鶴瓶の家族に乾杯 | 愛媛県忽那諸島(西内まりやさん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

松山市のホームページ「興居島の船踊り」のページへ

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年11月16日放送 「愛媛県忽那諸島(前編)」(ゲスト:西内まりやさん)

今回の旅のゲストは、ファッションモデルで、女優で、タレントで、歌手(シンガーソングライター)でもある、西内まりや(にしうち まりや)さんです。10代を中心に、カリスマ的な人気を博しています。 西内まりやさんは、今年4月9日から6月18日まで毎週木曜日の午後8時からNHKで放送された、木曜時代劇「かぶき者 慶次」で、慶次の娘、”前田佐乃”役で出演していました。

福岡県出身の西内さんは、山や海に囲まれて育ったので、そんな大好きな自然に囲まれた場所で、かつ、真剣な眼差しをしている人からはパワーがもらえるから、「闘っている人」に会いたいと、愛媛県松山市にある忽那諸島(くつなしょとう)の興居島(ごごしま)を、鶴瓶さんと一緒に旅します。

2015年9月30日(水)午前9時25分、松山市の高浜港で待ち合わせた、西内さんと鶴瓶さん。鶴瓶さんは、奥さんが松山市内の出身なので、この辺りにも来たことがあるし、忽那諸島の中島(なかじま)の方からは、“いよかん”を送ってもらっていたそうです。興居島の“みかん”も美味しいとのこと。小野アナウンサーによると、忽那諸島の9つの島には人が住んでいて、22の島は無人島。もっとも人口が多いのは中島で、およそ3千人が住んでいて、もっとも少ない安居島(あいじま)の人口は約20人です。柑橘類の生産が盛んです。

さっそく二人は、高浜港の対岸に見える興居島に渡るために、フェリーに乗り込みます。すると、興居島に停めてあるヨットに乗りに行くという男性と、自ら“興居島の有名人”と名乗るひょうきんな石田さんと出会いました。

フェリーは10分ほどで興居島に到着。 港近くの町内を歩いていると、床屋の店先で「秋祭りダヨォ!」と書かれた張り紙を見つけ、二人はロケの直後、10月3日(土)と4日(日)に“秋祭り”があることを知りました。しかし、なかなか人に出会えない鶴瓶さんは、通りがかった神社に、『いい人に出会えますように』と、お参りすることに。神社を出ると、あ~ら不思議、さっそくきれいな女性と出会います。ご主人とは“アキバ”で知り合ったと聞いた鶴瓶さんが、『元AKBでしょ』とからかうほど美人の、果樹農家の奥さんでした。鶴瓶さんと西内さんは、奥さんに案内してもらい、キウイ畑を見に行くことに。そこで、秋祭りで披露される島の伝統芸能「船踊り」の情報を得た西内さんは、今年が当番という泊地区に移動して、その練習を見に行くことに。一方、鶴瓶さんは、中島に渡ることにします。すると、たまたま通りがかったスクーターに乗ったおじさんが、海上タクシーのトミオさんに『大事なことがあるんじゃ』と電話して、鶴瓶さんの移動手段を確保してくれました。鶴瓶さんと西内さんは、何時もより早く、ここで分かれて、別行動に。

泊地区に移動した西内さんは、泊小学校を見つけ様子を探りますが、まったく人の気配がしません。そこに、小学校の門を入る軽トラを見つけ声をかけると、たまたまトイレに寄っただけだそうですが、運よく体育館に飾ってあった祭りの神輿を見せてもらえることに。西内さんは、勝手に小学校に入って大丈夫?と心配しますが、泊小学校は2009年に廃校になってしまっているそうです。そこで、西内さんが「闘っている人」を探していると話すと、『ぜひ船踊りをする人を紹介したい』と、電話で呼んでくれました。

