鶴瓶の家族に乾杯 | 愛知県知多市(安治川親方)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和2年3月2日(月)放送 元関脇・安美錦の安治川親方と愛知県知多市ぶっつけ本番旅!

旅のゲストは、元大相撲力士の関脇・安美錦関で現在は安治川(あじがわ)親方の、安美錦竜児(あみにしき りゅうじ)さん。青森県西津軽郡深浦町の出身で、41歳。高校卒業後に、兄の安壮富士が先に入門していた安治川部屋(後の伊勢ヶ濱部屋)に入門。1997年1月場所で初土俵を踏み、21歳の2000年1月場所に新十両へ昇進、同年7月場所に新入幕を果たします。2007年9月場所において、新入幕から所要43場所で自身最高位の関脇に昇進。その後、三役と平幕を何度か往復しますが、2012年3月場所の関脇位を最後に、ケガが響いて徐々に階級を落とします。西十両11枚目で臨んだ2019年7月(名古屋)場所において、初日から2連敗の後にケガで休場を余儀なくされ、場所中の10日目に現役引退を発表。当時、現役最年長の40歳。関取在位117場所は魁皇と並んで歴代1位の記録。生涯戦歴は、907勝908敗。結果的に、現役最後の試合となった不戦敗により、負け星が勝ち星より1つ多くなったのも、安美錦らしさでしょうか!?。受賞歴は、殊勲賞4回、敢闘賞2回、技能賞6回、金星8個。その最初の金星は、2003年1月場所において、”平成の大横綱”といわれた貴乃花から挙げたもので、貴乃花はこの取組を最後に現役を引退したため、安美錦は貴乃花の現役最後の対戦相手としても知られています。得意技は、右四つからの寄りや押し、出し投げなど。まわしを取って頭をつけるなど、技巧派で鳴らし、土俵際の粘りも信条。いつも微妙な取り組みにより行司が軍配を上げにくい相撲をとるため、「行司泣かせ」との異名が付いたほどでした(笑)。

サントリー ウイスキー 知多旅の舞台は、愛知県の知多半島の付け根に位置し、伊勢湾に面した場所にある、知多市(ちたし)。南側は、中部国際空港(セントレア)を擁する常滑市に隣接しています。沿岸部は発電所や製油所などが立地する工業地帯で、内陸部ではフキやペコロス(小球タマネギ)などの農産物が作られています。さて、安美錦関と知多市の関係ですが、正直、まったく分かりません!(笑)。無理やり予想すると、安美錦が現役最後となった場所は、2019年7月の名古屋場所。3日目からケガで休場し、再出場の機会を探りつつ、幕下陥落が決まる十日目までの一週間、ひょっとして安美錦関は、たまたま出掛けた知多市の何処かで、引退の決意を固めたのかも?(汗)。さらに探ると、安美錦関の好物はワインと甘口のカレーライスで、嫌いなものは梅全般だそうです。知多市には、梅で有名な「佐布里緑と花のふれあい公園」があり、全国梅サミットに加盟するなど、梅を地域資源として活用する土地柄。そんな場所で、梅嫌いを直そうと、知多市を訪れたとか?(笑)。腹案は、特産の「知多木綿」。相撲には、浴衣や手拭いと、木綿生地が付きものですが、ひょっとして何か知多木綿に思い入れがあったりして?。

satoさんからの目撃情報によると、竹新製菓の「おかきや辰心」に、NHKの取材班が訪れたとか。メニューを見ると、”きしめん”など愛知県名物も気になりますが、この店の一番の名物は、”岡田かつ丼”だそうです!。ひょっとして、これが本日の一杯でしょうか?(笑)。


ロケが行われたのは、1月29日(水)。愛知県知多市の新舞子東町にある「新舞子東町2号公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと安治川親方。安治川親方の親戚が知多市に住んでいるそうで、名古屋場所の際にいつも応援に来てくれていたその親戚へのお礼と、これから取り組む新弟子のスカウトの手始めにと、安治川親方は知多市を旅先に選んだそうです!。

安治川親方から、新弟子のスカウトの基本は『お母さんから攻めろ』だと聞いた鶴瓶さん、さっそく道で見かけたお母さんらしき女性に声を掛けます(笑)。お若く見えた田代さんですが、二人の息子さんは既に30歳過ぎ・・・(汗)。でも、中学生のお孫さんがいるそうなので、学校から戻ったら、『安治川親方が噂を聞きつけて迎えに来た』と伝えて貰えるよう、伝言を頼むことに(笑)。次に、犬の散歩をしていた友田さんに声を掛けると、高3で身長160cmという子供がいるそうですが、詳しく話を聞くと、実は女の子(汗)。続いて、赤ちゃんを抱いたお母さんとお婆ちゃんに出会います。8か月にしては立派な体格で、全く人見知りせず堂々とした赤ちゃんに、将来はと期待されますが、残念ながらこの子も女の子(笑)。

