【スキー板】2018NEWモデル・ラインナップ|今年の注目モデルは?

2017-18年ニューモデルのキーワードは、今年も「軽量化」。ATOMICの「サーボテック」やHEADの「ダンプナー」など、新テクノロジーにも注目!

 1.小賀坂スキー (OGASAKA)

日本 小賀坂スキー (OGASAKA)
小賀坂スキーのロゴ小賀坂スキー製作所は、昭和33年(1958年)に設立された、日本のスキーメーカーです。本社は、長野県長野市にあります。家具職人だった先代が、明治45年に、国内第一号のスキーメーカーとして創業し、平成24年には創業100周年を迎えました。
財力的な制約からか、世界的な知名度は高まりませんが、国内においては、特にデモ系(基礎系・技術系)のモデルの人気は、歴史と伝統と、Made in Japanのマイナーさも加わって、確固たる地位を築いています。

小賀坂スキーのCOLLECTIONカタログから、ライナップ一覧図
※ カタログのダウンロードは、こちらのページから。

小賀坂スキーの数多くのモデルのうち、ゲレンデスキーでオールラウンド性を追及したモデルが、「UNITY」(ユニティ)シリーズです。1979年に登場以来、デモンストレーター選考会でオガサカチームのデモンストレーターたちが愛用し、基礎スキーの名機となった、オガサカの”ユニティ”シリーズ。整地はもちろん、ちょっとしたパウダーや、春の悪雪までを楽しめる、”オールシチュエーションモデル”です。
今シーズンは、U-SS/1にもホワイトとブラックの2カラーがラインナップ。更なる軽量化に加え、バランスとフレックスパターンを変更、快適性が更にパワーアップしました。

昨シーズンまでは、オガサカと言えばユニティと、ロートル感丸出しで一辺倒に押してきましたが、さすがに時代に乗り遅れていると反省(汗)。そこで今年は、オガサカが1996年にカービングスキー時代の到来に対応して発売した「Keo’s」(ケオッズ)シリーズにも目を向けることに!。ユニティとケオッズの違いは、オールラウンダーとしての位置づけのユニティに対して、ケオッズはより技術選に向けたテクニカル的な技術向上を目指す人への訴求性が強いモデルとなっています。ケオッズは、ツインキール構造(サンドイッチ+キャップ)のモデルとシェルトップ構造のモデルを毎年交互にモデルチェンジしていますが、今シーズンは、シェルトップ構造のKSシリーズがフルモデルチェンジ。また、技術選対応のTCシリーズは、シェルトップ構造からサンドイッチ構造に変更され、剛性がアップされました。

UNITY U-SS/1

Length: 155・160・165・170cm   ¥96,000(税別)

(165: R=15.9m、 118/75/102、 982g/m)

UNITYシリーズの最高峰モデル。17-18モデルはベースカラーにブラックを追加。高速域での操作性、安定性がさらに向上し、雪質や雪面状況を選ぶことなく圧倒的な乗りやすさを実現。適度なズレ幅がスピードコントロールに最適で長いコースを滑っても疲れにくく、オールシチュエーション対応の最高級ゲレンデオールラウンドモデルです。

UNITY U-SS/2

Length: 150・155・160・165・170cm   ¥90,000(税別)

(160: R=14.4m、 118/74/102、 806g/m)

U-SS/1よりも更にたわみを出しやすく、低速から高速まであらゆるシチュエーションでのたわみのコントロールが容易な乗りやすいスキーです。U-SS/1同様、スキーシーズンを長く楽しめるオールシチュエーション対応のゲレンデオールラウンドモデルです。前モデルに比べ、構成材を変更したことでさらに軽量化されました。

Keo’s KS-RX

Length: 155・160・165・170cm   ¥99,000(税別)

(165: R=15.5m、 113/67/96、 1,000g/m)

ケオッズのトップモデル KS-RX は、大回りから小回り、コブ斜面までをこなすテクニカルオールラウンダー。KS-CX は、より小回りの連続ターンが楽しめるモデル。両モデルともスイートスポットが広がり、前後のバランスが取りやすくなっています。KS-RXは、シェルトップ構造特有の滑らかな乗り心地で、大回りから小回り、コブ斜面まで雪質を選ぶことなく自在に操作が出来る、自由度が増したテクニカルオールラウンドモデルです。プライズ検定にも最適。

Keo’s KS-TX

Length: 145・150・155・160・165cm   ¥70,000(税別)

(160: R=12.4m、 118/67/103、 761g/m)

ケオッズのトップモデルでテクニカルオールラウンダーの KS-RX 、小回りの連続ターンが楽しい KS-CX に加えて、今シーズン新たにラインナップされたKEO’Sのニューモデルが、KS-TX 。最大の特徴は軽さと軽快さ。短いサイズのスキーでもたわみやすく、軽量芯材の採用により、長時間の滑走でも疲れにくく身体にやさしい乗りやすさを追求したモデルです。

 2.Salomon (サロモン)

フランス Salomon (サロモン)
サロモンのロゴサロモン(Salomon Group)は、1947年にフランスで設立されました。当初はビンディングの専業メーカーでしたが、その後、ブーツや板の生産も手掛けるようになりました。一時期、ゴルフ用品メーカーのテーラーメイドと合併して事業を拡大させますが、業績に陰りが出始めると、アディダスに買収され、さらにアディダスから、フィンランドのコングロマリットであるアメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に売却されて、今はアメアポーツ・グループの傘下に納まっています。同じアメアスポーツの傘下には、アトミックも所属しており、サロモンの板は現在、アトミック系の工場でOEM生産されているようです。アメアが、今後もスキー用品を性格を代えて2つのブランドで展開していくのか、アトミックに統合していくのかは、今のところ不明です。
サロモンの板は、日本ではレジャー嗜好で人気がありますが、欧州、特に本拠地フランスでは、競技界でも人気があります。2014年のソチ冬季オリンピックでは、サロモンレーシングチームは5カテゴリで8つのメダルを獲得しています。

サロモンのスキーカタログから、ライナップ一覧図
※ カタログのダウンロードは、こちらのページから。

サロモンには、以前はとても多くのシリーズがラインナップされていて、かつ毎年のようにカテゴライズが変化するので、複雑すぎて困惑してしまいがちでしたが、ここ数年はラインナップが絞り込まれ、だいぶスッキリした体系にまとまってきました。

