NHK『鶴瓶の家族に乾杯』 放送内容とロケ場所の情報!
(平成28年度 上期)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

※ この”まとめ”ページのサイズが大きすぎる場合は、放送回毎の放送内容(個別ページ)をご覧ください。
※ 今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成28年9月26日  石川県宝達志水町(奥田瑛二さん)

旅のゲストは、俳優で映画監督の奥田瑛二(おくだ えいじ)さん。NHK大河ドラマにも数多くの出演歴があり、最近では2015年放送の「花燃ゆ」で、吉田松陰(幼名は寅次郎、伊勢谷友介さん)の叔父で、松下村塾を興し、寅次郎らに厳しく学問を仕込んだ”玉木文之進”役を演じていました。

奥田さんは、平成21年6月の放送で、鶴瓶さんと長野県上田市を訪れて以来、家族に乾杯は7年ぶり、2度目の出演だと思います。実は前回も、お酒を飲みながらのぶっつけ本番旅であったとか(汗)。

今回、奥田さんが訪れたのは、石川県にある宝達志水町(ほうだつしみずちょう)。日本で唯一、海岸線の8kmの砂浜をクルマで走ることができる、奇跡のようなドライブウェイ「千里浜海岸」(千里浜なぎさドライブウェイ)がある場所です。能登半島の付け根に位置し、海と山に囲まれた宝達志水町では、スモモやイチジク、ブドウなどの果物の栽培が盛んです。奥田さんは、9月23日にスタートしたNHKドラマ10「運命に、似た恋」(毎週金曜、夜10時~)で、能登半島に住みながら、世界的に活躍している天才デザイナーの”深見芳孝”役を演じていますが、その役作りも兼ねて、能登地方を訪ねてみたいと思ったそうです。


ロケが行われたのは、7月10日(日)。石川県宝達志水町の出浜の海岸で待ち合わせた鶴瓶さんと奥田さん。砂浜を走る自動車にビックリしますが、スピードの出ている車を気にしながら砂浜を横切ると、早くも海水浴に訪れていた若い4世代の家族に出会いました。

海岸を離れ、『毎日夕方になると、今日は何処で飲もうか?と考えるのが日課』と話す、酒好きの鶴瓶さんと奥田さんが道を歩いていると、車で通りかかった人から、今から近くでバーベキューを始めるところと聞かされます。すると二人は、さっそくその場所を訪ね、自らコップに焼酎と氷を足して、御相伴に与ることに。このバーベキューの集まりは、今朝、地域で道のゴミ拾い等を行った『道路愛護デー』の打ち上げだそうで、何組ものご夫婦が準備を手伝ってくれている上に、次から次へと町の人達が訪ねてきてくれました。鶴瓶さんと奥田さんは、ただ座って酒を飲んでいるだけで、多くの家族と出会えることができ、ますます上機嫌です(笑)。
二人に、デラウェアやサニールージュなど、採ったばかりのブドウを持って来てくれる農家の人も。そこで、能登地方の風習で、別の家族との関で親子の関係を結ぶ「烏帽子親制度」(”よぼし親”とも)が、今でも残っていると聞き、鶴瓶さんはビックリします。(こうした風習は、私の実家のある長野県北信地域にもあり、「親分子分慣行」と呼ばれています。能登で言う”烏帽子親”のことを、”親分”と呼ぶので、ちょっと品がありませんが、けっしてヤクザな関係ではありませんよ。)
奥田さんが、地域の氏神様である「神明神社」のことについて話を聞いていると、当地の木遣りは伊勢神宮と同じという話になり、全員で木遣りを歌ってくれることに。そうこうしている内に、金沢からも新婚夫婦が駆けつけ、総勢50名の大バーベキュー会となりました。

ここでスタジオから、宝達志水町の魅力をビデオ紹介。
 まず、何をおいても町の”宝”は、「ルビーロマン」。今年の初セリで、一房で何と110万円という値段がついた高級ブドウです。14年前に石川県で開発された品種で、宝達志水町はその最大産地。粒の大きさ、糖度、見た目など、厳しい出荷基準が設けられており、その希少さから、『赤い宝石』とも呼ばれています。
 次の宝は、町の名前の由来にもなった、能登地方の最高峰、「宝達山」(ほうだつさん、標高637m)。山頂付近では、毎年9月ごろ、「アサギマダラ」を見ることができます。山頂付近の山小屋から見渡す、日本海と能登半島の大パノラマも、絶景です。

一人旅になった鶴瓶さんは、ブドウを持って来てくれた方のブドウ畑を訪れることに。そこで、デラウェア サニールージュ の他にも、シャインマスカット 、ブラックオリーブ、安芸クイーン など様々な品種が成っているぶどう畑を見学させてもらいました。奥さんも出てきてくれて、お二人に馴初めや、ブドウ作りについて話を聞くことができました。

一方の奥田さんは、山間の集落を訪れると、立派なお宅の敷地内に建てられていた、市の指定文化財「石組み井戸」という看板が気になり、そのお宅の方に井戸を見させてもらうことに。筑150年という立派な建物の周りには、池もあしらわれた庭園が広がり、とても山間の集落のお宅とは思えない佇まいにビックリです。ご主人に、地元の見所について尋ねると、宝達山の山頂にある「手速比咩神社」(てはやひめ神社)の御神体は、神仏習合の習いから、仏様が祀られると紹介されました。奥田さんは、山頂の上社までは行けないので、麓の下社を訪ね、お参りすることに。

鶴瓶さんが町の中心部を車で移動していると、「オムライスの町」と書かれた、大きな看板を見つけます。そこで、近くにあった「まつ食堂」を訪ねますが、生憎と既に営業時間外。店内にいた女性から、直ぐ先にある「志お食堂」でもオムライスが食べられると教えられ、その店を訪ねることに。店の入口には、『日曜日は3時閉店です』と書かれた張り紙がありましたが、鶴瓶さんが到着したのはその15分前と、ギリギリセーフ!(笑)。お店の方に話を聞くと、大正の終わりに、日本で初めてオムライスを作ったのが、宝達志水町出身の北橋茂男さんだそうです。そこで、オムライスをご当地グルメにしようと、2011年に「オムライスの郷プロジェクト」が始動。現在、町内の8店舗がこのプロジェクトに参加して、各店ごとに伝統とオリジナルのオムライスを提供しているそうです。
鶴瓶さんは、たまたま店内で出会った、ロケ隊と鶴瓶さんの後ろ姿を見て、「あばれる君」が来ていると思い追いかけて来たと話す親子と一緒に、3人で3種類のオムライス(オムライス、ポークソテーオムライス、ボルガライス)を頂くことに。

神社を参拝した奥田さんは、次は世俗にまみれたいと、町の中心部にやってきました。すると、鶴瓶さんと同じく「宝達志水町はオムライス町」と書かれた看板を見つけ、町の人に話を聞いてみることに。そこで、通りかかった人から、『鶴瓶さんは、志お食堂でオムライスを食べていましたよ』と教えられ、先に食われちゃったら仕方ないと、奥田さんはオムライスは諦めることに(笑)。

本日の一杯ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、かつて宿場町として栄えていた今浜地区にある、「蕎麦処 上杉」。ここで頂ける本日の一杯が、「御膳蕎麦」(せいろ、1,080円)です。蕎麦の実の真芯だけを製粉したそば粉で打った「御膳蕎麦」は、とても白いのが特徴。時間の許す限り、お客さんと接するご主人の人柄もあってか、自宅の一部をお店に解放しても、いつも店内はお客さんでいっぱいです。

オムライスを諦めた奥田さんは、誰とも出会えず、ふと見かけた理容店に立ち寄ることに。そこで、コーヒーを頂きながら、店主やお客さんらとの交流を楽しみました。すると、店主の息子さんは、既に結婚を前提に女性と一緒に暮らしているとのこと。その女性に会いたいと、奥から呼んでもらい出てきた女性に、奥田さんが『正式な入籍はいつするの?』と尋ねると、『さぁ、何時でしょう?』とのこと。それを聞いた息子さんは、『じゃぁ、これを機に僕、ひと言述べさせて頂いてよろしいでしょうか』と言うと、おもむろに女性に向かって、『結婚してください』と頭を下げます。それを聞いた女性も、ビックリして、思わず涙。ドラマの様な展開に、スタジオの鶴瓶さんも大喜びでした。

鶴瓶さんは、車で移動していると、古い町並みなのに道幅が異様に広い場所に出ます。気になった鶴瓶さんは、そこにあった雑貨屋さんを訪ねると、なんと御年95歳で一人暮らしというお婆さんと出会います。その昔、この辺りで大火があって、その防火用として柳が植えらたそうですが、昭和の初めごろに切られてしまい、今ではアスファルトで舗装された広い道幅だけが残っているそうです。汗をかいている鶴瓶さんにと、戸棚からタオルを出してくれたその姿に、鶴瓶さんは思わず涙。お婆さんに、電動シニアカーの運転を見せてもらおうと一緒に表に出ると、隣近所の人達が大勢集まって来ていました。でも、とりあえず、隣近所との付き合いが確認できて、鶴瓶さんもホッとしたようです。

 

再放送は、9月30日(金)午前0時10分~午前1時25分に、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介された 宝達志水町の名物など

 

 平成28年9月5日 福井県鯖江市(藤井フミヤさん)

旅のゲストは、ミュージシャンの藤井フミヤさん。1983年にチェッカーズのリードボーカルとして、「ギザギザハートの子守唄」でデビューし、数多くのヒットを飛ばしました。昭和世代にとっては、思い出深い曲が沢山あります。チェッカーズは1992年に解散しましたが、翌1993年からは、ソロで活躍されています。

藤井さんは、平成25年9月に、鶴瓶さんと香川県三豊市を訪れて以来、家族に乾杯は3年ぶり、2度目の出演です。今回、藤井さんが訪れたのは、福井県鯖江市(さばえし)。前回訪れた三豊市は、知っていた場所だったので、今回はあまり行ったことがない福井県を訪れてみることに。鯖江市のキャッチコピーは、「めがねのまち さばえ」。最近は藤井さんも、メガネが必要な年齢になったようで、メガネにも関心があり、鯖江市を旅の舞台に選んだそうです。


ロケが行われたのは、7月1日(金)。屋形稲荷神社の広場で待ち合わせた鶴瓶さんと藤井さん。7月17日に行われるお祭りの準備をしている老人会の人達と出会い、歓待されます。しかし鶴瓶さんは、『キャー』と歓喜の声をあげて藤井さんに抱き着く女性達を見て、自分への対応との違いに『全然態度がちがうやんか!』と、ご立腹(笑)。

二人は、老人会の方達から、第七代藩主 間部詮勝(まなべ あきかつ)の菩提寺「萬慶寺」が近くにあり、そこの天井に描かれた間部詮勝の絵を見に行くようにと勧められます。

鶴瓶さんと藤井さんは、萬慶寺に向かう途中、店先に剣道の防具を干してある「桜武道具店」が気になり、訪ねてみることに。ご主人は、剣道になぎなた、居合もするそうですが、奥さんは一切武道に感心が無い様子(笑)。二人は、100万円もする防具があると教えられ、ビックリです。


鯖江市役所JK課ここでスタジオから、鯖江市の魅力をビデオ紹介。案内してくれるのは、フレッシュな「鯖江市役所JK課」の皆さんです。女子高校生による町づくりプロジェクトで、今年で3年目を迎え、現在メンバーは24名。
 まずJK課の女子高生がオススメするのは、鯖江のランドマーク「めがねミュージアム」。2,500本以上の最新メガネフレームを取り揃えるオリジナルショップや、めがねの歴史を学べる博物館などが入っています。なんと、笑福亭鶴瓶師匠のメガネも展示されているそうです(驚)。
吉川ナスバーガー 次は、「吉川ナス」。まん丸の吉川ナスは、まとまった肉質で、煮崩れしないのが特徴。年配の人は、田楽にすると美味しいと話しますが、女子高生には「吉川ナスバーガー」が人気だそうです。
 最後は、「近松の里」。江戸時代の劇作家・近松門左衛門が幼少時代を過ごした立待(たちまち)地区には、縁(ゆかり)の地が数多く残っています。また、鯖江では体操が盛んで、福井県で唯一、体操に特化した体育館「立待体育館」もあります。


萬慶寺本堂天井絵の龍神画鶴瓶さんと藤井さんは、ようやく「萬慶寺」に到着。すると、ちょうど「萬慶寺本堂天井絵」を見学しに惜陰小学校の80名もの生徒が訪れ、住職の話を聞いている所でした。そこに鶴瓶さんが登場したものですから、子供たちは社会勉強どころで無く、大騒ぎになってしまいました(汗)。

ここで二人は別れることに。萬慶寺の前で、案内標識を見ながら、それぞれ何処に向かうか相談していると、通りがかりの住人の方から、サンドーム福井では明日、浜崎あゆみさんのコンサートが開かれることや、西山公園にはレッサーパンダで有名な西山動物園があることを教えてもらいました。
するとそこに、近所に住んでいてメガネの行商人をしているという斉藤さんが、鶴瓶さんに似合うであろうメガネを揃えて、セールスにやってきました。彼が薦める「鼻パッドのないメガネ」に興味を持った鶴瓶さんは、その製造元を訪れることにします。

一方、眼鏡ネタを取られてしまった藤井さんは、不満たらたらに、レッサーパンダを見に行くことに。藤井さんが「西山動物園」に着いても、生憎とこの日は猛暑日で、公園には誰一人としてお客さんが居ません。管理事務所の人も、暑さにへばってか、藤井さんにさえ全く無反応(汗)。公園は無料とのことで、藤井さんはそのまま中へと入って行きますが、動物は居ても人は誰も居ません。目当てのレッサーパンダも、ダレて寝ている有り様。
そこで藤井さんは、動物園を諦め、公園の職員の方に、どこか面白い場所が無いか訊ねることに。すると、鯖江は漆器の産地で、河和田地区にある「うるしの里」を教えてもらいました。そこで藤井さんは、河和田地区に向かうことに。

河和田地区に到着した藤井さんは、持ち前の強引?な行動力で、「宇野商店」を訪ね、店番をしていたご主人に、見応えのある行程作業をしている漆器職人を紹介して欲しいと頼みます。そこで奥さんに、塚田さんを教えてもらうと、また強引に『連れてってくださいよ』と(笑)。

藤井さんは、「塚田一峰(工房)」を訪ね、塚田孝一郎さん(伝統工芸士)に、漆器の絵付けを体験させてもらいながら、漆器作りについて教えてもらいました。

鶴瓶さんは、斉藤さんに案内してもらい、鼻パッドのないメガネフレームを作っている「NEOJIN(ネオジン)-有限会社ブリッヂコーポレーション」の社長・宮下さんに会いに、隣の越前市へ。すると、奥さんとは20年間も口をきいていないと話す、よほど「家族に乾杯」には似つかわしくない、面白い社長さんでした。
そこで薦められたのは、眼鏡の形をした軍隊堅パンの「眼鏡堅パン」。斉藤さん曰く、眼鏡に便乗したら何でも儲かるだろうと甘い考えで考案したんだそうですが、イマイチ売れていないんだとか(笑)。
鶴瓶さんは、店頭でスポーツサングラスを選びましたが、なぜかスポーツ用なのに、鶴瓶さんがかけると”悪い人”にしか見えません(汗)。スタジオの藤井さんには、宮下さんが選んでくれた、ミュージシャンに似合いそうなサングラスが届けられました。藤井さん曰く、ミュージシャンは頭を振るので眼鏡がすぐずれてしまうそうですが、エアギターを弾きながら、これなら『パンクバンドでもいけますね!』と(笑)。

鯖江「二男坊」あげおろしそばここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、立待地区にある蕎麦屋「二男坊」。ここで頂ける本日の一杯が、「あげおろしそば」です。福井名物「おろしそば」の上に載っているのは、カリカリのアゲ。天ぷら風に二度揚げしたこのアゲが、お店の一番の拘りです。

軍隊堅パン新たな出会いを求め鯖江市の中心街に戻った鶴瓶さんは、「軍隊堅パン」の看板を見つけ、店員に声を掛けます。すると、そこが眼鏡堅パンの監修もしている、「ヨーロッパン キムラヤ」でした。鶴瓶さんは、店先で軍隊堅パンを頂きながら、ご家族に、お店のことや暮らしぶりについて話を聞きました。スタジオでは、後日、奥さんが20年間も願い続けているという思い出の味「アベックパン」をご主人に作ってもらい、食べさせてもらったビデオが紹介されました。

藤井さんは、塚田さんの奥さんに案内され、古民家を改修して民宿にしている、農家民宿「椀de縁」を訪れました。民宿や、セルフ喫茶「こま膳」を切り盛りするのは、とても元気な”まゆみ”さん。この民宿のシステムは、食事と布団を提供する代わりに、お客さんから知恵と(草むしりなどの)力を貰うという、「物々交換」の仕組みだそうです。そこで、泊めてもらいたいけどお金が無いという、生まれながらに耳が不自由なのに話すことができ、自転車で全国を旅している渡部さんや、ドイツ人、東大出で元エリート商社マンの木村さんは、大工仕事やホームページ作成などで力を提供する代わりに、ここに流れ着いて留まってしまっているとか(笑)。
藤井さんが喫茶店に伺うと、ドイツ人のゾンマーさんが店番をしていました。まゆみさんは店を留守にすることが多く、せっかく来てくれたお客さんも、帰ってしまうことが多かったとか。そこで、東大出の木村さんのアイデアで、まゆみさんが留守の時は、お客さんが勝手にコーヒーを煎れたり、冷蔵庫の飲み物を出して飲んだら、お金を課金箱に入れるという、セルフサービスの喫茶店にしたんだそうです!。

大野市・醤油カツ丼とは?鶴瓶さんは、木村屋のご夫婦に案内してもらい、鯖江名物の「ソースかつ丼」を食べに「味見屋」へ。この店には、ソースかつ丼だけでなく、しょう油かつ丼と卵とじのカツ丼もあり、お客さんと店の人とで、『カツ丼をください』『どのカツ丼ですか』『普通のです』『どれですか、この3つからお選びください』という遣り取りが、いつも繰り返されているんだとか(笑)。「醤油カツ丼」は、福井県の大野市発祥のB級グルメですが、3つのカツ丼を食べ比べた鶴瓶さんは、醤油かつ丼が一番のお気に入りだったようです。食後、木村さんと別れた後、鶴瓶さんは味見屋のご家族に食堂経営の事などについて話を聞きました。メニューが多すぎて、特に洋食のメニューは品数が多いので注文されると作るのが大変なんだとか(笑)。

 

再放送は、9月9日(金)午前0時10分~午前1時25分に、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介された 鯖江市の名物など

