スキー・スノーボード用のゴーグルを買い替えようと、大人気のゴーグルを比較してみることに!
スキーやスノーボード用のゴーグルを選ぶ際の重要なポイントは、①レンズの明るさ と ②フィット感 です。これは、たとえ数千円のゴーグルを買う場合でも、数万円のゴーグルを買う場合でも、変りありません(笑)。しかし、レンズの見やすさや曇り難さ、傷つき難さなど、レンズに品質を求めると、ゴーグルの値段は桁違いに高くなります。最近流行のマグネット式でレンズ交換を容易にした、SMITHの「4D MAG」は定価だと66,000円もします…。一方、北京五輪スノーボード男子ハーフパイプで、日本人スノーボード選手として史上初の金メダルを獲得した平野歩夢選手が着用していたのは、オークリー(Oakley)の「UNITY COLLECTION LINE MINER」(26,950円)。もちろん同モデルは速攻で完売してしまいましたが、引き続き毎年リニューアルされ新商品が投入され続けている「LINE MINER」シリーズなら 15,000円前後から買えますよ!。
ゴーグルのレンズの明るさは、基本的には、可視光線透過率(VLT=Visible light transmission)という、光を通す割合を表す数値で示されます。可視光線透過率が0%なら光を全く通さない真暗なレンズ、100%なら裸眼と同じ状態です。一般的に、晴れた日には 10%~20%、薄曇りなら 20%~30%、曇った日や夕方には 40%~50%、雪降りやナイターなら 60%~80%くらいの可視光線透過率がおすすめのレンズと言いたいところですが、眩しさの感じ方は人それぞれなので、一概には決められません(汗)。総じて、瞳の青い白人より、黒い目をした日本人の方が、太陽の眩しさを感じ難いそうです。また、最近流行のハイコントラストレンズなら、可視光線透過率が低く(暗く)ても、同じVLTの通常レンズよりは、見やすく感じるはずです。なお、同じ晴れた日のスキー場でも、日中と朝夕、真冬と春スキーでは太陽の高さが違いますので、雪面で反射される紫外線の量は全く違ってきます。もちろん、晴れた日でも雲は流れますし、ゲレンデには木陰による日陰もあります。その都度、ゴーグルを変えたり、レンズを交換するのは不便なので、ある程度の光の変化をカバーできる、自分なりの許容範囲を見極める必要があります。
私は個人的に、晴れから薄曇りまでなら、可視光線透過率が 20%~30%くらいのレンズが、天気への対応度が広く、使い勝手が良い感じです。ただし、快晴の春スキーでは眩しいと感じますが、我慢して使っています(汗)。朝から暗く曇ったり、雪が降り続くような日には、50%以上のもっと明るいレンズのゴーグルに変えます。紫外線の量によってレンズの色が変化する「調光レンズ」という便利なレンズもありますが、安価な調光レンズは経年劣化で調光しなくなったりするそうなので、注意が必要です。そもそも、調光レンズの色が変化するには数十秒から数分の時間を要するので、晴れたり曇ったりする日や、日向から日陰に移動した際には、逆に不便なのでは?と思ったりもします…(汗)。
なお、明るさを感じるのは、単に可視光線透過率の違いだけではありません。同じ透過率のレンズでも、レンズの色によって、グレー系やブルー系のレンズより、ピンク系やイエロー系のレンズの方が明るく感じますし、ミラーが入るとまた見え方が違います。どんなレンズが自分にとって見やすいのか、人のゴーグルを借りるなどして、いろいろ試してみるしかありません。ちなみに、紫外線をカットするUVカット加工は、言わずもがな今どき必須条件とお考え下さい!。
一般的に、欧米人と比べると、日本人の顔は、のっぺりとしていて鼻が低いのが特徴です(汗)。もちろん、これも個人差がありますし、シニア世代と今どきの若い人達とではだいぶ違います(笑)。そこで、多くの有名なメーカーでは、高価格帯や売れ筋のゴーグルに、日本人の顔や頭の形にも合いやすい、アジアンフィットもしくはジャパンフィットと呼ばれる、特別タイプの製品を投入しています。また、高価格帯の製品では、スポンジフォームパッドを厚くしたり、硬さの違う数種類のスポンジを重ねてみたり、フレームを柔らかく変形し易くすることで、万人の顔にフィットする様に工夫されています。
