鶴瓶の家族に乾杯 | 岐阜県岐阜市(本木雅弘さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和2年2月10日(月)放送 麒麟(きりん)がくるSP! 本木雅弘と岐阜市ぶっつけ本番旅!

旅のゲストは、俳優で元歌手の本木雅弘(もとき まさひろ)さん。埼玉県桶川町(現 桶川市)出身の54歳。1981年に、15歳でTBSドラマ『2年B組仙八先生』でデビュー。翌1982年には、モックンの愛称で、布川敏和さん(フックン)や薬丸裕英さん(ヤックン)とともに、「シブがき隊」として『NAI・NAI 16』で歌手デビューし、すぐにトップアイドルグループとして人気を博します。1988年にシブがき隊が解隊した後は俳優の道へと進み、1992年公開の映画『シコふんじゃった。』など数々のヒット作に出演し活躍します。また、自ら企画を持ち込み主演も務めた、2008年公開の映画『おくりびと』は、2009年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。令和2年1月19日スタートのNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、斎藤道三(利政)役を演じています。

旅の舞台は、岐阜県の県庁所在地である岐阜市(ぎふし)。岐阜県の中南部、愛知県にほど近い場所に位置し、名古屋市からは直線距離で北に20キロほど。岐阜提灯や長良川の鵜飼が有名です。朝ドラ『半分青い』に続き、令和2年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の舞台となる岐阜は、観光客誘致に向けて大いに盛り上がっており、令和2年1月11日から1年間、岐阜市と可児市、恵那市には、「大河ドラマ館」がオープン!。

岐阜市は、ドラマの主人公・明智光秀の出生地(可児市)と共に美濃国に属し、織田信長が”井口”と呼ばれていた当地を”岐阜”と改め、岐阜城に入城したのは永禄10年(1567)のこと。光秀が信長に仕えたのもこの頃と言われています。ただし、岐阜のまちづくりの基礎を築いたのは、信長より前、明智光秀が若き頃に仕えた稲葉山城(現 岐阜城)の城主・斎藤道三(演:本木雅弘さん)であったといわれています。”美濃の蝮(マムシ)”とあだ名された道三は、信長の父・織田信秀と再三に渡って戦を繰り広げましたが決着がつかず、和睦の証(人質)として、娘の濃姫(帰蝶)を信長に嫁がせました。

濃姫といえば、麻薬取締法違反の疑いで逮捕された沢尻エリカ容疑者が演じる予定だった役柄です。代役の川口春奈さんによる撮り直しが決定し、初回放送日は1月5日(日)から19日(日)に2週間延期されることになりました。その初日、岐阜市の大河ドラマ館では、本木雅弘さんをゲストに招いてのトークイベントとパブリックビューイングが予定されていたため、その計画も白紙撤回。岐阜市は大混乱になったとか(汗)。今回、撮り直しで多忙を極める本木さんのスケジュールをやり繰りしてまで、”家族に乾杯”のゲストに招いての岐阜市行脚は、番組の宣伝とともに、岐阜市民へのお詫びを兼ねたNHKの配慮があったものと推察します(笑)。


岐阜城(稲葉山城)ロケが行われたのは、令和元年12月14日(土)。長良川の河畔に沿って続く川原町通りの古い町並みを歩く本木さん。撮影で何度か岐阜市を訪れた本木さんですが、岐阜の人は控えめで、あまりアピールして貰えなかった岐阜市の魅力をもっと知りたいと、旅の目的を語ってくれました。本木さんが、鶴瓶さんと待ち合わせた「川原町広場」に到着すると、近くに聳える金華山の頂上に、斎藤道三の居城であった「稲葉山城」(岐阜城)がよく見えます。すると、その城から出陣してきたかのごとく、公園の反対側から、ロケスタッフの一軍を従えた鶴瓶大将が登場!。平穏な川原町広場は一転、鶴瓶軍と本木軍の合戦の様相に!?。もちろんそんなことは無く、二人の旅は和やかに、この公園からスタートします(笑)。

鶴瓶さんが川原町広場の公園で見かけた関根さんや岩田さん、池田さん親子らに声を掛けると、皆さん地元の名将・斎藤道三のことをよくご存じで、その役を演じる本木さんには、鶴瓶さん以上の人気が集まります!。岐阜の人は、『モックンが道三を演じる』と大喜びだそうで、既に鶴瓶さんが先の大河で演じた岩倉具視のことは、記憶にすら残っていない様です(笑)。

