鶴瓶の家族に乾杯 | 静岡県静岡市(高橋一生さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年6月12日放送 おんな城主直虎SP 高橋一生と静岡市葵区ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の高橋一生さん。東京都出身の36歳。現在、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、小野政次(まさつぐ)役を演じています。1990年のデビュー以来、数々のドラマや映画に出演してきましたが、1995年のスタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』では、主人公・月島雫の恋人役となる天沢聖司の声を演じ、注目を集めました。今年の3月には、雑誌「anan」で、ヌードを披露。事前にその表紙を見た女性ファンが、売り切れ必至のその雑誌を発売日に如何にしたら入手できるかと、ネット上で大変な騒ぎになりました。

大河ドラマ直虎で、高橋さんが演じている井伊家家老・小野但馬守(たじまのかみ)政次は、幼名を鶴丸といい、直虎(おとわ=次郎法師)や、直虎の元許婚で後に井伊家の養子となり第23代当主となった井伊直親(亀之丞)と幼馴染でした。しかし、井伊家の家老で重臣であった亡き父・小野政直の代から、井伊家の家督争いに翻弄された政次もまた、井伊家が隣接する駿府を拠点に、戦国大名として勢力を拡大させていた今川家に内通し、今川から授かった目付役という立場を利用して、井伊家の実権を手中にしようと策を凝らします。そして遂に、謀反を起こして井伊谷城を凋落しますが、あっという間に徳川家康の支援を受けた井伊家に逆襲され・・・(後は、今後の直虎をお楽しみに!)。

今回の旅の舞台は、高橋さん演じる小野政次が内通した、戦国大名・今川氏の拠点「駿府舘」があった、静岡県静岡市葵区。当時の駿府舘は、武田氏の侵攻により消失してしまいますが、後に徳川家康により「駿府城」が、その館跡に再建されました。高橋さんは、小野政次が今川方の目付として、頻繁にこの地を訪れていたであろうことから、ここの土地柄や風土、歴史的背景などを肌で感じてみたいと、旅先に選んだそうです。


ロケが行われたのは、平成29年4月12日(水)。静岡市葵区西草深町の、浅間神社の向かいにある公園で待ち合わせた、鶴瓶さんと高橋一生さん。天気も良く、桜も咲いていて、最高のロケ日和です。

神社仏閣が好きという高橋さん、さっそく鶴瓶さんと一緒に、「静岡浅間神社」を訪ねます。お参りを済ませ神社を出ようとしたところで、高橋さんが神主さんらしき後ろ姿を見つけ、追いかけます。何やら最初から積極的な高橋さん、駐車場の裏手にあった小屋の中まで追いかけ若い神職さんを捉まえると、そこは焼却場で、撮影は困ると外に追い出されてしまいました(汗)。そこに、何事かと駆けつけてくれた権禰宜(ごんねぎ)の宇佐美さんに話を聞くと、この焼却場で、お守りやお札のお焚き上げをしているそうです。とはいえ、高橋さんの積極的な行動のおかげで、偶然にも権禰宜さんに出会えた二人は、宇佐美さんに案内してもらい、浅間神社内を見学させてもらえることに(笑)。

静岡浅間(せんげん)神社は、地元では”せんげんさん”とも呼ばれ、神部・浅間・大歳御祖をはじめ40もの神社が集まる大きな神社です。かつて今川家の人質だった徳川家康(竹千代、元信)は、この神社で元服式を行いました。以来、家康は、この神社を崇拝したことで、天下統一が叶ったとの謂れも。現在の社殿群は、幕末に60年間かけて建てられたものですが、その前のものは、三代将軍家光公が、日光東照宮と同時に造営したものです。そのため、最初に鶴瓶さんが日光東照宮に似ていると感じたとおり、”東海の日光”とも言われたほど、よく似た造りになっています。東照宮には、左甚五郎が彫った有名な「眠り猫」がありますが、静岡浅間神社にも、左甚五郎の彫った「叶え馬」や、「舌を出した猫」があるそうです。舌を出した猫の彫刻は、大拝殿の奥の欄間に架かっているため、二人はまずお祓いを受けてから中に入り、見せてもらうことができました。また、大拝殿の奥から眺めた、きらびやか造形の本殿と、満開の桜のコントラストがとても見事で、その景色に鶴瓶さんも驚嘆。さらに、本殿まで案内してもらった鶴瓶さんと高橋さん、見事な極彩色の一本彫り彫刻を拝見し、お参りを済ませた後、向拝の石段を一段登って振り返ると、そこには雪を冠した富士山が!(驚)。静岡浅間神社の本殿から望む富士山富士山を拝む信仰なので、本殿の神様から富士山が見えるように建てられているんだそうです。時期にも天気にも恵まれ、滅多に見ることができない見事な景色を望むことが出来た二人は、本当にラッキーでした。元はといえば、高橋さんが焼却場のドアを勝手に開けたところから辿り着いた幸運で、その高橋さんの超・アクティブさを褒め称える小野アナウンサーでした(笑)。