しかし、いくらそうした商品を選んでも、私みたいに顔がでかくて鼻が低いと、鼻とパッドの間に隙間が出来たり、顔のカーブとフレームが合わずに『当たるなぁ』と感じてしまう場合があります(汗)。そこで、カッコイイ海外ブランドのゴーグルを横目に見つつ、つい日本メーカーである山本光学の、SWANS(スワンズ)やDICE(ダイス、山本光学のスノースポーツ新ブランド)といったブランドを選びがち…。フィット感ばかりは、どれがおすすめとは言えないので、各自それぞれ店頭で試着して試してもらうしかありません!。
レンズの明るさとフィット感以外にも、ゴーグルを選ぶ際に注意したいポイントが幾つかありますので、一応押さえておきましょう。
オンピステでの基礎スキーなら、そこそこ上手くなれば、滅多に転倒することはありません。しかし、オフピステでパウダーやツアーを楽しむスキーヤーや、パークでアクロバティックなテクニックを磨くボーダーやフリー・スキーヤーは、転倒して上等!?(笑)。ゴーグルの中に雪が入ってしまうこともしばしばなので、特に高度に撥水加工された、曇り難いゴーグルが必要です!。
スノーゴーグルであれば、どんな安価な商品でも、一応は「曇り止め加工」が施されていると思いますが、その性能はピンキリです。また、基本的に、数千円の安価なゴーグルはシングルレンズですが、1万円くらいのゴーグルになると、「ダブルレンズ」が採用されています。ダブルレンズとは、要は結露し難い二重窓のサッシだと思ってください(笑)。しかし、ダブルレンズだから全てが良いという分けでなく、その品質はピンキリです。さらに最近では、UVEX(ウベックス)の様に、敢えてシングルレンズに高度な曇り止め加工を施すことで、歪みが少なくて見やすいレンズをウリにしているメーカーもあります!。曇り難さに関しては、可視光線透過率みたいに単純比較できる指標は無いので、ブランド力や巷の評判を判断基準にするしかありません(汗)。ただ、有名なメーカーであれば、競い合って曇り難いレンズを開発していますので、ある程度は商品価格から判断して良いと思います。曇り止め加工やダブルレンズの他にも、最近では、機構的にレンズを前に出したり、電池でファンを回してゴーグル内の空気を強制的に入れ替えたり、太陽光で発熱して水滴を飛ばすなんて荒業のゴーグルも登場していますよ!。
ゴーグルでは、可視光線透過率以外にも、見やすさを変える要素が幾つかあります。例えば、白一色となるスキー場のゲレンデでは、地面の起伏や凹凸が見え難いのは仕方ありませんが、光の乱反射を防ぐ「偏光レンズ」や、同じ白色でも濃淡の違いを高めてくれる「ハイコントラスト」のレンズを使うと、見やすさが一層増します!。
また、レンズの面積が広くなればなるほど、視野角は広がり、見える範囲が広くなります。そのため、視界を邪魔するフレームを無くした、「フレームレス」のゴーグルもありますし、足元が見やすいように下側のフレームだけを無くした、オークリー “Flight Path”の様な「セミリムレスフレーム」のゴーグルもあります。
さらに、「平面レンズ」か「球面レンズ」かによっても、見え方は異なります。平面レンズの方が、一般的には歪みが少なく、裸眼に近い見え方とされますが、球面レンズの方が、丈夫で曇り難く、視野角も広がるというメリットがあります。
スキーに行く機会が少なければ、基本的に一つのゴーグルでどんな天気の日でも我慢して使わないと勿体ないですが、頻繁にスキーに出かけるとなると、その日の天気に応じて複数のゴーグルもしくはレンズを使い分けた方が、遥に快適です!。以前は、レンズ交換が可能なゴーグルは高価な上に、交換するにも時間が掛かったので、私は晴天~曇り用と、悪天候用のゴーグル2本持ちでした。しかし、最近のマグネット式の交換レンズだと、レンズ交換の手間はあっという間、一瞬で終わります(笑)。しかし、フレームを買い替えたら、買い集めた高価なレンズは全部無駄になりますし、一長一短ですね…(汗)。
ここでは、世界中で大人気の、メジャーなゴーグル&アイウェアのブランドを紹介したいと思います。各ブランドの人気ランキング調査がないかと調べたのですが、最新の情報が見当たりません。ネットショップの売れ筋ランキングだと、低価格帯の商品に人気が偏るため、イマイチ信用度が乏しい…(汗)。そこで、「人気度=商品点数」だと勝手に決め付けて、楽天市場の『スポーツ・アウトドア > ウインタースポーツ > スキー・スノーボード用アクセサリー > ゴーグル』のジャンルに登録されている、各ブランド名の商品点数から調べてみました!(笑)。
