各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。
「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時57分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の笑福亭鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。
今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。
旅のゲストは、タレントでファッションモデルや女優でもある 朝日奈央(あさひ なお)さん。埼玉県入間市出身の30歳。保育園の頃からモデルに憧れ、13歳でファッション誌のモデルオーディションに応募し特別賞を受賞、専属モデルとして芸能界入りします。翌年には女性アイドルグループ「アイドリング!!!」に2期生として加入、モデルのほかテレビドラマやCM、バラエティ番組などに出演。2015年に約7年半在籍したアイドリング!!!を卒業した後は、ソロで舞台やテレビ、様々なイベントなどに活躍の場を広げ、2020年初には3か月間のバラエティ番組への出演回数が56本で1位となり“新バラエティ女王"の称号を獲得します。2021年から始まったカーネクストのテレビCMをはじめ、テレビで彼女を見ない日はないほど。2022年8月には一般男性との結婚を発表しました。朝日奈央さんが家族に乾杯にゲスト出演するのは今回が初めて。
今回の旅の舞台は、和歌山県 田辺市(たなべし)。紀伊半島の西南部に広がる和歌山県の中南部に位置し、合併で広がった県1位の面積は和歌山県全体の22%を占め、海にも面していますがその海岸線は短く、隣接する奈良県や三重県の近くにまで至る内陸部が北は龍神温泉がある旧龍神村から南は熊野本宮大社のある旧本宮町まで大きく広がっています。ちなみに2005年9月の放送で、ゲストの宮本亜門さんと一緒に田辺市本宮町を旅したことがあります。今回はこの広い田辺市のどの辺りを鶴瓶さんと朝日さんは旅したのでしょう? ロケから1ヶ月経っても全く本ロケの噂話が広まっていないことから、相当人の少ない山間の方を訪ねたのでしょうか…。朝日奈央さんが和歌山県田辺市を旅先に選んだ理由は今のところ全く分かりませんが、予想した一案だと、朝日さんも出演した映画『飛んで埼玉』の第2作の製作に当たって、話の舞台を関東から関西に移す際に一番最初に候補に上がったのが和歌山県だったとか!。ただ和歌山市では1作目を上映していた映画館がわずか2館しかなく知名度が低かったことから最終的に主戦場には滋賀県が選ばれ、滋賀・和歌山・奈良 vs. 大阪・京都・神戸といった構図の『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が製作されたんだそうです。その背景があって、和歌山県田辺市が旅先に選ばれたとか?(笑)。
朝日奈央さんが和歌山県田辺市でぶっつけ本番旅!。大好きな梅を求めて田辺の海を愛するダイバーさん達に聞き込みをしていると、地元の女性2人組から耳より情報を入手します。近くの梅干し工場に案内された鶴瓶さんと朝日さん。ひと口で梅干しを食べた鶴瓶さんは、あまりの塩分の強さに仰天します!。一人旅となった朝日さんは、紹介された『田辺梅林』を目指す途中で立ち寄ったレストランでランチを完食!。一方の鶴瓶さんは漁港でユニークなカツオ漁師さんに出会います。