ここでスタジオから、ぜひ高橋さんと一緒に行きたい、静岡市葵区の魅惑のデートスポットをビデオ紹介。紹介してくれるのは、高橋さんも『この人となら一緒に行きたかった』と話すほどおキレイな、静岡市広報課の加納さん。

まずは、約100軒ものお茶問屋が軒を連ねる「茶町」。茶町には、「KINZABURO」といった自慢のお茶を堪能できるカフェもあり、ほろ苦いお茶スイーツが、デートを甘く盛り上げます。
 ドライブデートにおすすめなのは、街の中心部から車で1時間半ほどの所にある「梅ヶ島温泉」。1700年もの歴史ある温泉で、美肌効果も抜群だとか。なめらかなお湯に浸かれば、二人の距離もグッと縮まること間違いなし!
 最後は、静岡名物「静岡おでん」を食べに、青葉横丁の「静岡おでんや おばちゃん」へ。静岡市葵区には、「青葉横丁」と「青葉おでん街」というおでん店だけが軒を連ねる2つの飲食店街があり、およそ40店が味を競い合っています。真っ黒な醤油ベースのつゆが特徴で、加納さんがお薦めする一番のおでん種は、静岡おでんの代表格、”黒はんぺん”。

ひとり旅になった高橋さんは、駿府城の石垣跡を見たいと駿府城公園を目指しますが、その道すがら、手造りコーヒー豆工房「コーヒーチェリー」を見つけ、訪ねてみます。このお店、コーヒー豆の販売店ですが、高橋さんがコーヒーを飲ませて欲しいとお願いすると、街を一周してくる間に豆を煎って、コーヒーを淹れてくれるそうです。そこで、再び駿府城公園を目指した高橋さんですが、今度はお城の前にあった「澤木屋」の店先に立てられていた”すんぷ焼き”という幟に惹かれ、また寄り道(汗)。高橋さんは、店の前のテラスに座り、ご家族に話を聞きながら、季節限定の”桜おこわ”が入ったすんぷ焼きを頂きました。餡の代わりにおこわが入った大判焼き(今川焼き)とは珍しいですが、北海道の”赤飯まんじゅう”をヒントに作ったそうで、これが塩味が利いていて美味しいらしいです(笑)。

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一方の鶴瓶さんは、高橋さんより一足早く、「駿府城公園」へ。鶴瓶さんはロケに向かう前、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で今川義元役をやっている春風亭昇太さんと電話で話したところ、いま駿府城の石垣の発掘調査が行われており、義元縁の遺構も発掘しているから見に行ってきて欲しいと言われたそうです。ところが調査員の方に話を聞くと、現在は江戸時代に造られた天守台の石垣の発掘調査が行われているところで、今川家の遺構調査は4年後の計画と言われ、鶴瓶さんもガックリ(笑)。鶴瓶さんは、公園の入口に戻ったところで、体育の授業で走りに来ていた雙葉高校の大勢の女生徒らに囲まれてしまい、一緒に記念撮影。

ほぼ同じころ、ようやく駿府城公園の近くまでやって来た高橋さん。さっき鶴瓶さんに会った女子高生たちが、今度は道端で高橋さんとすれ違い、明らかに鶴瓶さんと出会った時とは違う、黄色い悲鳴に近い『ギャー、ギャー』という歓声を上げます。引率の若い美人の先生まで、鶴瓶さんには求めなかった握手を高橋さんに求め、握手してもらって喜んでいる姿を見たスタジオの鶴瓶さん、『先生 俺にはせーへんかったやんか』と、思わずイラッ!(笑)。高橋さんは、ようやく駿府城公園に辿り着きますが、発掘調査の事務所を訪ねてみると、既に鶴瓶さんが来ていたことを知らされ、早々に立ち去ることに(笑)。

鶴瓶さんは、駿府城公園で出会った”葵せんべい”の女将を尋ね、馬場町の商店街へ。ロケバスを降りたところで、「本目園茶店」を見つけたお茶好きの鶴瓶さん、せっかく静岡に来たんだから美味しいお茶を買って帰ろうと、店に入ってみることに。迎えてくれたのは、商売っ気を全く感じさせない、独特の”間”を醸し出すご主人。とは言え、勧められた100グラムで1,500円の”やぶきた茶”は、香ばしい味がしてとても美味しかったようで、それを頂くことにした鶴瓶さんでした。

一方、「コーヒーチェリー」に戻った高橋さんは、コーヒー豆を焙煎している様子を見せて頂いた後、店のご夫婦に馴初めなどの話を聞きながら、炒りたての豆で淹れたコーヒーを頂きました。

