鶴瓶の家族に乾杯 | 兵庫県赤穂市(武井咲さん)~忠臣蔵SP~

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年2月13日放送 忠臣蔵SP 武井咲と兵庫県赤穂市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の武井咲(たけい えみ)さん。昨年の9月24日にスタートしたNHK土曜時代劇、「忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~」で、初の時代劇ドラマ出演かつ、NHKドラマの初主演を務めています。武井さんが演じている主人公「きよ」は、浅野家・江戸上屋敷の奥女中でした。しかし、浅野内匠頭長矩の江戸城内での刃傷事件で、内匠頭は切腹、お家はお取りつぶしとなってしまいます。するときよは、浅野家の家臣だった恋人、礒貝十郎左衛門のため、そして奥方様のために、殿の無念を晴らす家臣=赤穂浪士たちを支えることを決意します。そして、吉良邸討ち入りを助け、本懐後は将軍家に近づいて赤穂浅野家の再興をはかるという、諸田玲子氏による歴史小説『四十八人目の忠臣』を原作としたテレビドラマです。武井さんは前回、平成24年4月の放送で、鹿児島県屋久島町を旅しており、それから約5年ぶりの出演です。

今回の旅の舞台は、ドラマ縁の兵庫県赤穂市。浅野家が治めた赤穂藩のあったところです。武井さんは、ドラマ「忠臣蔵の恋」を演じるにあたり、一度も訪れたことのないドラマの舞台のことを深く知りたいと、この番組のロケを機に、赤穂市を訪れることにしたそうです。


ロケが行われたのは、平成28年12月11日(日)。鶴瓶さんと武井咲さんは、大石内蔵助ゆかりの大石神社近くの公園で待ちあわせしました。この番組のロケが日曜日に行われるのは珍しく、11時だというのに公園に誰一人いないのを見て鶴瓶さん、『日曜日で、まだ寝てはんのんちゃう?』と。そんなアホな(汗)。『あそこの大石神社には、クルマがピュッピュ入っていくんですけどね~』と武井さん。鶴瓶さんが『大石内蔵助の神社なの?』と尋ねると、武井さんは『はっ!その大石ですか!?、大きい石がいっぱいあるから・・・』と(笑)。武井さんの天然ぶりに、周囲大笑いで旅がスタートしました。

鶴瓶さんと武井さんが、「赤穂大石神社」を訪れると、討入りのあった12月14日が近いせいか、雅楽の音色が流れ、今までと打って変わって、大勢の観光客や地元の人達で賑わっていました。江戸時代は、幕府にはばかって表立って赤穂浪士を顕彰することは出来ませんでしたが、明治天皇の世になり、1900年(明治33年)、「大石神社」として赤穂浪士を祀る神社を、赤穂と京都に創建することが政府から許されました。参道の脇には、四十七義士の石像が並んでいます。地元では”赤穂浪士”とは呼ばず、敬意を表して”義士”と呼ぶんだそうです。この日は、「山科こども歌舞伎」の上演会もあり、支度中の子供たちが大勢集まって来て、口上のさわりを披露してくれました。また、境内では結婚式が行われており、せっかくの機会だからと二人も記念撮影に加わることに。神社を出ると、前の道を大型のバイクに乗ったツーリングの一行が手を振りながら過ぎていきます。鶴瓶さん、『現代の赤穂浪士や』と。話しを聞くと、今から22人で打ち揃い、「巴屋」に”ぜんざい”を食べに行くそうです。美味しいと聞いた鶴瓶さん、『俺らも後で行くわ』と(笑)。

ここでスタジオから、大石内蔵助ら赤穂義士に扮した地元の人達による町の自慢をビデオ紹介。
 まずは、地元特産の「塩」を使った、「塩味饅頭」と「塩ぐいのみ」。江戸時代、赤穂藩主が代々将軍家に献上してきた塩味饅頭は、甘い餡の中にピリッとした赤穂の塩のアクセントが利いて、さっぱりとした逸品。大石家の家紋が彫られた塩ぐいのみも、忠臣蔵ファンに大人気だとか。次は、「ソルティーキャベツ」。畑に撒く水に塩を混ぜることで、病気への抵抗力がアップし、甘みも増すんだとか。最後は、100年以上続く市内最大のお祭り「赤穂義士祭」。毎年、討ち入りのあった12月14日に、義士に扮した男たちが街中を練り歩き、迫力ある殺陣(たて)を披露します。

鶴瓶さんと武井さんが、赤穂浪士に関わりある家かと、大石神社の向かいに建つ家を訪ねると、子孫らによる会があると教えられ、そのうちのひとり、近所の榊さんを紹介してもらうことに。お宅には奥さんが居て、ご主人は体育館で開催されている剣道大会を見に行っているとのこと。聞くと、88歳にして剣道7段、赤穂剣道連盟の会長をしているそうです。奥さん曰く、『頭は上品にハゲているけど、元気すぎて今でもラブラブ』と(笑)。体育館に榊さんを訪ねた二人は、ご主人と出会い、いつも奥さんを褒めているように自分たちも褒めてもらうと、とても嬉しい気分になれました。

体育館を出た二人は、ライダーらに聞いた甘味屋さん「巴屋」に行くことに。もう彼らはいないだろうと思ったのですが、お土産を買うなどして、二人を待っていてくれました。ぷっくり焼けたお餅が2つ浮いたゼンザイ、武井さん曰く、『やだ!すごいおいしい!』そうです(笑)。たぶん、本当に美味しかったのでしょう。鶴瓶さんは一口啜ってニヤつくと、何も言わずに食べていましたから。

