鶴瓶の家族に乾杯 | 石川県金沢市(柄本佑さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年3月21日放送 20年目突入直前スペシャル!

今回は、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」の惣兵衛役で話題の俳優・柄本佑さんをゲストに迎え、金沢を旅する、73分間一挙放送の、「鶴瓶の家族に乾杯」放送20年目突入直前スペシャル番組です。
なお、平成28年度から『鶴瓶の家族に乾杯』は、前編・後編ではなく、1回ごとの放送になるそうです。放送時間も、月曜日の夜7時30分からに変更されるので、お間違いなく!。

柄本佑(えもと たすく)さんは、俳優の柄本明さんの息子さんです。現在、NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」で、”眉山惣兵衛”役を演じています。大阪の両替屋「山王寺屋」の跡継ぎで、あさの姉・はつの夫ですが、借金を抱え大阪を追われ、和歌山でみかん作りの農家になるという役どころです。
そういえば、柄本さんは「ゲゲゲの女房」にも出演していました。水木先生のアシスタントの一人で、才能に恵まれず、先生から「点々を打っておればええ」と言われてしまう”菅井伸 ”役を演じていました。

そんな柄本さんは、2メートルくらい積った雪を見たいと金沢にやってきたのですが、ロケが行われた2月3日に、雪はまったく見当たりませんでした。
今回の旅の舞台は、去年北陸新幹線が開業した石川県金沢市。加賀百万石の城下町は、「雪吊りのライトアップ」や「雪の兼六園」など、旅の魅力がいっぱいです。


犀川の河原で鶴瓶さんを待つ柄本さん。柄本さんは前日に金沢に入ったのですが、鶴瓶さんは飛行機が遅延し到着が遅れたようです。鶴瓶さんは、柄本さんが前夜に、『しっかりしていて、紅白のお餅のようなはんぺんが入った「おでん」を食べ、とても美味しかった』という話を聞いて羨ましがります。そこで、鶴瓶さんは旅の目的を、「雪」から「老舗」に急きょ変更。『金沢の老舗』を探すことに。
鶴瓶さんと柄本さんは、『洋食は老舗に限る』と、意気投合します。鶴瓶さんは、デミグラスソースのかかっていない、ケチャップのオムライスが食べたいと話すところに、ちょうど川沿いに建つオシャレな洋食屋「ASIE Cafe(アジーカフェ)」の窓から、若いスタッフが声を掛けてくれました。しかしその洋食屋さん、老舗には程遠くまだ開業して半年ほど、オムライスもメニューに無い今時の”ダイニングカフェ”でした(笑)。

鶴瓶さんと柄本さんが犀川沿いを歩いていると、金沢に住んで50年という老舗?の源野さんと出会います。二人の娘さんは今は滋賀県に居て、故郷・金沢の旧町名である「茶木町」(ちゃのきまち)から名付けた「茶ノ木」というカフェを営んでいるそうです。そこで鶴瓶さんが、老舗の洋食屋を尋ねると、土日は午前中で一杯になってしまうという人気の「オオツカ」という店を紹介してもらいました。もちろんオムライスもあり、一番有名なのは「ハントンライス」だそうです。

二人は源野さんに案内してもらい、オオツカを目指しますが、何とこの日は”水曜日”で、探していた「グリルオーツカ」は、生憎の定休日でした。店の傍まで来て定休日と知った鶴瓶さんは、とてもガッカリします。お腹が空いた鶴瓶さんは、向かいのおでん屋「ちくわ」を訪ねると、店主が出てきてくれました。ちくわや厚揚げなど、手作りの練り物がウリのおでん屋さんだそうですが、生憎とこちらもオープンしてから半年ほど。お腹が空いた鶴瓶さんは、老舗じゃないけど我慢できないと店に入ろうとしますが、こちらも生憎とまだ準備中の時間帯で、食べられません(笑)。

二人は、老舗の洋食屋を再び探すことにして、ちくわで教えてもらった「レストラン&カフェ ぶどうの木」を目指して歩き続けます。二人は、再び源野さんに案内してもらい、片町の商店街を訪れますが、ここまで2時間半も歩き続けてようやく辿り着いた「ぶどうの木」も、やはり定休日でした(笑)。源野さんによると、『昔から片町は水曜日が休み』と決まっているらしく、金沢旅行に行かれる方は、水曜日は避けた方が無難かもしれませんよ(汗)。

