鶴瓶の家族に乾杯 | 長野県松本市(佐藤二朗さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和5年6月26日(月)放送 佐藤二朗が長野県松本市へ!思い出の町でぶっつけ本番旅!(前編)

旅のゲストは、俳優の 佐藤二朗(さとう じろう)さん。愛知県春日井市出身の54歳、脚本家や映画監督としての顔も持っています。大学卒業後、俳優を目指して就職や俳優養成所、劇団などを転々としますが長続きせず、26歳で一旦諦め再就職するも夢を諦めきれず、翌年に知人らと演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げし、会社勤めをしながら俳優活動を開始します。その後、鈴木裕美氏に誘われて劇団「自転車キンクリート」に入団、仕事を退職し舞台に打ち込むことに。40歳を前にした2008年に、地上波TVドラマに初主演、同年には自らが監督・脚本・出演を務めた映画『memo』を製作公開します。最近では、主演したNHKドラマ『ひきこもり先生』が話題を呼び、毎週水曜放送のNHKバラエティ番組『歴史探偵』も人気です!。

旅の舞台は、長野県 松本市(まつもとし)。長野県の中西部、国宝松本城を中心とする旧城下町がメイン市街地ですが、平成の大合併で西は北アルプス(飛騨山脈)に抱かれた上高地乗鞍高原から、東はビーナスラインが有名な美ヶ原高原まで、長野県内随一(全国20位)の面積を誇っています。現在、長野県の県庁所在地は長野市ですが、1871年(明治4年)の廃藩置県後に、信濃国(=信州、現長野県)内には北信に旧長野県、中南信に筑摩県が置かれ、1876年(明治9年)に統合されるまで筑摩県の県庁所在地が松本市だったため、両県合併後も国の拠点機能の一部は松本市に置かれることとなり、日本銀行の支店(松本支店)や旧制高等学校(松本高等学校、後の信州大学)が長野市ではなく松本市に設置されました。そのため、現在でも松本市民は長野県の中心は松本であるとの自負があり、長野市と松本市は“犬猿の仲”というのが「長野県あるある」です(笑)。Jリーグでも、現在同じJ3に居る松本山雅FCAC長野パルセイロによる信州ダービーは、熱く盛り上がっていますよ!。ちなみに私はというと、長野市寄りの長野県民です…(汗)。

佐藤二朗さんは、愛知県立東郷高校から信州大学に進学、経済学部の卒業です。現在、信州大学(信大)のキャンパスは、松本以外にも長野、上田、伊那と県内各地にありますが、経済学部(現在は経法学部)は松本キャンパスにあるので、佐藤さんは大学の4年間を松本で暮らし、その思い出から旅先に松本市を選んだのでしょう!。実際にロケ当日は、信大松本キャンパスを鶴瓶さんと二人で訪れた様ですよ(笑)。また、鶴瓶さんが訪ねた北インド家庭料理のお店「DOON食堂 印度山」は大人気店の様です!。


番組の概要(前編)

俳優の佐藤二朗さんが長野県松本市でぶっつけ本番の旅へ!。松本は学生時代を過ごした思い出の地。佐藤さんは鶴瓶さんとともに母校の信州大学へ。ふたりは演劇サークルをいきなり訪問することに。果たして、部員たちに会えるのか?。ひとり旅の佐藤さんは、学生時代、バイトをしていた浅間温泉へ。通りを歩いていると、おやきの店を発見。店の人におやきとビールをすすめられ、そのすすめに佐藤さんは…。一方、鶴瓶さんは飲み屋街で魅力的な店主と出会います。

放送内容(前編)

