鶴瓶の家族に乾杯 | 北海道函館市(デヴィ夫人)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。

今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 令和元年6月10日(月)放送 デヴィ夫人と行く北海道函館市ぶっつけ本番旅!

旅のゲストは、タレントのデヴィ・スカルノさん、通称 デヴィ夫人)。東京市、現在の東京都港区西麻布の出身で、インドネシア国籍の79歳。19歳の時にインドネシアに渡り、後にスカルノ元大統領の第3夫人となったことから、”デヴィ夫人”と呼ばれています。かつてフランスの社交界で”東洋の真珠”とも謳われた美貌の持ち主。スカルノ大統領と結婚した3年後の1965年(昭和40年)にインドネシアで軍事クーデターが起き、大統領は失脚、軟禁状態に置かれますが、1967年にデヴィ夫人は都内病院で一人娘を出産、スカルノ大統領は1970年に死去します。その後、デヴィ夫人はフランスに亡命、アメリカ移住を経て、1992年から日本に拠点を移してタレントとして活躍するようになりました。2018年9月に放送されたNHKファミリーヒストリーでは、「デヴィ夫人~運命の関ヶ原 クーデターでの決断~」が放送されました。デヴィ夫人が”家族に乾杯”にゲスト出演するのは、今回が初めて。

旅の舞台は、北海道の南端部にあり、津軽海峡を隔ててマグロの水揚げで有名な青森県大間町と向かい合う、函館市(はこだてし)。1859年に、横浜や長崎と共に日本初の国際貿易港として開港、港町として発展してきました。金森赤レンガ倉庫や五稜郭、世界三大夜景のひとつとされ”100万ドルの夜景”とも称される函館山からの眺め等々、年間500万人を超える観光客が訪れる、我が国を代表する一大観光地です。また、地域ブランド調査2018市区町村魅力度ランキングでも全国1位に選ばれるほど、人気の場所。また、函館には美味しい食べ物も沢山あり、特にイカやウニなどが特産品として人気ですが、札幌のみそ・旭川のしょうゆと並んで塩風味で有名なのが「函館ラーメン」。もちろん、甘いお菓子のお土産にも事欠きません。セレブとして名高いデヴィ夫人は、シャンパンが大好きで毎晩飲んでいるそうですが、食に関しては意外や意外、ラーメンや納豆、あんこ等が好物なんだそうです(驚)。そんな繋がりを予想してみました(汗)。実はデヴィ夫人、2016年の夏に函館旅行に行かれており、その時に楽しみに訪れたのは、レストラン「箕輪」。果たして今回は、セレブな旅になるのか、ラーメンの旅になるのか?。鶴瓶さんが一緒なので、後者ではと予想するのですが・・・(笑)。

鶴瓶さんとデヴィ夫人は、函館朝市でも目撃されていますよ。デビ夫人は、ラーメンではなく、海鮮丼を食べていたとか!?(汗)。また鶴瓶さんは、高龍寺を訪れたようで、自身のインスタグラムに、お釈迦様の涅槃像の前で御開帳が見れたと喜ぶ写真を投稿していますよ!。


ロケが行われたのは、平成31年4月8日(月)。「函館公園」の明治山(展望台)の頂上にある東屋で待ち合わせた、鶴瓶さんとデヴィ夫人。デヴィ夫人は、この番組を一度も見たことが無かったそうですが、相手が鶴瓶さんで、NHKの番組ということから、出演することを決めたそうです(汗)。3年前に函館を訪れた際に、歴史ある素晴らしい建物が沢山残っているこの街並みが大好きになり、ぜひ全国の皆さんにも函館を知ってもらいたいと、今回の旅先に選んだそうです。

二人は、まず「函館朝市」に行くことにし、明治山を下りると、公園内にあった小さな遊園地「函館公園こどものくに」が気になります。しかし、スタッフの小野さんによると本日の開業は11時からで、まだ開業前。諦めて公園を出ようとした時、別のスタッフの湯澤さんが追いかけて来てくれて、『よろしければ、上の者が”ぜひ乗ってみませんか?”ということで』と、二人のために遊具を動かしてくれるそうです!。湯澤さんの言う”上の者”とは、デヴィ夫人のめっちゃファンと、日テレ『イッテQ!』でのデヴィ夫人を真似てピョンと飛び跳ねた、とても若い北海興業社員の加藤大地さん。ここは、彼のお父さんが経営している遊園地だそうです。二人が乗ることにしたのは、飛行機。そして、だいちさんのお勧めは、黄色の機体(笑)。天気が良ければ、上から海の向こうに青森県の山並みが見えるそうです。大地さんをはじめ、働いているスタッフの子たちが、みなハキハキと元気に、明るく楽しく接客してくれたので、飛行機に乗って目が回ってしまった鶴瓶さんも、とても楽しめたようです(笑)。