デモ系では、2016年シーズンまでは、レース(X-RACEシリーズ)で培った技術を反映させたALL MOUNTAIN系の“X-MAX”と“X-PRO”シリーズがありましたが、2017年シーズンよりコンフォート化された“X-MAX”シリーズのみになっています。“X-MAX”シリーズは、2014-2015年モデルで人気だった、“X-KART”と“24 HOURS”のシリーズに替わって、2015-2016年から新たにラインナップされた、「デモ系オールラウンドモデル」という新しいコンセプトのシリーズです。『オンピステシーンを極めた超軽量オールラウンドスキー』として、ターン弧の大小を問わない、軽快感のある操作性を持った、汎用性の高いモデルです。

一方、オールラウンド系では、”X-DRIVE”シリーズが廃止され、2017-18モデルでは“XDR”シリーズが新たにラインナップ。“XDR”と”QST”シリーズの2本柱に集約されています。”XDR”は、軽量のオールマウンテンC/FXシェイプを採用し、ウッドコア、カーボン、チタン素材により優れたコントロール性能を発揮しつつ、スキー場内の様々なシチュエーションに対応するモデルです。センター幅は88mmのXDR88Tiから75mmまで全7モデル。QSTシリーズより、オンピステでのカービング性能が一層高められています。よりパウダーへの対応を求めるなら、センター幅の広いQSTシリーズと、とても性格付けがハッキリ明確になりました。

X-RACE SC + XT12

Length: 155・160・165・170・175cm   ¥115,000(税別)

(165: R=13m、 120/70/104、 2,132g)

X-RACEは、レースと言う名は付いていますが、LABとは違い、レース用の板と同じ芯材を用いつつ、形状的には一般的なゲレンデ用途に合せて設計されており、グルーミングゲレンデでより高いパフォーマンスを求めるスキーヤー向けの、DEMOモデルとしての位置づけが濃いスキーです。X-RACE SCは、搭載するビンディングをX-TRACKにすることで、よりエッジコントロールがマイルドになり、幅広い水きーやーのニーズに対応しています。価格的には、なんとX-MAX12より安い!。更に高速モデルを求めるスキーヤーには、「X-RACE SW」(プレート有/無)もラインナップ。

X-MAX X12 + XT12 TI

Length: 155・160・165・170・175cm   ¥125,000(税別)

(165: R=14m、 120/73/103、 1,967g)

パワーラインカーボンやチタニウムバックボーンを採用することで、驚きの軽さを実現させたゲレンデ最上モデル。パワーフレームカーボンを搭載し、軽快なスキー操作と足元のグリップ感を両立させた次世代スキー。X-TRACKビンディングを使用することで、より軽快なスキー操作を楽しめる。

X-MAX X10 + XT12

Length: 155・162・169cm   ¥115,000(税別)

(169: R=15m、 120/73/102、 2,057g)

X-MAX X12のコンセプトを継承し、パワーフレームTiを使用することで操作をより容易にしたモデル。サイズレンジを短くし、中級スキーヤーにも選択し易いラインナップになった。

XDR 84 TI + WARDEN MNC13

Length: 165・172・179・186cm   ¥95,000(税別)

(179: R=15m、 131/84/114、 1,620g)

グルーミングされたゲレンデだけではなく、パウダーが積もったゲレンデまで、ハイスピードで滑り降りる際に、新たに採用されたC/FXがスキーの安定性を導き出し、スムーズなターンを醸し出してくれる。XDRには、よりパウダーでも心強い、もっともワイドなセンター幅を持つ「XDR 88 TI」もラインナップ。価格は84Tiとほぼ一緒なので、好みに応じてチョイスが可能。一方、よりグルーミング重視派には、「XDR 80 Ti」がおすすめ。ほどよいセンター幅の80Tiは、C/FXにチタニウムを採用したスキー構造が特徴で、軽量スキーの常識を覆すスムーズな乗り心地と安定感、軽快なステアリングが魅力。ゲレンデでの一日の中で、異なるバーン状況や様々なシチュエーションにおいて、常に同じ滑走フィーリングを体感させてくれます。


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 3.ATOMIC (アトミック)

オーストリア ATOMIC (アトミック)
アトミックのロゴアトミック(Atomic Austria GmbH)は、1955年にオーストリアで設立されました。当初はスキー板の専業メーカーでしたが、その後はビンディングやブーツへと、事業を多角化していきました。スキー版では一時、フランスのロシニョールと双璧をなすメーカーとして君臨しましたが、スノーボード市場に押されて、1994年に破産に陥ってしまいました。そこで、アメアスポーツ(Amer Sports Corporation)に買収されて、再建が図られ、現在はサロモンと共に、アメアスポーツ・グループの傘下に納まっています。2013年のスキー生産本数は160万ペアとなり、現在では、世界最大のスキーブランドへと復活を遂げました。
日本を代表するアルペンスキーヤーの皆川賢太郎選手が、ATOMICとスキー用具使用契約を結んでいます。アトミック=アルペンレーサーというイメージですが、2015年2月のワールドカップ・女子フリースタイル種目別(ハーフパイプ)で初優勝した小野塚彩那選手(ソチ銅メダリスト)は、ATOMICで空を舞っていました。
なお、以前にアトミックは、ディナミック(DYNAMIC、日本語読みでダイナミックとも)というブランドの板も販売していましたが、今では見かけられません。

アトミックのスキーカタログから、ライナップ一覧図
※ カタログのダウンロードは、こちらのページから。

アトミックのアルペンスキーのラインナップは、サロモンとは逆に、ますます複雑さを増しているようで、チョイスがとても難しいです(汗)。オンピステモデルでは、これまではレース系の”REDSTER”シリーズと、デモ系の”BLUESTER”シリーズという二つの潮流がありましたが、2017-18カタログからはBLUESTERの名が消え、デモラインも「REDSTER i」というレッドスターラインの派生形へと名を変えました。この背景にあるのが、最新テクノロジーの「SERVOTEC」(サーボテック)を搭載したレッドスターのフルモデルチェンジです。軽量化に加え、プレートからトップに向けて伸びたロッドの「サーボテック」が、ターンの正確性、安定性、グリップ力を飛躍的に高めてくれます。低速滑走時には、クルマのパワーステアリングのように、スキーのフレックスを引き出しコントロールしやすくしてくれる一方、高速滑走時には、衝撃を吸収して安定した滑りをサポート。