すると直ぐに、山内さん親子が体育館に来てくれて、船踊りを見せてもらえることに。なんと、先に校門で出会った小池さんが、船踊りの太鼓担当の方で、偶然にも船踊りの演者が揃いました。お父さんの説明によると、娘さんが「安倍 晴明」(あべのせいめい)役を、お父さんが「渡辺 綱」(わたなべのつな)役を演じますが、船踊りは無言劇で、太鼓ひとつの音がある以外、セリフは全くありません。歌舞伎調の踊りだけで物語を演じて、その動きからストーリーを読み取ってもらうという、伝統芸能だそうです。そこで娘さんは、小さい子供たちが見ても船踊りの内容が分かるようにと、毎年イラストで、物語のストーリーをスケッチブックに描いてくれていて、それを見た西内さんはとても感心します。さらに、二人のキレのある、迫力満点の踊りを見せてもらった西内さんは、さらに感動することに!。

鶴瓶さんは、中島に渡る途中で、急きょ釣島(つるしま)に立ち寄ることにします。しかし、港近くを歩きますが、誰とも出会いません。そこで、一軒のお宅を覗くと、家の中で高齢のご夫婦が、まったりとテレビを見ていました。鶴瓶さんは、家の中にお邪魔して、昔は櫓の船を1時間半も漕いで、お嫁さん(奥さん)を中島まで迎えに行ったという話を聞きました。

山内さん親子の船踊り映像ショット船踊りを見せてもらった西内さんは、太鼓担当の小池さんの勧めで、立ち回りの型を教えてもらうことに。すると、さすが女優さん(驚)。山内さんから一度だけ型を教わっただけで、みごと一発で踊りを演じきってしまいました!。その後、娘さんから、『練習で上手く踊れない悔しさや苦しさも、本番でのお客さんの反応に報われ、やみつきになる』という、踊りの楽しさについて話を聞いた西内さんは、『私も一緒、一緒に闘ってんだよ!』と、旅のひとつの目的を達成できたようです。
最後にスタジオでは、今年の船踊りの様子を撮影したビデオが放送されました。

 平成27年11月23日放送 「愛媛県忽那諸島(後編)」(ゲスト:西内まりやさん)

後編では、 鶴瓶さんは、中島(なかじま)に上陸すると、先に訪れた釣島に比べ、その都会?ぶりに感激します。が、やはり人には滅多に出会えそうもありません。たまたま自転車に乗った女性を見つけて声を掛けると、いただいた栗が好きではないから、勤め先の「南海運送」の社長にあげようと、持っていくところだそうです。彼女がポロっと、社長は『すごい人ですよ・・・』と話したものだから、鶴瓶さんは興味深々で一緒に付いていくことに。すると、ひょうきんですが積極的な社長に急かされて、鶴瓶さんは近所の選果場に行き、社長が勝手にどこからか見つけてきた箱一杯の「極早生みかん」を、食べさせてもらいました(笑)。

一方、お腹がすいた西内さんは、島には食事ができるところが無さそうなので、山内さん親子に、自宅で食事をごちそうして欲しいと、お願いします。すると、『お母さんに聞いてみないと』という返事に、西内さんは体育館の外で撮影を見学していたお母さんを見つけ、スキップで追いかけて、『歩くための力をください』と”むりくり”の懇願。鶴瓶さんも感嘆する強引さでした(笑)。

鶴瓶さんは、選果場の場長さんの車に乗せてもらい、南海運送の社長が趣味で作っているという”みかん畑”を訪れます。すると、みかん畑の周りには、木や鉄パイプなどを集めて作った柵が、一面に張り巡らされていました。これは、みかんをイノシシから守るための柵だそうです。昨年一年間で、中島では1千頭ものイノシシを駆除したそうですが、イノシシは他の島から海を泳いで渡ってくるそうで、幾ら駆除しても追いつかないとのこと。社長の畑のみかんもイチジクも、まだ収穫には少し早かったようです。

