鶴瓶の家族に乾杯 | 大分県中津市(坂口健太郎さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

大分県中津川市ゆるキャラ「くろかんくん」

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年2月6日放送 鶴瓶大ピンチ! 坂口健太郎と大分県中津市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優でモデルの、坂口健太郎(さかぐち けんたろう)さん。”塩顔男子”ブームの火付け役として注目を浴びた、イケメンの東京都出身、25歳。先のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では、主人公・小橋常子(高畑充希さん)の初恋の相手、帝大卒で植物学者を目指していた”星野武蔵”役を演じていました。

旅の舞台は、市内に約60店もの唐揚げ店があるという「からあげの聖地」、大分県中津市。歴史が好きな坂口さん、これまで一度も訪れたことのない大分県の城下町である中津市を、旅先として選んだようです。しかし、11月のロケなのに放送が2月とは、またえらく時期が合わないなぁと疑問に。私は、坂口健太郎さんとシンガーソングライターのmiwaさんのダブル主演による映画「君と100回目の恋」が、2017年2月4日公開とのことなので、その映画にまつわるテーマかと勝手に予想したのですが、まったく関係なかったようです(汗)。単に、坂口さんと鶴瓶さとのスタジオ収録の時間が合わず、3か月も先延ばしになってしまったのかも。


ロケが行われたのは、平成28年11月18日(金)。中津城近くの公園で待ち合わせた、鶴瓶さんと坂口さん。ところが、このロケの前日、鶴瓶さんはなんと、左足を骨折してしまったと!。

鶴瓶はなぜ骨折した?理由・原因は?、いつ?

前日、文芸春秋の本社で宮藤官九郎さんとの対談があり、階段で写真撮影をする際に、鶴瓶さんが階段を踏み外し、足を捻ってしまったとか(汗)。その時は捻挫だろうと、スタッフには冷たく対応され、薬局でも病院でも笑われる始末。ところがレントゲンを撮ってみると、なんと「下駄骨折」(下駄履き骨折)していることが判明。下駄骨折とは、足の一番外側、第5中足骨の基部の骨折のことで、昔下駄を履いていた時代に足を挫くと、鼻緒でこの場所を骨折しやすかったことから、この名が付いたそうです。元気な鶴瓶さんも、寄る年波には勝てませんね~(汗)。たいていの下駄骨折であれば、半ギプス固定で3~4週間の外来通院で完治するそうですが、受傷後数日は腫れと痛みで普通には歩けないそうなんですが・・・。


ロケバスを降りて、足を引きずりながら、公園で先に待つ坂口さんの所に歩いていった鶴瓶さん。坂口さんに会うなり、『おれ、足を骨折したんや』と。腫れてる足を固定して、『お前のために、とにかく頑張ろうと』(ロケに来た)と話す鶴瓶さんに、『すいませ~ん』と恐縮する坂口さん。鶴瓶さんも、自分の冠番組の撮影なのに、若手をつかまえて、ひどい言いがかりをするもんです(笑)。
二人は、公園で出会った人達から、見る場所としては「福沢諭吉の旧邸」や「小祝の漁師町」、食べ物では「からあげ」と「鱧」(はも)がおいしいとの町の情報を得ます。そこで坂口さん、『今日は鶴瓶さんはあまり動かず、自分が鶴瓶さんの分まで中津のすべての所を行きつくしてきます』と提案。そして鶴瓶さんとは、店は決めていないけど、最後は中津駅前にある商店街の、とある喫茶店で再集合しようという、異例のプランで旅がスタートします。こんなんで、二人は果たして再会できるのでしょうか?(汗)。

ここでスタジオから、地元の人による町の自慢をビデオ紹介。
 まずは、鶴瓶さんが大好きなお札の肖像にも描かれている福澤諭吉先生の「福澤旧居」。父親が中津藩士であったことから、幼少期を中津市で過ごしました。旧居の隣にある福澤記念館には、1万円札の第一号券が保管されています。次は、中津市の景勝地、耶馬溪(やばけい)に架かる幾つもの石橋。特に、日本で唯一の8連石造アーチの「耶馬溪橋」(116m)は、日本一長い石橋です。最後は、「山国のかかしワールド」。山国地区では、秋から冬にかけて稲刈りの終わった田んぼに、沢山の”案山子”が姿を現します。これは地域を挙げてのイベントで、町に溶け込むリアルなものや、世相を反映したもの、名画をモチーフにしたものなど、その数はなんと1千体!。