しかし、競技スキーで人気の高いアトミックだからこそで、私のようなレベルのスキーヤーにサーボテックは、”豚に真珠”か”猫に小判”。デモモデルの”REDSTER i”ではハードルが高すぎるとすると、よりオールラウンド性が高く、Redstarレーステクノロジーを搭載したピスト(ピステ)スキーの「REDSTER X」が選択肢の候補となります。ダブルデック構造ではなく通常のサンドイッチ構造を採用した基礎スキーとして、より素直なたわみと回しやすさがその特徴。Xシリーズでも、最上位モデルの”REDSTER X9”にはサーボテックが搭載されています。

さらに今年は、オールマウンテン系の”VANTAGE X”からもチョイス。バンテージは、オンピステからフリーライドまで幅広い滑りが楽しめるシリーズとして開発され、広めのウェスト幅が雪質を選ばずにパフォーマンスを発揮。”VANTAGE X”は、”Vantage”から更に約20%も軽量化し、スポーティなフォルムがハイスピードでの滑走性能を一層高めてくれます。

REDSTER G9i + X12 TL-RS

Length: 165・171・177・183cm   ¥136,900(税別)

(177: R=18.4m、 110/68/96.5、 2,120g)

デモモデルのREDSTER iシリーズには、今までのLXに相当する大回り系の「G9i 」、SXに相当する小回り系の「S9i 」、SCに相当する「S8i 」の3本がラインナップ。何れもサーボテック搭載で、スムーズなターンと軽快なコントロールを発揮。G9iは大回り系だが、トップとテール幅が小回り系のS9iよりシェープで、安定性とターン導入や抜けの良さが両立。

REDSTER S9i + X12 TL-RS

Length: 155・160・165・170cm   ¥136,900(税別)

(165: R=12.7m、 118/68/104、 1,950g)

小回り系のS9iは、サーボテック搭載でスムーズなターンを実現するとともに、芯材のスペシャルカルバウッドコアが、これまでにない軽快さとしなやかさを提供。「REDSTER S8i 」(定価 116,900円)は、サーボテックを搭載し、軽量なうえに日本の雪質にもベストマッチ。

REDSTER X7 +T12 X7-7

Length: 156・163・168・175cm   ¥96,900(税別)

(175: R=16.2m、 115.5/70/102.5、 1,830g)

ゲレンデ・オールラウンダーと位置づけられるREDSTER XシリーズのニューモデルX9/X7/X5のうち、中間に位置するモデル。パワー伝達に優れ、正確なエッジグリップを提供。芯材には硬質なアッシュ材とポプラ材を使用し、安定性とスポーティさを両立。サーボテックは搭載していないが、衝撃吸収性は抜群。最上位の「REDSTER X9」(定価 136,900円)は、レーステクノロジーの”サーボテック”を搭載、GSとSLを融合したパフォーマンスで、抜群のターンと安定性、軽快な滑りを提供します。一方、「REDSTER X5」(定価 76,900円)は、これからレベルアップを図るスキーヤーや基礎スキーヤーに最適のモデル。スキーセンターにスタビライザーを搭載しているため、アトミックらしい安定感とグリップ力で一段上の滑りへと導きます。

VANTAGE X 80 CTI + XT 12

Length: 159・166・173cm   ¥99,900(税別)

(173: R=15.2m、 125.5/80/110、 1,920g)

軽さと力強さをあわせ持つバンテージに、新しいラジカル3D設計を加えることでスイングウェイトを減らし、剛性を高めた。キズにも強い。


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 4.ROSSIGNOL (ロシニョール)

フランス ROSSIGNOL (ロシニョール)
ロシニョールのロゴロシニョール(Skis Rossignol SAS)は、フランスの老舗スキーメーカーです。ロシニョール氏が、フランスで創業して初めてスキー板を作ったのは1907年のことですが、1955年に買収されてから、本格的にスキー分野に注力して、事業を拡大させました。1969年には、フランスのスキーメーカーのDynaster(ディナスター)を買収、1990年代にはスキーブーツのLange(ラング)、ビンディングのLook(ルック)やEmeryを買収し、事業の多角化を進めます。しかし、2005年には、サーフィンやスノーボードのブランドで知られる米国のQUIKSILVERに買収されてそのグループ傘下に入りますが、2008年にはオーストラリアのファンドに、その後はスウェーデンのファンドに転売されてしまいます。ただし、Skis Rossignol SAS社の本拠は、今でもフランスです。
1998年の長野冬季オリンピックのスキージャンプで、金メダルを獲った原田選手と岡部選手が、ロシニョールの板を使っていました。

ロシニョールのスキーカタログから、ライナップ一覧図
※ 商品の詳細は、ロシニョールのホームページ(日本語)でご覧ください。カタログの一括ダウンロードは、こちら(英語)へ。

ロシニョールのスキーのラインナップは、FREERIDE、ALL MOUNTAIN(EXPERIENCEシリーズ)、ON PISTE(PURSUITシリーズ)、RACE(HEROシリーズ)、FREESTYLEに分かれていて、非常に明解です。が、これ以外にも、ワールドワイドのカタログには載っていない、日本のデモナイズドされたスキーヤー向けに、「DEMOシリーズ」というモデルが存在しいます。これがいわゆる、”ジャパンモデル”ってやつですね(汗)。

このジャパンモデルのDEMOシリーズ、評判はすこぶる良いので、『我々がターゲットとすべきは”DEMO”モデルです!』と言い切りたいところなのですが、上位モデルは相当にハードルが高そうです・・・。そこで、レクリエーション・スキーを楽しみたい向きには、ON PISTE系の”PURSUIT”シリーズか、ALL MOUNTAIN系の”EXPERIENCE”シリーズのセンター幅80mm前後のモデルが、ハードすぎず・幅広過ぎず、ゲレンデビギナーにも扱いやすそうでお薦めかと。

 

DEMO ALPHA SOFT (コネクト)

Length: 162・167・172cm   ¥133,000(税別)

(167: R=13m、 122/68/104、 -g)

名前にSOFT(ソフト)と付いているのでレディース用かと思ってしまいますが、これでも相当にハード。プレートにコネクトシステムを採用して、安定感と反応性が向上。

DEMO BETA (コネクト)

Length: 156・161・166・171cm   ¥121,000(税別)

(166: R=13m、 122/68/104、 -g)

DEMO ALPHA SOFTと同じ仕様ながら、メタルではなくカーボンを使用したことで、より軽るくしなやかに。グラスファイバー100%で超軽量。グリップ力に優れ、不整地でも抜群の安定性を誇る。