【二人旅】 待ち合わせ場所からロケがスタート

ロケが行われたのは、2023年5月16日(火)。鶴瓶さんとの待ち合わせ場所に指定された「あがたの森公園」に先に到着した佐藤二朗さん、地方ロケに行く際は何時も奥さんから『遊びに行くんじゃないぞ、仕事に行くんだぞ』と言われているそうですが、今回ばかりは『遊びだ』と…。この番組は、如何にカメラを気にせず旅するかが大事なので、今日は自分自身が“松本”を一番楽しむつもりで来たそうです(笑)。すると、公園の東屋に集った人たちが歌う讃美歌の歌声が聞こえてきました。一曲歌え終えたところで声を掛けると、教会の合唱団の方々の様です。そこへ鶴瓶さんも到着し、拍手と歓声が湧き起こります(笑)。学生時代、松本市民の憩いの場であるあがたの森公園のことはよく話には聞いていたそうですが、自宅(下宿先)とバイト先の往復ばかりで来たことが無いと話す佐藤さん。学生時代はあまり大学には行かず、浅間温泉にある「富貴の湯」(現在の「伊東園ホテル 浅間の湯」)という旅館で、布団敷きや皿洗いのバイトに明け暮れていたそうです。当時が懐かしく、前乗りして昨夜は浅間温泉に泊まったという佐藤さん、スタッフからは『出歩かないように』と釘を刺されたそうですが、スナック2軒はしごしてちょっと飲み過ぎたとか…(笑)。一方大学の思い出といえば、ずっと役者になりたいと思っていたので、信州大学に古くからある「山脈」(やまなみ)という劇団に入ろうとガイダンスには行ったのですが、厳しそうだと入るのを辞めたそうです。“厳しいのが嫌い”という佐藤さん、鶴瓶さんを誘って、現在の劇団山脈の様子を見に信州大学に行くことに!。

【二人旅】 信州大学へ

ロケ車に乗って、信州大学の前の通りまで連れて来てもらった鶴瓶さんと佐藤さん。車を降りると、『私がご案内しますよ、こっからなら分かる』と道案内を買って出た佐藤さんは、ここは信大病院の入口だからと、更に200メートルも先にある別の門まで鶴瓶さんを歩かせます。そこで出会ったのは生協の職員という関根さん、大学に入るには許可が必要と広報まで案内してくれるそうですが、来た道を戻ることに…。だいぶ歩かされたと文句を言うスタジオの鶴瓶さん、学生時代バイトばかりしていた佐藤さんがずっと“正門”だと思っていたのは実は“西門”で、正門はロケ車の運転手さんが連れて来てくれた、先に車を降りた場所でした(笑)。都合よく正門前で出会ったのは、大学の広報室の渡邊さん。すんなり上司の方に掛け合ってくれて、撮影許可を頂くことが出来ました。広報室の佐々木さんに案内してもらい、大学のキャンパス内を通り抜け劇団山脈の部室(スタジオ)があるプレハブ小屋に向かう二人ですが、三十数年ぶりに大学に来た佐藤さんは興奮して、次々に学生たちに声を掛けて回ります(笑)。すると、『山脈を知らない?、オレの時代にこんな(都会的な)格好した学生はいなかった』とか、富士乃湯でバイトしているという大久保さんと野原さんに伊東園ホテルが昔は“富貴の湯”だったと話すと『へぇ~』という反応に、『なんだ、俺の話には興味無さそうだな』と文句を言い、その度に隣の鶴瓶さんが謝ってまわります(笑)。終いには木の下でお弁当を食べていた1年生の佐藤さんと児玉さんにまで『なに食べてるの?』と声を掛け、出身地やバイト先について根掘り葉掘り話を聞き出す佐藤さん、呆れた鶴瓶さんはそんな佐藤さんを置き去りにして、ひとり劇団山脈の部室を目指します(笑)。

【二人旅】 信大「劇団山脈」の部室へ

劇団山脈の部室入口

劇団山脈のスタジオ「YAMANAMI STUDIO」は、元は食堂だったという古いプレハブの建物の一角にあり、学生たちが手づくりで改装したという内装や入口に掲げられた看板は、佐藤さんの学生時代そのままだそうです。ちょうどお昼時間で、部室では佐瀬部長ほか7名の部員が二人を迎えてくれました。現在の部員数は約50人、新入生は20人も入ったとか。佐藤さんがガイダンスを見て厳しそうだと入部を諦めた当時のブラックさは今は無いと言いますが、腹式呼吸からの発声練習の様子を見せてもらうと、そう簡単では無さそうです(笑)。今は7月の公演に向けて台本選びの最中だと聞いた鶴瓶さん、『なんやったら、この人(佐藤さん)に頼んだらええ』と言い出しますが、それを横で聞いていた佐藤さん、『何を無責任なことを…、書くの大変よ』と(笑)。

