各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。
「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。
今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。
旅のゲストは、俳優の 松山ケンイチ(まつやま けんいち)さん。青森県むつ市出身の39歳。2001年に17歳でホリプロ男性オーディション「New Style Audition」グランプリ受賞、翌年にドラマ『ごくせん』で俳優デビュー。その後は映画出演も重ね、2006年公開の『デスノート』ではL/竜崎を演じて注目を集めます。2012年のNHK大河ドラマ『平清盛』では平清盛役で主演、2023年の『どうする家康』では本多正信役を演じ人気を博しました。現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、気難しい裁判官の桂場等一郎役を演じています。また、映画『怪盗グルー』シリーズの吹き替えでは鶴瓶さん(グルー役)と共演、バルタザールの声を担当しています。奥さんは女優の小雪さんで2011年に結婚、3人の子供らと一緒に2019年に北国の雪深い田舎に移住、銃猟免許も持っていて年の半分は田舎暮らしなんだとか。
松山さんは2012年1月放送の“家族に乾杯”で、その年の大河ドラマ『平清盛』主演の立場から平清盛スペシャルと銘打って、清盛縁の広島県廿日市市を旅しています。今回は12年半ぶり2回目の出演ですね(笑)。
今回の旅の舞台は、香川県 さぬき市。香川県の東部、瀬戸内海に面して高松市と東かがわ市の間に位置し、2002年に旧5町が合併して誕生しました。長野県人の私は、さぬき市と謳うからには、きっと讃岐うどんが名物なんだろうと考えたくなります(笑)。これまで“家族に乾杯”で香川県を訪れたのは、全部で10回。最近では、2020年4月放送の琴平町(ゲスト:北島康介さん)、2019年7月放送の塩飽諸島(青木崇高さん)、2017年9月放送の東かがわ市(門脇麦さん)、214年1月放送の坂出市(菊池桃子さん)と、何回も香川のうどんが取り上げられてきました!。ラーメンに蕎麦、ジャージャー麺など麺類が好物という松山さん、名古屋や京都の讃岐うどんの名店にも足繁く通っているとの噂が…。するとやはり、今回も“讃岐うどん”がお目当ての旅になるのでしょうか?。そういえば加ト吉(テーブルマーク)の“冷凍さぬきうどん”のテレビCMにも出演していますよね(笑)。
NHK朝ドラ「虎に翼」に出演中の松山ケンイチさんが、香川県さぬき市へ!。初めてという香川県でスイーツとうどんを食べたいという松山さんは、海岸で鶴瓶さんと落ち合って早々に、大きな犬を連れた男性に出会います。声をかけると、自宅でお茶でもどうぞと誘われて…。さらに、ログハウスのスイーツの店が近くにあると聞き、訪ねることに。ひとり旅となった松山さんは、お遍路に興味を持ち、札所のお寺へ。一方、鶴瓶さんは、路地でセルフのうどん屋さんを見つけます。
ロケが行われたのは、2024年5月27日(月)。二人が待ち合わせたのは、香川県さぬき市の「津田の松原」にある「願い橋・叶え橋」の上。砂浜を背景に、橋の朱色がとても鮮やかです!。香川県を訪れたのは初めてという松山さん、うどんはもちろん甘い物、スイーツも含めて3食は食べて帰りたいそうです(笑)。ただし旅の目的は、職人さんと会って話をしてみたいという松山さん、職人さんが多いという理由で香川県さぬき市を旅先に選んだんだとか…。
