鶴瓶の家族に乾杯 | 静岡県熱海市(牧瀬里穂さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和5年6月12日(月)放送 牧瀬里穂が静岡県熱海市へ!温泉街でぶっつけ本番の旅!(前編)

旅のゲストは、女優の 牧瀬里穂(まきせ りほ)さん。中学2年の時に福岡の天神で母親と買い物しているときにスカウトされ、地元企業の広告に出演。17歳で「ミスビタミンCハイシーガールコンテスト」でグランプリに選ばれ、上京し本格的に芸能界デビュー。同年12月のJR東海「クリスマス・エクスプレス」(音楽は山下達郎『クリスマス・イブ』)のテレビCMで一躍脚光を浴びると、翌1990年には映画デビューし新人賞を総なめに!。1991年10月には、『Miracle Love』で歌手デビューし大ヒットしました。現在、NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』で、浜辺美波さん演じるヒロイン(寿恵子)の母、西村まつ役を演じています。東京根津で和菓子屋「白梅堂」を営む女将ですが、元は柳橋の芸者という役どころです。

旅の舞台は、静岡県 熱海市(あたみし)。静岡県の最東部、伊豆半島の東側付け根で相模湾に面し、北側は神奈川県湯河原町です。東京駅から熱海駅までは新幹線で45分、のんびりと東海道本線でも約2時間、東京から手軽に行ける温泉地として人気No.1を誇る「熱海温泉」があって、熱海市の人口は3万5千人ほどですが、年間の宿泊客数は300万人、観光交流客数は700万人(コロナ禍前)も擁します。朝ドラ『らんまん』で牧瀬さんが演じる白梅堂の女将は、元柳橋花街の芸者という役どころですが、江戸中期から栄えた花街である柳橋(現在の台東区柳橋1丁目あたり)は昭和3年には料理屋・待合あわせて62軒、芸妓366名を数えましたが、第2次世界大戦の被害を乗り越え一時は復活したものの、昭和39年の東京オリンピック以降は衰退の一途を辿り、1999年(平成11年)1月に最後の料亭「いな垣」が廃業し、200年近くの歴史に終止符を打ちました。そして熱海でも、昭和30~40年代に1000人~1200人の芸妓が熱海芸妓置屋連合組合(見番)に登録していましたが、高級旅館の減少などで年々減り続け、令和2年7月現在の置屋数は45、登録芸者数72名まで減ってしまいました。それでも、京都や箱根に次ぐ大きな花街です。そんな熱海でコロナ過を乗り越え頑張っている芸者さんに会いたいと、牧瀬さんは熱海を旅先に選んだのではないでしょうか?。


番組の概要(前編)

連続テレビ小説『らんまん』に出演中の牧瀬里穂さんが、静岡県熱海市の旅へ!。干物が好きだという牧瀬さんは、鶴瓶さんと商店街へ。干物の店を見つけるも、隣の薬局が気になり声をかけ、店を営むご夫婦と楽しいひと時を過ごします。その後、二人は老舗の旅館へ。女将さんに、旅館の歴史や家族話を伺います。一人旅となった牧瀬さんは、お腹がすいたと近所の純喫茶へ。そこで見たものとは?。一方、鶴瓶さんは定期船乗り場でまもなく出港すると聞き、島へ渡る船に乗り込みます…。

放送内容(前編)

