鶴瓶の家族に乾杯 | 栃木県那須塩原市(生田斗真さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成31年1月7日(月)放送 いだてんSP!生田斗真と栃木県那須塩原市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の生田斗真(いくた とうま)さん。北海道室蘭市出身の34歳。ジャニーズ事務所に所属し、フジテレビのアナウンサー・生田竜聖さんのお兄さん。SMAPファンのお母さんがジャニーズのオーディションに履歴書を送ったことで、11歳でジャニーズ事務所に入所し、ジャニーズJr.として活動を開始。NHKの朝ドラ『あぐり』で子役としてデビュー。以後、様々なテレビドラマや映画、舞台などに出演しています。1月6日にスタートした今年の大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』では、W主人公の一人「金栗四三」(かなくり しそう)の盟友で、金栗と共に2人だけの日本初・オリンピック代表選手として、1912年開催のストックホルム大会(陸上短距離)に参加し旗手を務めた、「三島弥彦」(みしま やひこ)役を演じます。

旅の舞台は、栃木県の最北部に位置する、那須塩原市(なすしおばらし)。塩原温泉郷をはじめ、ゴルフ場やスキー場、牧場などでお馴染みの人も多いと思いますが、私的には國村隼さんと同じ趣味のフライフィッシングをしに、以前はよく箒川を訪れていました(笑)。今回、生田さんが目撃された「三島神社」は、三島通庸(みしま みちつね)命を御祭神と祀る神社です。三島通庸は、生田さん演じる弥彦(三男)の父で、元は薩摩藩士。西郷吉之助(隆盛)や大久保正助(一蔵→利通)らと共に、大河ドラマ『西郷どん』でも取り上げられた”精忠組”に属していました。明治時代には、内務官僚として山形県や栃木県等の県令を務めた後、第5代警視総監を務め、今でも警視庁武術の功労者と崇められている人物。長男の彌太郎(弥彦の長兄)は、第8代日本銀行総裁を務めた銀行家という、弥彦はとても名のある家柄の出身で、かつ東大に通う文武両道に優れた運動選手でした。今回ばかりは、旅のテーマは番宣を兼ねた『大河ドラマ縁(ゆかり)の地』で、まず間違いないでしょう!?。


ロケが行われたのは、平成30年11月24日(土)。那須塩原市にある三島地区は、三島家ゆかりの地。家庭料理が大好きという生田さんは、その地を旅しながら、『出会った人の家庭料理を食べてみたい』そうです。今回、鶴瓶さんと生田さんが待ち合わせしたのは、「三島神社」の前。鳥居の横には、『日本人初参加のオリンピックは』と題した看板が掲げられており、生田さん演じる三島弥彦の成績が記されていることに気が付いた鶴瓶さん、「いだてん」のネタがばれると慌てて隠します(笑)。境内に入ると、二人を待っていたかのように、身支度を整えた宮司の相馬さんがこちらを見て立っており、今度はぶっつけ本番旅のはずなのに神主さんを待たせていたのがばれたかと、再び慌ててその場を繕う鶴瓶さんでした。ちょうど七五三の行事を終えたところと宮司さん、二人を拝殿に案内すると、『先日は那須の華族農場に来られて、博物館の元館長が案内されていましたよねぇ』と、何やら鶴瓶さんと話しが噛み合いません(汗)。『オレ?』と確認する鶴瓶さんですが、『那須野が原は何で開けたのかってこと、やったでしょ?』と宮司さん。『それ、ブラタモリですやんか!』と叫びつつも、この番組が宮司さんを待たせていたのでは無いことが分かり、ホッとする鶴瓶さんでした(笑)。

神社の隣にあるボーイスカウトの野営場が、元三島家の住居があった場所で、自分も元ボーイスカウトだったと三指の敬礼をする宮司さん、野営場を案内してくれることに。その道すがら、『こちらが三島公が最後に仕上げたという日本三大疎水の一つ、那須疎水です』と紹介してくれますが、『これ、ブラタモリじゃないんです、地形の話なんてどうでもいいんですよ』と鶴瓶さん(汗)。次に宮司さん、七五三の千歳飴を鶴瓶さんに手渡すと、『タモリさんにあげて』と、どうしてもタモリさんのことが頭から離れない、ブラタモリに御執心の宮司さんでした(笑)。