ここでスタジオから、知多市の魅力をビデオ紹介。今回は安治川親方を迎えて、『知多の魅力番付、両横綱の土俵入り!』と銘打った趣向に!。行司を務めるのは、知多市の公認キャラクター「梅子」ちゃん!。愛知県でも有数の梅の産地として知られる知多市、その梅から生まれた女の子です。知多市では、2月から3月にかけて「梅まつり」が開かれています。
 まずは、東の横綱『知多のお寺巡り』の土俵入り!。知多市内には、「知多四国八十八ヶ所霊場」のうち、十三ヶ所の霊場があります。その一つ、「大智院」というお寺には、メガネを掛けた弘法大師様がいます!。目が不自由なお爺さんが、この「めがね弘法」に祈願したところ、目が見えるようになり、眼鏡を残して行ったと伝わっています。
 続いては、西の横綱『尾張万歳』の土俵入り!。万歳とは、家内の安全と繁栄を願う日本古来の祝福芸です。特徴は、その軽快なやり取り。尾張万歳は、鎌倉時代から受け継がれ、国の重要無形文化財に指定されています。

安治川親方の親戚が住んでいる長浦地区の近くには、もみじの紅葉で有名な「日長神社」があると聞いた二人は、その神社を訪ねることに。拝殿の中を覗くと、ちょうど一人の女性が神主さんから玉串を受けとっているところ(汗)。御祈祷を終え、拝殿から出てきた林さんに話を聞くと、37歳の本厄の厄災除けの祈祷を願ったそうです。女性の本厄は33歳だと思っていた鶴瓶さんが宮司の藤岡さんに訊ねると、地域や神社によっては37歳も本厄になるそうです。年明けから家庭内で病気が続き、本当に大変だったと話す林さんですが、ようやく念願だった厄除け祈願を終え、戎顔この上ない鶴瓶さんと安治川親方の二人に出会った林さんは、とても晴れやかで楽しそうでした(笑)。

ようやく安治川親方の親戚の家があるという長浦地区に辿り着いた鶴瓶さんですが、これから何処をどう探したものかと思案していると、『住所なら分かります』とスマホを取り出す安治川親方を見てビックリ。安治川親方は、この番組的に、てっきり人伝に尋ね歩いて親戚の家を探し出さないといけないと思い込んでいた様です(笑)。カーナビの住所検索で、ようやく親戚の中西さんの家に辿り着いた二人を、親方のおじさんとおばさんが歓待してくれました。毎年名古屋場所の際には、地元青森流のおはぎと赤飯を沢山作って部屋に差し入れしてくれたと感謝する安治川親方ですが、中西さんも、出世が早くて部屋で一番先にちゃんこを食べる安美錦関の横で、自分たちもとても鼻が高かったと、当時を振り返り、楽しい思い出を語ってくれました(笑)。座敷の鴨居には、安美錦関が現役で活躍していた当時の写真やら新聞記事が額に入れられ、沢山飾られています。今のご夫婦の一番の楽しみは、10月4日に行われるという「断髪式」で、お二人で両国国技館を訪れる予定だそうです。

ここで二人は別れ、ひとり旅に。中西さんの家を先に出た鶴瓶さんが坂を下っていくと、ちょうど名鉄常滑線の「長浦駅」に電車が到着。電車から降りてきた、二人の女子中学生に話を聞くと、神垣さんと福田さんは中学3年生で、二人は同じ高校の入学試験の帰りだそうです。そこで鶴瓶さん、近所にあるという食堂「おかもと」まで案内してもらいながら、二人に詳しく話を聞くことに。卒業式では『旅立ちの日に』を歌うそうですが、鶴瓶さんが『仰げば尊し』は歌わないのかと尋ねると、今どきの中学生は、その歌の存在すらよく知らないようです(汗)。鶴瓶さんが、『あお~げば~ とぉ~とし、わが~しの~おん~』と歌って聞かせると、”ワガシ”とは”日本のお菓子”のことと真面目に答える中学生にビックリ(笑)。しばらく歩き三人は、味合わせ「おかもと」を訪ねますが、ランチの準備にはちょっと時間が掛かるとのこと。そこで、中学生らと一緒にコーヒーを頂くことにした鶴瓶さん、店のご主人夫婦と『(昭和)何年生まれ』という会話を始めますが、隣にいる平成生まれの中学生には、いったい何歳になるのか?、全く分かりません(笑)。修学旅行では東京に行ったと聞き、鶴瓶さんはバスの中では『修学旅行』を歌ったかと尋ねますが、これまた女子中学生には未知の世界・・・(汗)。鶴瓶さんと店のご主人は、舟木一夫の”修学旅行”を『二度とかえらぬ 思い出乗せて、クラス友達 肩よせあえば、ベルが鳴る鳴る プラットホーム~』と熱唱しますが、隣で聞いていた女子中学生は、その昭和歌謡の節回しに大笑い(笑)。皆勤賞を貰うことや、好きな男子の制服の第二ボタンを貰うことに対しては、『それに何の意味があるのか分からない』と話す令和時代の中学生の考え方に、打ちのめされた鶴瓶さんでした(笑)。ちなみに、小野アナウンサーによると、翌日の合格発表では、お二人とも見事高校に合格できたそうです!。