DEMO GAMMA (エクスプレス2)

Length: 156・163・170cm   ¥103,000(税別)

(163: R=13m、 127/73/109、 -g)

新しいエクスプレスプレートの採用で、グリップ感が良く、軽快で操作性も高い。ワンランク上のレベルを目指すスキーヤーに適した一台。

PURSUIT 800 TI CAM

Length: 163・170・177cm   ¥119,000(税別)

(177: R=15m、 127/73/109、 4.3kg/ペア)

整地カービングを楽しむなら、オンピステ用の「PURSUIT」シリーズがおすすめ!レーシングスキーのDNAをデモスキー向きにモディファイ。パシュートの最上位モデルが「PURSUIT 800 TI 」。基礎系の中ではコブはピカイチとの評も!。800より少し楽して滑りたいなら、「PURSUIT 700 TI 」がおすすめ。バタつきも少なく、一日中滑っていても疲れない。

EXPERIENCE 80 HD (XPRESS)

Length: 144・152・160・168・176・184cm   ¥49,000(税別)

(176: R=17m、 125/80/114、 3.8kg/ペア)

新しいEXPERIENCE 80 HD は、中級者向けのオールマウンテンスキー。オンピステ、オフピステどちらも快適に滑走できるコントロールを性能を追求したモデル。先端のハニカム構造エアチップは軽量でスイングバランスを向上させ、オートターンロッカーは容易な方向づけが可能になり、軽快で容易なターンコントロールがあらゆる条件下で可能。40% オフピステ/ 60%ゲレンデ対応


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 5.HEAD (ヘッド)

米国オランダオーストリア HEAD (ヘッド)
ヘッドのロゴヘッド(HEAD)は、1950年に米国で設立されました。当初はスキー板の専業メーカーでしたが、1960年代後半にはテニスラケットの生産も開始しました。1970年に米AMF社が、HEADスキーのほか、オーストリアのビンディングメーカーであるチロリア(Tyrolia)や、イタリアのダイビング用品のマレス(Mares)を傘下に治め、事業を多角化します。その後も、投資家による何回もの合併や転売が繰り返され(1989年には、スキーブーツのSan Marcoも合流)、1998年にHTMの傘下でオランダに本拠を置くHEAD NV社が設立され、現在に至ります。日本での総代理店となるHEADJapan社は、オーストリアに拠点を持つHEAD Sport GmbHの子会社です。
スキーをしない人には、ジョコビッチ選手やシャラポワ選手が使うテニスラケットの方が有名になってしまいましたが、2018年のピョンチャン冬季オリンピックでは、アルペンスキー競技のメダリストになった42人が使用していたスキー板のシェアで42.9%を占め、断トツの使用率でした。

ヘッドのスキーカタログから、ライナップ一覧図
※ カタログのダウンロードは、こちらのページから。

ヘッドのスキーのラインナップは、2015年モデルのカタログまでは、Racing、Performance、Allride、Big Mountain、All Country、Park & Pipe、Women、Juniorに分類され分かりやすかったのですが、2017年モデルのカタログから、レーサー志向性が高まったような感じがしていました。そして2018年モデルのカタログでは、新しいコンセプトのフリーライド向け”KORE COLECTION”を筆頭に、”JOY COLECTION”、”SUPERSHAPE”、”MONSTER & INSTINCT COLECTION”と、スキーの楽しみ方から4つの分野に整理し直したことは、新しい試みと評価できます。

とは言え、主なモデルの名称はそのまま。従来のPerformanceライン、つまりDEMOモデルとしては“i.Supershape”シリーズが位置付けられますが、高速のレースロッカー(最上級者・エキスパート向き)モデルで、細身のシルエットは、終日乗るには相当に手強いはずです。その中でも、昨年も紹介した Supershape i.Rally は、比較的乗っていて楽しさも感じられる、オールラウンダーです。ちなみに、今シーズンのHEADの最大の注目アイテムは、脱着可能なピストンプレート「ダンプナー」の登場だそうですが、ワールドカップレーサーモデルでの話なので、どうやらファンスキーヤークラスには関係なさそうです(汗)。

ただし、一般のファン・スキーヤーのターゲットとなると、一昨年からラインナップされているオールラウンドモデルの“INSTINCT”シリーズです。MOUNTAIN系に位置付けられる、オールライド・ロッカー(トップロッカー)タイプ。インスティンクトシリーズは、グラフィンを内部コアの補強素材として採用したことで、板自体を薄くし、更なる軽量化が図られています。そして、2017-18年モデルには、世界最軽量と謳う「SUPERLIGHT INSTINCT」が新たにラインナップ!。その重さは、スキー単体(片方)で1,000g。これに、HEADのNEWブーツの超軽量モデル「VECTOR EVO 105 SUPERLIGHT」を合せたら、私の様なシニアスキーヤーも10歳くらい若返った滑りが出来そうです!(笑)。

 

SUPERSHAPE i.MAGNUM

Length: 156・163・170cm   ¥126,000(税別)

(163: R=12.2m、 130/72/110、 -g)

i.スパーシェイプ・シリーズには、i.スピード、i.マグナム、i.ラリー、i.チタンという4つのモデルがライナップし、何れも定価は126,000円(税別)で同じです。

i.スパーシェイプ・シリーズの中で、操作がしやすくオーラウンド性が高いと評判で、一番人気なのが、「SUPERSHAPE i.MAGNUM 」(センター幅 72mm、R=13.1m、@170)。高速から低速まで、ターンを自在に操ることが出来る至極の一台。一方、より中高速での操作性と自由度を求めるトップデモに支持されるオールラウンダーで人気なのは、「i.SPEED 」(センター幅 68mm、R=14.0m、@170)。

また、パウダーから悪雪、コブまで、ゲレンデのシチュエーションを更に広げたいオールマウンテン色を求めるなら、「i.RALLY 」(センター幅 76mm、R=13.7m、@170)や、「i.TITAN 」(センター幅 80mm、R=14,1m、@170)がおすすめ。

SUPERLIGHT INSTINCT

Length: 163・168cm   ¥100,000(税別)

(163: R=11.9m、 120/65/100、 -g)

「スーパーライトインスティンクト」は、世界最軽量のスポーツマシン、KoroydコアとGrapheneがパフォーマンス性とライトウエイトを両立させました。少ないパワーで攻めたいスキーヤーにうってつけの1台です。