【長野県松本市の魅力紹介】

ここでスタジオから、旅の舞台となっている長野県松本市をVTRで紹介。松本市を知るためのキーワード、それは3つの「ガク」。
 まずは、「山岳」。標高の高い山岳に囲まれた松本市は、水の街でもあるんです。至るところに井戸や湧き水があり、街の人たちは山々の恩恵を受けた暮らしをおくることができます。外出先での水筒の水の補給や、ご飯を炊いたりお味噌汁を作ったり、パンの仕込み、ウイスキーや焼酎の水割りにと使われたり、さらには散歩中のワンちゃんも嬉しそう!(笑)。
 続いては、「音楽」。松本市では、世界的な指揮者である小澤征爾さんが総監督を務める音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」が毎年夏に開かれています。さらに木製の楽器作りも盛んで、中でもギターの出荷額が全国1位の長野県内で松本市がトップ、まさに楽器の街なんです。そんな音楽の街・松本市には、知り合いにバイオリンが弾ける人が多いという“あるある”が!。松本ではクラシックなど音楽に触れる機会が多いので、子供から大人までバイオリンが身近な存在なんだとか。東昌寺住職の飯島さんは、お寺でバイオリンの演奏会を開いているそうですよ!(笑)
 最後は、「学問」。松本には、日本で最も古い小学校のひとつ「旧開智学校」が、そして佐藤二朗さんが学んだ長野県唯一の国立大学「信州大学」があり、子供達が一生懸命勉学に励む街なんです。

ここで二人は別れ、ひとり旅に。

【佐藤さん】 カフェ「おやきと、コーヒー」にて

佐藤さんは、学生時代にバイトをしていた「浅間温泉」に向かうことに。下宿先からバイト先に毎日通っていた坂道に来てみると、当時とあまり変わってはいないと言いながら、見覚えのないカフェ「おやきと、コーヒー」という店をみつけ、声を掛けてみます。応対してくれた矢島さんによると、オープンは3年前で、長野県の郷土食である“おやき”と、コーヒーとほうじ茶、ビールも飲めるそうです。思わず“ビール”に魅かれてしまった佐藤さん、スタッフにビールを飲んでいいかと確認すると、少し間を置いてから、『一杯くらいならOKです』との返事が!。それを聞いたスタジオの鶴瓶さん、『誰や!? OK出したん、あかんあかん』と(笑)。矢島さんにビールにおやきは合うのかと訊ねると、『野沢菜は絶対に合うし、トマトもチーズが入っているので合います!』と言われた佐藤さん、ついに我慢できず、野沢菜とトマトのおやきに生ビールを注文します(笑)。2階に上がってソファに座ると、まず熱々の野沢菜のおやきを頂き、次にビールをグビグビと喉に流し込む佐藤さん。すると、トマトのおやきを食べるにはビールが足りないと、もう一杯注文することに(笑)。ビールとおやきを頂きながら、矢島さんにご家族や最近の松本の様子について話を聞いていると、なんと斜め向かいにある田辺薬品店の2階が、昔は芸妓さんの稽古場だった場所が今はフリースペースの様になっていて、演劇のイベントも開かれたりしているそうです。

【鶴瓶さん】 カレー屋「DOON食堂 印度山」へ

印度山のカレーセット(タリー)