一方の安治川親方は、農協の前で出会った信夫さんに子供たちが集まっていそうな場所を尋ねますが、まだ学校に行っている時間だからと、近所にある人気のおかき屋さんを教えてもらいました。その道すがら見つけたのは、「岡田福祉会館」。ここなら大勢の人に出会えそうだと訪ねると、ちょうど集会場では大勢のお爺ちゃん・お婆ちゃんが集まって、カラオケ教室が始まるところ。皆さんから歓待された安治川親方も一緒になって、千昌夫の『人生に乾杯』を熱唱しました。安治川親方はこの歌を知らなかったそうですが、そこはカラオケ大好きの親方、即興で皆さんに合わせて歌ったんだそうです(笑)。

鶴瓶さんが新舞子地区の住宅街を歩いていると、そこで出会ったのは、散髪帰りと話す自転車に乗った小崎さん。『私の家でお茶でも』と誘われ、ついて行くことにした鶴瓶さんですが、案内された立派なお宅を見てビックリ!。奥さんとの馴初め話を聞きますが、結婚当時は風来坊をしていて、奥さんの稼ぎを当てにするヒモ状態だったため、奥さんの両親に反対され、駆け落ちをして結婚したとか(汗)。その後、奥さんの手綱取りがよっぽど上手かったらしく、ご主人も稼いで、こんな立派な家が建ったようです(笑)。

再び岡田地区を歩き出した安治川親方、趣のある石塀の続く通りを歩いていると、大きくて立派な「木綿蔵」と書かれた看板のある蔵を見つけます。入り口には”CLOSE”との看板が掛けられていますが、中には人がいる様なので声を掛けてみると、関さんら何人もの女性陣が『美男子が来た!』と喜んで、親方を招き入れてくれました(笑)。こちらの施設は、知多市の伝統工芸で特産品でもある「知多木綿」の手作りの技を後世に伝えようと、実際に知多木綿が貯蔵されていた蔵を活かして創られた、機織り体験ができる施設だそうです。せっかくだからと、機織り体験をさせて貰うことにした安治川親方ですが、細やかな機織り機の操作に、さすがに腰が痛くなってしまった様です(笑)。とはいえ、皆さんのご指導のお陰で、味のある知多木綿のコースターが出来上がり、いいお土産が出来ました!。

ようやく、先に信夫さんから教えてもらった「おかきや辰心」に辿り着いた安治川親方。コーヒーを飲みに来ていた地元のお客さん、土井さんと前田さんに話を聞くと、ここはコーヒーが安いうえに、焙煎おかきが食べ放題なんだとか!。お客さんから、おかき屋を経営している「竹新製菓」の社長と紹介されたのは、若くて美人の新美さん。ご家族の話を聞くと、3年前に社長業を継ぐにあたり、いま結婚しないと結婚でき無くなると8歳年下のご主人を説得して、社長になると同時に結婚されたそうです(笑)。そして授かった子供は、既に立派な体格。その、みたらし団子に武者ぶりつくワンパクさも気に入ったらしく、『お団子をいっぱい食べて、大きくなるのを待っているからね ハートマーク』と、まだ小さな子供に優しく言い含める親方でした(笑)。