いよいよ、「函館朝市」を訪れた二人。朝市の中にあった「丸和すがわら」で、系列の食堂で手作りしているというイクラを試食させてもらったデヴィ夫人。イクラの味が美味しかったことから、その食堂「一花亭たびじ」に案内してもらうことに。デヴィ夫人は、いくら丼(1,620円)と、生うに刺(1皿 2,200円)を注文。一方の鶴瓶さんは、20年前に函館朝市に来てイクラ丼を3杯も食べたら、帰りの飛行機の中で鼻からイクラが出てきて大笑いされたことを反省し、今回は”うに・かに・いくら”が載った三色丼(1,980円)を頂くことに(笑)。『甘くて美味しい~』と、セレブなデヴィ夫人も大満足のご様子!。

ここでスタジオから、函館の魅力をビデオ紹介。”東洋の真珠”と呼ばれるデヴィ夫人ですが、函館市にも真珠の様に輝くスターが沢山いるそうです!。
 街の皆さんに”函館のスター”を尋ねると、『GLAYが好きです』と高齢のご婦人(驚)。「GLAY」は、今から31年前に函館市で、当時高校生だったTAKUROとTERUらにより結成されたロックバンドで、地元での函館ライブには5万人を動員する大スター!。地元のお父さんは、『HOWEVER』を熱唱してくれました(笑)。
 一方、若い女の子は『YUKI』と。独特の歌声と存在感、”あさイチ”のテーマソング『チャイム』でお馴染みの「YUKI」さんも、函館市の出身。
 そして忘れちゃいけないのが、子供からお年寄りまで大好きな、我らが”サブちゃん”こと、「北島三郎」さん。『は~るばる きたーぜ はこだてヘ~』(函館の女)。函館は、数多くのスターを輩出した街です。
 他にも、函館でスター(星)と言えば、「五稜郭」。1864年に日本で初めて作られた西洋式の城で、今では公園として市民の憩い場となっています。その姿はまさに、『地上の星ヲー』(地上の星/中島みゆき)。
 そして、ロープウェーに乗って目指したのは、標高334mの「函館山」(スターライトパレード/SEKAI NO OWARI)。ここから見える街の輝きは、函館が世界に誇る煌めく夜景、デヴィ夫人の美しさにも引けをとりません!(笑)。

ここから、二人は別れ一人旅に。

デヴィ夫人と別れ、海沿いの道を車で移動していた鶴瓶さん、赤レンガ倉庫が建ち並ぶ「金森赤レンガ倉庫」を見つけ、立ち寄ってみることに。一方のデヴィ夫人も、『まずは 赤レンガ倉庫がいい』と・・・(汗)。ただし、それぞれが気ままに動き回ったので、出会うこともなくニアミスで済みました(笑)。

鶴瓶さんが赤レンガ倉庫で出会ったのは、「ベイサイドレストラン みなとの森」で働いている矢代さん。2年前に結婚した奥さんも、目と鼻の先にあるホテル「ラビスタ函館ベイ」で、フロント係として働いているそうです。夫婦して接客業なので、お互いのモチベーションを保つために明るくしていようと、どんなに疲れて家に帰っても、疲れた顔が出来ないのが悩みの種とか(笑)。

一方のデヴィ夫人は、3年前に旅行に来た際に見つけたステキな街並みを探して、赤レンガ倉庫から、「函館市旧イギリス領事館」などがある「基坂」(もといざか)方面へ向かうことに。まずは、目の前に続く長い坂道「八幡坂」(はちまんざか)を歩いて登ります(汗)。途中、ちょうど入学式の案内で「函館西高校」の前にいた先生に、『ヴィクトリアンスタイルの、色とりどりのかわいらしい お菓子で出来た様なお家が両横にダーっと並んでいる通りは、何処かしら?』と尋ねてみますが、分からない様です。取りあえずこの先にある、「函館ハリストス正教会」まで行ってみることに。