シニア世代のスキーヤーである私からすると、『なぜ?』と、老舗ブランドの低位結果に驚きを禁じ得ない順位もありますが、若い人にはスノーボードが人気の昨今、致し方ない時代の流れなのかもしれません…(汗)。
オークリー(Oakley)は、1975年に米国カリフォルニアで設立された、アイウェアの世界的なトップブランドです。発祥は、モトクロスやBMXのハンドグリップメーカーですが、80年代にサングラスを主力商品としてアイウェア業界に参入。今では、ロードレースやスノーボード、野球、ゴルフ等で、数多くのアスリートがオークリーの製品を愛用しています。メジャーで活躍したイチロー選手もその一人で、イチロー・シグネチャーモデルが発売されて大人気になりました!。私もゴルフでは、オークリーのサングラスを愛用していますよ(笑)。
スミス(SMITH)は、パウダーをこよなく愛するスノーボーダーの矯正歯科医師・スミス氏が、曇り難いゴーグルとしてダブルレンズを世界で初めて考案し、製品化のために1965年に設立した会社です。さらに、スミスの曇り止め技術は、一般的なコーティング剤によるそれとは異なり、レンズ表面に練り込んだ特殊な樹脂に微小なしわが刻まれていることで、湿気を吸収し発散させる半永久的で革新的なテクノロジーが採用されています。簡単にレンズ交換が可能な I/O(Interchangeable Optics)シリーズと共に、常にゴーグル技術の先端を行くスミス。そのレンズの信奉者は、私の周りにも数多います!(笑)。
ドラゴン(DRAGON)は、1993年にアメリカ・カリフォルニア州で、サーフィンやスノーボード、ダートバイクなどのアクティブなライフスタイルをサポートするアイウェアカンパニーとして設立されました。スキーヤーにはあまり馴染みがないブランドですが、激しい動きやクラッシュ(転倒)が多いアクションスポーツにおける最適なアイウェアとして、視認性・安全性・耐久性・軽量性を重視して開発された同社のゴーグルは、スノーボーダーから圧倒的な支持を受け、徐々にスキーヤーにも広まり、大きなブランドに成長しました!。
スワンズ(SWNS)は、1911年に日本の大阪で創業した、光学レンズなどを製造販売する山本光学株式会社の主力ブランドです。マラソンでは野口みずき選手、ゴルフでは石川遼選手など、多くの契約選手が多方面で活躍してます。スノーゴーグルでは、スキーヤー向けのスワンズだけでなく、スノーボーダー向けには、「DICE(ダイス)」というブランドも展開しています。日本のメーカーの商品だけあって、スワンズ(SWANS)やダイス(DICE)のゴーグルは、日本人に顔にフィットしやすいという安心感があります!(笑)。
アックス(AXE)は、スワンズと同じく大阪で1936年に創業した、総合アイウェアメーカーです。スキー・スノーボードをはじめ、ゴルフ、フィッシング、アスリート、ドライビング等のスポーツシーンにおいて、快適でフィット感の高いゴーグルやサングラスを開発しています。日本のアイウェア専業メーカーによる信頼のジャパンブランドでありながら、比較的リーズナブルな価格帯の商品が多いので、コストパフォーマンスは最高です!。ちなみに、アクサ生命(axa)とは綴りが違いますので、間違わない様に(笑)。
エレクトリック(ELECTRIC)は、2000年に米国カリフォルニア・サンクレメンテで誕生した、新鋭のサーフ系ブランドです。カリフォルニアデザインながら、イタリアでハンドメイドされた Made in Italy の高品質なサングラスが主力商品ですが、スノー用ゴーグルやヘルメットも人気です。以前は、グッチ(GUCCI)などを擁する世界的なラグジュアリー・グループ「ケリング(Kering)」の傘下で、ボルコム(VOLCOM)やプーマ(Puma)と共に名を馳せましたが、今はいずれのブランドもケリングを離れています。
ジロ(GIRO)は、1985年に米国カリフォルニア州で設立された、サイクリングや登山用品、スキー・スノーボード用品のメーカーです。当初はヘルメット専業でしたが、買収されたベルスポーツやBRGスポーツの資本投下を得て、サングラスやゴーグル、様々な関連アクセサリーも扱う様になりました。GIROのゴーグルは、ブランドのルーツであるヘルメットとの相性がよく、EXVテクノロジーにより最大限の視野角を確保。またレンズには、ドイツのツァイス社と協同開発した高機能な「VIVIDレンズ」を採用しています!。
