鶴瓶の家族に乾杯 | 長崎県大村市(高橋英樹さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和元年8月26日(月)放送 職人探訪SP!高橋英樹と行く長崎県大村市ぶっつけ本番旅!

旅のゲストは、俳優でタレントの高橋英樹(たかはし ひでき)さん。千葉県木更津市出身の75歳。先の4月15日に放送された、青森県鰺ヶ沢町への旅に出演した、フリーアナウンサーの高橋真麻さんのお父さん。と言うより、”桃太郎侍”や”遠山の金さん”としてお馴染み!(笑)。高校在学中の昭和36年に日活へ入社、同期には中尾彬さんなどがいます。同年さっそく映画デビューを果たすと、昭和38年には映画『伊豆の踊子』で吉永小百合さんの相手役を務め、一躍有名に。その後、『男の紋章』など任侠映画の主演スターとして活躍しますが、映画人気に陰りが出た1960年代後半からは、テレビへと活躍の場を移し、昭和40年代の『旗本退屈男』や、50年代の『桃太郎侍』『遠山の金さん』、60年代の『三匹が斬る!』と、何れも大ヒットを飛ばします。最近では、時代劇や舞台だけでなく、現代ドラマやバラエティ番組にも、とても多く出演されています。

大村市/交通アクセス旅の舞台は、長崎県の中央部、長崎空港がある大村市(おおむらし)。長崎自動車道が南北に走り、長崎市や佐世保市へのアクセスもいいことから発展を続けていますが、東には多良岳県立公園、西には大村湾を望む、自然豊かな場所です。長崎空港の少し南に、大村湾に小さく突き出た半島がありますが、その先端に築城されたのが「玖島城」(くしまじょう)。美しい扇の勾配をもつ石垣が特徴的です。古い石垣や土塀の武家屋敷の街並みが残る玖島城下町も、観光客に人気です。現在城跡は、桜の名所として知られる「大村公園」として整備され、桜の季節には約2000本もの桜が次々に開花します。中でも、国指定天然記念物の「オオムラザクラ」は、花弁が多いものでは200枚にもなる、2段咲きの珍しい桜です。

高橋英樹さんと言えば、”城好き”として知られていますが、鉄道好きにも”乗り鉄”や”撮り鉄”ファン等がいる様に、お城好きにも色々なタイプがあるらしく、高橋さんは特に石垣が好きなんだとか!。これまで過去に3回も、”家族に乾杯”にゲスト出演している高橋さん。2009年11月放送の岡山県高梁市への旅(天空の城・備中松山城)、2011年11月放送の愛媛県大洲市への旅(大洲城)、2013年4月放送の沖縄県今帰仁村への旅(今帰仁城)の何れも、お城がお目当てでした。高橋さんのブログに、鶴瓶さんとの撮影の様子や、お城や石垣を堪能する姿が記されていますよ!(笑)。


ロケが行われたのは、令和元年5月22日(水)。長崎県大村市にある、玖島城(大村城)跡の「大村公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと高橋英樹さん。鶴瓶さんいわく、職業が”サムライ”という高橋さん(笑)、その職業柄、お城と刃物(刀)が大好きで、今回も旅先では、城を見たり、包丁作りの職人さん等に会ってみたいそうです。

二人が公園のベンチに座り、復元された板敷櫓(いたしきやぐら)を眺めながら話をしていると、ロケを見学にきたタミエお婆ちゃんの満面の笑みが気に入った鶴瓶さん、ベンチに誘い話を聞くことに。タミエさんの住んでいる東浦地区にある寺島では、2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』で、龍馬が黒船に乗って出航するシーンが撮影されたとか。龍馬が本当にこの地を訪れたのかと気になった鶴瓶さん、詳しく話を聞くと、『福山雅治さんは来たけど、龍馬は来てませんでしょ。黒船はハウステンボスから来たんですよ!』とタミエさん(笑)。そこで鶴瓶さん、今回で4回目の出演となる勝手知った高橋さんとは早々に別れ、タミエさんに案内してもらい漁師さんが住んでいる港町の方へ行ってみることに。一方の高橋さんは、もう少しお城を楽しみたいと、苔むした算木積みの石垣に抱き付き、『この角度、たまらんねぇ~』と(笑)。