ロケが行われたのは、2024年10月15日(火)。鶴瓶さんと朝日奈央さんが待ち合わせたのは田辺湾に突き出た「天神崎」の先端、天神崎元島第一駐車場から元島の元嶋神社まで繋がる「カニくん歩きロード」と呼ばれる防波堤の上。鶴瓶さんが来るのをコンクリート塀の陰に隠れて待つことにした朝日さんですが、鶴瓶さんは途中で地元の日用さんと話し込んで待ちくたびれてしまい、結局見つかってしまいました(笑)。「南高梅」が大好きという朝日さん、そういえば一度も南高梅の産地を訪れたことが無いと今回和歌山県を旅先に選んだそうですが、鶴瓶さんは高級な梅干しより家で漬けた安物の梅が好きなんだとか…。
そんな話をしながら二人が歩き出すと、「Loro kitchen」の看板が目に留まります。その横の広い敷地で出会ったのは、ダイビングから帰ってきたばかりのダイバーの人達。そこはダイビングサービス「田辺ダイビングサービス」の施設で、周辺のダイビングショップもここを拠点に使わせてもらいダイビングに出掛けているようです。日なたは暑いと屋外休憩所に座り込んだ鶴瓶さん、大阪から来たダイバーの金さんや阿部さん、ダイビングショップ「ダイビングパートナーRe'A(リア)」でインストラクターをしている入江さん、赤ちゃんを抱いた田辺ダイビングサービスの垣本さん等から話を聞きます。梅の話を聞いていると、ちょうどその横を“梅干しカー”と呼ばれる真っ赤な軽自動車で横切ったのは、やはり「L-DIVE」でダイビングガイドをしている国本(李)さん(笑)。大阪出身の入江さんも京都出身の李さんも、和歌山県内には串本や白浜、すさみと沢山のダイビングスポットがありますが、一番『田辺の海が好き』で田辺市に移住してきたんだそうです!。
ここでスタジオから、ダイバーの皆さんが愛する「田辺の海」をビデオ紹介。海に潜ってみると、そこは魚たちの楽園。大阪から車でたった2時間で、キンメモドキなどステキな魚の群に出会えます。蛍光色が美しいオオカワリギンチャクや、世界的にも珍しいボロカサゴなどの生物を見ることが出来ます。さらに岩場を使ったこんな遊び、「和歌山のウユニ塩湖!?、天神崎の絶景」も!。潮の満ち引きや天気の条件が合えば、海面が鏡の様に反射し幻想的な風景が広がります。潮位140~150cmが狙い目、晴れた風のない日がGOODです。
鶴瓶さんと朝日さんがダイバーの皆さんと話をしていると、杖を突いて散歩途中のおばあちゃん二人が何事かと様子を見に立ち寄ってくれました(笑)。88歳と90歳という諫山さんと畑本さん、地元の主婦なら家で梅を漬けているだろうと思って南高梅について尋ねると、『梅 知らんなぁ~』と…。すると、近くに梅を漬けている「大西食品」があると、一緒に車に乗って案内してくれることに!。二人が案内してくれたのは紀州南高梅の製造場「大西食品」。工場のまわりには巨大な梅漬けのタンクが山の様に沢山積まれています…。到着すると『もう帰ってもいい?』と畑本さんに聞かれ『帰ってもいいよ、もう』と、杖をついたおばあちゃんを歩いて帰らす鶴瓶さんでした(笑)。
工場で迎えてくれたのは、社長の大西さん。女性従業員の皆さんが選別している梅は、塩で漬けて干しただけのもので塩分が非常に高くて22~23%もあるそうです。選別した梅はこの後で脱塩(塩抜き)し、ミソや蜂蜜などで調味付けして商品として出荷されるんだとか。女性陣は食べられないと言いますが、メチャメチャ辛いけど食べられなくはないと大西さん。それを聞いて梅好きという鶴瓶さん、その大きな梅干しを丸ごとパクっと口に放り込みました!。するとみるみる顔つきが変わった鶴瓶さん、梅を吐き出すとスタッフに水を貰って口に含みますが、何もしゃべれず水を飲み続けます…。スタジオの小野アナウンサーは、『テレビをご覧の皆さんは決して真似をしないでください』と…(笑)。歯が浮いてしまったと話す鶴瓶さんですが、梅自体はとても柔らかく美味しいそうです!。大西さんによると、梅が柔らかいので機械は使えず全部手作業で作っているんだとか。
