
「鶴瓶の家族に乾杯」は、NHK総合テレビで、毎週月曜日の夜7時30分から放送されている、バラエティ番組です。
「家族」をテーマにして、司会の鶴瓶さんとその時々のゲストが旅人として田舎を訪れ、地元の人々と触れ合いながら、ステキ(素敵)な家族を求めて日本中をめぐる、“ぶっつけ本番”の旅番組です。
今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。
平成29年12月11日放送 幸せをありがとう 20周年スペシャル 名場面を一挙放送


20年間の笑いあり、涙ありの素敵な出会いの数々を、今夜一挙公開。出会った方のその後も徹底取材。小さかったあの子は今・・・。鶴瓶さんをしのぐ、個性あふれる人たちとの出会いや元気いっぱいのお年寄りや子供たち、大家族との出会いなど、選りすぐりの名・珍場面をお送りします!
20年前、鶴瓶さんが種子島で出会った、授業をサボって卓球をしていた高校生。果たして現在、どんな人生を歩んでいるのか?
12年前、鶴瓶さんが婚姻届を一緒に出しに行ったご夫婦が、現在どうしているのか?
16年前、花嫁募集のテロップを出した千葉県の農家の息子47歳(当時)は、その後、結婚できたのか?
7年前、蛭子さんから走って逃げた鶴瓶さんが偶然に出会った、大衆演劇「都若丸劇団」の若き座長・都若丸さん。今や、押しも押されもせぬ大スターとなった都若丸さんを、兵庫県香住町で開催された舞台を突撃取材!
等々、当時の映像を振り返りながら、出会った人々のその後の姿が明らかに!?(笑)。
どんなスペシャル番組になるのか、楽しみです!。
スタジオのゲストは、シンガーソングライターで、俳優、演出家、タレントの、美輪明宏(みわ あきひろ)さん。長崎県長崎市出身の82歳。これまで、美輪さんが旅のゲストとして”家族に乾杯”に登場したことはありませんが、美輪さん自身が、この番組の大ファンということで、今回の20周年スペシャル番組のゲストとして、白羽の矢が立ったようです。


まずは1997年、第1回放送の鹿児島県西之表市(にしのおもてし)の旅から。当時はまだ、番組のテーマ曲『Birthday
』が作られておらず、さだまさしさんの『案山子
』がオープニング曲に使われていました。当時、45歳の鶴瓶さん(若い!)が向かったのは、種子島高校。校庭脇の建物内を覗くと、高校3年で受験という阿世知(あせち)くんが、自習時間をサボって卓球をしている所を見つけてしまいます。そこで鶴瓶さん、『学校としては目をつぶる、その代わり家庭訪問に行く』と(笑)。あれから20年。その時の彼が、なんと、奥さんと子供を2人連れてスタジオに!。現在、姶良(あいら)市役所にお勤めだそうです。
小野アナウンサーによると、鶴瓶さんが20年間で旅をした市町村の数は、海外も含めて、342か所だそうです。出会った人の数は、スタッフが数えてみると、およそ2万人・・・(汗)。その中から、鶴瓶さんも顔負けの、ユニークで個性的な人物を紹介!
出会いに乾杯!
- 2007年に三重県鳥羽市(とばし)の旅で出会った、72歳の勢力(せいりき)さん。鶴瓶さんが、カラオケの司会を熱血指導してあげたことから、今でも鶴瓶さんを師匠と崇めているそうです!
- 2006年に島根県大田市(おおだし)の旅で出会った、「
石見銀山」で観光ガイドをしている河村さん。頼んでもいないのに、『♪吟永 石見銀山感懐』や『♪岸壁の母』を、延々と歌い続けてくれました(笑)。
- 2006年に宮崎県日南市の旅で出会った蛯原みっちゃん。番組史上唯一、旅の最初から最後まで、鶴瓶さんと一緒に行動してくれました(笑)。
- 2016年に島根県雲南市(うんなんし)の旅で出会った、93歳の黒田さん。鶴瓶さんの質問に答えようと、まずは入れ歯を取り出すと、マイペースでポリグリップ
を塗ってから、それをゆっくり口に入れ、調子を確認すると・・・、『あぁ、準備よし!(OKサイン)』(笑)。
- 2007年に徳島県鳴門市(なるとし)の旅で出会った、レンコン農家の斎藤さん。いつも飲みに行くと、まずは女の子と、『かんぱ~い、おっぱ~い♪』とするそうです(笑)。
- 2001年の千葉県富津市(ふっつし)の旅では、71歳の山中さんの奥さんと畑で出会い、話題は47歳で独身という息子さんの話に。そこで、画面には花嫁募集中のテロップ。すると、その番組を見ていた女性が、彼を訪ねあてて、何と1日で結婚を決意。16年経った今、大きな子供が3人!