タミエさんと一緒に港町の方に行くことにした鶴瓶さん、ふと大村公園内に建つ神社の鳥居を見つけ、参拝に立ち寄ることに。そこは、藤原鎌足や歴代の大村領主・藩主らを祀る「大村神社」で、元々は池田山に建立された神社でしたが、明治の時代に荒地となっていた大村城本丸跡に移されました。石段が続くので、タミエさんには鳥居の前で待っていてと言い残して来たのですが、鶴瓶さんが参拝を済ませ、境内で出会った看板屋の野島さんと立ち話をしていると、その背後には、いつの間にかタミエさんの姿が!?(笑)。

大好きな石垣に後ろ髪を引かれつつ、お城を後にした高橋さんは、大村市の中心部へと向かいます。たどり着いたのは、「長崎街道 大村宿」の看板が架かる「本陣通商店街」のアーケード通り。そこで最初に出会ったのは、英語教室「English Corner」のカイ先生。シカゴから来て12年間も大村市役所に勤めていたというカイさんは、日本語がとても上手でビックリ!。

ここでスタジオから、大村市の魅力をビデオ紹介。大村市のシンボル「玖島城」(大村城)の最大の特徴は、その石垣の美しさ。あの加藤清正の指導を受けて造られたとされる玖島城の石垣は、マニアには大人気なんだそうです(笑)。この城にまつわる大村市の魅了について紹介してくれるのは、シーハットおおむらのチアダンスグループ「リトルモンスターズ・キッズ」の皆さんと、大村市のマスコットキャラクター「おむらんちゃん」。
 最初に”城グルメ”として紹介してくれたのは、「大村寿司」。地元で採れた海の幸・山の幸をふんだんに使った押し寿司です。戦国時代、敵の侵略を跳ね除け返り咲いた殿様をお迎えするために、急きょ作ったごちそうだったそうです。
 続いては、”城ダンス”。国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統芸能「大村の郡三踊」(こおりさんおどり)の始まりは、戦国時代に返り咲いた殿様を歓迎するための踊りとされ、今では黒丸踊・寿古(ずこ)踊・沖田踊として、三つの地域で継承されています。
 最後は、城はしろでも白い、「大村湾の真珠」。大村の海では古くから真珠が採れ、養殖も盛んに行われてきました。今も市内には真珠の加工場があり、その白く美しい輝きには、小野アナウンサーも憧れちゃうそうです!(笑)。

商店街を歩き出した高橋さんが、看板犬のハリス君に誘われて立ち寄ったのは、オーダースーツと婦人服の店「キャンビー(canbee)」。松下さんがご夫婦で40年営んでいるという、オシャレなお店でした。次に高橋さんが見つけたのは、”浦川ピーナツ”を販売している「浦川直売店」(浦川豆店の駅通り店)。茹でたピーナッツとは初めてという高橋さん、大村名物の塩ゆで落花生を試食させてもらうと、そのピーナッツらしからぬ美味しい味にビックリ。店番をしていた岩永さんから、本店は近くの橋の傍にあると聞き、訪ねてみることに。

一方の鶴瓶さんは、タミエさんと一緒に大村公園の駐車場で息子さんの車を探しますが、見つかりません。そうこうする内に、タミエさんも何処かに行ってしまい、見当たりません(汗)。タミエさんとはぐれた鶴瓶さんは、一人住宅街を歩いていると、ガラス張りの立派な温室のある学校を見つけ、訪ねてみることに。すると、学校の前の道で出会ったのは、家まで歩いて帰ることにしたというタミエさん!(驚)。まるで、神出鬼没の忍者の様です(笑)。タミエさんによると、この学校は「城南高校」だそうです。平成10年に総合学科校になる以前は、農業園芸系の学校だったので、大きな温室(園芸室)があるんですね。そこで鶴瓶さん、学校に立ち寄るのは諦めて、タミエさんを自宅までロケ車で送ってあげることに。