一方の鶴瓶さんは、松本市大手地区でロケ車を降りると、夜は華やかであろう飲み屋が建ち並ぶ「正行寺小路」へと引き寄せられます(笑)。そこで自転車に乗った酒を配達中の方に声を掛けると、この先の小さなお店が集まる「はしご横丁」へ配達する途中だとか。横丁の名に魅かれ鶴瓶さんが付いていくと、門を入った敷地の中に、まるで屋台が建ち並ぶように小さな飲食店が軒を連ねて店を構えています。酒屋さんがビールを配達した先は、居酒屋「酒と雪」。店主の方に話を聞くと、こちらは夜からの営業ですが、斜め向かいの有名なカレー屋さんは昼も営業しているとか。気さくなインドの方がやっている店だと聞き訪ねることにした鶴瓶さん、店の前にいたアシシュさんと出会います。北インド家庭料理の店「DOON食堂 印度山」は小さなお店ですが、店の中でも外のテーブルでも何人ものお客さんがカレーを食べていて、長野に住む友人の藤井さんを訪ねて明石から来たという権藤さんも二度目の来店だとか!。インドの人が毎日食べている様なカレーのセット(タリー)があると聞き、それを頂くことにした鶴瓶さん、奥さんがナンまで焼いて付けてくれたのかと思いきや、アシシュさんによるとインド人はナンは食べなくて、これは全粒粉で作られたチャパティだそうです。そして、種類の違うカレーを混ぜて頂くと、また味が変わって美味しいんだとか。

【佐藤さん】 田辺薬品2階の演劇スペースへ

田辺薬品の2階にある貸ホール「space 銀華」

おやきと、コーヒー」の店を出た佐藤さん、ガラス窓に映った自分の顔を見て、ようやく『(今の自分は)赤ら顔した只の酔っぱらいのおじさんじゃないですか!』と気が付きます(笑)。そして、外観からはとても2階に演劇スペースがあるとは思えない、何処の街にでもある平凡な感じの薬局「田辺薬品」を訪ねます。案内してくれたのは、店主の田邊さん。昔は東京から何人ものお師匠さんを呼んで、2階に併設された複数の部屋に泊まって頂きながら、ホールで芸者さんにお稽古を付けてもらっていたそうです。ホールは4・50畳ほどの畳敷きで、広い板の間のステージにはグランドピアノが置かれ、天井には灯体(照明機材)も付いていて、東京の小劇場に比べたらここの方が演劇するにはバッチリの環境と感動する佐藤さん!。なぜ薬屋さんの2階にこんな立派なホールがあるのかと気になり訊ねると、斜陽となった芸妓組合がここを手放すことになった際に、昔から親しくしていた田邊さんのお父さんがひと財産叩いて引き取ったんだとか。佐藤さんがバイトしていた当時でも何人しかいなかった芸者さん、今ではすっかり絶えてしまい、このホールも今では劇団の舞台やピアノ教室、ダンスのレッスンなどに使われているそうです。

【鶴瓶さん】 インド人の落語家が誕生か?

北インド生まれというアシシュさん、宝石の仕事の関係で2005年の愛知万博で来日しインド館で働いていたそうですが、そこに来館した奥さんと知り合い結婚したそうです。そして、奥さんの実家がある松本を訪れると、山と川と自然に囲まれた北インドの景色と同じだと感じ、ここに住むことにしたんだとか。そして、一人息子は生まれた時からカレーを食べて育ったので、13歳にして身長が190cm、足のサイズは31cmもあるそうです(笑)。落語が好きで、一昨年に松本で林家木久扇師匠が落語会を開いた際には、“カレー屋笑木”という芸名を付けてもらって、前座の前座で落語を披露したんだとか。その話を聞いた鶴瓶さん、『インド人から落語家が生まれるとは思わへん、日本人もビックリや』と(笑)。

最後にスタジオの小野アナウンサー、来週の見どころを佐藤さんに訊ねると、『後編も“家族に乾杯”にピッタリの Good Job! をお見せします』とのこと。果たして、佐藤さんは後編でもまたお酒を飲むんでしょうか?(笑)。【後編へ つづく】

前編の再放送は、7月3日(月)午後4時15分から、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(前編)

二人旅

長野県松本市の紹介

キーワードは3つの「ガク」。

鶴瓶さん

佐藤二朗さん

 

 令和5年7月3日(月)放送 佐藤二朗が思い出の地・長野県松本市で“乾杯”の旅!?(後編)

番組の概要(後編)

