんは運よく観光客を見つけますが、まず先にと滝を見学しているうちに、その人たちは居なくなってしまいました。慌てて追いかけ声をかけると、壱岐から出てきたお母さんと観光に訪れた息子さんで、お母さんから、『従弟が海猿を見て、憧れて海上保安部に入った』という話を聞いた佐藤さんは、たいそう喜びます。

一方の鶴瓶さんは、吉井町の古い町並みへと向かい、散策しているうちに、アパートの私道へと迷い込みます。すると、子どもを連れたお父さんと、ラジオ体操カードを集めに来たという小学生たちと出会い、話を聞きました。
その後、古い町屋の佇まいの「すみれ美容室」を見つけますが、あいにく月曜日で閉まっています。ところが運よく、その先の道端で出会った女性がこの美容室の方で、店を開けてもらい、中の様子を見させてもらいました。鶴瓶さんは、奥さんの髪型を見て、美容院の見本のようなパーマと褒めますが、実は天然パーマだそうです。それを聞いた鶴瓶さんは、昔を思い出してか、『僕は、パーマかけてこんなことなってもた』と、自虐ネタ(笑)。奥さんは、ほんとうに親身になって鶴瓶さんの毛根を心配してくれて、『お風呂上りにマッサージすると、髪の毛がよく伸びて効果的』だからと、スタッフに伝言を頼んだそうです(笑)。

 平成27年10月26日放送 「福岡県うきは市(後編)」(ゲスト:佐藤隆太さん)

後編では、 佐藤さんは美味しいお米を求めて車で探し回りますが、あいにくの雨降りで、まったく誰にも出会えません。そんな中、通りかかった山間の妹川地区で、雨の中を傘をさして歩いているお婆さんを見つけ、気になって声をかけてみます。散歩がてら、移動販売の「サンピットバリュー」を待っているとのこと。続いて、たまたま脇にあった防団の倉庫を片付けていた男性を見つけ、おいしいお米を探していると相談すると、コメ作りの名人を紹介してもらえることに。この奇跡的な出会いに、佐藤さんはとても驚きつつ、お言葉に甘えて案内までしていただきます。

一方の鶴瓶さんは、美容室で教えてもらった美味しい“センペイ”屋さんを探して歩き回りますが、なかなか見つかりません。その途中、鶴瓶さんは素敵な佇まいのステンドグラスのお店、「立丁尾花」が気になり、訪ねてみます。ここは、和風のステンドグラスの工房兼ギャラリーで、スペインで修業をしたご主人の尾花さんが、ヨーロッパの伝統的なステンドグラスの技法「絵付焼付」を元に、和や李朝など焼物の染付を取り入れたオリジナル作品「青花ステンドグラス」が店中に飾られていて、鶴瓶さんはその品々にたいへん感銘を受けました。

佐藤さんは、消防団の方にコメ作り名人の所に案内してもらう前に、まずお婆さんたちが待っているという移動販売車を一目見たいと、一緒に待たせてもらいます。そこへ、大きな音で明るい音楽を鳴らしながら、サンピットバリューの「ウキウキ号」が到着します。お婆さんたちは、待っていましたとばかりに、買物カゴを手に、大好きな“かっぱえびせん”や“唐揚げ”を買い求めます。佐藤さんは、お笑い芸人に間違えられながらも、お婆さんたちの買物をお手伝いしました。

鶴瓶さんは、尾花さんが『知っている人じゃないと分からない』と話す、探していた煎餅屋さんへ案内してもらうと、一つの看板も出ていない民家の佇まいに、『分かるわけないやん!』と叫びます(笑)。煎餅屋の行徳さんは、殆どが卸ばかりの仕事場なので、看板を出していないそうです。ご主人が煎餅を焼き、奥さんが注文主の焼印を押して、少し丸く反らせるという、夫婦息の揃った手作業で、朝8時から、多い日には4千枚もの煎餅が作られていました。

佐藤さんは、消防団の方に案内してもらい、コメ作り名人の銀侍(ぎんじ)さん宅を訪ねます。強引に、家に上がらせてもらい、コメ作りの話を聞きつつ、押しの強い佐藤さんは、出かける予定があるという奥さんをつかまえて、銀侍さんの作ったお米を炊いてもらいたいとお願いします(笑)。ご飯が炊けるまでの間、佐藤さんは銀侍さんの棚田を見せてもらいに裏山へ。霧がかかった棚田は、幻想的ですらありました。

煎餅屋さんを後にした鶴瓶さんは、案内してもらったお礼に立丁尾花に立ち寄ると、お土産にウサギのブローチをもらいました。店の前で喜んでいると、向かい側の「林肥料店」の店先に、『“味の明太子ふくや”が認めた吉井のお米、千年米(ちとせまい)玄米30kgが8,800円、ひのひかり玄米30kgが8,000円』と書かれた張り紙を見つけ、この店こそ佐藤さんが訪ねるべきところやろうと、偶然の発見に喜びます。林さんは、30歳まで横浜でサラリーマンをしていましたが、お父さんが亡くなって実家に戻り家業を継ぎ、肥料屋であり米屋でもある強みを生かして、自らお米の生産を始めたそうです。

佐藤さんが、棚田から銀侍さんの家に戻ると、ちょうどごはんが炊けていました。佐藤さんは、銀侍さんにご飯をよそってもらい、三人で正座しながらお茶碗に盛られた“白米”をいただき、『甘い、うまいわ~』と、たいへん満足した様子でした。ちょうどそこへ奥さんが戻り、佐藤さんは、我儘ついでに“お代わり”をお願いしました(笑)。

最後にスタジオでは、鶴瓶さんが見つけた林肥料店の“林ライス”が、鶴瓶さんから佐藤さんにプレゼントされました。

後編の再放送は、11月2日(月)、NHK総合第一で、午後2時05分からの放送予定です。

 


番組内で紹介された 山形市の名物など

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