ウベックス(UVEX)は、1926年にドイツで創業したアイウェアのメーカーで、ヘルメットやグローブなどの事業も拡大、今ではヨーロッパ最大のアイウェア&ヘルメットブランドに成長しました。ちなみに、ALPINA(アルパイン)も、同じUVEXグループの別ブランドです。社名のUVEXは、UV:ultraviolet(紫外線)とEX:exclusded(排除)の合成語で、1960年代に世界に先駆けて紫外線から目を保護するレンズを製品化した歴史に由来します。ウベックスの曇り止め技術は、レンズ内側のコーティングにナノテクノロジーを採用した独自のテクノロジーで、通常の曇り止めと比べると4~10倍もの水分を吸収し曇りの発生を抑制、他社の追随を許さないトップレベルの性能を有していると言います!。
これ以外にも、世界中には数えきれないほど、ゴーグル(スポーツ用アイウェア)を主な生業とするメーカーやブランドが数多あります。また、スキー用品の総合メーカーである、K2やサロモン、アトミック、ロシニョールなどでも、オリジナルブランドのゴーグルをラインナップに加えていますし、スポーツ用品大手のアディダスなども、スノーゴーグルを販売しています。以下、探せる範囲で、商品点数の多い順に、スノーゴーグルのブランド名を列挙していました。
この他、かつては世界のスキー競技界を席巻した世界的なアイウェアブランドのカレラ(CARRERA)があるはずと検索したのですが、既に古いモデルの在庫しか残っていませんでした…(汗)。数年前に、スノーゴーグル&ヘルメットから撤退した様です。また、amazonのスノースポーツ用ゴーグルのページには、Unigear、VILISUN、OutdoorMaster、KOOLSEN、Wolfyok、Charlemain、FYLINA、ICEPARDALといったブランド名が候補に挙げられていますが、何れも高機能を謳ってるのに信じられないほど安価だったり、特別安い子供用のゴーグルだったりします…(汗)。せめて自分では選べないお子さんには、私は日本ブランドの「スワンズ(SWANS)」や「アックス(AXE)」のジュニア用を選んで上げて欲しいなと思います!。
人それぞれに想定価格やデザインの好き嫌いがあり、万人におすすめとは言えませんが、私が次に買いたいと候補に挙げた商品なら限られます!。それを、ここではベスト3として発表させて頂きたいと思います(笑)。
まず価格帯ですが、先に紹介した通り、1万5千円~2万円前後。ゴーグルのデザインは、平面レンズです!。昨今の主流は球面レンズで、各ブランドから発売されているゴーグルでも、球面 vs. 平面レンズの商品数で比べると、8:2くらいの割合でしょうか?。そのうえ、球面レンズの方が視野が広くて、滑るには最適なんですが…(汗)。しかーし、私的には、やはり平面レンズの方がカッコイイ!。大型の球面レンズ、それもミラーとなると、まるでオニヤンマなどトンボの眼に見えてしまい、私は遠慮したい所です(汗)。
そこで、メジャーなブランドを代表する、人気の平面レンズのゴーグルから選ぶとなると、スキーヤーの私のおすすめ商品は、おおよそ以下の3点に絞られます。もちろん、スノーボーダーに人気の、ドラゴン(DRAGON)や、アノン(anon)、エレクトリック(ELECTRIC)などのブランドでも、超人気で定番の平面レンズのゴーグルがラインナップされていますよ!。
オークリー Line Miner (ラインマイナー) |
スミス Squad XL (スカッド XL) |
スワンズ OUTBACK (アウトバック) |
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定価 | ¥23,650(税込) | \33,000(税込) (レンズ2枚付属) |
¥27,500~ 33,000(税込) |
カラー展開 | 全 36色 | 全 9色 | 全 12色 |
レンズ種類 | プリズムレンズ 6種類(5%~47%) |
クロマポップレンズ 調光+Clearセット 2種類 (20-40%/30-50%+84%) CPレンズ×2枚セット 3種類 (13%+36%,13%+50% ,12%+50%) |
シリンドリカルレンズ 2種類(7%,35%) シリンドリカル調光レンズ 2種類 (17-35%) (15-55%) |
その他特徴 | ハイコントラスト ダブルレンズ グローバルフィット※ メガネ対応 レンズ交換可 |
