鶴瓶の家族に乾杯 | 千葉県香取市(アンミカさん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和3年10月18日(月) アンミカ 千葉県香取市でしゃべくり出会い旅スペシャル

旅のゲストは、女性ファッションモデルの アン ミカさん。韓国・済州島生まれ、大阪市育ちの49歳。大阪府立住吉高校を卒業後、トップモデルを目指して単身パリへ移住。18歳でイギリスのファッション誌に写真が掲載されたことを契機に、20歳でパリコレクションへ初参加。30歳を過ぎてからは、活動の範囲をモデル業以外にも広げ、現在はジュエリーやファッションのデザイナー、化粧品のプロデュース、エッセイスト、テレビタレントなど、多方面で活躍中です。アンミカさんが”家族に乾杯”に出演するのは、今回が初めて。

旅の舞台は、千葉県香取市(かとりし)。2006年に、佐原市・小見川町・山田町・栗源町の1市3町が合併して誕生しました。千葉県の北東部、霞ケ浦の湖尻の先端部に位置し、茨城県と接しています。一帯は、利根川流域の”水郷(すいごう)”と呼ばれる地域で、お米の出荷量は千葉県内で第1位。佐原は、江戸時代には”北総の小江戸”や”江戸優り(えどまさり)”と称されるほど商家町として栄え、かの伊能忠敬も商人として活躍した土地柄で、小見川や街道沿いに古い土蔵造りの商家や町屋が建ち並ぶ「佐原の町並み」は、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定され、日本遺産「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」にも認定されています。

そしてアンミカさんは、香取市にある「須田本店(水郷のとりやさん)」の参鶏湯(サムゲタン)のお取り寄せが、大のお気に入りだとか!。サムゲタンは、若鶏のお腹の中にもち米や、高麗人参・ニンニクなど様々な漢方食材を詰めて煮込んだ韓国料理で、滋養強壮や美肌に効果抜群の薬膳料理といわれています。アンミカさんの旅の目的は、ひょっとして参鶏湯でしょうか?(笑)。また、家族に一杯では、「華蓮」の名物・カレー焼きそばが取り上げられる様ですよ。この汁だくのカレー焼きそばは、香取市小見川(おみがわ)地区(旧 小見川町)のソウルフードだそうで、地区内の何軒かのお店で食べることが出来る様です。


ロケが行われたのは、7月7日(水)。アンミカさんが、小江戸情緒あふれる千葉県香取市を舞台に、しゃべくり出会い旅を繰り広げます!。旅の目的は、神社と発酵食品を満喫すること。アポなし旅は初めてと言いつつも、巧みな“口”渉術で出会いを重ね、名所や名産品を押さえていくアンミカさん。見るもの、聞くもの全てを魅力的な言葉で表現する姿に、鶴瓶さんも脱帽!(笑)。一方、鶴瓶さんは、自身を“現代の伊能忠敬”と豪語し、市内のゆかりの地を目指します。すると、不思議な出会いに次々と引き寄せられていく!?。

香取神宮 一の鳥居さて、鶴瓶さんとアンミカさんが待ち合わせたのは、香取神宮の一の鳥居が利根川に面して立っている、「津宮鳥居河岸」。そこで二人が出会ったのは、利根川の土手でウォーキングをしていた三上さん。その姿を見たアンミカさんは、たまらず『ウォーキングは腕を前ではなく後ろに振った方が、背中にある褐色脂肪細胞という皮下脂肪を燃やす細胞が燃えて身体が温まるんですよ。後ろにあるシンバルを肘で叩くように・・・、いいですねぇ~!』と(笑)。たまたま、この日は七夕。目の前を優雅に流れる利根川を天の川に見立てたアンミカさん、向こう岸から鶴瓶さんが来たら織姫と彦星だと期待していたそうですが、その機関銃の様なトークにまくし立てられた鶴瓶さん、『やかましぃ織姫やなぁ…』と(笑)。

二人の旅の舞台は、千葉県香取市。茨木県との県境にあり、東京から車で約1時間半。街の中心部にある佐原地区は、古くから醤油やお酒、みりんなど、醸造の盛んな町として知られています。古い造り酒屋「馬場本店酒造」では、日本酒やみりんを製造。江戸時代から変わらない製法で作る白味醂は、甘くて濃厚な味わいで、そのまま飲んで楽しむ人もいるそうです。発酵食品が大好きで、小さい頃から神社に心惹かれるというというアンミカさん、発酵食品を見つけるついでに独り七福神の鶴瓶さんと一緒に香取神宮を参りたいと、香取市を旅先に選んだそうです。