少ないパワーで攻められ、そして持ち運びも楽という究極の軽さ。新しい時代の幕開けかもしれません。あなたも早く体感してください!。

RAW INSTINCT Ti PRO

Length: 156・163・170cm   ¥100,000(税別)

(170: R=14.7m、 124/78/110、 -g)

条件が過酷になればなるほど、このスキーは心の最も奥底に眠る本能を呼び覚まし、雪を征服する衝動を突き動かして、あらゆるテレインを踏破します。

中半径のターン向きの形状に、そしてメタルとウッドを最適にミックスして作られたRawは、俊敏かつ安定した楽しいスキーです。

NATURAL INSTINCT

Length: 156・163cm   ¥60,000(税別)

(163: R=11.9m、 127/73/109、 -g)

スキーを怖がる人たちは確かにいますが、もはや心配無用。このInstinctは、スキーを簡単で楽しく、無理ない(Naturalな)ものにします。


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 6.Völkl (フォルクル)

ドイツ Völkl (フォルクル)
フォルクルのロゴフォルクル(Volkl Group)は、1923年にドイツで設立されました。当初は、スキーの専業メーカーでしたが、スノーボードやアウターウェア、テニス用具などに事業を拡大していきました。ボリス・ベッカー選手が、フォルクルのテニスラケットを使っていたことで、一躍名を馳せ、後にベッカー氏は、フォルクル・テニス社のオーナーとなっています。
フォルクルは、同じドイツのビンディングメーカーのマーカー(Marker)や、イタリアのブーツメーカーのテクニカと共同で、スキーシステムの開発を行っていましたが、2004年に、フォルクル・スキーとマーカーは、米国のアウトドア用品のマーモット(Marmot)とともに、K2に買収されてしまいました。マーカーは、1952年にドイツで設立された、ビンディングメーカーです。現在のビンディングの基礎となるシステムを開発した、Hannes Marker氏により設立されました。そして上記のとおり、K2は、2007年にJarden Corporationに買収されてしまいましたので、フォルクルもマーカーも、今はジョーダン社の傘下の一ブランドとなっています。
現在、フォルクルの契約選手の中に日本人は見当たりませんが、2012年には皆川賢太郎選手と選手契約をしています(皆川選手は2014年に、以前も契約していたアトミックに再移籍)。

フォルクルのスキーカタログから、ライナップ一覧図
※ カタログのダウンロードは、こちらのページから。

フォルクルのスキーのラインナップは、2018年カタログでは、RACETIGER WC(レース用)、PLATINUM(JAPNA SELECTION)、EFFICIENCY(エフィシエンシー)、BIO(バイオ)、RTM(ライド ザ マウンテン)、FLAIR(レディース)、JUNIOR(ジュニア)と、ずいぶんスッキリしました。

基礎スキーで人気が高いのは、”PLATINUM”シリーズです。今年で9年目を迎える日本限定の“プラチナムシリーズ”は、基礎スキーヤーの志向やフォルクルデモチームの意見に基づき、フォルクル社が日本市場の為だけにラインナップしたシリーズです。サイドカット・ビンディング・フレックス・UVO・形状の、全ての“パーフェクトセットアップ”。そして“軽量化”といったフォルクルが掲げてきたコンセプトを象徴し、こだわりの『メイド イン ジャーマニー』で培われた経験と技術の全てが凝縮された渾身のシリーズです。

なお、軽快で疲労感が少なく高パフォーマンスのスキーが欲しいという我儘なスキーヤーを満足させてくれるのが、”効率の良い(エフィシエント)”なスキーの”EFFICIENCY”シリーズ。スキーは生涯スポーツ、肉体的な負荷をできるだけ少なくし快適に楽しめるためのスキーが、”BIO”シリーズ。さらに、フォルクルの”RTM”(ライド・ザ・マウンテン)シリーズは、センター幅は73mmから76mm、81mmと、軽量でゲレンデを選ばないラインナップが魅力です。

フォルクルのロゴちなみに、フォルクルでは今季よりブランドロゴを変更。それに伴い、全モデルのデザインがリニューアルされています。知っている人が見れば、ニューモデルかどうか一目で分かってしまうのもミソ!。

 

PLATINUM SW SPEEDWALL +推奨ビンディング付

Length: 159・166・173cm   ¥137,000(税別)

(166: R=15.0m、 122/74/104、 -g)

プラチナム・シリーズには、UVOテクノロジーを搭載した小回り系の「SD SPEEDWALL 」と、オールシチュエーションがウリの「CD SPEEDWALL 」、オールラウンドの「SW SPEEDWALL 」と「SC 」、UVO無しのオールラウンド「SRC 」がラインナップ。

「SW スピードウォール」は、プラチナムの中で最も支持を集めてきたオールラウンドスキーの王道。フレックスとスウィングウェイトのバランスに優れていて、ずれと走りの両方を堪能できます。小回りから大回り、コブ斜面までこなせるモデルです。

PLATINUM SRC +推奨ビンディング付

Length: 153・158・163・168cm   ¥95,000(税別)

(165: R=12.7m、 123/68/104、 g)

「UVO」システムを搭載しない代わりに、切れ過ぎず、ズレすぎないので、レベルアップ志向のスキーヤーにおすすめです。トップから素直にターンに入れる反応の良さなど、最新テクニック習得にも心強い味方。新システムVモーションで操作性の良さが光ります。

EFFICIENCY RACETIGER SC E +推奨ビンディング付

Length: 154・161・168cm   ¥125,000(税別)

(168: R=16.4m、 122/76/104、 -g)

EFFICIENCY(エフィシエンシー)シリーズは、軽快で疲労感が少なく、高パフォーマンスのスキーが欲しいと言う、我がままなスキーヤーを満足させる「効率のよい=エフィシエント」なスキーです。芯材の軽量化やカーボン素材などスキーヤーにかかる負担を減らしつつ、上級者も満足させるパフォーマンスを発揮する3モデルがラインナップ。値段は何れも同じで、定価で12万5千円。

ワールドカップモデルと同じ「レースタイガー」の名を冠した「RACETIGER SC E 」は、 操作性の良さと機敏さを持ち、高速で小回りをこなすスラロームスキーヤーに最適な1台です。「CODE X E 」は、スノーコンディションに左右されることなく、スポーティーでアグレッシブなターンを可能にするダイナミックな軽量オールラウンダーです。オールマウンテンシリーズの「RTM(ライドザマウンテン)」の名を冠した「RTM 81 E」は、RTMシリーズの最上位モデル「RTM 81」の性能はそのままに、約10%の軽量化が図られています。