ここで二人は別れ一人旅に。
梅農家さんに会いたいと朝日さん、大西さんに勧められた「田辺梅林」へ向かうことにしますが、山手まで行ってしまうと食事が出来ないと、まずは食事処を探すことに!。すると見つけたのは、「秋津野ガルテン」と書かれた看板。“ガルテン”とは何のことか分かりませんが、農家レストランもあるしスイーツ体験工房もあって『ここ最高じゃないですか!』と大喜びする朝日さんですが、フロントで話を聞くとランチ営業はしているもののスイーツ体験工房のカフェは火曜が定休日なんだとか…。そこで専務の柏木さん、施設内を案内してくれることに。
秋津野ガルテンは、2006年に近くに移転した上秋津小学校の旧木造校舎を活用し、都市と農村をつなぐ交流施設として2008年にオープンしたそうです。この旧校舎は切妻造の瓦ぶきで、外観は下見板張りという昭和の趣きが色濃く残っており、取り壊すのは勿体ないと国登録有形文化財に指定され、改修保存のうえ再利用することになったとか。ここ田辺では、みかん以外にもポンカン、デコポン、清見、バレンシアオレンジ等々、1年を通じて70種類もの柑橘類が採れるそうで、それを加工し商品化を広めようとする取り組みが、スイーツ体験工房・スイーツ&カフェ「バレンシア畑」。タルトやジャム、ジュース作りなどが体験できるそうです。また夏はかき氷、冬はクレープなどを都会の人が見たらビックリするくらいの低価格で提供しているそうですよ(笑)。
長い廊下を渡り木がきしむ階段を2階へと上ると、廊下沿いには昔の小学校の教室が当時のままに残されていました。柏木さんによると、若い人たちがこの教室に立ち寄ると『エモい』とか『映える』と言いながら写真を撮ったり、学校ごっこをよくしているそうです。そこで母校に里帰りした風で小さな机とイスに座った朝日さん、柏木さんを先生役に“学校ごっこ”の寸劇を演じます!。ちなみに朝日さんは、小学校からずうっと出席番号は1番だったとか(笑)。隣には、柑橘農家の有志が資料を集め展示している“みかん博物館”と呼ばれるみかん教室『からたち』もあります。
ここでスタジオの小野アナウンサー、朝日さんが食べられずに悔しがったクレープを後日取材してきたそうです。レポーターは、朝日さんとの学校ごっこで見事な先生役を演じてくれた柏木さんです(笑)。一緒に出演してくれたスイーツ&カフェ「バレンシア畑」の店長・出島さんがおすすめしてくれたクレープは、地元のみかんを贅沢に沢山使った「みかんだらけ」。しかし寸劇は見事だった柏木さんですが、クレープの食レポは全然ダメ…。理由はというと、クレープを食べたのは人生でこれが2回目なんだとか(笑)。
漁港の方へと向かうことにした鶴瓶さん、車内では梅干しの塩で歯が浮いてしまったとスタッフから甘いチョコレートパンをもらい口に入れますが、ますます口の中が分からんようになってしまったと…。そして「江川公園」の前でロケバスを停めさせると、公園の公衆トイレで用を足すことに(笑)。
用を済ませた鶴瓶さんが公園の前で出会ったのは、近所で接骨院を営んでいるという久保さん。手に持っていたのは、久保接骨院の向かいにあるお好み焼き屋「千芳」の焼きそばと、近所にある実家のばぁさんからもらって来た白ご飯、これから自宅でお昼を食べるんだそうです(笑)。久保さんからとても美味しい焼きそばだと聞き、そのお好み焼き屋が気になる鶴瓶さんでした。