- 2002年に富山県魚津市(うおづし)の旅で出会ったのは、脳出血でリハビリ中の般若さん。涙もろい般若さんは、家に戻り家族皆で乾杯しても、また涙!。その一家と、スタジオが中継で繋がると、般若さんは練習したと、鶴瓶さんに『こんーにちーは』と語りかけてくれました。
続いては、鶴瓶さんもビックリするほど、スゴイ特技を持った子供たち。いやいや、パワフルなお年寄りも忘れて貰っちゃー困ります(笑)。ということで、『あっぱれ! 未来に乾杯、ご長寿に乾杯!』。
ご長寿に乾杯!
- 2005年に広島県大崎上島町(おおさきかみじまちょう)の旅で出会った、明治39年3月生まれの数えで100歳になるタマヨさん。元気の秘訣は、食べること!。タマヨさんから、『わしより23日若い』と紹介された同級生の籐解(とうげ)さんもお元気で、鶴瓶さんが訪ねると、なんと畑仕事中。鶴瓶さんが『100歳でしょ?』と尋ねても、『うにぁ、まだ99じゃ!』と(笑)。
- 2006年に沖縄県大宜味村(おおぎみそん)の旅で出会った、道の駅でゴーヤを売って60年以上という、名物おばぁのウシさん。御年104歳で、オッパイもあると(笑)。玄孫まで集まって、皆で飲んで踊るのが楽しみだとか。
- 2014年に茨城県石岡市(いしおかし)の旅で出会った、107歳のミツ子さんは、この番組登場の最高齢。なんと、現役の刺繍作家とのこと(驚)。今年で110歳になったミツ子さんは、この10月、長寿と刺繍の功績を称えられ、石岡市から表彰されたそうです!
未来に乾杯!
- 2012年に広島県廿日市市(はつかいちし)の旅で出会った、小学5年の向井君。柔道をしている向井君は、小学生なのに鶴瓶さん以上の体格で、171cm、88kg。相撲対決を申し込んだ鶴瓶さん、必死に踏ん張りますが、相手の向井君は取り組みながら行司役のお母さんに向かって『カメラ持って来て』と余裕・・・(笑)。
- 2005年に宮崎県高千穂町(たかちほちょう)の旅で出会った、剣道の強豪校・高千穂高校剣道部の本坊さん、高校1年生。中学の県大会で優勝経験もある実力者。剣道衣に着替えた鶴瓶さん、格好がサマになっているので腕に覚えがあるのか?と思いきや・・・、胴と面をつけて本坊さんに勝負を挑むと、メッタメタに打ち込まれてしまいました(笑)。
- 2004年に熊本県小国町(おぐにまち)の旅で出会った、小学4年の真有ちゃん。鶴瓶さんは、喋りのプロとして真有ちゃんに、宿題の詩「たんぽぽ」(川崎洋)を読み聞かせますが、逆に真有ちゃんに間違いを指摘されてしまいます(汗)。一方、真有ちゃんの音読は見事。あれから13年、スタジオに来てくれた彼女は23歳になり、今年から月出小学校の国語の先生に!。今度は教え子たちに、「たんぽぽ」を読み聞かせています。
次は、「ぶっつけ本番旅」のはずなのに・・・。
偶然の奇跡に乾杯!
- 2003年の茨城県山方町(やまがたまち)の旅では、今日が誕生日という方に出会い、鶴瓶さんがハッピーバースデーを歌ってあげました。
- 2017年の富山県富山市(とやまし)の旅では、鶴瓶さんが商店街の福引を引いたら、なんと赤の「1等」を引き当て、”新巻鮭”をゲット!
- 2017年の鳥取県日南町(にちなんちょう)の旅では、偶然にも登場した太鼓仲間は、なんと先に訪ねたお宅の息子さん!?
- 2016年の奈良県宇陀市(うだし)の旅では、鶴瓶さんが通りがかった人に訪ね先の場所を尋ねると、『案内しましょうか』と。その様子を隣で見ていた哀川翔さん、『あんなに簡単に案内しますってなるんですか? あの人 仕込みの人?』と、どうしても納得できず・・・(笑)。
- 2011年の愛媛県大洲市の旅では、ハーモニカを吹いてくれたおじいさんの口からポロっと落ちたのは・・・(笑)。
鶴瓶さんが号泣した奇跡とは!?