鶴瓶さんはてっきりボーイスカウトの子供たち会えるものと思い込み、これまた思い込みがキツイ宮司さんに導かれるまま長いこと歩かされ、ようやく「那須野営場」の研修棟に辿り着きます。場長の浅野さんに話を聞くと、今日は子供たちはおらず、大人のリーダー研修が行われているそうです。時間はちょうどお昼時、厨房からはカレーのいい匂いが漂って来ます。厨房を覗き込み、『ボーイスカウトと言えばカレーですよねぇ』と、食事の用意をしているスタッフに話し掛け、ご相伴に預かれることを期待した鶴瓶さんですが、何のお声もかからず、カレーに後ろ髪を惹かれつつも、野営場を後にしました(笑)。

ここでスタジオから、以前にNHK教育テレビで放送されていた「天才てれびくん」に”てれび戦士”として出演していた、11歳当時の生田斗真さんの懐かしい子供時代の映像を紹介。実は、那須塩原市にもヒーローがいると、小野アナウンサー。そのヒーローこそ、日本の古き良きタタミ文化を多くの人に伝えるために活動している、和(輪)の伝道師「タタミマン」(笑)。そんなタタミマンが、那須塩原市の魅力をビデオ紹介してくれました。
 最初に、那須塩原市はなんといっても「温泉」が有名。市内には、「塩原温泉」と、「板室温泉」の2つの温泉街があります。板室温泉にある「綱の湯」は、湯船が120cmほどと深く、上から垂れ下がる綱にぶら下がって入ります。
 続いては、「パン」。那須塩原市は、パン屋さんが多いことでも有名。駅前や街の中心部はもちろん、山の奥にも、モルゲンロート温香クリームパンKANEL BREADCroce等々、沢山のパン屋さんがあります。理由は定かでありませんが、市内には牧場が幾つもあって生乳の生産が盛んなことと関係があるかもしれません。やっぱり、パンには牛乳が合いますよね?(笑)。
 最後は、スキー場「ハンターマウンテン塩原」。首都圏では有数の規模と、都心から2時間半というアクセスの良さが人気。どうやらタタミマンは、滑りは苦手のようです(笑)。

宮司さんから、神職に就く前に勤めていた三島中学校が、陸上競技で全国大会にも出ていると聞いた鶴瓶さんと生田さんは、この日は土曜日でしたが、部活動で生徒がいるかもしれないと、「三島中学校」を訪ねてみることに。校門で出会った先生に話を聞くと、駅伝部は男女とも栃木県大会で優勝し、1か月後の関東大会と、12月の全国大会への出場を決めたそうです(2018年12月16日に滋賀県で開催された第26回全国中学校駅伝大会の結果、三島中学校は男子が全国4位、女子が全国5位で、女子2区では福井さんが区間賞を獲得!)。二人がグラウンドに行ってみると、周りのネットには、陸上部以外にも、科学技術部や合唱部、柔道部など、各部活動の全国大会出場を祝う横断幕が所狭しと掲げられており、公立の中学校なのに、その活躍ぶりには二人も驚かされます。二人を見つけ集まってきた陸上部の生徒の中に居たのは、8月に岡山県で開催された第45回全日本中学校陸上競技選手権大会で、男子100m決勝で4位に入賞した土屋くん。そこで、三島弥彦を演じる生田さんと、並んで一緒に走ってもらうことに。サッカー少年だった生田さんですが、今回の役作りでだいぶ短距離走のフォームを学んだらしく、陸上部の生徒から、フォームがキレイと褒められます。さらに生田さん、土屋くんの走り方を見ただけで、自分は後で走るけど、土屋くんは前でいくタイプと、走り方まで解説してくれました。今から100年前、1912年にオリンピックに出場した三島弥彦のタイムは12秒を切るくらいでしたが、土屋くんのベストタイムは、なんと10秒89だそうです!。

続いて、野営場で嗅いだカレーの匂いが忘れられない鶴瓶さん、朝7時半から昼過ぎまで練習をしていたという野球部の生徒らに、『お腹へったろ?』と話を振ると、前田くんから、家に帰ればお祖母ちゃんがチャーハンかオムライスを作ってくれると聞き、一緒に家を訪ねさせてもらうことに(笑)。図々しいながらも、勝手に家に付いていって、お祖父ちゃん・お祖母ちゃんに怒られるかもと、一応は心配する鶴瓶さんでしたが(汗)、前田くんもお祖母ちゃんも全く気さくで、さっそくオムライスを作って、二人にもご馳走してくれるそうです!。鶴瓶さんも生田さんも、お祖母ちゃんの作ってくれたケチャップでハートマークが飾られたオムライスの味を絶賛、たいへん美味しそうに頂きました(笑)。