 平成28年8月29日 愛媛県宇和島市(上村愛子さん) ~アスリートSP~

旅のゲストは、元女子モーグル日本代表の上村愛子さん。冬季オリンピックに5大会連続で出場し、日本のモーグル界を長年引っ張ってきた方です。

上村さんは、兵庫県出身ですが、2歳のときには長野県長和町に転居し、3歳でスキーを始めました。その後すぐ、白馬村に転居。小・中学、高校と、白馬でスキーの腕を磨き、1998年に開催された長野オリンピックでは、18歳で冬季オリンピックに初出場!。女子モーグルで、7位入賞の好成績を残しました。
長野オリンピックを終え高校を卒業すると、長野を代表する地元企業「北野建設」に入社。その後も長野県を地盤に、日本女子モーグル界で大活躍を続けます。オリンピックでは、5大会連続出場を果たし、かつ、いずれも7位入賞というレジェンド記録を達成。さらに、日本人初のワールドカップ年間総合優勝も達成しています!。

2009年に、アルペンスキー選手の皆川賢太郎選手と結婚。その後も現役を続けましたが、2014年4月に、惜しまれつつ現役を引退、所属先の北野建設も退社することとなりました。


上村さんは、これまでスキーばかりの人生だったため、雪のない南の方を旅行したことが殆どないそうです。ところが昨年、たまたま松山で仕事があった際に、愛媛県民の穏やかで優しい人柄に触れ、もっと愛媛ことを知りたいと、今回、行ったことがない愛媛県宇和島を、旅先に選んだそうです。

宇和島市は、愛媛県の南西部、宇和海を挟んで大分県と向かい合う場所にあります。山では、みかん等の柑橘類が採れ、海では鯛やハマチ等の漁が盛んです。海の幸は魚だけでなく、真珠の養殖も盛んで、真珠と言えば三重県が有名ですが、実は生産量・売上高ともに、宇和島が日本一なんだそうです!。

ロケが行われたのは、7月16日(土)。宇和島市内にある「和霊公園」で待ち合わせをした鶴瓶さんと上村さんですが、めずらしく、公園には鶴瓶さんが先に到着。すると鶴瓶さんは、アイスクリームを片手に集まっていた女の子達を見つけ、ダッシュで駆け寄ると、子供たちは「ギャハハハッー、ヤバい、ヤバい」と大騒ぎ。彼女たち、見るからにスタイルも立居姿もキレイなので、鶴瓶さんが『ダンスか何かやってるの?』と聞くと、来週の発表会に備えて午後からバレエのレッスンに行くところだそうです。鶴瓶さんが、後でその「内田くみこバレエスクール」を訪ねると約束しているところへ、上村さんが到着しました。

二人は公園を歩きながら、モーグル競技のことや宇和島名物「闘牛」について話をしていると、ふと鶴瓶さんは、『あの闘牛、後であれ食べんのかなぁ?』と疑問に。そこで、近くにいた女性に声を掛け聞いてみると、『食べないと思いますよ~』(笑)と。他に宇和島名物と言えば、食べ物では「じゃこ天」、揚げたてアツアツが美味しいそうです。実はこの女性、スキーをするそうで、四国・愛媛での旅のスタート早々、スキーをする人に偶然出会うとは、二人ともビックです。ご主人もスキー仲間と聞き、二人はご主人の経営する自動車工場を訪ねることに。

鶴瓶さんと上村さんは、日本一の大鳥居がある和霊神社をお参りしてから、「末広モータース」を訪ねると、ご主人と一緒に出迎えてくれたのは、高松の大学でピアノ教師をしている、スキー仲間の酒井先生でした。明日、地元でスキー仲間らとの音楽コンサートがあるそうで、たまたま帰郷して末広さんの所を立ち寄ったところ、上村さんが今から来ると聞き、リハーサルをそっちのけで二人を待っていたそうです。またご主人は、上村さんに憧れて、上村さんと同じ「ID one(アイディー ワン) 」のスキー板を使っているそうです。そこでせっかくだからと、倉庫から家族三人分のスキー板を出してきて、上村さんにサインをお願いすることに。『まさか愛媛県に来て、スキー板にサインをお願いされるとは!』と、ビックリの上村さんでした。鶴瓶さんもサインをお願いされますが、さすがに”すべる”ものにサインは出来ないと、断りました(笑)。

ここでスタジオから、宇和島市のビデオ紹介。紹介してくれるのは、宇和島水産高校の生徒さん達です。
 まず、宇和島のシンボル「宇和島城」。1615年に仙台の伊達政宗の長男・秀宗が主になってから、9代にわたって伊達藩の居城でした。江戸時代に作られた天守が残る、希少なお城です。
 そして、宇和島の夏と言えば、「滑床渓谷」。ここで人気なのが、渓谷を身ひとつで楽しむ「キャニオニング」。冷たい水が流れる渓谷を滑れば、気分爽快です。
 最後は、「養殖マグロ」。巨大なクロマグロを解体してくれるのは、「フィッシュガール」。宇和島水産高校の女生徒だけで設立された部活動で、全国はもとより海外まで行き、マグロの解体ショーを実施して、地元の味をアピールしています。

次に鶴瓶さんと上村さんは、酒井先生はじめスキー仲間の人達も参加する、コスモスホール三間で開催される「コスモス名曲コンサート2016」のリハーサル会場を訪れました。スタジオでは、コンサート当日の様子がビデオで紹介され、指揮者の宇神先生からは、合唱担当の赤松一座の皆さんも、鶴瓶さんらが見守り、NHKのカメラに撮影されながらリハーサルをしたことで、翌日の本番は、あがることなくリラックスして演奏することが出来たと、ビデオメッセージが届けられました。

その後、一人旅になった上村さんは、名物「じゃこ天」を探しに、海沿いの町へ。ちょうど船から上がってきた漁師さんに話を聞くと、同級生の家がじゃこ天の製造工場だということで電話をしてもらいますが、じゃこ天の製造は朝が早く、この時間は同級生はゴルフ中とのことで、生憎とじゃこ天にありつけませんでした。

一方の鶴瓶さんは、町のシンボル・宇和島城を目指しますが、その門前にあった料理店「一心」の看板が気になります。まず目に留まったのは「鯛カツカレー」ですが、その横には、さっき末広モータースで聞いた、「じゃこ天」「鯛めし」「フカの湯ざらし」といった、宇和島名物のメニューが数多く並んでいます。それを見た鶴瓶さん、お城見学は止めにして、その料亭に入って行ってしまいます(笑)。店内で迎えてくれたのは、粋な大将と、カウンターを任された息子さんに、給仕をしてくれた奥さん。鶴瓶さんは、素敵なカウンターに座って、じゃこ天と鯛めしを頂きました。宇和島の「鯛めし」は、一般的な鯛の炊き込みご飯とは違い、鯛の刺身を特製のタレにつけ込み、生卵・ゴマ・きざみネギなどの薬味といっしょに混ぜたものを、炊きたての御飯の上にかけて食べるもので、鶴瓶さん曰く、『メチャクチャ美味しい』そうです。また「じゃこ天」も、鶴瓶さんは普段食べるじゃこ天はあまり好きではないそうですが、宇和島のものは別格だそうです!。食事が終わると鶴瓶さんは座敷に移り、ご家族に生活ぶりなど話を聞きました。

さっさと店に入ってじゃこ天を食べてしまった鶴瓶さんとは対照的に、上村さんは、暑い夏の日差しの降り注ぐなか、じゃこ天を食べさせてくれる製造工場を探して、海辺の町を歩き回ります。なかなか人に出会えないでいると、港から桟橋のかかった作業小屋の中に人を見つけ、尋ねてみることに。
するとそこは、真珠養殖の作業小屋でした。この道50年以上というベテランのお婆さんや、まだ2か月というアルバイトの男性ら数人が、貝掃除をしています。真珠の核入れをした貝は、一か月ほど静かな海に沈め養生させてから、一旦引上げキレイに掃除をして、それをネットに詰め直してから、今度は沖の養魚場に持って行って、長い年月をかけて真珠を養殖するんだそうです。


じゃこ天うどん

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、まだ暗い午前5時の、宇和島商店街。この商店街の裏手に、朝5時から9時までしかやらない店、「やまこうどん」があります。看板も暖簾もない民家の裏手。メニューは、じゃこ天と地元産のエビのかき揚げが入ったうどんのみ!。これから畑に出る人や、サーフィンに行くという人達が、朝早くから大勢訪れます。セルフの店ではありませんが、常連のお客さん達は、みな自分でうどんを茹でて頂きます。

引き続き、揚げたてのじゃこ天を探して海辺の町を歩き回る上村さん。次に出会った人にじゃこ天を作っている店について話を聞くと、この海沿いの先には「中村かまぼこ」が、家族経営の工場だと、近くの山側に「田中鮮魚店」があると教えてくれました。中村かまぼこでは、朝の7時か8時ごろであれば揚げ立てが食べられるとのことですが、なぜそんなに詳しいのかと尋ねると、なんとこの方、中村かまぼこで働いているそうです(笑)。
上村さんは、家族でやっているという「田中鮮魚店」を訪ねますが、蒲鉾作りは朝のうちに終わってしまっていて、またもじゃこ天にはありつけません(汗)。

鶴瓶さんは、料亭「一心」で出しているじゃこ天を作っている職人、木原さんのお宅を訪ねることに。一心の大将の話では、難しくて頑固な先輩とのことでしたが、鶴瓶さんが会ってみると、とても気さくに、じゃこ天づくりの事や、たまたま遊びに来ていたお孫さんら、家族を紹介してくれました。木原さんの所のじゃこ天は、ホタルジャコとエソの2種類で作っているそうです。

じゃこ天にどうしても縁のない上村さんは、ついに方針転換。気分を変えて、この4月に橋でつながったばかりという、”宇和島の楽園”と呼ばれる「九島」を訪れることに。するとたまたま、長兄の3回忌の法事に大阪などから高齢の兄弟らが集まり、今から墓参りに行くところという一行と出会います。上村さんは、皆さんの実家に寄らせてもらい、8人兄弟という弟さんや妹さんから、小さい頃から父親代わりに面倒を見てくれた、亡くなられたお兄さんの思い出話を聞くことができました。

鶴瓶さんは、先の公園で出会った少女たちが通う、「内田くみこバレエスクール」を訪ねました。すると、ちょうど来週の発表会に向けたレッスンの真っ最中で、さっき私服でアイスクリームを食べていた女の子らが、レオタードに着替えて本格的なバレエを踊る姿は、まったく見違えるよう。鶴瓶さんは彼女らに、笑顔を絶対に絶やさないようにと言いながら、”CMがたくさん来る”笑顔の見本と、自分の笑顔を見せてあげました(笑)。

最後に上村さんは、じゃこ天が諦められず、絶対に食べられると道の駅「みなとオアシスうわじま きさいや広場」を訪れ、揚げたてのじゃこ天を頂くことができました(笑)。

再放送は、9月2日(金)午前0時10分~午前1時25分に、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介された 宇和島市の名物など

 平成28年8月1日 アメリカ合衆国サンフランシスコ(澤穂希さん) ~夏休み海外スペシャル~

今回は、年一回の海外スペシャル!。記念すべき海外ロケの旅のゲストは、元サッカー女子日本代表でキャプテンを務めていたレジェンド、澤穂希(さわ ほまれ)さんです。1993年、15歳で日本女子代表に招集され、デビュー戦で4得点を挙げる快挙。その後、1999年に渡米し、2003年までアメリカで世界のサッカーを身に付け帰国。その後は国内で、「なでしこリーグ」および「なでしこジャパン」で活躍しますが、最大の見せ場は、何といってもキャプテンで出場した「2011年 FIFA女子ワールドカップ」。アメリカとの決勝戦で、延長後半12分に同点ゴールを決め、なでしこを日本サッカー史上初のW杯優勝に導きました!。今思い返しても、身震いがし感動の涙が込み上げてきます(泣)。こうした功績により、男女を通じてアジア人では史上初となる「2011年度 FIFA最優秀選手賞」を受賞。2012年には、自身4度目となるロンドンオリンピックに出場し、決勝戦でアメリカに敗れるも、日本女子代表の史上初のメダル(銀メダル)獲得に貢献しました。

長年、日本の女子サッカーを牽引してきた澤さんも、今年37歳。昨年の夏に結婚し、暮れには惜しまれつつも現役を引退。現在は主婦業に専念されている(?)澤さんが、世界のサッカーを学んだ思い出の地、米国のサンフランシスコを、鶴瓶さんと一緒に旅します。


ロケが行われたのは、6月4日(土)。サンフランシスコを代表する観光地、美味しいカニのダンジネスクラブが名物の「フィッシャーマンズワーフ」で待ち合わせた、鶴瓶さんと澤さん。沖に浮かぶアルカトラズ島から、9月に開催される2kmを泳ぎ渡るイベントの練習をしに、寒い中で海に入っていく人たちを見送りながら、年一回の海外スペシャルの旅をスタートさせました。

二人がまず出会ったのは、今日が初デートというカップル。元・女子プロのアメフト選手だったという彼女は、もうすぐ50歳と言いますが、とてもそんな年齢には見えず、明るくてチャーミングです。彼が近くで、餌のチキンを入れた籠を海に投げ入れ、カニ獲りをしているというので、一緒に見に行くことに。彼も、とても楽しい人で、試しに籠を引き上げて欲しいと頼むと、なんと小さいですが、カニが獲れていました。

ここでスタジオから、サンフランシスコのオススメ行列グルメをビデオ紹介。案内してくれるのは、先の初デートでカニ獲りに来ていたカップルです。とても素人とは思えない、ユーモアたっぷりの、楽しいプロモーションビデオに仕上がっていました(笑)。
 まず、彼女の一番のお薦めが、「Mama's」(ママズ)。サンフランシスコで50年以上も愛されているレストランで、ボリューム満点の朝食が人気です。中でも一番のおススメが、”カニ入りエッグベネディクト”。半熟タマゴと特製ソースのまろやかな味わいが、ダンジネスクラブの旨みと絡み合って絶妙です!
 一方、彼氏のお薦めが、「Swan Oyster Depot」(スワン オイスター デポ)。魚屋さんが経営する新鮮なシーフードのお店で、一番の人気メニューはお刺身。素材の味を生かしたシンプルな味わいが最高です。さらにおススメが、サンフランシスコ名物の”クラムチャウダー”。
 食後の楽しみはやっぱりデザートと、二人が訪れたのは、「Mitchell's Ice Cream」(ミッチェルズ アイスクリーム)。1953年創業の老舗のアイスクリーム屋さんで、創業以来手作りで、今やその味は40種類以上。二人が選んだのは、「マンゴー」でした!。

澤さんは、6月2日からアメリカで開催されていた「なでしこジャパン」の親善試合に合わせて、撮影日より一週間近く前から渡米していたため、既に現地の食事に辟易し、もう出汁の味の日本食が食べたいと、二人は「ジャパンタウン」に向かうことに。鶴瓶さんはアメリカの街中で、「Ichiban Kan」や「Ramen Yamadaya」という店や、焼き鳥や刺身の看板を見つけ、子供の様にはしゃぎまわります(笑)。二人は、日本のお店が沢山入っている「ジャパンセンターモール」にある、「Mifne」(ミフネ)で食事をすることに。その間二人は、ジャパンセンターに来ている日本人、例えば現地で『家族に乾杯を見ている』と話す5世と6世になる親子や、留学中の女子大学生、アメリカ人と結婚して現地に住んでいる日本人の奥さんなどを見つけると声を掛け、ステキな出会いを繰り広げています。

澤さんが”鍋焼きうどん”を、鶴瓶さんが”肉丼付き蕎麦”を注文している所に、現地に2年間住んでいるという子供を連れた日本人女性に声を掛けられます。澤さんが、サッカーをしている子を知らないかと尋ねると、娘の友達がサッカーをしていると聞き、紹介してもらうために一緒に食事をすることに。電話でご主人に、その子へのアポをお願いすると、鶴瓶さんは、『その代わり、私の奢りで息子にイクラを食べさせていますので!』と(笑)。


ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 やってきたのはミッション地区。いま、サンフランシスコで最もオシャレな場所なんだとか。そこで訪ねたお店は、「Izakaya Rintaro」。本日の一杯は、お父さんがアメリカ人、お母さんが日本人で、日本食を食べて育ったという店のご主人が作る、「かけうどん」です。店の出汁を取る材料はすべて日本から取り寄せていて、サンフランシスコで本格的な手打ちうどんが食べられます。

二人はジャパンタウンで別れ、ここから一人旅に。
 鶴瓶さんは、街中でサンフランシスコ州立大学に通っている女子大生から声をかけられ、話を聞くことに。すると一緒にいた彼氏は、シェアハウスの隣の部屋に住むタイ人だと聞き、その部屋を見せてもらいたいと、一緒に車に乗って訪ねることに。8畳間くらいの広さの彼女の部屋で、二人の関係やそれぞれの両親のことなど、話を聞きました。

一方、澤さんは、ジャパンタウンで知り合った奥さんと一緒に、お医者さんのご主人と娘、彼女の友達でサッカー好きのメキシコ人の子が待つ場所へと向かいます。すると、彼女たちは近くの公園でいつもサッカーの練習をしているというので、皆でその公園に行くことに。

鶴瓶さんは、名前の響きがイイと「リッチモンド」地区へ。そこで、たまたま見つけたコーヒーショップ「Village Market」に入り、コーヒーを飲むことに。すると店の一角では、民主党でヒラリー・クリントンと大統領候補の座を争っていたバーニー・サンダース氏を応援している大学生らが、同じくサンダース氏を応援する店のご主人の計らいでスペースを借りて、応援活動のボランティアをしている最中でした。
次に、店の前を通りかかった、赤ちゃん連れのステキな夫婦を見つけ話を聞くと、なんとハネムーンで日本に行った時に出来た子供だと教えてくれました。

澤さんは、公園に着くと、子供たちとサッカーのボール回しをして遊ぶことに。『私、そんなに動けないよ。Too old!』と話す澤さんですが、7月19日になって、妊娠を発表しています。ロケはこれより1ヶ月以上も前でしたが、来年1月に出産予定とのことなので、この時は既にお腹に赤ちゃんがいることが分かっていたのでしょうね!。それでも、あっちこっちにパスが来る子供たちの蹴ったボールを、見事な足さばきで処理していました。さすがです!