RTM BIO +推奨ビンディング付

Length: 155・162cm   ¥75,000(税別)

(162: R=16.4m、 123/74/95、 -g)

BIO(バイオ)シリーズは、生涯スポーツとしてのスキーを、肉体的な負荷をできるだけ少なくして快適に楽しんでもらえるよう、軽量で、スキーヤーをナチュラルポジションに導き、パワーに自信のない方でも楽にスキーをコントロールできるように開発されています。

ライドザマウンテンの名を冠した「RTM BIO」は、プロテクション+ライト+イージー=BIOの上位モデル。スキーの軽量化はもちろん、大腿二頭筋を活発に動かしつつ脚の筋肉への疲労度を抑えることで、膝・靭帯への負担が軽減され安全にスキーを楽しむことが出来ます。


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 7.K2 (ケーツー)

米国 K2 (ケーツー)
K2のロゴK2(K2 Corporation)は、1962年に米国で設立されました。その後、数々の買収と転売が行われつつ事業を多角化、社名もK2 Incと変更されました。2007年に、Jarden Corporationに買収され、今ではフォルクルやマーカーと並んで、Jardenグループの傘下の一ブランドになってしまいました。現在、K2 Sportsのブランドで、スキーやスノーボード用品、インラインスケート、自転車、アパレル等が扱われています。
1984年のサラエボ冬期オリンピックのスラロームでは、米国のメイヤー兄弟が、K2の板で金メダルと銀メダルに輝き、その名が世界に轟きました。
Jarden Corporationは、2001年に米国で設立された、消費者向け商品を販売する会社です。設立間もない企業ですが、既に120以上のブランドを持ち、世界的規模の小売流通業者へと、急成長を遂げています。その事業は、アウトドア・ ソリューション、消費ソリューション、ブランド消耗品の、3つのセグメントから構成されています。アウトドア・ ソリューションのブランドには、有名なところでは、野球用品のローリングス、スキー板のK2、フォルクル(Volkl)、ビンディングのマーカー(Marker)、アウトドア用品のコールマン(Coleman)、知る人ぞ知る釣り具のアブ・ガルシア(ABU Garcia)やバークレイ(Berkley)などが、その傘下に加わっています。

K2のスキーカタログから、ライナップ一覧図
※ 商品の詳細は、K2のホームページでご覧ください。カタログのダウンロードはこちらから。

K2のラインナップは、主力となるMEN’SのMOUNTAIN COLLECIONでは、PISTE(Chargerシリーズ)、ALL-MOUNTAIN(Konicシリーズ)、FEERIDE(Pinnacleシリーズ)の3つに絞り込まれ、とてもシンプルになりました。

基礎スキーで人気が高いのは、ピステ系のスピードロッカータイプのモデルですが、少々ハードルが高いと感じる場合には、オールマウンテン系のオールテレーンロッカータイプのモデルからのチョイスとなります。

 

SUPER CHARGER

Length: 161・168・175・182cm   Open Price

(175: R=17m、 126/76/105、 g)

朝一のコーデュロイから、昼過ぎの悪雪まで、変わらず切れのいいターンを描き続けることができる一台。足下のFULL RoXのパワーと機敏さで、貴方のグルーミング王国を見渡してください。そして、Super Chargerのより確かなターンと信じ難いほどのエッジホールドで、雪上の王者として君臨してください。

CHARGER

Length: 161・168・175・182cm   Open Price

(175: R=17m、 126/76/105、 -g)

がっしりしたアスペンと軽いパウロニアが組み合わさったとき、”Serious Fun”が現れます 。 すべてが新しくなったK2 Chargerで、友人たちよりいきいきと滑れるように。シンプルに作られたこのスキーは、いつもの普通の日を、思い出の1ページに変えるほどの、フルカーボングリッドと特許取得済みのトライアクシャルブレイドによってねじれ強さとレスポンスを提供します。 Chargerは、圧雪の上で完全にターンを補足するピステ上のスナイパーとなるでしょう。

iKONIC 80ti

Length: 156・163・170・177・184cm   Open Price

(170: R=15.9m、 129/80/108、 -g)

ピステバーンからゲレンデ脇のパウダーまで、 ありとあらゆる地形を攻めることができるマルチな一台。

太平洋北西部では、晴天だろうと、冷たい雨の日だろうと、どんな日にも対応できるようにしておかなくてはなりません。K2はそれらのすべてに通用する世界レベルのパフォーマンスを供給するために、K2 iKonic 80Tiを設計しました。 80Tiは、K2 Konicテクノロジーが誇るウエスト80mmの俊敏なスキーです。板の周囲の密度が楽さや許容性、操作性を提供しつつ、軽量のセンターコアが安定性とパワーを提供します。このスキーのメタルラミネートは、ファイバーグラスとチタンを交互に配置することで、高い振動吸収性と、精密で正確なスキー性能を発揮します。

iKONIC 80

Length: 156・163・170・177cm   Open Price

(170: R=15.9m、 129/80/108、 -g)

iKonic 80はデュアルウッド K2 Konic構造を採用、その中心は軽量で良質なアスペンを使用。エッジにはより高密度でより強力なファー芯材を使用。K2 KonicテクノロジーとiKonic80のオールマウンテン・デザインで、地形やコンディションに関係なく、とびきりのパフォーマンスで、抜群にスキーが楽しめます。

K2 iKonic 80は大晦日の弾丸スキーに行くエネルギーや、ファーストトラックから最終リフトまで滑れるほどの持久力を持ち合わせています。多様性に富んだAll Terrain Rockerは活発で強力なファーアスペンコアで、パワフルでいて、なおかつ許容性のあるK2 iKonic 80のコニック構造は晴天の日にバーンを爽快に滑る降りることと同じくらい、いつくるかわからない冬の嵐にも対応可能なテクノロジーです。


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 8.FISCHER (フィッシャー)