岡田かつ丼ここでちょっと一息、愛知県知多市の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、市の中心部の岡田地区。そこで見つけたのは、安治川親方も訪れた、「おかきや辰心」。お昼時、食堂にもなっている店内は、お客さんでいっぱい!。皆さんが食べているのは、2個の目玉焼きが載った、かつ丼。半熟の目玉焼きを箸で崩して、『卵をしみらかせて食べるんですよ』と教えてくれたのは、地元のお母さん。本日の一杯は、「岡田のかつ丼」(700円)。この辺りで”かつ丼”と言えば、昔からあった地元の食堂で提供されていた、半熟の目玉焼きが載ったスタイルが定番でしたが、その店が何年か前に閉店。残念がる地元の皆さんと共に、町おこしにもなればと、竹新製菓の店舗で、このメニューを復活させたんだそうです。『半熟の卵をトンカツに絡めて食べるのが美味しいです』と、地元のサラリーマンのお客さん。みんなを笑顔にさせる一杯です。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『The Lazy Song』(ブルーノ・マーズ)でした。

新たな出会いを求めて、再び住宅街をブラブラと歩く鶴瓶さん。すると、『生まれて初めて芸能人に会った』と喜ぶ、犬を散歩させていた女性と出会います。『こんな所を歩いている芸能人は俺ぐらいしかいない』と自負する鶴瓶さん(笑)、女性に話を聞くと、1年前に北海道から犬と一緒に新幹線に乗って知多にやって来て、今は働きながら大学に通っていると知り、興味津々。遠慮する女性を口説き落とし、自宅までついて行って、さらに詳しく話を聞かせてもらうことに(笑)。お母さんは北海道にいるそうですが、知多では単身赴任中のお父さんと二人暮らし。弟さんはオーストラリアで働いていて、家族バラバラになってしまったそうですが、毎日全員でLINEを交換し合い、お互いを支え合っているそうです。勤め先を尋ねると、名古屋市にある名古屋鉄道名古屋本線「有松駅」の近くだとか。有松絞りで有名な「有松地区」は、伝統的な町並みが素晴らしいと熱弁する女性の話を聞いて、とても気になった鶴瓶さん、今から車で有松地区へ行ってみることに!。

初めて有松地区を訪ねた鶴瓶さん、女性が話す通り伝統的な町並みが立派に保存されており、大そう感心します。そこで出会ったのは、有松絞りの着物を見事に着こなした、『40歳にして未亡人になってしまい、早く玉の輿を探さないと』と話す、だいぶ昔に40代は過ぎたであろう、とても明るい伊藤さん(笑)。有松絞りの着こなし方が見事だと思いきや、有松絞りを扱っている「有松絞商事」の社長さんだそうです!。

安治川親方は、おかきや辰心の従業員の方から、土俵がある中学校があると聞き、「八幡中学校」を訪ねることに。快く出迎えてくれたのは、校長の栗本先生。相撲部は、大会に合わせて柔道部の子供たちが特別編成で兼務しているそうです。そこで校長先生が校長室に呼んでくれたのは、柔道部の顧問をしている、吉戸先生と山本先生。女性の山本先生は、根っからの”スー女”(相撲好き女子)の様で、遠藤のファンだそうですが、安美錦関とも出会えてとても嬉しそう(笑)。先生方は、ちょうど授業が終わった時間だからと、柔道部の生徒たちを土俵の周りに集めてくれました。ズボンの裾を捲り、軽く当たり稽古を付けてみようと土俵に上がった安治川親方、順番に生徒たちの押しを受け止めます。最後に土俵に上がったのは、教員生活最後の思い出にと、今年の3月で定年を迎える栗本校長先生。鶴瓶さんが心配するほど、”教員人生の結びの一番”と熱心に親方にぶつかっていきますが、いかんせん腰が高くて、親方はビクともしません(汗)。最後に、生徒たちから質問を受けた安治川親方、体の小さな原田君から『どれくらい食べれば太りますか?』と聞かれ、自分は朝晩にどんぶり飯を5杯食べ、夜食に弁当を4~5つ食べて、体重を50キロ増やしたと教えてくれました。その話を聞いた原田君、自分も大きくなりたいと、さっそく翌日から5杯飯にチャレンジしたそうですが、小野アナウンサーによると、結果は1回で挫折・・・(笑)。一方、ひと際体が大きい中村君の体重は、中学生にして90キロもあるそうです。親方は、『体が大きいというのは一つの才能だから、どうだ、やってみないか?』と新弟子に誘いますが、『まだいいです』と断られてしまいました(笑)。そこで安治川親方、『高校卒業する頃に、また迎えに来るよ ハートマーク』とラブコールを送って、中学校を後にしました(笑)。

再放送は、3月6日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

知多市の魅力紹介

鶴瓶さん

安治川親方

家族に一杯

 


番組内で紹介された 知多市の名物など

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