ロケの2日後、サンフランシスコ州立大学の講堂を借りて、海外ロケの恒例となった、鶴瓶さんの落語会が開催されました。旅で出会った人達もあわせ、200人もの来場者があり、鶴瓶さんは自らの体験談に基づいた創作落語と、こんど歌舞伎にもなる「山名屋浦里」の演目を披露しました。

再放送は、8月27日(土)午後3時05分~午後4時20分に、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介された サンフランシスコの名物など

 平成28年7月25日 群馬県沼田市(吉田羊さん) ~真田丸スペシャル~

今回の旅のゲストは、女優の吉田羊(よしだ よう)さん。現在、NHK大河ドラマ「真田丸」で、真田家の長男・信幸(大泉洋さん)の正室として、徳川家重臣・本多忠勝の娘でありながら、徳川家康の養女という立場で、沼田城の領主争いをめぐる政略結婚により真田家に嫁ぐこととなった、小松姫(幼名・いな)を演じています。

豊臣秀吉による小田原・北条征伐の後、沼田領の領主となった真田信幸に伴い沼田城に入った小松姫は、領民に歓待され、その礼にと山林を農民に与えたことから、今でも沼田市民に愛され続けています。天下分け目となる関ヶ原の合戦の直前、世に伝わる「犬伏の別れ」において、真田家は、父・昌幸と弟・信繁が豊臣方に、兄・信幸が徳川方に就き、敵味方に分かれることに。昌幸と信繁は、犬伏(現 栃木県佐野市)から、急いで信州上田へ帰城する際、信幸の居城・沼田城に立ち寄ります。この時、城の留守を預かっていた小松姫は、敵方となった義父と義弟の来城に際し、武具甲冑を身に着け、『父上と言えども今は敵。城内に入ろうとするなら討ち取るまで』と、入場を拒否したという逸話が残っています。昌幸は、その小松姫を見て、『さすがは本多忠勝の娘。あの嫁がいれば真田は安泰だ』と、小松姫を称えたそうです。

吉田さんは、昨今、NHKの朝ドラや大河ドラマをはじめ、民放のドラマやCMでも見かけない日がないほど、大活躍の女優さんです。「鶴瓶の家族に乾杯」には初登場ですが、ベテラン女優さんなので、過去に鶴瓶さんとの共演も多数あり、親しい間柄。楽しい旅になりそうです!。


ロケが行われたのは、6月18日(土)。

初めて沼田を訪れたという吉田羊さんは、「沼田城址公園」にある真田信幸と小松姫の石像の前で、鶴瓶さんと待ち合わせし、旅をスタートさせます。まず、そこに居た観光客の方から、沼田の観光パンフレットを見せてもらった二人は、、パンフレットで紹介されていた沼田名物「味噌まんじゅう」を見つけ、美味しい味噌まんじゅうが食べられる有名店を探がすのを旅の目的にしようと盛り上ります(笑)。

公園を出たところで、二人は、自宅前で車に社交ダンスの荷物を積み込む男性と出会います。ご主人の趣味には全く興味がないという奥さんは、掃除が趣味とか。
次に道で出会った、地元の小松姫の大ファンという女性から、「小松姫茶会」というお茶会があると教えられ、その主催者の先生に電話で話を聞くことに。すると、この日は小松姫茶会は無いのですが、代わりに、1時半から中央公民館の第三会議室で、真田家ゆかりの「東源寺」が主催する講演会があると教えられ、後ほど訪ねてみることに。
その前に二人は、まずは味噌まんじゅうを食べようと、女性に近くの美味しいお店を聞くと、「東見屋まんじゅう店」を教えてもらいました。

ここでスタジオから、沼田市をビデオ紹介。豪傑ともいわれた小松姫も顔負けの、沼田の豪快な魅力を紹介してくれるのは、現代の小松姫とその家来に扮した、沼田市観光交流課の皆さんです。
 まずは、今年誕生した沼田のご当地グルメ、「真田めし」。真田めしは、大河ドラマ「真田丸」の舞台の一つとなる沼田を盛り上げようと、「上州沼田とんかつ街道」の12店舗がそれぞれ思考を重ね、地元の食材を使って創作したオリジナル料理です。
 次は、地元を代表する観光名所、高さ7m・幅30mに及ぶ、豪快な「吹割の滝」(ふきわれのたき)。”東洋のナイアガラ”とも呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
 最後は、どこにも負けぬ豪快な「沼田まつり」。中でも一番豪快なのは、女性だけで担がれる「天狗みこし」。8月3日(水)に行われる今年の沼田まつりのオープンイングパレードには、吉田羊さんも参加するそうです!


鶴瓶さんと吉田さんは、東見屋まんじゅう店を探している途中、ディープで変わった店構えの「遥玉」を見つけ、興味津々で中を覗くと、期待通り(笑)、面白いキャラクターのご主人が歓迎してくれました。元はお寿司屋さんだったそうで、六文銭寿司にラーメン、厚焼き玉子と、メニューは多彩。真田丸の大ファンというご主人に、三波春夫が歌っている真田軍記「沼田城物語」のテープを聞かせてもらい、そんな歌があったとは知らなかった二人は、カオスな出会いにとても驚かされました。

二人は、店の隣にあった「神明宮」をお参りしてから、「東見屋まんじゅう店」を探します。たまたま出会った東見屋さんの向かいにある「おもちゃのキジマ」のご主人が、道案内をしてくれました。鶴瓶さんは味噌まんじゅうを注文してから、焼き上がるまでの間、向かいのおもちゃ屋さんを訪れ話を聞いていると、そこに焼き上がった味噌まんじゅうが届けられ、二人はフワフワでパンのような食感の、美味しい大きい饅頭を、おもちゃに囲まれながら頂きました。

次に、鶴瓶さんと吉田さんが、講演会が開催される中央公民館を訪ねると、小松姫茶会を紹介してくれた女性と先生が出迎えてくれました。そこで二人は、畳の部屋でお抹茶を頂き、作法を教えてもらいながら、講師の住職が到着するのを待ちます。その東源寺のご住職、到着して鶴瓶さんに出会うと、何故か急に、英語で挨拶を始めます(汗)。住職は以前、外資系の会社に勤めていたことがあり、鶴瓶さんにインパクトを与えようと、とっさに英語で挨拶をしたんだそうです。講演会の会場に集まった聴衆にも、さらにサプライズと、鶴瓶さんは吉田さんを招き入れ、二人は来場者の皆さんに、大きな拍手で迎えられました。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 訪ねたのは、利南(となみ)地区にある「奥利根うどん本舗」。本日の一杯は、「冷やしひもかわうどん」です。ハチマキくらい幅の広い”ひもかわうどん”は、江戸時代から伝わる郷土料理で、養蚕や農業に忙しい女性が、食事を作る時間を短縮しようと、麺を幅広く切っていた名残りとか。ツルツル・ペロペロとした食感が、とても食欲をそそる一杯です。

一人旅になった吉田さんは、小松姫のお墓を訪れる前に、墓前に供える御花を買おうと、地元食材を豊富に扱う「食の駅 沼田店」に立ち寄り、ついでに主婦丸出しで、沼田市産の納豆やキャベツ、枝豆などを買い求めます。花コーナーの店員さんに話を聞くと、若いのにお孫さんいるとのことで、吉田さんは是非ご家族に会いたいと、後程ご自宅を訪ねることに。
吉田さんが小松姫のお墓がある「正覚寺」(しょうがくじ)を訪ねると、玄関に出てきてくれたのは、ステテコ姿の住職でした(笑)。着替えた住職に案内され、小松姫の墓前で手を合わせた吉田さんは、蔵に眠っているといいうお宝、小松姫が御輿入れの際に持ってきたであろう箪笥やつづら(葛籠)、豊臣の家紋の入った重箱を見せてもらえることができました。

一方、鶴瓶さんは、農家が建ち並ぶ住宅地で、ダンディな農家のご主人と出会います。鶴瓶さんと同い年ですが、農家らしくない言葉づかいと、とても落ち着いた雰囲気に驚かされ話を聞くと、定年まで都内に単身赴任してサラリーマンをしていたそうです。三代続く女系家族で、婿入りしたご主人は、家からできるだけ離れていたかった様子。そのため、娘の婿さんの気持ちもよく分かると、婿さんとお孫さんを紹介してくれました。そこに小さな孫が、庭で死んでいたとネズミの死骸を葉っぱに包んで持ってきたので、鶴瓶さんは庭に埋めてあげようと、大きく育った植物を抜いてあげます。すると子供から、『それ、花。抜いちゃダメ』と叱られてしまいます。鶴瓶さんが、『花ちゃうやんか、これ草ですよね』とご主人に尋ねると、『これは花ですね』と・・・。人が植えている花を抜いてしまった鶴瓶さんは、慌てて埋め直しました(笑)。

えだまメンチ次に吉田さんは、スーパーで出会った女性のお宅を訪ねる際のお土産と、自分の小腹を満たすのに、地元の名物を教えてもらおうと、たまたま見つけた、歴史を感じる佇まいの看板屋さん「太陽堂 吉野塗装店」の戸を開け、尋ねてみます。すると偶然にも、先代が書いたという見事な格天井(ごうてんじょう)を見せてもらうことができました。
そこで、看板屋の奥さんに、「えだまメンチ」を紹介され、案内してもらったお肉屋さん「角田精肉店」の店先で、揚げたてアツアツの”えだまメンチ”を、二人で頂きました。

次に鶴瓶さんは、先ほど農家の人に教えられた「あざみサクランボ農園」を探しますが、その農園の駐車場には何台もの観光バスが止まっていて、鶴瓶さんが訪ねて騒ぎになってはいけないと、たまたま近くで看板を見つけた、別の「小野フルーツ園」に立ち寄ることにします。すると、普段はお婆ちゃんと妹の2人で営んでいるそうですが、この日はサクランボの最盛期で、子供やら孫やら三世代の家族が、大勢手伝いに来ていました。偶然にも大家族に出会うことができた鶴瓶さんは、その出会いに感動しながら、皆さんに話を聞いて、農園を支える家族の絆に改めて心をうたれました。

吉田さんは、えだまメンチをお土産に、スーパーで出会った女性の家族に会いに、次男さんのご自宅に伺いました。すると、三世代のご家族が吉田さんを歓迎してくれて、一緒にえだまメンチを頂きながら、皆さんの暮らしぶりなど話を聞くことが出来ました。

再放送は、7月29日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。


番組内で紹介された 群馬県沼田市の名物など

 平成28年7月4日 岐阜県大垣市(山本耕史Jさん) ~真田丸スペシャル~

今回の旅のゲストは、俳優の山本耕史(やまもと こうじ)さん。現在、NHK大河ドラマ「真田丸」で、”石田三成”役を演じています。私の中では、山本さんは、2004年の大河ドラマ「新選組!」で”土方歳三”役を演じて以来、妙にちょん髷・着物姿のイメージが(汗)。もちろん、現在放送中のフジテレビ「OUR HOUSE」では、芦田愛菜ちゃんやシャーロット・ケイト・フォックスさんと共演中で、現代物のドラマでも活躍していますよ!。

ロケ当日、鶴瓶さんと山本さんは、「大垣城」(大垣市)で待ち合わせをしました。大垣城は、関ケ原の戦いにおいて、西軍・石田三成の本拠地にもなり、本戦部隊が関ケ原に移動した後も壮絶な攻防戦が繰り広げられた城です。また、山本さんは、「笹尾山」に登って、景色を眺められたそうです。笹尾山は、関ヶ原の合戦の決戦地の北西に位置し、石田三成が陣を張った場所です。現在、「石田三成陣跡」の碑が建てられ、眼下には関ヶ原合戦場の景色が広がっています。

関ケ原合戦に敗れた石田三成は、最後は「伊吹山」で捕えられてしまいます。そして、六条河原で打ち首になる際に、役人から差し出された”干し柿”を、三成は『胆の毒だ』と断ったという逸話が残っています。『これから処刑される者が』と嘲笑されると、三成は『大志を遂げようとする者は、絶命するまで自分の命を大切にしなければならない。』と語ったとか。享年41歳でした。


大垣公園ロケが行われたのは、5月27日(金)。大垣城のある大垣公園で待ち合わせた、鶴瓶さんと山本さん。山本さんは、石田三成の転機の地となった大垣城に行ってみたいと大垣市を訪れたのですが、鶴瓶さんは歴史にまったく興味を示しません。一応、公園にあった大垣藩の初代藩主・戸田氏鉄(うじかね)の銅像を見学しますが、さっさと大垣公園を後にし、街へと出かけてしまいました。鶴瓶さんについて歩く石田さんは、大垣城の見学もままならず、とても残念そうです(笑)。

家造りには興味がある鶴瓶さん、公園の前にあった黒い「船板塀」に囲まれた建物が気になり、”撮影禁止”と書かれているのもお構いなしに、「大垣市郷土館」を訪ねました(笑)。すると、すてきな案内人の種田さんが出迎えてくれ、「船板塀」は大垣城の外堀(水門川)を行き交う船の底板を利用したものであることや、芭蕉が友人・谷木因を訪ね生涯に4度も大垣を訪れ、『蛤の ふたみに別れ 行く秋ぞ』(大垣から二見浦へと旅立つ松尾芭蕉が、友人との別れの辛さを詠んだ)といった句を残していることなどを教えてくれました。また、郷土館の庭では、ちょうど樹齢300年や500年もある”さつき”の盆栽が満開を迎えており、それは見事でした。鶴瓶さんが大垣の名物を尋ねると、赤坂の「金生山」(きんしょうざん)や、養老の「焼肉通り」、「水まんじゅう」、試飲も出来る「酒蔵」など、すらすらと教えてくれました。実は種田さん、「ふるさと大垣案内の会」の会長さんで、彼女以上に大垣に詳しい人は居ないとか。この日は、たまたま郷土館でボランティアをされていたようです。趣味でロープマジックをしているということなので、マジックが得意な山本さんは、お礼を兼ねて、500円玉を使ったマジックを披露しました。

ここでスタジオから、「水の都 大垣」の魅力をビデオ紹介。紹介してくれるのは、先の種田さんです。まず初めに、山本さんのマジックへのお礼と、みごとなロープマジックを披露してくれました。
 大垣の魅力の最初は、美味しい「湧水」。大垣では至るところに湧水があり、遠く名古屋から1時間かけて汲みに来る人もいるほど、美味しいと評判だそうです。
 次は、その美味しい湧水を使った、大垣の夏の風物詩「水まんじゅう」。葛粉で餡を包んだ水まんじゅうは、明治時代に大垣で誕生したものと言われています。湧水で冷やして売られており、独特のツルっとした食感と涼しさが楽しめます。
 最後は、きれいな湧水を使い、山間ではなく住宅地の近くで栽培されている「わさび」。鮮やかな緑に、味も辛さも際立つ大垣のわさびは、全国の品評会で数々の受賞歴を誇る逸品です。
最後に、種田さんが山本さんに、一句プレゼント。『三成に 水都のオススメ みっつなり』(笑)。

鶴瓶さんと山本さんは、郷土館を出た所で、公園に遠足に来ていた「むつみ保育園」の子供たちと出会います。子供たちは、鶴瓶さんがアニメ映画「怪盗グルー」の日本語吹替えで、主人公の声を担当しているのを知ってか知らずか、そのアニメのキャラクター「ミニオン」にソックリだと、鶴瓶さんを取り囲み、大声で『ミニオン、ミニオン』と囃し立てます(笑)。
大垣城公園次に二人は、ベンチに座っていた子供連れのお母さんから、近くにある「餅惣」(もちそう)の、かき氷に水まんじゅうが入った「水まん氷」が美味しいと紹介され、訪ねることに。『まるで、ミッツ・マングローブみたい』と鶴瓶さん、その美味しさにかき氷を頬張りますが、頭がキーン(笑)。よく手伝ってくれるという、一番下の女の子が水を運んできてくれましたが、みごとに前歯が抜けてありません。それを見た鶴瓶さん、『この番組には必ず歯抜けた人が出てくるけど、その中ではいちばん若い』と(笑)。

一人旅になった山本さんは、やはり旅の目的となった大垣城を訪れたいと、再び大垣公園へと戻ります。まず事務所に寄り、撮影許可をお願いすると、さっき郷土館で許可を頂いた続きと、城内を案内してくれることに。 山本さんは、天守の窓から関ヶ原の方を眺め、しばし感慨に耽りました。

一方の鶴瓶さんは、教えられた「金生山」の方へ。車から降りたのは、中山道「赤坂宿」の旧宿場町。そこで、自転車で通りかかった小学6年生のカナト君に声をかけると、とてもしっかりした子で、感心した鶴瓶さんは、ベンチに座って学校のことなど話を聞きました。
次に鶴瓶さんは、赤坂宿の通りで、今時に珍しい、昔ながらのタバコ屋さんを見つけます。あまりの懐かしに、ガラス窓を開け声をかけると、これまた懐かしい”看板娘”さんが出てきてくれて、100年前からの商売と教えてくれました。鶴瓶さんが関心すると、矢橋大理石さんのお宅はもっと古いと。その昔、金生山では大理石が採れたんだそうです。鶴瓶さんが『化石も出るらしいですね』と話すと、近くのオリト時計屋の店先に飾ってあるというので、見に行くことに。

大垣城を出た山本さんは、公園でランチを広げるトリマー仲間という女性たちに、飛騨牛の美味しい店を教えて欲しいと尋ねると、隣町の養老町にある「養老ミート 」を教えてもらいました。お肉屋さんですが、食事できるお店もやっているそうです。
そこで、山本さんは養老町へと移動すると、全国の肉好きから”焼肉の聖地”とも称される「養老焼肉街道」(通称「焼肉ロード」)へ。そこで、養老焼肉街道沿いにあった「養老うまいもん広場」を訪ねると、営業しているのは「養老ハム工房 小林商会ハム」のお店だけ。ハム工房で話を聞くと、焼肉屋の昼間の営業は土日祝日だけで、平日は夜のみの営業とのこと。そこで山本さんは、売られているハムの試食で、小腹を満たすことに(笑)。すると店番をしていたお母さんが、幾つものトレイ一杯に、大量のハムを焼いて出してくれました。

ここで、ちょっと一息、「家族に一杯」の時間です。
 本日の一杯は、昭和28年創業の御蕎麦屋さん、「酒井亭」(さかいてい)で頂く、”にしんそば”。京都で修業した先代が作り始めた、創業以来の看板メニューです。開業当時は、名古屋に近い大垣で関西風の薄味は好まれなかったそうですが、それが今では大垣の定番の味となりました。


鶴瓶さんは、化石が見たいと、タバコ屋さんで教えられた折戸時計店を探すことに。すると、店の看板は「赤坂ボランティアガイドセンター」に変わってしまっていますが、ショーウィンドウには数多くの化石が飾られています。留守のようですが、通りすがりの女性から、裏手にあるご主人の自宅を教えてもらい、鶴瓶さんが訪ねると、折戸さんが出てきてくれて、店を開けてくれました。すると、店の中まで金生山で採れた化石や大理石がいっぱいで、全部ご主人が個人的に趣味で集めたんだそうです(驚)。大理石の花瓶だけで、100個くらい並んでいるのを見た鶴瓶さんは、呆れるのを通り越して、だんだん腹立ってきたと、奥さんを説教する始末(笑)。

