プロ野球 勝敗の途中経過と順位表

2022年(令和4年)プロ野球ペナントレース。各球団の星取表と、順位の途中経過が分かる表を作ってみました。

※ このページは過去(2022年シーズン)のページです。今シーズンの情報は、「順位の途中経過(最新)」をご覧ください。

 2022年プロ野球 年間スケジュール

2022年の日本プロ野球レギュラー・シーズン試合数は、1球団あたり143試合(リーグ内25回戦総当たりの125試合、セパ交流戦18試合)です。セパ共に3月25(金)に揃って開幕し、7月26日(火)・27日(水)のオールスターゲームを挟んで、10月8日(土)から始まるクライマックスシリーズ出場に向けて、戦火の火蓋が切って落とされます。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特別ルールにより、2020年は10回まで、昨年は行われなかった延長戦を、今季は3年ぶりに従来通り12回まで実施することに決まりました。なお、1軍の外国人枠は登録5人、ベンチ入り4人のルールを継続。また、感染者や濃厚接触者などが出た際に出場選手登録の入れ替えを柔軟に行えるよう定めた「特例2021」は、「特例2022」として基本継続されます(今後の感染拡大状況によっては変更される可能性もあります)。

オープン戦
2月23日(水)~3月21日(月)
セ・パ公式戦
3月25日(金) セ・パ両リーグ開幕!
セ・パ交流戦
5月24日(火)~6月12日(日)
オールスター
7月26日(火) 【第1戦】PayPayドーム
7月27日(水) 【第2戦】坊っちゃんスタジアム
クライマックスシリーズ
10月8日(土)~
日本シリーズ
10月22日(土)~ 【第1戦】セ本拠地から

2022年プロ野球
 セ・パ公式戦開幕(3/25)からの
経過日数 

 2022年 ペナントレース星取表

データ更新日: 2022年10月3日(月)全日程終了

パ・リーグは2022年10月2日(日)に、セ・リーグは1日遅れて10月3日(月)に、2022年レギュラーシーズンの全日程を終了しました。

セ・リーグ順位表
順位 球団名 ゲーム差

上位 首位
1位 ヤクルトヤクルト 優勝 0
2位 DeNADeNA 8 8.0 0
3位 阪神 阪神 4 12.0 0
4位 巨人 巨人 0.5 12.5 0
4位 広島 広島 2 14.5 0
6位 中日 中日 0.5 15.0 0
パ・リーグ順位表
順位 球団名 ゲーム差

上位 首位
1位 オリックスオリックス 優勝 0
2位 ソフトバンク ホークス 0 0.0 0
3位 西武 西武 3.5 3.5 0
4位 楽天 楽天 3 6.5 0
5位 ロッテロッテ 1 7.5 0
6位 日本ハム日ハム 9 16.5 0
(勝差)」とは、上位チームとのゲーム差のこと。
 「ゲーム差」とは、上位チームAに下位チームBが追いつくには、直接対戦で最低何試合(何連勝)を要するかを示しています。つまり、引分けが無いとすれば、AチームとBチームの貯金(あるいは借金)の数は、ゲーム差の2倍も違うことになります。
 プロ野球で、3ゲーム差を追いつくには、それが実現できたとしても、経験則的に約1カ月かかると言われています。過去、日本のプロ野球界で、最大のゲーム差を逆転して優勝を果たしたのは、1963年の西鉄ライオンズ(パリーグ)で、南海ホークスとの最大14.5ゲーム差をひっくり返して優勝しました。最近では、長嶋茂雄監督が率いた1996年の巨人が、広島との最大11.5ゲーム差を逆転して優勝した「メークドラマ」や、原辰徳監督が率いた2008年の巨人が、阪神との最大13ゲーム差を逆転して優勝した「メークレジェンド」が、記憶に残っています。つまり、逆にオールスターまでの前半戦で、10ゲーム差も付けられると、滅多なことでは逆転不可能な状態と言えるかもしれません。

セ・リーグ

(順位の推移と変動)

2022セ・リーグ順位の推移と変化チャート図

2022セ・リーグ順位の推移と変化チャート図

(チームの並びは昨シーズンの順位)