俳優の佐藤二朗さんが、長野県松本市を旅する後編。学生時代、アルバイトで通った浅間温泉を訪ねた佐藤さんは、バイトをしていた温泉宿を訪ねます。当時、一緒に働いていた方が今もいるか聞いてみると、結果は?。さらに、通りを歩いていると、ある男性に声をかけられます。近所で老舗ラーメン店を営んでいるいう男性が、佐藤さんにまさかの提案をします。一方、鶴瓶さんは、佐藤さんが学生時代住んでいたという地域へ。そこで、学生と出会い、その下宿先を訪ねると…。


放送内容(後編)

【佐藤さん】 スナック「サルビア」

佐藤二朗さんは、ロケ前日に松本市内に前乗りし浅間温泉に宿泊、久しぶりに松本の夜を楽しんだそうです(笑)。そこで、学生時代にアルバイトしていた旅館を訪れる前に、その途中にある前夜に行ったスナック「SALVIA(サルビア)」に立ち寄ることに!。20代で店を開き55年経って御年81歳になったマスターを相手に、バーボンのソーダ割を2杯頂いたそうですが、鶴瓶さんは『ちゃうちゃう、もっと飲んでるよ』と…。するとちょうど、肩と腰が痛いからと病院に行くためにバス乗り場に向かう当のマスターの早坂さんとばったり再会!。今晩また、大学の同期と一緒に飲みに来るからとマスターに言い含める佐藤さんでした(笑)。

【鶴瓶さん】 魚屋「魚長鮮魚」を訪ねると

一方の鶴瓶さん、はしご横丁を出て再び松本市の中心市街地(大手)の通りを歩いていると、山に囲まれた松本にしては大きな魚屋さんがあると気になり、「魚長鮮魚」店を訪ねることに。店内で迎えてくれた中澤さんによると、店の創業は67年前、今では金沢や新潟、名古屋のほか、地元の市場からも仕入れているそうです。すると、90歳になるオーナー夫人の山口さんが店に出て来てくれて、昨夜テレビで見た“家族に乾杯”の鶴瓶さんに会えたと大喜びしてくれますが、番組を観た感想はというと、『すごいなぁ、(この人)まだやってる…』と思ったんだとか(笑)。ご主人が4年ほど前に他界、息子さんは別の会社を経営していたため、市場をちょうど定年退職した中澤さんに店を手伝って欲しいとお願いして来てもらったそうですが、運悪くコロナ過と重なってしまい大変な時期をなんとか乗り越え、徐々に元の軌道に戻りつつある様です。

【佐藤さん】 学生時代のアルバイト先「富貴の湯」へ

いよいよ佐藤さんは、学生時代にアルバイトをしていた浅間温泉の「富貴の湯」(現在は「伊東園ホテル 浅間の湯」を訪ねることに!。一番の目的は、一緒にアルバイトをしていた同期の澤村さんと佐藤さんの二人の学生の面倒をよく見てくれていた正社員の内藤さんという女性がまだ働いていたら会いたいと願ったのですが…。当時のまま今も変わっていないという門をくぐり一人フロントへと話を聞きに行く佐藤さん、しばらくして戻ってくると、内藤さんはまだ勤めているのですが、さすがに三十数年前にすでに重鎮だった方なのでお年を召され体調を崩して休まれているそうです。すると小野アナウンサー、その内藤さんから佐藤さん宛に手紙が届いているそうで、読んでくれました。学生時代の佐藤さんは背は高いけどヒョロヒョロで、当時はバブルが弾ける前でお客さんがとても多く、目が回るほど忙しい毎日だったとか。そして20年ほど前、映画『神様のカルテ』の撮影で佐藤さんが松本に来たついでに、お風呂に入れて欲しいと突然ホテルにやって来た時は、『まさかあの佐藤君が役者になっていたとは!?』とビックリしたそうです(笑)。そういえば2014年4月の放送で、この映画に主演した櫻井翔さんが撮影の思い出を辿りお隣の「長野県安曇野市」を旅していますね!。しかし当の佐藤さんは、すっかりそのことを忘れていて、内藤さんに会うのは四十数年ぶりと思い込んでいたようです(笑)。

