鶴瓶の家族に乾杯 | 秋田県能代市(福士蒼汰さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年6月5日放送 福士蒼汰が鶴瓶になる? 秋田県能代市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の福士蒼汰(ふくし そうた)さん。東京都出身の23歳。2011年にデビューし、2013年上半期の朝ドラ『あまちゃん』で、ヒロイン・能年玲奈さんが演じた主人公・天野アキの先輩で初恋の相手、種市浩一役を演じてブレイクしました。

家族に乾杯に福士蒼汰さんが出演するのは、今回が初めて。旅の舞台は、秋田県能代市。秋田県の北部にあり、日本海に面しています。昨年の6月の放送で、綾野剛さんが訪れたジュンサイの三種町の北側に隣接しています。三種町を旅した際に、鶴瓶さんと綾野さんは、隣の能代市まで足を延ばして、お食事処「さくら亭」で、名物の”じゅんさい鍋”を頂いていましたね!。

能代市には、バスケットボールの名門「能代工業高等学校」があり、『バスケの街』として、市を挙げて地域おこしに取り組んでいます。漫画・スラムダンクに登場する”山王工業”のモデル校とも言われる、能代工業高校の男子バスケ部が獲得した全国タイトルは、これまで全国高校最多の58個。田臥勇太選手をはじめ、多くのB.LEAGUE所属の選手を輩出しています。福士さんも、中学までバスケット部だったそうで、ロケ日を含む5月3日~6日には高校選抜の「能代カップ」が開催されていたので、ひょっとしたら観に行ったかもしれませんね!。


ロケが行われたのは、平成29年5月5日(金)。ゴールデンウィークまっただ中の”こどもの日”のロケで、移動も大変だったのではないでしょうか?。鶴瓶さんと福士さんは、桜の花見客で賑わう「能代公園」で待ち合わせました。まず二人はベンチに座り、鶴瓶さんが福士さんに旅の目的を訪ねると、『特に能代に思い出がある分けではなく、行ったことのない場所を選んだ』と、バスケの「バ」の字も出てきません(汗)。福士さんが行ったことのない街はごまんとありそうですが、わざわざ能代市を選んだのはスタッフの配慮だったのかもしれませんね。東京都出身の福士さんは、5月27日に公開された映画(※)ちょっと今から仕事やめてくる」(北川恵海原作)で主演を務めていますが、主人公”ヤマモト”役を演じるのに関西弁が一番苦労したそうです。そこで映画の撮影に入る前に、成島(なるしま)監督から言われたのが、『鶴瓶の家族に乾杯を見ろ』と(驚)。『鶴瓶さんの、一言目から人の心の中にグイッと入っていく感じを学べ』と求められたそうです。そこで、行ったことのない場所で、知らない人と出会い、果たして自分がどう”鶴瓶さん”になれるか、試してみたいと。だから今回のサブタイトルが、『福士蒼汰が鶴瓶になる?』なんですね!。それを聞いた鶴瓶さん、成島監督が自分を評価してくれたことを知り、メッチャ嬉しそう(笑)。

二人が能代公園を歩きながら、鶴瓶さんが『オレは、能代といえば、バスケの田臥を思い出すよな~』と話していると、偶然にも横を通りかかった体育館から、バスケットボールをする『キュッキュッ』という床の音と、応援の声が聞こえてきました。裏手の入口付近にいた高校生を、『ううん あんっ』と大きな咳払いで外に誘い出した鶴瓶さん(笑)、話を聞くと、バスケの試合中とのこと。看板で、そこが田臥勇太選手の母校、「能代工業高校」と知った二人は、『えぇぇ~』と驚きますが、試合を邪魔してはいけないと、そっとその場を離れる鶴瓶さんでした。ちょうど、「能代カップ」の試合が行われていたようですね。さすがにこれは、スタッフの誘導でしょう(汗)。

その後二人は、道で出会ったカメラが趣味のご夫婦から、名所・風の松原を紹介され、行ってみることに。”白砂青松(せいしょう)100選”にも選ばれた「風の松原」は、日本一の面積を誇り、東京ドーム163個分という広大な面積に、700万本もの松林が広がっています。しかし鶴瓶さん、うっそうと茂る松林の中を歩きながら、どうしても自分がイメージする”松原”とは違うと、納得がいきません(汗)。どうやら、空港からの道沿いで見た、キレイな並木道のイメージが頭から離れないようです。