初代ドラえもんの主題歌公園を出て、川原町通りを歩き出した鶴瓶さんと本木さん。たまたま出会った年配のカメラマンの方から『ここ面白いですよ』と紹介されて、ギャラリー&和カフェ「川原町屋」を訪ねることに。古い町屋を改装したギャラリーでは、雛人形の展示販売が行われており、奥に続く蔵は、フランス人のシェフがいるステキなカフェになっていました。出迎えてくれたのは、オーナーの小見山はるみさん。なんと、堀越学園の芸能コースの第一期生だそうです!(驚)。テーブルに座って詳しく話を聞くと、江木俊夫さんらが卒業した年に入学し、郷ひろみさんや野口五郎さん、坂口良子ちゃんらと同級生で、当時は”内藤はるみ”という名前で、初代「ドラえもん」の主題歌などを歌っていたそうです。はるみさんは手拍子で、昭和48年(1973年)4月1日から放送が開始された初代ドラえもんのオープニング曲『ドラえもん』を歌ってくれました(笑)。演歌調の節回しが、昭和を思い起こさせます!ちなみにエンディングテーマ曲は、ルンバ風の『ドラえもんルンバ』でした。

正法寺(岐阜大仏)ここでスタジオから、岐阜市の魅力をビデオ紹介。小野アナウンサーによると、裏切りを重ねて油商人から大名にまで成り上がったという道三、今でもこの地域では裏切りが絶えないとか?(笑)。
 最初の伝令は、斎藤道三様の本拠地「金華山」に裏切り者がいるとのこと!?。その裏切り者とは、リス。かつては戦いの場であった金華山が、今ではかわいいリスたちの楽園に(笑)。「リス村」では、餌付けをしながら70匹ものリスと触れ合うことが出来ます。
 続いての裏切り者は、正法寺のお堂に鎮座する、高さ13.7メートルの「岐阜大仏」。鎌倉や奈良の大仏は銅などで作られていますが、この大仏は予想を裏切る、竹の骨組みに和紙と粘土を張り付けて出来ています(笑)。
 道三に負けず劣らず、悪いイメージが付きまとう明智光秀。その光秀のイメージを裏切るのが、「光秀ランチ」。光秀は、全国各地から最高の食材を集めては、客人に振る舞っていたそうです。その光秀が振る舞った料理を文献からひもとき、現代風にアレンジしたのが光秀ランチ。市内の各旅館で食べられます。

川原町屋を出た二人は、川原町通りで結婚式の前撮りをしていた、長尾さん夫妻と出会います。『二人でずっと笑っていられる家庭にしたい』と話す長尾さん。本木さんは、『向き合いすぎると揉めるので、二人並んで同じ方向を見る方がいいですよ』と、新婚さんにアドバイス(笑)。

続いて二人が立ち寄ったのは、岐阜和傘の専門店「長良川てしごと町家CASA」。店の方によると、日本の和傘の約7割は、岐阜市で作られているそうです。岐阜をはじめ東海圏では、母親が娘の嫁入り道具として和傘を持たせる風習があるそうで、だから岐阜では今でも和傘作りが残っているんですね!。

次に鶴瓶さんが訪ねたかったのは、川原町通りに一軒だけ残っているという、「岐阜うちわ」の職人さんのお宅。立派な長良川温泉旅館「十八楼」の門口で出会った女中の岩田さんに訊ねると、向かいの「住井冨次郎商店」まで案内してくれました。4代目になるという店主の住井さんによると、もともと岐阜うちわは長良川の鵜飼いを見物に来る観光客用のお土産品としてつくられたもので、水うちわ、渋うちわ、塗りうちわの3種類があって、すべて職人による手作りだそうです。水うちわは、雁皮紙(がんぴし)という非常に薄い和紙を貼り、専用のニスを塗って仕上げてあるのが特徴だそうで、見た目が透けて涼しげなため、水うちわと名前が付いたとか。すると住井さんから、一昨年はブラタモリでもお世話になったと聞いた鶴瓶さん、『来たの!?、見てたんやったら入って来へんのに~』と、大そう悔しがります(笑)。しかし、先ほどのカフェや和傘店にもタモリさんは立ち寄ったとかで、『ブラタモリが行ったところは行きたないのよ、もうカットしてぇや』と訴えますが、時すでに遅し!。住井商店の鴨居には、その時に撮られたタモリさんと一緒の写真が飾られていました(笑)。