ここで二人は別れ、ひとり旅に。

郡司義一商店鶴瓶さんが車で市内を移動していると、「郡司義一商店」という変わった名前の店を見つけ、訪ねてみることに。黄色く目立つ看板から、市会議員の選挙事務所かと思いきや、牧場経営からハム作りまで食肉加工をしているお店でした。創業者の義一さんは既に他界され、今は三代目のお孫さんが社長を継いでいるそうです。すると社長のお母さん、5年程前に鶴瓶さんに会ってサインを貰ったそうですが、何処で出会ったのか全く思い出せません(汗)。お祖母ちゃんや、お嫁さんらが集まり、ようやく「亀のお土産」をヒントに亀治郎(4代目市川猿之助)の明治座での講演だったことを思い出したお母さん、何時も誰だったか名前が出てこずに、話がそこで止まってしまうそうです(笑)。

ノルドフェルド一方の生田さん、オシャレな外観のカバン屋「NORDFELD」(ノルドフェルド)を見つけ、訪ねてみることに。36歳という若いオーナーの北野さんは、脱サラをして東京から夫婦で那須塩原市に移住、1年前にこの店を開いたそうです。この辺りは、若い人達が次々と店を開いて活気があるので、自分も一緒に盛り上げたいと、この挑戦を決断したそうですが、一番の理由は、先達のショウゾウさんへの憧れからだそうです。是非その方に会ってみたいと生田さん、ショウゾウさんがオーナーをしているというカフェを訪ねることに。

1988 CAFE SHOZO急に人通りが多くなった街の一角で、「SHOZO COFFEE」(黒磯本店「1998 CAFE SHOZO」)を見つけた生田さん。店内を覗くと、お客さんでいっぱいです(驚)。店の方にショウゾウさんを尋ねると、応対してくれた妹の松本さん、今日は不在で朝から見ていないそうですが、連絡を取ってくれるそうです。その間、店長の菊池さんに話を聞くと、彼は市内で働いていて休日にこのカフェに通っているうちに、ショウゾウさんの下で働きたいと思うようになり、転職を決断したとか。ますますショウゾウ人気に驚かされる生田さん。するとスタッフの女性が、間もなくショウゾウさんが来ると教えてくれました。

ここでCM、もとい、那須塩原市の「家族に一杯」の時間です(笑)。
那須塩原名物・スープ入り焼きそば やってきたのは、1200年以上の歴史があるといわれる塩原温泉。食堂「釜彦」で頂く本日の一杯は、「スープ入り焼きそば」。ラーメンのスープに焼きそばが入った、那須塩原だけでしか食べられない、ちょっと変わったご当地名物。ラーメンぽいけど本質は焼きそば、両方がうまく融合している感じが大好きと、お客さん。一回食べると、何故かまた食べたくなってしまうそうです。実はこのスープ入り焼きそば、お客さんへの出前がきっかけで誕生したとか?。焼きそばだけでは物足りない、ラーメンのスープも欲しいと頼まれた先代のオヤジさん。しかし、当時はラップや真空の蓋も無い時代で、出前の途中でスープが全部こぼれてしまうのが勿体ないと、スープの中に焼きそばを入れちゃえと始めたのが、スープ焼きそば誕生のきっかけだそうです!(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Three Empty Words」(ショーン・メンデス)でした。

しばらくして、生田さんが会いたいと探していた菊地省三さんが、カフェにやって来てくれました。USN(アメリカ海軍)のジャケットに身を包んだ省三さん、地元の海なし県、それも山手にある農家の出身で、海に憧れ海上自衛隊に入ったそうですが、自分で何かやってみたいと思うようになり、カフェを開くことに。30年前に省三さんが店を構えた当時、この黒磯の通りにお店は1軒だけでしたが、今では15-6軒のオシャレな店が並び、「SHOZO ストリート」とも呼ばれるほど、若い人たちに人気の街へと発展を遂げました!。そこで省三さん、通りを案内してくれることに。