お母さんにOKをもらった西内さんは、食事を準備してもらっている間に、島の名所「恋人峠」を訪れ、その景色に感動します。そして、同世代の山内さんの娘さんと一緒にベンチに座り、海を眺めながら、将来について語りあいます。『やりたいことは色々あるけど、心配ばかりして、一歩踏み出す勇気が持てない』と話す山内さんに、西内さんは、『やらないと分からないのに、やる前から心配なんて、ぜったいしない方がいい。一歩踏み出さないと、何にも始まらないし、時間がもったいない!』と、アドバイスします。さらに西内さんは、『家族という、何があっても帰ってくる場所と、支えてくれる場所があるのが、一番の強み。だから、恐れずにやってみて欲しい!』と。その映像をスタジオで見ていた鶴瓶さんも、『ええ事を言ってる~』と感心しきりです。

西内さんは、『海があって、テトラポットがあって、道があって、家!』(笑)と話す山内さんのお宅にお邪魔して、家の畑で採れた野菜を使った、お母さん手作りのお昼をごちそうになりながら、おじいさんも交えて、ご家族の暮らしぶりなど、話を聞きました。お父さんとお母さんは、大学の手話サークルで知り合ったそうですが、西内さんも火曜よる10時からTBS系列で放送中のドラマ「ホテルコンシェルジュ」で、手話ができる新人コンシェルジュ役を演じており、半年ほど手話を習っているそうです。このドラマを、お母さんも毎週、見ていてくれました。また、興居島の中学校の話になると、山内さんは指折り、今いる生徒の数を、数え出します。30人近くいる島の全校生徒の顔を知っているそうで、びっくりです。

鶴瓶さんは、さらに睦月島(むづきじま)へと渡ります。すると、鶴瓶さんが『おばさんやと思ったらおじさんだったというケースは珍しい』と話しかけた、自転車に乗ったおじさんが、倉庫からみかんを取ってきて、スタッフ全員にみかんを分けてくれました。その後、島の路地を長いこと歩き回りますが、まったく人と出会えません。睦月島は、”猫の島”とも言われているそうですが、ネコ一匹すら出会えません(汗)。ようやく鶴瓶さんは、島のどん詰まりの畑で、人口わずか200人の島で助け合い頑張って生きている人と出会うことができ、その暮らしぶりなど話を聞くことができました。

西内さんは、旅の最後に島の中学校を訪ね、駅伝の練習をする生徒たちを見学することに。練習を始める前に、先生から応援をとお願いされて、西内さんは、キャプテンを務めたバトミントン部時代にしていた”気合い入れ”を一緒にやることにします。西内さんが、興居島中学校の生徒(興中生)たちと一緒に、『ファイット!』と叫び、1km走の練習を一生懸命応援すると、なんと選手全員が、自己ベストを更新しました!(拍手)。

西内さんが5時20分のフェリーで帰京すると聞くと、1.5km離れた港まで、駅伝の選手たちは走って、他の興中生たちは自転車で、見送りに来てくれました。港には、山内さん家族も見送りに来てくれて、お父さんから『また帰っておいで』と声を掛けられた西内さんは、涙が止まりません。駅伝選手の生徒から、今度は逆に、『にしうちー、ファイッ!』と気合い入れをもらった西内さんは、フェリーのデッキから、『ごちゅう~せー、ファイッ!』と気合いを返し、一生懸命別れの手を振り合いました。
スタジオでその映像を見た鶴瓶さんは、小ちゃい目から溢れる涙を、ハンカチで一生懸命拭っていました。

今回は最高によい旅で、私も涙が出てしまいました(´_`。)。 若い子が、変に肩ひじ張らず、同世代の子と本音で接している点が、見ていて清々しく感じました。これが、西内さんが若い子にカリスマ的に人気がある理由なんでしょうね。いい出会いが出来て、よかったです。鶴瓶さんも、人と滅多に出会えない島でいい出会いをしましたよ。でも、西内さんの出会いに比べると、霞んじゃいましたね(^_^;)。

後編の再放送は、11月30日(月)、NHK総合第一で、午後2時05分からの放送予定です。

 


番組内で紹介された 愛媛県忽那諸島の名物など

家庭用 興居島みかん 約5kg/【愛媛県産 送料無料】

価格:2,980円
(2016/11/27 14:17時点)
感想(8件)

▲ページTOPへ