ハイコントラスト ダブルレンズ アジアフィット メガネ対応 レンズ交換可 |
ハイコントラスト ダブルレンズ ジャパンフィット メガネ対応 レンズ交換可 |
交換レンズ (定価) |
レンズ交換パーツ ¥10,120~ 17,160(税込) |
スペアレンズ ¥11,500(税込) (Squad XL用) |
OUTBACK用レンズ ¥14,500 調光 ¥18,700(税込) |
関連商品 ラインナップ (メーカーHP) |
Line Miner L Line Miner L (Low Bridge Fit) Line Miner M 全て¥23,650 |
Squad XL¥33,000 Squad¥27,500 Squad S¥23,100 Squad MAG¥42,900 (全てASIAフィット) |
ミラーモデル¥27,500 調光ULTRAモデル¥33,000 |
コメント (私感) |
○ 世界的なトップブランドとしての品質と信頼性 △ 鼻が低い私にはどうしても隙間が出来てしまう |
○ SMITHのクロマポップレンズの評判高し △ レンズ2枚付きと考えればコスパは良いがレンズ選べたらもっと…、どうせならMAGにしたいが高すぎ… |
○ スポンジ厚めで日本のおじさんの顔には最高のフィット感 △ どうしてもドメスティックでローカルな雰囲気が拭いきれず… |
Line Miner(ラインマイナー)ゴーグルは、比類の無い周辺視界を実現するために造られた、円柱形状のデザインです。 これまでになかったほどお顔の近くにゴーグルを装着でき、下方や両サイドの周辺視野を脅威的に広げました。 大型のお顔サイズにフィットする、Line Miner(ラインマイナー)は、幅広いお顔サイズに最適で、ほとんどのヘルメットに完璧にフィットするように造られています。
従来は海外向けに対して日本向け正規品としてジャパンフィットモデルが存在していましたが、現在日本で流通している商品はアジア人をベースにしたユニバーサルフィットが主流で、サイズが大きめでユニバーサルフィットの「Line Miner L」に対して、頬骨が高い人向けの(つまり鼻が低い?)アジアンフィットバージョンである「Line Miner L(Low Bridge Fit)」と、中型サイズでユニバーサルフィットの「Line Miner M」がラインナップしています。
スキー ゴーグル メンズ レディース OAKLEY オークリー <2024> Line Miner スノーボード 価格:16950円 |
ラインマイナーには、オークリーが世界に誇る「PRIZM SNOWレンズ」が使用されています。オークリーのプリズムレンズとは、一般に偏光レンズと言われるレンズと同じ様に、光の乱反射など視界を妨げる邪魔な光をカットし、目的に応じていろいろな物のコントラストを強調し、見やすくする機能があるレンズです。プリズムゴルフなら芝目を読みやすく、プリズムロードなら路面の凹凸や白線が見やすくなります。そして、プリズムスノーなら、パウダーやアイスバーンなど、様々な雪質を瞬時にキャッチでき、通常では視認しずらい白いゲレンデの微妙な凹凸や起伏を見分け、不意の衝撃や飛来物から目を守る堅牢さを有しています。
現行(2020-2021年モデル)のラインマイナー(XMを含む)に採用されている、プリズムスノーレンズ(カッコ内は可視光線透過率%)は、以下の種類です。
Squad XL(スカッド XL)ゴーグルは、SMITHのラージサイズ平面レンズモデルです。特に上下の視界の広さは特記もの。オーバーサイズのセミリムレスフレームには、その大きさにマッチするため太めのストラップを装備。Squadの大きい版というよりもクールな独自のデザインスタイルを持つ。そしてレンズにも一切の妥協を許さない。SMITHの最高技術の粋を集めたモールド成型ポリカーボネイト製のクロマポップレンズを採用。あらゆる天候に対応できる驚きのコストパフォーマンスで登場。
なお、日本輸入代理店経由の日本正規品はアジアンフィットですが、並行輸入品等ではグローバルフィット・タイプの場合があるので、ご注意ください。
男性に人気の大きいサイズの Squad XL に対して、ノーマルの「Squad」は、女性や小顔の男性に合う、ミディアムサイズのゴーグルです。スカッド XLとスカッドとの違いは、サイズ以外だと、フェースフォーム(スポンジパッド)が3層から2層になっています。しかし着用した感じでは、比べなければ分からないレベルです…。付属するレンズは、スカッド XLは2枚ですが、スカッドは2020/21年モデルから1枚になりました。