(星取表の背景色うすいグリーン箇所は交流戦)

2022年 セ・リーグ球団別 星取表
チーム試合123456789101112131415161718192021222324252627282930313233343536373839404142434445464748495051525354555657585960616263646566676869707172737475767778798081828384858687888990919293949596979899100101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140141142143
ヤクルト14380554
阪神14368714
巨人14368723
広島14366743
中日14366752
DeNA14373682

パ・リーグ

(順位の推移と変動)

2022パ・リーグ順位の推移と変化グラフ

2022パ・リーグ順位の推移と変化グラフ

(チームの並びは昨シーズンの順位)

(星取表の背景色うすいグリーン箇所は交流戦)

2022年 パ・リーグ球団別 星取表
チーム試合123456789101112131415161718192021222324252627282930313233343536373839404142434445464748495051525354555657585960616263646566676869707172737475767778798081828384858687888990919293949596979899100101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140141142143
オリックス14376652
ロッテ14369731
楽天14369713
ソフトバンク14376652
日ハム14359813
西武14372683

 2022年 順位の途中経過と最終順位表

セ・リーグでは2022年7月2日、首位を独走する東京ヤクルトスワローズが76ゲーム目(残り67試合)にして、試合残数が多く唯一自力優勝の可能性を残していた4位の横浜DeNAベイスターズに2-1でサヨナラ勝ちし、2年連続優勝に向けたマジックナンバー「53」を点灯させました。これは、1950年の2リーグ制導入以降では(パ・リーグが2シーズン制だった1973~82年を除く)、1965年に3冠王を獲った野村克也や広瀬叔功などを擁した南海ホークス(パ・リーグ)が7月6日にM62を点灯させたのを更新し、史上最速でのマジック点灯です!。ちなみにこの年、後半に失速した南海は、前半の貯金を盾に2位の東映に12ゲーム差を付けてリーグ優勝を果たしましたが、日本シリーズでは巨人に1-4で敗れ、日本一にはなれませんでした…。

その後、7月29日にヤクルトのマジックは一旦消えますが、それでも一度も首位を譲ることはなく、9月11日の126ゲーム目(残り17試合)に漸くマジック「11」が再点灯。そして9月25日、優勝へのマジックナンバーを「2」としていた首位のヤクルトが、137ゲーム目(残り6試合)にして2位のDeNAに1対0でサヨナラ勝ちし、2年連続9回目の優勝を決めました!。

一方、日本ハムを除く5チームによる混戦が続いたパ・リーグは、2022年9月15日、連勝を5に伸ばした首位の福岡ソフトバンクホークスが129ゲーム目(残り14試合)にして初めて優勝へのマジックナンバー「11」が点灯しました。その後、それまで熾烈な首位争いを繰り広げてきた西武が7連敗して戦線を離脱したため、ソフトバンクは一度も首位を譲ることはなくマジックナンバーを順調に減らしていきますが、ひたひたと後ろに忍び寄ってきたのは、ずうっと鳴りを潜めていた前年の覇者・オリックス…。

そして迎えた2022年パ・リーグの最終戦となる10月2日(日)のナイター、マジック「1」としていたソフトバンクがロッテに勝つか引き分ければ優勝という段において、なんとソフトバンクは敵地でロッテに5-3で逆転負け…。逆に、首位ソフトバンクにゲーム差1としていたオリックスは最終戦、敵地で楽天に2-5で逆転勝ち。この結果、ソフトバンクとオリックスが76勝65敗2分け、勝率5割3分9厘と全く同じ成績で並びましたが、今季直接対決で15勝10敗とソフトバンクに勝ち越しているオリックス・バファローズが、規定により逆転でリーグ連覇を成し遂げました。オリックスの優勝は、2年連続14度目、2連覇は仰木彬監督の下で達成した1996年以来26年ぶりで、パ・リーグでは2018-19年の西武以来。もちろん、2年連続の最下位から2年連続優勝を成し遂げたのも、セ・リーグ優勝のヤクルトと並んで史上初。リーグ戦最終日に優勝が決定したのは、1982年のセ・リーグ中日以来、パ・リーグでは1963年の西鉄以来59年ぶり。また、最終日に逆転しての優勝は史上初めて、勝率だけではなく「勝利数」「敗戦数」「引き分け数」のいずれも1、2位のチームが全く同じケースも史上初です。