“家族に乾杯”は2回目となる松山さん、今回のロケでは素材の量で鶴瓶さんを上回りたいと意気込みますが、二人が出会って立ち話をしている矢先、鶴瓶さんは早くも街人を見つけて声を掛けます(笑)。大型犬のスタンダード・プードルを連れた内山さん、ロケの邪魔をしてしまったのではと心配しますが、鶴瓶さんがそんなことは無いと否定すると、だったら家が直ぐ近くなのでお茶でも差し上げますと招いてくれることに。すると目の前に現れたのは大きな神社、内山さんによると「津田神社」あるいは「石清水神社』とも言うそうですが、友達の宮司は高校で英語の先生をしていた面白い男だから紹介すると、皆で立ち寄ることに。鶴瓶さんがお参りしている間に宮司を呼んでくるからと、何から何までコーディネート役を勤めてくれる内山さん、しかに生憎と宮司は出掛けていて留守だったため、奥さんに宮司がもし帰ったら家に来るようにと伝言を残して鶴瓶さんらを連れて家に向かいます(笑)。
内山家のベランダで迎えてくれたのは、内山さんの奥さん。奥さんにお茶を出すようにと言いますが、そろそろ内山さんから離れたい鶴瓶さん、奥さんに会いに寄っただけなのでお茶を断り帰ろうとすると、『じゃぁ、ちょっとバラのところだけ』と勝手にロケを仕切り続ける内山さん(笑)。奥さんによると、以前は公園で会ったヒッチハイク中のイギリス人の学生を連れ帰ってご飯を食べさせたり、野宿していたお遍路さんを連れて来て一緒にビールを飲んだりしているそうで、本人によると『それが趣味』なんだとか…。松山さんが奥さんに、この辺りでスイーツやうどんの美味しい店を探していると相談すると、近所にログハウスでパフェを出している『クイール』を勧めてくれますが、ただ日によって開いてたり開いてなかったりするそうです。そこで内山さんのご主人、『行ってみようか?』と言ってくれますが、『いいです、もう付いてこんといて下さい』と断る鶴瓶さんでした(笑)。
ここでスタジオの小野アナウンサー、さぬき市には松山さんにおすすめの名物が沢山あるそうです!。紹介してくれるのは、「志度まちぶら探検隊」の平賀さん(平賀源内の7代目子孫)。
まず、松山さんが出演中のNHK朝ドラ『虎に翼』の主人公は“寅ちゃん”と呼ばれている寅子ですが、さぬき市にも寅ちゃんがいるんだとか!。さぬき市の伝統行事、「筒野の虎獅子」。獅子舞が盛んな香川県、中でもさぬき市には、虎の頭(かしら)が付いた獅子舞があります。荒れ狂う虎獅子を武者姿の少年が扇子一本で鎮める場面が見所。毎年秋の祭りで披露され、親しまれています。
次に、朝ドラの撮影でお疲れであろう松山さんに疲れが取れるいい場所があると紹介してくれたのが、「から風呂」。奈良時代から1300年続く古代のサウナです。その仕組みは、石で出来た部屋に薪を入れ、1時間ほど燃やします。火が落ち着いたら、水に浸したむしろを敷いて、塩水を撒き、1時間蒸したら準備完了。中の温度は、なんと最高150℃。あまりに熱いため、衣服の着用が必須です。入っていられるのは1-2分が限界、でも、その暑さが堪らないそうですよ~(笑)。
続いては、松山さんも好きそうな「桐下駄」。さぬき市は桐下駄の全国有数の産地。軽くて、吸水性・保水性にも優れた高級品。松山さんも気に入ること間違いなしの逸品です!。
さらに、江戸時代に活躍した奇才「平賀源内」は、さぬき市志度(しど)で生まれ育ちました。静電気を発生させるエレキテルの復元や、日本で初めての博覧会を開催したと言われています。源内通りには「平賀源内記念館」や銅像が建てられ、今でも町の皆さんから愛されているそうですよ。
鶴瓶さんと松山さんは、内山さんの奥さんにお教えてもらった「スイーツカフェ クイール」を訪れます。運よくオープンしていた店内で迎えてくれたのは店主の鳴瀬さんとスタッフの関本さん、くつろげる様に店には玄関で靴を脱いではだしで上がります!。松山さんが注文したのは鳴瀬さんにすすめられたマスクメロン半玉をカットしたメロンパフェ、今の時期だけ上にイチゴが乗るそうです。鶴瓶さんは、ソフトクリームにエスプレッソを掛けながら食べるというアフォガードを頂くことに。半分にカットされたメロンをスプーンですくいながら黙々と美味しそうに食べ続ける松山さん、鶴瓶さんに『お前も喋れや!』と言われてしまいます(笑)。まずは甘い物をクリアしたので次はうどんと、鳴瀬さんにおすすめのうどん屋を尋ねると、四国八十八か所巡りの最終88番札所「大窪寺」の前にある「八十八(やそば)庵」を紹介してくれました。八十八か所巡りの終わりに八十八庵で「打ち込みうどん」を食べて帰るというのが主流になっているんだとか。工芸品に関しては、さぬき市は竹細工が有名で、四国霊場87番札所長尾寺から88ヶ所最終札所大窪寺への参拝途中にある道の駅で作品が売られているそうです。