いよいよ農家レストラン「みかん畑」に案内してもらった朝日さん、大勢のお客さんらと一緒にスローフード・バイキングランチ(1,300円)を頂くことに!。若いスタッフさんが勧めてくれたのは、地元の主婦の方々が手作りしている懐かしい味の切り干し大根など。すると柏木さん、『“シェフ”がいなくて“主婦”がいるってのがうちのコンセプト』と教えてくれますが、このおやじギャグは朝日さんには通じなかった様です(笑)。
そこへ厨房から挨拶に出て来てくれたのは、シェフならぬ地元主婦の玉井さん!。オープンからずっと16年ほど料理を担当しているそうです。玉井さんが作ったという里芋の軸(茎)の佃煮や、切り干し大根、きのこご飯に郷土料理の茶がゆ等々、さらにデザートの寒天やカットみかん、みかんジュースまでトレイに乗りきらないほど沢山のメニューを盛り合わせた朝日さん。中庭に設えられた外テーブル席で、柏木さんと玉井さんと会話しながら美味しく頂きました(笑)。ちなみに柏木さんをはじめ和歌山の人は面白い人が多いという話になると、『この辺は“ざじずぜぞ”が無くて(“だぢづでど”になり)、“ざ”と“だ”が混濁している』と話す柏木さん。全然は“でんでん”、学校で交通安全にフリガナを振る問題は“こうつうあんでん”でマル(正解)なんだそうです。朝日さんが間違いにはならないのかと尋ねると、『教える先生が間違ってますから』と柏木さん…。そこはNHK、映像には「※個人の見解です」とのテロップが付されていました!(笑)。
田辺漁港へとやって来た鶴瓶さん、ちょうど港に戻って来たばかりの船で作業していた漁師の釣本さんを見つけると『手伝いましょうか?』と声を掛けます。3匹だけ釣れたというカツオを見せてもらうと、鶴瓶さんも『えぇ!カツオらしいカツオや!』と驚く立派なカツオでした。ボウズで帰ろうとしたところで3匹釣れたのでラッキーと帰港することにしたと話す釣本さんですが、3匹では石油代にもならないので赤字だそうです…。そこで3匹釣れたならもっと釣ろうと粘ればいいのにと話す鶴瓶さんですが、『人間あきらめが肝心』と…(笑)。そして鶴瓶さんに、田辺市名物のご当地B級グルメ、焼きそばと焼きうどんが混ざった「江川のちゃんぽん」(田辺のちゃんぽん)を食べて帰る様に勧めてくれました!。
ちなみに翌日、番組スタッフが再び釣本さんの所に釣果を聞きに行くと、鶴瓶さんの激励の効果か21匹のカツオが釣れたと報告してくれました(笑)。田辺市辺りでは水揚げされてから4時間以内の新鮮なカツオを「モチガツオ」と呼ぶそうで、そのモチモチした食感は一度食べたら忘れられない美味しさなんだとか。とにかく鮮度が命、地元でしか食べられない逸品です。ロケ後に家に帰った釣本さん、奥さんに『なんで(鶴瓶さんに)カツオ食べさせへんねん』と怒られたそうで、今度またカツオを食べに来て欲しいそうです(笑)。【後編へ つづく】
前編の再放送は、12月14日(土)午前10時40分から、NHK総合で放送予定です。
大阪から車でたった2時間、ダイバーが愛する「田辺の海」を紹介。
朝日奈央さんが和歌山県田辺市でぶっつけ本番旅!。『田辺梅林』にやって来た朝日さんは、梅農家さんに会いたいと近くのお宅を訪問。一方の鶴瓶さんは江川地区の名物グルメ『ちゃんぽん』を探します。焼きそばとうどんを混ぜ合わせたご当地名物だとか。梅農家の男性に次から次へと梅林を案内される朝日さんは、梅への熱き思いを聞きます。そしてひとしきり説明が済んだところで衝撃の事実が判明!。一方の鶴瓶さんは、漁師町の路地裏でとても貴重で懐かしい光景を目にします。