ちよか高橋さんは、浦川豆店の本店に向かう途中で、古そうな和菓子の「森洋海堂」を見つけ、立ち寄ってみることに。店の奥に声を掛けると出てきてくれたのは、女将の森さん。高橋さんを見るなり、『ワーオ!』と(笑)。試食に出していただいたのは、明治の創業時から作り続けているという「ちよか」という和菓子で、高橋さんによると、とても優しい味だそうです。その後、ご主人と娘さんからも、店のことについて色々と話を聞くことが出来ました。

タミエさんの自宅に着いた鶴瓶さん、タミエさんを大村公園まで送ってくれた長男は、まだ戻っていない様です(汗)。両隣ともに息子さんらの家と聞いた鶴瓶さん、右隣の家を訪ねると、「ボートレース大村」(大村競艇場)で救助艇の仕事をしているという次男さんが家にいて、鶴瓶さんを家に招き上げてくれました。お茶をいただきながら、ご家族のことについて話を聞いていると、タミエさんが”家族に乾杯”の大ファンだという近所のあけみさんを紹介してくれることに。しかし、鶴瓶さんが訪ねると、生憎と留守で会えず仕舞い。諦めて帰ろうとすると、表で会ったのは、タミエさんの三男のお嫁さんの明美さん。いいお嫁さんに恵まれたと、とても幸せそうなタミエさんでした(笑)。ちなみに、タミエさんが置いて行かれたと思った長男さんは、小野アナウンサーが調べたところ、実はこの間、別の駐車場で、ずっとタミエさんが戻るのを待っていたそうです・・・(笑)。

ようやく塩ゆで落花生の本店、「浦川豆店」を訪ね当てた高橋さん。出迎えてくれたのは、二代目店主の寺西さん。三代目も裏にいると、娘さんに呼びに行ってもらいますが、なかなか出てきません(汗)。それもそのはず、今日は1か月後に控えた結婚式の衣装合わせの日だとか!。そこで高橋さん、その衣装合わせに一緒に付いて行かせてもらうことに(笑)。結婚式場「パークベルズ大村」の前で、新婦となる彼女と待ち合わせた高橋さん、二人と一緒に結婚式場を訪ねます。ロビーで、これから結婚する若い二人から、馴れ初めや遠距離恋愛の様子などについて話を聞いた高橋さん、夫婦円満の秘訣は食にあり、夫婦はお互いが好きなものを何時も一緒に食べることが大事だと語ってくれました。何時も『私は何が食べたい』と主張する真麻さんには、耳の痛い話らしいです(笑)。

スコーコーヒーここでちょっと一息、長崎県大村市の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、大村市の北部にある寿古町(すこまち)。立ち寄った「寿古珈琲レストラン スコーズ」で、おすすめのコーヒーと注文して出されたのが本日の一杯、「寿古珈琲」(スコーコーヒー、1,000円)です。レストランの裏に広がるコーヒー園「長崎スコーコーヒーパーク」で、社長が手塩にかけて栽培したコーヒー豆を焙煎し淹れられた国産コーヒーの味は格別と、常連のお客さん(笑)。有田焼と思しきオリジナルのコーヒーカップも、江戸時代の長崎の出島を彷彿させる、ステキな蓋付の焼き物です。そこに描かれているのは、出島の遊女とシーボルトと、長崎奉行だった遠山景晋(かげくに)とか。景晋は、高橋英樹さんが演じた『遠山の金さん』のモデルとなった、南町奉行の遠山景元のお父さんです。これも何か、旅の縁でしょうか?(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『コーヒー・ルンバ(Toshiki小6Ver.)』(近藤利樹)でした。

ようやくタミエさんと別れた鶴瓶さんは、長崎名物のちゃんぽんが食べたいと、”皿うどん・ちゃんぽん”と書かれた暖簾が架かった、大村駅前の「扇屋食堂」に入ることに。暖簾を分けてドアを開けようとしますが、なぜか鍵が掛かっていてドアが開きません(汗)。諦めて、隣の定食屋「銀丁」に入ろうとしていると、そこで声を掛けてくれたのは、通り掛かった磯田さん。もうすぐ結婚する旦那さんも一緒と聞き、駅前のベンチに座って、二人に馴れ初め話などを聞きました。その後、鶴瓶さんがもう一度さっきの「扇屋食堂」を訪ねると、今度はドアが開きます!。店主に話を聞くと、ゴミを出しに焼却場へ行っていたとのこと。手早くできるのは”皿うどん”だと聞いた鶴瓶さん、スタッフの分も合わせ9人前を注文しますが、なかなか厨房に入らない店主を見て、『水やおしぼりはこっちでするから、皿うどんを作ることに集中して』と(汗)。するとご主人、『サインば貰っとこうか』と言うので、鶴瓶さんが手持ちの紙にサインをして手渡すと、『そこら辺に置いといて』と(笑)。何とも無愛想なご主人ですが、鶴瓶さんによると、皿うどんの味は格別に美味しかったそうです!。

