鶴瓶の家族に乾杯 | 北海道石狩市(松下奈緒さん)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成29年8月28日放送 夏の北海道SP 松下奈緒と石狩市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優で歌手の松下奈緒(まつした なお)さん。兵庫県川西市出身の32歳。3歳からクラシックピアノを始め、東京音楽大学のピアノ専攻を卒業、ピアニストとしても活動されています。松下さんと言えば、平成22年上半期のNHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』ではヒロインとして、漫画家の村井茂(モデルは水木しげるさん)の妻”布美枝”役を演じてブレイク、その年の紅白歌合戦の紅組司会者も務めました。ちなみに、先日6月19日放送の『家族に乾杯』で、福島県棚倉町を旅した向井理さんが、その”村井茂”役を演じていました。

『家族に乾杯』に松下さんが登場するのは、今回で3回目。平成26年に「静岡県西伊豆町」を、平成27年には海外スペシャルで「フィンランド・ヘルシンキ」を旅しています。そして、今回の旅の舞台は、北海道石狩市。食べることが大好きな松下さんは、美味しいものが沢山ある北海道で、夏の北海道を満喫しつつ、そこで暮らす人々と触れ合いたいと、旅先に石狩市を選んだそうです。松下さんの好物はお寿司で、特にカレイのえんがわの握りが大好物だとか。また、うにパスタも好物だそうで、カレイにウニと言えば、石狩市(石狩湾)の特産品の代表格のひとつ。どんな”北海道グルメ”が登場するんでしょう、楽しみです!(笑)。


ロケが行われたのは、平成29年7月5日(水)。石狩市樽川にある「石狩ふれあいの杜公園」で待ち合わせた、松下さんと鶴瓶さん。松下さんは、1回目(西伊豆町)も2回目(ヘルシンキ)も雨だったので、ようやく3回目は”晴れた”と、どんよりした”曇り空”を見上げて喜びます(笑)。

公園を出たところで、鶴瓶さんは大きなゴールデンレトリバーを連れた若い女性を見つけると、勝手に犬の名前を想像して、『エリー、エリー!』と呼び止めます。もちろん、『エリーじゃないです、”いろは”です』と。しかし、ちゃっかり女性との会話をゲットした鶴瓶さんでした(笑)。すると、向かいのお宅の庭先から、こちらの様子を窺っているご夫婦を発見。とてもキレイに手入れされた庭を見た鶴瓶さん、そのお宅に伺い、話を聞くことに。きれいに刈り込まれた植木は、全てご主人が手入れしているそうです。石狩市のことについて話を聞くと、日本海も近いと教えられた鶴瓶さん、『石狩湾は太平洋じゃないんですか?』と(驚)。右手を広げ、『これが北海道としたら、石狩は何処ですか?』と尋ねる鶴瓶さん、いま自分が何処に居るのかも分からず旅をしていたんですね!(笑)。奥さんは、裏庭で家庭菜園をしています。鶴瓶さんが、『あれはナスビでしょ?』と尋ねると、『えぇぇ、あれはトマトですよ(大丈夫ですか?)』と奥さん。『あれがジャガイモでしょ』、『いや、サツマイモです』とご主人。奥さんの、”この人は大丈夫かしら?”といった反応に、鶴瓶さんは『もの凄くバカにされた』と訴えますが、さすがに野菜の事を知らなすぎる鶴瓶さんの方がワルい(笑)。