 

2022年 セ・リーグの順位変動
順位 オープン戦 4月末 5月下旬
(交流戦前)
6月中旬
(交流戦後)
7月下旬
(オールスター前)
8月末
 
2022年
最終順位
1位 阪神タイガーズ   読売ジャイアンツ   ヤクルト・スワローズ   ヤクルト・スワローズ   ヤクルト・スワローズ M41 ヤクルト・スワローズ   ヤクルト・スワローズ 優勝
2位 横浜ベイスターズ 0.0 広島カープ 2.5 読売ジャイアンツ 1.0 読売ジャイアンツ 7.0 阪神タイガーズ 11.0
広島カープ 11.0
横浜ベイスターズ 6.5 横浜ベイスターズ 8.0
3位 中日ドラゴンズ 2.5 ヤクルト・スワローズ 3.0 広島カープ 1.5 広島カープ 10.5 阪神タイガーズ 11.5 阪神タイガーズ 12.0
4位 広島カープ 4.0 中日ドラゴンズ 4.5 中日ドラゴンズ 6.5 阪神タイガーズ 12.5 横浜ベイスターズ 12.5 読売ジャイアンツ 15.0
広島カープ 11.0
読売ジャイアンツ 12.5
5位 読売ジャイアンツ 5.5
ヤクルト・スワローズ 5.5
横浜ベイスターズ 7.0 横浜ベイスターズ 7.5 横浜ベイスターズ 12.5 読売ジャイアンツ 13.5 広島カープ 14.5
6位 阪神タイガーズ 10.0 阪神タイガーズ 10.0 中日ドラゴンズ 13.5 中日ドラゴンズ 17.0 中日ドラゴンズ 17.0 中日ドラゴンズ 15.0
予想 1位=阪神
2位=DeNA
と予想
5人
1位=巨人
2位=広島
3位=ヤクルト
と予想
小早川毅彦
(1人)
1位=ヤクルト
2位=巨人
3位=広島
と予想
江本孟紀
(1人)
この順位を
予想
江本孟紀
(1人全的)
1位=ヤクルト
2位=阪神
3位=広島
と予想
古田敦也(1人)
1位=ヤクルト
2位=広島
と予想
無し(0人)
1位=ヤクルト
2位=DeNA
と予想
無し(0人)
同左
清水直行が
2位DeNAと
3位阪神を
逆に予想…
※ 便宜上、1位~6位まで順位づけしていますが、同率のタイの場合もありますので、ご留意ください。但し最終順位は、もし勝率で複数球団が並んだら、セ・リーグは勝利数が多い球団を上位とし、パ・リーグは当該球団間の勝率が高い球団が上位となります。
※ オープン戦は、そもそも両リーグ混戦を強引にリーグ別に分けている事、試合数が少なくチームによっても試合数が大きく異なるので、勝差の算出に無理がある点、ご留意ください(引分けの数が多いと、マイナスの値もあり得ます)。
※ 5月下旬(交流戦前)は、交流戦が始まる前(5/22)の順位です。
※ 6月中旬(交流戦後)は、交流戦が終了した時(6/12)の順位です。
※ 7月下旬(オールスター前)は、オールスター戦(7/26-27)時点での順位です。
※ この表での「勝差」の値は、当該末時点における1位チームとのゲーム差です。
2022年 パ・リーグの順位変動
順位 オープン戦 4月末 5月下旬
(交流戦前)
6月中旬
(交流戦後)
7月下旬
(オールスター前)
8月末
 