ここで、鶴瓶さんと柄本さんは別れることに。源野さんともお別れですが、『楽しいひとときでした』と話す源野さんに、鶴瓶さんは『ぜんぜん楽しない!』と(笑)。

スタジオでは、後日撮影されたビデオで、二人が食べられなかったグリルオーツカの「ハントンライス」を紹介。案内してくれたのは、あの源野さんです!。一説によると、ハントンライスの”ハン”とは、”ハンガリー”のこと。スクランブルエッグの中に、ハンガリー語でマグロを意味する”トンハル”のフライを合せるので、頭の語を繋げてハントンライスと呼ばれるようになったとか。源野さんが口に運ぶハントンライスの映像を見た、スタジオの鶴瓶さんと柄本さん、『メッチャうまそう』『ヤー、これ好きやわ~』と絶叫!。

続けて、金沢の美味しいものを、7代ミス加賀友禅の喜多麻奈さんが紹介してくれました。まず、金沢の名産と言えば全国99%のシェアを誇る「金箔」。金箔パックまであります。そんな金箔がかかったソフトクリームを、ミス加賀友禅が『あぁ~ん』と。
最後は、こちらも二人が食べれなかった金沢おでん「ちくわ」。カウンターでは、ミス加賀友禅と並んで源野さんが、お猪口を口に。それを見たスタジオの鶴瓶さんは、『酒飲んでるで~』と再び絶叫です(笑)。

その後、一人旅になった柄本さんは、”漁師飯”を求めて金石(かないわ)港へ向かう車に乗っていると、醤油屋の看板が気になり車を降ります。通りかかった女性に話を聞くと、この辺りは醤油の名産地だそうで、今でも醤油屋が十何軒あるそうです。実はこの女性も醤油屋さんだそうですが、ショールームもある大手の「ヤマト醤油」を紹介されてしまいました。でも、ここのショールームもやはり水曜日は定休日。オーナー夫妻に開けてもらうと、店内には「日本初のあまざけ博士」という弟さんと妹さんがいらっしゃいました。

醤油作りの講義を受け、「生玄米甘酒 一日一糀」を試飲させてもらっていると、仕込み作業中の次男さんも来てくれました。オーナーは冗談担当、博士の弟さんは理屈担当、次男は作る担当だそうです。そして奥さんは、オーナーの顔が描かれた半被を背負わされる担当(笑)。

一方、鶴瓶さんは、あてもなく金沢の街を歩いている途中、交差点で地図を片手に道を探している様子の若者二人に声を掛けます。二人は、埼玉から観光で金沢に来た大学生で、これから豆まきが行われる「節分祭」を見物しに行く所だそうです。そこで鶴瓶さんは、『ほな一緒に行こうや』と、二人をロケ車に乗せて、東山にある「宇多須神社」へ向かうことに。宇多須神社の拝殿では、着物を着た女性がサックスの演奏をしている最中で、大勢の見物人の人達でいっぱいです。その人たちに話を聞くと、これから、ひがしのくるわ(茶屋街)の芸妓さんの踊りや、豆まきが行われるそうですが、踊りまでは時間があるとのこと。そこで、鶴瓶さんと大学生二人は、まず境内の出店で「恵方巻」を買い、3人並んで恵方に向かい、太巻きを大口を開けて咥えます。そこへ宮司さんが現れ、鶴瓶さんは後で豆をまいて欲しいと頼まれてしまいました。

鶴瓶さんらは、時間まで「ひがしの茶屋街」を見学。そこで、通りがかった年配の女性に「検番」の場所を尋ねると、この女性の生まれた家も戦前は茶屋をしていて、家は検番の裏手にあって築200年の”老舗”だそうです。そこで鶴瓶さんは、その古い家を見せてもらうことに。明かり窓や囲炉裏のある造りで、古棚や壁に掛かっている振り子時計は、まさに骨董品。二階に上がらせてもらおうとすると、階段はなんと箱階段。二階にあった仏壇に手を合わせると、そこに掛かっている掛け軸は、(日蓮上人は間違いで)蓮如上人の直筆とのこと(驚)。
炬燵に座ってお婆さんに話を聞くと、サッカーの話題も出て、とても若々しい。若さを保つ秘訣は、隣の「シェア・アトリエ ひがしやま荘」で自作陶器のギャラリーショップ「akashu/ craftwork & zakka」を開いている甘いもの好きのマイケルさんとの、”おすそ分け”を通じた交流にあるようです。