オーストリア FISCHER (フィッシャー)
フィッシャーのロゴフィッシャー(Fischer Sports GmbH)は、1924年にオーストリアで設立されました。ノルディックスキー、アルペンスキー、アイスホッケー用品などを製造しています。スキー業界は、時代の変化や事業拡大の失敗等により、買収や転売が繰り返された会社が多い中で、フィッシャーは、創業家一族が今でも経営を続けている、世界でも数少ないスキーメーカーのひとつです。日本にはFischer社の支社や支店はなく、スポーツ用品大手のゴールドウィンが、輸入総代理店となっています。
フィッシャーは、日本の競技スキー界では、ノルディックでもアルペンでも、最も人気が高いスキーメーカーのひとつに挙げられます。日本のスキージャンプ界を背負うレジェンド、葛西紀明選手をはじめ、日の丸飛行隊の多くの選手が、フィッシャーの板を使っています。

フィッシャーの17/18スキーカタログから、ライナップ一覧図
※ カタログのダウンロードは、こちらのページから。

特にNOLDICスキーで名を馳せているフィッシャーですが、ALPINEのラインナップも充実しています。以前のカタログでは、結構複雑な体系でしたが、2018年シーズンのカタログでは、だいぶスッキリしてきました。RACE&DEMO系の”RC4”シリーズ、PISTE系の”PROGRESSOR”シリーズ、ALL MOUNTAIN系の”PRO MTN”シリーズ、FREERIDE系の”RNG”シリーズがあります。

フィッシャーの2018シーズンの新たな試みが、「ザ・ブリリアント・セレクション」。フィッシャーのプロダクトの中からトップモデル5機種を選択し、プレミアムにふさわしい完成度を追求し洗練させた名機。なんとユーザーネームを刻印したパーソナルバッジが装着される拘りぶりです。また、フィッシャーが究極のカービングターンを目指して開発した「ザ・カーブ」シリーズに、今シーズンは新たに、センター幅80mmの「RC4 THE CURV GT」がラインナップ。より高速の長距離クルージングが楽しめるモデルに仕上がっています。

RC4 THE CURV GT + MBS 13 RC4

Length: 168・175・182cm   ¥143,000(税別)

(175: R=16m、 129/80/112、 2,300g)

ターンでのスピードアップを実現し、ダイナミックにパフォーマンスを進化させた「カーブ」。ターン中の強いGは、まるでプロスキーヤーになったかの様。”RC4 DEMO”系に位置づけられる”RC4 THE CURV”シリーズには、”CURV BOOSTER”から”MY CURV”まで、5つのモデルが揃う。高い安定性と優れたターンフィーリングを生み出す80mmウエストのRC4ザ・カーブのGTが、今季シリーズに新登場。

RC4 THE CURV TI + RC4 Z11

Length: 150・157・164・171・178cm   ¥95,000(税別)

(164: R=13m、 121/68/102、 1,950g)

トップにオンピステロッカーを採用し、ターン導入がとてもスムーズ。角付けだけでシャープなターンが描ける、中上級向けカービングスキー。トップレベルの安定性、バランスの取れたターン性能。

PROGRESSOR F19 TI + RSX 12

Length: 163・170・177・182cm   ¥113,000(税別)

(170: R=16m、 122/75/104、 1,850g)

プログレッサーシリーズのスキーは軽量設計が積極的に導入され、数あるオンピステモデルの中でも軽さが際立った存在。その上で、斜面が要求する「レーザーシェイプ」や「エアテックTi」のようなフィッシャー独自のテクノロジーを搭載し、軽さと相まったハイパフォーマンスを獲得しています。

プログレッサーシリーズの最上位モデルである「PROGRESSOR F19 TI 」は、軽さが際立つのにダイナミックで機敏で、高い安定性を備えています。

F19のほか、「PROGRESSOR F18 」(定価 9万円)、「PROGRESSOR F17 」(定価 7万9千円)、「PROGRESSOR F16 」(定価 7万円)とラインナップされ、求めるスピードや性能に応じて選択が可能。特にコンフォート系では、PROGRESSOR F17 あたりがおすすめ。ゲレンデでの快適なクルージングを楽しみたいけれど、同時にスピード感のあるすべりもしたい。そんなスキーヤーにピッタリのオールラウンドな性能をもったモデル。レーザー・シェイプとオンピステ・ロッカーで、楽しくてバランスの取れたターンが可能。ハイスピードでの高次元のパフォーマンスも得意。今まで味わったことのないスキーの楽しさを体験してほしい。

PRO MTN 80 + MBS 11

Length: 159・166・173cm   ¥86,000(税別)

(173: R=16m、 125/81/111、 2,120g)

PRO MTNシリーズは、安定感を損なわず軽量化を成し遂げた独自のテクのロージーにより、オールマウンテンモデルに求められるオン・オフ両方の性能を同時に実現。ウエスト幅が80mmなら、ちょうどオン・オフの両方とも均等に楽しめる。”MTN 80 TI”は軽量だが、チタンを使わず軽量化と柔らかさを出したイージーなハンドリングの”MTN 80”も、素晴らしい安定性と、オン・オフ両方での操作性に優れる。


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 9.その他のメーカー・ブランド

スロベニア elan (エラン)

エランのロゴエラン(elan)は、1948年にスロベニアで設立されました。スキーやスノーボードのブランドとして知られていますが、他にもヨットやスポーツ用具、アパレルなども生産している、スポーツ用品の総合メーカーです。中央ヨーロッパの、人口が206万人しかない国、スロベニアの会社ですが、エラン・グループの製品は、世界中の46カ国で代理店を通じて販売されています。フィッシャーと同じく、浮き沈みの激しいスキー業界において、大手資本に買収されずに自立経営を続けている数少ない一社ですが、2013年には、エラン・オーストリアの子会社が破産して、大きな打撃を受けました。

1970年代にアルペンスキー・ワールドカップで3連覇を成し遂げ、「史上最強の天才スラローマー」と呼ばれた、スウェーデンのステンマルク選手が、現役の間ずっとエランの板を使い続けたことで、世界に広く知られるようになりました。最近では、ジャンプの若きエース・高梨沙羅選手が、エランの板で活躍しています。なお、エランは2016年に、スキージャンプ用のスキー板の製造から撤退することとなり、同事業は同じスウェーデンのスラットナー(Slatnar)社に移管されました。2017年シーズンの沙羅ちゃんは、Slatnarブランドの板で引き続き世界トップの飛躍を見せてくれています。

エランの2017/2018スキーカタログ
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2017-18シーズン、エランはレーシングモデルに「アローテクノロジー」を投入。滑らかなアローシェイプチタンが、シャープでありながらスムーズなターンの抜けを生むそうですが、トップスキーヤーが必要とするレベル(汗)。