高橋さんが次に訪ねたのは、「長崎街道 松原宿」。昔の街道筋を歩いていると、目の前に一台の軽トラックが停まり、降りてきた男性が声を掛けてくれました。『ブラタモリ』のごとく、タイミングよく登場したのは、「松原宿活性化協議会」で町おこしをしている山口さん、旧宿場町を案内してくれるそうです(笑)。高橋さんが最初に気になって立ち寄ったのは、”兵児はずしおこし”と書かれた暖簾の架かった、「兵児葉寿司おこし本舗」。女将の御厨(みくりや)さんに話を聞くと、創業は延宝7年(1679年)だそうです!。兵児(へこ)とは、いわゆる昔の”ふんどし”のことで、兵児が外れても分からないくら美味しいことから、「兵児はずしおこし」という名が付いたとか(笑)。高橋さんが試食させてもらうと、素朴で懐かしい味だそうです。

皿うどんを堪能した鶴瓶さん、店を出ると大村駅前で出会ったのは、JR九州の新入社員という、安藤さん・金澤さん・久光さんの三人組み。佐世保駅勤務となった三人は、駅長に言われ、長崎管内の駅を視察して巡っているそうです。初任給の使い道を尋ねると、三人とも親へのプレゼントを買ったとか。そこで鶴瓶さん、大村駅の駅員室にいた、彼らの大先輩に当たる駅長の安田さんを呼んで、駅長さんの新入社員当時の話を聞くと、初任給はパッと使ってしまったそうです(笑)。三人は、これから快速「シーサイドライナー」に乗って、4駅先の「千綿駅」(ちわたえき)に向かうそうです。そこで、電車を待つ間、ホームで彼らの”恋バナ”を聞いた鶴瓶さん、電車が来ると、指差し確認で彼らの出発を見送りました(笑)。

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次に高橋さんが山口さんに案内されて訪ねたのは、松原包丁を作っている「田中鎌工業」。山口さんによると、その昔に大村藩が殖産興業で始めたのが、石見の国から取り寄せた鉄で鎌などの農機具を作った刃物鍛冶で、今でも松原宿には3軒の鍛冶工場が残っているそうです。4代目の田中社長に案内してもらい、工場内を見学した高橋さん、事務所に戻って松原包丁の商品を拝見させてもらうことに。事務所にいたのは、田中社長の奥さんとお母さんと、見習い始めて3年目になるという跡継ぎの息子さん。高橋さんによると、チャンバラの斬られ役になるにも10年掛かるそうで、3-4年目はまだ主役には斬りかかれず、遠巻きの役しかさせてもらえないとか。そこで息子さんにも、もう少し辛抱して修行を頑張って欲しいと、エールを送ります。すると社長、炉に火を入れ、高橋さんにも包丁の鍛冶打ちを体験させてくれました。真っ赤に焼けた鉄を、ベルトハンマーで叩く遠山の金さんも、さすがにちょっと及び腰(笑)。その、高橋さんが叩いた金属片を、息子さんが立派な包丁に仕上げて、スタジオに送ってくれました。修行中の息子さんにとっても、包丁作りの工程の最初から最後までを一人で仕上げた、最初の作品だそうです。高橋英樹作と銘まで彫ってもらい、いたく感激した高橋さん、『最高です』と包丁を掲げ見上げる姿は、『まるで任侠映画みたいでんな』と鶴瓶さん(笑)。

再放送は、8月30日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

大村市の魅力紹介

鶴瓶さん

高橋英樹さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 大村市の名物など

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