一方、山本さんは、自宅でも時々、飛騨牛を取り寄せて食べているんだとか。有名なブランド牛は全国に幾つもありますが、山本さん的には、飛騨牛はその中でもトップクラスの美味しさだそうです。そこで飛騨牛の焼肉が、どうしても諦めきれない山本さんは、再び養老焼肉街道で、開けてくれる店がないかと、一軒一軒訪ね歩くことに。
山本さんは、開けてくれる焼肉屋を探して一時間以上も歩きますが、ぜんぜん見つかりません。そこでたまたま出会ったJAの職員さんから、お茶でもどうぞと誘われ、JAの中へ。すると、JAの職員さん総出で、電話をして今から焼肉が食べられる店を探してくれることに!。

鶴瓶さんが宿場町を歩いていると、駆け寄ってきたお婆さんから、自分の作った吊るし雛を見て欲しいと、家に招かれます。この女性、86歳にして多趣味で、飾られている水彩画や水墨画も、見事な出来栄え。演奏してくれた太鼓も、見事なバチ捌きで、鶴瓶さんもびっくりです。

山本さんは、JAの職員さんに紹介されて、「やきにく藤太」さんへ。まだオープン前でしたが、JAの口利きで店を開けてもらい、中に入って椅子に座った山本さんは、開口一番『ビールをください』(笑)。こちらのお店は、養老町でも一番古い老舗精肉店の直営店だそうで、ご主人は4代目になるそうです。山本さんが、サーロインとミスジを注文して、ビールを飲みながら待っていると、スタッフが、山本さんが何時も飛騨牛を取り寄せしている店がここだと教えてくれ、偶然の出会いにビックリです。

次に鶴瓶さんは、立派なお宅を見つけ、近所の方に尋ねると、ここがタバコ屋さんで教えられた「矢橋大理石」の社長さんのお宅だそうです。隣にある会社を訪ねますが、残念ながら社長さんは留守で、会えませんでした。そこへ、先ほど会社を教えてくれた女性のご家族がゾロゾロと集まって来たので、鶴瓶さんはそのお宅に伺うことに。そこで、楽しいご家族の暮らしぶりなど話を聞くことができました。

山本さんは、最後に、決戦の地である「関ヶ原」へやってきました。石田三成陣跡では、たまたま上から降りてきたばかりの歴史好きの青年と出会い、道を尋ねると、再度一緒に「笹尾山」へと登ってくれることに。陣跡に着いて、山本さんは関ヶ原の景色を見下ろしながら、青年に、家族のことなど話を聞きました。その話の流れで、二人の名前が同じ「コウジ」だと分かると、ようやく青年は真田丸の”石田三成役=山本耕史”さんで、”山本耕史=堀北真希のご主人”であることを悟り、山本さんに向かって、『でた~!』と嘆きます。実は彼、堀北真希さんの大ファンで、自分は『結婚のニュースを見て、全国の傷ついた男性のひとり』だと。そして、山本さんが石田三成役をやると知った時には、『ざまぁみろ、やられちまえ!』って思ったと、山本さんに怒りをぶちまけました!(笑)。

再放送は、8月26日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 岐阜県大垣市の名物など

 平成28年6月27日 秋田県三種町(綾野剛さん) ~綾野剛が体当たり取材~

今回の旅のゲストは、俳優の綾野 剛(あやの ごう)さん。映画やドラマ、CMなど、多数に出演していて、”日本で一番忙しい俳優”とも言われるほどの人気ぶりです。現在公開中の映画、「日本で一番悪い奴ら」では、今年のニューヨーク・アジア映画祭で、今後世界的活躍が期待される俳優に贈られる「ライジング・スター賞」を受賞されました。現在34歳の綾野さん、俳優デビューは2003年ですが、彼を一躍有名にしたのは、2012年のNHK連続テレビ小説「カーネーション」でしょう!。尾野真千子さん演じる主人公・小原糸子(モデルは、コシノ三姉妹の母親・小篠綾子さん)と恋に落ちる、長崎弁を話す紳士服職人・周防龍一の役でした。NHKの朝の連ドラなのに、ちょとしたラブシーンもあって、小原糸子が朝帰りした放送回が、妙に記憶に残っています(汗)。

鶴瓶さんと仲がいい俳優さんでは、昨年12月に「北海道旭川市」を旅した小栗旬さんが有名ですが、綾野さんと小栗さんは事務所が同じです。実は、小栗さんが綾野さんを事務所に誘ったそうで、その縁で鶴瓶さんと綾野さんは、昨年5月のTBS「A-Studio」で、既に共演を果たしています。


今回の旅の舞台は、秋田県にある三種町。三種町は、「じゅんさい」の特産地で、全国一の生産量を誇っています。そして、綾野剛さんの大好物が、このじゅんさい。綾野さんは、じゅんさいを食べて感動したいのはもちろん、ぜひ収穫を体験したいそうです。

ロケが行われたのは、5月20日(金)。三種町の浜田農村公園で待ち合わせをした鶴瓶さんと綾野さんは、公園を出た所でお寿司屋「鮨秀」さんを見つけ、寿司屋ならじゅんさいを置いているだろうと、訪ねることに。まだ開店前だと思ったのですが、実はこのお寿司屋さん、2年程前に店を閉じてしまっていて、じゅんさいにはありつけませんでした。しかし親切なご主人は、「じゅんさい鍋」が食べられるお店を、電話で知り合いに聞いてくれることに。鶴瓶さんが、『俺らのことは内緒に』と話しますが、ご主人はつい、『鶴瓶さんが・・・』と話してしまいました(笑)。
その電話で駆けつけてくれたのは、三種町への移住を支援している「NPO法人一里塚」の代表をしている、清水さん。元・郵便局長さんで、地元のことにはめっぽう詳しそうです。

ここでスタジオから、秋田三種美人の皆さんが、三種町にある、美人になれる3つの種を、ビデオ紹介。
1つ目の美人の種は、「森岳温泉」。昭和27年に石油採掘の際に湧きだした温泉で、湯冷めしにくく、美肌効果があると、大好評です。
2つ目のいいおなごの種は、美味しい「お米」。秋田県は、日本有数の米どころ。三種町でも、ブランド米「あきたこまち」の栽培が盛んです。
3つ目の美人の種は、こんがり美人になれる、美しい砂浜。釜谷浜では毎年、アーティストたちが巨大なアートを作る「サンドクラフト in みたね」が開催されています。その時、一緒に開催されるのが「水着コンテスト」。現在、第14回水着コンテストの参加者を募集中です!。

鶴瓶さんと綾野さんは、清水さんが『うちのキレイな奥さんが、鶴瓶さんの大ファン』だと話すので、どれほどの美人か会いたいと、清水さんのお宅を訪ねることに。すると、確かにキレイな奥さんとご家族が、二人を歓待してくれました。

鶴瓶さんは、清水さんご夫婦とお寿司屋のご主人に、私が食事を奢るからと、じゅんさい鍋が食べられるお店へ案内してもらうことに。案内してもらったのは、三種町の隣の能代市にある馬肉で有名な桜田畜産の直営店、お食事処「さくら亭」です。比内鶏で取った出汁に投じられたじゅんさいは、綾野さんが知っているじゅんさいより、はるかに粒が大きく、食べ応えがありそうです。じゅんさい好きの綾野さんも、「じゅんさい鍋」は初めてだそうで、とても美味しそうに頂きました。シメには、「だまこ」(大館市周辺で食べられている”きりたんぽ”と同じ類で、この辺りで昔から食べられている食材、所謂ごはんボール)を鍋に入れて頂くと、また美味しさ倍増!。
余談ですが、寄せられた目撃情報によると、二人は名物の馬肉も頂いたようなのですが、放送ではその様子はまったく映っていなかったですね(汗)。

ここで一人旅になった綾野さんは、じゅんさい農家の子供がいるのでは?と、中学校を訪ねます。校庭に子供たちは沢山いますが、入って行ってもいいものか悩んだ綾野さんは、大きな声で先生を呼ぶと、先生の方から駆けてきてくれました。先生の話では、じゅんさいが栽培されているのは、三種町でも山本地区で、この学校のある八竜地区では、じゅんさい農家はほとんど無いようです。そこで綾野さんは、じゅんさいの生産地、山本地区へと移動することに。
しかし、山本地区を車で廻ってみますが、ぜんぜん人に出会えません。そこで綾野さんは、ロケ車の前を走る軽トラックの後をつけてみることに。すると、軽トラが一軒のお宅に入って停まったので、さっそく降りてきたところで声を掛けることに。生憎とこのお宅はじゅんさい農家ではありませんでしたが、この道を行った先に、「じゅんさい堤」という場所があり、そこでじゅんさいを採っていると教えてもらいました。

一方の鶴瓶さんは、ワタリガニを求めて海辺の方へ。すると、道端の畑の中にパラソルを発見し、気になり訪ねてみることに。すると、畑作業をしているお父さんの休憩場所で、鶴瓶さんはその生活ぶりについて話を聞きました。奥さんも元気にしているそうですが、既に別れたと・・・(汗)。

綾野さんは、教えられた「じゅんさい堤」を探しますが、ぜんぜん見つかりません(汗)。そこで、じゅんさいの摘み取り体験が出来るという「阿部農園」を訪れますが、運の悪いことに、なんと臨時休業中!。綾野さんは、『こういう逆境、僕は大好きです!』と、気を取り直して、再度、じゅんさい農家を探すことに。鶴瓶さんも、『摘み取り体験できるところで体験してもね~』と、スタジオから炊きつけます。すると、ようやく、じゅんさいを収穫中の女性を見つけ、声を掛けることに。しかし、遠くから『すみませ~ん』と綾野さんが声を掛けた段階で、カメラが目に入ったのか、手を振られ、断られてしまいました(汗)。心が折れそうになる綾野さんでした・・・。

ここで、「家族に一杯」の時間です。
本日の一杯は、森岳温泉にある焼肉屋「串けん」で頂く、風変りなメニュー名のラーメン。ラーメン「あどけね」(1000円)、ラーメン「んだな」(750円)、ラーメン「すっぺど」(750円)、ラーメン「く」「け」「か」「と」(750円)、etc。どんなラーメンか訊ねると、『みんなうめぇから、説明はさねってことになってる』と、教えてもらえません・・・(汗)。ならばと、常盤さんが選んだのは、コラーゲン入りのラーメン「け」!?。どうやら、『食べてけれ!』って意味で付けられた様です(笑)。ご主人は、お客さんがメニューを見ながら、笑ってラーメンを食べてくれることが嬉しくて、名付けたとか。

心折れ、野良犬のようになった綾野さんですが(笑)、心を入れ替え、今度は”ヒッチハイク”で人を見つけることに!。すると、通りがかった一台の車が停まってくれました。声を掛けると、ちょうど目の前の自宅に帰って来た奥さんで、自宅にに招いてくれることに。そこで、じゅんさい農家を紹介してもらいたいと尋ねると、お母さんが農協に電話してくれて、収穫中の農家を知ることができ、そこまで案内してもらえることに。
こうして綾野さんは、ようやく、じゅんさいを収穫中の堤に辿り着きます。綾野さんは、じゅんさい採りを体験したいとお父さんにお願いすると、船に乗せてもらうことが出来ました。綾野さんは、お父さんの作業を邪魔しないようにと、そぉっと船の後ろで、スーツ姿でじゅんさいを収穫。一生懸命、お父さんに声を掛けながら、じゅんさい採り体験をさせてもらう綾野さんですが、船の上ではお父さんは、ずうっと反対側を向いたままです・・・。すると、別の船に乗った奥さんが、近くに寄ってきてくれて、皆で今晩食べるようにと、ビニール袋いっぱいのじゅんさいを、綾野さんに分けてくれました。とても優しい高松さんご夫婦でした!。

鶴瓶さんは、ワタリガニの漁師さんを探して、海辺の町を歩きます。すると、たまたま出会った奥さんから、「メロンロード」沿いに「カニ」と書かれた大きな看板があるので、そこを入った「浜田浜」に行くようにと教えられました。そこで鶴瓶さんは、一生懸命に「カニ」の看板を探しますが、ぜんぜん見つかりません。結局迷って、床屋さんで聞くと、500mほど先に「カニ」の看板があると言われますが、やはり見つかりません(汗)。すると、先に紹介してくれた奥さんが、わざわざ案内に駆けつけてくれましたが、なんと目的の「カニ」の看板は、3年も前に、「マキ」に書き換えられていました・・・(汗)。さらに、浜田浜の「蟹魚直売所」に居た漁師さんには、『カニは海の中、今日はカニは無い』と言われ、結局鶴瓶さんは、カニに辿り着くことが出来ませんでした(笑)。

綾野さんは、収穫の体験をさせてもらった高松さんから頂いたじゅんさいを持って、案内してくれた菊地さんのお宅に戻り、そのじゅんさいを料理してもらいたいとお願いします。すると、綾野さんもエプロン姿になって台所で手伝って、料理名人のお母さんに、じゅんさいの酢の物や、煮物を作ってもらい、ご家族と一緒に頂くことが出来ました。


番組内で紹介された 秋田県三種町の名物など

カネショク じゅんさい水煮(タレ付)

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感想(2件)

 

 平成28年6月20日 東京都八王子市(竹中直人さん) ~青春プレイバック~

今回の旅のゲストは、俳優の竹中直人(たけなか なおと)さん。1996年のNHK大河ドラマ「秀吉」で、主人公・豊臣秀吉役を演じました。もう10年も前になるんですね。でも、大河ドラマ中で竹中さんが連呼した、『ごもっとも!』と『心配御無用!』は、未だに耳を離れず、どの歴史ドラマを見ていても、豊臣秀吉が登場すると、その顔が竹中さんの顔に見えてしまいます(汗)。

竹中直人さんは、「鶴瓶の家族に乾杯」が定時放送になる前の平成13年3月に三重県上野市(現 伊賀市)を、平成18年4月には岩手県盛岡市を旅していて、今回が鶴瓶さんとは10年ぶり、3回目の旅になります。
竹中さんと鶴瓶さんの、今回のぶっつけ本番旅の舞台は、竹中さんの母校・多摩美術大学(多摩美)がある、東京都八王子市。竹中さんは、現在は多摩美で客員教授もしていますが、自称『八王子には詳しくない』と話します。ただ、竹中さんにとって当時懐かしく、今でも変わらない場所が残っていて、凹んだ時には懐かしい場所を求めて八王子に行くんだそうです。八王子市内には現在、大学・短期大学・高等専門学校が21もあり、全国有数の学園都市となっています。


ロケが行われたのは、5月11日(水)。竹中さん以外にも、松任谷由実さんや三宅一生さん、小室哲哉さんら、芸能人の卒業生も大勢いる多摩美術大学。そのキャンパス近くにある「鑓水まちの広場」で待合せをした鶴瓶さんと竹中さん。照れ屋の竹中さんは、カメラに向かって話す代わりに即興の歌を歌ったり、寝たふりをして『セミになった夢を見ていた』と話したりと、最初から飛ばします(笑)。

広場から多摩美を目指して旅を始めた鶴瓶さんと竹中さんですが、鶴瓶さんは途中で行き会った人達と会話を楽しもうとしますが、そうした会話の内容にまったく関心を抱かない竹中さん。何やら剣呑な雰囲気に(汗)。竹中さんが学生当時、風呂を借りに通っていたという彼女のアパートが在った辺りを散策していると、アパートの大家さんもしているリフォーム業の木下さんと出会います。なんと奥さんは、竹中さんも大河ドラマ「軍師官兵衛」で共演したことがある立川三貴(たちかわ みつたか)さんの妹さんで、びっくり。当時、この辺りは竹林しかなく、羊が飼われていたそうで、竹中さんは羊の糞を拾ってきては、コンパで悪戯をしていたそうです(笑)。

ここでスタジオから、八王子観光大使である北島三郎さんが、ビデオで八王子市を紹介。
 まずは、北島さんの歌にも登場する「高尾山」。都民の憩いの場として、年間300万人もの人が訪れ、最近では「ミシュランガイド」にも紹介され、海外からも注目される人気スポットです。高尾山の麓にあるケーブルカーの清滝駅では、北島さんの銅像が出迎えてくれます。そして山頂に向かう途中には、開運にご利益があるという「タコ杉」があり、さらに「開運ひっぱりだこ」の頭をなでると、ご利益が倍増するとか。


次は、八王子発のC級グルメ、アツアツの「パンカツ」。パンカツとは、食パンにパン粉をまぶし、ラードでじっくり焼き上げソースをからめたもので、食糧難の時代にパンをカツに見たてて考案され、以来ご当地で親しまれてきたという、八王子のソウルフードです。八王子のアイドルグループ、8princess (8プリンセス)が歌う「デカパンカツ体操」も人気に。
 北島さんと言えば、祭り!。最後は、江戸時代から続く「八王子まつり」を紹介。19もの山車が街に繰り出し、毎年70万人もの人出で賑わいます。

パペルブルグ(PAPPELBURG)、八王子みなみ野にあるお洒落なカフェ鶴瓶さんと竹中さんは、木下さんご夫婦に、建物の中も外も個性的なお店があると紹介してもらい、二人の案内で、中世の南ドイツ、騎士の館をモチーフに建てられたという立派な建物のコーヒー専門店「パペルブルグ(PAPPELBURG)」へ。竹中さんが2,000円の”アイリッシュ”コーヒーを注文すると、鶴瓶さんは見栄の張合いで、一番高い”フレミング”(一杯なんと3千円!)を注文。それは、なんと客席で、フランベしたブランデーを、剥き切りしたレモンの皮を伝わせて、コーヒーの注がれたカップにかけてくれるという演出付きのコーヒーでした。スプーン一杯、そのコーヒーを啜った鶴瓶さんは、目を見開いて、『びっくりぽん』と。二人は各々に、店内のお客さんやらと交流を重ねていきます。そしてついに鶴瓶さんは、我儘勝手な竹中さんとは、この喫茶店で決別することに(笑)。

陣馬そばここで、「家族に一杯」の時間です。
本日の一杯は、路線バスの終点、八王子郊外にある陣馬高原下バス停の前にある「山下屋」で頂く、「陣馬そば」。この時期、蕎麦に彩を添えるのは山菜。今日は、朝採りのワラビが添えられています。朝早くから陣馬山への山登りを楽しんだ登山客は、下山後に昼からこの店で、大人気の地酒「八王子城」を”My升”(マイマス)で頂いてから、蕎麦を食べるのが通の楽しみ方とか。