表に出ると、公園に赤ちゃんを連れて遊びに来ていた若い奥さん達が、次から次に何十人も集まってきて、さながら保育園の玄関先といった様相に。集合写真を撮って、慌ててその場を立ち去る鶴瓶さんでした。すると、先ほどのお宅の隣の家で、庭の草むしりをしているご主人を見つけ、声を掛けます。『あまりに隣はキレイで、こっちは汚いから・・・』とご主人。確かに、隣であんなにキレイにされたら、『かなわんすわ』と(笑)。実はこのお宅、娘さんご夫婦の家で、お父さんは札幌市内から、娘の家の草むしりに来たそうです。家の中にいた娘さんは、自宅でピアノ教室を開いていると聞いた鶴瓶さん、松下さんの了解も取らずに、『(松下さんに)ピアノを弾かさせてください』と。娘さんは快く了解してくれたのですが、さすがに悪いと思ったのか鶴瓶さん、『将来の生徒さん達も連れてきますわ!』と、表の通りでこちらを見守る赤ちゃんを抱いたお母さん達を大勢、一緒に家の中に招き入れることに(笑)。突然の事の成行きに戸惑う松下さんですが、さすがピアノの前に座ると、NHK連続テレビ小説・ゲゲゲの女房の主題歌『ありがとう』(いきものがかかり)を即興で弾いて、素晴らしい演奏を披露してくれました。なんと、10人もの赤ちゃんが同じ部屋に入って、目の前で松下さんがピアノを弾いたのに、一人の子も泣かないなんて、音楽ってなんて素晴らしいんでしょう!。

ここでスタジオから、石狩市の美味しいグルメをビデオ紹介。紹介してくれるのは、ソーラン節にあわせて威勢よく踊る、石狩市の観光大使、「石狩流星海」の皆さんです。

まずは、石狩湾沿岸で江戸時代から盛んに漁が行われ、今でも日本一の漁獲量を誇る「ニシン」。なかでも地元で愛されているのは、糠(ぬか)と塩で漬け込んだ「糠ニシン」。江戸時代から続く保存食です。水分が抜け、ギュッと凝縮したニシンのうま味、もうご飯が止まりません!。
 次は、北海道の”秋の味覚”の王様、「サケ」。そして、石狩で鮭を使ったグルメと言えば、「石狩鍋」。明治の始め頃、サケ漁の合間に食べていた漁師飯が、そのルーツと言われています。たっぷりの鮭と野菜を味噌で煮込み、仕上げにイクラを贅沢にトッピング、『なまらうめー!』。

ここからは一人旅です。即興ピアノ演奏会という一大イベントをこなした松下さんは、お腹が空いたと、美味しいものを求めて厚田漁港へと移動。「厚田港朝市」を訪ねますが、朝市だけに、もう残っている商品も、開いている店も少ない様です。そのうちの一軒、加藤水産の小屋を訪ね話を聞くと、今の旬はナマコですが、ナマコは全て組合に出荷されてしまうので、朝市では買えないそうです。美味しいものが食べられる処を尋ねると、ウニ丼が食べられると「前浜」を教えてもらいました。すっかりウニ丼という響に魅せられてしまった松下さん、ウキウキと舞浜を探し訪ねますが、なんと店員さんいわく、『ウニは明日から』と(笑)。仕方なく、おすすめの「刺身丼」と「ナマコ酢」を頂くことに。

一方の鶴瓶さんは、1975年に北原ミレイさんが歌った「石狩挽歌」のような情景の場所に行きたいと、石狩川の河口付近を訪ねます。すると、「旅館・吉岡」とか「ザ・吉岡」と、吉岡だらけの旅館や民宿の建物が立ち並ぶ一角を発見。興味を持った鶴瓶さんが訪ねようとすると、後ろからNHKのスタッフが、『これ、僕たちが泊まっている宿です』と(笑)。スタッフが泊まっている宿を訪ねるのはイヤだと、その場を後にした鶴瓶さんは、通り沿いにあった「石狩番屋の生鮮市場」を訪ねることに。残念なことに、店長は配達に出ていて魚貝類は食べられそうにありませんが、「削りいちご」なら食べられると、女性店員さんに作ってもらいました。凍らせたイチゴの大きな塊を、アイスピックで細かく砕き、シロップをかけて頂きますが、とても美味しかったそうです。

鶴瓶さんが、若い女性店員に「石狩挽歌」を知っているかと尋ねると、『歌ってくれたら分かるかも』と。そこで鶴瓶さん、スマホの画面で歌詞を見ながら、『海猫(ごめ)が鳴くから ニシンがくるとー、赤い筒袖(つっぽ→しっぽ)の やん衆がさ~わぐー』と石狩挽歌を歌ってみますが、部分的にそれらしき節回しといったレベル・・・(汗)。でも、さすがに地元の女性、テレビで聞いたことがあると、分かって貰えたようです(笑)。次に通りがかった「石狩産業株式会社」の事務所でも、石狩挽歌を知らないと話す若い女性事務員をつかまえて、鶴瓶さんはアカペラで石狩挽歌の独唱を披露しますが、今度は『知らないです』と・・・。その様子をスタジオで見ていた松下さんと小野アナウンサー、果たしてこの酷い鶴瓶さんの歌で、本物の歌がちゃんと伝わっているのかと、甚だ疑問に感じる二人でした・・・(汗)。