【松本の七夕についての紹介】

松本の七夕人形

ここでスタジオの小野アナウンサー、放送から四日後の7月7日の「七夕」に関して、松本にはユニークな情報があるとビデオ紹介。紹介してくれたのは、松本で60年以上「ベラミ人形店」を営んでいる三村さんご夫妻です。松本の七夕は、1か月遅い8月7日。冬の寒さが厳しい松本では、節句の季節感が新暦と合わないため、桃の節句は4月3日、端午の節句は6月5日と、1か月遅れて祝います。そのため松本では、7月7日頃から1か月間に渡って、子供の厄を払うために、風通しのよい縁側や軒下に、織姫と彦星をかたどった七夕人形を吊るすんだとか。子供の着物を着せた木製の人形や、和紙で作った人形を飾るのが、江戸時代から続く松本の風物詩、伝統文化なんだそうです。この時期、松本では街中が七夕人形だらけになります。ぜひ見に来てくださいね!(笑)。

【佐藤さん】 中華料理店「萬山園」へ

佐藤さんが温泉街近くの住宅地を歩いていると、ちょうど車で帰宅したばかりの渡辺さんに声を掛けられます。すぐ先で中華料理のお店「手打拉麺 萬山園」を営んでいるそうですが、大学の4年間、毎日この通りを原付や自転車で行き来していたのにラーメン屋があったとは知らなかったと佐藤さん。昭和2年創業で3代目になるという老舗店のご主人、佐藤さんの学生時代は先代がラーメン店を営んでいた頃で、『浅間温泉でバイトしていて、うちのラーメンを食べたことない?、今から作りますか!。生(ビール)もあるし、餃子もあります、モツ炒めもありますよ』と…。それを聞いた佐藤さん、『またビール飲んじゃう?』とスタッフに遠慮しつつも、我慢できずにご主人の誘いをお受けすることに(笑)。昼間から店を開けてもらい、佐藤さんが生ビールを頂き始めると、ほどなくして渡辺さんが手際よくモツ炒めや餃子、ラーメンを作って次々にテーブルに並べてくれます。それをつまみに、『これはビールに合う!』と飲むピッチを速める佐藤さん、さっそくビールのお代わりを頂くと、今日からこの番組は『二朗のビールに乾杯!』にタイトルが変わるとか…(笑)。

【鶴瓶さん】 岡田松岡地区へと向かうと

鶴瓶さんは学生に会いたいと、佐藤さんが昔住んでいた岡田松岡地区へとやって来ました。すると、コンビニの前で出会ったのは、赤ちゃんを抱いた寺島さん家の娘さん。直ぐ向かいが実家で、同居しているご両親も家にいると聞いた鶴瓶さん、慌てる寺島さんに有無を言わせず、『ほな 行きましょう』とさっさと家に向かって歩き出します(笑)。寺島さんのお宅でお母さんに迎えられた鶴瓶さん、この日は5月16日でしたが、松本ではひと月遅れの端午の節句に向けて男の初孫のために五月人形を飾っていると聞き、家に上がらせてもらうことに!。都会では珍しくなりましたが、広い部屋がある田舎のことなので、初孫のために新しくジジババが買ってくれた兜だけでなく、お婿さんの子供の頃の兜も並べて、幾つもの五月人形が所狭しと飾られています。記念にと、赤ちゃんのシャツの背中にサインをお願いするお母さんですが、鶴瓶さんがサインしようとすると泣きじゃくってしまい、仕方なく脱がせてから書いて貰うと、このシャツは額に入れて飾るんだそうです(笑)。

【佐藤さん】 ビールで酔っぱらい宴会に突入?

ビールを4杯飲んだ佐藤さん、一応“家族に乾杯”の番組らしく、渡辺さんから店を継いだ経緯やご家族のことを聞こうとしますが、だんだんとろれつが回らなくなり、何を言っているのか自分でも分からなくなる始末…(汗)。すると、『どうせなら今日出会った人を全員(この店に)呼んでやれ!、そして宴会でもやってやれ!、何なら(今夜一緒に飲む予定の同期の)澤村も呼んでやれ!』と、ついにブチ切れた佐藤さん(笑)。ほどなくして店にやって来たのは、スナック「サルビア」のマスターの早坂さんと、昨夜サルビアで相席した女性の中島さんでした。中島さんは早坂さんの奥さんとは40年来のお友達で、奥さんが亡くなられた後、店を手伝ってくれているんだそうです。