ここで二人は分かれ、ひとり旅に。鶴瓶さんと別れた途端、本木さんは、『台本が貰えないと仕事ができない人間に対して素を曝せという、これほど酷な番組はない』と、極度の緊張に苛まれます(笑)。とりあえず本木さんは、斎藤道三が晩年に隠居所とした「鷺山城」のあった辺りを訪ねることに。標高68メートルという小高い鷺山(さぎやま)の麓にある「北野神社」の脇には、「斎藤道三公慰霊之碑」が建てられていましたが、週末なのに観光客は誰もおらず、辺りはひっそりと静まり返っています(汗)。とりあえず慰霊碑に手を合わせてお参りを済ませた本木さん、出会いを求めて、ひと気のない鷺山地区を歩き始めます。そこで、まずはリハーサルと、たまたま見つけた駐車場の車の中にいた女性に声を掛けます。近くの塾でテストを受けている受験生の息子に、車の中でお昼ご飯を食べさせていたと話す春日さん、本木さんは息子さんの合格祈願を伝えて、みごとリハーサルをクリアーすることが出来ました(笑)。続いて出会ったのは、車で自宅に戻ったところの平野さん親娘。この先にある「マルヨシ」に行けば、地元の詳しい昔ばなしが聞けると教えてくれました。

AGNI一方の鶴瓶さん、岐阜市の中心部にほど近い下太田町の住宅街を歩いていると、たまたま出会った澤井さんの奥さんが、もう少し先に行けば、岐阜のお大尽、岡本太右衛門さんの古いお宅があると教えてくれました。その立派なお屋敷を見つけた鶴瓶さんですが、路地を曲がっても塀がまだまだ続き、敷地が広すぎて、どこが玄関かも分かりません(汗)。通りで出会った近所の篠田さんに話を聞くと、岡本家の出は1560年創業の鋳物業ですが、今ではIT事業まで手掛ける岐阜で一番のお大尽家だそうです。あまりに立派過ぎて、さすがの鶴瓶さんもピンポンを押すのが憚られます(笑)。そこに車で通り掛かったのは、地区の役員をしているという和久田さん。鶴瓶さんに代わって、岡本さんのお宅を訪ねてくれることに。しかしピンポンを押しても、何の応答もありません。留守と鶴瓶さんが帰ろうとしたその時、ようやく玄関の戸が開いて、お手伝いの立松さんが出てきてくれました。あまりに広いお屋敷で、玄関までだいぶ遠かったようです(汗)。生憎、当主で15代目の太右衛門さんは留守でしたが、奥様と立松さんが気さくに鶴瓶さんを迎え入れてくれました。

地元に詳しいと聞いた「マルヨシ」さんへと向かう本木さん、途中にあったブティック「カワイ」の店の前で、お客さんを送り出す、店主の河合さんと出会います。店を開いて51年と聞き、立ち寄らせてもらうことに。すると、ちょうど今帰ったお客さんは陶芸家で、『大河ドラマにちなんだ茶碗を作ったので、市長さんに見せて欲しい』と言って置いていったという作品を見せてくれました。明智の桔梗の紋や、道三考案の二頭立浪の紋が入ったお茶碗です。『家にも使っていない茶碗があるので、差し上げたいわ』と話す、土岐市出身の河合さん。土岐氏と言えば、道三が和睦のために最初に娘の帰蝶(濃姫)を嫁がせた、土岐頼純の家元。ドラマでは、尾美としのりさん演じるその娘の夫の土岐頼純を、本木さんは毒殺してしまいます!。少なからず因縁を覚えた本木さん、河合さんのご自宅に伺ってみることに(笑)。河合さんと一緒に店を出た本木さんが、店の前で偶然出会ったのは、河合さんの知り合いの北川さんと脇原さん。本木さんと並んで歩く河合さんに嫉妬を焼いたのか、『どういうご関係?』と訊ねると、自分の着ている洋服もカバンもブティック「カワイ」の商品と、お二人も本木さんに猛アピール!(笑)。すると、そこにあったのは、当初目指していた「マルヨシ洋品店」。今ではクリーニング店の方が専業で、洋品店の方は倉庫になっている様です。応対してくれたのは、86歳になるという店主の加納さん。店をやりつつ、自治会の仕事などで休む暇もないと話すお元気そうな加納さんでしたが、小野アナウンサーによると、ロケの後に自転車で転び体調を崩して、1月にお亡くなりになってしまったそうです(驚)。その後、河合さんのご自宅に伺った本木さん、息子さんご夫婦やお孫さん達と出会い、暮らしぶりなどについて話を聞くことが出来ました。