【二人旅】 待ち合わせ場所からロケがスタート

ロケが行われたのは、2023年4月26日(水)。雨の降る中、鶴瓶さんと牧瀬里穂さんが待ち合わせたのは、熱海市の「サンビーチ」沿い。先に到着した牧瀬さんは、国道135号下り車線沿いに建てられた「貫一お宮の像」を見学します。この銅像は、尾崎紅葉の小説「金色夜叉」に登場する、熱海にて許しを乞うお宮を貫一が下駄で蹴り飛ばす場面を描いたもの。雨が降っていなければ、この像の前で同じポーズをしたかったと牧瀬さん、『私が男性の方で、鶴瓶さんがお宮で…』と(笑)。牧瀬さんが鶴瓶さんと最初に出会ったのは、1990年公開の映画「東京上空いらっしゃいませ」(中井貴一/牧瀬里穂/笑福亭鶴瓶/ほか出演)でのこと。この映画は芸能界入りしたばかりの初々しい牧瀬さんのデビュー作で、最初に共演した芸能人である鶴瓶さんが演じる悪役から無理やり関係を求められるシーンから話がスタートしたため、未だに鶴瓶さんのことが怖いんだとか(笑)。干物が大好きという牧瀬さん、最初に干物の美味しさを知ったのが、熱海に住む友人宅で頂いた七輪で焼かれた干物だったそうで、今ではその友人が買う同じ店からお取り寄せしているそうです。さらに、朝ドラ『らんまん』で演じている和菓子屋の女将にちなんで、熱海にも和菓子屋さんが多そうだと、熱海市を旅先に選んだとのことです。

【二人旅】 カフェ「88tees CAFE」で雨宿り

海沿いを走る国道135号を歩き出した鶴瓶さんと牧瀬さんですが、雨が降っていて他に歩いている人は誰もいません…。すると、道の反対側にあったカフェ「88tees CAFE」の中から手を振ってくれている人を見つけた牧瀬さん、鶴瓶さんは『まずあっこへ行こうか、あぁいうのを逃したらあかんよ』とロケ指導(笑)。大雨でお客が来ないと恨めしく外を眺めていたというスタッフの皆さんに歓待された二人は、アイスコーヒーを頂きながら熱海の情報を仕入れます。ご主人がパワースポットで人気の「來宮神社」の近くで和菓子屋を営んでいるという地元の事に詳しい富澤さんによると、熱海で昔ながらの旅館といえば「山木旅館」、干物といえば娘の同級生が社長をしているという「釜鶴ひもの店」、他に熱海から一番近い島は「初島」、昔ながらの純喫茶「田園」などを紹介してくれました。偶然にも牧瀬さんが行きたいと思っていた和菓子屋さんもすんなり見つかったと思いきや、残念ながら今日(水曜日)は定休日なんだだそうです…。ロケには生憎の雨降りですが、雨のおかげで皆さんと出会い熱海のことを聞くことが出来たと喜ぶ牧瀬さんでした。

【二人旅】 熱海銀座商店街へ

牧瀬さんが干物を取り寄せしている店が、まさに教えて貰った「釜鶴ひもの店」だと知った鶴瓶さん、次はそこに行こうと二人は熱海銀座商店街へとやって来ました。すると、釜鶴さんの横にあった古そうな薬屋が目に留まります。「杉本調剤薬局」の店先にいた杉本さんの奥さんから、隣で息子夫婦がオーガニック・カフェ「Organic Box」をやっていると紹介されましたが、やはり水曜が定休日…。こちらの店は創業百年になるそうで、最初は芸者さんのかんざし等を扱う小間物屋から始まり二代目が化粧品も扱うようになって、三代目のご主人が薬剤師の資格を取って薬局を始めたものの、最近は調剤だけでもダメだし化粧品もダメになってしまい、店を半分に分けて息子さんがカフェを始めたんだとか。鶴瓶さんと同い年というご主人を呼んでいただき、ご夫婦から馴れ初めや暮らしぶりについて話を聞きました。