竹中さん画一人旅になった竹中さんは、そこからパペルブルグのオーナーの案内で、多摩美と造形大の学生たちに協力してもらい、アトリエにしようと改築中の古民家へと向かいます。竹中さんは、オーナーの依頼で、白壁に鉛筆画で王様のイラストを描き、学生たちにメッセージを残しました。その後竹中さんは、オーナーのお宅を訪問し、ステキなご家族に馴初めや、生活ぶりなど話を聞きました。調子に乗った竹中さんは、『家族に乾杯』だからとお酒を所望。皆さんと一緒に、白ワインで『家族に、かんぱ~い』(笑)。

一方の鶴瓶さんは、喫茶店で知り合った英会話教室に通う女性らが、ランチの後で、家庭菜園の畑の中に建てた休憩小屋で毎週開いているというお茶会に顔を出します。皆さん、リタイアしたご主人をそっちのけに、第二の人生を楽しんでいる八王子マダムは、とても元気で明るく、楽しそうでした(笑)。

鶴瓶さんは、八王子の若者に会いたいと、八王子駅前を歩いていると、黒壁の続く路地裏へ。そこは八王子の花街「八王子花柳界」で、八王子に見番があったことに驚いた鶴瓶さんは、「八王子三業組合」を訪ねます。そこで、今夜、中学を卒業して置き屋「ゆき乃恵」の門をたたき、それから住み込みで2年間の修業を終えた”くるみ”さん(18)が、八王子花柳界で57年ぶりに芸妓(げいぎ)の卵である「半玉」(はんぎょく)としてデビューするお披露目会があると聞き、その会場へ向かうことに。時間に合わせて、「黒塀に親しむ会」という後援会のお披露目会場に到着すると、ちょうどくるみさんの披露目の舞、「松づくし」の演目の場面。そこは気の利く鶴瓶さん、先にちゃんと御花を贈っていましたが、なんとくるみさんはその花束を見て、鶴瓶さんの”なりすまし”と思ったとか(笑)。

ぶーる・ぶーる・ぶらんじぇり竹中さんも、学生の頃に通っていたカレー店「インドラ」(移転)が当時あった懐かしい通りを目指して、八王子駅前へ。インドラの旧店舗の前で当時を懐かしんだ竹中さんは、次に近くにある最近知り会ったったというパン屋さん、「ぶーる・ぶーる・ぶらんじぇり」(Boule Beurre Boulangerie)を訪れ、季節限定の”マンゴー”と、”タルティーヌサレ”を頂きました。
スタジオでは最後に、インドラの店主ご夫婦から竹中さんへ、ビデオメッセージが届けられました。


再放送は、6月24日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 

番組内で紹介された 東京都八王子市の名物など

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 平成28年6月13日 島根県雲南市(有村架純さん) ~ドキドキ初挑戦~

今回の旅のゲストは、女優の有村架純(ありむら かすみ)ちゃん。2013年上半期の連続テレビ小説「あまちゃん」で、ヒロイン・天野アキを演じる能年玲奈ちゃんの母親役、”天野春子”(小泉今日子さん)の青年期の役を演じて、大ブレイクしました!。昨年5月に公開された映画「ビリギャル」では、主演を務め、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞と新人俳優賞をW受賞しています。最近、JRAのCMに、鶴瓶さんや瑛太さんと一緒に登場していますね!。

そんな有村さんと鶴瓶さんの旅の舞台は、島根県雲南市(うんなんし)。竹下登・元総理大臣の出身地で、出雲市の南側に位置しています。雲南市の松笠地区には、「地蔵」(縁結び地蔵)を持って行って結婚のお祝いをするという風習が伝わっており、今では「縁結びの里」として注目されるようになりました。現在、雲南市では地元産たまごの消費拡大と市内飲食店でご当地グルメを提供することを目的に、「たまごプロジェクト」を展開中です。市内の参加店では、それぞれに工夫が凝らされたご当地グルメ、「うんなんオムライス」を頂くことができます。

神原神社有村さんが雲南市に行きたいと思ったきっかけは、”のんびりした景色に癒されたい”のと、”おじいちゃんおばあちゃんに会って地元の料理を教えてもらいたい”からだそうです。

ロケが行われたのは、5月6日(金)。神原神社(かんばらじんじゃ)で待ち合わせた鶴瓶さんと有村さんは、例によって最初に神社にお参りし、素敵な出会いがありますようにとお祈りしました。

お参りを済ませ振り返ると、早速ご利益か、通りすがりの女性を見つけます。雨の中、この出会いを逃がしてなるものかと、鶴瓶さんが女性を追いかけ職務質問?をしてみると、この日野さん、とても優しそうな方です。そこで鶴瓶さんは、日野さんのお宅を訪ね、お婆ちゃんに会わせてもらうことに。玄関先で、ご主人も交えて家族の暮らしぶりについて話を聞いていると、ご主人が隣の”さっちゃん”を呼んできます。このさっちゃんも良い方で、『3分で家を片付けてから、お茶を出してあげる』と、自宅に招いてくれました。そこで、鶴瓶さんと大学時代に下宿が一緒だった友達が出雲に居て、その人の頭の禿げ具合が鶴瓶さんにソックリという話になります。すると有村さんが会いたいと言うので、鶴瓶さんはその友達に電話して、さっちゃん家に呼び出すことに。すると、さっちゃんも電話で次がら次へと友達を呼び寄せてくれて、雨の中で歩くことせずに、鶴瓶さんはさっちゃん家で大勢の家族に出会うことができました(笑)。有村さんは、さっちゃんの漬けた梅干しが美味しくて、頂いて帰りたいとオネダリします。

願い橋ここでスタジオから、島根県雲南市(うんなんし)を、ビデオで紹介。
 雲南市には、日本神話に登場する神・スサノオノミコトが、この地で雲が立ち昇る様子をみて詠んだ歌から『出雲』という地名が付いたという伝説が伝わっています。現代の雲南市にも、八岐大蛇伝説の舞台となった斐伊川に架かる「願い橋」(全長約180m)を、目を閉じたまま渡りきると願いが叶うという伝説があーよ!。
 次は、有村さんも探していた癒しスポットで、中国地方一の名瀑とも言われる「龍頭ヶ滝」。
 最後は、日本の原風景に出会うことができる雲南市では、市内各地にホタルが見られるスポットがあります。小河内地区もそのひとつ。
目を閉じて橋を渡り切れるか?、虹のかかった龍頭ヶ滝が見られるか?、ホタルが飛び交う美しい風景が見られるか?、何れも『運なんです!』(笑)。

山王寺の棚田一人旅になった有村さんは、美しい棚田が広がる大東地区に向かいます。そこで再び須賀神社にお参りしますが、何故か今度はなかなか人が見当たりません。美しい「山王寺の棚田」の景色は見れたのですが、ますます雨は強くなってきて、他に歩いている人はひとりもいません。有村さんは、だんだん不安な気持ちになるなか、たまたま家の表に出てきた女性を遠目に見つけると、大きな声をかけてお宅を訪ねます。そこでようやく、雪の無い季節だけ大阪から出雲に移住して、野菜作りなどをしているという南波さんに出会うことができました。

一方、鶴瓶さんは、旧三刀屋町の商店街を歩いていると、道幅が広いことと、散髪屋さんが多いことが気になり、一軒の理容店「シミズ」を訪ねます。続いて町を歩いていると、たまたま出会った青年から、隣家の”黒田のおじいちゃん”が町に詳しいと教えてもらい、そのお宅に伺うことに。90歳になるお爺ちゃんは、耳が遠いのか、鶴瓶さんが挨拶しても、声での答えがありません。しかし、おもむろに出してきた入歯を炬燵布団の上に置くと、マイペースでゆっくりとポリデントを塗って、上下の入歯を口に入れます。すると、ようやくハッキリした声で喋り出してくれました(笑)。
スタジオでは小野アナウンサーが、黒田のおじいちゃんが書いた、その日の日記を紹介してくれました。『笑福亭鶴瓶師来訪す。さすがに一寸ビックリ(?)。さすが全国区の斯界(しかい)の権威、・・(中略)・・、一流人物と感一入(ひとしお)覚える。』と、達筆で語彙力も凄く、鶴瓶さんは『この日記に残るのは、教科書に載ったようなもの』と、感謝感激します。

出雲そば、割子そばここで、「家族に一杯」の時間です。
 本日の一杯は、奥出雲地方である雲南市大東町にある、古民家風の佇まいが懐かしい「海潮路」(うしおじ)で頂く、「割子そば」(出雲そば)。出雲ではその昔、川が氾濫して米が採れず、それで早く育つソバを作ったのが、「出雲そば」の始まりだとか。蕎麦の実の皮まで挽いた、黒くてソバの香りが強く、太い麺が、出雲そばの特徴です。

有村さんは、たまたま出会えた南波さんに、近所のお婆ちゃんを紹介してもらうことに。すると、さらにそのお友達へと、出会いが繋がっていきました。お友達のお婆ちゃんのお宅では、今朝フキを炊いたという”キャラブキ”を頂くことが出来ました。そこで有村さんは、お婆ちゃん達に地元の料理を教わりたいと相談すると、南波さんから『昨日貰ったタケノコがあるから、それを炊いてみる?』と、嬉しい提案が。

タケノコの煮物南波さん家の台所をお借りして、料理教室が始まりました。有村さんの包丁使いもなかなかのモノ。でも、醤油の量も砂糖の量も、お婆ちゃん達の目分量です(汗)。味見をした有村さんが『美味しい』と話すも、お婆さん達は、ちょっと味が物足りないと、醤油と砂糖を足すことに。最後に刻んだ山椒の葉を入れて、出来上がったタケノコの煮物を、全員で頂きました。

鶴瓶さんは、再び商店街を歩いていると、通りかかった車の中から、町の人達に次々と声を掛けられます。そこで、ゴールデンウィークに地元に帰ってきて出掛ける途中という大学生らの同級生グループに出会い、鶴瓶さんは車を停めさせ、将来の夢など、若者らに話を聞きました。

最後にスタジオでは、山王寺の皆さんが有村さんに見てもらいたかったという、晴れた日の棚田の景色が紹介され、今回の旅で出会った方々からは、有村さんへビデオメッセージが届けられました。

再放送は、6月17日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 島根県雲南市の名物など

 

 平成28年5月30日 北海道厚沢部町(市原悦子さん) ~レジェンド登場~

今回の旅のゲストは、女優の市原悦子(いちはら えつこ)さんです。テレビ朝日の「家政婦は見た!」では、1983年から25年間もお茶の間ドラマの主役を務めた、御年80歳とは思えない大女優さんです。独特で絶妙な間の喋り方も特徴的で、昭和世代の私は、1975年からスタートした「まんが日本昔ばなし」の、市原さんと常田富士男さんの語りで育ったようなもの。2012年に放送されたNHK「おやすみ日本 眠いいね!」では、”日本眠いい昔ばなし”の朗読もしています。また最近では、東日本大震災から5年が経った今年の3月に放送された、NHKスペシャル「ゼロから町をつくる~陸前高田・空前の巨大プロジェクト~」のナレーションも市原さんでした。
そんな市原さんと鶴瓶さんは、テレビ東京「チマタの噺」という番組で、去年(2015年)5月26日に、対談をしています。番組タイトルは、『大御所女優・市原悦子の謎だらけの日常に、鶴瓶が迫る!』でした!

市原さんが訪れたのは 北海道厚沢部町(あっさぶちょう)です。
3月26日に開業したばかりの北海道新幹線。その終着駅「新函館北斗駅」から、真西に約40kmほどの位置にあります。高齢化と過疎の進む山間の町ですが、「世界一素敵な過疎の町」をスローガンに、町おこしや移住促進に注力。そこで、じゃがいもの品種「メークイン」発祥の地という地の利を活かし、毎年夏まつりには直径が3mもある巨大なコロッケが作られたり、3月にはコロッケ作りコンテストが開催されています。鶴瓶さんと市原さんは、こうした町おこしの担い手が集まっている、「厚沢部町地域おこし協力隊 ~素敵な過疎づくり協力隊~」を訪ねたようです。

ロケが行われたのは、4月27日(水)。 鶴瓶さんと市原さんは、「あっさぶ - 北の道の駅」で待ち合わせ。そこでいきなり市原さんから、鶴瓶さんは『一人暮らしの人に会いたい』と言われ、困惑してしまいます。市原さんは3年前にご主人を亡くされ、こんなステキな土地で、ご老人はひとりになって、孤独に耐えて、どんな風に暮らしているのかが知りたかったようです。鶴瓶さんは、いつも大家族を求めて出会いを探していますが、市原さんは、そんな鶴瓶さんに一矢を!。そして市原さんは、その出会いのために、カップヌードル(カップラーメン?)とお土産を携えて、ロケに参加していました(笑)。

そこで鶴瓶さんは、まず町の電気屋さん「エーデン社厚沢部」を見つけ、犬を抱いた店長さんに一人暮らしの老人宅を聞き取り調査することに。
教えて頂いたお宅を探すも、鶴瓶さんは見つけられず、結局また電気屋さんに戻り、犬を抱いた店長さんに案内してもらうと、ステキなひとり暮らしの女性に出会うことが出来ました。
鶴瓶さんは、この女性から、戦争で死んだお父さんが、戦地からお母さんに宛てた手紙を見せてもらい、とても感動します。この後、スタジオで、この女性のお父さんの戦地からの手紙を、市原さんが朗読してくれました。さすがに市原さんの朗読は、涙が込み上げてきます(泣)。

ここでスタジオから、厚沢部町の魅力を、厚沢部町のイメージキャラクター「おらいも君」が、ビデオで紹介。
『おらいも君が見た!』のは、メークインを使ったコロッケ。絶品です!。メークインは食べるだけでなく、焼酎にも。札幌酒精のじゃがいも焼酎「喜多里」 は、サツマイモの焼酎より癖がなく、特に女性に人気だそうです。

市原さんは、今度は男性の一人暮らしの寂しい男性に会いたいと・・・。鶴瓶さんは再び電気屋さんを訪ね、犬を抱いたご主人にまた紹介してもらおうとしますが、なかなか名前が出てきません。そこで食事のできるところを尋ねると、奥さんから、「椰子乃木」や「前井食堂」といった名前が、スラスラと出てきました(笑)。

そこで二人は、100年続く老舗の「前井食堂」を訪れ、ご主人に、ご夫婦の馴初めや暮らしぶりを聞きながら、市原さんは”天ざる”を、鶴瓶さんは”味噌ラーメン”を頂きました。

二人は、食堂で紹介された二木(ふたつき)さんを訪ねることに。すると、市原さんの同級生の男性が見つかりますが、10年間一人暮らしなのに、蛆が湧くどころか、大きな住まいをとてもきれいにされていて、二人はビックリさせられます。奥さんが居る頃は、家の事を何もしなかった男性が、亡くなられて3年程経ち、それまで『すぐに逝くからな!』と言っていた男性が、今では酒を止め、三食自分でちゃんと作って食べるようになったという話に、鶴瓶さんも市原さんも、目からウロコでした。しかし、スタジオに二木さんからお礼にと贈られた、2対の”鹿の角”には、鶴瓶さんも市原さんも困惑げ・・・。

鶴瓶さんと市原さんは、住民に教えられ、厚沢部町への移住支援などの町おこしの活動をしていしている「地域おこし協力隊」の事務所を訪ねます。
すると、東京や埼玉から、独身の若い男性が、何人も厚沢部に移住して、新たな人生を営んでいる若者の生活を目の当たりにします。
狩猟免許を取って、『檻の中の熊を撃たせてもらった』と話す若者に、鶴瓶さんは『檻の中に居たらアカンやんか?』と言いますが、そこは都会と山村の温度差。クマに生活被害を受けている厚沢部町では、被害を未然に防ぐためにも、心が痛みつつも、必要な行動なようです。


ここで、「家族に一杯」の時間です。
本日の一杯は、茅葺屋根が特徴の「滝野庵」で頂く、「天そば」です。100年以上も前の古民家を改造して、囲炉裏で頂く天蕎麦は、地元の人たちに支えられて、受け継がれてきた優しい味です。

鶴瓶さんにようやく説得され、一人旅となった市原さんは、「地域おこし協力隊」の方に案内してもらい、横浜でのサラリーマン生活から厚沢部に移住して、アスパラ作りを学んでいるという方を、ひとりで訪ねます。市原さんは、アスパラの収穫を体験し、東京に戻って美味しく頂いたそうです。

一方の鶴瓶さんは、移住してきた陶芸家のお宅を訪ねることに。町民に話を聞くと、最近、県外に引っ越してしまったとのことですが、たまたま町長さんに会って話を聞くと、もう一人の陶芸家が居て、彼は廃校となった校舎に住みながら、厚沢部町で陶芸を営んでいるとのこと。鶴瓶さんが訪ねると、沖縄から移住してきたというご主人は留守でしたが、奥さんがドキドキしながら案内してくれました。

再放送は、6月3日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 北海道厚沢部町の名物など

昭ちゃんコロッケの手造りコロッケ10個

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感想(7件)

 

 平成28年5月23日 徳島県阿南市(木村多江さん) ~とと姉ちゃん~

今回の旅のゲストは、女優の木村多江(きむら たえ)さんです。この4月からスタートしたNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、主人公”小橋常子”(高畑充希)の母親、”小橋君子”役で出演しています。

木村さんが訪れたのは徳島県阿南市。ロケなどで全国各地を訪れている木村さんですが、徳島県だけは行ったことが無く、今回の旅先に選んだそうです。『今まで訪れていない町を旅して、収穫作業を体験したい』と希望!。

その四国で、今年注目されているのが、「お遍路」さんです。
お遍路とは、弘法大師(空海)の足跡をたどり、四国八十八ヶ所霊場を巡拝することです。通常は、1番札所から88番へと霊場を巡りますが、一度八十八ヶ所を巡った人が、四年に一度の”うるう年”に「逆打ち」(88番札所から1番へと逆に巡ること)をすると、3倍の深い徳(御利益)が授かれると言われています。その言い伝えの元になっているのが、その昔に逆打ちをしたことで弘法大師に巡り合えたという伝説で、今年は、その伝説が生まれた60年に1度の「丙申」(ひのえさる)の閏年に当たります。そのため今年は、平年の何倍ものお遍路さんが、四国を訪れると見込まれています。
阿南市には、第二十二番札所として知られる「平等寺」があります。ロケの行われた4月8日(金)は、お釈迦さまの誕生をお祝いする「花まつり」の当日、平等寺も参詣者で賑わっていたことでしょう。

牛岐城跡公園鶴瓶さんと木村多江さんの待合せ場所は、徳島県阿南市にある牛岐城跡公園。夜になるとLEDライトでライトアップされるこの公園は、「恋人の聖地」として認定されています。阿南市には、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二さんが、世界で初めて青色発光ダイオードの製造開発に成功した当時勤めていて、後に世界初の青色発光LEDを製品化した、日亜化学工業の本社があり、「光のまち」とも呼ばれています。