ここでスタジオから、他にもある能代市の”日本一”を、ビデオで紹介。
 まず能代観光協会の皆さんが、『はーげーでねすか、鶴瓶さん』(笑)と秋田弁で紹介してくれたのは、「天空の不夜城」。天空の不夜城とは、毎年8月に行われる能代の七夕で、巨大な灯篭が出るお祭りです。灯篭の高さは24.1メートルと、日本一!。
 次に、きみまち観光ガイドの会の方が紹介してくれたのは、市内二ツ井町にある日本一高い「天然秋田杉」。樹齢は推定250年、高さはなんと大阪城の天守閣よりも高い58メートル!国有林にある杉では、日本一の高さです。
 最後は、能代工業高校のバスケット部の皆さんが登場。全国大会で優勝すること58回、能代の名を全国に知らしめました。能代市内には、「能代バスケミュージアム」をはじめ、バスケットボール関連の物があふれており、日本一の「バスケの街」と言っても過言ではないでしょう。

鶴瓶さんは、どうしても自分が見て松原と勘違いしたキレイな松並木を福士さんに見せたいと、地元の人に聞いて、市役所通りに向かいます。しかし着いてみると、小野アナウンサーから『松じゃ無いような・・・』と言われ、福士さんには『700万本は無いですね』とダメ出し(笑)。そこで出会った中田さんの奥さんが、福士さんを見てあまりに興奮しているので、鶴瓶さんが『”壁ドン”させましょうか?』とからかうと、傍にいた武田さんは、『鶴瓶さんに壁ドンしてもらいたい』と。そこで鶴瓶さん、武田さんの後ろに立っていた電柱に寄り添い、”電柱ドン”をしてあげました(笑)。話を聞くと、すぐ近くで塾を開いて、子供たちに英語と数学を教えているそうです。ここで福士さんと分かれることにした鶴瓶さんは、武田さんのご自宅を訪ねることに。一方、どうしたものかと困った福士さんは、中田さんご夫婦に、行き先を頼ることに。

福士さんに頼られた中田さんご夫妻は、秋田らしい食事が出来る所に案内しようと、福士さんを車の後部座席に乗せ、柳町商店街へと向かいました。途中、知り合いに電話でおススメの場所を尋ねると、小泉(元)総理も来たという「料亭 魚松」を紹介されましたが、生憎と予約のみの料亭のうえ、法事が2件も立て込んでいて入れず仕舞い。でも、隣の旧料亭「金勇」(かねゆう)を紹介してもらった福士さん、再度慣れない撮影交渉をお願いすると、快く受け入れて貰い一安心(笑)。金勇は、明治32年の創業で、昭和12年に建てられた木都・能代を代表する立派な建物が有名で、県内屈指の料亭として接待や婚礼などに使われていましたが、平成20年で料亭としての営業は止めてしまい、今では能代市が管理しています。一般に無料で公開されていますが、事前に予約すれば、部屋で仕出しのお弁当などを頂くことも出来ます。1階には、子供の初節句にと、ここで食事を頂くご家族も。2階に案内された福士さんは、なんと110畳もの立派すぎる大広間で、中田さんご夫婦と3人、ポツリと会話もそぞろに、隣の「都亭」から届けられた懐石弁当を頂きました。

一方、武田さんのお宅にお邪魔した鶴瓶さん、塾のことについて話を聞いていると、外国住まいの経験は無いものの、英文法の神様であると自負。『犬のクーちゃんも英語話せるんじゃないですか?』と尋ねると、『言いますよ、ワン!』と(笑)。部屋に掛かっていた賞状で、武田さんが三味線の名取であると知った鶴瓶さん、一節弾いて欲しいとお願いしますが、滅多に演奏してはいけないそうで断られてしまいました。そこで、近くに住む”民謡日本一”にもなったこともある、民謡の会の会主をしている小林さんを紹介してもらうことに。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
能代ギバサうどん 訪ねたのは、ちょっと寂しくなってしまった能代駅前に一軒だけ残る食堂、「かねだ食堂」。茹でているのは、”そうめん”かと思うほど細い、地元で昔から食べられている”能代うどん”(片栗うどん)。そして出されたのが、「ギバサうどん」です。ギバサとは、アカモクとも呼ばれる海草のことで、茹でるとネバネバに。ノンカロリーなのに栄養たっぷりなんだとか。このギバサに、細いうどんがよく絡んで、とても美味しいそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「My Hometown」(by Bruce Springsteen)でした。


