鶴瓶の家族に乾杯 | 静岡県富士市(蛭子能収さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成27年6月8日放送 「静岡県富士市(前編)」(ゲスト:蛭子能収さん)

今回の旅のゲストは、漫画家でタレントの蛭子能収(えびす よしかず)さんです。その他の肩書には、意外な俳優や映画監督と並んで、芸能界きっての”ギャンブラー”というのもあります。その蛭子さんが、寂しい所は嫌いなので、小さくても人が集まる商店街があって、自分の好きな娯楽(パチンコ屋とかマージャン屋など)が整っているか確かめたいと、鶴瓶さんと、静岡県富士市を旅します。富士市には、競艇場は無いんですけどね・・・(笑)。

まず前編。 市内の吉原商店街近くの公園で待ち合わせた、鶴瓶さんと蛭子さん。その撮影を覗いている女性を見つけ、鶴瓶さんが、『久しぶり~、よしみちゃーん』と声を掛けます。もちろん見ず知らずの方ですが、あまりに”天童よしみ”さんい似ていたので(笑)。70年続くお蕎麦屋さんの奥さんで、今は息子さんと二人で営業しているそうです。
話していると、犬の散歩に近所の人達も集まってきました。その一人に、はんこ屋のお嫁さんが居たので、蛭子さんはポケットから壊れて輪ゴムで止めた判子ケースを取りだして、『このハンコは幾らぐらいですか?』と尋ねます。奥さんが答えに困っていると、鶴瓶さんがそのハンコを取り上げて、『700円くらいやね』(笑)。そこにハンコ屋のご主人も登場して、『職人の手彫りで、いい仕事をしてますよ。頼むと2,000円くらいですかね~』と。店には、恥ずかしがって出てこない先代が居ると聞き、鶴瓶さんは店を尋ねようと蛭子さんを誘いますが、蛭子さんは『はんこを買わされるかもしれない・・・』と躊躇(笑)。老舗のはんこ屋「はんの小澤」を訪ねた二人は、判子の手彫りの技術を見せてもらったり、”笑福亭鶴瓶”と篆刻で書いてもらったりして、その技術に感心します。

後日スタジオには、鶴瓶さんと蛭子さんに、手彫りの素敵な判子が届けられ、味のある竹の素材と、その工夫された印影に、二人とも大変嬉しがりました。ちなみに鶴瓶さん曰く、蛭子さんは『NHKに来て、その場でギャラを貰って帰れるように、何時もハンコを持ち歩いている』んだそうです。そのままギャンブルに行くんですかね~(笑)。
スタジオに届いた鶴瓶さんと蛭子さんの判子の印影左が鶴瓶さんの判子で、鶴瓶さんのメガネの形があしらわれれいます。右の蛭子さんの判子には、名前に子供の”子”の字が入るので、子供が楽しそうにはしゃいでいる様子があしらわれています。


ここでスタジオから、富士市の魅力をビデオで紹介。 まずは、鮮度が命の「しらす」。生シラスの上に、雪に見立てた茹シラスを載せたのが、”生しらす丼 富士山盛り”(850円)。
富士山からの伏流水など水資源が豊富な富士市では、昔から製紙業が発展してきました。中でもトイレットペーパーの生産量は全国一、約3割を占めます。「ホラー小説が印刷されたトイレットペーパー」や、「お腹周りを測ることができる巻尺柄のトイレットペーパー」などもあり、「オリジナル・トイレットペーパー」を自分でデザインすることも出来るそうです。
富士市の子供達が大好きな食べ物は、”がんもどき”を挟んだサンドイッチ「富士がんもいっち」。100年以上も前から、この地域で親しまれてきた”味付けがんも”は、甘い味付けが特徴のスイーツがんもです。

鶴瓶さんと蛭子さんは、はんの小澤を出て、先の女性が店を開けてくれたお蕎麦屋さん「岩市」に向かう途中、スナックが入るビルのオーナーという女性と出会います。蛭子さんが、『口紅の色が変わっていてキレイ』と話すと、『チューしましょうか?』と迫られ、蛭子さんは大そう照れます(笑)。
岩市では、蛭子さんは店長おすすめの”天ざる”を、鶴瓶さんは奥さんおすすめの”カレーそば”を頂きながら、息子さんがスノボーのインストラクターを辞めて店を継ぐ決断をした経緯など、話を聞きました。

鶴瓶さんが『この辺に古い喫茶店とかない?純喫茶みたいな』と聞くと、奥さんが近くにある軽食・喫茶の「リリー茶房」まで案内してくれました。とても静かな店内に入ると、鶴瓶さんは蛭子さんに、『音楽が流れていないから静かで寛げる』とウンチクを語りますが、常連のお客さんには『何時もはBGMがかかっていますけど、今日はかかっていませんね』と言われ、賑やかな女性の”補佐”さんには『賑やかなオルゴールをかけましょうか?』と言われてしまいます(笑)。鶴瓶さんが、昔通った純喫茶の様子を語っていると、マスターは『若い時はノーパン喫茶ってあってね、行きましたよ』と。『下にガラスが貼ってあって、見えるようになっていて』という説明に、蛭子さんは『NHKで大丈夫ですか~』と顔を覆います(笑)。
マスターと女性に、喫茶店をやることになった経緯など話を聞いた後、鶴瓶さんは、一人になるのが嫌な蛭子さんを店において、サッと逃げ出してしまいました。蛭子さんは、イヤイヤながら一人残り、コーヒー代を払おうとすると、マスターと女性に不要と断られ、『その分、賭け事して勝ってください』と言われてしまいました(笑)。