一方の鶴瓶さん、再び市内を車で移動していると、商店街らしき場所を見つけ車を降ります。そこにあったのは、「レトロ三丁目」と看板が掛けられた、骨董品ギャラリー。元バイク屋だった店内には、レトロな雑貨からオルゴールや蓄音機などが、所狭しと並べられています。迎えてくれたのは、4年ほど前にバイク屋(鈴木モータース)の代を息子に譲り、趣味で骨董集めを始めたというオーナーの鈴木さんと、友人の山口さん。この山口さん、やかましいほどの喋り好きで、鶴瓶さんが鈴木さんに何か尋ねると、鈴木さんが答える前に、横から尾びれ背びれの付いた話が次々と返ってきます(汗)。向かいの元店舗には、1923年製や1929年製のA型フォードも展示されており、何れもナンバーが付いていて、エンジンも掛かるそうです。そこで、試しにエンジンを掛けてもらった鶴瓶さん、100年近く前のクラシックカーのエンジン音を間近で聞くことができて、大そう感激します。

SHOZO 04 STORE省三さんがまず案内してくれたのは、カフェの隣にあった元は倉庫らしき建物。1階の吹き抜けスペースはテラスとして、2階はリノベーションしてライブ会場や洋服店として利用しているそうです。オシャレなセレクトショップ「04 STORE」も、お客さんでいっぱい。可愛らしい店員の齋藤さんは、なんと地元の主婦の方。ここで働くことになったきっかけを尋ねると、これまた『ショウゾウさんが大好きで』と(笑)。地元を盛り上げたいと、30年前に地元に戻ってカフェを開いた省三さんの人柄を慕って、次々に若い人たちが集まり、その相乗効果で賑わいのある通りへと変貌した「SHOZO ストリート」、今後の街づくりや商店街再生のためのヒントが沢山ありそうです!。

and&BOY次に省三さん、『小樽から引っ越してきて洋服を作っている、すっごいオシャレな人がいる』と案内してくれたのは、小山裕子さんのお店「and&BOY」。以前、ショウゾウノトナリで展示会を開いた際に、ここが気に入り、函館にご主人を残して単身、那須塩原に引っ越してきて店をオープンさせたそうです。小樽というのは、省三さんの勘違い(笑)。小山さんは一人暮らしで自炊していると聞いた生田さん、辺りが暗くなってもまだ昼に嗅いだカレーの匂いが脳裏から離れず、『晩ご飯はカレーだったりしません?』と聞いてみますが、お店が7時まであるのでムリとのこと。そこで省三さん、今夜カレーの家を電話で探してくれることに(笑)。まず電話をしたのが、カフェの建物を借りている大家さんのお宅。すると、なんと偶然にも、大家さん家は今夜はカレーにしようと、ニンジンを刻み始めたところだそうです!。そこで大家さん、出来たカレーをカフェに届けてくれることに(笑)。

商店街を歩いていた鶴瓶さんが次に見つけたのは、ピザ屋の「MAD PERROS PIZZA」。2階でバーを開いているオーナーの平田さんが、以前同僚だった伊藤さんを店長に迎えて、5月にオープンさせたばかりだそうです。ピザを1ピース注文した鶴瓶さん、さっそく伊藤さんが生地から大きなピザを作ってくれて、持ちきれないほど大きな1ピースのピザを出してくれました。生地とチーズとトマトソースに拘っているという平田さん、とても美味しそうなピザでした。

生田さんと省三さんがカフェで待っていると、大家さんご夫婦と娘さんが、カレーを作って届けてくれました。大家さんは時々、カフェの若い従業員のために、こうして食事を振る舞ってくれているそうです。ただし今日は、奥さんと娘さんが、生田さんのロケを見物しに夕方出掛けていたので、晩御飯の準備がだいぶ遅くなってしまったとか?(笑)。確かに、ロケの映像をスローで見返すと、生田さんの後ろに、奥さんと娘さんの姿が映り込んでいます(汗)。ようやく念願のカレーにありつけた生田さん。まさにジャガイモや人参がゴロゴロした家庭料理らしいカレーで、目的の家庭料理を堪能することが出来て、大満足な生田さんでした(笑)。

再放送は、1月11日(金)午前1時00分~午前2時15分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

那須塩原市の魅力紹介

紹介してくれたのは、山本畳店のご主人・山本さんが変身する「タタミマン」。那須塩原の笑いと平和を守るため、頭に輝くTの字と、緑に輝くスーツがまぶしい、和(輪)の伝道師、タタミマン、参上!(笑)。

鶴瓶さん

生田さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 須塩原市の名物など

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