福士さんは、金勇のスタッフから、20代の方が神社の宮司をしながら、北限のお茶「檜山茶」を栽培していると教えられ、その方を訪ねてみることに。看板が出ている近くまで行って、地元のお婆ちゃんに場所を尋ねますが、方言がきつくて話がうまくかみ合いません(汗)。そこに通りかかった一台の車。だんだんノッテきた福士さんは、走って車に駆け寄ると、これから枝垂れ桜を見に「多宝院」に行く途中と言うカップルの車に強引に乗り込みました(笑)。枝垂れ桜の前で、カップルの写真を撮ってあげた福士さんは、さらに北限のお茶の場所まで案内してもらうことに。

一方、鶴瓶さんは、武田さんに案内してもらい、民謡日本一になったこともある小林洋子さんのお宅へ。途中、道が分からなくなり、運転手と武田さんが秋田弁で場所を確認し合いますが、隣でその会話を聞いていた鶴瓶さんは、チンプンカンプン。運転手さんから、”大下八郎”と同じ出身地と聞いた鶴瓶さん、「おんなの宿」を思い出して、『想い出に降る雨もある~♪』と一緒に歌いますが、運転手さんの歌のうまさに唖然(笑)。小林さんは、若い時は苦労をされ、30歳から民謡を始めたそうですが、7年で武道館で行われた全国大会に出るまでになったとか。たまたま風邪をひいていて、声が出難い状態ながら、「秋田船方節」を歌ってくださいました。

北限のお茶「檜山茶」福士さんは、カップルに馴初めの話を聞きながら、北限のお茶”檜山茶”を作っている大髙さん(元祖檜山茶大髙園)のお宅まで案内してもらいます。そこは、農家のご自宅なので、お茶は作って売っていても、お茶を飲ませてもらうような場所はありません。しかし、ずいぶん積極的になった福士さん、息子さんにお願いして、居間でお茶を淹れて貰うことに(笑)。檜山茶は、1730年に宇治から伝来したのが始まりとされており、商品として栽培している産地としては北限に位置しますが、現在ではお茶農家は髙山さんの一軒のみとなっているそうです。日光があまり当らない杉林の中で育てられているので、煎茶ですが玉露のような葉をしており、お茶を淹れる時は70~80度のお湯で1分ほど待ちます。また、茶葉を乾燥させる作業では、収穫してから一日発酵させた茶葉を炭の上で藁を燃やして乾燥させるので、茶葉にスモーキーな香りが付き、ハーブティーの様な感じもするそうです。大髙さんは、お茶も作ってはいますが、本業は21代目の神職(神主さん)だそうで、話し方はとても静かです。でも服装は、とてもスポーティーでした!(笑)。

鶴瓶さんは、あてもなく住宅街を歩いていると、小さい弟を背負ってジュースを買いに行くという兄妹らに出会い、一緒に「ワカサ酒店」の前にある自販機へ。すると、偶然にも店の中から出てきたご主人は、なんと旅を始めた時に能代公園でたまたま配達の途中と出会った方だったので、ビックリです。店内で、ご夫婦に馴初めなどの話を聞いた鶴瓶さんは、続いてさっき会った子供たちの家へ。賑やかな4人兄弟の子供たちと、お父さん、お婆ちゃんと一緒に、記念撮影をした鶴瓶さんでした。

 

再放送は、6月9日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


※ 映画「ちょっと今から仕事やめてくる
仕事のノルマが厳しく、青山隆(工藤阿須加)は精神的に追い詰められていた。疲労のあまり駅のホームで意識を失い、危うく電車に跳ねられそうになってしまう。すんでのところで隆を救ったのは、幼馴染みのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男。だが、隆には彼の記憶がまったく無かった── 大阪弁でいつでも爽やかな笑顔をみせる謎の男、ヤマモトと出会ってからというもの、隆は本来の明るさを取り戻し、仕事の成績も次第に上がってゆく。そんなある日、隆はヤマモトが深刻な表情で墓地行きのバスに乗車するところを見かける。 不審に思った隆がヤマモトについて調べてゆくと、何と3年前に自殺していたことが分かる。(amazonより

二人旅

能代市の「日本一」

鶴瓶さん

福士さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 能代市の名物など

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感想(7件)

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