まずは、「香取神宮」を訪れた、鶴瓶さんとアンミカさん。参道の入り口で、有名な香取名物「厄落しだんご」を見つけますが、神社を参るのが先と、二人は参道を先に進むことに。次々と、参道に建ち並ぶ店先から声がかかるアンミカさん、『何処にいててもアンミカは直ぐ分かるなぁ、土手に立っていたら鳥居より目立つわ!』と感心する鶴瓶さんでした(笑)。香取神宮の創建は2600年以上前、ご祭神は経津主大神(フツヌシノオオカミ)で、武芸に秀で勝運や災難除けにご利益があるとされています。参拝を済ませた二人が拝殿の前の広場で出会ったのは、市外からお参りに来たというご夫婦。鶴瓶さんが付けていたマスクがかわいいと、小さくプリントされた鶴瓶さんの似顔絵に気が付いた奥さん。番組オリジナルのマスクだそうで、ご夫婦にマスクが配られると私も欲しいとアンミカさん、マスクを付け替え『ヤッター!』と喜びます(笑)。その後、おみくじを引いた二人ですが、鶴瓶さんは中吉で大事な待ち人はというと、『来たらず、音信はなし』…(汗)。一方のアンミカさんは末吉で、『待ち人 さわりあり、結果来ず』…(汗)。『待っていたら来ないということだから、行きましょう!』と、とても前向きな二人でした(笑)。

厄落しだんご 草だんご参道を戻り、香取神社前お食事・お土産処「亀甲堂」に立ち寄った鶴瓶さんとアンミカさん、念願の香取名物「厄落しだんご」の草だんご(あん4ヶ・きな粉3ヶ、450円)と焼きだんご(400円)を貰い、取り分けて頂くことに。先にきな粉の団子を頂いたアンミカさん、『きな粉も甘すぎない、わらびを入れたお餅も弾力があってやわらかい』と、鶴瓶さんも感心する見事な食レポでした(笑)。ひとり旅でも全く問題ないと感じた鶴瓶さん、ここで早々と、アンミカさんと分かれることに!。ちなみに小野アナウンサーによると、香取神宮では年末に神様にお団子をお供えする「団碁祭」(だんきさい)というお祭りがあって、神事の後に配られる団子を食べるとその冬は風邪などの病気にならないとされ、大勢の参拝客で賑わうそうです。その団子を年中食べられる様にしたのが、参道で食べられるあやかり団子、厄落とし団子なんだとか。

佐原の町並みひとり旅になったアンミカさんが訪れたのは、小見川や街道沿いに古い土蔵造りの商家や町屋が建ち並ぶ「佐原地区」。そこでアンミカさんが風鈴の音に誘われ訪ねたのは、お食事処「木の下」。歴史ある船宿だそうですが、先代が亡くなったため外で料理人をしていた娘の大塚さんが戻って、4年前に飲食店を開いたそうです。アンミカさんがこの辺りの見所を訊ねると、当地の観光案内が出来るほど周辺の事情に詳しい大塚さん、川魚が取れるのでうなぎ屋さんが多いことや、向かいにある醤油屋さん等を教えてくれました。

一方の鶴瓶さん、通りにあった観光案内看板を見て、伊能忠敬がこの地の人だったと知ります。”現代の伊能忠敬”と言われているという鶴瓶さん(笑)、さっそく所縁の地へ向かうことに。「忠敬通り商店街」で車を降りた鶴瓶さん、向かいの「癒し雑貨つきのうさぎ らぱん」の店先からオーナーの長谷部さんに声を掛けられ、店を訪ねます。4年前に、成田から人通りが多いこの商店街に店を移したそうですが、コロナ禍でも”波動”を目当てにボチボチお客さんが来てくれるとか。鶴瓶さんが”波動”とは何かと尋ねますが、説明するのが難しいので説明書を読んでくださいと…(汗)。以前は宗教だと言われたそうですが、今ではそうでもなくなって、いろいろな悩みを抱えた人たちが長谷部さんの店を相談に訪れているそうです。