【静岡県熱海市の魅力紹介】

ここでスタジオの小野アナウンサー、ビデオで知られざる熱海を紹介してくれるそうです。テーマは「禁断」だとか…!?。ナレーションは常盤貴子さんです。

まずは、熱海禁断のグルメ「うずわ」。うずわとはソウダガツオのことだと、地元の郷土料理店の大将。ソウダガツオは旨味が強いので鰹節に使われることが多い魚ですが、血合の部分が多く足が速いため、年中うずわを楽しみたい地元の漁師さん達は、たっぷりの塩で塩漬けにして保存します。焼いて解してご飯の上にのせて、お茶漬けにして食べるのが熱海流。うずわの旨味が出ていてとても美味しいのですが、『しょぺえので食べ過ぎるとぽっくり行っちまうよ』とご主人(笑)。美味しいけれど塩分注意、まさに禁断のグルメです!。
 続いては、熱海禁断の乗り物「自転車」。急な坂道が多い熱海では、自転車をほとんど見かけません。ベビーカーを押すのも一苦労…。でも、小学校も中学校も山の上にあるので熱海の人たちは子供の頃からふくらはぎが鍛えられていて健脚、自転車が無くても大丈夫なんだとか!(笑)。
 熱海の禁断、最後は「愛」…。その昔、戦に敗れて伊豆に流された源頼朝が北条政子と禁断の愛を育んだと伝わる「伊豆山神社」には、二人が腰掛け愛を語らったといわれる「腰掛石」が残されています。時に北条政子はご神木のナギの葉を鏡の下に敷き、頼朝との愛を祈ったといいます。ナギの葉は、両端を指で引っ張っても千切れないほど丈夫で、“ご縁が切れない”と言われているからです。試しにとナギを葉を手渡されたスタジオの牧瀬さん、鶴瓶さんとの縁が永遠に切れないようにと願いを込めてナギの葉を両手で掴むと、遂に渾身の力を込めて千切ってしまいました!(笑)。

【二人旅】 「釜鶴ひもの店」へ

続いて二人が訪れたのは、干物の「釜鶴ひもの店」。生憎とカフェで紹介してもらった五代目は不在で、村井さんが接客してくれました。裏手が干物工場だそうですが、こちらも水曜が休みで見学は叶いません…。熱海に行くときは、水曜日は要注意ですね!(笑)。店頭には、季節ごとの様々な干物が売られていました。常連の牧瀬さんでも驚いたのがエビの干物(天使の海老、3尾入り1200円)、ちゃんと開いて干物になっています(笑)。

【二人旅】 讃岐うどんの店「やまもと」へ

釜鶴ひもの店を出た二人が道で出会ったのは、先の杉本調剤薬局を挟んだ2軒隣りで讃岐うどんの店「やまもと」を営んでいるご主人の近藤さん。奥さんがファンだと声を掛けられた鶴瓶さん、たまたま飼い犬が死んで火葬に行くため閉めていたという店内に入らせてもらい、ご夫婦から話を聞くことに。81歳になるご主人が、終活の場にと東京から熱海に引っ越してきて、4年前に売りに出ていたこの店を買って商売を始めたんだとか。東京を離れたくなかったという奥さんも、熱海銀座の賑わいを見て、ここならまぁいいかと一緒に付いて来てくれたんだそうです(笑)。

【二人旅】 老舗温泉旅館「山木旅館」へ

次に二人が訪ねたのは、カフェで教えて貰った老舗の温泉旅館「山木旅館」。立派な門を入り、その奥に建つ老舗らしく趣ある旅館で暖簾をくぐって声を掛けると、出て来てくれたのは東京からお嫁に来たという女将の鈴木さん。話を聞くと、昭和3~4年から旅館業を始め、昭和25年の“熱海大火”で燃えて翌年に再建された建物だそうです。日本橋にある金物屋の娘だという女将さん、両家共通の知人の紹介でお見合い結婚し熱海に来たときは、まだバブルが弾けて間もない頃だったのでお客さんも多かったそうですが、その後の長期にわたる景気低迷期を当時健在だった先代と一緒に何とか乗り越えたものの、4年前にご主人が亡くなり、更にコロナ過と伊豆山土石流災害と、立て続けに逆風に見舞われたんだそうです。そんな熱海でも、最近は若い人たちが立ち上がって、古いものと新しいものを融合させ一生懸命やってくれているそうで、山木旅館でもスタッフの助けも借りながら息子が社長を引継ぎ頑張ってくれているんだとか。改修工事中で作業員が忙しなく出入りする状況だったのに、丁寧に応対してくれたステキな女将さんでした!。