鶴瓶さんと木村さんは、まず阿南市の中心部にある商店街を巡り歩きながら、お店のご主人たちと楽しい出会いを繰り広げていきます。
まず訪ねた「福島洋品店」の店先には、さすが”光のまち”、窓ガラスにLEDの飾りが貼られていました。二人は、洋品店のお婆ちゃんから紹介された、『仕事がクサイ(嫌いだ)から今日は休み』と話すの理髪店ご主人の”あべさん”に案内してもらい、富岡町商店街協同組合を訪ねます。続いて、80歳ながら若くて面白いあべさんの店「理容あべ」を訪ね、ご夫婦の生活ぶりなど、話を聞かせてもらいました。

ここでスタジオから、阿南市の魅力をビデオで紹介。紹介してくれるのは、もちろん”あべさん”!。
まず、旅の待合せ場所にもなった「牛岐城跡公園」。夜になると、美しい光の公園になります。発光青色LEDが生まれた阿南市では、町のいたるところで、”光のまち”を楽しむことが出来ます。
また、ハモの漁獲量が全国トップクラスの阿南市では、その名産の鱧を使ったご当地丼ぶりの「あなん丼」が人気。”ハモ天”や”ハモカツ梅肉”、”ハモカツカレー”など、様々な「あなん丼」が開発され、競い合っています。
最後は、阿南市の美女?たちが65人も集まって踊る”熟年チアリーディングチーム”、その名も「ABO60」(Anan Baseball Obacyan 60歳以上)。90もの野球チームがあるほど野球が盛んな阿南市、その”野球のまち”阿南を盛り上げようと結成されたそうです。

続いて、鶴瓶さんと木村さんが訪れたのは、「タブチ写真館」。阿南市の人口は7~8万人ですが、古くからの規模の大きな写真館が数多くあり、商店街の中でも写真館の店構えが、ひときわ立派です。きっと土地柄なんでしょうね。鶴瓶さんと木村さんは、急遽モデルとなって写真撮影に臨みますが、さすがにプロ!。お店の人のポーズ指導も不要と、美女と野獣?のカッコいい写真が出来上がりました(笑)。
最後に、先に道で出会った娘さんから『五月人形が飾ってあるから見に来てください』と誘われた、「松屋呉服店」を訪ねます。この店でも、ご家族の暮らしぶりや、たまたま訪ねてきた新婚という銀行マンの方にも話を聞いて、二人は楽しい時を過ごしました。

ここから一人旅となった鶴瓶さんは、漁港にやってくると、大勢で遊んでいた小学生たちに歓待されます。何かして一緒に遊ぼうと誘うと、鬼ごっこをすることに。鶴瓶さんが鬼になって、子供たちを追いかけますが、鶴瓶さんの足は、気持ちとは裏腹に、ぜんぜん前に出ません(汗)。終いには、小学校5年生の女の子から、『しゃあない、捕まってあげよう』と、情けをかけられる始末(笑)。鶴瓶さんは、自らの体力の衰えが信じられず、なかなか受け止めることができない様子でした・・・。

一方、山間の地区に向かった木村さんは、竹林の山を見つけると、『タケノコ堀りが出来るかも』と、テンションが上がります。こう見えても木村さん、収穫作業にメッチャ燃えるタイプとのこと。
続いてお遍路さんを見かけた木村さんは、そのお寺を訪ねることに。ここが正に、先に紹介した「平等寺」でした。この日は4月8日、お釈迦様の誕生を祝う”花まつり”の当日。木村さんも、浴盆に置かれたお像に柄杓で甘茶を注ぎ、甘茶とぼた餅の”ご接待”を受けました。副住職に、お寺やご家族の話を聞いたのち、法要の席に座らせ頂くことが出来ました。

ここで、「家族に一杯」の時間です。
 本日の一杯を求めて訪ねたのは、阿南市の富岡町商店街にある「福助」。この店で頂くことが出来るのが、「坊ちゃんうどん」です。サバ節で取った出汁のうどんの上に、鶏肉とシイタケの煮物、卵焼きなどの具材がいっぱい載っています。夏目漱石の書いた”坊ちゃん”のモデルとなった弘中又一先生が、好きでよく食べていたことから、”坊ちゃんうどん”と呼ばれるようになったとか。

木村さんは、平等寺で出会った地元の一ノ宮さんに、『土に触れるような事が出来るところありませんか?』と尋ねると、これからタケノコ堀りに行くという、”せーやん”さんを紹介してもらいました。
せーやんの竹林のある山に入ると、『蛇が出るかも』と言われた木村さんは、『ヘビ見たい!』と。木村さんは、カエルとかヘビとか、爬虫類が大好きなんだそうです(汗)。長靴を履いて、鍬を手にした木村さんは、何本もの筍を掘り起こすことができて、ご満悦。その後、木村さんは、せーやんご夫婦に、馴初めの話などを聞きました。

海辺で子供たちと遊ぶ鶴瓶さんを尋ねて、3年前に息子さんを亡くしたと話す女性が会いに来てくれました。鶴瓶さんがお宅を訪ね、息子さんの仏壇に手を合わせると、『息子が鶴瓶さんに会わせてくれた』と、たいそう喜んでくれます。そこで、毎週金曜日には公民館にお年寄りが集まって、カラオケなどでコミュニケーションを楽しんでいるという話を聞いた鶴瓶さんは、子供たちと一緒に、公民館を訪ねます。
公民館では、住民の方がカラオケで歌う”糸(中島みゆき)”を聞きながら、鶴瓶さんもその女性と一緒に、感慨深い時を過ごすことが出来ました。

鶴瓶さんは、漁師町で出会いを探して歩いていると、また遊んでいる子供の声が!。そこで、先の鬼ごっこの負けがよっぽど悔しかった鶴瓶さんは、小学4年生の男の子二人を捕まえ、一緒に駆けっこの競争をしてもらうことに。今度は、靴を履き替え、上着を脱ぎ、勝つ気が満々の鶴瓶さんですが、もちろん結果は、見るも無残な敗退・・・。自らの体力の衰えを目の当たりにした鶴瓶さんは、『ジムに行きます!』と(笑)。

筍掘りを終えた木村さんは、再び平等寺を訪れ、副住職に先ほどのお礼を伝えがてら、せーやんを紹介してくれた一ノ宮さんのお宅を訪ねたいと話します。すると副住職から、一ノ宮さんは、この地区(新野町)で「ワイワイ塾」という集いを主宰している、町おこしの中心人物だと教えてもらいました。木村さんは、一ノ宮さんのお宅を訪問し、奥さんにもお礼を伝えると共に、一ノ宮さんに「ワイワイ塾」の活動などについて話を聞くことができました。

再放送は、5月27日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 徳島県阿南市の名物など

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 平成28年5月16日 栃木県佐野市(草刈正雄さん) ~真田丸スペシャル~

今回の旅のゲストは、俳優の草刈正雄(くさかり まさお)さんです。草刈さんは、現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」で、主人公の真田信繁(後の幸村)の父親、”真田昌幸”役を演じています。その知力ある戦略家の昌幸役を、みごとに演じている草刈さんの演技力に、私は毎週引き込まれてしまっています!。

草刈さんが訪れたのは、栃木県佐野市。ここには、大河ドラマ「真田丸」でも、たぶん佳境のロケ地となるであろう、「真田父子の犬伏の別れの地」となった、米山新町の「薬師堂」があります。
薬師堂「犬伏の別れ」とは、慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いを目前にして行なわれた、真田父子の ”決別の密会”のこと。徳川家康方に付いて、会津の上杉討伐に向かった、真田昌幸(草刈正雄さん)、長男の信幸(大泉洋さん)、次男の信繁(堺雅人さん)の三人は、下野国の犬伏(現在の佐野市)に到着し、陣を張りました。そこへ、豊臣方に味方するようにと書かれた密書が、石田三成から届きます。この書状を受けた真田の父子三人は、どちらが勝っても真田家が生き残れるようにと、長男・信幸(後の信之)が徳川方に、父・昌幸と次男・信繁(後の幸村)が豊臣方に別れて戦うことを決断したとされています。その話し合いの場が、この「新町薬師堂」と伝えられています。

ロケが行われたのは、3月18日(金)。鶴瓶さんと草刈さんは、「犬伏の別れ」の薬師堂で待ち合わせし、『旅先でお参りしたら素敵な出会いにご利益がある』と、一緒にお詣りしてから、二人の旅が始まりました。
ちなみに、鶴瓶さんは『いぬぶせ』と言っていましたが、確かに昔はそう呼ぶこともあったものの、現在は地名の読み方である佐野市犬伏(いぬぶし)から、『いぬぶし』と読むのが一般的なようです。

二人は、市街地から離れた畑の中に「オカヤスデンキ」(岡安電気商会)を見つけ、『なぜこんな場所に電気店が?』と気になり立ち寄ってみます。以前はここが家で、街中に店があったそうですが、お母さんが病気して通えなくなったため、家の一階を店舗に変えたそうです。鶴瓶さんは、その後すっかり元気になったお母さんに出会い、復帰を喜びました。お父さんは、アマチュア無線の趣味が高じて電気屋を開いたと、まだ家には立派な無線機が山の様に並んでいました(驚)。

ここでスタジオから、表と裏の顔を使い分ける「佐野の昌幸」たちを、ビデオで紹介。
まず、老舗ラーメン店「日光軒」の店長・五箇さんは、青竹で打つ佐野ラーメン職人という表の顔と、クリケットでボールを打つという裏の顔を持っています。佐野は、クリケットが日本一盛んな町なんだとか。
二人目は、イチゴ農家の伊巻さん。いちご栽培の達人で、”とちおとめ”と”スカイベリー”という表と裏、2種類の品種を生産し、どっちが売れてもお家は安泰と(笑)。


鶴瓶さんと草刈さんが道を歩いていると、地元のお爺さんから、『親子の別れの橋って見た?』と呼び止められました。その昔、薬師堂の前に川が流れていて、その川に架かっていた橋は、真田父子の「別れ橋」として、この地に語り継がれているそうです。家に古い地図があると言うので、二人は見せてもらうことに。自宅には、さっき薬師堂の前で、地元の人に佐野名物「いもフライ」の店の人と間違えられた奥さんが居て、鶴瓶さんはびっくり。ご夫婦から馴初めなど話を聞いていると、ご主人は『じゃあラーメンでも食べる?』と。鶴瓶さんが何処で食べるのかと聞くと、出前してもらうとのこと。そこで、佐野名物・佐野ラーメンを、近くの食堂「みすゞ庵」から出前してもらって、皆で食べることに。番組の中で出前を取って食べたのは、定時放送開始20年目突入にして、初のことだそうです(笑)。ラーメンを頂いた後、お爺さんから、『酒と女は2合(2号)まで』とか、『孫が、子供の頃にアフリカに住んでいてマサイ族の女の子とケンカになって・・・』といった、面白いエピソード話を聞くことができました。ちなみに、孫の高校時代のあだ名は”アフリカ”だったとか(笑)。

一人旅になった草刈さんは、初挑戦とは思えぬ行動力で、佐野市内で次から次にすてきな出会いを繰り広げていきます。佐野市街に行って、コーヒーでも飲もうと喫茶店を探していると、たまたま見つけた魚屋さん「魚栄 本店」が気になり、暖簾をくぐります。店のご主人から、真田さんは『太平記が大好きなんですよ』と歓迎を受けますが、草刈さんが真田幸村役を演じたNHKドラマ「真田太平記」は、もう30年前のこと・・・(笑)。草刈さんは佐野ラーメンを食べたばかりと断りますが、女性のお客さんからも『美味しいから食べていって、私がコンパニオンをするから』と強く薦められ、カレイの唐揚げを頂くことに。

鶴瓶さんは、3年前に唐沢寿明さんと佐野市を旅した際に、そこで出会ったお婆ちゃんに再び会いたいと、ラーメン屋「二代目 おやじの店 昌」を訪ね、3年ぶりに佐野市に住む94歳のお婆ちゃんと、感動の再会を果たすことができました。

次に草刈さんは、懐かしい赤丸ポストや、レトロなホーロー看板が多数飾られた店が気になり、雑貨等を扱う骨董店、アンティークショップレトロ和家(れとろなごみや)」を訪れます。まだ開業して5年ほどですが、ご主人が趣味で集めた大量の骨董品を無駄にしないようにと、息子さんもネット販売を手伝って、家族で営んでいるとのこと。ロケ先でこういう店に立ち寄るのが大好きと話す草刈さんは、奥さんから、『毎週、草刈さんの「美の壺」や「真田丸」を見ています』という話を聞いて、それ以上にもっと嬉しそうでした(笑)。


ここで、「家族に一杯」の時間です。
 本日の一杯は、鮮やかな緑の麦畑の中にある「手打唐沢うどん そば かさはら」で頂く、佐野市名物の”大根そば”。この辺りでは、食べ物が手に入りずらかった時代に、細く切った大根を蕎麦に入れ、嵩増しして食べていたそうですが、それが今では、地元の蕎麦屋の人気メニューに。食感が良くて、さっぱりしていて、とてもヘルシー。特に女性に人気だそうです。

鶴瓶さんは、新たな出会いを求めて住宅街を歩いていると、道端に植えられたはっさくの木が気になり、訪ねてみます。長女の婿さんがイチゴ「とちおとめ」を生産していて、庭に植えたはっさくやスイカは、孫たちの社会勉強のために作っているんだそうです。長女一家はすぐ裏に建てられた家に住み、その横には三女が新築中とのこと。鶴瓶さんは、また薬師堂の御利益か、長女の子供が男の子ばかり3人、三女の子供が女の子ばかり3人という、大家族に出会うことができました。

佐野市の喫茶店「点」”コーヒーに目が無い”と話す草刈さんは、魚栄さんで”古くてレトロな喫茶店”として教えてもらった駅近くにある喫茶店、「コーヒーハウス点」(大和町2580)を訪ね、コーヒーを頂きました。名前が覚え出せないというママさんに、草刈さんが『稲刈(いねかり)正雄です』と話すと、『そうですよね!』とママさん(笑)。

鶴瓶さんは、続いて住宅街を歩いていると、さっきの孫のひとりが追いかけてきます。理由を聞くと、母親に『鶴瓶さんが次どこに行くか見てこい』と言われたんだそうです。そこで、次にどこに行ったらいいかと尋ねると、家のイチゴハウスに案内してくれることに。
その途中、鶴瓶さんは素敵な家を見つけます。集まってきた人達に話を聞くと、向かい合って長女と次女の家があるんだそうです。夫が大工さんという姉の家に上がらせてもらい、中を見たいと話すと、お姉さんは『片付けないと』と嫌がります。そこで鶴瓶さんは、孫に先にイチゴハウスを見せてもらってから、お宅を訪ねることにしました。孫がハウスから採ってきてくれた”とちおとめ”は、鶴瓶さんも一口で食べられないほど大きくて、甘いイチゴでした。
ようやく、急いで片付けたという家に上がらせてもらった鶴瓶さんは、ステキな家を見せてもらい、ご家族の暮らしぶりについて話を聞くことができました。

盗まれた麗水観音像喫茶店を出た草刈さんは、”三大厄除け大師”として有名な、佐野厄除大師(惣宗寺)を訪れます。厄よけの御利益があるとされる慈恵大師をまつっていて、年間約200万人もの参拝者が訪れるという有名な寺でアポなし取材が可能か?と、小野アナウンサーは心配しますが、若い時には訪問販売のセールスマンもしていたという草刈さんは、見事交渉に成功!。ご住職に境内を案内してもらうことができました。
境内には、4年前に盗まれ、マスコミを通じて返して欲しいと訴えたところ、暫くして駐車場に返されていたという麗水観音像が飾られていました。盗まれた当時は、『仏様とられるんだから、ご利益ないよね』と言われ、大変だったとか(笑)。草刈さんが、ご住職に家族に会いたいとお願いすると、婚約したばかりという美人のお嫁さんを紹介してもらうことができました。

再放送は、5月20日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 栃木県佐野市の名物など

 

 平成28年5月9日 沖縄県本部町(東出昌大さん) ~美しき海スペシャル~

今回の旅のゲストは、俳優の東出昌大(ひがしで まさひろ)さんです。2013年度下半期のNHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」に、主人公”西門め以子”(杏)の夫である”西門悠太郎”役で出演していました。その後、2015年元旦に杏さんと結婚し、今年の正月には双子の赤ちゃんを妊娠との報道が。東出さんは、ごちそうさんの前作「あまちゃん」にも、 若き日の大吉役で出演していたらしいのですが、記憶になくて・・・(~_~;)。最近だと、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の”久坂玄瑞”役や、NHK放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」の”タンダ”役が、記憶に新しい所です。

沖縄県といえば、昨年の4月に、朝ドラ「花子とアン」に出演していた鈴木亮平さんが、沖縄県北中城村(前編・後編)を訪ねていますね。

東出さんが訪れたのは、沖縄県国頭郡本部町。あの大水槽を泳ぐジンベエザメで有名な、世界最大級で年間470万人もの人が訪れる、「沖縄美ら海水族館」がある所です。『一番の贅沢は旅行だと思う』と語る東出さんは、全国津々浦々出かけていますが、沖縄だけは行ったことが無かったそうです。そこで、アウトドア派にオススメと紹介され、本部町を選んだとか。

渡久地港から瀬底大橋の眺めロケが行われたのは、4月1日(金)。渡久地港(とぐちこう)から旅を始めた鶴瓶さんと東出さん。漁港で出会った少女たちは、中学生か、ひょっとしたら高校生かという体格なのですが、聞いたら小学6年生と(驚)。一際体が大きなメグちゃんは、「砲丸投げ」をやっているそうです。彼女たちのおススメで、市場を訪ねることに。

本部町名物のカツオのぼり二人は、5月には”鯉のぼり”ならぬ「カツオのぼり 」が泳ぐ、カツオ漁で盛んな渡久地港周辺の魚屋さん「上間鮮魚店」を訪ね、おばぁ手作りの「サーターアンダギー 」をご馳走になりました。おばぁの作るサーターアンダギーは、山芋が入っていて、「砂糖天ぷら」と呼んでいるそうです。
続いて、おばぁの長女がやっている「福地鮮魚店」を訪ね、店の人気商品「かつおのタタキ」を頂きました。ご主人の趣味は三線(三味線)で、近所の肉屋のご主人が先生だそうです。そこで二人は、その肉屋さんを訪ねることに。

二人は道すがら、軽トラックの荷台に、ブリの頭などアラを載せている、美人のカースティンさんに出会います。話を聞くと、なんとマンゴーの栽培に必要な受粉をハエにさせるために、ハエの餌として魚のアラを腐敗させて畑に置いておくんだそうで。鶴瓶さんは、後ほどカースティンさんの営む「いずみマンゴー園」を訪ねると約束して別れました。