松下さんは、『すっごく美味しい!』と、ナマコ酢と刺身丼をひたすらパクパクと食べ続けます。ようやく食べ終わり、厨房にいた女将さんに、『めっちゃ美味しかったです~』と声をかけます。すると、『言ってくれたら、ウニもむきましたのに』と言われ、『えぇ~、食べたい!』と松下さん(笑)。とても気風のよさそうな、松下さんいわく”かっこいい”女将さんに話を聞くと、厨房にいる大勢の店員さんは、娘、息子とその嫁、妹と妹の旦那、従妹などで、まさに家族ぐるみで経営しているお店でした。松下さんは、店の近くにあるウニの加工場を訪ね、今朝ご主人が獲ってきたばかりのムラサキウニとバフンウニを剥いてもらい、その場で一口味見。口の中で溶けたウニの身は、ミョウバンに浸かっていないので変な臭みもなく、松下さんは『なんだこれ~』とビックリ(涎)。店に戻り、剥いたばかりのウニの身を、ご飯が見えなくなるほどたっぷり盛ったスペシャルなウニ丼を出してもらった松下さん、さっき刺身丼を平らげたばかりなのに、2杯目の丼ぶりを、パクパクと口に運びました(笑)。

次に鶴瓶さんは、通りで出会った二人の女性に、何をしているのかと尋ねると、来月子供たちが合宿するのに、さっき鶴瓶さんが見つけた吉岡さんの宿舎を下見に訪ね、その帰りだそうです。すると女性達は、『吉岡さんが、”NHKの人達が泊まっているこの部屋を使い”と、鍵を開けて中を見せてくれて、中を覗くと、布団は敷きっぱなしで寝起きしたまま、機材も散らかっていて、部屋の中はぐっちゃぐっちゃだった』と・・・。それを聞いた鶴瓶さん、スタッフに『ちゃんと片付けや!』と言う一方で、『泊まっている客に相談もせず、勝手に鍵を開けて中を見たらあかんで』と、二人の女性を引き連れて、吉岡さんを注意しに行こうと宿舎へ殴り込み?(笑)。「ザ・吉岡」を訪れ、ご主人の吉岡さんに会って話を聞くと、74歳ですが、青春真っ只中だそうです。以前は札幌市内に住んでいたそうですが、57歳の時に、親の介護と石狩の活性化に尽力しようと戻ってきて、この施設を整備したとか。でも、死ぬ前にもう一つやりたいことがあるからと、この施設を鶴瓶さんに買い取ってもらいたいそうです。石狩市指定の展望台にもなっているという、3階建の宿の屋上に上がると、周りには高い建物が無いので、目の前の石狩川も石狩の町も一望できステキな景色でしたが、さすがに買わないと断る鶴瓶さんでした(笑)。

ここでちょっと一息、スタジオから、「家族に一杯」の時間です

やってきたのは、厚田港近くの一軒のお宅。今日の一杯は、この辺りの漁師さんの大好物、「ヒル貝大鍋」(ひるがいだいなべ)です。ヒル貝(ムール貝)の身を剥き、大鍋で炒めます。そこに、大量のキャベツやタマネギなどの野菜を入れ、あおって混ぜ合わせたら豪快に味付けをして、煮込んだら出来上がり。甘辛く煮込まれた、プリップリのヒル貝は、暑い夏でもご飯がすすみそう。夏に大勢が集まった時の定番、この時期限定のご馳走です。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、松下奈緒さんの「うちに帰ろう」でした。