ここで二人は別れ、ひとり旅に!。

【牧瀬さん】 レトロな純喫茶「田園」へ

お腹が空いたという牧瀬さんは、カフェで教えてもらった昔ながらの喫茶店「田園」に行ってみることに。通りすがりの人に教えて貰い店にたどり着くと、入り口横には懐かしい食品サンプルが飾られたガラスケースがあって、“これぞ正に純喫茶!”という佇まいです(笑)。気さくに迎えてくれたのは、夫婦で店を営む岡本さんご夫妻。奥のテーブルに座った牧瀬さん、店内も昭和レトロな雰囲気です。エビピラフとアイスティを注文した牧瀬さん、食後に物腰静かで上品そうなご夫婦から話を聞くことに。この喫茶店の開業は昭和34年、当時から変わらない店内には小さな池が造られ、その真ん中には家族(ファミリー)を表したオブジェが立てられています。“貫一お宮之像”の作者、館野弘青氏の作品だそうです。熱海の観光客数がピークに達したのは昭和40年代、当時はまだ先代のお父さんが喫茶店をしていたそうですが、夜になると人の波で道路面が見えなくなるほどの賑わいだったとか。店も大繁盛で、“純喫茶”と言いながらも客に頼まれれば生ビールも提供し、翌朝には店の前にビール樽が山の様に積み上げられていたそうです!。小野アナウンサーからの情報によると、お店の看板メニューはケチャップやバターに拘ったナポリタンとコーヒーで、こちらをおすすめすればよかったと店主の岡本さんが悔んでいたそうですが、ピラフもとても美味しかったと牧瀬さん、次回訪れた際にはナポリタンを注文したいそうです(笑)。

【鶴瓶さん】 おしっこが我慢できず熱海港のトイレに入ると

一方、海の方へと車を走らせる鶴瓶さん、今回もまたトイレに行きたくなったと、「熱海港」の定期船乗場に立ち寄ります(笑)。すると、待合所にいた女性から『今から初島ですか?』と声を掛けられます。ここから初島に渡る定期船が出ているそうで、初島から帰ってきたという女性の話では、船で20分ほど、島はとてもよかったとか。そこで鶴瓶さん、急遽「初島」に渡ることに!。定期船に乗り込み、見晴らしがよい後ろの甲板デッキに座った鶴瓶さん、隣にいた二人連れの女性旅行客に初島には何があるのかと訊ねますが、『何も無いって聞いてます』とのこと(笑)。デッキからは、雨で湧いた霧が包むキレイな熱海の景色が見渡せますが、生憎の悪天候で波も高く、船はメチャメチャ揺れて鶴瓶さんも『これ大丈夫?』と不安になるほど…。船が大きく揺れる度に、女性客らの『キャー』という悲鳴が響き渡ります(汗)。【後編へ つづく】

前編の再放送は、6月19日(月)午後4時15分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(前編)

二人旅

知られざる静岡県熱海市の紹介

テーマは「禁断」!?…。

鶴瓶さん

牧瀬里穂さん

 

 令和5年6月19日(月)放送 牧瀬里穂が熱海で芸者さんと和菓子店を探す旅!鶴瓶は初島へ!(後編)

番組の概要(後編)

牧瀬里穂さんが静岡県熱海市を旅する後編。「らんまん」で演じる芸者さんと和菓子屋さんに会いたいという牧瀬さんは、まず教えてもらった見番を目指します。道中の路地で、和服の女性と目があうと、その女性が芸妓組合の組合長と聞き、仰天!見番を案内してもらうことに。さらに、偶然見かけた和菓子店で、母と娘に話を聞きます。一方、鶴瓶さんは、船で初島に上陸。人がいない中、ようやく人がいる店を見つけて声をかけますが、店じまいだと言われてしまい…。


放送内容(後編)