一人旅になった武井さんは、途中で見かけ気になっていた場所へ。そこは、一見ゴミ屋敷かと見間違うほど、レトロな看板や雑貨、昔の玩具などが所狭しと飾られた「赤穂玩具博物館」でした。残念ながら、オーナーの鈴原さんは留守でしたが、スタジオで紹介された写真では、なんと鶴瓶さんが以前持っていた思い出のハンチング帽を被っていました。この方、鶴瓶さんの大ファンで、オークションで競り落として宝物にしていたんだそうです。オーナーに代わって留守番をしていた女性に、この辺りの見所を尋ねると、花岳寺を教えてもらった武井さん、次はそこを訪れることに。「花岳寺」は、赤穂藩の歴代藩主浅野家・永井家・森家の菩提寺で、境内には四十七士の遺髪を収めた墓所も建てられています。ここでも礒貝十郎左衛門の墓所を見つけ、手を合わせた武井さんでした。

一方、鶴瓶さんは、瀬戸内海の小島に渡りたいと海辺の町に移動しましたが、歩けども歩けども、誰とも出会いません。すると、目の前の「お好み焼き ちどり」から出てきた女性が、白い包をぶら下げて、近所をウロウロしている姿を見つけます。どうやら、店のすぐ近くだというのに、配達先の家を探している様子。すると、配達先の家では、ちょうど消防団の人達が集まって、活動の打ち上げで一杯始めている所でした。『お好み焼き 食べますか?』と誘われた鶴瓶さん、家に上がり込み、お好み焼きを頂きながら、ご家族らの話を聞くことに。そこで、江戸時代末期に考案された赤穂特産の絨毯「緞通」(だんつう)の話題になり、近所で工房(赤穂緞通を伝承する会花工房)を構えている井関さんを紹介してもらうことに。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、赤穂の街の中心部。地元の人に40年以上も愛されている「力食堂」を訪ねると、お客さんは皆、首にタオルを巻いています。皆さんが頂いていたのは、この店の一番人気の”カレーうどん”。トロトロ・アツアツのカレーに、スパイスの香りがたまりません!。奥さんに汚れるからと貸してもらったタオルは、スパイスの効いたカレーうどんを思いっ切り啜って、さらに噴き出た汗を拭くことも出来ます。夫婦で長年守り続けた、味と心づかいが最高です。
ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、Jason Mraz(ジェイソン・ムラーズ)の「I'm Yours」でした。

鶴瓶さんは、緞通を作っている井関さんを探しますが、生憎とお留守。そこで、ぜんぜん緞通には興味が無いと話すご主人に、なんとか奥さんが出掛けているという、「桃井ミュージアム」に案内してもらうことに。なんと、鶴瓶さんが乗せてもらったご主人の愛車は、私と同じ”レヴォーグ”じゃないですか!(嬉)。この日、桃井ミュージアムに緞通のデモンストレーションに来ていた井関さんと出会えた鶴瓶さん、緞通織りの実演を見させてもらい、その作品や、緞通について話を聞かせてもらいました。直線と曲線を巧みに織り交ぜた美しい文様と色合いが特徴の赤穂緞通は、佐賀の鍋島緞通、大阪の堺緞通と並んで、”日本三大緞通”のひとつに数えられ、畳一畳の緞通(絨毯)を織るのに、約6か月もかかるんだそうです(驚)。その後鶴瓶さんは、桃井ミュージアムに展示されていた、江戸時代後期に考案された陶器で、煙と炎だけで夕焼け雲のような独特の文様を生み出す「赤穂雲火焼」の作品も見学。その作り手である桃井さんに、雲火焼の復活に取り組んだ話を聞きながら、雲火焼の茶碗で、お茶をたてて頂きました。また、ミュージアムの庭には、足湯に浸かりながら、コーヒーを飲みながら、海の絶景を眺めながら聞くことのできる、水琴窟までありました。

武井さんは、大好きな風情ある町並みがあると聞き、「坂越」(さこし)地区を訪れます。すると、小さい頃からの同級生で、中学では吹奏楽部だったという女性三人と出会い、カフェ「暖木」(のんき)で一緒にお茶をすることに。なんと結婚している二人の旦那さんも同級生同士で、子供と一緒に三人のうちの一人、鶴亀さんのお宅に遊びに行っているそうです。それを聞いた武井さん、そのご主人らの居る家に、サプライズで訪ねていきたいと提案。鶴亀さんのご主人は、武井さんの大ファンだそうで、もし武井さんが突然現れたら、それはそれは驚くであろうと、三人の女性+武井さんは、嬉々として訪問の作戦を練ります(笑)。
暗くなったころ、『もう一人友達が来る』という設定で、鶴亀家をサプライズ訪問した武井さん。二人のご主人らは、かなり驚き、立ち上がったまま身動きできません(笑)。そこで武井さんは、2組のご夫婦に、馴初めやご家族のことについて話を聞くことができました。

再放送は、2月17日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

中津市のビデオ紹介

鶴瓶さん

武井さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 赤穂市の名物など

赤穂の天塩 1kg 300円

価格:324円
(2017/2/2 19:44時点)
感想(2件)

▲ページTOPへ