鶴瓶さんはカツオ漁師の釣本さんに教えてもらった地元名物のB級グルメ「江川のちゃんぽん」(田辺のちゃんぽん)を食べようと、その前に出会った接骨院を営む久保さんから聞いた田辺大橋の近くにあるというお好み焼き屋を探します。たまたま道で出会い『これ飲んでください』とCMでお馴染みの「伊藤園 健康ミネラルむぎ茶」を手渡してくれた地元の女性陣にお好み焼き屋は何処かと尋ねると、「千芳」という店の前まで案内してくれました(笑)。
お昼時でお客さんで賑わうお好み焼き「千芳」を訪ねると歓待された鶴瓶さん、ご家族で食べに来ていた坂倉さんが親切に84歳になるという店主の木下さんのことやおすすめの「江川のちゃんぽん」(江川地区で生まれたそばとうどんを一緒に焼き上げたご当地グルメ)について教えてくれました。給仕してくれたのは木下さんの娘さん、どのくらい続く店かと尋ねると『300年くらい』だそうです(笑)。とても美味しいという田辺ちゃんぽんを頂いた鶴瓶さん、食べ終わってからその娘さんを席に呼んで話を聞くと、母親を手伝い『偉いろぉ?』とか『お母ちゃんも気はしかい(短い)でぇ』と和歌山弁が連発(笑)。店には小さな曾孫までいて、とても明るい木下さんご一家が3世代で営んでいるお店でした。
一方の朝日さん、憧れる梅を漬けたり梅酒を造ったりと“丁寧な暮らし”をしている人に会いたいと、地元の人に教えてもらった梅の産地である「田辺梅林」へ向かうことに。
世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」認定の地「紀州石神 田辺梅林」は、市街地から車で約30分近く山道を登った標高約300mの場所に広大な梅畑が広がり、梅の花の咲くころには“一目30万本”と謳われ花見客で賑わいます。山の急斜面に家が建ち並ぶ集落を見つけた朝日さん、一軒の新しそうなステキな家を見つけ訪ねることに。ピンポンを押すと出て来てくれたのは、梅農家という石神さんの奥さん。向かいの山手に広がるパイロットファームの梅畑からチェンソーの音が聞こえて来ますが、お祖父さん剪定作業をしているそうです。すると石神さん、詳しい人がいるからと紀州田辺観梅協会の会長をしている濱田さんを電話で呼んでくれることに!。
ほどなくしてスクーターで駆け付けてくれた濱田会長さんの案内で、田辺梅林でも一番高い場所にある展望台へとやって来た朝日さん、そこから太平洋まで一望できる絶景に感動します。朝日さんが生の梅を見たいと相談すると、なんと展望台の脇の車止めの上に置かれていたのは天日干し最中の梅の実…。なぜ都合よくここに?と不思議がると、その脇の小屋が濱田さんの“梅干しラボ(研究所)”なんだとか…。濱田さんから『これが全く新しい“未来の食べ物”よ』と勧められ、干されていた大きな梅を一つ口にした朝日さん、とても美味しいそうです。しかし、濱田さんの話すこと一つ一つがよく理解できない様子の朝日さん、これが未来の食べ物なんだと不思議がると、どうやら塩分濃度が低いのに日持ちさせるのが難しく、これまでアルコールなどで補ってきたけれど、この梅干しはそういうのは一切なしで作っているんだとか…。
梅畑も見てみたいという朝日さんの乗ったロケバスを引き連れてスクーターに乗った濱田さんが次に案内してくれたのは、梅畑の入り口に建てられた息子さんの家でした。山の斜面に建てられた新築のお宅は立派で、広いテラスにはバーまで設置されていてとてもステキですが、そこから見渡せる梅畑の景色も素晴らしく、その景色を眺めながら楽しめるバーベキューやサウナまで設えられていました!。