中村屋商店次にアンミカさんが訪ねたのは、香取市が上川岸小公園として整備した「さわら町屋館」。素敵な町屋風の建物が無料休憩所になっていて、授乳室やトイレもあるそうです。小野川沿いにはこうした古い町屋だけでなく、忠敬橋のたもとには、モダンな洋館風の「千葉商船ビル」も建っています。通りの向こうから声を掛けてくれたのは、「中村屋商店」の並木さん。雑貨店舗兼住宅は、安政2年(1855年)の建物だとか。3階で祖先の展示品を拝見したアンミカさん、2階の雑貨屋さんに降りると、ご主人と息子さん夫婦が出迎えてくれて、ご家族から馴れ初め話や暮らしぶりについて話を聞くことができました。そしてアンミカさんが次に訪ねたのは、先に大塚さんから教えてもらった、老舗の醤油屋「正上」さん。出迎えてくれた10代目社長の加瀬さん、なんと過去にアンミカさんと軽井沢でゴルフをしたことがあるとか!。店を手伝っていた娘さんも一緒に、ご家族やお店のことについて話を聞きました。

長谷部さんの店を出た所で、忠敬通りの先にアンミカさんの一行を見つけた鶴瓶さん、アンミカさんから逃げるように住宅街の方へと向かいます(笑)。そこで出会ったのは、先ほどの長谷部さんの店の斜め向かいでわらび餅の店をやっているという山口さん。コロナ禍の去年の11月に店をオープンさせたと聞き、もっと詳しく話を聞きたいと鶴瓶さん、昼食に家に帰る途中だった山口さんを連れて、鎌倉わらびもち「甘味処鎌倉 小江戸佐原店」へと戻ることに。まだ通りの先にはアンミカさんの一行がいたため、見つからないように走って店へと駆け込む鶴瓶さんでした。親に反対されながらも、最低の時期に店を始めれば後は上がるだけだと決断して店をオープンさせたという山口さん。チラシを配ったところ、店の前にも人通りが増えて喜んだのも束の間、再び緊急事態宣言が発出されてしまい、どん底の先にまだ更に深いどん底があったと痛感させられたそうです…(汗)。小野アナウンサーによると、夏のお祭りもコロナで中止になってしまい更に凹んでいたという山口さんですが、鶴瓶さんの来訪に、『あぁ、福の神がやってきたと』と喜んだとか(笑)。

ここでスタジオの小野アナウンサーが、自称”令和の伊能忠敬”という鶴瓶さんが訪ねながらも、本人に会えなかったからという理由で放送にはならなかった、「伊能忠敬記念館」について紹介してくれました(笑)。ついでに、鶴瓶さんとご本家・伊能忠敬の共通点を探ってみると、伊能忠敬が日本を旅した年月は17年ですが、鶴瓶さんは番組開始から24年、記録はいまだに更新中です。一方、旅した距離はというと、鶴瓶さんは日本3周(自称)ですが、伊能忠敬は地球1周分にあたる約4万キロ、それも移動はすべて徒歩ですから、本家の圧勝です(笑)。

カレー焼きそばここでちょっと一息、千葉県香取市の「家族に一杯」の時間です。
 地元で長年愛されている一杯があると聞き、やって来たのは小見川地区。訪ねた「華蓮」でお客さんが揃って食べていたのは、本日の一杯、「カレー焼きそば」。ソース味のスープに、カレーのスパイシィな香りがたまりません。出てきたカレー焼きそばに、テーブルに置かれたカレー粉をかけて、自分好みの味に仕上げるのが地元流。3杯もかけたお客さんは、『ちょっと辛いですけど食べているうちに慣れてきて、最後にかけるシメの2杯がたまらない!』そうです(汗)。このカレー焼きそばは、店主の山田さんが子供の頃に食べた思い出の味なんだそうですが、また食べたいと思った時にはその店は無くなっていて、自分で作って食べようと思ったのがきっかけだとか。子供の頃の記憶だけを頼りに、刻んだ魚肉ソーセージやキャベツを使って当時の味を再現したんだそうだそうです。そうして生まれた一杯が、再び地元の皆さんのお腹と心を満たしています。童心に返ったようで嬉しいと、お店の常連さん。それでは私お頂きましょう!。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『いつまでも いつまでも』(ザ・サベージ)でした。

大塚さんに紹介されたうなぎが大好物だというアンミカさん、『ちょっと今日は暑いしな、みんな体力つけなあかんしな、うなぎ行きません?』と(笑)。訪ねたのは、大塚さんに老舗と教えてもらった、うなぎ割烹「山田」。交渉が得意というアンミカさんがでしたが、生憎にもテレビに出ると大変なことになるからと、断られてしまいました…。そこで別のうなぎ屋を探そうとアンミカさん、店の裏口で炭を処理していた店員さんに、失礼を承知で『もう一軒紹介してもらった店の名前を忘れてしまった』と相談すると、親切にも長谷川さんじゃないかと教えてくれました(笑)。