ここで二人は別れ、一人旅に。
ひとりになった松山さんは、鳴瀬さんに教えてもらった竹細工の工芸品が売られているという道の駅「ながお」を訪れます。店内を案内してくれた永山さんによると、竹細工を作れる人が減ってしまい、今は出品してくれているのは一人だけ、それも高松の方なんだとか…。他に、地元の方で手作りのクラフト作品を出品してくれているグループもあるそうですが、昼間は会社勤めしているのでお会いするのは無理らしいです…。
一方の鶴瓶さん、近くの商店街を目指すことに。何軒か店が並ぶ場所で車を降りて歩き出すと、偶然見つけたのは一軒の小さな町のうどん屋さん。セルフうどん店「松乃家生麺」で迎えてくれたのは、店主の木村さん親子。『温かいのか冷たいのか、冷たいかけもあります』との息子さんの説明で“ざる”を選んだ鶴瓶さん、2玉用のざるをお盆に載せて貰うと、セルフで天ぷらの竹輪(130円)、イカ(150円)、なんきん(カボチャ、80円)を別皿に選び取った鶴瓶さん、横で電卓を叩く木村さんに『ようけー食べるねぇ…』と関心されます(笑)。窓際のカウンター席に座ってざるうどんを頂く鶴瓶さん、めちゃくちゃ美味いそうですが、腰が強いうどんを2玉(440円)と天ぷらを3品(計360円)を食べ、歩くのも辛いほど満腹に…(汗)。
次に松山さん、道の駅「ながお」の隣にあった「へんろ資料館」に入ってみることに。迎えてくれた植松さんに「お遍路」について教えて欲しいとお願いすると、生憎と館長は休んでいるそうですが、植松さんが四国のジオラマを前に説明してくれました。1番は徳島県の「霊山寺」、徳島県から高知県・愛媛県と巡り、香川県の「大窪寺」が最後になります。ただ、今年はうるう年なので「逆打ち」といって88番からまわるのがご利益があるとされるんですが、最近は順打ちや逆うちに限らず行ける所から行くという「乱れ打ち」みたいな感じになっていて、最終的には88か所回れたら大丈夫、期限も無いそうです。
うどんと天ぷらでパンパンに膨れたお腹で歩き出した鶴瓶さん、通り掛かった車から手を振ってくれる若い女性陣を見つけ声を掛けます。岡本さんが車の中から掲げて見せてくれたのは、『瀬戸内から1.2.サンチョク!「じゃこLIVE」生中継』と書かれたプラカード!。そのプラカードと渡された商品を手に持った鶴瓶さん、鴨井さんにこれは何かと尋ねると、この先にある会社の釜揚げしらすを紹介するインスタライブを港でして来た帰りだそうです。それを聞いて、ようやく商品の宣伝と分かった鶴瓶さん、『(NHKで)宣伝したらあかんやんか!』と叫ぶと慌てて手に持った箱を放り投げます(笑)。
皆さんは、木村ホールディングスグループのじゃこ丸海産株式会社が営む「じゃこ丸劇場」の運営スタッフで、インスタライブやYouTubeを使って、この先にあるちりめんじゃこ(しらす)の加工販売を行っている木村海産の商品を宣伝しているらしいです。そこで鶴瓶さん、車に乗せてもらいその木村海産の会社を訪ねることに。
88番札所「大窪寺」を訪れることにした松山さんですが、まずはお遍路のやり方を教えて貰おうと、門前に店を構えるお遍路さんの店「飛猿閣」に立ち寄ることに。店で迎えてくれたのは、92歳になる店主の澤さん。お遍路は納経帳、納め札、線香、ろうそく、お数珠、お経の本などを持って回るそうですが、家にあるものでいいんだとか。しかし青森在住の松山さん、ここで入手したいとお願いすると、レジ横に幾つもぶら下げられていた数珠は忘れ物だから差し上げると澤さん(笑)。数珠以外では、1束200枚の白い納め札(110円)、松山さんが200枚も要るのかと不思議がると、本堂と大師堂と要るから88か所×2枚必要なんだとか。さらに、4~7回目の人は緑色の納め札(160円)を、8~24回目の人は赤(160円)を使うんだそうです…。その上には、銀や金のお札も(驚)。マジックを借りて納め札2枚に、個人情報の住所は青森県むつ市まで、願意は『人と上手に話したい』と記した松山さん、さっそく願いを叶えるべく澤さんのご家族にも話を聞きたいと呼んでもらうことに。