最初から一人旅となった坂口さんは、まず「中津城」を見学しに訪れます。案内してくれた人の話によると、中津城は黒田官兵衛が初めて自分のために建てた城で、九州初の近世城郭(堀や石垣に守られた造りの安土桃山~江戸時代に建てられた城)だそうです。坂口さんは、来れなかった鶴瓶さんのために「勝守り」(かちまもり)をお土産に買って帰ることに。勝守りとは、中津城限定のお守りで、『黒田負け知らず』という言葉で知られるとおり、一度も戦で負けたことがない黒田官兵衛にあやかられるお守りだとか。スタジオで、坂口さんから赤い色の勝守りを貰った鶴瓶さんは、そのお守りで骨折した足をさすって、なぜかホッと一安心(笑)。

車で新博多町のアーケード商店街に移動した鶴瓶さん、店先にいた店主からさっそく声をかけられ、「竹内陶器店」を訪れます。すると、京都出身の若女将から、高校生のころ鶴瓶さんの深夜ラジオ「ズバリク」(日本列島ズバリリクエスト)の大ファンだったという話を聞いた鶴瓶さん。当時はデビューしたてで、好き勝手にやってクビになったことを思い出し、若女将と思い出話に花を咲かせます。また、陶器店の皆さんから、ご家族の暮らしぶりなど話を聞くことができました。

一方、中津城を後にした坂口さんは、鶴瓶さんが訪問中の陶器店の前を、中に鶴瓶さんがいるとは全く気付かず、素通り・・・。その代わり、散歩中の女性から、地元の名物として「鬼太郎」のハモ料理を紹介してもらうことが出来ました。続いて、その商店街では唯一と教えられた喫茶店「シールドベース・ヤナリ」を覗いてみますが、鶴瓶さんは来ていない様子。喫茶店の前で鶴瓶さんを探してキョロキョロしていると、向かいにあった屋台「一銭洋食」で買い物中の女性に声をかけられます。この屋台のミニお好み焼きが美味しいと教えられた坂口さん、さっそく二つも買わせてもらいました(笑)。

一方、鶴瓶さんは、陶器店で教えてもらったジャズ喫茶の「ぐるーびぃ」を訪ねます。坂口さんとの待ち合わせは、確か商店街の喫茶店だったはずですが、自分は歩けないからと、鶴瓶さんは車で移動できる喫茶店に勝手に変更・・・(汗)。こう言っては失礼ですが、想像する田舎の喫茶店とは、場違いなほどステキ!。鶴瓶さんは、結婚して50年、店をオープンして38年になるというご夫婦の馴初めや、暮らしぶりについて話を聞きました。そこに、坂口さんから電話が・・・。電話に出た鶴瓶さん、坂口には自由なことが言えると、『もう、このまま別れよ』と(笑)。

電話を切った坂口さん、アーケード商店街のベンチに座って、さっき買った一銭洋食を食べながら、次はどうしようかと考えます。そこで思い立ったのが、『昼ご飯を食べに行きましょう!さっき聞いた鬼太郎へ』と。それを聞いた小野アナウンサー、『今食べていたのは何ご飯ですか?』。本当に自由にしている坂口さんでした(笑)。
たまたま見つけた美容室「ヘアーブティック・モネ」を訪ね、鬼太郎というハモ料理のお店を教えて欲しいとお願いすると、親切にも若い女性スタッフが3人も連れ添って、お店まで案内してくれることに。イケメンは得ですね~。道すがら、彼女達に中津の名所を尋ねると、なんと紹介してくれたのは唐揚げ屋さん。でも、それを聞いた坂口さん、『後で唐揚げを食べよ!』と。どんだけ食うねん?(笑)。
ハモ料理で有名な「和風味処 鬼太郎」を訪ねた坂口さんは、「元祖・鱧かつ丼」(1,080円)を頂くことに。料理が出来る間、坂口さんは厨房にも入らせてもらい、『骨切り10年』と言われる鱧の骨切りをする職人さんの技術を見させてもらうことが出来ました。頂いた鱧かつ丼は、私が知る鱧より遥かに身が厚くて、坂口さん曰く、とても美味しかったそうです。