その点、エランでは今まで、アウトエッジのロッカーとインエッジのキャンバーが導くイージーなターン始動と強いエッジグリップに加えて、チタニウムシートのコンベックス・シェイプによる正確無比なターン始動と、コンケーブ・シェイプによる抜群にシャープなターンの切れあがりを両立させた”AMPHIBIO”(アンフィビオ)シリーズがイチオシでしたが、今はオールマウンテン系の、最軽量「フライト パワーシフト」(FLIGHT POWER SHIFT)が要注目!。最軽量×快適な高速ターン、スリムなシェイプテクノロジーが実現する性能、これまでの常識を覆す画期的なオールラウンドスキーは、誰もが驚く快適性を発揮。


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オーストリア BLIZZARD (ブリザード)

ブリザードのロゴブリザード(Blizzard Sport GmbH)は、オーストリアで1945年に設立されました。その後、オーストリアのスキー界を背負って立つ存在にまで成長し、1996年には世界で最初にカービングスキーを製品化しました。しかし2006年に、テクニカグループ傘下のノルディカSPAに買収され、現在はノルディカと並んで、テクニカグループの傘下にあります。ただし、ブリザード社の本部は、今でもオーストリアです。

テクニカ(Tecnica Group S.p.A.)は、イタリアで1960年に創業した、スキーブーツの老舗メーカーです。1985年にはアウトドアブーツも展開、その後は事業の多角化を図り、1989年にスポーツアパレルのブランド・Think Pinkを買収したのを皮切りに、スキーブーツのドロミテ(DOLOMITE)やノルディカ(NORDICA)、スキー板のブリザード(BLIZZARD)、インラインスケートのローラーブレード(ROLLERBLADE)といった会社を次々に傘下におさめ、今では世界最大のスキーブーツメーカーに成長しました。なお、スキー板メーカーのケスレー(Kastle)や、スキーブーツのノルディカは、一時イタリア最大の衣料品会社のベネトンに買収されていましたが、2003年にベネトンからテクニカグループに売却されました。

テクニカ&ブリザードの2017/2018スキーカタログ
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ブリザードのライナップは、RACE、HIGH PERFORMANCE、FREE MOUNTAIN、FREE TOURING BACKCOUNTRY、JUNIORとシンプル!。2017-18シーズン、ブリザードのフリーライドコレクションが、プログレッシブとトラディショナルの二つのラインになって新登場しましたが、オンピステ派にはあまり関係なさそうです(汗)。

デモ系では、究極のカービングスキーとされる”QUATTRO”シリーズが主たるターゲット。クアトロ 6.9Tiは、エッジトゥエッジの素早い切り替えがしやすいウェストが細身の69mmタイプ。純粋にオンピステでカービングを楽しむために設計されたこのスキーは、長さの選択によりファンカービングからGSのターン弧まで対応する。

イタリアのメーカー NORDICA (ノルディカ)

ノルディカのロゴノルディカ(NORDICA)は、イタリアで1939年に革靴メーカーとして創業しました。その後、スキーブーツを手掛けるようになり、1970年代には世界のスキーブーツ市場で3割のシェアを占める大手ブランドへと成長しました。しかし1990年に、同じイタリアの衣料ブランドのベネトン社が、F1をはじめとするスポーツ業界への事業拡大を続ける中で、ノルディカもベネトンに買収されてしまいます。ベネトンは、1991年にノルディカを介してスキー板のケスレー(KASTLE)を買収すると、1999年にはスキー用品のブランドをノルディカ(NORDICA)に統一。こうして、ノルディカの名を冠したスキー板が登場し、逆にケスレーの板は姿を消すこととなりました。ただし、ケスレーの商標権はオーストリアの会社や日本のゼビオに転売され、今でもその名を冠した板が売られていますが、往年の名機を生み出したケスレーとは全く別物です。

その後ベネトンは、ケスレーを吸収したノルディカを、2003年にテクニカ・グループ(イタリア)に売却。テクニカは、2006年にノルディカを介してブリザードを買収しており、現在ノルディカとブリザードのスキー板は、親子関係というよりは、同じテクニカ・グループに属す兄弟関係と言った方が近いようです。

ノルディカの2017/2018スキーカタログ
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ノルディカのスキー板には、RACE用の「DOBERMANN WC」シリーズと、RACE-ON PIST用の「DOBERMAN」シリーズのほか、ALL MOUNTAINの「GT」シリーズ(ハイパフォーマンス)、「ENFORCER」シリーズ(フリースキー)、「NAVIGATOR」シリーズ(アクティビティ)がラインナップ。ALL MOUNTAIN用には、それぞれレディース用のSENTRA・SANTA ANA・ASTRALシリーズがあり、キッズ用のRACEモデルもあります。

デモ系と位置づけられるドーベルマン・シリーズには、GSRとSLRのほか、オールシチュエーション対応のSPITFIREモデルが複数あり、一番の注目株はスピットファイヤーのトップモデル「DOBERMANN SPITFIRE RB EVO」。

フランス DYNASTAR (ディナスター)

ディナスターのロゴディナスター(DYNASTAR、日本語読みでダイナスターとも)は、1963年にフランスで設立されました。1969年に、ロシニョールに買収されてしまい、今ではSkis Rossignol社の、一ブランドになっています。

1990年代から2000年代に活躍し、オリンピックと世界選手権で合わせて20個ものメダルを獲得したアンドレ・オモット選手や、1994年のリレハンメル冬期オリンピックで金メダルを獲ったトミー・モー選手などが、ディナスターの板を使っていました。

ダイナスターの2017/2018スキーカタログ
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ディナスターのスキーラインナップは、RACING、DEMO、ALL MOUNTAIN、FREE RIDE、FREE STYLE、WOMENとシンプルです。今シーズンは、フリーライドシリーズが、レジェンドシリーズに一本化されました。

ディナスターの注目テクノロジーが、デモシリーズにも採用されているパワードライブ。確かなグリップ力と振動吸収により、スムーズかつ柔らかなタッチのエッジングを可能にする。スピードゾーン 12 Tiは、上位モデルのレーシングプレートではなく、コネクトプレートでレーシングと同等のグリップ感とソフトフレックスを実現。

 旧モデル

※ 旧モデルは、「2017NEWモデル」、「2016NEWモデル」、「2015NEWモデル」の各ページをご覧ください。

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