ここで、スタジオからビデオで、本部町の住民が『東出さんにオススメの本部町のモノ』を紹介。
 まずは、何といっても「カツオ」。そして、カツオのダシが効いた「沖縄そば」も美味しいそうです。本部町には沖縄そばの名店が多いことから、”沖縄そばの町”とも呼ばれています。
次は、いこいの駅いずみで見ることができる、沖縄名物「ハブとマングースショー」。ただ現在は、動物愛護法により、ビデオ映像での鑑賞となっています。
また、直売所でいただく「海ぶどう」は、新鮮そのもの。プリップリの食感が楽しめます。
そして、ちょっと怪しい「古代文明アート歴史車博物館しゃこ」。鶴瓶さんへ、『お客さんを連れてきて下さい』とのこと(汗)。
最後に、夜の街では、夜な夜な沖縄民謡が歌われている、スナック「杏」。”あん”ではなく、”あんず”と読むそうです。

再び本部町の鶴瓶さんと東出さん。三線の先生をしているという肉屋さんを探していると、道で出会ったのは、同じ本部町営市場に入っている天ぷら屋の親戚の子。まず、その名も「てんぷらや~」を訪ねることに。店の玄関の張り紙には、『てんぷら、おいし~さ~』と。向かいのゲストハウスの名前は、「ゲストハウスなんで家ねん」。鶴瓶さん曰く、『名前の付け方が”安易”なんですよ!』(笑)。ご主人は、建設業から脱サラして、嫁に天ぷらの揚げ方を教わって、天ぷら屋を始めて2週間とのこと。『できなければ、また元に戻ればいい』と、こちらも”安易”すぎます(汗)。二人は、女の子三人組と一緒にカウンターに並んで、天ぷらを、沖縄流で”ソース”をかけて頂きました。
続いて、二人はすぐ隣にあったお肉屋さんを訪ねましたが、生憎とご主人は出掛けていて留守。奥さんに「アンダカシー」(油かす、豚の脂身を熱してラードを取った残りかすで沖縄では酒のつまみやおやつとして人気)を頂いて、市場の休憩スペースに移動して、女の子たちに学生生活のことや、メグちゃんの砲丸投げについての話を聞きました。

ここから一人旅に。 まず鶴瓶さんは、メグちゃんが砲丸投げを教わっているお父さんに会いたいと、勤務先の「本部町民体育館」を訪ねます。すると鶴瓶さんは、メグちゃん以上に”超やばい”体格をしたお父さんを、直ぐに見つけることが出来ました!。その体格にはびっくりです(~_~;)

一方、一人旅になった東出さんは、地元の人に”美しい海”とすすめられ、「瀬底ビーチ」に向かいます。そこは、東出さんの”人生で見た中で一番キレイな海”でした。
しかし東出さん、あまりにキレイな海に満足して、出会いを探すどころか、ビーチで40分も寝ていたそうで、鶴瓶さんも呆れるばかり。

一方、鶴瓶さんは、道で出会った外国人の奥さんが営む「いずみマンゴー園」を訪ねます。そして、ステキなお宅と、カワイイ双子の女の子、そして犬までステキなその家族の暮らしぶりに、とても感激します。カースティンさんは、南アフリカからALT(外国語指導助手)として本部高校に来ていて、鶴瓶さん曰く、ご主人に『”受粉”してもらった?』とのこと(笑)。
マンゴー園では、ブリのアラを腐らせることで、ハエを集め、受粉をさせているそうです。ただ、臭いもひどいので、友達を家に呼べないとか(汗)。

ようやく仕事を再開した東出さんは、瀬底ビーチで、春休みの1か月間「OKINAWA MOTOBU ゲストハウス」に泊って、沖縄美ら海水族館でアルバイトをしているという、専門学校生の女の子二人と出会います。
オキちゃん劇場 そこで東出さんは、女の子とゲストハウスのご主人、通称”ニク”さんに案内してもらい、沖縄美ら海水族館に行き、イルカのショーを見学させてもらうことに。
これも、旅番組にゲストとして登場しておきながら、浜辺で無言の40分を過ごした”自由すぎる旅”のお蔭と、小野アナウンサーが苦肉のフォロー(笑)。


ゆし豆腐そばここで、「家族に一杯」の時間です。
 本部町には、”沖縄そばの町”と言われるだけあって、そば屋がたくさんあります。でも本日の一杯は、お店の”沖縄そば”ではなく、一般家庭で作られている「ゆし豆腐そば」。そばの上に乗っている「ゆし豆腐」とは、島豆腐を固める前のふわふわの状態のお豆腐のこと。沖縄で昔から愛されてきた、おそばとゆし豆腐が一緒に食べられる、贅沢な一杯です。

鶴瓶さんは、たまたま車で通りかかった「OKINAWA茶房&ペンションやまご家」が気になり、訪ねることに。ペンションに併設された食堂で、目玉焼きとソーキの載ったカレーライスを、スタッフ全員で頂きました。カレーが温められる間、鶴瓶さんは本棚にあった「ウチナーあるある」という雑誌で、沖縄では『天ぷらはおやつ』であることを知りました。

東出さんは、ニクさんの「OKINAWA MOTOBU ゲストハウス」に伺い、三線を聞かせてもらうことに。また、女の子たちからは、美ら海でアルバイトをしながらが、イルカの調教師(ドルフィントレーナー)を目指しているという話を聞かせてもらいました。その後は、彼女らと屋上に上がって、ハンモックでまた寝ることに(笑)。
続いて東出さんは、ニクさんが呼び集めてくれた友人たちと一緒に、市場で宴会を繰り広げることに。夕日にはまだ早い、もっと酔ってからと、三線の音で皆で踊ったりしながら、大盛り上がり!。

ホエールウォッチング最後に鶴瓶さんは、旅をスタートした渡久地港に戻り、水納島に渡りたいと、海上タクシーのチャーターをお願いします。
無線の情報で、途中にクジラが3頭いると知り、探しに行ってみることに。運よく、親子のクジラを見つけ、潮を吹いたり、海面に尻尾を出したクジラを見ることができて、鶴瓶さんは『クジラの家族に乾杯や!』と叫びました(笑)。

渡久地港から見た夕日東出さんは、市場の皆さんと盛り上った後、夕日が海に沈む景色を見に、皆さんと海岸に移動します。瀬底島に渡る橋の真上に、黄色い夕日がとてもキレイでした。
東京に帰ってきてから、東出さんがニクさんに、お世話になったお礼に何か送りたいが、何が良いかと尋ねたところ、『物はいらないから、また酒持って来い!』と言われたそうです(笑)。

再放送は、5月13日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 沖縄県本部町の名物など

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 平成28年4月25日 東京都 谷中・根津・千駄木(織田信成さん)

今回の旅のゲストは、元フィギュアスケート選手で、現在は解説者や指導者、タレントなどマルチに活躍中の織田信成(おだ のぶなり)さんです。2006年の四大陸選手権で優勝、2010年のバンクーバーオリンピックで7位などの実績を誇ります。なんと、(自称)織田信長の17代目末裔にあたるそうです。他人の演技を見ていると、感激して直ぐに泣いてしまうことから、「号泣王子」とも呼ばれているそうです(笑)。

織田さんが訪れたのは、東京都の台東区から文京区にまたがる、下町情緒あふれる谷中・根津・千駄木の界隈。ここは、それぞれの1文字を取って「谷根千」(やねせん)とも呼ばれる、観光でも人気のエリアです。坂道を越え、入り組んだ路地を進んで行けば、古き良き時代にタイムトリップしたような、レトロな東京の風景に出会えます。かつては、多くの文豪たちにも愛されました。
織田さんは、東京には頻繁に上京していますが、のんびりと下町の方を訪れたことが無く、また甘い物が大好きなことから、『”下町スイーツ”の食べ歩きがしたい!』と、谷根千を旅の目的地に選んだようです。
この界隈の主な観光スポットとしては、訪れる人をほっこりさせてくれる、人情味あふれる昔ながらの「谷中銀座商店街」や、桜の名所「谷中霊園」、「根津神社」、「旧安田楠雄邸庭園」、「台東区立朝倉彫塑館」、「書道博物館」、「子規庵」などがあります。根津神社の境内にある「文豪の石」は、夏目漱石や森鴎外が、この石に座って小説の構想を練ったとか。

ページ内移動鶴瓶さんと織田さんが歩いた、谷中界隈の「ルートマップ」はこちら


ロケが行われたのは、3月11日。「根津神社」から旅を始めた鶴瓶さんと織田さん。根津神社は、東京のど真ん中にありながら、とてもノンビリとした良い所です。鶴瓶さんは、孫と鳩に餌をやるお爺さんから、『鶴瓶さん うち来たもんね』と声を掛けれました。鶴瓶さんが以前に立ち寄った八重垣煎餅屋さんのお爺さんで、その煎餅を割って、ハトのエサにしていました。織田さんが、『女子力の高い僕にピッタリ』と話す「乙女稲荷神社」の前で、鶴瓶さんと合流。


鶴瓶さんと織田さんは、境内を歩く人から、近くに夏目漱石の碑があると聞き、行ってみることに。しかし、隣にいたさっきの八重垣煎餅屋のお爺さんは、『ただ石碑があるだけ』と(汗)。二人が「夏目漱石旧居跡」に到着すると、確かにそこは、今ではまったく夏目漱石の面影を感じられない、近代的なオフィス街になっていました。


次に、甘いもの好きの織田さんに和菓子の店を紹介しようと、鶴瓶さんおすすめの、その名も「団子坂下」を目指すことに。ようやく団子坂通りに出て、鶴瓶さんが案内看板を見ていると、織田さんは今川焼の看板に引き寄せられ、『こういうの僕大好きなんです』と鶴瓶さんの腕を引っ張ります。『子供やんか、ほな お父ちゃんが買うたるわ』と鶴瓶さん、「今川焼千駄木」の店先で、鶴瓶さんが好きな”つぶあん”の今川焼を1個ずつ頂きます。このお店、金土日のみの営業で、値段は14年間変わらず100円という安さ。織田さんは、自分が好きな”カスタード”のも食べたいと、焼いている最中の今川焼が焼き上がるのを待つことに。二人は、焼き上がったばかりでホカホカの、大きな”カスタード”の今川焼を、また口に頬張りました。

次に二人は、まるで夏目漱石が居そうな喫茶店「コーヒー乱歩°」を見つけ、コーヒーを頂こうと立ち寄ることに。女将さんが江戸川乱歩の小説が好きで、”乱歩”と名付けたという店内は、昭和初期にタイムスリップしたような、懐かしい”純喫茶”です。織田さんは、暖かいコーヒーを口にすると、ロケを中断して休憩するのだと思い込み、思わず”大あくび”。それを見た鶴瓶さんは、『事故です!事故です!。テレビ出てて、あくびした人、おれ初めて見たわ!』と。
そんな織田さんは、隣席の方が食べて美味しかったですよと話す”チーズケーキ”も頂くことに。鶴瓶さんは、今川焼を2個も食べたばかりで、さらにチーズケーキを頬張る織田さんを見て、『俺もう吐きそうやわ』と(笑)。なんと織田さん、ここに来る新幹線の中でも、フルーツサンドと小倉のサンドウィッチを食べてきたそうです(汗)。

鶴瓶さんは、谷中に来たら必ず立ち寄るというお寺、「全生庵」を訪れ、三遊亭圓生師匠の初代から4代目までのお墓に手を合わせました。その間に織田さんは、境内で出会ったイギリス人と日本人のご夫婦に、英語で話を聞きました。

ここからは、いよいよ一人旅です。織田さんは、さっき道から間近に見えた「スカイツリー」の方へと歩いていくと、店先にディスプレイされたピンクの”招き猫”の可愛さに魅了され、「開運 谷中堂」の暖簾をくぐります。織田さんは猫が大好きで、以前はネコを5匹飼っていたことがあるそうです。店内には、可愛らしい招き猫がたくさん並んでいて、それを見た織田さんは、『めっちゃカワイイ』を連呼。そこで、女子に大人気という、ピンクで桜の花があしらわれた大きな招き猫を買い求めました。
織田さんは表に出ると、すぐ隣の店先でまた、『めっちゃカワイイのを発見してしまった』と、思わず手で口を押さえます。それは、ネコの顔が描かれたスイーツで、それを目当てに「カフェ猫衛門」の暖簾をくぐります。スタジオの鶴瓶さん、思わず『まだ食うんかい?』。織田さんは、隣席した女性二人の親子と趣味が合ったようで、”猫派×女子力=カワイイ”の連呼が止まりません(汗)。ここ、谷中堂と同じ長屋にある猫衛門では、体験型ハンズ・カフェとして、谷中堂の個性あふれる手作り招き猫の絵付け体験ができます。画が下手な織田さんも、思わずチャレンジしますが・・・。絵付けが終わると、”肉球マドレーヌ”を頂きつつ、また隣席の女性親子に、谷中のガイドマップを見せてもらいながら、次の目的地を探しました。

鶴瓶さんは、全生庵の住職に挨拶した後、織田さんとは反対方向に歩いていくと、「箱義桐箱店」の提灯が気になり、地下の店を訪れます。上野の本店は100年ほど続く老舗だそうですが、この店は開店して3年ほど。店内ではコーヒーも頂けるそうで、鶴瓶さんはコーヒーを飲みながら、女性店長に話を聞きました。

谷中七福神蕎麦ここでちょっと一息、スタジオから、「家族に一杯」の時間です。
谷中の路地を歩くと、とてもお寺が多いことに気が付きます。お正月に、七福神巡りの人達で賑わう「長安寺」のすぐ隣にあるのが、蕎麦屋「松寿庵」。ここで頂けるのが、「谷中七福神そば」です。七福神に因んで、エビは恵比寿様、鶉の卵は布袋様のお腹、蒲鉾は優しく美しい弁才天様と、女将さんの心配りの具材に、心がほっこりさせられる一杯です。

織田さんは、路地を歩いていると、「谷中児童館」へ辿り着きます。そこで、消音壁の設置作業中という大工さん、その名も”大工原”さんという珍しい苗字の人と出会い、思わず感激して握手を求めた織田さんでした。

鶴瓶さんは、路地を覗くと、その先の狭い場所に赤い鳥居のお稲荷さん「福喜稲荷大明神」を見つけ、思わず手を合わせます。次に、民家風なのに、看板が出ている家が気になり覗いてみると、年金だけでは暮らしていけないと、民家を改装して年配の姉妹二人で始めたという居酒屋「五十蔵」(いすくら)さんでした。店の先は本当は行き止まりなのですが、私有地を通らせてもらい、鶴瓶さん曰く『ここの路地がいちばんスゴイわ』という場所を抜けて、「すし 乃池」さんの横へと出ることが出来ました。

鶴瓶さんの顔の指人形が飾られた「指人形 笑吉」再び路地巡りをしている鶴瓶さんは、歩いている途中に地元のおじさんから、『あんたと同じ顔してるから行って見た方がいい』と声を掛けられます。気になり、路地を入ったところにあった「指人形笑吉工房」を覗くと、ユーモアたっぷりで大笑いの指人形劇が演じられており、その脇には、なんと鶴瓶さんにそっくりの指人形が飾ってありました。鶴瓶さん、思わずご主人を肖像権侵害で訴えるのかと思いきや、『嬉しいですよ』と感激。自分の手に、自分の顔をした指人形を填めさせてもらうと、鶴瓶×鶴瓶のツーショットに、一同が『同じだ!』と(笑)。さらに、指人形がサインペンと絵筆を持って描いてくれた鶴瓶さんの似顔絵が、あまりに見事な出来映えで、鶴瓶さんもお客さんも拍手喝采。素晴らしい技術を持ったご主人ですが、なんと50歳を過ぎてから、自己流で見よう見まねで覚えたというから、さらにビックリです。

織田さんは、街で出会った子供連れのお母さんから、このロケの番組が放送される頃には、タイへ引っ越しした後で見れないと聞かされます。今は、子供の世話をしながら、一人で引っ越しの準備で大わらわと聞き、織田さんはこの荒川さんの自宅に伺い、子供たちの面倒をみてあげることに。将来はミュージカル女優になりたいという長女の女の子に、織田さんは、『夢をかなえるコツは、ぜったいあきらめへんこと!』とアドバイスしてあげました。

最後にスタジオでは、タイに移り住んだ荒川さん一家から、『タイで一緒に泳ぎましょう』と、ビデオレターが届きました。

再放送は、4月29日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


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鶴瓶さんと織田さんが歩いた、谷中・根津・千駄木界隈のルートマップ(Google地図)

鶴瓶・織田さんが歩いた谷中・根津・千駄木界隈とルートマップ

 平成28年4月18日 静岡県浜松市(高畑充希さん) ~朝ドラSP~

今回の旅のゲストは、女優で歌手の高畑充希(たかはた みつき)さんです。高畑さんは、4月4日スタートのNHK朝の連続ドラマ「とと姉ちゃん」で、主人公”小橋常子”役を演じる、波瑠さんに続く新しいNHK朝の連ドラのヒロインです。

PLAY LIST [ 高畑充希 ]
価格:2,509円(税込、送料込)

高畑さんは、2013年放送の朝のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」にも、 主人公・め以子(杏)の義理の妹、つまりご主人・西門悠太郎(東出昌大)の妹である西門家の六女、”西門希子”役で出演していました。
最近では、バファリンルナのCMや、チョーヤ梅酒のCMなど、テレビコマーシャルでも見かける機会がとても多くなった、若手女優さんです。チョーヤ梅酒の「酔わないウメッシュ」や、かんぽ生命保険の「それは人生、わたしの人生」では、歌手としての歌唱力も披露されて、歌のうまさにも注目が集まっています。

旅の舞台は、朝ドラ「とと姉ちゃん」のロケ地である、静岡県浜松市です。高畑充希さんは、ロケで何度も浜松を訪れていますが、常に東京と往復するばかりで、今日はゆっくりと浜松を旅し、美味しいもの食べたいそうです。

浜名湖の舞阪漁港で待ち合わせてた、鶴瓶さんと高畑さん。浜名湖と言えばウナギが有名ですが、この時期はアサリやカキの漁が盛んの様です。ロケは3月4日に撮影されました。
二人を見て黄色い歓声を上げる女性たちに、鶴瓶さんが声を掛けると、彼女たちはカキ工場で働いているとのこと。普段は標準語の高畑さんが、つい、地元(東大阪出身)の大阪弁で、『私も カキむきたい』と言い、二人はカキ工場を訪れることに。堀内さんの工場では、両親と娘に息子、娘婿ら家族のほかに、何人もの従業員が全員でカキの殻むきをしていますが、せっせと二人を案内してくれて、この工場を仕切っている女性は、20年もここで働いているという従業員の「”何でも”専務」さんでした(笑)。カキの殻むきを体験させてもらった高畑さん、次は小声で、『ちょっと食べたい』と(笑)。”何でも専務”さんが、『鶴瓶さんも食べますか?』と尋ねると、『当たり前やんか!』と鶴瓶さん。高畑さんに向かって、『うまいこと言うたな』(ニヤり)。