ここでスタジオから、鶴瓶さんが訪ねたジャズ喫茶 ぐるーびぃのオーナー・鈴木恒男(ツネ)さんが、毎週金曜日のパーソナリティーをしているという、コミュニティFM「NOAS FM」(FM なかつ)の「Keep your groove!」の収録風景が紹介されました。『昼間、"鶴瓶家族に乾杯"で鶴瓶さんが突然入ってきて、これが人の話を聞きだすのが上手いんだよ』と、ロケの様子をナレーション。それをラジオで聞いていた奥さん、『普段よりちょっと声が高いかな(笑)』と。昼間のロケでは、収録は場馴れしていると自慢していたツネさんですが、鶴瓶さんの突然の来訪で、さすがにテンションは少し上がっていたようです(笑)。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、江戸時代に商人の町として栄えていた蛎瀬(かきぜ)地区。「武庵花福 」(ぶあんはなふく)で頂く本日の一杯は、「はも添えラーメン」です。ほうれん草が練り込まれたオリジナルの麺で、器の真ん中には、こだわりの大きな鱧が。このラーメン、もう一つの楽しみ方が、麺を食べた後に残ったスープで作って頂く雑炊です。とても得した気分になれます。130年前の屋敷を改築したという店内も、とてもいい雰囲気で、趣があります。

次に鶴瓶さんは、漁師町がある小祝(こいわい)の港へ向かうことに。漁港で、船から上がってきた漁師さんとの会話を楽しんだ鶴瓶さん、おもむろに唐揚げ屋を教えて欲しいとお願いすると、『そこ、こういって、あのきりんとこを曲がって、あっこの道をまっすぐ向こうに行ってさ・・・』と(笑)。漁師町で、魚を食べずに唐揚げを頂くというのも変な話ですが、40年近くも続くという外園唐揚精肉店で、骨なし・骨付き、モモと、スタッフの分まで大量に注文した鶴瓶さんでした。さっそく店内で、チキンレッグを一本丸ごと揚げた、大きなモモの唐揚げ?にかぶりついた鶴瓶さん、『皮がパリパリで、うまいよ これ!』と。とても骨折している人の食欲には見えません(笑)。

鱧かつ丼を食べた坂口さんも、どうしても唐揚げも食べたいと、唐揚げ店を探して歩きます(笑)。すると、「和傘工房・朱夏」という看板を見つけ、興味津々で訪ねてみることに。和傘工房は、今では全国でも14・5軒しか残っていないそうです。かつて和傘の名産地だった中津でも、和傘づくりは一時途絶えたそうで、今は町づくりの一環で、その復活に取り組んでいる最中とか。そこで坂口さんも、和傘の和紙を貼らせてもらうことに。将来、傘作りの内職をする武士の役が来ても大丈夫になった坂口さん、ここでも中津の見どころを尋ねると、九州でも3番目くらいに古い銭湯、「汐湯」(しおゆ)を紹介してもらいました。さっそく、その銭湯を訪ねた坂口さん、サービスカットがあるか?と思いきや、入浴中のお客さんが何人も居たようで、残念ながら海水の湯船に、足だけ浸けさせてもらいました(笑)。

鶴瓶さんは、先に坂口さんが訪ね、『また後で来きます』と言って寄らずに帰ってしまった商店街の喫茶店、「ヤナリ」を訪ねますが、生憎と閉店の3時を過ぎていて、店は閉まっていました。そこで、目の前にあった例の屋台「一銭洋食 」の女将さんに、話を聞くことに。その後、まるで内田裕也さんのように杖を突きながら商店街を闊歩した鶴瓶さんは、たまたま一軒の小さな魚屋さん「大阪べん」を見つけます。83歳というご主人に話を聞くと、既に引退したんだそうですが、場所が勿体ないと、今では金曜と土曜日だけ商売をしているそうです。鶴瓶さんは、たまたま訪ねたこのお店で、ご主人をほっぽって、誕生日のお祝いと娘と一緒に温泉旅行に出かけた奥さんの、面白い話を聞くことが出来ました。後日、旅行から戻った奥さんは、鶴瓶さんの大ファンだそうで、この話を聞いて、とても悔しがったそうです(笑)。

ついに、美容師さん達に教えてもらった唐揚げ屋、「ぶんごや」(豊国畜産)を訪ね当てた坂口さん。これまで食べてばかりでしたが、ようやく”家族に乾杯”の趣旨を思い出したのか、店に居た孫たちと一緒に、店主のご自宅を訪問することに。十何人もの大家族に出迎えてもらった坂口さん、食堂で名物の唐揚げを頂きながら、ご夫婦の馴初めや、ご家族の暮らしぶりについて話を聞くことが出来ました。

再放送は、2月10日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。


中津市のビデオ紹介

坂口さん

鶴瓶さん

家族に一杯

 

番組内で紹介された 中津市の名物など

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