2022年
最終順位
1位 楽天イーグルス   楽天イーグルス   楽天イーグルス   楽天イーグルス   ソフトバンク・ホークス   西武ライオンズ   オリックス・バッファローズ 優勝
2位 ソフトバンク・ホークス 3.0 ソフトバンク・ホークス 3.0 ソフトバンク・ホークス 1.5 ソフトバンク・ホークス 1.5 西武ライオンズ 0.5 ソフトバンク・ホークス 0.5 ソフトバンク・ホークス 0.0
3位 日本ハム・ファイターズ 3.5 オリックス・バッファローズ 4.5 オリックス・バッファローズ 6.5 西武ライオンズ 6.5 楽天イーグルス 2.0 オリックス・バッファローズ 1.5 西武ライオンズ 3.5
4位 オリックス・バッファローズ 4.0 西武ライオンズ 6.0 西武ライオンズ 6.5 オリックス・バッファローズ 7.5 ロッテ・マリーンズ 2.0 楽天イーグルス 4.0 楽天イーグルス 6.5
5位 西武ライオンズ 4.5 ロッテ・マリーンズ 6.5 ロッテ・マリーンズ 8.5 ロッテ・マリーンズ 7.5 オリックス・バッファローズ 2.5 ロッテ・マリーンズ 5.5 ロッテ・マリーンズ 7.5
6位 ロッテ・マリーンズ 6.5 日本ハム・ファイターズ 10.0 日本ハム・ファイターズ 10.0 日本ハム・ファイターズ 11.0 日本ハム・ファイターズ 12.0 日本ハム・ファイターズ 16.5 日本ハム・ファイターズ 16.5
予想 1位=楽天
2位=ソフトバンク
と予想
8人
この順位を
予想
大久保博元
(1人全的)
同左 1位=楽天
2位=ソフトバンク
と予想
8人
1位=ソフトバンク
2位=西武
と予想
無し(0人)
1位=西武
2位=ソフトバンク
と予想
真中 満①
(1人)
1位=オリックス
2位=ソフトバンク
3位=西武
と予想
篠塚和典①
(1人)
4位楽天と
5位ロッテを
逆に予想…

 2022年 交流戦順位と勝敗分析

2022交流戦 順位表
順位 チーム名 勝/敗数 勝率 勝差 得点(打率) 失点(防御率)
1位 ヤクルトヤクルト 14/ 4 .778 78(.265) 51(2.48)
2位 阪神 阪神 12/ 6 .667 2.0(2) 62(.253) 38(1.96)
3位 ロッテロッテ 10/ 8 .556 4.0(2) 66(.232) 59(3.00)
4位 ソフトバンク ホークス  9/ 9 .500 5.0(1) 68(.267) 45(2.52)
5位 西武 西武  9/ 9 .500 5.0(0) 69(.237) 55(2.60)
6位 DeNADeNA  9/ 9 .500 5.0(0) 48(.254) 56(2.60)
7位 楽天 楽天  9/ 9 .500 5.0(0) 50(.228) 56(3.13)
8位 日本ハム日ハム  8/10 .444 6.0(1) 69(.257) 66(3.47)
9位 オリックスオリックス  8/10 .444 6.0(0) 53(.263) 57(2.80)
10位 巨人 巨人  8/10 .444 6.0(0) 61(.227) 78(4.10)
11位 中日 中日  7/11 .389 7.0(1) 45(.229) 69(3.65)
12位 広島 広島  5/11 .278 9.0(2) 33(.217) 83(4.38)
※ 交流戦における順位は、複数のチームが同勝率で並んだ場合、次の条件(順位決定方法)で上位チームを決定します。
 1. 勝利数
 2. 交流戦の直接対戦成績(3チーム以上あるいは同一リーグ2チームが並んだ場合は省略)
 3. 交流戦のTQB(得失点率):{(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)}が大きいチーム
 4. 交流戦のER-TQB(自責点得失点率):{(相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング)}が大きいチーム
 5. 交流戦のチーム打率
 6. 前年度交流戦の上位チーム

得点/失点数 散布図分析
各チームの得点/失点数比較図

得点力(得点/打率) 散布図分析
各チームの得点力(得点/打率)比較図

守備力(失点/防御率) 散布図分析
各チームの守備力(失点/防御率)比較図

【関連ページ】 こちらも併せてご覧ください。

▲ページTOPへ