柄本さんは、ヤマト醤油のオーナーに『水曜日だけど1軒だけ開いている店がある』と紹介されて、おススメのラーメン屋「大野湊食堂」を訪ねます。柄本さんは、”木桶しょうゆ”を使った醤油ラーメンを頂くと、木の香ばしい香りが引き立つ、とても美味しいラーメンでした。ヤマト醤油のオーナーの話では、醤油も美味しけど塩ラーメンも絶品とのことです!。ただしこの店も開業して1年ほどで、残念ながら老舗ではありません。ところで、この店のご主人はとても面白い方で、柄本さんがラーメンをすすっている間中、『均等でいいレンズですね~』と、ずうっと撮影しているカメラのレンズを凝視していました(笑)。


ここで一息、スタジオから新コーナー「家族に一杯」の時間です。ナレーションは、常盤貴子さん。
300年近く続く金沢市の近江町市場、その路地にある一軒のうどん屋「百万石うどん」を訪ねると、そこで出されたのが本日の一杯「いなりうどん」です。
金沢では、短冊形に切った油揚げと刻んだネギを載せたうどんを、”いなりうどん”と呼ぶそうです。これが市場の人達に人気のうどんで、この辺りでは昔から食べられている地元のソウルフードだそうです。

漁師飯が諦めきれない柄本さんは、金沢港の漁港の市場へと向かいますが、市場も水曜日は休み。市場の食堂「厚生食堂」も休みです。そこで、お腹も一杯なので漁師飯は止めて、金沢の伝統職人を探すことに。たまたま声を掛けられた銀行の行員さんに尋ねると、「番傘」を作る職人さんで松田さんを紹介してもらいました。

柄本さんが、千日町にある「松田和傘店」を訪ねると、そこにはとても美しい番傘が沢山飾られていました。昔は金沢には118軒もの和傘屋がありましたが、今では北信越でもこの店1軒しか残っていないそうです。柄本さんは、千鳥掛けの作業を拝見させてもらった後、試しにその作業を体験させてもらうと、ブチッと糸を切ってしまいました(汗)。それを見た鶴瓶さん、『柄本明も連れてきて謝らんとあかん』と(笑)。
ここでスタジオでは、柄本さんに、松田さんからの番傘のプレゼントが手渡されました。小野アナウンサーが、『まずは柄本さんに。次に、これは・・・』と言うと、次は自分のと期待して鶴瓶さんは貰う手を伸ばしますが、小野アナウンサーは鶴瓶さんの横を素通りして、柄本さんに『奥様に』と。それを見た鶴瓶さん、恥ずかしさのあまりテーブルに顔を伏せてしまいました(笑)。しかし、将来有望な俳優さんに似合うようにと、松田さんが選んでくれた番傘は、男性用・女性用とも、とても見事で美しい番傘でした!。

柄本さんは旅の最後に、番組の最初に登場した、犀川沿いの洋食屋「ASIE Cafe(アジーカフェ)」を訪ねることに。このお店はカフェですが、オナーシェフがイタリア料理を修業してきた人なので、イタリアンをベースにした料理が自慢のお店だそうです。
そこで柄本さんは、加賀野菜の五郎島金時と金時草を使ったテリーヌを頂きます。食レポの経験と、感想を話そうとしますが、『うまい』としか出てきません。また帰りには、気になったカントゥィッチというお菓子をいっぱい貰い、奥さんにお土産まで出来てしまいました(笑)。

一方、鶴瓶さんは大学生2人と、時間まで一息つこうと、ひがし茶屋街で見つけたモダンな老舗の御茶屋カフェ「桃組」に入り、ゼンザイを頂くと、『めちゃめちゃ旨い』と。大学生2人は先に節分祭の踊りを見に行かせ、鶴瓶さんはカフェのオーナーに、ご家族について話を聞いてから、宇多須神社へと戻りました。

鶴瓶さんが神社へ戻ると、時間が無いと急かされて裃(かみしも)と袴を着せられ、舞台上へ。その間、鶴瓶さんはとても美しい芸妓さんたちと交流することが出来ました。皆さん若い子ばかりで、特に最近芸妓さんになった子たちには、国立の金沢大学を出て芸妓になった子や、芸妓さんに憧れて遠く九州の佐賀から金沢に来た子までいます。

【宇多須神社】節分まつり

舞台では、まず芸妓さん達の美しい踊りが披露され、その後いよいよ豆まきが始まりました。豆まきに訪れていた大勢の観客は、鶴瓶さんの豆まきに大喜びです!。旅のお供をしてくれた大学生二人にも向かって、豆を投げた所、二人ともちゃんと取れたそうです。

「20年目突入直前スペシャル」の再放送は、4月8日(金)午前0時10分~午前1時25分に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 金沢市の名物など

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感想(55件)

佃の自家製 かぶら寿し 3個入

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感想(70件)

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