【鶴瓶さん】 信大生との出会い

学生に会いたいと鶴瓶さんが岡田松岡地区の通りを歩いていると、ばったり信大生とすれ違います。愛知出身の前田さん、この4月に信州大学に入ったばかりの1年生で、この先のアパートで一人暮らしを始めたそうです。今の大学生がどんな所に住んでいるのか見たいと、アパートまで連れて行って貰うと、そこは4部屋しかない小さなアパートですが、向かいにご飯屋さんがあって、学生が一人暮らしするにはうってつけ!。まだ部屋には男友だちしか入れたことが無いし、下の階に誰が住んでいるのかも知らないという前田さん(笑)。するとちょうど、表が賑やかだとアパートから出てきてくれたのは、その下の部屋に住んでいる松橋さん、なんと前田さんと同じ経法学部の3年生だそうです。図らずも、見知らぬ同士だった先輩後輩の仲を取り持つことになった鶴瓶さんでした(笑)。

【佐藤さん】 どうせなら友達も呼んじゃえ!

次に「手打拉麺 萬山園」にやって来てくれたのは、今夜佐藤さんと飲むために松本に来ていた大学同期の澤村さん、新潟で半導体を作っているとか。すると、何時の間にか横のテーブルに座っていたのは、店主の奥さんのティップスダさん。サルビアにもよく来てくれるとマスターの早坂、カラオケの十八番は『あなたに逢いたくて(松田聖子)』で、飲んでいる時は雰囲気が全然違うそうです(笑)。

【鶴瓶さん】 ごはんカフェ「笑(エム)」にて

ごはんカフェ笑~emu~

鶴瓶さんは『ちょっとお茶飲もう、おれ奢る!』と、信大生2人をアパートの向かいにあるご飯屋さん「ごはんカフェ笑~emu~」に誘います。突然の鶴瓶さんの来店に大喜びしてくれたのは、店主の佐藤さんと娘の髙橋さん。お母さんによると、このお店を開いたのは3年前、当初は長女と店を切り盛りしていたそうですが、その長女が結婚して子供が生まれたので、代わりに次女が手伝ってくれているんだとか。ランチには定食メニューを提供していて、ご飯大盛りは無料と、大学生には嬉しい限り(笑)。店を開く2年前にガンでご主人を亡くされことをきっかけに、身体によくて美味しい食事を食べて貰いたいと全部手づくりのおかずに拘り、そして笑顔になって帰ってもらいたいと店の名前を『笑(エム)』としたんだそうです。

【佐藤さん】 最後まで“乾杯”の趣旨を取り違え…

さらに佐藤さんが「手打拉麺 萬山園」に呼び寄せたのは、旅の前半でおやきとビールを頂いた Cafe & Bar「おやきと、コーヒー」の矢島さんと、そのご家族。仕事を早引けして駆け付けてくれたご主人と、可愛い二人のお子さんも一緒です。全員が揃ったところで、『改めて、かんぱ~い!』と佐藤さん、最後まで“乾杯”の趣旨は取り違えている様ですが、矢島さんご夫妻からは馴れ初め話を、二人のお子さんにはどんな両親か忖度なしにと訊ね、100点満点の答えを頂きました(笑)。

後編の再放送は、大相撲中継のため先延ばしになり、7月24日(月)午後4時15分からNHK総合で放送予定です。


番組内で紹介されたお店や訪問先など(後編)

鶴瓶さん

佐藤二朗さん

ちょっとユニークな松本の七夕

ベラミ人形店」の三村さんご夫妻によると、松本の七夕は1か月遅い8月7日。冬の寒さが厳しい松本では、節句の季節感が新暦と合わないため、桃の節句は4月3日、端午の節句は6月5日と、1か月遅れて祝います。そのため松本では、7月7日頃から1か月間に渡って、子供の厄を払うために、縁側や軒下に織姫と彦星をかたどった七夕人形を吊るすんですよ。


番組内で紹介された 松本市の名物など


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