2012年の鹿児島県薩摩川内市(さつませんだいし)の旅では、殿様の末裔の家があると聞き訪ねると、81歳の入来院(いりきいん)さんは去年奥さんを亡くして夕方になると寂しいと、鶴瓶さんと「極上吉乃川
」で一杯。そのぐい呑みが、2008年に鹿児島県日置市(ひおきし)の旅で、鶴瓶さんがトイレを借りに訪ねた施設で出会った、十四代・沈壽官(ちんじゅかん)さんの作った焼き物だそうです。そこで鶴瓶さん、壽官さんに電話して、二人の仲を取り持つと、二人は電話で『女房が先に逝くほど悲しいことはない』と慰め合います。それを横で聞いていた鶴瓶さんは、号泣・・・。
次は、鶴瓶さんが大ピンチ!?
- 2003年の山口県周防大島町(すおうおおしまちょう)の旅と、2012年の香川県丸亀市(まるがめし)の旅では、大雨の中を歩き回り、足元はビショビショ、差す傘も吹き飛び・・・(汗)。
- 2008年の北海道網走市(あばしりし)の旅は、マイナス17度という寒さ。一方、1997年の長野県木曽福島町(きそふくしままち、現・木曽町)の旅では、猛暑の中でお神輿を担いでノビてしまい・・・(汗)。
- 2017年の静岡県浜松市北区の旅と、大分県中津市の旅では、”下駄履き骨折”した足を引きずりながら・・・(汗)。
- 1998年の岡山県勝山町(かつやまちょう、現・真庭市)の旅では、子供からチューの嵐に・・・。
- 2016年の徳島県阿南市(あなんし)の旅では、子供たちと鬼ごっこをして自分の足腰の衰えを痛感し、唖然となり・・・。
- 2008年の千葉県鋸南町(きょなんまち)の旅では、床屋さんで顔をあたってもらうと、鼾が・・・(笑)。
20年間・・・、いろいろありました(汗)。次は、個性あふれる大家族との出会い。
大家族に乾杯!
- 2009年の愛媛県伊予市(いよし)の旅で出会ったのは、仙波青果バナナ館の会長、84歳で現役の仙波さん。90歳の長女を筆頭に、9人ともご健在の兄弟姉妹は、なんと合計719歳!
- 2010年のロシア・ウラジオストックの旅で出会ったのは、大家族のために朝から晩まで台所で料理を作り続けているというお婆ちゃん。
- 2010年の岐阜県岐阜市の旅では、蛭子さんから走って逃げた鶴瓶さんが偶然出会ったのは、「都若丸劇団」の座長・都若丸(みやこ わかまる)さん(30歳)と、劇団員の皆さん。あれから7年、今でも皆さん元気に全国を飛び回っています。今年10月には、若丸さんの甥っ子で14歳の颯貴(そうき)さんが劇団に加わりました!
- 2005年の広島県大崎上島町(おおさきかみじまちょう)の旅で出会ったのは、明日結婚するという亜紀子さん。今日、パートナーとなる男性と婚姻届を出しに行くと聞いた鶴瓶さん、一緒に役場に付いていくことに。12年ぶりにスタジオと中継が繋がると、ご夫婦には小6を筆頭に3男2女の子供がいて、奥さんも立派に成長されていました!(笑)。
番組では、2011年の東日本大震災以降、毎年、被災地にも訪問しています。
- 2011年の宮城県石巻市(いしのまきし)の旅は、震災から2か月後。震災後、初めての被災地への訪問です。前に一度訪れた地で、鶴瓶さんは懐かしい人たちとの再会を喜び合います。そして、最後に訪れたのは、避難所となっていたお寺、「洞源院」。実は、震災の1年半前に石巻市を旅した際に、鶴瓶さんはこのお寺で落語会を開催することを約束していました。鶴瓶さんが大変でしょうと尋ねると、『大家族が急に出来たようなものですから、結構みんなで賑やかにやっていますよ』と、ご住職。いよいよ、落語会の開催です。大勢の避難所の方々の前で、鶴瓶さんは落語を一席、ゲストのさだまさしさんは、番組のテーマソング『Birthday
』の歌をプレゼント。でも逆に、皆さんから元気を貰ったと語る、鶴瓶さんとさださんでした。
最後に小野アナウンサー、『20年間、ありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いします!』(笑)。
再放送は、12月15日(金)午前0時10分~午前1時25分(木曜日の深夜)と、12月31日(日)午前10時05分~午前11時20分の2回、NHK総合で放送予定です。