引き続き漁師町を歩いていた鶴瓶さん、話し声がすると道沿いのドアが開いていた一軒のお宅を覗き込むと、そこは昔ながらの理容室で年配の女性がドライヤーを当てている最中でした。誰か覗いていると気が付き悲鳴を上げた「尾崎理容」の店主の尾崎さんですが、鶴瓶さんが名乗ると快く店に招き入れてくれました(笑)。尾崎さんは40年前にご主人が他界しそれからも一人で理容室を続けているそうですが、髪をセットしてもらっていた木下さんは今年の5月に90歳のご主人が亡くなったそうで、『やっとこさ逝ってくれた、いまルンルン♪』と髪をピンク色に染めて、セット後に掛けたサングラスもピンク色でマスクには3つも4つも金属製のアクセサリーを付けてお洒落三昧。派手な扇子にもバラの飾りやら何やら付けすぎと客の頭をその扇子で叩く尾崎さん、本当にオモロイおばちゃん同士の会話でした(笑)。
濱田会長に案内してもらい剪定中という梅畑を訪れた朝日さん。梅の木が立ち並ぶ列と列の間は窪地になっていて、そこにネットを広げて落ちてきた梅の実が凹みに集まる様になっているそうです。苗づくりから始まるという梅栽培、濱田農園では有機栽培に拘っているため消毒もままならず、とても難しいんだとか。
一通り梅畑の見学が終わった所で濱田さん、『ほんなら鶴瓶はんはもう来れんでなぁ、これ映るんか?』と…。どうやら濱田さんは朝日さんのことを番組のスタッフだと勘違いし、これまで番組の取材だと思い込んでいた様です(笑)。濱田さんから『おねぇがゲストか?』と言われ、道に崩れ伏した朝日さん。立ち上がると『恥ずかしいって、こんなおめかしして』と、濱田さんに再び名を名乗る朝日さんでした(笑)。
引き続き漁師町を歩く鶴瓶さん、今度は家の前の道端に置かれた縁台で下着姿になっていた宮田さんと出会います。ちょうど畑から帰ってきて、長靴と汗をかいた服を脱いでいたところなんだとか。奥から出て来てくれた奥さんも気さくな方で、とても仲がよさそうなご夫婦です。子供にも仲がいいところを見せておかないとと奥さん、娘のご主人が漁師で穫れた魚を届けてくれる代わりに晩酌のあてを作って玄関に置いておくと、娘さんが取りに毎日実家に寄ってくれるそうです。
濱田さん親子が梅酒を飲んでみたいという朝日さんを案内してくれたのは、濱田農園が営む直売店「石神邑」。何種類も並んでいた梅酒で何が違うのかと尋ねると、熟成期間が1年・3年・5年物とあって、さらに 金箔入り梅酒「HAMADA」と揃っているんだとか。梅酒を試飲させてもらった朝日さん、『最初パッとあま~い梅が残るけど、そのあとスーって』ととても美味しいそうです(笑)。
ひたすら漁師町を歩き続ける鶴瓶さん、大きな工場を見つけ覗き込むと、中には建造中の船が置かれていました!。入口近くで作業していた中松さん、誰か来たと顔を上げると直ぐに鶴瓶さんと気が付き、奥にいたお父さんの親方を大声で呼んでくれました(笑)。「中松造船所」では主に漁船を建造していて、1艇作るのに約8ヶ月かかるそうです。
朝日さんが店を出ると、濱田会長の息子さんの奥さんと3人の子供が会いに集まってくれていました。朝日さんはご夫婦の馴初め話や、子供たちに梅のことや13軒の梅農家が寄り添いながら暮らす田辺市の山間の暮らしぶりなどについて話を聞きました。
番組の最後、濱田さんから新築されたばかりの家の中の様子を撮影したビデオレターが届けられていました。リビングは子供たちが自由に遊べるように、そして沢山のお客さんが楽しめるように開放的な空間に。そして農作業で疲れた身体にもってこいなのがサウナ。絶景を眺めなが汗を流すのが至福の時。そして青空の下で入る水風呂もとても気持ち様さそうです!(笑)。
後編の再放送は、12月21日(土)午前10時40分から、NHK総合で放送予定です。
梅酒 金箔入り梅酒「HAMADA」濱田 株式会社石神邑 和歌山県 価格:5448円 |
番組内で紹介されるかもしれない 田辺市の名物など
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