【牧瀬さん】 海苔・茶の店「海苔勝」でお茶を頂きます

牧瀬さんは、芸者さんが集まる見番(芸者が所属する置屋が加盟する組合のこと)を探して「熱海浜町通り商店街」を歩いていると、たまたまお茶屋さんの店の中で何か作業されてるご主人と目が合い、訪ねることに(笑)。快く迎えてくれたのは、海苔・茶のお店「海苔勝」でお茶を袋に詰めていた伊藤さん。朝ドラに出ている牧瀬さんだと分かると、『お茶飲んでみます?』と嬉しいお誘い、新茶が入っているそうです!。ほんのちょっと気を付けるだけでお茶は美味しくなると話しながら伊藤さんが淹れてくれたお茶は、『香りがよくて、(飲むと)ふわっ~として、甘いというか、なにか落ち着く?』と牧瀬さん。『 “お茶を飲んで肩を落とした” ということをさせたい』と話す伊藤さん、もちろん落胆して肩を落とすわけではなく、お茶を飲んでホッとして肩を落とす、そういうお茶を淹れたいんだそうです。お茶を頂いて店を出ると、雨が一層強くなっています…。伊藤さんに見番への道順を聞き、再び傘を差して歩き出す牧瀬さんでした。

【鶴瓶さん】 初島の陸磯料理店「めがね丸」で舌鼓

一方、「初島」に到着した鶴瓶さん。船から降りると、『なんで降りたんやろ』と島に来たことを後悔するほど、雨に加えて風も強く、島は大荒れの天気に…(汗)。住宅街の路地を巡ってみますが、誰にも出会えません。港の近くに戻ると、東側の道沿いに連なる「食堂街」を見つけます。「HATSUSHIMA STORE&CAFE」の店先にいたご主人に訊ねると、『この先は磯料理の店が並んでいますが、こんな陽気なので開けている店はボチボチ』とのこと。ガスっていて海も見えず、食堂にはシャッターが降りて、何しに来たか分からないとぼやく鶴瓶さん…。暖簾が外され、“準備中”の札が掛けられた磯料理の店「めがね丸」の店内を覗くと、営業を終えて寛ぐ店の人たちがいて、一人の女性が店内の様子を窺う外の鶴瓶さんに気が付き、『ワァハハ!来たよ~』と明るく大きな笑い声をあげてくれました(笑)。店の戸を開け声を掛けると、ご主人から2時半で店仕舞いと言われてしまい、『ひどいなぁ~』と返す鶴瓶さん、何も要らないからと店に入らせて貰い、話を聞くことに。快く迎えてくれたのは、店主の田中さんご夫妻。若い時に島から出て名古屋の大学に行っていた奥さんと出会い初島の食堂を継ぐことになったというご主人、今では漁師をしながら自分で獲った魚介類を食堂で提供しているそうです。奥さんが鶴瓶さんのために手際よく作ってくれたのは、巨大な“さざえのつぼ焼き(時価)”。こんな大きなサザエを見たことがないと鶴瓶さん、そしてメチャメチャ美味いそうです(笑)。高校生の頃から叔母さんに『勉強なんてしなくていいから、旦那さんを見つけるために毎日キョロキョロ歩け』と言われていたという奥さん、見事名古屋でゲットして島に連れて帰り島の発展に寄与したと褒める鶴瓶さん、小野アナによると今では休日も仕事も外出も何時も夫婦一緒なんだそうです(笑)。

【初島の魅力紹介】

ここでスタジオから、「初島」をビデオ紹介、ナレーションは三宅民夫さんです。
 首都圏から約2時間、日帰りで楽しめる離島として人気の初島。現在、約180人が暮らしています。海産物の宝庫で、昔からサザエやイセエビの漁が盛んです。リゾートとしても人気で、“映えスポット”も満載。昔ながらのの漁村と、新しいレジャーの両方が楽しめる島です。

【牧瀬さん】 「熱海芸妓見番」を訪ねると

熱海芸妓見番」(熱海芸妓置屋連合組合)を探していた牧瀬さんがその見番の前で出会ったのは麗しい和服の女性、芸者さんで夜のお座敷に備えて美容室から見番に戻って来たところだそうです。見番の中を見学させて欲しいとお願いすると、なんとこの“美保”さんが、熱海芸妓組合の組合長をされている方でした!(笑)。壁に掛けられていた、昭和29年の見番移転記念に撮影された建物の前に並んだ芸者さんの集合写真を見せて貰うと、ものすごい人数の芸者さんにビックリ!。前の通りには並びきれず、建物の中にまで並んでいるその数は、なんと1千人近かったんだとか…(汗)。舞台の前は見学のための広い座敷になっていますが、なんと二階席もあって、その手すりには現在70人弱になってしまった一人一人の芸者衆の名前の入った提灯が飾られています。牧瀬さんが小中学生の頃に住んでいた佐賀県にある嬉野温泉の出身という美保さんは、その後に熱海で芸者となって置屋をしていた母親に誘われ、その跡を継ぐことになったんだそうです。