鶴瓶さんが通りを歩いていると、配達から戻ってきた石狩番屋の店長さんが、鶴瓶さんを探して追いかけてきて、お土産にと生牡蠣を届けてくれました。すると鶴瓶さん、番屋に戻り、その牡蠣を焼いてもらって頂くことに。店に戻る途中、数人の若者グループと出会うと、奢ってやるからと一緒に番屋に行き、話を聞くことに。若者らは、「北海道医療大学」の同窓生仲間だそうですが、なぜかスケベェな鶴瓶さんには、『北海道イロ大学?』と聞こえたようです(笑)。店の表で、殻付きのままの牡蠣やホタテを炭火で焼いて、皆で頂きました。焼き網から、若者が取って殻を剥いた牡蠣は身は、大きくてプリップリだったのに、鶴瓶さんが取って殻を剥くと、身が『小っちゃ!』(笑)。でも、両方とも美味しかったそうです。

次に松下さんは、舞浜の女将さんに教えられ、メロン農家の谷さんを探しに山手の発足(はったり)地区にやってきましたが、住所も分からず、一軒の農家を訪ねます。すると、このお宅では米が主力で、ハウスでイチゴも作っているそうです。今の時期に出荷を迎えるイチゴとは、生食用ではなく、ケーキの上にデコレーション用として飾られる品種のイチゴで、食べると少し酸っぱいそうです。せっかくなので、ハウスを見学させてもらい、成っていたイチゴを試食させてもらった松下さん、一口食べて『甘いじゃないですか!』と言ったものの、二口目を食べると、『あっ、すっぱい!』と(笑)。ご主人に、メロン農家の谷さんを知っているか尋ねると、場所を説明するより早いと、案内してくれることに。

ようやく、谷さんのメロン畑を訪ね当てた松下さん、ちょうど今日から収穫が始まったというハウスの中には、立派に育ったメロンがゴロゴロしていました。大きく甘いメロンを作るため、1本の苗から2本だけ弦を延ばし、1本の弦に2個ずつ、合計4個の実しか成らせないそうです。今朝採ったメロンの糖度は16度もあったそうですが、松下さんが食べたいと懇願するも、収穫したばかりのメロンは実が固くて美味しくないそうで、お土産に貰って帰ることに。スタジオの鶴瓶さん、『うまいこと もってくな~』と感心しきり(笑)。収穫から、1週間から10日ほど経つと、食べ頃になるそうです。

鶴瓶さんが、もう撮影は終了と車に戻ろうとしたとき、通りがかった車から、ひとりの女性に声を掛けられました。話を聞くと、一人で海を見に、札幌からドライブに来たそうです。興味を抱いた鶴瓶さん、もう一度二人でその海を見に行こうと、彼女の車に乗り込みます。すると、「石狩浜」の海沿いの狭い道を、奥へ奥へとだいぶ進み、誰もいない寂しい海辺へとやってきました。18歳の時に倶知安町(くっちゃんちょう)から札幌に出てきて、短大を出て介護士の仕事をしている40代の独身女性が一人、夜勤明けなのか昼まで仕事をして、それから海を見にドライブに出かけて来て、誰もいないこの砂浜で、流木に座って1時間ほど海を見ていたそうです・・・。今度は二人で流木に座り、海を眺められると喜ぶ女性ですが、こんな寂しい砂浜に二人だけで居たら、『週刊誌に書かれるかもわからんな』と鶴瓶さん(笑)。そこに、珍しく一人の男性が近づいてきました。鶴瓶さんに、自分で手作りしたキャンピングカーを見てもらいたいそうです。話を聞くと、先週仕事を退職し、一年間このキャンピングカーで全国を回り、その後、来年6月にロシアで開催されるワールドカップを見に行く予定だとか。2トントラックの荷台に、木造の小屋を建て、その中にベッドや家電製品も積み込まれたキャンピングカーは、さながらラーメン屋台の様相。何故かこんな人たちが集まってくる、不思議な砂浜でした(笑)。

番組の最後、スタジオでは、後日美味しく頂いたと、松下さんが撮ってくれたメロンの写真が紹介されました。とってもジューシーで美味しくて、丸ごと一個、ひとりで食べてしまったそうです(笑)。

再放送は、9月1日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

石狩市の美味しいグルメ紹介ビデオ

鶴瓶さん

松下さん

家族に一杯

 


番組内で紹介された 石狩市の名物など

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感想(2件)

鍋セット 北海道 石狩鍋#1728

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