SMITH スミス スキー ゴーグル メンズ レディース<2024>Squad XL /スカッド XL【スペアレンズ付】【ASIAN FIT】 2023-2024 NEWモデル 価格:29700円 |
SMITH スミス スキー ゴーグル メンズ レディース<2024>Squad MAG /スカッド マグ【スペアレンズ付】 2023-2024 NEWモデル 価格:47020円 |
スカッド XLとスカッドには、スミスが世界に誇る「ChromaPopレンズ」が使用されています。スミスのクロマポップ(CP)レンズとは、光の三原色である赤・緑・青の3色の波長がクロスオーバーする部分をコントロールし、鮮明な色を表現することで、対象物を明確に見せるテクノロジーです。コントラストを上げ、カラーを鮮明にし、対象物を鮮明に浮き立つように表現します。ちなみに、スカッド MAGのレンズも同じCPレンズですが、こちらは「5Xアンチフォグテクノロジー」が施された、更に高性能なレンズになります。
現行(2020-2021年モデル)のスカッド XLに採用されている、クロマポップレンズ(カッコ内は可視光線透過率%)は、以下の種類です。スカッド XL(スカッド MAGも)には、ベースモデルでは2種類のクロマポップレンズが付属しますが、調光モデルはクリアレンズ(VLT=84%)とのセットになります。また、スカッドは、2020/21モデルからレンズ1枚のみになりました。
スワンズの2023-2024年のニューモデル、「OUTBACK(アウトバック)」は、スワンズが誇る換気が可能な「A-BLOWシステム」を搭載しつつ、従来の球面レンズではなく初めてシリンダーレンズを採用、最新のゆがみの少ない視界を補償する「シリンドリカルレンズモデル」です。
採用されたレンズは可視光線透過率の違いやカラーにより4種類ありますが、機能的には主に2種類。世界で唯一剥がれないとされるミラーレンズのMIT lensシリーズと、近畿大学との共同研究により低光量のシーンにおいても凹凸をくっきり見ることに成功した高視認性のULTRAレンズをベースに、紫外線に反応してレンズの明るさが変化するPHOTOCHROMIC(フォトクロミック=調光)レンズシリーズの2タイプです。
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最近、スキー場でリフト待ちをしていると、ヘルメットに上げたゴーグルの上に、何やらオシャレなカバーを被せている人を、時々見掛けるようになりました!。最初に見た時は、『目が悪い人が(白杖の様に)そのことを周りの人に知って貰うために着けているのかな?』と考えたりして…(汗)。一人二人でなく、何人か着けている人を見る様になり、ようやくあれは、ゴーグルをキズなどから守るための「ゴーグル保護カバー」なんだろうと気が付きました(笑)。
家に帰ってからネット検索すると、「gogglesoc(ゴーグルソック)」なるメーカーまであることを知って、遅ればせながら目から鱗…。gogglesocは、2015年にカナダ・ウィスラーで誕生し、すぐにウィスラーのスキーヤーの間で爆発的にヒットすると、2018年には日本にも上陸を果たしました!。gogglesocのゴーグル保護カバーケースは、ストレッチ性のあるマイクロファイバー製の生地で作られたソフトカバーで、ゴーグルの上に簡単に被せたり脱がせたりすることが出来ます。そして、その生地は、通気性がある上に、レンズ拭きとしても使える素材で、収納する際には、カバーを付けたままゴーグルを仕舞うことも出来ます。さらに、スタイリッシュでクールなデザインから、ファンシーでポップなイラストまで、デザインが豊富で、オリジナルデザインのカスタムメイドにも対応しています。
確かに、今まで何故無かったんだろう?。考えれば誰でも思いつきそうなアイデア商品ですが、ありそうで無かった…。今では、似たような安価な類似商品も、多数販売される様になりました。あなたも、オリジナリティ溢れるデザインのゴーグルカバー、ひとつ買ってみてはいかがでしょうか?(笑)。
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