スタッフが後日撮影してきた映像を見せて貰うと、熱海芸妓見番は普段は主に芸妓さんの稽古場として使われていて、置屋を営み組合長の肩書を持つ美保さんも芸妓としてはまだまだ若手で、ここで踊りを学ぶ修行の身なんだとか。踊り以外にも、三味線や鳴り物、お茶お花の稽古があるので、ほぼ毎日、朝起きたらお稽古着を着るというのが普通の生活になっているそうです。なお、毎週土日には見番を解放して、普段はお座敷でしか見ることができない芸妓さんの舞を堪能することが出来る「華の舞」が開かれていますよ!。

※ ちなみに、牧瀬さんも呼び方に苦慮されていた様ですが、「芸者」と「芸妓」(げいぎ、げいこ)は違うのか気になったので調べてみると、基本的には同じで、地域によって呼び方が違うだけの様です…。関西では芸妓(げいこ、芸子と書くことも)と呼ばれることが多く、その他の地域では芸者(げいしゃ)や芸妓(げいぎ)と呼ばれることがあるそうです。なお、「舞妓」(まいこ)とは京都独特の芸妓見習い中の呼び方で、関東などでは「半玉」(はんぎょく、御酌(おしゃく)とも)と呼ばれているそうです。

【鶴瓶さん】 「HATSUSHIMA STORE&CAFE」にて

鶴瓶さんが初島に来て最初に声を掛けられたお店「HATSUSHIMA STORE&CAFE」に戻ってみると、そのご主人は出てしまっていて、田中さんの奥さんと息子さんが応対してくれました。16-7年前に土産物屋を開き、去年7月にリニューアルしてカフェを始めたんだそうです。息子さんは、高校に行くために島を出ていたそうですが、卒業と同時にお父さんが大病を患い4年前に島に戻って店を手伝うことになり、今ではメインに店を切り盛りする立場。そして、コロナ禍でお客さんが減ってしまい何か新しいことを始めなければと、古くなっていた店をリニューアルしてカフェを開いたそうです。ほどなくして店に戻って来たお父さん、皆さんからご夫婦の馴れ初めや島での暮らしについて話を聞きました。

【牧瀬さん】 和菓子店「くまがや製菓」を訪ねると

キレイな美保さんに出会って、心洗われパワーを貰ったという牧瀬さん(笑)。雨降りなのにウキウキと市役所近くの中央町のアーケード商店街を歩いていると、今度は和菓子店「くまがや製菓」を見つけショーケースを覗き込むと、季節柄、柏餅やお赤飯が売られています。店先には誰もいなかったので、店に入って声を掛けると、奥から若い子が出てきたかと思ったら、TVカメラを見るなり引っ込んでしまいました…(汗)。代わりに奥から店に出て来てくれたのは、三代目店主で女将の熊谷さん。ここは創業85年で、さっき引っ込んだのは四代目になる長女だそうです。和菓子作りは力仕事と聞いていた牧瀬さん、女性二人では大変だろうと気になると、今のところはベテランのおじさんが手伝ってくれているそうですが、その人がいなくなった後は大変と母娘で話している所だとか。お母さんと牧瀬さんが店先で話していると、さっき娘さんが出てきた扉の隙間が、そっと開いたり閉じたり…。しばらくすると、意を決したのか、四代目になる長女と、仕事の合間に店を手伝ってくれている次女が二人揃って店に出て来てくれました(笑)。女性三人で店を切り盛りする大変さを訊ねると、朝早起きが大変と娘さん。お母さんと次女が何時も他愛も無いことでケンカばかりして、長女がそれを見守る役目なんだとか(笑)。この近くに干物屋さんが無いかと尋ねると、何回もテレビにも出たことがある魚屋さんならあると、お母さんが案内してくれることに!。