奥から店に出て来てくれたのは、澤さんの息子さん。事の成り行きを説明し、引き続き御朱印帳(納経帳)を見せてもらうことに。同じ四国八十八ヶ所用の納経帳でも何種類もあって、勧めてくれたのは令和になってカラーになったという納経帳。普通サイズもありますが、澤さんが勧めてくれたのは値段も同じ大きいサイズのお納経、大きい方が墨でもサービスしてくれるそうです(笑)。
じゃこ丸劇場のスタッフに連れられ鶴瓶さんが訪れたのは、ちりめんじゃこ(しらす)の加工販売を手掛ける木村ホールディングスの中核企業である「木村海産」。玄関先で歓待してくれたのは、社長夫人で常務の木村さんとその娘さんやお孫さんら。事務所に上がらせてもらった鶴瓶さん、長男さんにも加わってもらい、木村さんご一家や従業員の皆さんから話を聞くことに。
木村海産は先代が始めた会社だそうですが、当時は先代夫婦と現社長夫婦の4人のみ、現社長の代になって急成長し、今では180人もの従業員がいるそうです。YouTuberとしても活躍する岡本さんや鴨井さんをはじめ、従業員の似顔絵が大勢描かれた会社のポスターや商品のイラストを手掛ける元アニメーターのイチハラさんなど、その顔ぶれも多彩そう。毎年第1土曜日に事務所の2階で行っている忘年会では、従業員ら200名が集結し“芸能王座決定戦”を開催、中でも山本リンダこと成島さんの『♪狙いうち』や、中森明菜こと田中さんの『♪DESIRE -情熱-』は毎年恒例の大人気パフォーマンスで、二人とも半年前から入念に準備、子供たちも大好きで皆が一緒に歌って踊れるんだとか(笑)。
お遍路さんの店「飛猿閣」で調達した納め札と納経帳を手に、初めて四国八十八ヶ所霊場の88番札所「大窪寺」を参拝した松山さん。直筆のお札を納め、納経所でお納経(ご朱印)を頂きます。そして再び飛猿閣に戻った松山さん、澤さん親子と一緒に今書いてもらった納経帳を開いてみると、確かに御朱印の上には太くて大きく立派な墨字が記されていました。仕事柄、年に1回は八十八ヶ所巡りを続けているという澤さんですが、さすがに歩いてではなく車で廻るそうです。旅を終えた松山さん、澤さんから貰った数珠や買ったお札等は一揃えにして、次に行けるよう家に保管しているそうです(笑)。【後編へ つづく】
前編の再放送は、6月29日(土)午前10時40分から、NHK総合で放送予定です。
紹介してくれたのは、「志度まちぶら探検隊」の平賀さん(平賀源内の7代目子孫)です。
松山ケンイチさんが香川県さぬき市を旅する後編。お遍路に興味を持った松山さんは、札所の寺に参ったあと、門前のうどん店へ。仲のいい夫婦と出会います。さらに次の札所へ向かうと、寺の家族が出迎えてくれました。奥にバスケットボールのゴールがあると聞いた松山さんは、勝負をすることに…。一方、一家で経営する海産会社を訪ねた鶴瓶さんは、初物の生しらすがちょうど入荷されると聞き、見に行くことに。そこで、一家のあるじである社長に出会います。
四国八十八ヶ所霊場の最終88番札所「大窪寺」の門前にあったのが、スイーツカフェ クイールのマスター・鳴瀬さんに教えてもらった讃岐手打生うどんの店「八十八(やそば)庵」。店主の井川さんから、おすすめは味噌仕立ての讃岐郷土料理の打ち込みうどんと聞いた松山さんは、カレー打ち込みうどん(豚肉入り:1050円、オリーブ牛肉入り:1450円)を頂くことに。店を切り盛りするのは、井川さんご家族。先代のお父さんが、『大窪寺が四国八十八ヶ所巡りの最後(結願所)ですから、お寺も締め括りで、うどんもここで締め括り。ここの打ち込みうどんを召し上がって帰って頂く、締め括りのうどんですね』と話してくれました。
