壁板を張ります。Cチャンの鉄骨に、化粧プリント合板をドリルネジで止め!
石膏ボードの上側には、リップ溝形鋼(Cチャンネル、略して「Cチャン」)の梁(はり)を利用して、プリント合板(化粧合板)を貼り付けます。
最初、「鉄骨組にプリント合板で壁を作るには、どうしたらよいか?」と悩みました。やはり、木材で下枠を作って、その上にプリント合板を貼るのが一般的でしょうが、現場でその作業を想像すると、やはり下枠を作る材料費と手間が、半端なくかかりそうです。そもそも、下枠の間柱や胴縁(どうえん)になる木材を、どうやって鉄骨に留めたらよいのかが分かりません。専用の金具があるのか?、それとも針金で巻きつけるのか?。
考えながら、片付け作業をしていると、Cチャンネルの梁に、電源操作盤の板が、ネジ止めされていることに気が付きました。どう見ても、ネジは正確な場所に打たれていません。という事は、ドリルでネジ穴を開けてからネジ止めしたのではなく、ネジを直接Cチャンに打ち込んでいるようです。直接、鉄骨(Cチャン)に打ち込めるネジがあるのか?、
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早速ネットで調べてみると、ありました!。「ドリルビス」とか「ドリルねじ」(商品によっては”ピアスビス”とも)と呼ばれる、先端がドリル状になったネジを使えば、直接Cチャンにネジを打ち込むことができるようです。これなら、下枠作りの手間も材料も掛からず、Cチャンに直接プリント合板をネジ止めでき、壁を簡単に張ることができそうです。
私がプリント合板をCチャンに張るのに使ったドリルビスは、商品名が「パワーポイント」、サラ頭のユニクロで、呼び径4.0mm×長さ16mmです。このサイズが、薄いプリント合板をネジ止めするのに、ちょうど使い勝手がよかったです。なお、ドリルネジを形鋼(アングル等)に打ち込むには、ドリルドライバーよりインパクトドライバーを使った方が効率的ですが、ネジ止めするプリント合板は薄くもろいものなので、締め付け過ぎて合板を潰してしまわないように注意して下さい。
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また、Cチャンにはプリント合板をネジ止めする前に、不燃化粧材用のカベボード専用接着剤(アイカ SE-1等)を塗っておきました。
リフォームする物置の一面は、土蔵の土壁に接して建てられています。土壁には、さすがにプリント合板をそのまま張ることはムリです。
仕方ないので、土壁には一番安い赤松の胴縁(どうえん)材(15×45ミリ)を買ってきて、9cmの長い釘で土蔵の柱に胴縁を釘止めし、その上からプリント合板を張りました。やはり素人が、木材で壁の下枠を作るのは、結構大変な作業です。どれ位の間隔で胴縁を設置するか、壁板のつなぎ目をどう処理するか、試行錯誤の繰り返しでした・・・。
1.DIY リフォームに挑戦
2.鉄骨の柱と土蔵の扉を塗装
3.ブロック塀に石膏ボードを貼る
4.Cチャンネルにプリント合板を張る (このページ)
5.床板の張り換え(上張り工法)