【鶴瓶さん】 民宿「浜の家」を訪ねると

ようやく雨も上がり、島に2軒しか残っていないという民宿を訪ねることにした鶴瓶さん。島に来て最初にウロウロしていた際に見つけた民宿「浜の家」を訪ねると、松本さんご夫妻が歓待してくれました。民宿の座敷に上がらせてもらった鶴瓶さん、縁側のカーテンを開けると目の前は初島漁港で海が開け、晴れた日には対岸に富士山が望めるそうです!。『ええ所やね、朝起きたら富士山見えるし』と羨む鶴瓶さんですが、それを聞いたお母さんは『毎日見ているので、富士山はどうでもいいんですけど…』と(笑)。床の間に飾ってあったのは、数多のロープワーク(結び方)をディスプレイした額縁。話を聞くと、以前に長男が勤めていた東海大学の海洋調査研修船「望星丸」の仲間たちが、お父さんが腰を悪くして大学を辞めて島に戻ることになった際に、寄せ書き代りに贈ってくれた物だとか。現在、島の漁協に勤めていて、長女も次女も嫁に行ったのに長男だけが結婚していないと不満を漏らしますが、民宿を切り盛りしながら先代夫婦を看取り、そんなガチャガチャの中でも三人の子どもが勝手に大きくなってくれたと明るく話す、とてもにこやかで優しそうなお母さんでした(笑)。

【牧瀬さん】 魚屋「村越魚店」を訪ねると

くまがや製菓の女将さんが案内してくれたのは、家族でやっている魚屋の「村越魚店」。夕方でお客さんもひっきりなしに出入りする忙しい時間帯ながら、快く迎えてくれた方が店主かと思いきや、まだ初代の85歳になる父親が現役で働いているんだとか(笑)。自分が長男で、次男と、長女(梁島さん)とその息子(孫)の5人で店を切り盛りしているそうです。スタジオの鶴瓶さんも、『“家族に乾杯”にピッタリやんか』と、牧瀬さんの手柄を褒め称えます(笑)。村越さんが生簀から取り出して見せてくれたのは、牧瀬さんが来て興奮しているという巨大なイセエビ!。すごく活きがよくて、牧瀬さんの顔に水滴をまき散らします(笑)。

【鶴瓶さん】 結婚相手募集中!

鶴瓶さんは、民宿「浜の家」の息子さんに会いに、初島港定期船待合施設「シマテラス初島」に入っている初島漁協を訪ねます。受付で尋ねると、応対に出て来てくれた方が『私です』と(笑)。仕事の手を休めてもらい、待合所の椅子に座って話を聞くと、大学勤務中には彼女がいたんだそうですが、船に乗っている間は電波が届かないので携帯電話が使えずに、結局別れてしまったんだとか…。親からだけでなく周り中から早く結婚しろと言われていると聞いた鶴瓶さん、一緒に写真を撮りましょうと誘ってマスクを外させ素顔をテレビに映すと、『結婚したい方はぜひ!』とテレビに向かって訴えてくれました(笑)。

【牧瀬さん】 写るんですで写真撮影会?

インスタントカメラでの写真撮影が趣味という村越魚店のおじいちゃんは、写ルンですを手に牧瀬さんの写真を右から左から撮りまくります…。すると、直ぐにフィルムが切れてしまい、牧瀬さんが店内で息子さんと話をしている間に、急いで駅まで買いに行ってきて、再び写真撮影を再開!(笑)。そうこうするうちに、そんなおじいちゃんの車に乗っていたおばあちゃんも下りて来てくれて、息子さんから少し痴呆が入っているとは聞いていましたが、元気そうな姿を見せてくれました。スタジオには、村越さんご家族からのビデオメッセージと一緒に、おじいちゃんが撮影してくれた牧瀬さんとおばあちゃんのツーショット写真が届けられていました(笑)。

後編の再放送は、6月26日(月)午後4時15分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(後編)

鶴瓶さん

牧瀬里穂さん


番組内で紹介された 熱海市の名物など


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