鶴瓶さんが道で出会ったのは、『ニューヨークから来ました』と日本語で話し掛けてくれた小林さん一家。日本生まれのご主人は、渡米して43年、今ではアメリカ国籍となり、NYで「Nagashima」(ながしま)という寿司屋(日本食レストラン)を営んでいるそうです。韓国出身の奥さんは、24歳の時に渡米し、アメリカでご主人と知り合って結婚したそうです。そして、娘さん二人と、長女のボーイフレンド。ぜひ詳しい話を聞きたいと鶴瓶さん、近くにあった「ジンギスカン羊羊亭」(めいめい亭)に皆さんを誘い、お茶しながら、NYでの暮らしぶりや馴初め話などを聞きました。

デヴィ夫人は、ロシアのビザンチン様式の佇まいがステキな「函館ハリストス正教会」を訪れますが、聖堂の前には”写真撮影はご遠慮ください”との看板が・・・(汗)。すると、そこで出会ったのは、”春さがし”の散歩に出てきた、教会の隣にある「遺愛幼稚園」の園児と先生たち。遺愛幼稚園は、道南で初めてできた幼稚園で、創立124年になるそうです。すると、その賑やかな外の様子を聞きつけて表に出て来てくれたのは、ハリストス正教会のニコライ神父。20年前に日本に来たという神父さんの許可を得て、100年前に再建されたという聖堂に入らせてもらったデヴィ夫人。イコン(聖像)のキリストが”救世主”と縦書きの日本語で書かれていることなど、神父さんに説明して頂きました。

せっかくだからと、献金をして教会を出たデヴィ夫人。ところが、さっきまでとても良い天気だったのに、急に雨が降り出してしまいます(汗)。そこで雨宿りをしようと、さっき出会った、隣にある「遺愛幼稚園」を訪ねることに(笑)。先に幼稚園に戻っていた園児たちは、ホールで”椅子取りゲーム”の真っ最中!。可愛らしい女の子から、『いっしょに やりませんか?』と誘ってもらったデヴィ夫人、喜んで参加させてもらうことに。しかし、隣の男の子と同じ椅子に座ってしまったデヴィ夫人、じゃんけんでは大人げなく勝ってしまいました(笑)。お別れの際には、園児たちから恒例の『グッデー グッバイ』の歌をプレゼントされ、とても心温まる雨宿りの時間を過ごすことが出来ました(笑)。

鶴瓶さんは、赤レンガ倉庫で出会った矢代さんの奥さんに会いたいと、ホテル「ラビスタ函館ベイ」を訪ねますが、生憎と改装中で休館日とのこと。しかし、電話対応などで出勤していた若い女性スタッフたちに歓待された鶴瓶さん、許可もなくホテルのロビーに入り込むと(汗)、矢代さんの奥さんのモモちゃんに、家での『おかえり~』の挨拶を披露してもらいました(笑)。

その後、鶴瓶さんがホテルの前の通りを歩いていると、中学校の入学式を終えたばかりという新中学1年生の男子グループと出会います。そのうちの一人、「高龍寺」の住職の息子という永井君の、人懐っこさに魅力を感じた鶴瓶さん、隣にあった「魚長食品」の店先をお借りして、子供たちにインタビューすることに(笑)。ハイテンションで喋り続ける永井君に、彼が喋りすぎて小学校の頃は何回も注意されたと暴露してくれた松盛君、歌が下手で永井君と一緒に合唱では口パクをしていろと言われた工藤君らは、TVカメラに動ずることなく、鶴瓶さんのインタビューに答えてくれましたが、他の子たちは柱の陰に隠れて、時々こちらを覗く” ひょっこりはん”状態(笑)。しかし、彼らの様に恥かしがる中学一年生の方が、至極当然のように思います(汗)。今度は逆に、子供たちから質問を受けることになった鶴瓶さん。子供の頃の夢は外交官で、英語はペラペラと、言いたい放題(笑)。『いま会いたい人は誰ですか?』と聞かれ、『永井のオヤジ』と答えた鶴瓶さんは、皆で一緒にお寺に行くことに!。

ここでちょっと一息、北海道函館市の「家族に一杯」の時間です。
 夜景に見とれていたら、もう8時、お腹の減る時間です。そこにやってきたのは、「バスラーメン」。古いレトロなバスに乗り込んでみると、なんと中はラーメン屋さんになっています!(驚)。本日の一杯は、函館名物「塩ラーメン」(700円)。透明なスープに、チャーシューとメンマ、ネギが載ったシンプルな一杯。『バスの車内で食べるラーメンは 一味違う』と、若い男性のお客さん。おとうさんとおかあさんの人柄もあってか、狭いバスの車内では、家族的な雰囲気が出るようです(笑)。『移動販売の魅力は、いろんな場所に行って、いろんな人とコミュニケーションができること』と、ご主人。老人ホームを回ると、すごく感銘してもらい、『また来てください』と言われるのが、何よりも嬉しいそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、『チャルメラそば屋』(美空ひばり)でした。