 平成27年6月15日放送 「静岡県富士市(後編)」(ゲスト:蛭子能収さん)

後編では、 蛭子さんを置いて逃げた鶴瓶さんは、道端に立つ「東海道吉原宿」という標柱を見つけ、近くにいた女性に尋ねると、旧東海道の道筋を教えてくれました。去年建てたという家を見せてもらいながら話を聞くと、近所にある饅頭店が実家だと聞き、その老舗の和菓子店「きよせ」を訪ねることにします。和菓子屋は、女性の兄夫婦が継いで三代目だそうで、店で一番評判の「宿場小まんじゅう」を勧められ、鶴瓶さんは店内のイスに座って話を聞きながら、饅頭や柏餅を頂きました。

一方、置いてきぼりの蛭子さんは、行く当てもなく弱り果てていると、喫茶リリーに居た女性達から、『トンボヤさんに行ってください』と教えられ、言われるままに行ってみることにします。「トンボヤ洋品店」に入ると、眉毛くっきり、アイシャドーで真っ黒に縁取られた目をした女性店員を見かけ、蛭子さんは『すごい化粧変わってますね』と声を掛けますが、『普通だと思いますけど』と返されてしまいました(笑)。この店員さん、実はこの店の”看板おばさん”として人気の女性で、トンボヤに来るほとんどのお客さんは、『買い物1分、(この女性との)お喋り2時間』が定番で、買い物に来るんだそうです(笑)。

鶴瓶さんは次に、和菓子屋の娘さんが、店のご主人を生まれた時から知っているという、すぐ横の金物屋「内藤金物店」を訪ねます。所狭しと様々な商品が陳列されている中で、鶴瓶さんは、既に生産中止になってしまったというお米を炊く釜や、売れ残って倉庫に山積みになっている「ヤマトの菜入れ」を見せてもらいました。それは、鶴瓶さんの年代であれば誰でも知っている、アルミ製のおかず入れで、鶴瓶さんは大変懐かしがります。(私も小さい時に使ってました・・・)
六代目となる息子夫婦が去年結婚して、店の3階をリノベーションして住んでいると聞き、その住まいを見せてもらうと、たいへん凝ったキッチンを見て、鶴瓶さんも感心します。

洋品店を出て、行きどころのない蛭子さんは、商店街のゴミ拾いをするボランティアの方々に話しかけ、『この辺りで見物のおすすめの場所は?』と尋ねると、吉原宿で古くからある旅籠の「鯛屋旅館」を教えてくれました。
鯛屋旅館を訪ねてみますが、ひと気がせず入りにくいため、蛭子さんは横に併設された蕎麦屋「本手打 鯛屋」に入って、さっきお蕎麦を食べたばかりなのに、また何か食べさせてもらうことで、話しのきっかけをつかむことにします。店に入ると、なんと、先ほどの判子やのご夫婦が、お友達と食事に来ていました。
判子屋のご主人に、旅館の先代を紹介してもらい、蛭子さんが宿の前にあった「次郎長と鉄舟の常宿」という看板について話を聞くと、『呼び捨てにしないで、次郎長さんって言ってたんですよね』と、キツ~ぃお言葉。蕎麦屋は、先代の長男がやっているそうで、蛭子さんは長男さんがバツイチであると聞くと、蕎麦を食べる箸を止めて、バツイチになった理由やら、再婚の予定など、しつこくバツイチの話を深掘りします。その映像をスタジオで見ていた鶴瓶さんは、『その話はもうえぇから、はよう蕎麦食えや、のびるやろ!』と叱ります(笑)。蛭子さんが、温かいお蕎麦と注文して出されたのは、ご主人自慢の”蕎麦のチャーシュー麺”だそうです。『昼に、これに似たようなものを食べたんだけど、蕎麦もダシも美味しい』と、既に昼に何を食べたか忘れてしまった蛭子さんですが、バツイチのことだけはしつこく覚えていて、再びその質問を繰り返します(笑)。

つけナポリタン鶴瓶さんは、和菓子屋さんに来ていたお客さんに教えてもらった、地元発祥という名物料理「つけナポリタン」を味わうために、つけナポリタン元祖の喫茶店、「アドニス」を訪ねます。
そこで、鶴瓶さんは先ほど道で握手を交わした男性と再開します。彼は、ここがつけナポリタンの有名店なので、鶴瓶さんが必ず来るだろうと予想して、彼女と二人で待ち伏せしていたそうですが、鶴瓶さんが来るのを待ちきれず、彼女は先に帰ってしまったとのこと。彼女とは結婚する予定だが、まだ話していないと聞き、鶴瓶さんは『俺が電話してやる』と、彼女を呼び出すことにします。
鶴瓶さんがつけナポリタンを頂いているところに、彼女が到着し、とぼけながら彼女にも結婚の意志があることを確認した鶴瓶さんは、彼に、プロポーズするよう促します。鶴瓶さんは、二人の真ん中で、つけナポリタンをズルズルと食べながら、二人の結婚の確認作業を、仲人として見守りました(笑)。

一方、再び当てのない蛭子さんは、鯛屋のご主人に、『お勧めの場所で、やさしい方が居るところがいいです』と聞き、教えてもらった文房具屋さん「紙内田」さんを訪ねます。店では、せっかくだから何か書いてもらおうと色紙を出され、蛭子さんは、女性店員さんの似顔絵を描いてあげました。

後編の再放送は、6月22日(月)、NHK総合第一で、午後2時05分からの放送予定です。

 


番組内で紹介された 富士市の名物など

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