お母さんがテレビ番組でカレー鍋を見てピンと来て考案したというカレー打ち込み、松山さんによると『めちゃくちゃ美味かった』そうです。茹でたうどんを冷水で締めずに、そのまま鍋に入れるのが特徴なんだとか。うどんを食べながら、先代ご夫婦に馴初めや暮らしぶりなど話を聞く松山さん、夫婦円満の秘訣などヒントを沢山聞けたようです(笑)。
青森で田舎暮らしをしている松山さん、畑をやっている人にも会いたいと相談すると、息子さんが野菜を仕入れている農園を営む障害者支援団体の方を紹介してくれることに。連絡を取って貰うと夕方なら会えるそうなので、松山さんはその前に87番札所へ向かうことに!。
しらす加工販売「木村海産」で木村さんご家族から話を聞く鶴瓶さん、すると娘さんから『今日が今年の“初炊き”で、今からちょうど生しらすを積んで社長が帰ってくる』と知らされ、社長の帰りを待つことに。
午後1時に社長が帰ったと聞き表に出ると、大阪湾で穫れたしらすを積んだ大きなトラックが岸和田から到着したところ。鶴瓶さんはしらすを見ようと荷台に近づき社長に話し掛けますが、荷降ろしするフォークリフトの邪魔に…。『生しらすは1秒でも早く釜に入れないといけないので、この時期になると社長は朝からカッカカッカしている』と娘さん、まずは到着した生しらすを運び入れるのが先の様です。すると鶴瓶さんの前に、息子さんが出来立てと、さっそく茹でたしらすを丼ぶりに入れて運んできてくれました。それを口にかき込んだ鶴瓶さん、『うまいっ!』と(笑)。
初仕事が一段落した所で木村社長と一緒に事務所に戻った鶴瓶さん、社長ご夫婦から馴初めやご家族の暮らしぶりなどについて話を聞きました。今では孫が6人、毎朝7時前に社長がちりめんのおにぎりを握って食べさせてから、全員で海岸沿いを歩いて登校、途中にある八幡さんに並んで参拝するのが毎日の習わしとなっていて、その様子が町の評判になっているんだとか。
88番札所「大窪寺」門前の八十八庵から、87番札所「長尾寺」までは車で25分程、大窪寺は山の中でしたが長尾寺は町中にあるお寺でした。ここでも『人と上手に話したい』と願意を記したお札を納め、御朱印所で副住職の木村さんに御朱印を頂く松山さん。とても達筆な墨書にも驚かされますが、それよりビックリしたのは木村さんが使っていた硯(すずり)。硯で筆の墨を絞る癖があって、17年ほど使っているうちに溜まって固まった墨がどんどん高くなり、今では30センチ近くにもなってしまい、とても使い難いんだとか…(笑)。
その後で松山さんが境内で出会ったのは、残すは最終88番札所「大窪寺」のみという宮下さんご夫婦。今日中に回る予定でしたが、その前に松山さんを偶然見つけ、話し掛けたいと様子を窺っていたので納経所が閉まる夕方5時までに大窪寺を参拝するのは無理と諦め、後日改めて回ることにしたんだとか(笑)。宮下さんご夫婦が肩から掛けていたのは、お遍路さん御用達の「頭陀(ずた)袋」。中には様々なお遍路グッズを入れることが出来て便利だし、表には各お寺で売られていた缶バッジを飾って個性を出したりと(笑)。松山さんが今回の旅で出会ったご夫婦はみんな仲が良かった感心すると、夫婦でお遍路する人たちは皆さん仲がいいと宮下さん。小野アナウンサーによると、後日お二人は大窪寺に行って、夫婦揃って2度目の結願(けちがん)が出来たそうです。
さぬき市の中心部「志度エリア」へとやって来た鶴瓶さん、ロケバスを降りて住宅街を歩き出しますが誰とも出会えません…。道ですれ違った車から手を振ってくれたのは、隣の高松市屋島から娘婿が営む「志度あきやまクリニック」に通っているという佐藤さん。不慣れな道で迷子になってしまったそうで、この辺りについて話を聞くわけにもいきません(笑)。