デヴィ夫人は、函館市元町の趣きある街並みを歩いていると、可愛らしい帽子屋さんらしき店を見つけ、訪ねてみることに。そこは「アトリエ Fiore」で、オーナーの藤島さんが自宅の一角でアクセサリーショップを開く傍ら、1階の空きスペースで展示販売会を開いており、この日は帽子作家の仲上さんの作品展でした。隣は、ご主人が営んでいるテイクアウト専門のコーヒーショップ「Quarter coffee」。デヴィ夫人は、エチオピアの豆を使ったコーヒーを頂きながら、店の前でご夫婦に話を聞くと、花好きのご主人が函館山に咲き誇る花々に魅了され、5年前に大阪から移住してきたそうです。その後デヴィ夫人は、自宅スペースを見せて貰いながら、お二人に馴初め話などを聞きました。

子供たちと一緒に、永井君の家族が住んでいる「地蔵寺」を訪ねた鶴瓶さん。お父さんは、高龍寺と地蔵寺の2つの寺の住職を兼務していて、庫裏は地蔵寺に構えていますが、本任地は高龍寺だそうです。住職に会って、どうしたらこういう”おもろい子”が育つのかと、その秘訣を聞き出そうとした鶴瓶さんですが、住職もとても楽しい方で、まさに『この親にしてこの子あり』でした!(笑)。

藤島さんのアトリエのすぐ隣で、デヴィ夫人の目に留まったのは、可愛らしいステキなゴジラの看板。「ギャラリー村岡」を訪ねると、出迎えてくれたのは、ご自身も作家である店主の村岡武司さん。表の看板は、孫のエマちゃんが書いた絵をもとに、村岡さんが板をカットし、エマちゃんが色づけした、招き猫ならぬ”招きゴジラ”だそうです(笑)。ギャラリーに飾られていた作品9点、合計9万2,200円分を購入することにしたデヴィ夫人。中でも一番気に入ったのは、『水彩でよくこの屋根の色が出せましたね~』と感心した、ハリストス正教会を描いた水彩画。作家は誰かと尋ねると、恥ずかしそうに村岡さん、実は私ですと告白しつつ、『筆と絵具は最高の物を使いましたから』と、あくまで控えめ(笑)。自身も画家になりたい夢を持っていたとデヴィ夫人、村岡さんがとても羨ましそうでした!。

鶴瓶さんは、住職に案内してもらい、永井さんの本任地で、函館で一番古い寺院という「高龍寺」を訪れます。たまたまこの日は4月8日、お釈迦さまの誕生をお祝いする”花まつり”の日で、一年に15日間だけ公開しているという「釈迦涅槃図」を拝見することが出来ました。本堂の隣にある、歴代住職を祀った開山堂(臥龍廟)には、五百羅漢なども祀られており、それらも大変見事なもの!。外国人の観光客にも、インスタ映えする撮影スポットとして、大人気だそうです(笑)。

ギャラリーを後にしたデヴィ夫人が道で出会ったのは、田中さん親子。3人姉妹の長女とお父さんは、まさに今日、デヴィ夫人が八幡坂の上で通り過ぎた函館西高の入学式の帰りだそうです(笑)。三重県から移住してきたばかりという田中さん一家。奥さんは先に自宅へ戻ったと聞いたデヴィ夫人は、『お宅に寄らせてもらっていいですか? この番組 すごくずうずうしい番組で、知らないお家におじゃまするのよ』と(笑)。『引っ越してきたばかりで 散らかっていますが』と招き入れてくれた田中さんのマンションの部屋は、まだダンボール箱が山積みで、座る場所もなさそうです(汗)。デヴィ夫人は、立ったまま子供たちに転校のことについて尋ねると、友達との別れは悲しかったけど、こちらでも新しい友達が『7人できた』と話す次女、すると三女は『8人できた!』と(笑)。長女が、『新しい友達をいっぱい作って、いい学校生活を送りたいです』と語ってくれたので、デヴィ夫人は『頑張って』とエールを送りました!。

再放送は、6月14日(金)午前0時55分~午前2時07分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


二人旅

函館のスターを紹介

鶴瓶さん

デヴィ夫人

家族に一杯

 


番組内で紹介された 函館市の名物など

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