鶴瓶の家族に乾杯、谷根千のぶっつけ本番旅で見た笑吉の指人形劇鶴瓶さんが「葵煎餅本家」を訪ねると、若女将が出迎えてくれ、葵の紋様が入った”葵大丸”や”瓦せんべい”を試食させて貰いました。すると、以前に鶴瓶さんが織田信成さんと旅した谷根千の放送回で、鶴瓶さんにソックリの指人形があると教えられ訪ねた「指人形 笑吉」で見た、指人形が空手の瓦割りをする人形劇で使われていたのが、この店の瓦煎餅だそうです(驚)。長いこと旅番組を続けていると、こんな偶然の出会いもあるんですね。

わさび飯ここでちょっと一息、スタジオから、「家族に一杯」の時間です。
やってきたのは、山間の有東木(うとうぎ)地区。今から400年ほど前、日本で最初にわさびの栽培が始まったところだそうです。わさび農家の皆さんが、作業の合間に食べているのが、熱々のご飯の上に、鰹節と、おろしたてのワサビをのせた「わさび飯」(わさび丼)。これが一番美味しいワサビの食べ方なんだそうです。

高橋さんは、移動中のロケバスの中から、”能面専門店”という看板を見つけ、立ち寄ってみることに。「能面木彫工房 持田」のご主人は、会社勤めをしていた45歳の頃に美術館で見た能面への興味が高じて、趣味で能面作りを始めたそうです。

一方、街なかをぶらつく鶴瓶さんは、うるしの店「日野岡漆店」を見つけ、訪ねてみます。元々は古くから漆そのものを売る商売をしていたそうですが、職人さんが居なくなり、今ではご主人自ら漆の工芸品を作り売っているそうです。そこで、この商店街でここより古い店を尋ねると、”もん屋”を紹介された鶴瓶さん、家の”門”を専門に扱う店があるのかと興味を抱きますが、本当は家紋の”紋”を扱う店でした(汗)。「山本紋屋」を訪ねた鶴瓶さん、ご主人に話を聞くと、5代目だそうです。さらに、ここより古い店を尋ねると、ご主人から”安倍川”という地名を聞いた鶴瓶さん、今度は”安倍川餅”のことかと勘違いすると、近くに安倍川餅の店もあると教えられ、興味は食い気に移行(笑)。

お腹が減ってきた高橋さんは、静岡と言えば”しらす”と、しらすが食べられるお店を探すことに。たまたま道で出会った方に尋ねると、しらすを売っている店なら近くにあると、案内してくれることに。連れて行ってもらったのは、「しずや」。そこで高橋さん、こここで買ったしらすを持って、案内してくれた山田さんのご自宅で食べさせてもらおうと画策しますが、残念ながら断られてしまいました(笑)。

そこで高橋さんは、新静岡駅の前ですれ違った自転車に乗ったご夫婦に食事処を尋ねると、ご主人が近所の割烹料理屋さんを紹介してくれることに。しかし、案内してもらった「寿々喜」も「あつみ」も、ちょうど夕暮れ時で、これからお客さんで賑わう時間帯だったため、再び断られてしまいます。とうとう食事を諦めた高橋さん、ご夫婦からこれから夜桜を見に駿府城公園へ行く途中と聞き、一緒に連れて行ってもらうことに。

安倍川餅

鶴瓶さんが、安倍川餅の「石部屋」(せきべや)を訪ねると、なんと現在で15代目だそうです。ご主人から、『あんたの弟子の笑瓶も店にやってきて、餅作りを体験した』と聞かされ壁を見ると、そこには南都雄二さんやミヤコ蝶々さん、杉村春子さんといった有名な方々の短冊色紙が、沢山飾られています。そうそうたるメンバーに吃驚させられた鶴瓶さんは、『なんで笑瓶からいうねん』と(笑)。安倍川餅は、徳川家康が命名したとされる静岡を代表するお菓子で、つき立ての餅にきな粉と砂糖をまぶすのが伝統的な食べ方とか。昔は、かけ蕎麦が15文だった頃に5文だったことから”5文とり”とか、”金粉(きんなこ)餅”とも言われたそうです。鶴瓶さんは、きな粉と砂糖をまぶした安倍川餅と、こし餡で包んだ安倍川餅、山葵醤油につけて頂く”からみ餅”をスタッフの分まで注文すると、小上がりに座り、ご主人に話を聞きながら、それを頂きました。

夜桜のお花見出会った宝石鑑定士をしているというご夫婦に連れられ、再び駿府城公園にやって来た高橋さん。しかし、一番キレイと教えられた桜の木の下は、既に何処かの会社の大勢の団体客に陣取られてしまっています。ところが、高橋さんと分かった女性達が、『キャー、キャー』と大喜び。ご主人が、『ここ、いいとこですよね~』と残念そうに声を掛けると、なんと一人の女性が、『一緒にどうぞ!』と。探し求めながら、ついに食事にありつけなかった高橋さんですが、運よく最後は、タダで、お花見の宴会のビールと料理にありつくことが出来ました!(笑)。

 

再放送は、6月16日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

葵区のデートスポット

鶴瓶さん

高橋さん

家族に一杯

 


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