引き続き志度の住宅街を歩き回る鶴瓶さん、ようやく出会ったのはちょうど車で帰宅し玄関に入ろうとしていた塩屋さんの奥さん。ご主人が鶴瓶さんと同い年だからと家に入り呼んでくれると、2階から降りて来てくれたご主人、『上がりますか?』と声を掛けてくれました。暑い中を歩き回って疲れ果てていた鶴瓶さん、願ったり叶ったりと早速上がらせてもらい、タオルで汗を拭い人心地つきます(笑)。同級生だと、70過ぎてお腹が出てきたことや体調面など話が合うと鶴瓶さん。以前は帽子屋だったという塩屋さんに、当時作っていた帽子を幾つか出してきて見せてもらいました。
長尾寺の境内で宮下さんご夫婦と話していた松山さん、次に声を掛けてくれたのはご住職の木村さんの奥さん。さっき納経した副住職がお婿さんで、その家族らと一緒に写真を撮って欲しいそうです。中学1年生の息子さんが着ていたTシャツのイラストを見て松山さんが『バスケやってるの?』と尋ねると、裏に手作りのバスケットコートがあるそうです。そこで小学校時代にミニバスケをしていた松山さん、息子さんにシュート勝負を挑むことに!。二人がバスケットボールで遊んでいると、お父さんが飼っているヤギの風神と雷神を連れて来てくれたので、慣れない手つきで木の葉を折って餌やりにチャレンジする松山さんでした(笑)。
引き続き志度の住宅街を歩いていた鶴瓶さんが見つけたのは、御菓子司「風月堂」と記された看板。鶴瓶さん的に風月堂といえば神戸にある「風月堂」、その店舗がさぬき市にあるのかと店を覗いてみると、店内で迎えてくれたのは店主の三木さん親子。この店は昭和5年の創業だそうで、風月堂の由来は諸説あるものの、女将さんによると古い時代に流行ったお茶の言葉から出てきたその名が全国に広まったらしいです。
女将さんのご主人である先代は早くに亡くなり、現在店内の和菓子や洋菓子を作っているのは三代目となる息子さん一人。売子のアルバイトで政廣さんが店を手伝ってくれているそうです。店内にいた地元のお客さんが買いに来ていたのはカステラ、昔の製法そのままのカステラはとても美味しく店の名物なんだとか。他に女将さんが勧めてくれたのは、季節の生菓子。夜に見立てた黒っぽい餡子の上の透明な寄せの中に浮かぶホタルや、川底の小さな石ころの上を泳ぎ回る水中のアユを模した生菓子は芸術品と、大そう関心する鶴瓶さんでした。
夕方の時間になり、松山さんは八十八庵で店主の井川さんから紹介してもらった農園を営んでいる就労継続支援B型事業所「NPO法人 法美匠(ほうびしょう)」を訪ねます。事業所の前で迎えてくれたのは、代表の佐藤さんと八十八庵に納品しているダイコン作りを担当しているという伊藤さん。佐藤さんによると、20年前から障がい者支援と老人福祉の事業を始めたそうで、他に認知症の方だけのグループホームもあるそうです。現在通っている14人の利用者の方は全員帰られ、事業所に残っていてくれたのはスタッフの皆さんのみ。佐藤さんと伊藤さんが案内してくれた近くの農園に向かうと、ハウス内でちょうど収穫時期を迎えていたのはキュウリ。キュウリ棚の建て方は、障がいがある人でも収穫しやすい様に工夫されているそうです。輪切りにした断面が星型になるキュウリも人気なんだとか。
隣のハウスで育てられていたのはミニトマト。数珠なりにぶら下がって成るミニトマトですが、先になるほど糖度が下がり、幹に近いトマトの方が甘みが強いという松山さん、また脇芽は芽かきした方が収穫量が増えると、とても野菜作りに詳しい松山さんでした(笑)。佐藤さんによると、八十八庵さんの他、地元のスーパーの産直コーナーにも出荷していて、この農園のトマトは美味しいと評判なんだそうです。人に食べてもらって美味いと言って貰うことが野菜作りの醍醐味と松山さん、青森の自宅の畑で収穫したトマトをジュースに加工して現場に差し入れしているそうで、飲んだ人に美味いって言って貰えたり旨そうに飲んでくれる人の顔を見るのが大好きなんだとか(笑)。
後編の再放送は、7月6日(土)午前10時40分から、NHK総合で放送予定です。
番組内で紹介された さぬき市の名物など
|
|
|
|
|