ここでちょっと一息、岐阜県岐阜市の「家族に一杯」の時間です。
 せっかく岐阜まで来たから、お昼は贅沢しちゃおうっと訪ねたのは、100年以上も続く老舗のうなぎ屋「華紋」。お目当ては、本日の一杯、「うな丼」(うなぎ丼)。食欲を誘うタレの輝きがたまりません。『パリッとしているのに、中は柔らかくてとっても美味しい』と、女性のお客さん。すると、ウナギを待つお客さん達は、店の床の間にお菓子などを供え、手を合わせています。皆さんが拝んでいたのは、座敷童!?。なんとこのお店、座敷わらしがいるうなぎ屋さんなんだそうです!。店を訪れた人たちから、『素敵なご縁に恵まれた』『受験や就職試験に合格した』と沢山のお礼が届き、”座敷童がいる店”として、評判になったとか。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、岐阜市出身のシンガーソングライター・見田村千晴さんが歌う、『夕立よ、このまま』でした。

井桁屋鶴瓶さんも、お昼時でお腹が空いたと、たまたま見つけた昭和レトロな暖簾の掛かった、お食事処「井桁屋」を訪ねます。出迎えてくれたのは、店主の松波さんご夫婦。ちょうど忙しい時間が過ぎたところと、スタッフ全員でお昼ご飯を頂きました。鶴瓶さんが食堂を出ると、向かいにあったのは、ケーキ屋の「りぼん」。店主の山賀さんから、昨年急にお父さんが亡くなってしまったと聞いた鶴瓶さん、店を訪ね、お母さんから先代のことやご家族について話を聞くことが出来ました。

新たな出会いを求めて、岐阜市内をロケ車で移動する本木さん。すると、ブドウ畑が広がる場所で、”天然ワイン醸造”と書かれた看板を見つけ、立ち寄ってみることに。本木さんが訪ねたのは、「長良天然ワイン醸造」。応対してくれたのは、店主の林さん。おすすめのワインは、マスカット・ベリーAの赤で、赤が苦手な人にも飲みやすい中辛口だそうです。試飲をさせてもらった本木さん、独特の渋みは嫌味がなく、しっかりしているけど飲みやすいそうです。本木さんが奥さんにも話を聞きたいと、ご主人に呼んできてもらうと、なんと奥さん、鶴瓶さんと本木さんが川原町通りを歩いていた時に、ちょうど横をジョギングで通り掛かったそうです!。小野アナウンサーが映像を確認すると、確かに奥さんのジョギング姿が録画に映り込んでいました(笑)。ちょうど明日、息子さんと一緒にハーフマラソンに出場するという奥さん、来年は名古屋ウィメンズマラソンにも挑戦するそうです。他局の企画で、過去にホノルルマラソンを2回走ったことがあるという本木さん。1回目はフラフラになってリタイアし、その映像を見た人から街で『ホノルルモックン』と揶揄され真似されたことを糧に、2回目は3時間56分で走ったと、フルマラソンの思い出を語ってくれました(笑)。

一方の鶴瓶さんが訪ねたのは、インスタ映えする”大イチョウ”が有名な「上宮寺」。住職の小笠原宣さんに話を聞くと、本職は”経も読める絵描き”だそうです(笑)。ちょうどそこに帰って来たのは、奥さんと孫のサナちゃん。お寺ではクリスマスが無いので、これからジィジとバァバからサナちゃんへの”お歳暮”(クリスマスプレゼント)を、皆で買いに出掛ける所だそうです(笑)。その前に、本堂にあるという小笠原さんの絵を見せてもらうことにした鶴瓶さん。本堂に上がると、その襖には、小笠原さんが描いたという屋久島のイメージが所狭しと広がっていました(驚)。

再放送は、2月14日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

岐阜市の魅力紹介

鶴瓶さん

本木さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 岐阜市の名物など

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