専務さんが電子レンジでチンして持って来てくれた殻付きの牡蠣は、高畑さんが一口では食べられないほど身が大きくて、プリップリ!。鶴瓶さんは『メチャメチャうまいがな』、高畑さんは『メッチャおいしい』と、二人は思わず大興奮 (^^)!。

スタジオからは、肉厚で濃厚な浜名湖の牡蠣の養殖について、堀内さん家族がビデオ紹介。おススメの食べ方は、電子レンジでチンするほかに、片栗粉を付けてふっくら焼いたカキに、うなぎの蒲焼のタレで味付けをしたご当地丼ぶり、「カキかば丼」もおススメだそうです。ちなみに、浜名湖は川の水と海の水が混じり合う汽水湖で、加工用のカキの出荷しか行われていないようです。
また、舞阪地区の隣にある篠原特産の「玉葱」を使った、新玉ねぎのスライスに、鰹節と醤油をかけたシンプルな「タマネギ丼」も紹介してくれました。

魚あらの活天丼二人は、カキ工場の兄弟に案内してもらい、おすすめの”天丼”を食べに、「魚あら」へ。鶴瓶さんが『俺が奢ってやるわ』と、兄弟も御相伴に与ることに。四代目と美人の奥さんに給仕してもらった”活天丼”は、2,000円。これから味が良くなる時期という”あさり”の味噌汁に、豪快な天ぷらが山盛りの天丼を、鶴瓶さんはぺろりと平らげました。

その後、一人旅になった高畑さんは、不安なスタートを切ります。その時、”月9”(「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、フジテレビ系列で2016年1月18日~3月21日に放送)に出演している高畑さんを知る女の子が声を掛けてくれました。町の人と触れ合いたいと話すと、その向かいにあった、彼女のばぁば・じぃじが経営している和洋菓子店「KIKUYA」(きくや)に案内してくれることに。高畑さんは、今の時期おすすめの「いちご大福」まで頂くことができて、案内してくれた女の子・胡菜ちゃんが、まさに”救世主”に見えたとか(笑)。

魚あらの活天丼その後、高畑さんは、胡菜ちゃんのお母さんが浜松駅近くで開いているケーキ屋さん「菓子巧房 ほほえみ」を訪れると、とても若くて可愛らしいお母さんの”ユカちゃん”が待っていてくれました。高畑さんは、お父さんの”ケンちゃん”に手伝ってもらい、ロールケーキ作りにチャレンジさせてもらいました。
なんとスタジオには、この4月から東京で大学生になる胡菜ちゃんが、収録の当日に上京してきたと、鶴瓶さんと充希ちゃんの顔が描かれたケーキを届けてくれました!。

うつわや一方、鶴瓶さんは、ホテル用品を扱う業者「マツシマ」の営業マンに声を掛けると、”うつわやさん”に納品した帰りとのこと。鶴瓶さんは『器を扱う店ね?』と納得しますが、納品した品物は、”ヘアブラシ”が600本とのこと。どうも話が噛み合いません。そこで、その店に案内してもらうと、店の名前が「うつわや」という、食器屋さんでした。ホテルへの仲卸もしているとの事で、ヘアブラシも一緒に納品するんだとか。店の営業を手伝っている娘さんが、お父さんが毎週「鶴瓶の家族に乾杯」を見ていると、何時もチャンネル争いをしているという話をお母さんから聞いた鶴瓶さんは、娘さんに向かって説教です(笑)。

あおさラーメンここで一息、スタジオから「家族に一杯」の時間です。
 訪れたのは、東名高速道路の「浜名湖サービスエリア」。穏やかな湖を眺めながら、地元の美味しいものが味わえる、人気のスポットです。ここで食べられる”本日の一杯”は、「あおさラーメン」。魚介ベースのスープに、浜名湖の”あおさ”がたっぷり入った、爽やかな潮の香りが食欲をそそる塩ラーメン。運転に疲れたドライバーに、疲れが癒されると、大人気だそうです。

ヤギの目鶴瓶さんが、浜名湖沿いを車で移動していると、スタッフが『牛を飼っている家がありました』と。気になって戻ってみると、『牛じゃない、犬やんか』と鶴瓶さん。しかし実は、白黒模様の”ヤギ”でした(笑)。周りに家が無いので迷惑にならないと、ペットでヤギを飼っているんだそうです。ヤギの目は、鶴瓶さんと同じ”マイナス”の形をしていました(笑)。この家では、ヤギの他に、名前が”フランキー”というアイガモを、なんと家の中で飼っていて、お母さんもフランキーと似た声?。とても賑やかなお宅でした!。

高畑さんは、胡菜ちゃんから『春休みで高校生が街に沢山いる』と聞き、浜松市の中心部にある「有楽街」まで、ユカちゃんに車で送ってもらいました。車中では、高校生の息子さんが一週間前から反抗期と聞き、高畑さんも反抗期の頃を思い出して、お母さんと話が盛り上がります。
しかし街中では、なかなか出会いが見つかりません。たまたま出会ったカップルに話しかけると、カラオケに行く所とのこと。高畑さんは、別の出会いを求めて歩き回っていると、さっきのカップルが、『やっぱりカラオケどころじゃない、一緒に写真を撮らせてもらいたい』と、戻ってきてくれました。高畑さんが、『これまで、舞阪の和菓子屋さんと、そこの娘さんのケーキ屋さんに行ってきた』という話をすると、なんとカップルの彼女の方が、胡菜ちゃんと中学の同級生だったと分かり、ビックリです!。そこで、彼女に何処かおススメの場所を尋ねると、温泉街でもあり観光地でもあると、「舘山寺」を紹介してもらいました。

高畑さんが次に訪れたのは、舘山寺地区のシンボル、「曹洞宗 秋葉山 舘山寺」。舘山寺は、縁結びの御利益があると有名なお寺だそうです。お守りを買おうか迷った高畑さん、住職に『効きます?』と尋ねると、『お守りは薬じゃないんで、初心を忘れないよう身に着けるもの。お守りを買って、白馬の王子様が来てくれたら苦労しないですから。』と諭されると、『じゃぁ、やっぱり(買うのを)やめておこう』と(笑)。

お寺を降りて、「舘山寺温泉街」を歩いていると、化粧品店「カドヤ舘山寺店」の奥から、『あっ、あっ、とと姉ちゃんだ』と声を掛けて頂いた女性から、近くに足湯があると教えてもらいました。高畑さんが、「ダイダラボッチの足湯」に到着すると、小さな子供を連れたご家族が居て、高畑さんは子供たちと戯れながら、歩いて疲れた足を温泉で癒やしました。

鶴瓶さんは、ウナギが食べたいと町を歩いていると、凸凹男子中学生3人組に声を掛けられました。卓球をしていたと話すので、一緒に卓球をやることに。すると、卓球台が置かれていたのはウナギ問屋の倉庫で、3人のうちの一人が息子だというので、鶴瓶さんはお父さんを呼びに行かせます!。しかし生憎、両親とも出掛けていて留守とのこと。すると、もう一人の子が、いきなり走って何処かに行ってしまいます。それを見た鶴瓶さん、『あいつ、突然何処へ行ったんや?いい加減なヤツやで』と悪口雑言(笑)。そんな彼が、しばらくして、汗だくで走って戻ってくると、その手には、パックに入った御前崎で獲れたマグロの刺身とホタルイカ、さらに爪楊枝と醤油のビンまで。彼の家は居酒屋をやっているそうで、それまで不機嫌そうだった鶴瓶さんは、『今、ものすごええヤツやって話していたところ。そらモテるわ!』と、彼に抱き着きました(笑)。
鶴瓶さんは、マグロに醤油を掛けながら、『うなぎ屋より居酒屋やで』と、彼の父親が営む居酒屋「マルジュー第二イガノ」を訪ね、刺身のお礼を伝えました。

再放送は、4月22日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)と、5月3日(火・祝)午前8時15分~午前9時30分に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 静岡県浜松市の名物など

 

 平成28年4月11日 広島県呉市大崎下島・豊島(柄本明さん) ~瀬戸内海の島 ぶっつけ本番旅~

今回の旅のゲストは、俳優でコメディアンの柄本明(えもと あきら)さんです。柄本さんは、3月21日放送の「20年目突入直前スペシャル」で石川県金沢市を旅した、柄本佑(えもと たすく)さんのお父さんです。旅のゲストが、息子さんからお父さんへと続くなんて、異例ですね!。

旅の舞台は、瀬戸内海の島、広島県呉市にある大崎下島・豊島です。柄本さんの旅の目的は、今年4月公開の映画「モヒカン故郷に帰る」(松田龍平さん主演)の撮影で、瀬戸内の島々で去年ロケをしたのですが、『その時訪れなかった別の島にも行ってみたい。そこで”面白い人”に出会いたい!』です。ロケは、2月15日に行われました。

大崎下島(おおさきしもじま)の大長地区でロケバスを降りた鶴瓶さん、さっそく港にあった小さな「ドンキ一号」店が気になります。『あの「ドン・キホーテ」の第1号店がここに?』。そんなわけあるはず無いのに、鶴瓶さんは近所の女性に聞いてみると、やはり『ぜんぜん関係ない!』とのこと。
そこに、歯のないお爺さんが通りがかります。聞くと、『何十万円もかけて入れたのに、めげて(壊れて)食べてもうた』と(驚)。先生に聞いたら、『大丈夫ですよ、便に出ますけんって』・・・(笑)。
そこに、柄本明さんが到着して、いよいよ鶴瓶さんとの二人旅が始まります。

ここで、スタジオからオープニング。新年度となり、スタジオのセットも新しくなりました!
まず小野アナウンサーが、広島県呉市にある大崎下島・豊島を紹介。みかんやレモンの産地として名高く、「国産レモン発祥の地」とも言われています。最盛期には、島が柑橘類で一色に染まることから、「黄金の島」とも呼ばれます。

再び、大長の港。鶴瓶さんと柄本さんの所に、先ほど尋ねた女性のご主人が挨拶しに来てくれました。この村尾さん、御手洗(みたらい)地区出身の名士だそうで、島のことを何でもよく知っています。すると、それまで『この島には来たことが無い』と話していた柄本さん、実は御手洗の古い町並みや、展示してある北前船などを見に、この島にも去年来ていたことが判明してします(笑)。
村尾さんご夫婦に、馴初めの話を聞いていると、しれーっと、ご主人はバレーボールで広島県代表、奥さんは陸上・幅跳びの広島県体表選手で、一緒に東京の全国大会に行って出会ったそうです。更に息子さんは、広島商業で県大会決勝まで行った時のピッチャーだったそうです。本人を呼んで、当時の話を聞くと、さらに阪神の金本監督と同級生で、当時は広陵高校の”金本君”と一緒に戦っていたと。さらに、大学では全国大会で優勝したと、えらく立派な思い出話が、次々に小出しに登場して、鶴瓶さんは驚かされっぱなしです(笑)。

ドン・キホーテのキャラクター次に、鶴瓶さんが気になっていた「ドンキ一号」店を訪ねると、転んで顔をケガしたと、顔に大きな湿布を貼った店のお婆さんが出てきてくれました。
90年前に父親の友人が、『あのドン・キホーテから名前を付けてくれた』という話に、鶴瓶さんは、『やっぱり、あのドン・キホーテと関係あるんだ!』と大喜びします。しかし隣の柄本さんは、苦笑い。そりゃーそうです。鶴瓶さんがイメージしている「激安の殿堂 ドン・キホーテ」が設立されたのは1980年、今から36年前で、関係があるわけありません!。鶴瓶さんは、お婆さんに『あっちが真似をしたの。本を読みなさい!』と叱られてしまいました(笑)。
しかし、このお婆さんの話があまりに面白くて、笑い転げる鶴瓶さんは、たまたま柄本さんと待ち合わせしたこの場所から、なかなか離れられません。

ようやく、村尾さんに案内してもらい、二人は「御手洗」地区へと移動します。御手洗は、古い建物と昔ながらの路地の景色が残り、平成21年には室生犀星の小説を元に、NHKドラマ「火の魚」がここで撮影されました。
まず、伊能忠敬が泊ったという「旧柴屋住宅」に案内してもらうと、『私、ここ入りました』と柄本さん。続いて村尾さんの実家で、昔は映画館兼芝居小屋だったという「乙女座」を紹介してもらうと、『知ってる、いい舞台がありますよ』と柄本さん(笑)。
乙女座に向かう道中には、大宰府に流される際に菅原道真公が手を洗われたと伝わる「天満宮」や、江戸時代にこの地で流行った”鍋焼きうどん”を復活させた「尾収屋」、150年前にアメリカから来た大きな柱時計が飾ってある創業150年の時計屋「新光時計店(松浦時計店)」などがありました。全国から時計の修理依頼が寄せられるというこの時計屋さんの4代目ご主人、実は凄い方で、昨年放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で特集された、名立たる時計職人さんでした。
乙女座の舞台では、鶴瓶さんと柄本さんが二人で即興の漫才を披露してくれましたが、その出来は・・・(汗)。

ここでスタジオでは、乙女座の舞台から、地元の女性二人が、御手洗の魅力をビデオ紹介。
天満宮の本殿の真下には、願いを唱えながら通ると叶うと言われている通路「可能門」があります。
江戸時代に港町と栄えた御手洗地区には、当時造られた石組みの防波堤「千波子波止」(ちさごはと)がそのまま残っていて、石に掘られた”鶴”と”亀”の順になでると、無病息災で長生きできると伝えられています。
また、恵美須神社にある「恋告げ鳥居」に抱き着いて、好きな人の名前を叫ぶと、恋が叶うと言われています。

乙女座で別れた鶴瓶さんと柄本さん。一人旅となった柄本さんは、村尾さんと二人で、先ほど前を通った鍋焼きうどんの店「尾収屋」を訪ね、”鍋焼きうどん”を頂くことに。昔ながらの、アルミ鍋を使った鍋焼きうどんには、魚のすり身にパン粉を付けて揚げた、広島名物「がんす」が入っていました。
柄本さんがご主人に、この辺りに面白い人がいないか尋ねると、先月から習い始めたお茶の先生を紹介してもらい、そのお宅を訪ねることに。

一方、鶴瓶さんは、3週間前に鶴瓶さんがMCをしているTBSテレビ「A-Studio」という番組で、田中哲司さんがこの島によく来るという話を聞き、たまたまそのロケで、この島在住の國實さんという人に会っていました。まさか3週間後に大崎下島を訪ねることになるとは思ってもみなかった鶴瓶さん、その國實さんのお宅を訪ねることに。

ようやく國實さんのお宅を訪ね当てると、奥さんが柄本さんの分までお昼御飯を準備して、待っていてくれました。地元の方が作ってくれるという「刺身こんにゃく」が絶品だったとか。
そこに、さっき途中で道を聞いたお婆さんが、鶴瓶さんを追いかけてきて、『まだごはんも食べとらんで忙しい』と言いながら、軽トラに積んだコンテナ一杯のみかんを、『いらんゆうても、みなやるっちゃ!』と、鶴瓶さんに届けてくれました(笑)。
そこに、近所にある久友郵便局の局長さんとお母さん(先代の奥さん)が、鶴瓶さんを訪ねて来てくれました。局長さんといっても、実は若い奥さんで、外に働きに出た息子さんに代わってお嫁さんが、郵便局を継いでくれたんだそうです。

ここで一息、スタジオから新コーナー「家族に一杯」の時間です。ナレーションは、常盤貴子さん。
大崎下島の隣にある豊島の小野浦地区。細い路地を入ったところにあるのが、御食事処「マリちゃん」。この店で食べられるのが、地元の名産・太刀魚でダシを取った「豊島ラーメン」。もともとは、お好み焼き(広島焼き)がメインでしたが、観光客のためにと出したラーメンが、今では地元の人たちの大人気メニューに。この店は、食事だけでなく、地元の人たちが会話を楽しみに集う場ともなっています。

柄本さんは、お茶の先生のお宅を訪ねたところ、準備が整うまでの間、さらに御手洗の町を散策することに。すると、島のお年寄りが大勢集まって楽しんでいる、グランドゴルフの広場に辿り着きました。そこで、『やってみてください』と声を掛けてもらった柄本さんは、人生初のグランドゴルフに挑戦!。思いっきりクラブを振ったら、みごと空振り(笑)。当ったと思ったら、大ホームランでした(汗)。一番の高齢者は92歳と、島のお年寄りは皆さん若いです。
時間が潰せたところで、再度お茶の先生のお宅にお邪魔して、お茶を立てて頂きました。映画の中では茶人を演じたこともある柄本さんですが、実は習ったことは一度も無く、ぎこちなくお抹茶を頂きました(笑)。その後、座敷でご主人と一緒に、ご夫婦の馴初めや、ご家族の事について話を聞くことができました。

鶴瓶さんは、郵便局長さんと一緒に久友郵便局を訪ねると、郵便局に”すごい面白いおじさん”が来ていました。このジャンパーの下はパジャマ姿というお爺さん、賢剛さんと仰る方で、いや~面白いのなんの!。91歳にもなって、『最近ここがダメになって』と、股間を叩きます(笑)。

柄本さんは、次こそ本当に行ったことがない、お隣の豊島(とよしま)へ。島と言っても、本州の呉市川尻町から、下蒲刈島(しもかまがりじま)、上蒲刈島(かみかまがりじま)、豊島、大崎下島、岡村島まで、5つの島が橋で繋がっています。漁港で、日向ぼっこをしていた男性4人に声を掛けますが、豊島弁がきつくて、何を話しているのかほとんど理解できません。その上、人は良いのですが、早口で言葉がきつく、そっけない態度なので、無口な柄本さんでは、まったく取り付く島がありません(汗)。そこへ、柄本さんがベンガルさんらと立ち上げ、座長を務めている「劇団東京乾電池」を知っている人が現れてくれて、ようやくホッとできた柄本さんでした。

最後にスタジオでは、賢剛さんご夫婦のビデオレターが紹介されました。賢剛さんは奥さんに向かって、『この前、鶴瓶さんが「われに会いたい」と言いよったんじゃけんど、ワシはのう、われが連れてかれるかと思って、会わせとうなかったんよ。』と(笑)。

再放送は、4月15日(金)午前1時25分~午前2時40分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 広島県呉市大崎下島・豊島の名物など

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