一方、古い町並みを離れ住宅街を歩き出した鶴瓶さん。自動車整備工場「松崎自動車」の前で、社長の松崎さんと出会います。社長も同じ70歳と聞き、これも”波動”のおかげと喜ぶ鶴瓶さん(笑)。75歳までは仕事を続けたいという松崎さんに、鶴瓶さんが80までやってくださいよと話すと、今でも技術に追いついていけないんだとか…。松崎さんがこの仕事に就いた頃は、ある程度は勘で出来る商売だったそうですが、今や自動車もコンピュータ化され、勘どころか頭がよくなきゃ出来ない商売なんだそうです!。

うなぎが食べたすぎて、スタッフより先にうなぎ割烹「長谷川」の看板を見つけたアンミカさんですが、店の前まで来てみると、立派な門は閉まっています…(汗)。店の前で出会った近所の加藤さんに話を聞くと、水曜が定休日なんだとか。諦めきれないアンミカさん、加藤さんに別な店を紹介してほしいとお願いすると、休憩時間なしにやっていそうな「やま川」まで案内してくれることに。しかし、ようやく訪ねた3軒目のうなぎ屋も、水曜が定休日でした…(笑)。こうなったら意地でもウナギを食べてやると、まったく懲りないアンミカさん、サンダル履きで来てしまったことを後悔する加藤さんに、4軒目となる「麻生屋」まで案内してもらうことに。

通りに出た鶴瓶さん、横断歩道でちゃんと左右を確認してから手を挙げて渡っている、下校途中のかわいい小学生の列を見つけます。そこで生徒に交通安全指導をしていたのは、香取市立佐原小学校の菅田先生。こちらも可愛らしい若い女性の先生だったので鶴瓶さんが話を聞くと、この4月に着任したばかりの新任教員だそうです。菅田先生に案内してもらい佐原小学校を訪ねた鶴瓶さん、校長先生の許可をもらい校内に入ると、大勢の先生たちが玄関まで出てきてくれて、拍手と黄色い歓声で歓迎してくれました(笑)。菅田先生の2年生の教室を訪ねると、前の廊下で出会ったのは、同じ2年生の担任の先生方。八木校長先生と一緒に、菅田先生の教室で皆さんから話を聞くことに。4人の2年生担任で一番のベテランは、学年主任の井上先生。なんと、11年前に井上先生が初任で着任した学校に、菅田先生が生徒としていたそうで、音楽部員として指導もしたとか!。それから11年後、同僚となっての偶然の再会に、当時の本人同士はもちろん、その話を初めて聞いた鶴瓶さんも校長先生もビックリ!(笑)。コロナ禍で一番困ったことを尋ねると、去年の4月に入学した今の2年生は、なんと学校生活が休校から始まって、学校が再開しても分散登校で、席は離れているしマスクで顔は見えないし、向かい合って話もできないから、どうやったら同級生同士を仲良くさせてあげられるかと頭を悩ませたそうです。2年生になった今は、みな仲良しになって、逆にどうやってソーシャルディスタンスを取らせるかが大変だとか(笑)。

念願叶って、ようやく元祖すずめ焼とうなぎ料理「麻生屋」で、店主の金子さんご夫婦から歓待を受けることが出来たアンミカさん。ここまで案内してくれた加藤さんも誘って、一緒にうなぎを頂くことに。うなぎが出てくるまでの間、加藤さんから夫婦円満の秘訣などを聞くアンミカさんでした。二人が頂いたのは、蒲焼と白焼の半身がセットになった源平重。外パリパリで中フワフワ、口の中でうなぎが溶けたと、相変わらず食レポが上手なアンミカさんでした(笑)。食事の後、店主の金子さんと、七代目を継ぎたいと言ってくれているという高校3年生の娘さんを呼んでもらい、お二人から話を聞くアンミカさんでした。

小学校を出た鶴瓶さんが通りを歩いていると、突然『こんにちは』と話しかけてくれたのは、姿勢正しくハキハキとした小学三年生の林くん。『これで失礼します』という林くんですが、彼に興味を抱いた鶴瓶さん、家まで付いていくことに!。林くんの自宅で出会ったのは、林くんのお母さんと、隣の家に住んでいるお祖父ちゃん。どうやったらこんなおもろい子に育つのかと興味津々の鶴瓶さんですが、3年習っているという空手の形(平安二段)を披露してもらうと、とても立派な演武で、ビックリさせられた鶴瓶さんでした。

再放送は、10月21日(木)の午後11:35から、NHK総合1で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など

二人旅

鶴瓶さん

アンミカさん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 香取市の名物など

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