【直木賞2015】候補作・受賞作 紹介

平成27年度の直木三十五賞において、候補作として選考にノミネートされた全小説の一覧です。

※ 2015年度の芥川龍之介賞の候補作・受賞作は、【芥川賞2015】のページへ!

 2015年上半期 直木賞

候補作 一覧

第153回(2015年上半期)直木賞にノミネートされたのは、6作品。そして直木賞に選ばれたのは、東山彰良さんの『(りゅう)』でした。

東山ひがしやま彰良あきら(本名:王 震緒)さんプロフィールは、台湾出身出身の46歳。5歳まで台湾で育ち、その後は広島大学の大学院で修学していた両親の下に来日、9歳からは福岡で生活するも日本には帰化せず、国籍は中華民国台湾のまま。台湾出身者の直木賞受賞は、1955年の邱永漢さん、1968年の陳舜臣さんに続く3人目。2002年にデビュー作『タード・オン・ザ・ラン』(逃亡作法 ─ TURD ON THE RUN)で第1回このミステリーがすごい!大賞で銀賞及び読者賞を受賞。2009年には『路傍』で第11回大藪春彦賞を受賞。直木賞は今回が初のノミネートで受賞となりました。受賞作の『』は、東山さんが父親から聞いた話などにもとに綴った、戦争に翻弄される一家を描いた物語です。


第153回直木賞 候補作一覧
 

東京帝大叡古教授
門井慶喜
 

若冲
澤田瞳子
 

永い言い訳
西川美和
 

アンタッチャブル
馳星周
直木賞 受賞


東山彰良
 

ナイルパーチの女子会
柚木麻子

候補作紹介(内容、あらすじ)

東京帝大叡古教授

著者:門井慶喜

日本初! 文系の天才博士が事件を解決! 物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。その知の巨人が、連続殺人事件に遭遇する。

時代は明治。殺されたのは帝大の教授たち。事件の背景には、生まれたばかりの近代国家「日本」が抱えた悩ましい政治の火種があった。他を圧倒する「知の巨人」が開示していく事件の真相は、まさに予測不能。ラストは鳥肌モノ!!(小学館)

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若冲

著者:澤田瞳子

奇才の画家・若冲が生涯挑んだものとは――

今年、生誕300年を迎え、益々注目される画人・伊藤若冲。緻密すぎる構図や大胆な題材、新たな手法で周囲を圧倒した天才は、いったい何ゆえにあれほど鮮麗で、奇抜な構図の作品を世に送り出したのか? 底知れぬ悩みと姿を見せぬ永遠の好敵手――。当時の京の都の様子や、池大雅、円山応挙、与謝蕪村、谷文晁、市川君圭ら同時代に活躍した画師たちの生き様も交えつつ、次々に作品を生み出していった唯一無二の画師の生涯を徹底して描いた、芸術小説の白眉といえる傑作。(文藝春秋)

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永い言い訳

著者:西川美和

「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」

長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。(文藝春秋)

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アンタッチャブル

著者:馳星周

ドジを踏んで左遷された宮澤と、頭がおかしくなったと噂される公安のアンタッチャブル椿。迷コンビが北朝鮮工作員のテロ計画を追う!

疾走するストーリーに、一筋縄ではいかない人物たちが次々登場。数多のトラップ、ラストの大どんでん返しまで一気読み必至のコメディ・ノワール!(毎日新聞出版、文藝春秋)

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(受賞作)

著者:東山彰良

一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。(講談社)

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ナイルパーチの女子会

著者:柚木麻子

「心がえぐられすぎてつらい」。第三回高校生直木賞受賞作!

商社で働く栄利子は、お気に入りの主婦ブロガー・翔子と出会い意気投合。だが距離感をうまくつかめない二人の関係は徐々に変化して。(文藝春秋)

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 2015年下半期 直木賞

候補作 一覧

第154回(2015年下半期)直木賞にノミネートされたのは、5作品。そして直木賞に選ばれたのは、青山文平さんの『つまをめとらば』でした。

青山あおやま文平ぶんぺいさんプロフィールは、横浜市出身の67歳。早稲田大学経済学部を卒業後、出版社に18年勤務したのちフリーライターとなり、1992年に『俺たちの水晶宮』(影山雄作名義)で第18回中央公論新人賞を受賞しデビュー。10年ほどで一回筆を折るも、2011年に青山文平名義での初の時代小説『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞し再デビュー。直木賞候補に選ばれたのは、2014年下半期 第152回の『鬼はもとより』に続き、今回が2度目です。


第154回直木賞 候補作一覧
直木賞 受賞

つまをめとらば
青山文平
 

ヨイ豊
梶よう子
 

戦場のコックたち
深緑野分
 

羊と鋼の森
宮下奈都
 

孤狼の血
柚月裕子

候補作紹介(内容、あらすじ)

つまをめとらば(受賞作)

著者:青山文平

女が映し出す男の無様、そして、真価――。太平の世に行き場を失い、人生に惑う武家の男たち。身ひとつで生きる女ならば、答えを知っていようか――。時代小説の新旗手が贈る傑作武家小説集。

「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」――男の心に巣食う弱さを包み込む、滋味あふれる物語、六篇を収録。(文藝春秋)

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ヨイ豊(とよ)

著者:梶よう子

元治2年(1865)、清太郎の師匠・三代豊国の法要が営まれる。広重、国芳と並んで「歌川の三羽烏」と呼ばれた花形絵師だった。歌川の大看板・豊国が亡くなったいま、誰が歌川を率いるのか。弔問客たちの関心はそのことに集中した。清太郎には八十八という弟弟子がいる。粗野で童のような男だが、才能にあふれている。己が三代に褒められたのは、生真面目さしか覚えがないのに。──時代のうねりに、絵師たちはどう抗ったのか!(講談社)

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戦場のコックたち

著者:深緑野分

合衆国陸軍の特技兵(コツク)、19歳のティムはノルマンディー降下作戦で初陣を果たす。軍隊では軽んじられがちなコックの仕事は、戦闘に参加しながら炊事をこなすというハードなものだった。個性豊かな仲間たちと支え合いながら、ティムは戦地で見つけたささやかな謎を解き明かすことを心の慰めとするが。戦場という非日常における「日常の謎」を描き読書人の絶賛を浴びた著者の初長編。(東京創元社)

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羊と鋼の森

著者:宮下奈都

第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。(文藝春秋)

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孤狼の血

著者:柚月裕子

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。(KADOKAWA)

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【関連ページ掲載】
※ これまで、「本屋大賞・芥川賞・直木賞」の全受賞作を、一覧(リスト)にしていましたが、あまりに数が多くなってしまったので、各賞を切り出した、それぞれのページを作りました。
 → 芥川賞-歴代受賞作|全作品一覧
 → 直木賞-歴代受賞作|全作品一覧
 → 本屋大賞-歴代受賞作|全作品一覧

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